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おおおお、おおおおおーー!!
おーーー、すげえ。すっげえ!!!
やったーーー!!
[シルキーの撃ち放った雷の光球は、見事結界を打ち砕いた。
驚いたように目を見張る彼女へ、ぶんぶんと手を振る]
シルキー凄いっ!!やったなー!!!
[きえたきえた。と、大喜びした]
[光が降り注いでいる中、へたりとその場に座り込む。
何だか騒がしいなとは思いながらも、精神的にも肉体的にも疲労が激しくて身動きが取れず。
すぐ側にやってきた薄桃が、頭と羽を使って自分の背に乗せてくれてようやく側を離れることができた。]
/*
>>231
wwwwwwwwwwwwwwww
wwwww???たおしていいの?(←
ウェルシュ、ちょうたのしいww
……ダメ。
[きっぱり言った、言い切った。
残念そうな響き>>228なんて考慮していない。
多少、子供っぽい意地もあったりなかったりするかもだが、それはそれとして]
……とはいえ、動きを止めなきゃならんのは、確かだけどな。
[更なる威嚇をする様子に、くるり、と槍を構える。
あれは殴らんと止まらんな、と。
既に、それは認識していた]
あ……えぇ、シェイさんのおかげ、です。
ありがとうございまし…
[>>232名を呼ぶ声に、疲れで眠ってしまいそうだった意識が戻った。
手伝ってくれた彼に礼を言いかけたのだが。]
……(ワタシは何を思って…?)
[煙管をふかし、白煙が輪をつくっては空に消える中で思考して]
あ、壊れたんだ
…その割に物騒な状況みたいだけど
[結界が破壊されたのを肌で感じながら、それよりももっと攻撃的な脅威をあの大蜘蛛から感じて目を細める]
[それから少しの攻防が続いて。
最後の一つを叩き落として、上から槍の先で突いた。
竹箒が疲れたと言わんばかりにへしょりと壁に凭れるのを横目に、もう動くものがないことを確認して]
………あ、傷、
[戦いの最中に赤いもの>>*25が見えたことを思い出す。
大丈夫だろうかと問いを口にする、その直前]
………!
[不穏な笑い声を聞きつけて、ばっと後ろを振り返った]
っくしょ!!ふえっ!
[不意のくしゃみに自分でびっくりした。
半乾きの服で風を浴びたのがいけなかったのかもしれない。
少し離れたところでもふもふを一匹捕まえてぎゅうっと抱きしめながら、
壁―結界が壊れるのを見ていた**]
[もふがまだ居る間はそちらに狙いを定めるが。
喰らい尽くすなり逃げるなりして居なくなった後は、牙の矛先は明確に攻撃をして来たシェイへと向かう。
妨害が入るなら矛先は更にそちらへ。
カークが予想している通り、止めるには物理的に大人しくさせるしか*無いだろう*]
うーん…還したほうがいいか
[何気にアレクシスと同じぐらい物騒なことをいいながら、未だ戦いの気配漂う前方のほうを*見つめた*]
………あっ!
[忘れてた。わけではないが、後回しにしていた。
なんか、大蜘蛛がこっちを見ていた。とても見ていた>>231]
仲間になりたそう……では、ないよなあ。
[何となく呟いた。
ふーんと鼻を鳴らして、大蜘蛛へとこちらも目を向けた。
しらじらと眺めて、弓を手にした]
敵の敵は味方…ってわけでも別にないんだ?
[もふを捕獲する有様に、呟くのだが。
それにしても。と、大蜘蛛の出所には首を傾げた。
結界ともふに夢中で、ウェルシュが変化したことになど、
気付きはしなかったのだ。
靴蹴りの人が、大蜘蛛とイコールだとか思うはずもなく]
それじゃ、やるぞ。ヒッツェ!!
[どうやら、炎を嫌うのは分かっている。
上空から弓を引き絞り、挨拶代わりとばかりに、
炎纏わせた矢を大蜘蛛目掛け、*撃ち放った*]
精霊師 アレクシスは、解剖できないみたいなんで、さぼるつもりらしい**
誰がケチだ。
大体、大蝦蟇解剖できたんだから、いいだろーが。
[ケチ呼ばわり>>243に憮然として突っ込み飛ばしつつ。
それでも、その後の言葉には、ああ、と頷いた]
……将来有望なのが多くて、頼もしいわ、ほんと。
[自身が即位する切欠となった内乱で、騎竜師たちの多くは命を落としており。
今は、国の空の守りの大半を引き受けている現状。
若手が育っている事は、純粋に嬉しい事だった]
[既に乾いており痛みもそれほどではない為、自分で見えない頬の傷のことは忘れている。
それよりも意識が優先するのは、視界に映った渡り廊下の付喪神。
一瞬鳥と見紛える容姿だったが、そうでないことは先の笑い声が証明していた]
………。
[大物との言葉>>*27を聞きながら、ぐ、と細槍を握り締め]
………倒す。すみやかに。
[そうしないと(姉に)殺される。
真剣に呟く様は、己に暗示をかけるかのようだった**]
……ま、収まらんだろうな。
[ぽつり、と呟き、がじ、と頭を掻く。
笑顔で手を振る様子>>244に、この野郎、とか思いつつ]
……っつーか、火竜使いは、気質が似やすいとはいうけどなっ!
[上空から感じる焔の気配>>242に、どこか呆れたように呟いて。
大蜘蛛の方へ向けて走り出した。**]
/*
蜘蛛退治、かぁ…。
退治に参加できないのはまぁあれだけど…お昼動かないかなぁこれ(´・ω・)
折角明日休みなのになんだか残念だ。
だれか絡める人いるといいなぁ…。
[守護精霊であるノームは治癒を使えない。そして気質か精霊故か、他の精霊に助力を借りる事もしない。
主の口を動かして呪を紡ぐことはあるものの、気絶している今はどのみち不可能だった。
警告が間に合わず宿主が斬りつけられると、止むなしと、内側に戻り篭ると宿主の回復に努める。1回その努力無駄にされたときは中からべしべし叩いたが、宿主がそれで目を開ける事はなかった。
肌に触れる冷たい感覚>>174や、指が這う感覚>>182は、痛みが引くと共に心地よく感じ、まどろみの中感じる幸せな記憶も呼び起こす。
そんなわけで目を開けたその瞬間はわりと気分も落ちついていて、傍に居たカサンドラ――髪の色が一瞬夫のそれに見えて、ほんのり動揺したのには気づかれなかったはず――には気づいたものの、すぐさまそれ以上のおおごとに気づいて暴れて、傷口悪化させて意識はすぐに落ちてしまい。やっぱり残念な事に>>188は聞こえてなかった。]
[シルキーやら夫らに心配かけていた事も、結界が壊れたことも、夢の奥には届かない。
自然起きた頃には、丁度カークが走っていった頃>>246だったか。]
……ぅ…。
[目を覚ますと、るぅ、と親しんだ声が聞こえてそちらに顔を向ける。
フェイツウェの姿が見えるとほっとしたように表情が和らいだ。すぐに大蜘蛛の声に身を強張らせて、がたがたしながらフェイツウェにしがみ付いてしまったが。
かけてもらっていた黒いコートはずりおちていった。]
フェイツウェ……。
[涙目で名を呼ぶと、るー、と鼻先で撫でられるように慰められられた。暫くそうされていれば、なんとか落ち着きを取り戻してくる。それでも表情は相変わらず脅えきっていたが、周囲を確認する余裕は出来た。だが声のする方>>231だけは絶対向かなかった。
まだアレクシスが程近くに居たようで。
フェイツウェにしがみ付くような格好を正しながら。]
アレクシスさん…?
