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研ぎ師 オズワルド の能力(襲う)の対象が 海人 シェイ に自動決定されました。
畑守の娘 オクタヴィア の能力(襲う)の対象が 海人 シェイ に自動決定されました。
『blau』店主 ノーラ の能力(守る)の対象が 林檎番 ヴェルナー に自動決定されました。
読書家 ゾフィヤ の能力(占う)の対象が 林檎番 ヴェルナー に自動決定されました。
蒼月の『絵師』 コンラート は 料理人 カシム に投票した(ランダム投票)
研ぎ師 オズワルド は 写字生 ユーリエ に投票した(ランダム投票)
料理人 カシム は 研ぎ師 オズワルド に投票した(ランダム投票)
海人 シェイ は 研ぎ師 オズワルド に投票した(ランダム投票)
畑守の娘 オクタヴィア は 料理人 カシム に投票した(ランダム投票)
『blau』店主 ノーラ は 料理人 カシム に投票した(ランダム投票)
読書家 ゾフィヤ は 林檎番 ヴェルナー に投票した(ランダム投票)
林檎番 ヴェルナー は 研ぎ師 オズワルド に投票した(ランダム投票)
薬師 アレクシス は 海人 シェイ に投票した(ランダム投票)
写字生 ユーリエ は 海人 シェイ に投票した(ランダム投票)
研ぎ師 オズワルド に 3人が投票した
料理人 カシム に 3人が投票した
海人 シェイ に 2人が投票した
林檎番 ヴェルナー に 1人が投票した
写字生 ユーリエ に 1人が投票した
料理人 カシム は村人の手により処刑された。
読書家 ゾフィヤ は、林檎番 ヴェルナー を占った。
『blau』店主 ノーラ は、林檎番 ヴェルナー を守護している。
次の日の朝、海人 シェイ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、蒼月の『絵師』 コンラート、研ぎ師 オズワルド、畑守の娘 オクタヴィア、『blau』店主 ノーラ、読書家 ゾフィヤ、林檎番 ヴェルナー、薬師 アレクシス、写字生 ユーリエの8名。
/*
ラ ン ダ 神 wwwwww
……なんという落とし方をするのだね……。
そして、また一票も入っていないとはこれ如何に。
研ぎ師 オズワルドは、ランダム を能力(襲う)の対象に選びました。
研ぎ師 オズワルドは、ランダム を投票先に選びました。
写字生 ユーリエは、ランダム を投票先に選びました。
/*
こ、このタイミングでですか、ラ神様ーっ!?
[兎猫は泣きながら爆笑している。
うぇーん、フォローも出来ないっ!
届け物もあったのに……あ、お届け先一緒に封じられてるのか]
/*
そして、でふぉが自殺票……このままにしていいd(ダメです
しかし、3:3ランダムからそっちもってくかあ……ランダ神……。
蒼月の『絵師』 コンラートは、ランダム を投票先に選びました。
林檎番 ヴェルナーは、ランダム を投票先に選びました。
−自宅−
…シェイ、遅いなぁ。
[とんとんと適当に謎料理を作りながら、
家族会議の用意をして弟を待つ。
帰って来ないので香草茶を…
入れようとしてカップを落とした。]
…縁起でも無いなぁ…ん?
[カップの破片が占いを書く。
林檎番の元に筆は無し。
嫌な予感を強く感じて、シェイを探しに家を出た。]
−自宅−
…シェイ、遅いなぁ。
[とんとんと適当に謎料理を作りながら、
家族会議の用意をして弟を待つ。
帰って来ないので香草茶を…
入れようとしてカップを落とした。]
…縁起でも無いなぁ…ん?
[カップの破片が占いを書く。
林檎番の元に筆は無し。
嫌な予感を強く感じて、シェイを探しに家を出た。]
― オズワルドの工房 ―
[オズワルドの言い様が、自分ではなく誰かの事を指しているような気がしたが、それが誰なのかは分らない。]
だって行けないんだったら仕方ないじゃない。
喚いても泣いても駄目だってんなら、諦めて別な方法を探すか、受け入れるよ。
……ま、そう思うのはあたしが年寄りだからかもしれないけどさ。
馬鹿みたいに足掻くのもいいさ。若いうちにしか出来ない事だ。
[からと笑い、オズワルドの言い分>>258には少し首を傾げた。]
一人でって…どういう状況よそれ?
まぁ…もしそういう状況にあんたがなって、どーしてもヤダってんなら、愚痴聞きのおばさんで良ければ残るわよ。
[何かのたとえ話か冗談だろうかと片隅で思いながらも、笑って言ってから。]
さてと、長居しちまったね。カシムの奴が痺れ切らして酒飲んでるかもしんないし、あたしはもどるよ。
ああ包丁は出来るだけ早めにお願いね。1本しか残してこなかったのよ。
[頼みながら、最後絵筆の事を言われれば、そうだねと返して工房を後にした。]
/*
まあ。
こんだけ縁故スパイラルが広がれば、連日どこかが縁故割れ、は当然なんだけどね。
[そんで少なくしたら、その数少ないのを初回に持ってかれたとかなんとか]
読書家 ゾフィヤは、ランダム を投票先に選びました。
読書家 ゾフィヤは、ランダム を能力(占う)の対象に選びました。
『blau』店主 ノーラは、ランダム を能力(守る)の対象に選びました。
『blau』店主 ノーラは、ランダム を投票先に選びました。
―工房―
流石姐さんだ。
どうにもならないことには、泣いても喚いても意味ないからな……。
でも、そのことを嘆くのは、無駄じゃないよな。
[続くノーラの言葉に、少し救われた思いになる。
同時に、かの絵師の悲劇に心が傷んだ。]
ありがとう。
[残すのは礼。
受け取った包丁の重さが、ずっしりと腕に残った。]
聞いたか?
……聞いてないよな。
吐き出す相手も、きっと居なかったんだ。
[呟きながら工房の中に入る。
タイミングよく扉を閉めて、そして。]
― 中央広場 ―
[コンラートの傍で、オクタヴィアが走り去った方を気にしたり、ヴェルナーとの会話を気にしたり。
そんな状態で結局、オクタヴィアを追いかけるまでは至らなかった]
『絵筆』の影響…?
