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修道女見習い ユーリエ は 修道女 グレートヒェン に投票した
見習い娘 タチアナ は 修道女 グレートヒェン に投票した
修道女見習い マリエッタ は 修道女 グレートヒェン に投票した
新入りの見習い シュテラ は 修道女 グレートヒェン に投票した
宣誓済み修道女 ナネッテ は 修道女 グレートヒェン に投票した
修道女 グレートヒェン は 新入りの見習い シュテラ に投票した(ランダム投票)
宣誓済み修道女 フリーデル は 修道女 グレートヒェン に投票した
宣誓済み修道女 エレオノーレ は 修道女 グレートヒェン に投票した
新入りの見習い シュテラ に 1人が投票した
修道女 グレートヒェン に 7人が投票した
修道女 グレートヒェン は村人の手により処刑された。
宣誓済み修道女 フリーデル は、修道女見習い マリエッタ を占った。
次の日の朝、見習い娘 タチアナ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、修道女見習い ユーリエ、修道女見習い マリエッタ、新入りの見習い シュテラ、宣誓済み修道女 ナネッテ、宣誓済み修道女 フリーデル、宣誓済み修道女 エレオノーレの6名。
へえ、フランボワーズか。いいね。
[フリーデルの持ってきたクッキーを摘みながら
シュテラの造花に、興味深そうに視線を向ける。
白い布に映える赤の存在感が、ただ眩しかった]
お茶もあるし、アップルパイもある。
[姉妹たちの持参した数々に笑う。
満開の花畑を思わせる卓上を、
細く長い腕が、今日も元気に徘徊した]
なんかすげえ華やかだな。
[右手に紅茶のカップを、
左手にアップルパイの欠片を翳しながら]
これで、食った後に昼寝したら、最高なんだけど。
[シスターローゼが居ない開放感のまま口走る]
宣誓済み修道女 ナネッテは、新入りの見習い シュテラ を投票先に選びました。
―街―
[その日、街ではざあざあと雨が降っていた。
とある屋敷の前にぽつりと一人、佇むのは見習い修道女。
届け物の遣いの帰り、空になった籠を持ったまま。
ぼんやりと、雨に濡れながらその建物を見つめている]
― 中庭のお茶会―
[腕の中の柔らかさに暫し時を忘れ瞳を細めていると、仔猫は心音に誘われたのか眠り込んでしまった。
そっと膝の上に下ろし、起こさないよう柔らかく撫でる]
…………。
[ふぁ、と欠伸を一つ零す。
昨夜の時点で編み上がっていたコースターは人数分には足りず、昨日一晩で編み揃えた為に少々無理をしてしまった。
もう一つ上がりそうになった欠伸を、手にした小さな王冠型のカヌレで塞いで]
[手にしたカップから上がる暖かなハーブティーの湯気の先。
白いフリルのような花弁を持つ造花を見詰め、ウエハースにラズベリーの蜂蜜をたっぷりと漬す]
…………おきた、の?
[ふいに膝の上の毛玉が身動ぎをして、食べる?と蜜菓子を仔猫に近付ける。
其れを姉妹が止めに入ったか否か]
修道女見習い ユーリエは、ランダム を投票先に選びました。
修道女見習い ユーリエは、修道女見習い リヒャルト を能力(復活)の対象に選びました。
―回想・放牧場―
[シスターナネッテが放牧犬に向ける優しい表情を見て、目の前の人が自分にも向けてくれた愛情を思う。
――こうやって日々を過ごすのは、あと何日あるだろう。
思ったよりもずっと重い鋏を受け取り、羊に話しかけるように]
…良い子にしていてね。
初めてだけど、私、意外と器用なの。
……きっと、上手くやるわ…。
[>>3:7 何度か鋏が皮をかすめたものの、ナネッテが抑えていてくれるからだろうか。羊は暴れることなく、連続して鋏を動かしていたせいか次第にコツを掴み始める。
目に入る汗を拭こうと顔をあげると、ナネッテの二の腕が目に入った。
後ろで一つに束ねた髪を揺らしながら、一息つくつもりで声を掛ける]
…シスターナネッテ。その跡、どうしたのですか?
[彼女の苦笑とおかしな話がかえってくると思いながら]
――――……ぁ。
[春の足音が聴こえ始めていても。
陽が傾き遠くの空が赤く染まる頃に吹く風は、何処か冴え冴えとして冷たい]
[和やかな茶会の終わりは、そんな春の風が告げて]
[リヒャルトが、そしてグレートヒェンが、タチアナが。
それぞれの事情で一度修道院を離れる事を知るのは、まだもう少し先]
―― 中庭 ――
[次いで姿を見せたタチアナに椅子から腰を浮かし挨拶をする。>>3:62
彼女が持つバスケットからなにか果実の良い香りが漂えば目元を優しく細めた。]
いらっしゃい、タチアナ。来てくれてありがとう。
―――まあ、美味しそうな香りね。中を見ても?