すみません、ありがとうございました…。
[震える声で礼を言った。
実はカサンドラが治療してくれていたとか、うっかり服ごと斬られていたこととか、どこぞの元同僚がどこかで言っていたように、すこんと抜けていて。
まだちょっとぼやっとしたまま、だいぶ際どい格好で、アレクシスに頭を下げていた。]
/*
ところでわりと私がごろごろすることは多いんですが、カークをごろごろさせられていない予感がひしひしとします(
むしろこんな嫁ですまんという気分になtt…
すいませんすいませんネタ体質な嫁ですいません(
思いつくままに面白いこと優先で走り出す…
― →ユウレン王宮・渡り廊下近辺 ―
[にゃっ、にゃっ、と鳴く吊るし五徳猫はそのまま放置しておいた。
力の温存、というのが主な目的だが、吊るされてじたじたする様子に気が抜けた──というのも、多少、ある。
それ自体は、周囲にとっては色々と幸い]
……む。
[そうして歩き始めて、ほどなく聞こえた笑い声に、歩みはそちらへ向かうものの]
あれは……。
[先んじて渡り廊下へ向かう姿>>+28 >>*28に気づいて、足を止める。
加勢すべきかどうか、しばし、思いを巡らせるものの]
……むしろ、警戒の方をしておくべき……か。
[呟いて、その場に控える事を選ぶ。
警戒がなんに対してのものかは、推して知るべし。**]
― ユウレン王宮・別な渡り廊下の各務さん ―
[その頃、当の警戒対象はと言えば。
骨傘の降り立ったのとは別の渡り廊下の欄干に腰掛け、風龍峡の方を眺めていた]
『あらあら、すこーし荒れてるのねぇ』
[こてり、と首を傾げて呟く様子はなんとも呑気で。
けれど、どこか何か物思うよう]
『……あの子のことだから、大丈夫だとは思うんだけど』
[そんな呟きをぽつり、と漏らした後、各務さんは手の中に銀色の鬼火を生み出してまたどこかへと向かわせる。
それが見えなくなると、各務さんは欄干を飛び降りてまた何処かへと駆け出した。
銀色の鬼火は、古道具に力を与えて付喪神となす力を秘めたもの。
今向かった先が内務省のある建物で、その一角で集中的に付喪神が暴れている事に。
今のところ、気づくものはいなかった。**]
[言いたい事が通じてない様子に、翡翠色は困ったようにるるぅ、と一鳴き。
気づいて、気づいて、と言いたげに、落ちたコートを尾の先でしったぱったと突っついたりしつつ。
いざとなったら、翼でお包み状態にするべきか、とか。
そんな事まで考えているかも。**]
[そんな、後ろの状況に気づいているのかいないのか。
大蜘蛛に向けて駆けつつ、右手首の腕輪に意識を集中する]
……そっち、状況どうなってる?
もしかすっと、面倒なの送る事になるかも知れんから、メルに言っといてくれ。
[面倒なのってなんなのか。
そう、問われたなら、少し間を空けて]
……ウェルシュが、な、うん。色々と。
[何が色々と、なのかは言わなかったが。
送る、という言葉とあわせたなら、何かしら起きているのは伝わるか]
あ、それと。
エレオも、そっち、戻す事になるかも知れん。
少しばかり、無茶が過ぎるから、な。
[こちらの言葉は、やや、ため息混じり。
近くで護れるならば、そうしたいとは思いつつ、しかし。
それが儘ならぬようなら、という思いもまた根強いから。
王宮でもあれこれ起きているのはわかっているが、そこはそれ。
エレオノーレを戻す事になれば、義兄も冷静さも維持しやすくなるだろう、という、妙な打算もちょっとはあった。**]
[落ちたコートをフェイツウェに突かれ>>250、その存在をやっと認識した。
しぱたされていた見慣れたコートを掴んで広げてみた。]
あ、肩のとこほつれてる。
縫っとかないと…
[フェイツウェの意図とは違う所に気づいた所で駄目だこりゃとでも思われたのか、翼にわさっと包まれた。]
フェイツウェどうしたの?
[羽ぐるみの中で暫くきょとんとしていたが、アレクシスの指摘か、フェイツウェの努力がようやく実ったか、ようやっと気づいた瞬間短い悲鳴を上げて、慌てて口元抑えた。今は人の目が恥ずかしすぎた。
まだその辺にいたか、アレクシスが居る方に向かってこそこそと]
いっ、今見たもの、忘れてくださいね!!
[とは顔を真っ赤にして訴えていたが、包まれていた中では向こうに見えなかったかもしれない。]
[頼みごとをした後、ちらとアレクシスの顔を羽の隙間から覗く。返事が無いのとその笑顔が>>255義兄に似ているような気がして眉が下がる。これは腹に何か別な事を抱えているのを隠している笑みだ、とか思っていた。
治療がカサンドラにされたと聞くと、きょとと瞬いた。
そういえばどういう人か聞いていなかったが、術者なのかと思えばわりと納得して。]
そうだったんですか。すみません…
教えて下さってありがとうございます。
[違えた事へ謝罪して、促すような言葉にはこくと頷いた。]
おおお?
[炎は、さっと広げられた糸に阻まれた>>253
水を含んだそれに炎が当たると、
じゅっという音と共に水蒸気が上空へも上がってきた。
湿った気配の向こう、睨むような八つの眼が見えている]
あっ のやろ……!
[ぷつん。と、矢が刺さった。
それでも大して動じない気配に、軽く舌を打つ。
ひゅ。と、高度を取りかけた、そのとき]
うぉぉわあっ!?
[素早く粘着糸が放たれた。
離脱しかけた竜の足が糸に捉われ、一瞬宙でバランスを崩す。
ぐらりと傾く視界に、大蜘蛛の姿が見えた]
てっ、めえええ!!!
[ぷんすこしてる大蜘蛛に、一人と一匹も怒りの目を向けた。
ひとつ多いから、多分ぷんすこ二倍だ。
残念ながら、呟かれた評は上空に届いてはいない>>246
ぴん!と、糸が張り詰め、一瞬の間、糸で引き合った]
……んのやろ。ヒッツェ!!!!
[ぎり。と、二対の瞳が大蜘蛛を見た。
騎手の意を了解した竜が、ばさりと翼を羽ばたかせる。
───次の瞬間。紅玉の火竜が大蜘蛛目掛けて急降下した]
[張り詰めた糸が一気に緩み、両者の距離が急激に詰まる。
抵抗をやめ、急降下したのは、ただの勘だ。
火竜が粘着糸へと向け、大きくブレスを吐き出した。
同時、騎手が槍を大きく振り上げる]
これでも、食らえーーーーっ!!
