情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
/*
あ、と、いうか。
蜂蜜と全然関係ないところ(灯りの説明)に、巣の所在が書いてあったのかー!
……これじゃちょっと気づかん、か……不覚。
― 喫茶『blau』:厨房 ―
[気にしないでという絵師の声を背に受けつつ駆け込んだ厨房で、ノーラからも笑われてしまって赤い頬が更に赤くなった。
緊張しなくても、と言われてなんだか落ち着かない様にノーラを見て。]
で、でも、だって、遊んでもらってたのって子供の頃の話だし、気合入れてないとついクーノ兄って呼んじゃうし…
[手にもっていた配送用の袋の紐を捻りながら口の中でもごもごと言い訳しつつ、いつものところに置くように言われればそのように袋を置いた。]
9人目、少女 ドロシー が参加しました。
少女 ドロシーは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[ツインリボンをした長い金髪を椅子の背もたれに垂らして座り、足をぷらぷらと今日も本を読んでいる。
本は楽しい、とっても楽しい。知らないことがいっぱい書いてある。
見たことも無いもの、体験したこともないもの、自分ができないこと、いっぱいいっぱい…
だから本は好き]
[静かな雰囲気の図書館も好き、とっても落ち着く。
にぎやかなところは苦手だから]
― 喫茶『blau』:厨房 ―
あ、こ、こんにちはカシムさんっ!
って…今から貝で何か作るの?
[カシムから片手を上げられると慌てて挨拶を返し。
彼の手にあるものに気付いて首を傾げた。]
[返された笑みは苦笑のようなものだったか?
街の象徴として崇敬されている人間とは、正直世界が違うと思っていたけれど。]
ここの香草茶は、やっぱ格別だよな。
姐さんの味、俺は大好きなんだ。
[去り際に一言、絵師に声をかけた。]
じゃあ、カシム。また後でな。
酒場で待ってるから、仕事終わったら来いよー。
[厨房の料理人に言い残し、馴染みの喫茶を後にした。]
/*
[ドロシーの設定を見て保護者属性がうずうずしている]
まぁ今回はスパイラル作っても問題ないだろうからなぁ。
次のログ書き終わってから悩もう。
先に申告する人が居たら任せよう。
― 喫茶『blau』:厨房 ―
[オズワルドから受け取ったお代は>>126、一旦ポケットの中へと入れて。
絵師からかけられた声>>128は背中で受け取り、はいはいと肩越しに笑みで返す。
カシムから返事が返れば>>135、あいよとひらり手を振った。]
まぁ急ぎじゃないって言われてるしね。
[忘れさえしなければ特に急かしはしない。
ちらとカシムの様子を見て、酔いの気配が無さそうなのを見ればやや満足そうに言った。
本当ならそれが当然であって満足してはいけないのだが、悪い方向に地味に慣れていた。]
もう少し落ち着いてきたら、ここはあたしか誰かが引き受けるよ。
帰る前にでも渡せるように用意しときな。
[去り際にかけられた声>>139に、瞬き一つ]
……ええ。
俺も、ここの店の香草茶が一番だと思ってますよ。
[返したのは、自然な笑みと素の感想。
『絵師』となる以前から、ここには足を運んでいたから、それは偽りない気持ちだった]
/*
最低人数突破、感謝!
いや、ほんとに、こんな強行突破企画なのに。
……しかし、後から女子の増えるこのくろねこぷれぜんつくおりてぃはどーにかならんのかと。
― 林檎の樹の傍 ―
やぁ。
蜂蜜、分けて欲しいんだけど、ある?
[訪ねた先で目的の人物を見つけて声をかける。
蜂蜜の在庫を問うと、残っている旨と器を持ってきたかを問われた]
あー…ごめん、今日は持って来なかったんだ。
器、借りても良い?
[謝罪と共に願いを口にして、軽く首を傾ぐ。
フードの下で銀糸が静かに揺れた]
ありがとう。
中身を移したら洗って持って来るよ。
[承諾の言葉を貰って嬉しそうに笑む。
相手は木で出来た器に蜂蜜を盛ると、蓋をして持たせてくれた]
いつもありがとう。
器返しに来る時に野苺酒持って来るね。
それじゃ。
[礼を述べて約束を口にすると、にこりと笑んでから踵を返し、その場を去って行った]
― 喫茶『blau』:厨房 ―
あはは、ここでクーノ呼びはちょっとマズいかなー。
口うるさい連中も多いしね。
[こと絵師に関しての取り扱いは、人によって様々で。
それが良いとも悪いとも言わないが、ひとつ間違えれば店で騒ぎになりかねないのでその辺り、店主も注意してはいた。
湯につけておいたカップを取り出し丁寧に布で拭いてから、これまた湯に沈めておいたポットを軽く拭いて、予め複数混ぜておいた香草を適量入れて湯を注ぎ、暫く蒸らして待つ。
その間、置かれた袋の中身をいつものように確認し、いつも通りのものが届けられているとオクタヴィアににこりと笑んだ。]
まぁ落ち着きなって。
そーだ、時間が空いてれば、絵師様と一緒にお茶でも飲んでくればいいさ。
少し話しでもすれば、緊張も解れるだろ。
[とは少し意地が悪い笑みを浮かべながら言ってみた。]
―都市通路→図書館―
……まだ早いか。早いよな。
[往来の様子に呟く。
ある程度腹も満たして落ち着いたせいか、酒を求める忙しなさはあまり感じなくなっていた。
ぶらぶらと足を運んでいたら、中央広場に出てしまった。]
[面した図書館を見上げ、ぶらり中へと入る。
適当に暇つぶし用の日報でも物色していたところで、少女の姿を見つけるだろうか。]
よぉ。
なんか面白い本でも見つけたか?
― 喫茶『blau』/厨房 ―
あぅ、カシムさんまで…
…え、絵師様が?
[カシムからも元気といわれると、いつもこんなだったかなとか思ってしまったり。
けれど貝のことを聞くと、不思議そうに首を傾げたまま内側を見せてもらって。]
へ〜…貝も材料になるんだ。
[ゆらゆらと色合いを変えるそれを見ながら、感心したように呟いた。]
/*
おっと、様々はいいすぎだったかな。
基本尊敬の対象なんだけど、中には色々あるんじゃ?
シメオンみたいに親しくしてる人もいるし。
ぐらいの勢いだったけど…。
― 喫茶『blau』:厨房 ―
[いつものようにノーラが配達の内容を確認するのを待つ。
中身に間違いが無いと確認が済んだところでようやく今日の仕事は終わりだ。
ノーラからいつものように笑顔を向けられると、ほっと息をついた。
が、続いた言葉とちょっとだけ意地悪な笑顔を向けられるとまた落ち着きがなくなって。]
や…ダメダメダメ!
シオンやシェイとかが一緒でなきゃ無理!