[バスケットを覗けばそこには歪な形のアップルパイ。
それを見てタチアナに親近感を覚えたのは内緒だ。
端の方へ添えられたそれに、謙虚な妹だと思いつつ、自身の皿に分ける。]
とても美味しいわ。
一人で作ったの? ……すごいのね。
私はレシピを見ながらでないと駄目なの。
[そんな言葉を掛けながら、タチアナが僅かに唇の両端を持ち上げているのを見て、開いてよかったと改めて思うのだった。]
宣誓済み修道女 エレオノーレは、ランダム を投票先に選びました。
[>>3:63、枯れなければ忘れられないと紡ぐシュテラの言葉はぼんやりと頭に響く。]
――――…枯れてしまえば、忘れ去られるわ。
[僅か、囁くように漏れ出た言葉は彼女とは対のもの。
脳裏に描くその思い出もきっとまたそうなのだろう。
色のない表情はすぐに常のものに戻り、茶会を引き続き楽しむ。]
あっ、それ、お勧めよ。
私、ウェハースを食べたいがためにお茶会を開いたと言っても過言ではないもの。
[手を伸ばしたのを見て隣のシュテラに笑いかける。
―――そして時折、彼女はある方向を見つめていた。
まるで何かの動物のように勘が働き、目ざとく気付くも―――特に何も言いはしない。]
―中庭・午後―
[>>3:1中庭に駆けつけると準備の途中だったようだ。
木のそばに置かれた大きなバスケットから漂う香りについつい時々足を止めながら、シスターエリーの指示をあおぎ、庭と修道院を往復し椅子や机を運んでいる。
あの中にリヒャルトの作ったマドレーヌは入っているかしら。
シスターエリーのハーブティーは?
ねえ、それよりウェハースは頂いたことがある? 本当においしいわよ。
私はクッキーが一番好き!
でも、あれは絶対アップルパイの匂いよ。間違いないわ。
時々聞こえる声に笑みがもれた]
>>0
あら、それもいいわね。
シスターローゼが居ない時でないと出来ないことだもの。
[くすくすと笑いながらナネッテに答えれば誰からか咎めの言葉が入るかもしれない。
ともかくエリーは言葉を続けて]
でも、流石にそこまで堕落してしまうと怒られてしまうわね。
戻ってきたシスターローゼに大目玉よ。
日々の労働もしなければ支障が出てしまうしね。
[残念だけれど、とナネッテへ言葉を投げてから
そしてユーリエの膝にいる子猫を見つめる。
丁度、蜜菓子をあげるところで「あっ」と小さく声をあげた。]
待って頂戴ユーリエ。
なにかで読んだことがあるのだけれど、猫には人のお菓子は与えてはいけないみたいなの。
パンや水ならいいらしいのだけれど――――
[そう告げれば可憐な妹は悲しげな顔をするだろうか。
傷つけまいと言葉を選び、なるべくゆっくりと紡いだ。]
―お茶会―
ありがとうございます。
[>>0ナネッテに褒められるとにっこり笑って礼を告げ。
お昼寝と聞くと]
それはさすがに不味いと思います……!
[慌てた声で止めようとした。
>>7エレオノーレの囁きを聞くと
内心不思議に思ったものの、聞くことはなく。
すぐに常の表情に戻った彼女に]
そうなのですか。
じゃあ、シスター・エレオノーレの分がなくならない程度に
いただきますね。
[微笑み返してウエハースを手にとったのだった。]
冷えてきたわね…………。
[身に受ける風が冷たくなってきた頃、
空の色は青から赤へと移り変わっていく。]
――――そろそろお開きにしましょうか。
風邪をひいてもいけないわ。
本当に楽しかった、皆、ありがとう。
[名残惜しそうに席を立ち、姉妹に別れを告げる。
先程まで賑やかだった中庭は打って変わって静まり返り、その片付けはなんだか寂しさを伴う。
なんとなく溜息をついて、椅子を元の位置へと戻していった**]
/*
>地上ではぼかしておいてタチアナさんが動き易いよう墓下で決めてくださる方が良いのかもしれません。
おーのー。
そういえば墓下とはコンタクトが取れないんだった。
あーどうしよう。
今考えたわりにはけっこうよくできたと思ったんだけど、それをもっと早く考えておきなさいよって感じでございますね。
もっと早く赤の動きを決めておいて、墓下に落ちる子に教えておくべきだた。うむ。
/*
おかえりなさい、シュテラさん。
今日は、明日エピにしないために、お互いを襲撃セットでお願いします。
計算、あっていますよね?