そんなのが、あるんだ。
[詳しい話まではされなかったから、誰がそうなのかと言うことまでは分からなかったけれど。
『絵筆』が心を封じる以外にも影響が出ていることを知る]
……あ、もしかして、アレク先生の。
[一つだけ、思い当たるものがあった。
『絵筆』を探すかのような言葉。
確定は出来ないけれど、あり得る、と心の中で呟いた]
/*
カシムにあたしも投票しとるwwwww
あれ、守護デフォ絵師様じゃないんだ。
昨日も絵師様で今日はユーリエだったわ。
てか綺麗に村人が死ぬなぁ…なんて能力者が濃くなって来てるのよ。
畑守の娘 オクタヴィアは、ランダム を能力(襲う)の対象に選びました。
畑守の娘 オクタヴィアは、ランダム を投票先に選びました。
/*
いやうん。素晴らしすぎるタイミングですよ。
昨日に引き続き、僕もカシムも。
表メモにこそこそしておこう。
フィー>負担かける弟でごめん…!(汗
オズ>プロでちょっと会話できたから後回しにしてたら。僕もちゃんと話したかった。残念っ。
ユーリエ>うう。ここもごめんです…。
オクティ>僕も誤解解きたいのに(涙)ごめんよぉ!
― 喫茶『blau』/厨房 ―
あー。ノーラが帰ってきたら、怒られますねー、これは。
[止めても止めきれず、気付けばなぜか一緒になって林檎酒を飲んでいた。
そんな事を考える余裕があったのは、それほど酔いが回っていなかったからだろう]
うん? お代わりしたいんですかー……っ!?
[もふもふが、空になった皿を咥えて『もっと欲しい』というように前足で膝をつついてきた。
笑いながら酒瓶を手に取り、皿を受け取り注いでやろうと椅子から腰を上げたところで、また眩暈と耳鳴りに襲われる。
今回のそれは、今までのどれよりも酷いもので。持っていた酒瓶を取り落とし、その場に座り込んだ。
直後、とさり…という音が聞こえて。
顔を音のした方に向ければ、一緒に酒を飲んでいたカシムが床に倒れていた]
― 中央広場 ―
[突然走り去るオクタヴィアに、きょとりと瞬く。
なんだか昔、似たような状況を見たなあ、と、ふと思い出した]
あれって……いや、俺の考えすぎ、か?
[その時は、自分が勘違いの最中にいたりしたのだが、それはそれ。
ただ、先に言葉を交わした時の様子を思うと、一人にしておくのはよくないな、というのはあったので]
あーと、シェイ。
……急ぎの用がないんなら、オクタヴィアの様子、見てきてくれないかな?
[もし同じ状況なら、早目に話しておいた方が色々と差し支えない、という実体験と、オクタヴィアとの親しさと。
その両方から、シェイに声をかけた時──]
……っ!?
[感じたのは、幾度目かの痛み。
命の力が、削がれる感触]
またっ……今度は、どこっ……。
[掠れた呟きの答えは、すぐ傍で形となる。
今、声をかけた少年の身体が傾ぎ、倒れて行くのが目に入った]
……シェイっ!
[名を呼んで、手を伸ばしたけれど、痛みに苛まれた身体は思うように動かない。
遠いいつかにも感じた気がする無力感が、過って、消えて。
衝撃に耐え切れず、その場に膝を突いた]
………カシ、ム?
[眩暈と耳鳴りの中、思わず手を伸ばして。その肩に触れるとほぼ同時、例によって耳の奥で響く“声”]
……マタ、奪ワレタ。
マタ、絵筆ヲ持ッテイナイ者ガ封ジラレタ。
絵筆ハ、何処ダ。何処ニ在ル……?
[その言葉を聴いた者は、もふもふ以外に誰かいただろうか?
その“声”の後は、眩暈も耳鳴りもすっかりと治まっていて。
突然の事態に、酔いはすっかりと醒めていた]
― 中央広場 ―
[普通だと思った姉も、こちらを振り返った視線は冷たかった]
何なんだよ、二人とも。
[口の中だけで呟いた言葉は、すぐ近くのユーリエにも届かなかったのだろう。不安と困惑で頭の中がグルグルしていた]
薬師 アレクシスは、ランダム を投票先に選びました。
― 中央広場 ―
[コンラートがシェイに声をかける。
釣られてそちらを見て、オクタヴィアについてのことと知ると、その方が良いな、と心の中で思った]
私は、行っても、声、かけられないし…。
[行けるものならば自分が行きたい。
けれど、行ったところで何を言っても伝わらないから、見ているしか出来ないから。
それなら、傍にいて聞いてあげられる人に行ってもらった方が良い。
シェイなら任せられるからと、その様子を見詰めていた]
[けれど]
───シェイっ!!
[不意に、彼の身体が傾いだ。
手を伸ばすけれど、その身体には触れても擦り抜けて支えることは出来ない。
痛みに耐えるコンラートよりも、今はそちらに気を取られていた]
― 喫茶『blau』:厨房 ―
[もさもさは>>3:265カシムに平皿に用意された酒を遠慮無しに酒を飲み始めた。アレク>>3:269も一緒になって呑み始めても止められなければ尚の事調子づいて飲みまくる。いくら飲んでも調子が変わらないのは、繋がっている店主の影響か。
店主と違ってカシムが調子に乗って呑み続けるのを止める様子はなく、時折足をてしてしっと叩いては平皿に催促する。
カシムが駄目そうな時は>>3アレクに平皿を咥えて主張した。
それに酒を注いでもらう前に、アレクの様子にぴくりと耳を欹てる。
初めは様子のおかしなアレク周りをうろついて、きゅーんと鳴いていたが。
カシムが倒れたのとほぼ同時に、店を勝手に飛び出した。
そのまま一直線に駆け出し、もさもさは中央広場に向かう。
そこでヴェルナーを見つけ出すと、ぐるぐると以前と同じように周囲を回り始めた。]
『おんっ』
[しばらく回りきった後で、またヴェルを見上げてひと啼き。
少し胸を張るような仕草でそこに座って尾を振っていた。]
― 水晶花の花畑 ―
[一面の水晶花と、ヒカリゴケの明かりの中。
緩慢な動きでしゃがみこんで透き通る花弁に触れた。]
…知らなかった、な。
[シェイと一緒にいた人は、落ち着いた感じのきれいな人だった。
自分と違って。]
彼女さんに、挨拶もしないできちゃった。
―…なんで逃げてきちゃったんだろ。
[でも、なんだかあの場には居られなかった。
不可解な気持ちに、顔を伏せた、時。]
― 中央広場 ―
[シェイを呼ぶ絵師の声。
彼が倒れるのを目の当たりにし目を瞠る。
手を伸ばすのは絵師だけでなく女も同じ。
けれど支えるだけの力は無くて衝撃を少し和らげる程度にしかならない]
……あっ。
[痛むのは擦った膝か、それとも胸か。
声を漏らし柳眉をきつく寄せる。
ふるり、首を振り横たわるシェイの顔を覗く]
ど、したの……?