[くるり。向けたのは、槍の柄だ。
大きく振り被った柄の槍を、大蜘蛛の頭部へと向け───]
[相手の怒り>>258なぞ何のその。
尾部を上空に向けて反らせた状態で、騎竜と繋がった糸を引き合った]
[逃がすまいと引き寄せようとした刹那、騎竜が羽ばたき、こちら目掛けて急降下して来る>>259。
急に糸が緩んだ反動で腹を地面に打ち付けたが、それが逆に安定を齎しよろめくようなことにはならず。
そのまま下降してくるシェイと騎竜を睨むこととなる。
吐き出されたブレス>>260は糸を焼き切り、それと同時に槍の柄が振り下ろされるのを見ると、狙われていた頭部をぐっと持ち上げた]
《ガキンッ!》
[金属がかち合うような音。
長く齢を経たとは言え、若造に遅れを取るほどでは無く。
容赦なく振り下ろされた槍を牙でがちりと受け止めた。
ぎちぎちと鳴る牙。
にぃ、と大蜘蛛の顔が笑うように歪んだ]
[相手の怒り>>258なぞ何のその。
尾部を上空に向けて反らせた状態で、騎竜と繋がった糸を引き合った]
[逃がすまいと引き寄せようとした刹那、騎竜が羽ばたき、こちら目掛けて急降下して来る>>259。
急に糸が緩んだ反動で腹を地面に打ち付けたが、それが逆に安定を齎しよろめくようなことにはならず。
そのまま下降してくるシェイと騎竜を睨むこととなる。
吐き出されたブレス>>260は糸を焼き切り、それと同時に槍の柄が振り下ろされるのを見ると、狙われていた頭部をぐっと持ち上げた]
《ガキンッ!》
[金属がかち合うような音。
長く齢を経たとは言え、若造に遅れを取るほどでは無く。
容赦なく振り下ろされた槍を牙でがちりと受け止めた。
ぎちぎちと鳴る牙。
にぃ、と大蜘蛛の顔が笑うように歪んだ]
[槍を受け止めて直ぐ、騎竜のブレスを警戒して槍を噛んだまま左右へと振り回すように頭を振る。
抵抗があろうが無かろうが、最終的には投げ飛ばすのを狙い、遠心力を乗せた上で槍を噛んだ牙を離すのだった]
[リュックの中身に勘付いて啼くフェイツウェを宥めつつ、翼の囲いの中で着たり脱いだりごそごそしながら先にコートのほつれを直し、次に自分の服の破れを縫った。応急処置なので見た目は良くないが、そう簡単にはまた破れないだろう。
最中に蜘蛛の声や、何してるか予想のつきそうな音を聞く度、びくりと身を竦ませていた。]
にしても、どうしてこんな嫌いになったんだろう…。
[縫い物をしながら。3年前あたりまでは、嫌いだし見れば泣きそうではあったが、何とか一人で退治したものだったのに、と呟く。
3年前の従者時代、ある程度心を凍らせなければ乗り切れなかった日々は、あらゆる抵抗力を今より高めていて。
そんな日々から開放された現在、良く言えば誰かさんの望みどおり、ありのままの自分に戻れたのだが、悪く言えば甘えや気が緩んだ部分が出てきたせいで、我慢がきき難くなっていた、ともいえた。
そんな自己分析を当人がするはずもなく、なんでかなぁと一人不思議そうにしていた。今は突っ込む気力もないくらいだいぶお疲れの土精はスルーしていたとか。]
[繕い物が終わると、直した服をきちんときて、翼の間から顔を出した。コートは畳んで腕の中に。]
ありがとう、フェイツウェ。
もう大丈夫だから、カークのところに行ってあげて。
[本当にちらっとだけ見たら、やっぱり蜘蛛の付近に影が見えた。
翡翠色が不在だと苦労するだろうと思い、促すように撫でると、龍は半身を求めて飛び立つだろう。それを見送るのは、行き先考えるとあまり出来なかったが。
こっちもその場を離れてカサンドラを探して歩いた**]
[ある程度、距離を詰めた所で足を止めたのは、シェイの攻撃の妨げにならぬため]
……いい勘してる、が。
[引き合いの後の判断>>260に、小さく呟くものの]
やっぱまだ、経験が足りん、か!
[このクラスの妖怪戦の経験値は、そうそう稼げるものではないが。
繰り出された一撃、それを捕らえる大蜘蛛の様子>>262にさすがに上手だなあ、と。
お前はどっちを応援してるんだ、と突っ込まれそうな感想を漏らした後]
被为对独角兽祝福了的我们的长枪。
(一角獣に祝福されし我が槍よ。)
对那个角怀上使过剩的力平静下来的祈祷。
(過剰なる力を鎮める祈りをその角に宿せ。)
[槍を垂直に立てて構え、小声でこう紡ぐ。
本気で妖魔や妖怪と当たる時にのみ行う、儀式めいたそれの後、一つ、息を吐いて]
― 滝へ続く道(後方付近) ―
[大蜘蛛に果敢に立ち向かうシェイの火竜の姿が見える。だが敵もさるものか、嵐激さんは確実にいくとして、ほかの面々も続々いくのだろうか。]
私もいったほうがいいかなぁ。
[煙管を吸い、口から煙の輪をいくつもふかしており...の上空にはいつのまにか煙の輪がいくつも重なってできた大きな煙の輪が作られている。]
ん、じゃあ、こっちも行きますか、ねぇ!
[に、と笑みを浮かべて、走る。
大蜘蛛に向け、側面から直接突っ込む、と見せかけ、直前で横へと跳び、目指すのは近くの大き目の岩。
その上に跳び上がり、高さを稼ぎながら再度、跳ぶ。
半身が最愛に促され、こちらへ向けて舞い上がる>>266のを視界の隅で捉えると]
……湍流!(乱気流!)
[短く指示を飛ばして、強めの風を起こさせて。
その風に紛れるように降下しつつ、頭のやや後ろを狙って槍を繰り出した。
勿論、一角の方を、全く遠慮せずに。
ついでに、翡翠色が舞わぬようなら風の援護なしでそのまま突っ込んだわけで。
傍から見れば、無茶行動以外の何物でもなかったり]
/*
うむ。
わかっちゃいるが。
相変わらず、鳩からは見れたもんじゃねーなー、中国語変換。
鳩師各位、本気ですまぬ。
いや、ならやるな、って言われそーだが。
[しばらくは向かってきたシェイを相手にしていたが、別方向から危険な気配>>270を感じ取ると、意識はそちらへと向かう。
相手の実力の高さを感じ取り、警戒は一層強いものとなった。
側面から来るカークを眼で捉え、身体を向け直そうとして。
更に横へと跳ばれ、高さを稼ごうとしているのに気付けば、無理に向きを変えるのを止め、8つの眼で上空の動きを注視した]
[狙いの当たりをつけると、それをずらすべく跳び退ろうとしたのだが。
彼の騎竜が風を起こしたお陰でタイミングがズレる。
それでも牙を剥くことで一角と打ち合わせ、脳天に突き刺されるという最悪の事態は免れた。
その行動の代償として牙の傍を傷付けたが、致し方ないと割り切る]
《シャアアアアアアアアアアア!!》
[高く、威嚇の声を上げると、前足を2本持ち上げ、カークに対して突きを繰り出す。
左右から1・2アタックを行い、最後に頭上から牙も振り下ろした]
[パートナーであれば本当は見なきゃいけないし見たくもあった夫の戦う姿だが、どうしてもそちらが向けなかった。それが少し痛い。
普段ならば何とか見れたかもしれないが、体力と精神面、両方を削られだいぶ弱ってきていた自覚はあった。カサンドラの姿を見つけて>>269そちらに歩くも、歩みは普段よりだいぶ遅い。]
…まだ帰りたくないなぁ。
[彼女の元へとたどり着く前に、ぽつと落とす。
まだ居たいという想いは強かったが、おそらく夫あたりから、王宮へ先に戻るよう告げられるだろうなと思っていた。言われれば、従うつもりではあったが。]
[気を取り直して、煙草をふかす彼女の所までたどり着くと、まず先ほどの礼を述べた。]
カサンドラさん、さっきはありがとうございました。
傷、治していただいたってアレクシスさんから聞いて…。
すみません、お手数おかけしました。
[そうぺこりと頭を下げた。]
さっすがに、そう容易くは当たってくれんかっ!
[一角と牙がぶつかり合い、手に伝わる衝撃>>271に上がるのはどこか楽しげな声。
とはいえ、状況はそんな悠長なものではないのだが。
そこで余裕を崩さぬのはいつもの事]
……ちっ!
[威嚇の声>>272を聞きつつ体勢を整えるべく着地し、下がろうとした所に迫る、前足と、牙の連撃。
とっさの判断で右へと転がり、全弾直撃は避けるものの。
僅か避けきれず、左の足に痛みが走った]
……おー、いて。
さっすがに、年季はいってんなぁ……。
[痛みに構う事無く、転がって距離を開ける。
片膝突きの姿勢になった所で、傍らに翡翠色が舞い降り、諌めるようにるぅ、と鳴いた]
わかってるって。
まだ、先があるんだから、無謀はしねぇよ。
[それは無理とか無茶はする、と同義じゃないのか、と。
突っ込むような相手は、近場にはいなかった]
大丈夫?シェンフェン…
[張り切って力を使いすぎたか、ゆったりと地に蹲る青藍の背を撫でる。
くしゅんとくしゃみをしながら、空を見上げ]
シェイはすごいなあ。
僕にはかなわないや。
[まぶしそうに見て、あれ?と首をかしげる。
壁は砕けた、筈だけど…じゃあ、なんでまだ戦っている?