―図書館―
[本を読んでいたら新しく人が入ってきた。
声をかけられる。知ってる声。ぬいぐるみを作ってくれた人]
オズワルドさん。
[本から顔を上げてその人を見ながら少し照れくさそうな笑顔が浮かぶ]
本は全部好き。
いろんなこといっぱいだから。
― 喫茶『blau』 ―
ありがとう。
手入れしたら持ってくね。
[見習いの文字が取れたとき、先達が頼んで研ぎ師作ってもらった道具。大切に使っていてもまだ鈍るのが早い。
スープは温かく身体に浸み込んで、食べ終わる前から少しウトウトしてきてしまっていた]
― 喫茶『blau』:厨房 ―
あらシェイならまだ店にいたでしょ。なおの事丁度いいじゃないの。
配達ついでにお茶ぐらいならご馳走するわよぉ。
[オクタヴィアの慌てる様子を楽しそうに眺める。明らかに面白がっていた。
返事を聞く前にカップを2つ湯から取り出し布で拭き、飲み頃になった香草茶をカップに注ぐと、周囲に柔らかな香りが立ち込めた。]
全部好き、か。
いつものことながら、すごいな。
お勧めがあったら教えてくれ。俺も読んでみたい。
[照れたような少女の笑みに軽い微笑を返す。
実際、非常に感心していた。体のことがあるとは言え。彼自身は、幼少期にはほとんど本に興味を持たず、それを今になってかなり後悔している。]
今日な、喫茶店に絵師様が来てたよ。
あの人も色々大変そうなんだな。
[喫茶店とは対照的に、静かな時間の流れる図書館。
ぽつりぽつりと、世間話。]
― 喫茶『blau』 ―
[厨房で交わされているやり取りなどは知る由もなく。
どこか物思う様子で、右手首の腕輪の表面をつ、と撫でる。
曇った水晶の腕輪。
細工師に磨いてもらっては、と勧められる事もあったけれど。
何となく、それは出来ぬまま、四年の時間が過ぎていた]
― 喫茶『blau』:厨房 ―
え、あ、う、えと、その…っ
[ノーラからの言葉に逃げ場をなくしておろおろ。
子供の頃には幼馴染ともども絵師に遊んでもらっていたけれど、その頃はまだクーノ兄だったから。
絵師様と言われている現状は、いまだに違和感があって慣れない。
特に彼を慕っていたシオンはもっと違和感を感じてるのかもしれないな、とは胸の内だけ。
だから彼女を嗜めることもしないし、悪く言われる時は庇うのも当たり前なのだが。]
― 喫茶『blau』 ―
[物思いを打ち破ったのは、謝罪の呼びかけ。>>158
数度瞬き、腕輪から手を離して。
店内全体に向けるように、にこり、と微笑んだ]
ああ……そんなに、気にしなくても大丈夫。
元気な声が聞ける事は、俺にとっては嬉しい事だからね。
……だから、そんな顔しなくてもいいんですよ?
[何気なく付け加えた一言は、眉を寄せている一部の客へと。
彼らが『絵師』という存在をどう捉えているかは知っているから、強く言いはしないものの。
口調はどこか、有無を言わせぬ響きも帯びていた]
[好きな人と一緒だから、本よりも意識はそっち]
お勧め…
[少し考える。人によって好きな種類ってあるんだろうけど、そんなの分かる歳じゃない]
あれ、面白かった。
『100万回死んだ兎』。
[思い浮かんだのは好きだったシリーズ物の絵本のタイトル。
死なない体になった兎が冒険をしていくお話]
/*
>カシムメモ
うん、回りくどい表現方法で押し付けてごめんなさい。
イメージしてたのは浅蜊と鮑だったりしました……<貝
でも名前は出したくなかったんだ。外と切り離されてる世界設定だし(図書館とかにはありそうだけど)
/*
四方山話。
コンラートはまだ、周りに合わせて態度変えてる方だから、年配者受けはいいんではないかと思う。
その分、たまーに強く出ると押し切れるというか。
エーリッヒは超マイペースで人の話聞いてなかったからねぇ……あれは、周囲よりも『絵師』本人に小言が集中してたっけなぁ。
周りに、小言言うのしかいなかった、とも言うが。
弟とか幼馴染'Sとか、ね。
― 喫茶『blau』:厨房→店内 ―
[店内で、香草茶の事を褒められていたとは露知らず。知ればおそらく喜んだだろう。
もう暫くはカシムに厨房を任せて、自分はトレイにカップとポットをちゃっかり3人分乗せた。]
じゃもうひとふん張り任せたよ。
[カシムにそう告げ、まだしどろしているオクタヴィア>>159の肩をぽんと叩いて。
そのまま笑顔でしっかり掴むと、半ば強制的に店内へと連れて歩いた。]
お待たせしました。
貝殻の方は準備出来てますんで、お帰りの際に持ってきますよ。
シェイも香草茶、飲んでいく?オクタヴィアと一緒に。
[そう言いながら、オクタヴィアをシェイの隣に座らせ、3人の前にカップを置いておいた。]
あー、あれか。
いいよな。主人公の兎……あいつはかっこいいよ。うん。
最近、新しいやつ出たんだっけ?
[以前彼女に作ってやった縫いぐるみが兎だったこともあり、目を通したことがあった。
死なない兎のガッツに心打たれたことがあるような。]
ドロシーは、兎好きなのか?
[縫いぐるみを作ってやったときに尋ねたことだった気がするが。
話の流れで、何となく聞いてみた。]
10人目、読書家 ゾフィヤ が参加しました。
読書家 ゾフィヤは、ランダム を希望しました(他の人には見えません)。
[・・・図書館横で、本を片手にあくびをする少女が一人。
好きな本を写本して居たら、気づけば相当時間が過ぎていた。
帰って寝るか、それとももう一度この本を読み返そうか・・・
悩みつつ、とりあえず何か飲む事にした。]
/*
ちょwwwwwww
増えたは嬉しいけどwwwwwwww
男女比wwwwwwwwwwwwwww
なんというwwwwwwwwwwwwwwww
― 喫茶『blau』 ―
ああ、ありがとう。
[出された香草茶と、貝殻への準備、双方に礼を告げる。>>162
何やら連行されているようなオクタヴィアの状態にはきょとり、とするものの、特に突っ込みはいれず。
シェイの嬉しそうな言葉>>164にはにこりと笑いつつ、小声でこちらこそ、と返して]
ああ、そうだ、オクタヴィア。
橙色の染料に使うキノコって、今、あるかな?
そろそろ切れそうだから、譲ってもらいに行こうと思ってるんだけど。
[それから、口にするのは日常的な話題]
[最近になって新しい物が図書館の奥で見つかった時にはすぐに読みにいったその本。
何度もつらい目にあっても決してくじけない兎。遠い地をめざし冒険をする兎。
私はそんな主人公の姿が好き。だからぬいぐるみも作ってもらった]
うん、私には…出来ないから…。
[好きなのは自分に無いものがそこにあるから。
自分には出来ないいっぱいのことがそこに詰まっているから。
少しだけ哀しくなってしまう]
― 喫茶『blau』 ―
[シェイが頷くのはしっかり見えて>>166、にっこり、と笑って返す。]
仕事終わったんならゆっくりしていきな。
オクタヴィアも、配達はうちで終わりだろ?
[他に荷物も無いようだったのでそう予想もしつつ。
絵師からの礼>>167には、いいえと返し。]
絵師様、お食事の方は?