ねぇ、大丈夫……、シェイ……?
[呼びかけるが声は返らない]
……これじゃ、仕事にならねえ……っ
いい加減に、してくれ……!
[三回目。
誤魔化しつつしのいできた身体を、更に襲う負荷。
奥歯で悲鳴を噛み殺しながら、感覚を散らすためにノーラの籠を掴む。
首筋を切ってしまったら楽になるだろうか。
そんな空恐ろしい空想が消え去ったとき、痛みもまた去っていく。
代わりに、深い目眩を伴う疲労感。
そして、とても悪い予感を伴う胸の奥のざわめき。]
こんな調子じゃ、そのうち……。
せめて、体が動くうちに仕上げないと……
[ひっきりなしにこんな感覚に襲われていたら、そう長くはもたない。
確信できたのは、その事実。
早速包丁を取り出して、作業に取り掛かった。**]
ぬっちゃけ、ノーラに恋愛相談の話を振るくつもりで喫茶に行ったんですが。
カシム目の前で倒れちゃったら、もうそれどころじゃねぇwww
これで三回目だ。
そっちは……どうだ。まだ、持ちそうか?
[まず案じたのはオクタヴィアの体調のこと。
生命力を吸い上げられるペースは、自分の想像を遙かに上回っていた。
激しい疲労に根を上げても、響く絵筆の念は消えない。**]
[今までと同じ、けれど今までと違うのは、力の向かった先が分かったということ。
視えた顔は、行きつけの喫茶店の店員と、もう一人。
自分にとって、とても、大事な。]
シェイ…………っ…
なん、で………どうし、て…?
[オズワルドの気遣う声に返す余裕もないまま、意識はそのまま闇に落ちた。**]
― 中央広場 ―
[ぱさ、と幼馴染の為の写本は落ちて。
絵師の変調に気づいたのは少し遅れてのこと]
……絵師、さま?
[辛そうなその気配。
もう一人の幼馴染と重なり心が痛む。
支えてくれた林檎番の彼のお陰で膝は少しひりひりする程度。
林檎番の方へと顔を向けて]
あ、りがとう、ございます。
私はもう大丈夫だから、絵師さまを……
[絵師を案じる言葉を口にし林檎番へと頷いた]
― 中央広場 ―
シェイ、シェイ!?
[辛うじて支えたユーリエの横、膝を突いてシェイの身体の傍へと寄る。
呼びかける声は届くのか否か。
『絵筆』によるものとは直ぐには思い当たらぬまま、ただただ彼の名を呼んだ]
………。
[ゆっくりと瞼を上げる]
あれ……?
[騒いでいる人達。倒れている自分の身体。
何がどうなっているのか分かるはずもなく首を傾げた]
― 中央広場 ―
[名を呼ぶ兄貴分>>13に答える余裕はなく。
ユーリエがシェイを支える>>10のを見て、一つ息を吐いた]
……は。
ちょっと、やばくないか、これ……?
[自分は、恐らく『死ねない』状態だから問題はない、けれど。
慣れぬ媒介となっている者は、大丈夫なのかと。
過ったのは、そんな不安]
― 中央広場 ―
[ 背後でコンラートが膝をつく気配を感じるが、敢えてそちらには目を向けなかった。代わりに、ユーリエの細腕から、シェイを引き取ろうと改めて腕を伸ばす ]
こっちに、とりあえず家に連れて帰った方がいい。
[ 外に居るままでは、また騒ぎが大きくなる。大人の判断が、そう告げていた ]
― →中央広場 ―
[さてカシムはしっかり留守番してるだろうかと思いながら帰路に着く。存外遅くなった事を悪かったかしらとか思っていられたのは、まさかアレクともさと飲み会やってたとは知らないからだ。
中央広場を通り抜けようと入りかけた所で、ふいに眩暈が襲ってきて足を止めた。]
……?また……
[一瞬の立ちくらみ。それは軽いもので、少し足を止めて入ればすぐに通常時に戻る。昨日感じた物と同じだった。]
アレクも眩暈がとか言ってたし……
あたしも何かやってるのかしら、これ。
[とはいえアレクに比べれば随分軽いし、何の結果も出てこないから何をしているのかさっぱり分らない。
分らないって事は気味が悪いものねと呟いてから、広場の中を見ればそこには数人の人影が。
そのうちの一つが倒れていた事とか、幼馴染が居たこととか、なによりもさが居たこととかに驚いたり頭が痛くなりながらもそちらへ向かって行った。]
―喫茶『blau』/厨房―
[ もさっ とした生き物が、薬師に酒をせびる為に背を向けるのを見た。
その直後、だったと思う]
(あ れ……、)
[持っていた瓶が、手をすり抜けて落ちる。
慌てて掴もうとして――掴めなかった。
強い眩暈。身体が重力に抗えずに、傾いでいく]
(ヤバい、飲みすぎ た?)
[けれど泥酔するにはまだまだ程遠い本数だったはず。
そう思いながら、それを確認する間もなく、瞼が重くなり]
−広場−
…シェイどこに行ったか知らな…っ!?
[あちこちで聞いて来たのだろう。
姉が走って来たのは暫く後だった。]
シェイ!?
大丈夫?
疲れてるだけ、とかじゃ無いの?
[実際に心を封じられた状態を見るのは初めてで、
触れたその手の感覚が何かおかしく感じた。]
― 中央広場 ―
ん、いや、俺は大丈夫……すぐに、落ち着く。
[こちらを気遣う言葉を発するユーリエ>>15に、首を振る]
それに……ヴェル兄の言うとおり、シェイを落ち着けるほうが先だしね。
[あまり長くこの状況を続けていては、という判断はこちらも変わらず。>>17
一つ、深呼吸をして、ゆっくりと立ち上がった]
…ふむ。
大分正気かぁ…
まぁ、完全に正気なはずも無し。
微妙に狂い始めておこう。
さすがに、シェイに呼びかけながら料理とかはしないけど。
[0が出たらやってた]
― 中央広場 ―
(……それってどーゆー……)
[なんか言われた。>>21
しかし、否定はできないので、声に出しては突っ込まず。
戻ってきたゾフィヤ>>19に、どう説明するか、と。
思うのと、もふの到着はどちらが先か]
……なに、こいつ?