修道女見習い マリエッタは、新入りの見習い シュテラ を能力(襲う)の対象に選びました。
新入りの見習い シュテラは、修道女見習い マリエッタ を能力(襲う)の対象に選びました。
修道女見習い マリエッタは、ランダム を投票先に選びました。
/*
こんばんは。毎日遅くてご迷惑お掛けしております。
話を纏める為にはもう一日いりそう、ってことですよね?
それなら了解しました。
計算は合ってますよー。
/*
うーん。
できるだけ長いほうがいいと、無条件に思ってしまっていたのですが、村の趣旨からするとそういった措置は必要ないのかもしれませんね。
シュテラさんは、今日はお互い襲撃などせずに、普通にランダムや誰か特定の人を襲撃したりするほうがいいと思いますか?
話を纏めるためならば、墓下の設定と擦り合わせる意味でもエピに入ってしまったほうがいいとも思う部分もあるんです。
よかったら、思うところを聞かせてください。
[摘んだ蜜菓子を仔猫に寄せた所に掛かる声>>9>>10に、ぴたりと手を止める。
人間の食べ物は適さないと聞いて、己の浅慮に小さく震える]
……ごめん、ね。
ありがとうございます、シスターエレオノーレ。よくご存知、なのですね。
[謝罪は仔猫に。
人差し指で小さな額をゆるりと撫で、エレオノーレに向き直り礼を口にした。
姉の気遣いには気づかぬまま、ゆっくりと言の葉を紡ぐエレオノーレを真っ直ぐに見て]
[冷たい風に煽られたコイフを掌で押えたとき、掌の下でお開きの声>>12が耳に届いた]
…………。
[名残惜しげな姉妹達の声に、こくりと同意と感謝の頷きを返す。
神の物は神に、皇帝の物は皇帝に。持ち出した物は、持ち出した場所へ。
散り散りに片付けへと向かう姉妹達]
[仔猫は宴の終わりを見届けて、何処かへと駆けて行った]
/*
・白ログや囁きでは、なるべく中身発言を行わないようにお願いします。
これ、めっちゃやぶってる。
必要な話だと思った上で自覚を持ってやぶってるので
やっぱりいい気分じゃないよねって思うならそう言ってもらえると嬉しいです。
たぶんこの一文があることの意味がよく理解できてない子なので。
香先生だけじゃなくて、参加者のみんなも!
ああ、でもワトソンくんはちょっとやりすぎたなって思いました。罪悪感とか心を揺らす大きな感情があると道化じみる癖がある。気を遣えなくなるというか。素になっちゃう。
猫って、難しいんですね……。
[ユーリエと仔猫の様子を横目で見守っていた。
やがて陽が傾いた頃、>>12お開きの声を聞くと]
おしまい、ですか――。
[寂しげな声で呟いた後、軽く頷いて。
その後は、お茶会の名残りに浸りながら片付けを手伝ったのだった。]
/*
ううむ。
エピにするかどうかは判断が難しいところ……
狼さん方、いろいろ考えてくださってありがとうございます。
人数調節できる陣営だから難しい部分もありますよね……
個人的にはどちらでも構わないと思っています。
/*
今日私達のどちらかが処刑される可能性もあるので、
村建てから何かない限りランダム決定続行でいいかと思っていました。
あまり深く考えてなくてごめんなさい。
/*
タチアナに触れないことになると、僕の赤でのRPをどうしたらいいかわからなくなるな…。
タチアナとリヒャルトとグレーテとの勝手なRPを考えていたんだけど、どうしたらいいかわからない。
一旦寝たほうが良い事思いつくだろうけど、寝たら書けないな…。
書いたもん勝ちなのは、知っている。
ある程度の齟齬は許されることも知っている。
許されない場合は、教えてもらえないこともあるが教えてもらえればいいことだと思っている。
間違えるのが怖いわけじゃなくて、ただ、書くのと書かないのと、どちらが相手を喜ばせられるのか。それだけを思っている。自覚的には。それ以外の要素が私の中にあるとみる人がいるならそういうこともあるだろうなとは、思うけれど。
そんなことを思い出すとRPが進みません。
/*
いえいえ!そんなことないない。
私が考えすぎなのかなってちょっと心配してたものだから、聞いてみたかったの。答えてくれてありがとう。
村建てから指示がないのは、確かにそうだよね。
もうちょっとだけ考えてみる。こちらこそ、ごめんね。