[注文があるならカシムが働いてるうちに頼んでおこうかと思い、会話の合間に尋ねておいた。]
[でも、兎のことを聞かれたからすぐに笑顔]
うん、大好き。
兎さん、強くて格好いいし。可愛いし。
[だから、大好き。とっても大好き。
それは憧れに近いもの]
11人目、林檎番 ヴェルナー が参加しました。
林檎番 ヴェルナーは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
よーしよし、大人しくしてろよ。
[男は林檎の木の傍の岩の窪みに、そっと手を差し入れる。その岩の回りを飛び回るミツバチ達は、男が無理矢理巣を壊すようなことは無いと判っているのか、警戒するように飛び回りながらも、彼を刺そうとはしない]
ん、このあたりだな…
[巣の表面を軽く撫でて見当をつけると、手にした石の針でほんの少し傷をつけ、その奥に差し込んだ。針の後ろには糸が繋がれていて、少しくぼみをつけた針から糸へと黄金色の蜂蜜が伝い落ちていく]
/*
デフォルトと微笑みが同じだから変更しなくてもy(ry
そしてゾフィアもきたー。
10人か、GW中にみんな集まったもんだわー
― 喫茶『blau』 ―
[周囲の意図に、気づかぬは当事者ばかりなり、というのはさておき]
え、ああ……。
それじゃ、何か軽いもの……サンドイッチ、お願いします。
[食事の事を問われて>>169、やや間を置いて返事をする。
食に無頓着なのは、何気に先代と変わらないところ。
歴代の『絵師』にも、食に無頓着なものが多かった、というのは余談だが]
― 喫茶『blau』:厨房→店内 ―
あ、え、え?
ちょ、ノーラさん!?
あ、え、えと、カシムさんお仕事邪魔してごめんね、がんばってね!
[店内で幼馴染が自分の非礼をわびてくれているとは知らず。
三人分用意されたお茶のトレイを持ったノーラに肩を掴まれ、そのまま店内へと向かうのに気付くと慌てながらカシムに声をかけ。
そのまま絵師のいるテーブルへと連行された。]
/*
いやはや、しかし 食堂だったらあんまり外出歩けなさげ→じゃあ喫茶店にしよう くらいで決めた設定がこんなに広がるとは思わなかった。
だからRP村は面白い。
カシムくんはどんどんダメな子になってますがw
あ……
[できない、と少し哀しそうな少女の様子に、一瞬言葉が詰まった。
しかし、彼女が笑顔を浮かべれば、こちらも笑う。]
可愛くて、強くて、かっこいいもんな。まさに理想のヒーローだ。
ドロシーも、なれるんじゃないか?
俺と違って、お前さんはまだまだ若いんだから。
[職人仲間の『先輩』の親父達が聞いたら間違いなく失笑されただろうが。
彼女は自分よりずっと年下なのだから、間違ってないはずだ。]
― 喫茶『blau』 ―
え、えっと、絵師様、さっきは失礼しました!
シェイも、さっき挨拶できなくてごめんね。
[絵師の顔を見れば先程の非礼を詫び。
幼馴染も同じテーブルにいるのを見て、顔をみていたのに挨拶できなかったことを謝ってから隣の席に座った。
ちょっとだけシェイの方に近く座ったのはその方が落ち着くから。]
ノーラからもう配達は済んだのだろうと言われて、こくと頷き。
戻っても一人だから、というシェイの言葉にはちょっと目を伏せた。]
さて、と…昨日の虫食いはどうなったかな?
[蜂蜜採取の仕事が終わると、次の仕事…こちらが男にとっては本業といっていいかもしれない…林檎の樹の世話が待っている。林檎も蜂蜜も、都市にとっては数少ない大事な命の糧だ、世話を任されているからには疎かには出来なかった]
/*
て、いうか、です、ね!
研ぎ師とか畑守とか林檎番とか!
ほんっとに、この世界観ならではの職業で!
企画視点で、物凄くわくわくしている俺がいるわけですよ!
[くろねこ、ぢたごろぢたごろぢたごろごろ]
― 喫茶『blau』 ―
[今でもこんな時シェイに何て言えば良いのか解らなくて、それで結局黙ってしまう。
そこに絵師からかけられた質問に、われに返ったように顔を向けて。]
あ、橙色ですか?
えぇと…確か昨日の収穫分にあったはずだけど…
あ、でももう染め粉にしちゃってるかも。
明日ならキノコのままでも渡せますけど、どうしますか?
[そう言って首を傾げた。]
― 喫茶『blau』→厨房 ―
はいはい、じゃ少々お待ちを。
カシムー、サンドイッチ1つ追加ー。
[オクタヴィアの様子を楽しそうに眺めてはいたものの、仕事>>172が入ればそれはそれ。きっちりこなす為に再び厨房へと向かい声をかける。
途中で空いた皿やコップを持っていくのも忘れずに。]
そういえば前の絵師様もこっちが言わなきゃ注文しない人だったねぇ。
[などと思い出して少し、懐かしそうに目を細めた。]
なれるかな?
[浮かべる期待をこめた笑顔。まだ未来の希望に満ちた幼い笑顔]
私でも、いつか兎さんみたいに。
[自由にどこかへ。病弱な体に縛られないように]
なれたらいいな。
[まだ世間を知らないおこちゃまは希望にも満ちていた]
― 喫茶『blau』 ―
ああ……そんなに気にしなくていいから。
元気な声が聞けるのは、嬉しいことだし。
[詫びの言葉>>177には、小さく笑い。
問いへの答え>>180に、そうか、と呟いた]
ああ、それなら明日で構わないよ。
しばらくは、絵を描く事もなさそうだから、そんなに慌てる必要はないんだ。
―喫茶『blau』―
いいから、ゆっくりしておいでよ。
[店主に連行される少女をにっこり笑ってお見送り。心の中で店主グッジョブ、と言っておく]
うん、若いっていいことだ。
[一人厨房で頷いて、それから入ってくる注文に従って調理をこなす。
海藻とキノコのサラダ、目玉焼きトースト、ミニオムレツ、あとはデザートやジュースの類も。
できたものは席に持っていく。頭が固めの刀自はいたが、時々来るもっと口煩い爺さんは、今日はいないようだった。
調理の合間に運ばれてくる使用済みの食器もなるべく片づけるようにして]
なれるよ。
未来なんてなあ、予想通りにはならないもんだ。
[我ながらイイことを言っているつもりだった。
予想通りにいかないことは、身を持って知っている。自分が結婚するより先に、両親の方が先に死んでしまったのだ。
もちろん口には出さない。だけど、口調は確信に満ちていた。]
……。
[物色したうちの一つ、適当な小説を開く。
しばらく、この静かな場所で時間を潰そうと思った。**]
/*
見事に人が増えている。流石!
さて。ゾフィヤが作りかけてしまった設定に乗ってくれたら、弟になるのもいいなとか思うわけですが。
0時前は僕が動き鈍いかもしれないというのがあり。
まだ枠も2つあるし…と悩むところなのでした。
そうすると幼馴染が膨れ上がる結果にもなるけれど。これは弟になってもならなくても同じかなと思わなくもなく。
どうするかなあ。
― 喫茶『blau』 ―
ありがとう、ク…絵師様。
[絵師からの言葉は、子供の頃と変わらず気さくで優しいからやっぱりついクーノ兄と呼びそうになってなんとか誤魔化し。
キノコは明日で良いと言われるとわかりました、と頷いた。]
それじゃ用意しておくね…って。
描くことなさそうってわかるものなんだ?