[『記憶』の中には、似たような姿の生き物のそれもあるが。
さすがにその登場は、唐突だった]
[『絵師』と会話して、その役目の過酷さの一片に触れて。
それでも尚、何処か他人事のように思っていた。
だから、例えば店の常連である少年や少女が、
酒癖の悪い自分を雇ってくれている店の店主が、
世話の焼ける幼馴染たちが、
――何より自分自身が、『絵筆』の暴走に巻き込まれるだなんて、
ちっとも考えていなかった]
/*
ところで今日平日の人が多いんじゃ、と思ったら案の定ー!
頼む、みんな、無理せんで……!
[ちなみにこいつは8日まで連休]
― 中央広場 ―
[見慣れぬ生き物がいつの間にか居た。
ふさふさの毛並みが何故か心を擽る。
警戒心の薄い女は初めて見るその生き物に
少しばかり驚きはするものの怖がる素振りは無かった]
……えー、っと?
[ただ状況を掴めずこてんと首が傾いた]
…シェイ、きっと疲れてたんだよね。
大丈夫。
すぐ元気になるからね…
[泣いてはいけない。
周囲を心配させるから。
ずっとそう思って来た少女は、
無理矢理笑顔を作って。]
…シェイは、家に寝かせたほうが良いですよね?
多分ここだと寒いでしょうし。
[そう言いながら弟を背負おうとするが、
さすがに一人では不可能で。
諦めて誰か手伝ってくれそうな人を探す。]
―都市内・通路―
[ふらふらと、歩きながら、オズワルドさんの家には、たどり着けない。
いけない、わからないけど、いけない、だから、たどり着けない]
だ…め…
[わからない、でも、だめ、それは、いけない。
なにが?]
わから…ない…
[オズワルドさんを、思うのと、反面に、思わないように。
心だけで、浮遊霊みたいに]
― 中央広場 ―
ん、ああ……大丈夫、大丈夫。
これに耐えるのも、俺の務めだから。
[食い下がるユーリエ>>23には、さらりと返す。
その後の、兄貴分への言葉に、さっきの予感が当たったのかなー、なんて思いつつ]
……ええと。
じゃ、手伝おう、か?
[兄貴分がなにやら大変そうなので、手助けを探すゾフィヤ>>27に、声をかけた]
― 中央広場 ―
[近づいていくと、倒れている人影の顔が見えて眉を潜める。]
……シェイ、ただ具合悪いってわけじゃあ
[ないわよねとは、中央広場に漂う雰囲気と絵師の様子で悟る。
もさもさ相変わらず愛想良く、嫌がるヴェルナーの傍で尾を勢いよく振っていた。]
― 喫茶『blau』:厨房 ―
[眩暈と耳鳴り(声)が治まれば、まずはカシムを抱き起こして様子を診る。
長や姉妹と同様に仮死状態になっているのを確認した頃になって。
今更ながら、もふが厨房から姿を消していた事に気付いた]
………誰か呼びに行ってくれた、とかですかねぇ?
[眩暈を起こして座り込んだ時は、心配そうに周りをうろうろしていたのは覚えている。
だが倒れたカシムに気をとられてた辺りから、そういえばもふの姿を見た覚えが無かった。
そんな希望的観測を呟き。
とりあえず、カシムを抱き上げて店内へ運び、長椅子へと寝かせる]
急に倒れました。
絵筆が原因と思われるので、大至急、絵師様とノーラを呼んできてもらえませんか?
[気を失っている料理人を運んできた薬師の姿を見た、他の客たちが驚いてどうしたのかと問いかけてくるが。
その問いかけに対しては、簡単に応じるだけで、そう依頼をする]
連れて行ったわよ!
カシムに見張りまで頼んでおいておいたのに、あいつはどうし……
[と、ヴェル>>26の悲鳴のようなそれに返事した所ではたと気づく。]
まさか……
[そういえば昨日倒れたのは2人だと聞いた。
嫌な予感を覚えて、急に勢いは萎んでいき。]
ごめん、あたし店に戻る。
……何もなきゃいいんだけど
[そういい残して足早に、中央広場から店へと向かった。
もさは店主は追わずに、そこに座って見送っていたとか。]
― 中央広場 ―
[急にヴェルナーの所へ現れたもさもさした生き物に驚きはしたものの。
この生き物もこちらに気付くことは無さそうだったことと、意識がこちらに来てしまったシェイに向いていたためにそれ以上関わろうとはせず。
幼馴染の手が肩に触れたのを感じて>>+20、思わず苦笑が零れ落ちた。
本当に同じ状態になってしまったのだと言う、あまりありがたくない実感]
うん、そう言うこと。
最初に長が封じられて、次に私とドロシーが封じられて。
今度は、シェイ、が…。
[答える声が徐々に暗く、落ち込んでいく。
もう一人封じられた者が居ると言うことは、今はまだ知らぬまま]
― 中央広場 ―
あのなぁ……そりゃ、ヴェル兄には力で負けるが、そこまで酷くないっての!
[絵筆しか、と言われてはさすがに憮然として。>>30]
……それに……ちょっと、心配なんだよ、この子。
[それから、他には聞こえないよう、ぽつり、と呟く。
先にアトリエでも見せた様子。
力のこととも合わせて、色々と気がかりだった]
[思い出したように振り返り林檎番を見て]
シェイの事、宜しくお願いします。
[先程話していたからという理由が主だが
そう彼に頼み頭を下げた]
では失礼します。
[写本とシェイの持っていた籠をを拾い
抱えなおして女は喫茶店の方へと歩き出した]
あれ、
[倒れている男には見覚えがある。
少し間の抜けた顔のそいつは、幼馴染や店主ではなく、けれど彼らと同じくらい――もしかしたらそれ以上に慣れ親しんだ面で]
……えっと、
[誰だっけ、と考えながら。
薬師がそいつを抱き上げ、運ぶのに着いて行った]
/*
表の誤解、まったくもってして解けそうにないですね!
……うぅぅっ(涙
とりあえずこっちはシオンとその話題に触れられたら、ストレートに誤解解こうかと思います。
勘違いのままは悲しい。カシムにも申し訳ない(
― 中央広場 ―
[ カシムの名が出た途端に、踵を返したノーラ>>34に ]
え、おい、これ置いていくのか?!