そこで視線を下げ、うわあと声を上げた。
大蜘蛛だ]
なんで…
[どうして気付かなかった…もとい、どこから現れたのか。
キュウキュウと青藍は鳴いて何かを伝えようとしたけど、
真剣に空と大蜘蛛を見ているので、諦めた]
だいぶ、だるくはありますが……痛みはありません。
傷も、さっき見ましたが痕も残ってませんでした。
強い回復魔法ですね。
[自身も完全に傷を癒すよう精霊に頼む事もあるが、それはわりと力を持つ精霊にしか頼めない代物で、かつ難しい頼みごとでもあるので、感心したように言った。]
でも多分、先へは行かせてもらえないかと思います。
それくらいには疲労してますし。
…本音を言えば、ついて行きたいんですけどね。
[そう尋ねられた容態は、正直に告げた。>>277
言いながらも、諦めるような苦笑が零れ。]
あ。そういえば、お守り貰ったお礼もまだですし。
何かお礼になるようなものがあれば、戻る前に……
[気を切り替えるかのように、リュックを空け、中を漁り始めた。時折、ぐ、とかいう小さい声がするがお構い無しだった。]
[手応えが薄い>>275ことに、またシャアアと声を出す。
繰り出した足と牙に毒が含まれて居なかったのは、カークにとって幸いだったことだろう]
[距離を開けられると>>276、間合いを計るように体勢を低くしながら、シュウシュウと呼吸を整えるかのような声を出した。
その様子からカークに意識を集中させていると言うことが見て取れるか]
[1人と1匹、それに対し警戒を最大限に出し。
慎重を期して繰り出すのは、先にもシェイへと飛ばした粘着の糸。
動きの良い相手を鈍らせるのが先決と判断し、尾部を持ち上げカークに対し粘着糸を放射状に広げて放った]
ふふ、痛みがないならよかったわ。
ま、これでも一人旅だから自分の怪我は自分で治さなきゃならないし、女の子が体に傷跡を残しちゃいけないからね。
[にこにこと、ごまかす意味も僅かにこめて、エレ>>279に言って]
そうね、痛みは治せても疲れはやっぱり休んでとるしかないから、今回はゆっくり休みなさい。心配してくれる人のためにもね。
[ついていきたいという理由は察しが付きつつも、深く問うことはせず]
お礼?…ああ、うん。じゃあ遠慮なくいただこうかしら
[さすがに雰囲気的にお金でとはいえなかったため、リュックを漁る様子を静かにみた。なんか音が聞こえたが…気のせい?いや、私のトランクも変わってるしそんなもの?なのかな、うん]
[そんな中、風にも揺らがぬ煙の…大蜘蛛を囲えるほど大きくなった煙の輪が、上空にて大蜘蛛のほうへとゆっくりゆっくりと移動していた]
― ユウレン王宮・迎賓館側渡り廊下 ―
カシム、悪いんだが。
[右手を何度か握って開いて。
渡り廊下に踏み込む直前で声を投げた]
今少し全力が出せそうにない。
牽制は引き受けるから、隙が見えたらそこで頼む。
[右手には剣を抜いていないことで、正確ならずとも多少は何か伝わっただろうか。
チラと左手首にも視線を走らせて。
速度落さず骨だけになった傘に駆け寄った]
そんな状態で。
よくも空まで飛べるもんだ!
[飛ぶといっても翼あるものほどの動きはできないか。あるいはこちらと遊ぶつもりでしないのか。
時折伸びてくる傘骨と切り結びながら、何度か斬り上げる動きを挟んでいった]
そうですね。一人旅してるなら、これだけ治せると心強い。
傷は…もうそれなりにあちこち傷作っちゃってるんで、一つくらい増えても大丈夫です。
[とか聞かれたら夫がじと目するんだろうが、本人居ないから気にしない。
心配してくれる人>>281と言われると真っ先に思い浮かぶ姿はやっぱり変わらなくて。
ちょっとしょんぼりしながらも、はいと最後は頷いた。]
ええと、何処に入れて……ああ、これだ。
[と、カサンドラに出して見せたものは、小ぶりながら、藍色の見事な輝き宿す宝石をつけた飾り、2つ。]
一旦人手に渡ったものなんですが、ちょっと事情があって不要と言われてしまって……。
売って頂いても、それなりの値になるとは思いますので。
[よく見れば宝石は、合わせると一つになるような形をしており。ついでに何かしら怪しげな力をお互いに備えていた。
呪術師であれば恐らくは気づくかもしれないが、彼女がそうであるとは知らないので、先に。]
ただこの2つを、別々な人に売ったり渡したりする時は気をつけてくださいね。
元々一つの宝石だったせいか、なんだか持ち主同士を惹きつける力があるらしくって…。
前に別な人二人にあげたら、ふとした瞬間見つめあったり、鼓動が早まったりとか。
妙な事……というか、恋愛の前兆起こしたそうなんです。
意図しない人同士がくっつく事になると、大変ですから。
あ、一緒に扱ってる限りは大丈夫なので。
[そう説明して、彼女に渡そうと差し出した。
ちなみに不要と返してきた前の持ち主、つまりはうっかり惹かれ合った二人が、黒焔の剣士長と、月影の精霊師というとんでもなさすぎる組み合わせだったのは、極一部の間だけの秘密となっている。]
[向けられた警戒>>280に、に、と僅かに口の端が上がる。
見方によっては、それは挑発しているようにも見えるもの。
実際には、足に一撃もらった事で、自身の最大の武器である機動力が損なわれている。
この状況でこのまま地上戦をするつもりはなく、翡翠色の背に飛び乗った所で放たれる、糸]
……っ、と!
风的刃!(風の刃!)
[飛び立って避けるより、糸が落ちかかる方が僅かに早い。
なれば、と半身に向けて一声、叫ぶ。
るぅ、という甲高い声と共に真白の翼が一つ羽ばたき、そこから鋭い風の刃が飛び立って、頭上に広がった糸を切り払った]
上升!(上昇!)
[上が開けば、向かうは蒼天。
『風の寵児』と翡翠の嵐龍が、最も『らしく』荒れる場所]
― 通信回線 to カーク ―
カシムにも手伝ってくれてるので。
少しずつ数は減ってきてるかと思います。
[敵と切り結びながらなので、少々余裕のない声だったかもしれない。それでも小声で呟く程度の余裕はあった。
現在進行形で各務さんが何かしてくださっているなど、知る由もなかったのは幸か不幸か]
……分かりました。
こっちもメル様に頼む必要がありそうですから。
[骨傘はいかにも年季の入っていそうな見た目をしていて。
叩きのめした後でも放置したら拙そうな気がしていた]
ってと……。
こうなると、速度勝負、かね。
[呟く声音はやっぱりどこか楽しげ。
糸に対しては切り払うか避ける、以外の対処はできず、羽ばたきで起こす風の攻撃は、機動力を鈍らせる。
と、なれば狙うべきは一撃離脱の戦術]
っとに。
手ぇ抜いたら止められん、ってのも。
……厄介だよ、なぁ……俯冲!(急降下!)
[ぼやきに続けて指示を出し、真上から大蜘蛛に向けて急降下する。
狙うのは、翡翠色の尾による一撃]
― ユウレン王宮・迎賓館側渡り廊下 ―
[何度目か、本体に剣先が届いた。
が、見た目の予想以上に硬い手応えが返り、舌打ちしながら一歩下がった]
丈夫だな、おい。
[双剣を使えていれば手数でもう少し押せるかもしれないが。
今右を抜いても力負けするだけだろうと思われた]
/*
かーくんがカサンドラの作った煙に突っ込んだらどうしようって思tt
輪だから真ん中抜ければきっと大丈夫だよね!!(何
― 通信回線 to カーク ―
しかし、面倒なのとは一体。
[一呼吸挟み、次の一撃に踏み出す前に問いかけてみた。
返ってきた名前に少し考え、頭痛のような何かを感じた]
力づくで黙らせなきゃならんような事態ですか。
分かりました。
[ふと視線を走らせると、視界の端に話題の上司が見えた気がした。傘の抵抗も一層激しくなってきて、そちらを改めて確認する余裕はその時は取れなかったが]
[リュックよりでてきた二つに分たれし藍色の輝き>>284を放つ石に目を瞬かせ]
え?こんなのいいの?