[きょとりとして首を傾げるも、多分聞いても解らないからそういうものなのだろうと。]
― 喫茶『blau』 ―
シェイまでそういうこと言う〜…
[ノーラは楽しそうにこちらを見ているし、カシムにも言われたようなことを馴染からも笑って言われ。
良かったねと言われても何と返事をしたものやら、先程とまた違った意味で言葉を探した。]
― 喫茶『blau』 ―
はは……確かにそうだ。
[シェイの言葉>>187に笑いながら頷いて。
言いかけた呼び方を直す様子>>189にほんの一瞬苦笑するものの、すぐにそれは押し込めた]
うん、頼むよ。
ああ……それは、ね。
何となく、わかるんだ。
[首を傾げながらの問いは、説明のしようもないから、ぼかすような答えを返すに止める]
/*
お茶やコーヒー、ワインなどはありません。
お茶というと、洞窟内で栽培できる香草を使った香草茶か、キノコを使ったキノコ茶になります。酒類は林檎酒や野苺酒になります(アルコール自体をどう調達するのかは、気にしちゃいけません)。
果物は林檎と野苺くらいしかありません。
穀類はありませんが、キノコがその代用品になっています。小麦粉っぽい粉もキノコから作れるらしいので、パンやケーキ、クッキーの類もちゃんとあります。
鶏卵はありませんが、トカゲの卵が普通に使われています。
肉類は爬虫類のものを普通に使っているようです。
甘味料は、外にいるミツバチの巣から採れる蜂蜜が使われています。
よいしょ、貼っておこう。
野菜類がないのを忘れがちだから気をつけないと。
―図書館―
うん、オズワルドさんがそう言うならそうなのかな。
[好きな人の言葉だから、信じた。
疑うなんてことまだまだ知らない子供だから]
ぁ……
[小説をとろうとする様子に、少しだけ言葉にしかけたのを飲み込む。
自分が進めた絵本のことを思って。でも口にしなかった。
言うのをやめたのは、気にされるのが嫌だったから。
本を探しているオズワルドには気づかれずにすんだ]
[無言で自分も本の世界へ。自分の知らない道の世界。遠い異国のお姫様と王子様の恋愛物語。
― 林檎の樹の傍 ―
ん、大丈夫だな。
[ 昨日虫食いがあるのを見つけて、周囲の葉に虫除けの効果がある香草のエキスを塗っておいたおかげで、被害はそれ以上には広がっていないようだった。虫自体を退治するには、煙で燻すなりの対策が必要だったが、それはきちんと用意をしてからでなければ難しい。]
海藻がいいだろうなあ…後で分けてもらいに行くか。
― 喫茶『blau』 ―
う〜…絵師様まで…
[絵師にも同意されると、シェイに反論する言葉が更に見つからなくなってしまい。
絵師からの答えを聞けば、そういうものなんだと思いそれ以上は問うことはしなかった。
絵師の同意を得て得意そうな顔をする幼馴染には、むぅとした顔を向けておいた。]
― 喫茶『blau』:厨房 ―
[注文に厨房へ戻った際、呟いた言葉は聞きとめられたらしい。
カシムの声>>191が聞こえて、少し肩を竦める。]
食事しなくても、多少は平気なんだとさ。
だからなんていうか……自分の事に頓着しなくなるみたいなのよねぇ。
[絵師になれば多少無理をしようが体がもつらしく、食事を抜いたり傷を放置したりと見ていてこっちが眉を潜める事が多々あった。
昔からこの店で働いていた為、食事を取りに来る先代とはそれなりに顔を会わせる事も多く、その度に注文取ったりなんたりと気を配ったりもしていた。]
いくら平気でも、物を食べるのがめんどくさい、って思うようになったら……
それは生きてくって意識を半分投げてる事になるんだけどねぇ。
[サンドイッチを待ちながら、ちらと店内の方へと視線を向けた。]
/*
縁故相談も一段落したところでこんにちは。一部にはおなじみのふかふかでございます。きっともう入ってると思った人もいたでしょう。
うんでもきっと知ってる人には、すぐばれたよね。
眼鏡キャラをまた逃したのは、やっぱり地底都市で眼鏡を調達するのは無理じゃなーい?という疑問に自分で答えが出せなかったのと図書館を使ってくれる人が居なかったら、また司書で入りそうだったからでした。(←図書館のあれこれが公式設定になったのが嬉しいらしいですよ)
― 喫茶『blau』 ―
[得意気なシェイ>>193と、反論できなくなっているオクタヴィア>>196、双方の様子に、浮かぶのは楽しげな笑み]
そんなに怒らない、怒らない。
……真面目な話、みんながそうやって元気にしてくれてるのは。
俺にとっては、本当に、嬉しいことなんだから、ね。
[そこに込められる意味は、多岐に渡るが。
親しい者、見知った者の『絵』を描く辛さ、それへの忌避が占める割合は大きい。
もっとも、それは出来る限り、表に出しはしないのだが。
『絵』を描かれる事は、未来への架け橋。即ち幸い。
いつからか、そんな考え方も広められているから]
/*
いやはあ、言い当てられているw>>197
「そらへのゆめ」のエーリッヒは、正にその思考だったんだよねぇ。
/*
現在の謎w
ミックスジュースって、何と何のミックス?(最有力候補=林檎と野苺)
前から思ってるんだが、木の器とか道具って、どこから調達してるんだろう?林檎の樹以外の樹木も有るのかしらん?
ちなみに一番気になってるのは、喫茶の支払いシステムですw貨幣あるのかここ?ww
― 喫茶『blau』 ―
う…わかり、ました。
[絵師から宥められてしまうとそれ以上拗ねるわけにもいかず。
まだ若干むぅとしたままではあったが頷いてはみせた。
元気と言われるのは嬉しいのだけれど、年相応に落ち着いていないと言われているようで(実際その通りだから反論も出来ないが)なんとも複雑なお年頃なのだ。]
『絵師』は敬われるべき存在。
それが慕っていた『クーノ兄』であれば納得もできて。
心にしっかりと刻まれた。
……けれど。
寂しいと哀しいと思った心までは昇華されなかった。
奥底に沈殿した想いは幾重にも覆い隠されて。
/*
よしよし、思ってたことを意外に早く表に出せたぞ。
そして今回は敢えて絵師さまとはそんなに親しくない方向で。
でも希望役職は夜兎。
というかあんまり設定詰めてなかtt
― 喫茶『blau』 ―
え…うーん…
私、いつもはもうちょっとおしとやかだよ?
[>>200シェイから同意を求められると、なんだか認めづらくてちょっとごねてみたり。
でも、絵師様がいればこそ、という言葉には素直に同意して頷いた。
絵を描いてもらえることは幸いだと、両親や周りの大人達から幼い頃から聞かされてきたことだから。]
[ しばらくの間、林檎の樹の世話をして、更に幾つかまだ青い実を収穫して湧き水で冷やした貯蔵庫に納める。こうして若いうちに冷暗所に貯蔵しておくと、熟れるまでの間、長く保存が効くのだ ]
さて、足りるかな?ノーラの店が最近流行ってるからなあ…
[ 一般家庭より食材を沢山使う喫茶の存在は、男の悩みの種だった。尤も、迷惑、と思っての悩みではなく、いかにして、店に足りるだけの林檎と蜂蜜の量を確保するか?という方向での悩みだったが ]
熟れすぎたやつを、少し干し林檎にして…蜂蜜漬けも増やしておくか…うん。
[ ちなみに林檎の収穫期は地熱のせいか割合にサイクルが早い。それでも収穫できない時期もあるから、保存法は様々に工夫され…林檎番はちょっとした保存食の専門家と化していた ]
― 喫茶『blau』:厨房 ―
そうさね、だから皆敬うのさ。
なりたくないものになってくれた人を。
[淡々と店内の方を見ながら呟いたが、カシムの苦笑にこちらも苦笑で返す。そこには少し苦味も含まれていた。
サンドイッチが出来たのを見ると一度店内を覗くと、だいぶ客は引いてきたようだった。
絵師の訪問に少なからず左右された所もあるだろう。]
……さてと、この調子だったらあたし一人で十分か。
少し早いけど、客入りも早かったし、洗い物片付けたら今日は上がりでいいよ。お疲れさん。
[次の時間に入る料理人が来るまでまだ少し時間はあるものの、手は足りるだろうと判断してそう告げた。]
― 喫茶『blau』 ―
それで、いいんだよ。
……普通に、何事もなく、がね。
[シェイ>>200に返す言葉は静かなもの。
続く言葉に僅かに眉が下がるが、周囲を慮り、何かいう事はせず。
オクタヴィアの返事>>201と、若干むぅ、としたままの様子に口元を綻ばせつつ、香草茶のカップを傾ける。
複雑な内心には、果たして気づいているのかいないのか、そこは表層からは伺えない]
……ん、やっぱり、ここのお茶が一番安らぐ、な。
[猫舌対応温度に下がったお茶を味わって。
呟いたのは、そんな一言。**]
/*
何か一人でアレな事やってる気もしてくる今日この頃。
みなさまいかがおすごしでsy
大丈夫だよね…><
中身的にえすいきゃらは精神力を使うんだ!