[ 慌てて声をかけるが、どうしようもない。やれやれと溜め息をついた一方、コンラートの憮然とする様子>>36には、目を細める ]
言われたくなきゃ、もうちょっと食うもの食って太るんだな。
[ さっくりと言い放って、結局シェイを抱き上げる ]
気になるなら一緒に来い。
[ 心配>>36、という言葉に秘められた意味は、男の与り知らぬ事だったが、彼にしか感じられぬことも有るのかもしれない、と、そう告げる。と、何故か、もさもさが「おん!」と嬉しそうに鳴いて、尻尾を振った ]
いや、お前に言ったんじゃないから。
[ 反射的にもさに釘を刺したものの、やっぱりついてくるのだろうな、とは半ば諦めていた ]
― 中央広場 ―
……シェイ?
[感情が篭らない声。
不安げにその表情を覗き込む。
慰めるように肩を叩いてくれたのには少し気分が浮上したけれど。
幼馴染の様子に心配が表情に表れた]
…うん、フィーもオクティも、無事なら。
……シェイも、巻き込まれなければ良かったのに……。
[別の形で残る幼馴染二人も巻き込まれているとは知らぬまま。
地面に座り込んだ状態で僅か、瞳を伏した]
― 中央広場 ―
[喫茶店へと向かうノーラには軽く、視線を向けて。
ユーリエを見れなかったのは、思う所あるが故]
……るっさいな……そこは、大きなお世話。
[同世代の男性の中では細い方だという自覚はあるので、やっぱり表情は不機嫌なままだったが。
一緒に、という言葉>>38に頷いて]
[抱え込んで人の心配ばかりしてる幼馴染。
聞こえてきた声を思い出し、眉を寄せる。
絵師の彼もそうだ。
望まず知っていった事象に憤りが募る]
『絵師』と『絵筆』――…
歪みが生じたのは『絵師』だけに負担を掛けたから。
誰かの犠牲に成り立つ幸せなんて
そんなの本当に幸せと言えるの?
[誰にともなく呟いて、深く深く息を吐く。
女はそう思うものの
絵師と絵筆の存在を思えば
犠牲を強いてまで空を望んだ者が居たということ。
知らずとは言え、絵師に両親の封じの絵を描いて貰った。
同罪なのだと思えば気持ちはズンと沈んでしまう]
― 喫茶『blau』 ―
[ユーリエが同じく喫茶店へと向かっていたのは知らなかったので、一人足早に店に戻ろうとする途中で、店からアレクの言伝を伝えに出た常連の一人と鉢合わせた。]
…………そう。
ありがと、一旦様子見に店に戻るわ。
[急にカシムが倒れてアレクが診ていると言われ、眉間に皺を寄せた。
だいぶ低い声で伝え、先より急いで店へと戻り。]
アレク、カシムは?
[名を呼びながら幼馴染を探せばすぐ見つかり、その横で顔色悪く倒れた料理人を見つければ深く息を付いた。]
― 中央広場 ―
何?
[覗き込まれ、淡々としたまま首を傾げる。
気遣う動きは出来る分、親を亡くした時よりずっとマシな態度だったか。感情を押し殺すことで精神バランスを取っている]
フィーは、絵筆を探せるから。
不思議な力があるみたいだったから……。
逆にそのせいで苦しんだりしていないといいけれど。
[運ばれてゆく身体とそれに付き添う姉をただ見送る。
一人でないならきっと大丈夫。自分に呟き言い聞かせる]
……オクティ。
[もう一人の幼馴染の名前には殺し切れない不安の影が過ぎる]
そうだ。オクティも調子があまり良くなさそうだった。
大丈夫かな。
さっきも態度が変だったし。
[瞳を伏せてしまったシオンの肩をもう一度ポンポンとして。
立ち上がろうかと手を離した]
……んー……。
あれか、犬に似てる……のか。
[こちらの視線に答えるように『おんっ』と鳴いたもさもさの姿を、『記憶』にあるそれと照らし合わせて呟いたりしつつ。
ゾフィヤから聞かされた話に、少しだけ、安堵したような表情を覗かせた]
……そう、か。
ま、確かに、ヴェル兄はそういうのに縁遠いし……。
[何より、暴走した思念に囚われるほど、弱くはないだろう、と。
そこは口には出さないが、そんな信があるのもまた事実で]
―喫茶『blau』―
ていうか、あれって……
[薬師のやっている抱え方は所謂お姫様抱っこというものではなかったか]
男であれやられるって、なんかこう、矜持に関わるっていうか……
[しかも相手は背も低く、女性と見紛う程の容姿ではあるけれども、れっきとした男だった]
いや、女の子だったら女の子だったで嫌だけどさ。
なんか、その……御愁傷様?
[倒れたそいつに深く同情した。名前思い出せないけど]
[ ともあれ、シェイを家に送り届け、一通りの話が済めば、男は一度林檎の樹の傍へと戻る ]
[ 何があろうと、大事な生命の糧を護る役目は放棄するわけにはいかなかったから** ]
……これも、『絵筆』関連の何か、ねぇ……。
[なされた説明>>44に、じいっともさもさを見る。
特徴的な痣に気づくと、一つ、瞬いた。
それが何を示すかは、『識って』いるから]
まあ……害がないなら、いいんじゃない?
[恨めしげな視線を向ける様子に、さらりと言った。
楽しそうに見えたら、絶対気のせいじゃない]
そう、だったんだ。
大丈夫かな…。
……あ、そう言えば、アレク先生も、探す力があるみたい。
私達が封じられた時に、そんなことを言ってたよ。
[自分が見たものを伝えて、ゾフィヤを見送るシェイを見詰めて]
…ね、心配なら、着いて行く?