[思わず聞き返しながらも、目は興味深く藍色の宝石に向けられる。
不要と返されたときけば、何か曰くありげのものなのだろうか。などと思いながらも続く話>>285を聞いて説明聞いて、ふむふむと頷く。ごく一部の秘密についてはそりゃ知らないが]
わかったわ、注意するけど…にしてもこれは…変わった品ね…竜のウロコみたいね。
[差し出されたもの>>285を興味が勝ったために手にとって、眺め呟く]
…これはあなたの大事な品…じゃないわよね?
[それならば受け取れないという意志もこめて、エレを見つめる]
[威嚇を向けられたらしいシェイが炎を纏った矢を放つ。>>242
それを受けて怒る大蜘蛛>>253の姿に、剣の柄を握ろうとしたのだが。]
…ぇ…?
な…、どうして…?
指、動かない…
[実際には動かないのではなく、力が入らないだけ。
結界を破る為光球を生み出した際、体力と精神力をかなり消耗していた。
薄桃は雷獣からの補給を受けていた為動くに支障はなかったが、少女の身体はいち早い休息が必要だった。
それを察知した薄桃は少女を背に乗せたまま即座に後退した。
半身が戦闘に巻き込まれぬ為と、戦う彼らの邪魔にならぬ為に。]
[放った粘着糸は風の刃>>286により切り裂かれる。
その間を縫ってカークは上空へと舞ってしまった。
シャ、と零れるのは舌打ちするかのような声。
上空を見上げる形となったため、迫る煙の輪>>282も目に入ったが、今はカークへと意識を向ける割合の方が大きかった]
[機動力を上げた相手を警戒して再び粘着糸を放つ。
今度は糸を広げず、急降下して来るのに合わせた直線的なもの。
けれどそれよりも早く騎竜の尾が胸部へと到達し、強かに打ちつけられた。
シャ、とも、ギャ、とも付かぬ声が漏れる。
ぐらりと揺れるも、どうにか踏み止まり。
視界の揺れを振り払うかのように頭を左右に振った]
― 通信回線 to カーク ―
無茶を無茶と思いませんからね。エレオノーレ様も。
[エレオノーレのことも伝えられれば嘆息混じりに。
また似た者云々と思ったが、声に出す余裕はなかった]
少なくとも場所的にそちらよりは休みながら動けますし。
こちらも精霊の使い手が増えれば楽になりますから。
[打算までは頭が働かず]
……すみません、一度切ります。
[本格的に余裕がなくなってきたらしい。
短く言うと左右から一度に伸ばされた傘の骨に集中し直した]
― ユウレン王宮・渡り廊下本宮側 ―
[こちらも、各務さんの暗躍は未だ知る由無く。
ついでに、当人的には二度と思い出したくない事態を引き起こした代物が思い出したように日の目を見た事もやっぱり知る由無く。
蒼の瞳が辿るのは、渡り廊下の立ち回り]
……これは、終わった後も大変か。
[治療的な意味で、とまでは口にせず]
ユエリャン、宮廷医師団へ伝達を。
すぐに動けるよう、待機するように、伝えてください。
[静かな指示に従い、月の小鳥はぱたた、と飛び立つ。
その気配が遠のくと、紫水晶の数珠に力を集中しつつ、その場に控えた]
……え…ま、待っ…っ
…ごめん、フルミネ…ありがとう。
[シェイやカークが戦っているのを尻目に距離を取る薄桃に気付き引き止めかけて、止めた。
戦線離脱に申し訳ないと思うものの、今の自分が手を出せば却って邪魔になる。
薄桃の判断は正しいと、謝罪と礼を言ってその背に横たわり身体を休めた。]
/*
むぅ。
IEエンジン側での墓発言が、火狐エンジン側に通常更新で反映されない事があるのは、ルナスケープの独自現象だろか。
……まあ、2IDで赤と墓両持ち、なんてやらない限りは大きな問題にはならんけど。
[降下しつつ、目に入った煙の輪。
一瞬だけそちらに目をやるものの、今は起動の制御に神経を傾ける。
再び放たれた糸>>291は速度で振り切り、距離を詰めて。
放った尾の一撃はいい所に入り、震動が伝わった]
……まだ、目ぇ覚めねぇか、ウェルシュ!
[呼びかけつつ、再度の上昇。
これで落ち着かないようなら、きつい一撃を打ち込まねば、と。
そう、思い定めつつ、再び蒼天へと位置を定めた]
ですね。14の頃でしたから…けっこう無茶して傷つくりました。
[若さも手伝って、思いっきり無茶も無謀もやらかした。強いパートナーと回復役が居てこその無茶であり無謀でもあったが、お互い何回冷や汗書いたかはもう覚えていないだろう。
その頃と今のこの調査は少し似ていて。
だからこそ余計に帰り難かった。]
あ、分りますか?
岩竜の子から取れる宝石なんですよ。
[鱗と言われて、嬉しそうに返す。人の子のように表情豊かで懐っこい竜の事を思い出すと自然笑みが零れた。]
ええ、構いません。
始めに頂いた際に自由に使って構わないといわれましたので。
だから一度、お世話になった人に渡したんですが…。
にしても…
あの蜘蛛、どこから出てきたんだろうね…
[薄桃の背で身体を休めながら、大蜘蛛がいることに気づいてから気になっていたことを口に出した。
薄桃は薄々気付いてはいたけれど、確信がない為にそれには答えず。
そんな中、耳に届いたのは大蜘蛛へと呼びかける声>>293。]
……え…うぇるしゅって…
あの、ウェルシュさん?
[あの蜘蛛が情報屋だと名乗っていた男性なのか、と目を丸くした。]
[と、言った後で苦笑して]
何より、その前にいらないっていった人達がわりと身近な人で、目の届く所に置いておくとすごく渋い顔されてしまうんです。
だからずっとリュックの中に入れっぱなしだったんですけど…勿体無いなぁ、って。
[タンスの肥やしならぬリュックの肥やしにするよりは、誰かの役に立った方がずっといいだろう、そう思っていた。]
―→ユウレン王宮・渡り廊下―
[踏み込む直前に掛かる声>>*31に、足を止めてそちらを見上げ。
何も握られていない手に目を遣ったのは一瞬のこと]
………了解。
[こくり、と頷く。
先に骨傘の元へ向かうジェフロイの背後で、ポケットに左手を突っ込み、取り出したものを中に握り込んだ。
細槍も右手に持ったままだが、すぐには加勢には入らずに、機を待って]
………。
[ちなみに竹箒は、先の戦いで散らばった櫛や簪をせっせとお掃除中。
そこに新たに現れた姿>>+29に気づけば、一瞬びくっとした後にぱたんと壁に凭れた。
普通の箒の振りをしているつもりらしい]
[そうして、攻撃が激しくなってきた頃になって駆け出す。
攻防の繰り広げられている正面ではなく、その横手へ回り込んで]
………伏せ、て……!
[そこからジェフロイに声を投げたことで、妖怪の攻撃の手も一瞬緩むだろうか。
殆ど間髪入れずに、細い槍を相手目掛けて突き出した。
攻撃というよりも、少しでも遠くへ引き剥がすのを目的とした行動]
[――即ち、この後の攻撃による被害を少なくするための]
………っ!