主にログ読みとか状況把握的な面で。
/*
そしてシメオン以外、誰にも絡まないまま寝る準備wいやごめん、明日出勤&残業確定でのう。
ランダ村だから大丈夫だよね?(首こてん)
― 都市内通路 ―
[腕に野苺の詰まった籠を下げ、両手で蜂蜜の入った器を持ち。
自宅へ戻るべく通路を気持ち急ぎ足で進む。
転ばないように、ぶつからないように気をつけながら帰路を急いだ]
父さん待ってるかな…。
先に済ませちゃってるなら、それはそれで良いのだけど。
[既に頭の中は手伝いのことでいっぱいだったため、誰かに声をかけられても気付かず通り過ぎることとなった]
― →自宅 ―
ただいま。
遅くなってごめんね。
[出迎えた母は手にしている器を見て遅くなった理由を察したらしく。
謝罪に、仕方ないわね、と言って苦笑していた]
オクティから花とケーキが届いてるはずだけど…。
あ、やっぱりもう届いてたんだ。
花は父さんが?
遅かったかー…。
[案の定父は既に花の取替え向かったようで、自分も苦笑が顔に浮かぶ。
ケーキだけでなくクッキーも貰ったことを聞き、ちゃんとお礼を言ってきなさいね、と言われて一つ頷きを返した]
勿論。
バスケットを返すついでにジャムも持って行ってお礼を言っておくよ。
ああ、ケーキとクッキー、隠しておいてね。
あるって分かったらあの子みぃーんな食べちゃうから。
この間もドロシーの分まで食べようとしてたんだよ。
[食欲旺盛な弟のことを考え、貰ったケーキとクッキーを隠すよう母に頼む。
今居ないのを良いことに、弟には秘匿することに決めた。
勿論、食べさせないわけではないのだけれど]
あ、母さん、蜂蜜、器移してもらっても良い?
私、父さんの手伝いしてくるから。
その器、ヴェルナーさんから借りたから、洗って返さないと。
[お願いね、と母に頼んでから、自分は自宅を出て墓地へと向かった。
後で野苺酒も選んでおかなきゃな、なんて考え*ながら*]
/*
しかし、なんだ。
おにゃのこはかわいーし、男性陣はみんないい感じでベクトル違うし。
うむ、よい雰囲気である。
……とゆーか、ほんと、10人集まるとは思ってなかったよ……!
感謝、感謝なのです。
12人目、薬師 アレクシス が参加しました。
薬師 アレクシスは、夜兎 を希望しました(他の人には見えません)。
― 薬師の家 ―
先生、患者さんの診察と治療は終わりました。
そちらは、薬の処方は終わってますか?
[薬師としての師匠でもある父親に声を掛けて。
作り終えてあった薬を配達先ごとに包装し、出かける支度をする]
「ああ、じゃあ宜しく頼むよ。フレデリカ」
……だから、母さんの名前で呼ぶのはやめてくださいっていつも言ってるでしょうが、このボケ親父っ!!
[年若い薬師が出かける直前、薬師の家からそんな怒鳴り声が聞こえてくるのは、毎日の事である]
[ やがて、一通りの仕事を終えると、無事な部分を残しておいた虫食い林檎を自分用の貯蔵庫から取り出して、食事代わりに齧る ]
ふあ…
[ 真面目に仕事はしているはずだが、林檎の樹にもたれてうたた寝している姿の方が、住人には、お馴染みだったかもしれない** ]
―喫茶『blau』/厨房―
なんか、そう考えると見方変わっちゃうなぁ。
[年は然程変わらないはずの『絵師』の様子はここからは見えない。
何処か苦味を含んだような店主の笑みから目を外して、小さく息を吐いた]
うん。最近特に女性らしくなったと思うよ。
オクティも、シオンも。
[もう一人、幼馴染の名前も挙げて。
表情を隠すように目を閉じながら香草茶を啜った。
ズズ、と少し行儀の悪い音が立ってしまう]
― 喫茶『blau』 ―
絵師様?
[シェイに返す絵師の声と様子に首を傾げるものの、続く言葉が無ければ問うことはせず。
自分もお茶を飲もうとカップに手を伸ばしたのだが、幼馴染のフォローに手が止まった。]
― 喫茶『blau』 ―
シェイ、それ、謝ってない!
[つい吹き出したという様子のシェイに、むぅとした顔で指をびしっと指した後ふいっと顔を背けて。]
いーもん、どーせ私はおてんばですよーだ…
[そう言って拗ねていたところに女性らしくなったと言われたので、シェイの顔は見ていなかった。
だが、シオンの名を聞くと嬉しそうな顔で頷いた。]
うん、シオンはほんと、美人だし優しいし。
ドロシーちゃんも可愛いから、シオンのおうちは美人の家系なんだろうね。
…シオンみたいにおしとやかなら、おてんばなんて言われないで済むのかなぁ。
[嬉しそうだった顔が、ちょっとしょんぼりした表情に変わって呟いた。]
うむ。久々の村入り。
思ったよりメモ長かったな。後で削ろう。
……ぶっちゃけ、女装の似合う女好きメガネキャラがやりたかっただけです。
しかし設定を考えてたら、なぜかこうなった。はて?
― 喫茶『blau』:厨房 ―
[絵師のことはそれ以上言わず、うって変わって機嫌よさげな店員には、先ほどとはちがった苦笑を向けた。]
あーはいはい、その代わりそっちは残して行くんじゃないよ。
[まだ少し残っている洗物を指差して、手を抜かないよう釘を刺す。]
それから毎回言ってるけど……飲むのはいいがほどほどに。
あんた酒癖悪いんだから、周りに迷惑かけんじゃないよ?
[そっちにもさくさく釘を刺しつつ、サンドイッチは冷え切らないうちにテーブルへと運ぶ予定**]
/*
は、メモ見た。
いつの間にか30前後が増えてるー。
一人でのんびり彼岸で若い子を眺める計画が、友達増えてるわこれw
― 喫茶『blau』 ―
あ…仕事してそのまま来てたの?
駄目だよ、ちゃんと洗わないと髪傷んじゃうし濡れたままだと風邪ひいちゃうんだから。
[席を立ったシェイの言葉を聞くと心配してむぅ、としたものの。
またね、といわれると、うん、と笑って頷いた。]
あ、そうだ。
あのね、シオンからもらったジャム使ってケーキ焼いてあるの。
もらってくれると嬉しいんだけど、良かったら後ででもうちに来てくれる?