向こうには、私達のこと、見えないし、触れることも出来ないけれど…。
[傍に居た方が良いのだろうか、と考えて、そう提案を口にした。
そろそろドロシーのことも気になるところだけれど、封じられたばかりの幼馴染も気になって。
しばらくはその傍に居ることと*なるか*]
― 喫茶『blau』 ―
あぁ……おかえりなさい、ノーラ。
[店に戻ってきた幼馴染の声に振り返り、そう声を掛ける。
いつものような言葉までは、さすがに出てこない]
…………すいません。
近くに居たのに、何もできませんでした。
[絵筆の影響なのか、心を封じられた者に触れると“声”は聞こえるが。それ以外には何もできない事を悔しく思う。
薬師の自分に出来る事は、ただ容態を確認して、少しでも知識があれば素人にもできるような応急処置を施す事だけだ]
―喫茶『blau』―
[そのうち表から店主の声が聞こえて、ぎくりとした。
理由は]
……うわ、酒瓶あのままだった。
[こっそり厨房に戻ろうとする間もなく、入ってきた店主に今日も叱られるかと覚悟を決めた。
のだが]
― 喫茶『blau』 ―
[カシムの顔に手を触れると、酷く冷たい。
心を封じられた者に触れたのは初めてだったが、その冷たさにますます眉間に皺が寄る。]
……まったく、明日からあんたの代わりに誰が仕事すんのよ…。
[手を離し、口から零れるのはそんな言葉。
騒いでも仕方ない、それを分っているから出たものだった。]
アレクのせいじゃないでしょ、仕方ないわよ。
……だからって、このまま黙っているわけにもいかないけど。
[早い所元に戻さないと、そうは思うものの絵筆は見つかる兆しはない。
八方塞な事態に軽く苛立ちも覚えていた所で>>46入り口から声が聞こえて顔を上げる。]
……ユーリエ。
[カシムとは親しい彼女に、何と言えばいいのか。
視線は彼女から、長椅子に眠るカシムへと向けられた。]
―都市内・通路―
いく…
[行けない]
向かう…
[向かえない]
会いたい…
[会えない]
何を…どこに…
[よく、わからない、自分が…、
心にセーブがかかる。本当のことを知らずに、ただ自分にとって、それが正しいと、どこかで信じて]
― セルリアン宅 ―
[ともあれ、姉弟の家にたどり着き。
一通り話が済むと林檎の所に戻る、という兄貴分を見送って、それから]
……な、ゾフィヤ。
これ、俺が言えた義理じゃないのは、自分でもわかってるんだけど。
……もっと周り、頼っていいんだよ。
こんな時だから、余計に、ね……。
俺と違って、君には周りを拒む理由、ないだろ?
だから……ね?
[唐突な言葉は、少女に何を思わせるか。
それを確かめる事はせず、ただ、拒まれないならぽふり、と頭を撫でてから、姉弟の家を出る。
外に出て、零れ落ちるのは、深いため息]
……ほんっとに。
自分で言うのもなんだが……どの口が言うんだか、な。
[浮かぶ笑みは自嘲のそれ。
それでも、言わずにおれなかったのは、かつての喪失の時の自分が重なったから。
先のアトリエでの様子も、何かを堪えているように思えたから、余計に気になっていた]
……さて、と。
もう一方の気になる方も……回っておくべき、かな。
予測が当たってるなら……本人が行かないと、どうにもならんのだけど。
[そんな呟きをもらしつつ、足を向けるのは畑の方。
喫茶店で起きた事と、それで探されている事は、未だ知る由もないままに。**]
/*
いやほんとに、どの口がいいやがるんでしょね!
[せるふ突っ込みしたくて仕方ないらしい]
さて、先ほど突かれた核心には、どこでどう打ち返すべきかな!
美味しい刺し方しやがって、こんにゃろw
―喫茶『blau』―
[店主が呼んだのは自分の名前。
店主が触れたのはそいつの頬]
あ、
[ぐるぐる回っていた思考が、すとんと落ちる]
そっ か。
[店主や幼馴染たち以上に慣れ親しんだ顔。
それでいてすぐに思い出せなかったのは、水面や鏡でしかそれを見る機会がなかったから。
――つまり、]
―喫茶『blau』―
[それを理解した直後、幼馴染の声がして]
……ユゥ、
[きょとんとした顔は、やはりこちらを見ていなくて。
眉が下がった。と思う]
[薬師が名を呼べば小さく頭を下げ返した。
テーブルの一つに籠と本を置いてカシムの居る長椅子へと駆け寄る。
手を伸ばし色を失った頬へと触れれば先程感じたのと同じ冷たさ。
血色さえ良ければ仕事中にお酒を飲んで酔っ払ってしまったのかと
軽口も叩けるのだが、この様子ではそうは思えなかった]
――… なんで、眠っちゃう、かな。
大事な幼馴染のために急いで頼まれたもの写してきたのに。
どうして、待てないのよ。
カシムの、莫迦……
[次第に俯き、声も小さくなってゆく]
……起きてよ、 カシム
[触れた頬を軽くつねり願うはいつかの光景を思い出してのこと]
― 喫茶『blau』 ―
[長椅子に寝かせているカシムを見てきょとんとしているユーリエに、絵筆のせいで眠らされているというくらいの事は伝える。
ふと。先ほどユーリエが言いかけた『シェイの』という言葉が引っかかった]
…………シェイさん、は。どうかしたのですか?
[長のときは一人だけだった。
姉妹のときは二人だったが、一緒にいた為だろうと思っていた。
でも。カシム以外の誰かも倒れた可能性もある。
シェイが倒れた事はまだ知らなかったが、不安を覚えてユーリエに問いかけた]
― 喫茶『blau』 ―
絵筆……結局誰が持ってるのかしらね。アレク
[そう見上げて、昨日今日のあれはどうだったかと尋ねたら、カシムは持っていないとの返事は返ってくるだろう。]
…そういえば、シェイも倒れてたわ。
とはいえあの子も絵筆持ってる風には見えなかったけど。
[そうさっき見ていたそれらも伝えておいた]
[ユーリエが持ってきたシェイの成果に、笑む事は出来なかった。
テーブルの上に置かれた篭を手にし、溜息をつく。]
……カシムの両親に知らせないとね。
そこまで運ぶようも頼まないと。
[誰か手を捜してこなければと思いながらも、一度篭を厨房に持って行く。
そこで見たものに、眉間に皺でなくて青筋が立ったのは仕方が無かった。]
あんの………
仕事中に懲りずに酒なんか飲んでるからだ馬鹿っ!