[一瞬遅れて宙に舞ったのは、翡翠ヶ淵でアイリとアイラに渡したものと同じ、火薬の玉だった]
[くしゅん。
また小さくくしゃみをしたら、抱えていたもふもふがびっくりして逃げてしまった]
ああっ、あったかかったのに。
[名残惜しげにさっていくもふもふを見たが、
視線は再び空の上と、その下へ。
大蜘蛛の相手は、いつの間にか紅蓮から翡翠に変わっていた]
うわぁ…
[憧れる余裕もないくらい、必死で戦っている翡翠を目で追った。
風を使って攻撃しているのを見るのは、父親の背中以外なかったのだ]
風の、刃…。
ちゃんと、見てなよ、シェンフェン。
[鼻をすん、とすすって、傍らの青藍へ声をかけた]
あ……でも、そっか…
だから、か。
[母と仕事をしたことがあると聞いたけれど、それにしては若過ぎると思っていた。
けれど、あの蜘蛛が彼ならばそれは納得できる。
彼は人と同じ時の流れに住んではいないのだろうと。
そんなことを思いながら、大蜘蛛と対峙する彼らの戦いを見つめていた。]
[そんな、笑みを浮かべたまま、持っていた煙管をゆっくりと振り下ろした。
同時に、大蜘蛛の上までいった煙の輪が一気に降下していき、大蜘蛛を束縛せんと絡みつくだろう。還す効果はない。ただわずかな時間の束縛は可能だろう
そして、それで充分だろう。と]
― 少し前 ―
よおし、やった……、
[どーんと大蜘蛛が地面に腹を打ち付けた>>262
笑顔を浮かべたのもつかの間、]
…………ええええっ!??
[ガキンッ!!!高い、金属音が響いた。
槍の穂先を使わず、柄を下へ向けたのはわざとだ。
下手に暴れさせるよりも、脳天一撃の方が効くだろう。
そんな目論見は、
─────儚く、崩れた]
ちょ……っ!
[大蜘蛛の顔が歪んだ、気がする>>262
生憎、蜘蛛の表情が読めるほど蜘蛛との親交は深くなかった。
そのまま、勢い任せにぶん!!と身体が振られる]
わ、あああっ!?
[槍を手放せば良かったのだろう。
けれども、あまりのことに咄嗟に槍にしがみ付いてしまった。
ぶうん。と、再び槍が振り回される>>263]
おおおおおわあああっ!?
[身体が、浮いた。
背が軽くなった火竜が、あれっという顔で振り返った。
ちょっとそれに反応を返す余裕はなかった。
視界がくるりと反転する]
わーーーーーーーーーーーっ!!?!!?
[ぽーんと放り投げられた。
蜘蛛が牙を離したのだ。と理解する間もなく、
シェイは、槍と共に盛大に宙に跳ね飛ばされた*]
[小さな玉だった割に、結構な音量の炸裂音が響く。
直前で突き放したお陰もあって、爆発に巻き込まれることは避けたものの。
宮殿の壁の一部などはそれで剥がれてしまったかもしれない]
………、強すぎ……
[投げた本人としても予想以上の威力だったらしい。
爆発の際顔に翳していた手を退かすと、煙を出しながら落下してくる骨傘が目に映る。
それが地面に落ちる直前に細槍を伸ばし、先に引っ掛けた]
ち……だーめか。
ま、あの時点でかなりキテたっぽいしなぁ……。
[呼びかけに返るのは、激しい怒りを帯びた声。>>299
食ってもいいか、と問いかけてきた時の様子を思えば、そう簡単に止まりはしないか……との予測はたったのだが]
とはいえ、このままにゃできんし……俺にも、責任あるから、な。
……何としても、止まってもらうぜ!
[宣の後、再度降下する。
こちらを捕えようと振り回される足を、速度を生かした機動で掻い潜りつつ、一撃を打ち込む隙を探り]
……っ!?
[先に見かけた煙の輪が、大蜘蛛を捕らえるように広がってゆく。>>303
何がそれを齎したか、それを考える事はなく。
今はただ、それが作り出した絶妙の隙を生かす事にのみ、意識を向ける]
いいっかげんに……目ぇ、覚ましてくれよ、なっ!
[言いながら、先に尾の一撃を打ち込んだ辺りに高さを合わせ。
遠慮手加減一切ナシで、銀の一角を繰り出す。
もっとも、そのまま刺し貫く事はなく、ある程度の位置で槍を引き抜き。
直後、翡翠色の尾が巨躯を支える足をぺしん、と薙ぎ払って、バランスを崩させた]
― ユウレン王宮・渡り廊下本宮側 ―
…………。
[渡り廊下で繰り広げられる戦い、それに手出しをする気はなかった。
ちなみに、こちらに反応した竹箒>>+32には気づいていたものの。
害意を感じなかったこともあり、じいい、と見つめるだけに止めて視線を外していた]
……ふむ。
協力してもらえるのは、確かにありがたい、が……。
[火薬玉のもたらした効果>>+35に、浮かべるのはあからさまに渋い顔。
修繕費用をどこから捻出するか、の計算が過るが、それは一度、置いた]
[土を守護に持ちながら旅に出た経緯はまた色々と長いのだが、ともあれ好奇心には勝てなかったという所だ。そしてその好奇心は今も翳ってはいない。おかげで巻き込まれる方は大変ではあるだろうが。]
旅をしてると自然とそうなりますよね。
[そう>>300懐かしさ含めて答えに笑った。]
[カサンドラと、彼女が予測する竜の思惑やらは知らないまま、受け取ってもらえれば嬉しそうにし。
ただ過剰だから困ったことはと言われると、少し視線が彷徨った。]
怪我はありませんし、帰りたくない…っていうのは、流石にカーク様に通らないでしょうし。
それ以外……
[そう考えてわりと早く思い出したのが、子供の事。
子供が出来ないのも悩みの種ではあったが…。]
骨傘となるほどであれば、かなり年季は入っているはず。
浄化は時間がかかりそうですし、一先ず力を鎮めて封じます。
[一つ息を吐いて思考を切り替えた後、部下の問いに答える。
ゆっくりと二人の所へと歩み寄りつつ、数珠に集中した魔力を異なる形──鈴の束へと転じて行った]
しかし、こんな調子が続くと、厄介ですね。
……国内が荒れている、と見なされる要素は早めに廃さなくては……。
そう、ですね…
子供が出来ない事が悩みといえば悩みなんですが。
[それは多分夫婦共通の悩みだろう。
ただこちらにはもう一歩、その先の不安があった。]
産まれた子供の容姿が他の人と違っていたら、その子はちゃんと人に愛されるかどうか。
っていうのが少し、不安で。
[要は生まれた子の耳が、自分と同じように長かった時の不安だった。耳が長かったら、と具体的な事は言えないために、やや曖昧な言い方になってしまったが。
自分は問題ない。カークもそんな事は気にせず愛してくれるだろう。
だが産まれた子供が耳長だった場合、その子は国に愛されるだろうか。人の上に立つ者として認められるだろうか。
その不安はずっと心にあり、無意識に、子供が出来る事を恐れている部分でもあった。]
[宣言の後に降下してきたカーク>>307に対し、引っ掛け落とそうと足を動かす。
それでも掻い潜られ、苛立ちを露にしながら噛み付こうとするも、擦り抜けられ、ガチン、と牙を鳴らした。
ばたばたと持ち上げた4つの前足を動かしていたが、意識外としていた煙の輪が突如降り立ち>>303、身体に纏わり付いて行く。
ギャ、と短く驚きの声が上がると、そのままピタ、と動きが止まり。
もがこうにももがけず、刹那、隙が生まれた]
[それに合わせ繰り出される、手加減無しの一撃>>308。
背側の胸部に一角を突き刺され、更に仰け反る形となり。
足を払われたことにより仰向けになって地面へと倒れ込んだ。
悲鳴は上げなかったのか上げられなかったのか。
仰向けの状態でじたばたともがいていたが、徐々にその動きも治まって行き───]
………中では使えない。
[外で良かった、という言葉>>*37に同意を返す。
まかり間違って室内に逃げ込まれていたら、これだけの被害では済まなかっただろう。
上司らしい人>>+36の姿を見れば渋い顔が見えた]
………すみません。
[萎縮しつつ、内心ではこっそり兄を怨んでいた。
ちなみに手前の壁にはただの箒の振りを続行中の竹箒。
よく見るとちょっとだけぴくぴくしていた]
[煙が晴れた後に地面に転がっていたのは、身の丈5cm程の蜘蛛。