[そう言って首を傾げ、了承があっても無くても笑顔でシェイを見送った。]
/*
メモが冗長だ…。
でも誰も反応してなかったから。弟って出てるから。誰も拾わないのなら反応したくなったのです。
明日明後日と確定夜遅くから参戦なのだけど(滝汗
オクティもメモの通りにごめんなさいです。
上手く拾ってくれてありがとう。後で補完も頑張る!
……善処しまーす。
[今日だけで何本の釘が刺さっただろう。そんなことを思いながら、さっきよりも返事はぼやけたものに。
訊いたところ、例の渾名の由来は呑まない詐欺だけでなく、普段と深酔いした時との落差にもちなんであるらしい。
知り合いから目を逸らし乾いた笑いと共に教えられたことがある。でも全然覚えていない]
13人目、写字生 ユーリエ が参加しました。
写字生 ユーリエは、夜兎 を希望しました(他の人には見えません)。
― 図書館 ―
[白に黒で言葉を綴る。
一定のペースで流麗な文字が記されていたが
ペン握るその手がすっと手前に引き寄せられた。
手本と模した自らの写本を見比べて]
よし、できた。
[満足げな笑みを口許に湛える]
んー……、ん。
[同じ姿勢で集中して写しを作っていたから
肩が凝ったのかこわばりを解すように
ぐーっと腕を上に遣り伸びをする]
―喫茶『blau』/厨房―
[ともあれ滞りなく片付けは終わる。
巻きエプロンを畳んで帰り支度をし]
……っと、そういえば。
[紙に包んだまま放置していた黒貝の殻に目をやる。
『絵師』の食事が終わりそうならついでに渡しておこうかと、店の方を伺った**]
― 都市内通路 → 喫茶『blau』 ―
[行き交う人々に挨拶などしつつ、往診と常備薬の配達を一通り済ませ。
最後に、喫茶『blau』へと足を向けるのがいつものコース]
こんにちは、ノーラ。今日も美人ですね。
[店内の女性客には、一通り同様の挨拶をするだろう。
女性へ向ける笑顔と、男性相手の表情が違うという自覚は皆無。
店に置いてある常備薬の確認と、使った分の補充を行った後は、香草茶とトーストでも頼んでゆっくりと休憩する]
― 喫茶『blau』 ―
[ノーラが絵師の所にサンドイッチを持ってきたのはシェイが席を立った後だろうか。
温度が程よく落ち着いたお茶を飲みおえ、自分もそろそろ帰ろうと席を立った。]
ノーラさん、私もそろそろ帰るよ。
ごちそうさま、また来るね。
絵師様も、またね。
[笑顔で挨拶をして、店を後にした。**]
― 喫茶『blau』 ―
あ、アレクさんだ。
[店を出ようとしたところで、見覚えのある顔が入ってきたのに気付いた。]
こんにちは、アレクさん。
最近うちに来てないけど、まだ在庫ある?
私今日はもうお仕事ないから、足りないのあったら今から届けに行くよー。
[薬師の家も大事な配達先だから、そう声をかけ。
返答を聞いてから、店を後にした。**]
― 図書館 ―
[席を立つと椅子をずらす音が控えめに鳴った。
写し終えた本を抱えて本棚へと向かうと
小説を読む彼と物語の世界に耽る少女の姿が目に留まる。
二人が気づくかどうかに関わらず
見知りであるが故に邪魔せぬように会釈のみを向けた]
……これはここだったよね。
[小さく呟いて、本を元あった場所へと直してから
辺りをきょろきょろと見回して不思議そうに首を傾げた。
司書見習いの姿がその時みえなかったのが気に掛かったが
すぐに意識は本へと移ろう]
― 喫茶『blau』 ―
オクタヴィアさん、こんにちは。今日も可愛いですね。
[いつもどおりの挨拶の後。
薬茸の話には真顔になって数種類の茸を挙げて]
手間を掛けさせるのも申し訳ないですし、こちらで一息ついた後で取りに伺いますので、用意だけしておいて貰えますか?
しまった、ノーラ呼び捨てなのにオクタヴィアにさん付けしてた。
……………ノーラは幼馴染だから、って事にしてしまおうか。
あとは、女性には基本としてさん付け、男性とノーラは呼び捨て、とか?
あ、絵師はさすがに呼び捨てにはしないか。
父親が25+[04]才の頃に生まれた子供。
父は腰を痛めてる為、往診と配達は自分の仕事。
あとは……どっかでコイツに女装させたい(お前)
誰かネタで振ってくれないかな(無茶言うな)
― 図書館 ―
[先ほどまで使っていた机に戻る頃には
写しのインクもきれいに乾いていた。
紙を重ね綿毛草から作られた布に包み
胸元に引き寄せて両の手で大事そうにそれを抱える。
写本の道具は図書館の一角に置かせて貰っていた。
司書に交渉しその許可は得ている。
片付けはもちろんするのだが道具を持ち運ぶ事は今は少ない]
[図書館を出て依頼主の家に向かう。
ちょうど出かける所だったのか扉を叩く前に依頼主が出てきて]
ご依頼の品、お届けにあがりました。
[にっこりと愛想の良い笑みをその人に向けた。
包みを差し出し出来を確かめてもらう。
何の問題もなく受け渡しを終えればぺこりと頭を下げた]
また宜しくお願いしますね。
[安堵の息を漏らすのは依頼主と別れて
その姿が見えなくなってからのこと。
気が抜けたのか仕事に集中しすぎて食事を忘れたせいか
中央広場でぺたんと*座り込んでしまった*]
― 喫茶『blau』 ―
[いつものように本を読みながら歩いてきた。
人にぶつからないよう、本の高さは腰の位置
ついでに足元も見ているから、
『人には』滅多にぶつからない…]
あ・・・
とっ、とっ、とっ・・・
となーっ!?
[人にはぶつからなくても、足元につまずきはする。
女性としてはどうなんだと言うような悲鳴とともに倒れこんだ。
写本したての本が傷つかないよう腕で防御はしたものの、
地面に倒れたまま動かずに。]
・・・うぅ・・・
こけるんならもっと人少ないとこが良かったよ…
[どうも、痛みで無く羞恥で動く気がしないらしい。]
兄貴分…って外見じゃないよね、これ。
むしろ姉御(待て)
ちなみに、酒は{2}
1.一滴も飲めません
2.弱いです
3.人並み?
4.それなりに強い方
5.ザル
6.枠
/*
つうかですね。
いや、まあ、あれだけどさ。
……なんで年上の薬師がラスト直前に入ってくるんでしょーね、この設定だと。
「そらへのゆめ」参加者には色々と笑えるんじゃなかろか、これってw
― 喫茶『blau』 ―
うん……そういうもの。
[シェイ>>212には小さくそれだけを返し。
その後の、オクタヴィアとのやり取りは、微笑ましいものを感じながら見守った]
(……グレーテとも、よくこんなやり取りしてたっけ、な)
[ふと思い出す諸々に、つ、と水晶の腕輪に手を触れる。
僅かな陰りは、注文したサンドイッチが届いた事で一時、晴れるが。
礼を言って食べ始めた所に新たにやって来た薬師の姿に、表情が微妙に引きつった]
[別に、薬師個人対して何かあるわけではないのだが。
どうにも苦手意識があるのは多少、先達の『記憶』に引き摺られているのかも知れない。
或いは、割り切っているつもりで割り切れていない喪失の痛み故か。
ともあれ、なるべく挙動不審にならないように、と食事を済ませて席を立つ]
ごちそうさまでした。
それでは、急ぎで行かないとならない場所があるんで、俺はこれで。
[行かないとならない場所があるのは事実だから、店主に告げる言葉はさらりと。
代金を支払うと足早に店を出るが、ここに来た一番の目的の事は、その時には見事に失念していた]
……って。あれ?