[心配して損したとまではいわないものの、自業自得的な思いを抱いてもしょーがないような惨状に、流石に声を荒げて盛大に溜息ついたとか**]
[幼馴染は起きてくれない。
指先に僅かばかり籠められた力もすぐに失われた。
頬の輪郭を辿るようにして、自らの手を引き寄せる]
若先生。
これって、長さまと同じ、なんですよね。
[仮死状態。
判断できるほどの知識はないから
微かな脈と微かな呼吸を感じつつも専門家に確かめる。
シェイの事を薬師に問われればノーラの答えに頷き]
あの子も多分、カシムと同じ……
広場で突然倒れて、体温も、低くなって……
[林檎番やシェイの姉であるゾフィヤが
彼を家まで運んだだろうことをつけたし伝えた]
―喫茶『blau』―
[幼馴染の手には本があった]
なんだ、暇なときでいいって言ったのに。
[それを置いて彼女が駆け寄るのは、寝かされた身体のほう。
ばかと呼ばれ、頬をつねられ、更に間抜けな面を晒して、それでも起きない自分。
それはそうだ。
それを動かすための“心”は、封じられてしまったから]
[そっと幼馴染の隣に立ち、自分に触れようと手を動かした。まだ身体の中にいた時みたいに、そう意識した。
もしかしたら戻ることができるかも知れない。
幼馴染や店主や薬師を安心させてあげられるかも知れない]
……ダメか。
[透けた手はそんな期待を拒むかのように、擦り抜けるだけだった]
― 喫茶『blau』 ―
カシムは違うようです。
[絵筆の話>>57を振られれば、そう応じて小さくため息を吐く。
ユーリエ>>60の問いかけには、頷いて肯定する。
二人から、シェイが倒れた事と家に運ばれただろう事を聞けば、眉間に皺を寄せ]
……やはり、そうですか。
そちらの様子も見に行かないと、ですね。
[“声”を聞くためではなく、診察と応急処置の為にそう言った。
シェイの方へ行くより、カシムを運ぶ方が先だろうか…と考えながら。ノーラが籠を持って厨房に行くのを眺めていて、ふと気付く。
………そういえば、酒瓶とかコップとか片付けてないな、と。
すぐに聞こえてきた声>>59には、視線が泳いだ。
使われたコップは2つ(プラス、もふもふが使っていた皿)とも片付けていないのだ。自分が一緒に飲んでいた事がバレるのも時間の問題]
― 喫茶『blau』 ―
[ノーラの言葉>>58に同意するように小さく頷いた]
知らせに行くなら私が……
[彼の実家も知っているから申し出るものの
じ、と眠るカシムから直ぐには目が離せない。
暫く見つめていれば厨房から店主の声>>59が聞こえてきた]
仕事中にまで飲んでたんだ。
そんなんじゃ人のこと、言えないよ?
[困ったように呟いて眠る幼馴染の髪を撫でる。
そうして幼馴染の実家へと足を運び
彼の両親に知らせ二人を『blau』へと連れてくる。
二人の悲しみは如何ばかりか。
父親に背負われてゆく幼馴染。
渡せぬままの本を握り締めて彼らを見送った**]
………ユーリエさん。
私は、シェイの様子を診にいきますので、ノーラに伝えておいてもらえませんか?
それと、途中で誰かに声を掛けて、カシムをご両親のところに送り届けてもらうよう頼んでおきますから。
よかったらユーリエさんは、傍についていてあげてください。
[カシムを運んで両親に説明して、そのまままっすぐシェイのトコロに行くつもりだったが。
この場に留まるのはマズイな、と判断して。ユーリエにそう頼んで、逃げ出す事にした。
視線が泳いでいたり、表情が引きつっていたりなどの様子は、ユーリエには不審に思われただろうか?]
― → 都市内通路 ―
シェイくんも?
……そう、なんだ。
[やがて店主や幼馴染の口から出た『もう一人』は、店に食材を届けてくれる、割と近しい存在の名前。
そういえばと、本の横に置かれた篭を見て。
他が封じられたと聞いた時と違い、胸が痛むような心地がした。
前の三人に失礼だろうか]
……うわっ、ごめんなさいっ!
[直後厨房から響いた声には、反射的に謝ってしまったわけだけれども。
その声が直接こちらに向かわなかったのは]
封じられてよかったかも……
いや、でも、……やっぱり。
[寂しかった]
前回、デフォ投票対象のドロシーが襲撃され。
今回、デフォ投票対象のカシムが吊られ。
………明晩、デフォ投票対象のオクタが吊られてたら笑うな。
[幼馴染にも言われてしまえば、反論できずに苦笑いを浮かべる。
反論したって聞こえやしないけれど]
……。
[一度出て行った彼女に連れられて、両親が来た。
酒呑みでちょっと頼りない父親。
普段は優しいけれど説教の長い母親。
二人が一様に見せたのは、息子でさえ今までに見たことのない表情]
ごめん。
[謝る声も届かなくて、やっぱり苦笑するしかなかった]
[幼馴染の隣で、二人と自分を見送ってから、
握り締められた本を見て、彼女の髪に触れようとして。
やっぱり擦り抜けてしまった]
そんな顔しないでよ。
[呟いて、けれど誰のせいかは知っている。
いたたまれない気持ちになって、同い年の彼女の傍から離れ、ふらりと店の外へ出た**]
― 都市内通路→セルリアンさん宅 ―
[都市内通路を、急ぎ足で歩いていれば。
すれ違う住人たちの中でも年配の面々から『今度は何やったんだね、若先生』『子供の頃からちっとも変わらないねぇ』などと声を掛けられ、足を緩めずに苦笑を返した。
急患が出て急いでいる場合は、大概全力疾走している。
それ以外で、この薬師が急ぎ足で都市内通路を往くのは、9割9分9厘が『何かやらかして幼馴染たちか父親に怒られそうになって逃げ出した時』だと。彼が子供の頃を知っている年長者たちにはバレバレだった。
そんなやり取りをしながら歩いている内に、姉弟の家に辿り着いた。
扉を叩き、中に居るだろうゾフィヤに声を掛ける。
家の中に入れてもらい、シェイを診る事ができたなら。
例によって受信する怪電波へのゾフィヤの反応はいかなるものだろうか……?**]
/*
更新前も含めてだけど、こいつったら一人遊びがしやすい……!
厨房ほぼ一人だったのにあんなに喋ったの初めてじゃなかろうか。
そして店主のフリやら反応やらが毎回美味しすぎる。
ごちそうさまです。
[名を呼び、落ちていく意識。
力の向かった先は、こちらにも伝わってきた。]
――っ。
[自分と彼女の生命力を吸い上げられて、
もたらされるのは、これなのか。
深い眠りに落ちそうになる意識を、唇を噛んで引きとどめる。]
―工房→喫茶『blau』―
[どれぐらい時間が経っただろうか?
ゆっくりと顔を上げた。
砥石を脇に置き、外套を纏う。筆一本分の重みを確かめると、『直ぐ戻ります』の看板を再び扉にかけた。
それからは一目散だった。身体が重かろうが痛かろうが関係ない。ただ一目散に走った。]
カシム!
[彼の両親と行き違いになったことなど気がつかず。
必死の形相で幼馴染の名を呼び、行きつけの喫茶の扉を開いた。]
そう、か。
やっぱり、そうなっちまったのか……。
[まもなくカシムが心を封じられたことを知るだろうか。
震える指先を丸め、拳を小さく壁に叩きつける。]
姐さん、いきなり来ちまって悪い。
香草茶、一杯……出してもらって、いいか?