きゅう、と眼を回して潰れている。
どうやら妖力を粗方使い果たしてしまったようだ]
[足払いを仕掛けた後は素早く上空へとすり抜け、ひっくり返るのに巻き込まれるのを避ける。
そのまましばらく、上空で様子を伺い]
……収まった、かぁ。
[ぽんっ、と言う音と共に立ち込めた煙、それが晴れた後に見えた姿に、はあ、と一つ息を吐いて]
あーなっちまったら、色んな意味であっち送った方がいいな……。
置いてくわけにはいかんし、メルなら抑えられるだろーし。
[そんな呟きを漏らしつつ、ふわり。
翡翠色を、地へと下ろした]
………。
[骨傘は気絶しているのか、動く様子は見せなかった。
精霊師が近づいてくるのに合わせ、引っ掛けていたそれを地面に降ろして、自分は少し下がった]
[ぽーんと跳ね飛ばされた騎手を追って、
ヒッツェシュライアーは空を舞った]
うぐ……
[辛うじて半身たる竜に受け止められ、目を回す。
だから、せっかく続いたその後の戦いも、
その顛末も、見れず終いとなってしまった]
ああ、いえ、構いませんよ。
……そちらは、巻き込まれただけですしね。
[萎縮する様子>>+39に、向けるのはにこやかな笑み。
ちょっとだけ、くろいものが見えたりするかも知れないが]
おっと、申し遅れましたが、私はメルヒオル・カマグィ。
ユウレン宮廷精霊師と、宰相を兼任させていただいている者です。
どうぞ、お見知りおきを。
[右腕を揉みながら封じの術が完成するのを待ち]
そうだ。
向こうでちょっとウェルシュに問題が起きたようで。
こちらに送るようになるかもと、先ほど。
それと、エレ……が。
[カシムがいることをうっかり失念してエレオノーレ様と呼びそうになり。ギリギリで止めたものの妙な間が開きつつ]
無茶重ねてるようで。
同じく戻すかもしれないと、言われました。
[そう上司に報告した]
そうですね……次の祭りには、各方面をお招きする予定もあります。
……さっさと片をつけないと、『北』に何を言われるやら。
[部下の言葉>>*38に頷くものの、脅威を感じている部分は微妙にずれているような感もある。
ともあれ、その思考は一度打ち切り。
骨傘が下ろされる>>+40と、魔力で構築した鈴を一度、振った]
そうね…悲しいけれど…異端は弾かれる…というのが多いわ。
自分と違うものへの恐れや、不気味さというのもあるでしょう、それはどうしても付き纏うもの…
[一瞬、自分の立場と重ね合わせて見て、違うことだとすぐにやめる]
でもね…どんな子でも、どんな人物でも、敵というのは存在する。悲しいけどね。
だけども…親ではない味方もできるでしょう。その存在も経験もとても尊いものよ。
それにきっと、エレさんは愛情をたっぷりと注ぐでしょう?そうすればその子は人を愛することを覚える。
その子がまた人を愛すれば、すぐにではないかもしれないし、最初は少ないかもしれないけど…いつか…同じぐらいのものが返ってくるんじゃないかなーって、そう思うわ
──── あ…。
[大蜘蛛をどこから出てきたのか知れない煙が取り巻いた。>>303
その途端、大蜘蛛の動きが止まり。>>312
嵐激と、彼を乗せた翡翠色の攻撃に仰向けに倒れた>>308後、新たな煙が上がった。
煙が消え、大蜘蛛の姿も同じように消えたのに気付くと首を傾げ眉を顰めた。]
ウェルシュさん…居なくなっちゃった?
ていうか、大丈夫なのかな…
…ふふ、ごめんね、大したこといえなくって、こんなんじゃこれが仕事、なんて名乗れないわね。
でも、ここの王様はそういうのがないところもつくりそうだけどね。
噂だと、難関とかはぶち抜いて進むタイプのようだし、そうすればそんな心配もなくなるんだけどねえ
[エレの夫が王というのも素知らぬ振りで、更に噂というか、まあ実際一緒にいてというが、とりあえず噂ということにした]
………!……ど、うも。宰相様。
[メルヒオル>>+41に返す笑みが引きつっていたのは、身に覚えのある感覚が悪寒となって背を走った所為だった。
きっとこれ以降火薬玉が使われることは二度とない。かもしれない]
………カシム=トゥム、です。
[自分も名乗り、ぎこちなく頭を下げた。
すぐにでも封じが行われるならば、その場で眺めることになる]
能被请过剩的力平静下来。
(過剰なる力、鎮まり給え。)
旧物,并且被比力的縛放掉。
(古き物よ、力の縛より解き放たれ。)
现在在人时的睡觉委托身体,但是好。
(今、ひと時の眠りに身を委ねるがよい。)
[静かに紡がれる、鎮めの呪。
動きを止めた骨傘を、淡い紫の光がふわりと包み込む。
光はしばしちらちらと瞬いた後、骨傘の内側にすう、と染み込むように消え失せた]
[纏っている火精に小声で頼んで、細い槍を元の塊に戻しつつ。
聞いてよいものか分からなかったから、2人の間で交わされる会話はなるべく聞かないようにしていたけれど]
………?
[カークの近くにいた少女の名前は未だに聞いていないけれども。
不自然に空いた間>>*39は気になって、ちらと横目を向けた]
[ぴくぴくしている蜘蛛の傍らに、ふわり、と舞い降り、翡翠色から降りる。
着地する瞬間、僅かに足が痛んだが、表にはださず]
おーい。
大丈夫だとは思うけど、生きてるかー?
[つん、と。
指の先で軽く、つついてみた]
さて、これは後で倉庫に片しておいて、と。
[鎮めの呪が済むと、小さく呟いて鈴を消滅させ。
部下の報告>>*39に、僅かに眉を寄せた]
……まったく……どちらも何をしているのやら。
わかりました、相応の手配をしておきましょう。
……どちらも、放っておくには聊かどころでなく心配ですからね。
[姿が見えないウェルシュを心配してはいるが、まだ咄嗟には動けない自分が近付いては万一の時邪魔になるだろう。
だから、離れたところから見つめるだけに留めていて。
ふと、カークが騎竜と共に蜘蛛と応戦していたのにようやくあれ?と思った。
彼がついていたはずのエレはどうしたのかと視線をさまよわせて。]
…………。
[返って来た反応>>324は、物凄く、可愛いものだったが。
さすがに、それで誤魔化される事はなく]
『きゅっ?v』じゃあねーよ……ったく。
どーにもならんなら解放していい、とは言ったが。
暴走していい、とまでは言ってねーぞ、俺?
まー……そこら色々と、かみ合っちまった結果なんだろうから、俺はなんも言わんけど。
……とりあえず、力使い果たしてんだろ?
一先ず後ろに送るから、あっちで休め。
……休めるかどうかは、メル次第だが。
[にっこり笑顔のまま。
最後に、ちょっと怖いかも知れない事をさらりと付け加えつつ、こう言いきった]
−そして今…−
…復調はしたけど、
何だろう。コレ。
[何故かは知らないが、
琴に足が生えて歩いている。
退治するより先に物珍しさから、
てくてくと後ろをついて行った**]
そうですね、今でももっと旅をしていたかったなって思うときはありますし。
[旅の終わりがあまりに唐突だった為に、未練が無いとは言えない。それでも選んだ道を後悔はしていないのだが。
一つに繋がれる宝石に目を細めた>>137。砕けた時に欠片が散った為に完全な形にはならないだろうが、やっぱり陽に照らされている時が一番綺麗だなと思って見ていた。]
[未だに自分の素性が知られているとは思っていない為に、カサンドラにどう思われているかは分らない。
それでも異端が弾かれる>>319と聞いた時には帽子が少し動いた。耳が下がったのだ。]
やっぱり、そうですよね。
[その辺は自分の経験もあって痛いほど身に染みている。
だから余計に不安を抱いてもいた。
だがどんな人物でも敵がいると言われると、少し目を開いた。良く考えればそれもそうだと気づかされていた。]
[翡翠色の上から大蜘蛛がなんと呼ばれたかは聞こえぬまま、
戦いの行方を見ている。
シェイが見事に飛ばされたときは、咄嗟に立ち上がって空へ、と思ったが、
紅色が受け止めたようで、ほっと胸を撫で下ろした。
あっ、きま、っ、た…!