[慌しく店を出て、ふと目に入ったのは倒れた姿。>>233
]
……ええと。
大丈夫……かな?
[何となく、そのまま放って置くのも気が引けて。
そ、と声をかけてみた]
/*
多少、ptに不安はあるんだが。
さすがに、これをスルーしてはいけんて……!
氷面鏡行く余裕、あるかなぁ……まあ、何とかしよう、うん。
[心が痛い、という返事>>237に、一瞬何の事だと考える。
人前で転んだのが恥ずかしい、という事に思い至るには、いささかどころか見事に鈍感だった]
ん、まあ、怪我がないならよかった。
と、いうか、本読み歩きは程ほどにしないと。
足元に何があるのか、わからないんだから。
[司書見習いの彼女が本を読みながら歩くのは幾度か見かけているから。
口をつくのは、こんな言葉。
もっとも、当人も人の事はあまりいえない前科持ち──歩きながら余所事をして怪我をした事が多々あるのだが]
うー。
どうも瓜科と違って表情あるからやりにくいなぁ。
まぁ、それも楽しいからむしろ良いんだけどさ。
・・・
鳩用に、表情リストでも用意しとくかな。
箱は向こうに持っていくし。
ああ、その気持ちはわかるなぁ。
[『月』が昇るまではむしろ本の虫だったから、読みたくなる気持ちは理解できた。>>239]
そう言えば、最近は図書館にも御無沙汰してるし……しばらくは余裕もありそうだから、後で何冊かお願いしようかな?
[『絵』を描く事がなければ、他にする事も思いつかないから。
提案には、笑って頷いた]
りょーかいっ!
・・・あ。そうだ。
コレ写本して疲れたから、何か飲もうと思ってココ来たんでした・・・
[本読んだりこけたりですっかり頭から抜け落ちていた思考が、写本の話で戻ってきて。
写す本が決まったら教えてくださいね、と言って喫茶へ入ろうとする。
自分が図書館かここ以外に居る事は珍しいし、
場所を伝える必要はないだろうと考えながら。]
…たまには帰った方が良いのかなぁ。
[ぽつりと、そんな事を入り際に呟いた。]
りょーかいっ!
・・・あ。そうだ。
コレ写本して疲れたから、何か飲もうと思ってココ来たんでした・・・
[本読んだりこけたりですっかり頭から抜け落ちていた思考が、写本の話で戻ってきて。
写す本が決まったら教えてくださいね、と言って喫茶へ入ろうとする。
自分が図書館かここ以外に居る事は珍しいし、
場所を伝える必要はないだろうと考えながら。]
…たまには帰った方が良いのかなぁ。
[ぽつりと、そんな事を入り際に呟いた。]
おっと……俺も、行く所があったんだった。
それじゃ、ゆっくり休んでね。
[喫茶に来た理由>>241に、自分も行く所があったのを思い出し。
決まったら、という言葉には、ああ、と一つ頷いて]
……。
[微か、聞こえた呟きに、ほんの少し眉を寄せた]
……たまには、顔見せてあげるのも。
悪くはないと思うけど、ね、俺は。
[さらり、そんな言葉を投げかけたが、果たして届いたか。
ともあれ、自分も行こうと決めた場所──海水通路に隠された部屋へと向けて、歩き出した。**]
/*
いやあ、すげーびみょーな残pt。
まあ、後は氷面鏡の描写だけだし。
なんとか、開始まで持つでしょ。
……しかし、まさかのフルメンバーである。
うむ、びっくりした。
― 喫茶『blau』厨房→ ―
[普段からそのくらいの手で動くと仕事も早いのにねぇとは>>222思いつつ。
続いた返事>>223には、じとんと一度視線を差したが注文を届ける方が先だった。]
お待たせしました。
[絵師の前にサンドイッチを乗せた皿を置いて、シェイから>>216代金を受け取って金額をみてはたと。]
あらお茶の分はこっちが勝手に持ってきたものだから良かったのに。
その分次は引いておくから。またねシェイ。
[彼を見送った後に、今後は別な訪問者。
いらっしゃいと声をかけ迎え入れると、なじみの姿に笑みを向けた。]
アレクいらっしゃい。
あんたにゃ負けるわよ。
[毎度世辞と挨拶と一緒になった>>226それに、こちらは笑顔でさらっと返す。
実際女性としては身長の高めな自分とアレクが隣に並ぶと、より女性らしく見えるのは残念ながら彼の方だった。]
いつものね?りょーかい。
オクタヴィアもまた配達よろしくね。
[香草茶とトーストを頼まれれば引き受けて、オクタヴィアを見送った後>>227に厨房に引っ込もうとして。
カシムが帰り支度を終えて>>225店の方に顔を出した時に]
ああカシムそうだ……
[貝殻を忘れないように渡すようと言いかけるさなか、やや足早に>>235代金はテーブルの上に置き去る姿が。]
あ、ちょっと絵師様!
[呼びかけたがおそらく聞こえてはいない。
入り口すこし出た時点、まだ往来も多い場所でゾフィアと鉢合わせて足止めているとは知らぬまま。]
あーあ…どうしようかねぇ。
カシム
[すぐ追えるようなら持って行くように告げるが、カシムが渋ればこっちも渋ーい顔をしながら、次に取りにくるまで店に補完する事になるだろう。]
― 喫茶『blau』 ―
[トーストとお茶だけならさほど時間はかからない。
手早く準備を済ませて、林檎を切ったものも一つつけてからアレクのテーブルへと運ぶ。]
お待たせ。薬もありがとね。
そんなに減る事も無かったとは思うんだけど。
[カシムも自分も他の料理人も慣れたもので、早々切り傷も火傷もおこさない。
たまに客の方で体調を崩したりうっかり転んだりした際に使うことがあるくらいだった**]
―喫茶『blau』/厨房―
[厨房から顔を出すと、随分と人は入れ替わっていた]
あ、アレクサ……ス先生、来てたんですか。
[よく薬を届けてくれる医師の姿>>230も目に入って、頭を下げる。
うっかり本名で呼びかけて言い直した。多分セーフであると願いたい。
正直店主と性別を取り替えたら丁度いいんじゃないかと思うこともあるけど、そんなことを言えば滅多に使わない常備薬が著しく減ることになりかねないので言わない。
さて『絵師』はどうしているかと視線を外したところに、店主の声>>246が響いた]
……あーあ。
[ここからでは止める余地は無かった。肩を竦める]
絵師さまって案外、……おっと。
[抜けてるんだなと口にしかけて止めた。先ほどまでいた口煩めの客の姿は見えなかったけれど、念の為。
店に入って間もない頃、代替わりしたばかりの『絵師』に何の気なしに話しかけたところ、その手の客に態度が失礼だと文句をつけられた事がある。
あの時は店主と『絵師』本人が諫めてくれて、結局何とかなったのだったか。
以来、言動に気をつけようと心掛けてはいる。
直後こちらを見た店主>>246に、さっきの声が聞こえたかは分からないが]
わかりました。
追いつけなかったらアトリエに届けときます。
[名前を呼ばれて浮かべた表情は苦笑いだったけれど、渋ることはなかった。
厨房から包んだ貝殻を取って、鞄の中へ入れる]
それじゃ、お先に失礼します。お疲れさまでした。
絵師さまって案外、……おっと。
[抜けてるんだなと口にしかけて止めた。先ほどまでいた口煩めの客の姿は見えなかったけれど、念の為。
店に入って間もない頃、代替わりしたばかりの『絵師』に何の気なしに話しかけたところ、その手の客に態度が失礼だと文句をつけられた事がある。
あの時は店主と『絵師』本人が諫めてくれて、結局何とかなったのだったか。
以来、言動に気をつけようと心掛けてはいる。一応は]
― 中央広場 ―
[エネルギー切れで座り込んでいたら名を呼ばれる。
耳に馴染むその声に、二度三度瞬きして顔を上げた]
なーんだ、セルウィンか。
[素っ気無く相手の名を呼べば彼は乱暴に頭を撫でる]
「迎えに来てやったのに“なーんだ”はないだろ」
[そうして差し出された彼の手に自らの手を重ね
写本を作る事を生業とする女は漸く立ち上がった。
家族でも無いのに何かと世話を焼いてくれる隣人をじっと見る]
迎えに来たって、何か用事でもあったの?