[顔面が蒼白なのは、襲う疲労のせいだけではない。
半ば崩れ落ちるように、店内の椅子に腰掛けた。**]
―都市内・通路→―
見つけた…
[オズワルドさんの姿を見つける。走ってく。ついていく。
すごい必死な様子だった。けれどもついていくのに苦は無い。
苦しくもならない。息切れもしない。体が無いから]
[向かう先は喫茶店。カシムさんが自分と同じになったらしい話を聞く
オズワルドさんが、とっても悲しんでるみたい。疲れているみたい。
椅子に腰掛ける姿にそっと近寄る。手を伸ばす。届かない。触れられない。
カシムさんとオズワルドさんは知り合いみたい。オズワルドさんの様子見てると、結構親しい仲みたい。
自分とは、きっと、違う、くらい。
だって、あんなに、悲しんで、苦しそうで]
オズワルドさん……
[オズワルドさんの傍にじっと立っている。何もできないけど、ただ傍に。
余計に自分も悲しく、寂しく。それでも離れられず…**]
/*
どう動こうかなー、と考えながらの四方山話。
>>41はねー、うん、全く持ってその通りなのですよね。
一点に負荷を集中させたが故の軋みがこの騒動の原因。
辿り辿れば、初代の時代の状況がそれだけ酷かった、ともいうのだろうが。
故郷には二度と帰れない、たどり着いた先は閉鎖空間。
そりゃ、ふつーに絶望もする。
そんな中で、僅かな可能性に気づいて、それに賭けよう、と思ったのが初代なわけで。
初代はできれば、自分だけで終わりにしたかったんだけど、できなかった、と。
最初は、象徴でもなんでもなかったんだろうけど、シビリアンコントロール的にそうならざるを得なくなっていった、っていうのが実情で。
記憶継承は『故郷の事を残したい』気持ちの表れで、初代のささやかなわがままだったのだけど。
結果的に、それが重さに繋がってる部分もあるんだよなぁ。
/*
まあ、酷い世界観である、という自覚はある。
けど、そんな場所で、手の届かない諸々に振り回されて、それでも生きてゆく、というのが、ある意味では封じ絵系のテーマなのだよね。
廻る刻の方も、似たような部分はあるけれど、あっちは基本的に全員が同じ寿命(一年)で生きる、という前提があるのと。
『死神の降る刻』に対して、ある程度の共通認識と諦観が構築されてる分、悲壮さが弱め……と言えるんだろか。
あれだけカップルブレイクが続くと、なんとも言えんが。
そいや、廻る刻系もまたやってみたいよーな気がしなくもないが。
そも需要があるのかどーか。
やるとしたら、妖魔の設定もうちょっと考えんとならんけど、な!
/*
で、四方山話はさておいて。
……どう繋ごうか。
今日は平日だから、昼間に一気に進む事はないだろうけど。
[昨日はいろんな意味で酷かったw]
その分、夜に備えての動きはしておきたいんだよ、ねー。
― 都市内通路 ―
……え?
[姉弟の家を出て少し進んだ所で伝え聞いたのは、喫茶店での出来事]
……そう、か……わかった、報せてくれてありがとう。
[特に親しくしていた訳ではない、けれど。
先の中央広場でのやり取りで響くものがあった、料理人の青年が封じられた、と聞けばやはり、心中穏やかではいられない。
それでも、不安は広げられない、と穏やかさは崩さず]
ああ、大丈夫……なんとかする、必ず。
[静かに告げて、再び歩き出す。
途中、別の住人にオクタヴィアを見かけなかったか尋ね、畑の方に行った、という話を聞くと家に帰ったのかな、と思いながら畑守の所を訪ねた]
……まだ、帰ってない? そうですか……。
[対応に出た畑守からは、まだ戻っていない旨が伝えられ。
それじゃあ、探しに行くか、と思ったら、これからどうなるのか、を問われた。
それに返せるのは、定型的な文句しかない、けれど]
……このままには絶対にできない……したくない、から。
俺は、俺のできる事に全力を尽くします。
だから……『どうにもならない』、と。
そう、思い込んでしまう事だけは……しないでください。
[最後に付け加えたのは、心からの願い。
それをどう受け止めたかはわからぬものの、頷いてくれた畑守に礼をしてその場を辞す]
んー……帰ってない、となると……奥にいる、かな?
[呟いて、足を向けるのは水晶花の花畑の方。
進むにつれて大きくなる水音を聞きつつ、ふと、足を止める。
思い返すのは、先に広場でユーリエに言われた言葉。>>35]
……わかっては、いる、さ。
全く同じ事……グレーテにも言われたから、な。
けど……。
[周囲に支えを求めて寄りかかって、それで得られるものが大きいとわかっていても。
その先にある喪失を思うと、今が苦しくとも何も求めたくない気持ちが強くなっているのが今の自分]
……弱さも狡さも、周り傷つけてる事も。
全部自覚してるんだから……ほんとに、タチ悪いよな……。
[自嘲の呟きを、水音に溶かして。
ふる、と頭を軽く振って気持ちを切り替え、奥へと進む。
透き通る花の揺れる花畑は静かで、水音以外の音はなく。
いないかな、と思いながらぐるりと見回した時──倒れ伏す姿が見えた]
……オクタヴィアっ!?
[慌てて駆け寄り、抱え起こす。
伝わるのは冷たさではなく、温かさ。
封じを受けた訳ではないのは、それでわかったから。
零れ落ちるのは、安堵のため息。**]
[二人に手伝ってもらいながら家へと帰り、
シェイをベッドに寝かせた後でヴェルナーを見送り。
これからどうするかと考えていた所で、
絵師様から周りを頼れ>>51、と言われた。
考え込んでいたら絵師様は行っちゃって、
シェイを撫でながら独り言。]
・・・アタシ、既に周りに頼り過ぎてると思うんだけどねー。
シェイを運ぶ時もわざわざ絵師様とヴェルナーさんに手伝ってもらったし、
普段から皆に色々助けてもらってるし。
・・・だからこそ、こんな時ぐらいはアタシにできる事で頑張らなきゃいけないんだよね。
[ただでさえ自分は人に迷惑をかけている。
色々な面で人に支えてもらっている。
だからこそ、心配させてはいけない。
これ以上負担になってはいけない。
そんな思いで固められていく思いは、
どこか歪に固まって行く。
少女自身が気づかぬままに。]
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