[煙の輪に捕らえられた大蜘蛛に槍が落とされ、翡翠が足払いを。
息の合ったタイミングに、わあ、と明るい顔をした]
???
[刹那、ぽふんと上がった煙。
それが消えたとき、大蜘蛛の姿は見えなくなっていた]
あ………エレさん。
良かった、気がついたんだ。
[程なく、カサンドラと共にいるエレの姿をみつけると起き上がるに支障もない様子に安堵の息を零し。
薄桃に頼み、彼女達の側へと向かって。]
エレさん、良かった…
もう動かれても大丈夫なんですか?
あ…と。
カサンドラさん、お疲れ様です。
ありがとうございました。
[ カサンドラの元へ向かうエレオノーレと、カークの元へ飛んでいく嵐龍を見送って、妖怪大戦争の顛末を、のんびりと眺めている ]
なかなかの見物でしたねえ。
[ 最後に、ウェルシュが力を使い果たして縮んだのまで見届けて、面白そうに笑った ]
― 通信 to カーク ―
先ほどは失礼しました。
こちらは一段落しましたが、そちらは?
[向こうの気配に集中し、酷い混乱はなさそうかと判断して。
念話と呼ぶのに近い会話法で風龍峡に声を送った]
[>>*40『北』に関しての考えは、部下と全く同じだった。
特にこちらは師事していた身、その辺りは嫌というほどに思い知っている]
ええ……無理していない道理がありやがりませんからね。
頼みます。
[>>*41 ため息混じりに、それでもきっぱり言い切った一言には。
異様な力がこもっていた]
しかし、足の一本くらいなら解剖させてくれても…
[ 八本もあるんだし、と小声でぶつくさ言ったのは、果たして当人に届いたか ]
[ちゃんと愛情を与えれば、同じだけのものがいつか帰ってくる。そう上手くいくものなのか、と薄ら思ってしまうのは、大小違えど理不尽な物も見てしまった為。
耳が長くなくても、夫の家族は反乱と言う手段で失われたし、言葉を尽くしても理解を示してくれなかった祖母の事も。
だから不安を完全に拭う事は出来なかったが、続いた王様の話>>321には、笑った。的を得ていたから。]
ふ、っふふ、そうですね。
ここの王様は、だいたい何とかしてくれますよね。
[言い様は大雑把だったが、言葉通りに大体どうにかしてくれていた。それは旅立ってから今まで、何度も見て知っていた事だ。
少し笑った後、ふう、と息をついた。]
少し、楽になりました。
ずっと一人でぐるぐる悩んでたもんだから、煮詰まっちゃってて。
王様に、期待する事にします。
主人にも少し話してみようかと思います。
…一蹴されるかもしれませんが。
[どちらも同一人物ではあるが、あくまで違うものと話しながら。相談に乗ってくれた事に、ありがとうございますと礼を言った。]
……ん?
ああ、こっちも今、一段落ついたとこだ。
そっちも落ち着いたんなら、悪いが迎え、頼むわ。
[聞こえて来た声に、さらりと返す。
声音は、先とは打って変わって大分落ち着きを取り戻していた]
そこで目ぇそらすなっ!
……まあ、なんだ。
色々頑張ってくれたのには、感謝してるんだぜ?
[頷く様子>>332にこんな言葉を投げかけて。
何か聞こえる>>333と]
だから、ダメだっつってんだろーが。
[一応、釘は刺しておいた]
あ、シルキーさん。
[会話のどこらへんでか、シルキーがくると笑みを向ける。体調面を尋ねられて>>330、傷を負った所を見られていた事を知った。]
すみません、ご心配おかけして…。
傷は痕も残りませんでしたから。
疲れてはいますが、動けない程ではないです。
[そう謝罪と現状を伝えてから。]
ただこれ以上付いて行くと足手まといになりそうですので、ここでお別れになると思います。
ですから、どうかお気をつけて。
精霊の加護があらんことを。
[そう送り出すような言葉を向けた。]
……っと、さて。
[がじ、と軽く頭を掻きつつ周囲を見回し、探すのはエレオノーレの姿。
今は動いているようだが、休ませるべきという考え自体は変わっていない]
……ま、向こうで休めりゃいいんだが、な。
[送り返す先の現状は聞いているから。
やっぱりちょっとは、不安もある]
[一見悪意のない笑みすら怖く思えたのは気のせいだったろうか。
封じを受ける骨傘に目線を逸らす。
光が吸い込まれる様に緩く瞬いて]
………。ですか。
[ジェフロイからシルキーの名が出た時には、僅かに目を見開いたが。
考えてみれば知っていたとてそう可笑しなことでもない。身分もそうだし、仔細は知らないものの騎竜との信頼関係も伺えた。
故にこくりと頷くのみで、話題の人物についてもそれ以上は問わなかった]
っとお、スマン!
[どこまで進めたのかは確認しないまま、もう一つの腕輪の反応に合わせて転移装置を動かした。
しかし集中が足りなかったか、人のいる範囲外に跳ぶつもりが、うっかり<<武文官 ジェフロイ>>の近くに現れることになった。
誰なのか確認しないまま、自分でも驚いて謝る]
[エレの感じる不安というのは...にとってもまたかんじれるものであった。
恩に仇でかえるものだっているだろう。そんなものはたくさんあるけれどもおそらくそれは彼女も分かって、わかっていて、こうして笑み>>334を浮かべたのだと思って]
ええ、内乱とかで色々あったとはいえ、これから立て直していく国だから、いかようにも成長できるわ。
[その分苦労もするだろうけど。]
そうね、少なくとも一人で悩むことではないわ。
エレさんの愛しい人も自分が頼りないのか?なんてすねちゃうかもよ。
でもその愛しい人もあなたをきっと頼ってるから…つまり夫婦揃ってがんばっていきなさいってことになるかしらね
[あの、エレを治療したときに出た悲鳴が聞こえただけで怒鳴るような態は必死の表れとでいうべきか。だからかすねてしまうような想像をしてくすくすと笑い、話をする>>335というのにはそうしなさいというように]
うん、役に立てたならなによりだけどね。
っとお、スマン!
[どこまで進めたのかは確認しないまま、もう一つの腕輪の反応に合わせて転移装置を動かした。
しかし集中が足りなかったか、人のいる範囲外に跳ぶつもりが、うっかり<<騎竜師の息子 キアラ>>の近くに現れることになった。
誰なのか確認しないまま、自分でも驚いて謝る]
良かった…
でも、無理はなさらないでくださいね。
[>>337エレからの返答を聞くと、安心した笑みを浮かべ。
続いて、この場を離れる旨を聞き。]
……そうですね。
この先にいる何方かは、一筋縄ではいかないでしょうから。
安全に休まれた方が、カークさんも安心されるでしょうし。
[二人が夫婦とは知らないけれど、さっきまでのあれこれを見ていたのでこう言って微笑んだ。]
[>>339 その笑顔がこわい、と思ってしまうのは何故なのか。
そんな思考を一瞬だけ過らせつつ]
……っとに、ちょーしいいんだから。
[すりすりしてきたウェルシュ>>340に浮かべるのは苦笑い]
いえ、止めが私だっただけで私一人で出来たことではありませんし。
皆さんの力添えのおかげです。
[>>343カサンドラから労われると、そう微笑み頭を下げた。]
はい、シルキーさんも怪我のないように。
ええと…そうです、ね。
[カークの心配は想像できるくらいに分ったものの、他人の振りの中微妙に肯定してよいものやら、複雑そうな顔をしたまま返事を返した。>>344]
うわあああっ!!!
[突如傍に現れたジェフロイに全力でびっくりした。
青藍も伏せていた体を起こし、警戒を見せる]
ジェ、ジェフロイさん?
[そういえばしばらく姿を見なかったけど。
数秒はびっくりと警戒で硬直したものの、やがてふうっと肩から力を抜いた]
ど、どうされたんですか…
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