「いや。そろそろ仕事終わってこうなる頃合かなと思ってさ」
[図星だったから言い返す言葉が見つからず頬を膨らます]
― 中央広場 ―
「ほら、これで補給しとけ」
[鼻先に差し出されるクッキーは誰が作ったものか。
セルウィンとクッキーを交互に見つめてから
ぱくりとそれを頬張った]
……ん。
ごちそーさま。
[ぺろりと指についた欠片まで舐めとって言えば
セルウィンの顔がどことなく赤いような気がして]
セルウィン、顔、真っ赤。
風邪でもひいた?
調子悪いなら若先生にでも診て貰うといいよ。
[薬師が喫茶店に居る事など知らぬまま言えば
しどろもどろになりながらセルウィンは駆けていってしまった]
― 中央広場 ―
[ぽつんと取り残される形となり]
相変わらず慌しいなぁ。
[軽く肩を竦め女は一人歩き出す。
両親は亡くし当代の『絵師』の世話になったのは三年ほど前。
料理の出来ぬ女が飢え死にせずにいられるのは
幼馴染や世話焼きの隣人、喫茶『blau』があればこそ。
だからこそその足は*自然とそちらに向いた*]
/*
あ、そういやアレクさんから褒められてた。
反応どうしようかな…
{6}
奇数…ちっちゃい頃からお世話になってるから慣れてる
偶数…いわゆるお年頃になって照れるようになった
/*
さて、どうしよう。
ここで止まってしまうと、開始までに氷面鏡行けなさげ。
……布石描写落としが目的だし……うむ、ここは気づかぬ方向で行くか……!
― →海水通路 ―
[店内で呼び止める声>>246に気づかなかったのは、それだけ気が急いていたから。
ゾフィヤと別れた後の声>>255が届かなかったのは、距離と、それから幾つかの物思いのため。
そんな状態でも歩みは確かなまま、向かうのは他と趣を異にする場所──海水通路]
……よし、と。
人影なし、確認。
[目的の場所までたどり着くと、周囲を確認して、壁に手を触れる。
ふわりと灯る、蒼の光。
壁は音もなく口を開け、薄暗闇の先へと『絵師』を誘うと、何事もなかったかのようにその口を閉じた]
― 『氷面鏡の間』 ―
[通路の奥に隠されたそこは、都市の『闇』を秘める場所。
部屋の名の由来である氷壁の上には、蒼い三日月が一つだけ浮かんでいた]
……昇ってない……か。
ま、それならそれで、いいんだけどな。
[自らの存在を象徴するそれに、苦く笑みつつ。
肩掛け鞄の中から細工物の箱を取り出し、包んでいた布を解いて蓋を開ける。
中に納められているのは、柄に鳥と魚の彫り物のなされた漆黒の『絵筆』が二本。
番のそれらを氷壁の前に置き、柄に右手を乗せたまま、す、と目を閉じた]
[氷壁の前で行われる儀式。
ふわり、ひらりと舞い散る蒼の光は、『絵筆』へと込められる力──『絵師』自身の魂と、生命の力。
『呪』を用いる対価として、己が生命を注ぎ込むのが、『絵師』の定め。
それ故に『絵師』は短命であり、その特性があるからこそ、継承者である『新たな月』を得るまでは、不死に近い状態になる。
もっとも、それと知るのは当の『絵師』と『新たな月』、そして代々の都市の長以外にはないのだが]
……は。
何度やっても、この感覚にだけは、慣れない、な……。
[舞い散った蒼の光が番の『絵筆』の内に消えた所で目を開き、は、と息を吐く。
『絵筆』は元のように箱の中にしまい込み、額に滲んだ冷たい汗を拭う。
それから、ゆっくりと立ち上がってもう一度氷壁を見て──]
……ん?
―図書館→都市通路―
[水の底で波乱万丈の大冒険を送る船員たちの物語だった。
暇つぶしに読むには、少し濃すぎたかもしれない。
ドロシーの勧めてくれた絵本を読んだほうが良かった。
そんなことを思いつつ、それでも無理矢理ページを捲って時間をつぶす。]
[しばらく読みふけったところで、徐に席を立った。
ドロシーがまだ読んでいたなら、笑いかけて。]
次は、お前さんの勧めてくれた絵本を読んでみるよ。ありがとな。
それじゃあ、俺は戻るわ。
あんまり遅くなるんじゃないぞ。家族に心配かけるなよ。
[彼女なら大丈夫だろうけど、世話焼きな気質はそう抑えられない。
来た時と同じように、ぶらり図書館を出た。]
……なんだ……これ。
[『絵師』を引き継いで四年。この氷壁の上に、蒼の月以外のものを見た覚えはない。
先達の『記憶』にも、そんな異変の記録はない……と、思う。
こちらは、すぐには確認しきれるものでもないが]
過去にあった、『絵筆』が盗まれた時にも、こんな事はなかった……よな?
一応、図書館の記録も当たっておいた方がいい……か?
[場所が場所だけに、ただの気のせいとは一蹴できず、零れるのはこんな呟き。
しばし、青の瞳で黒の光を見つめていたものの、それは消える様子もなく。
とにかく、ここにいても始まらない、と一先ず氷面鏡の傍を離れた]
― 喫茶店内 ―
[あんたにゃ負ける、などというノーラの言葉には、笑顔で小首を傾げる]
いつも言っているでしょう?
本物の女性がもつ、内面から溢れ出る美しさは、私には無いものですよ。
[ちなみに、下は5才から上は100才まで、女性相手なら基本的に言うことは一緒である]
薬は、使う必要が無ければそれに越したことはないですけど。
備えあれば憂いなし…とも言いますし。
……使わなくとも、時間が経つと劣化する薬もありますから。
小まめに確認しておかないとね。
[常備薬の確認と補充・交換を終えたところで、香草茶とトーストが運ばれれば、ありがとうございますと笑顔で受け取り。
コンラートが店を出る際には、会釈して見送る。
助けられなかった人の遺族などから微妙な態度を取られるのは慣れているので、彼の様子もたいして気に留めない]
― 都市内通路 ―
[『氷面鏡の間』を出て、海水通路へ。
そこから、ゆっくりとした足取りで、向かうのは中央広場の方。
多少の疲れはあるが、今見たものの事を調べたい、という気持ちは、自然、歩みをそちらに向けさせた]
……まあ、俺の気のせいであればいいんだけど、な……。
[零れるのは、希望的観測。
肩掛け鞄の中で、番の『絵筆』がかたかたと震えている事には、今の所、気づく由もなく]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新