[>>11、シュテラの慌てた声にナネッテへと軽く目配せし、再びシュテラの方へ顔を向ける。]
ええ、
怒られるのは恐ろしいからお昼寝の実践はやめておくわ。
[そうは言ったものの、ナネッテの心意はわからない。
そして、エリーを気遣ってくれるシュテラに礼を述べ、更に一枚ウェハースへと手を伸ばした。]
[>>13、ユーリエの視線をまっすぐ受け止め、その瞳の色が悲しみに染まっていれば、眉を下げる。]
ううん、私もあまり詳しくはないわ。
――――あのね、ユーリエ、
でもリラには気持ちが伝わっていると思うの。
大事なのは如何に美味しいものを与えるかじゃなくて、美味しいものをあげたいっていう気持ちじゃないかしら。
だからリラはきっと喜んでいるわ。
[小さな肩がより小さく見えたような気がして、そんなことを紡ぐ。
動物と縁のなかった妹に少しでも子猫の暖かさを知って欲しいと思った。]
>>15
そうね……やはり生命あるものだから、難しいのね。
[片手を頬へあてて考え込む表情を見せる。
多少の知識はあるもののあまり詳しく知らないのは危険なように思えた。]
ねえ、シスターフリーデル。
子猫……いえ、動物に関してでもいいのだけれど、そんな本はなかったかしら?
[書庫係の方へと言葉を向けて。
もし修道院になければ行商人に頼むか自分で買ってこようと思うのだった。]
[出掛けていく修道女達の背中を見送り、ゆるく息をついた。
「次」に誰を推薦するか、ましてや出てからどうするかは
まだ決めかねているようで**]
/*
うーん。やっぱり、個人的にはお互い襲撃を希望します。
狼じゃなくて首無騎士にした意味と
エピに入るのはあとからコミットでもできると思うので。
いろいろうざくてごめんー。
[お茶会は終わりを告げ、片付けへと変じる。
別れの間際、マリエッタへと視線を流した。
彼女の笑みは見えたものの、楽しんでもらえていたか心配であった。]
ふふ、あの話を聞けなかったのが心残りね。
[彼女の趣味であるという恋愛の話。
つい最近まで俗世にいた彼女ならではの話の種か。
幼い頃から修道院に居た自分にとっては、それが壮大な物語とさえ思え、聞くのは嫌いではなかった。
――それが例え嘘か真実かわからないものであっても。
マリエッタの姿を見つめながら、小さく呟いた言葉は届かなかったかもしれない。
―――さて片付けは、手伝ってくれた者も居てくれたお陰で早めに終わったのであった。]
/*
うむむ…
狼さん大丈夫かな…困っているなら匿名メモで何か言った方がいいだろうか……。
でも横槍みたいになってしまうような、余計なお世話のような…
―街―
[穏やかだった茶会の記憶も今は遠く。
なだらかに続く平穏より、
今は暫しの遠出をしているだけだけれど。
雨に打たれ、手にしていた手紙は濡れていく。
インクは水で滲み、やがて読めなくなってしまうだろう。
それでも、ただ、立ち尽くしていた**]
―中庭・お茶会―
>>3:41『―――――さあ、お茶会をしましょう。』
[白のテーブルクロスにラズベリーの色は目に痛いほどだった。
待ちわびた開始の合図に、ついつい食べ過ぎてしまわぬように気をつけながら、持ち寄られた様々なお菓子やお茶を口へと運んでいる。ふと辺りを見回し]
――リヒャルトさん!
[長身の修道女がティーカップを持っている姿を見つけ、声を掛ける]
どれもおいしそうですよね。
あ、リヒャルトさんは何か作りました?
[期待に満ちた目で見つめ、もし作ったものがあればごちそうになろうと思いながら]
……きもち。
[知らず毒になるものを与えようとしていた事が恐ろしく、伏せそうになる瞳を正して。
大切な物は気持ちだという言葉>>17に、一度ぱちりと瞳を瞬く]
[ほんとう?とリラを見遣ると、仔猫は不思議そうに此方を見詰めていた]
[シュテラから「猫って難しい」という言葉>>15が耳に届けば、こくりと頷く。
猫だけでなく、生き物は難しい。人間関係も]
――むずかしい、ですね。
大切なもの、大切に、していたいから……。
[呟いて、テーブルから無塩のクラッカーを一枚取り上げる。
これは大丈夫?という風に首を傾げ、エレオノーレから了解が返れば、待ち兼ねた様子の仔猫に与えた]
― お茶会より少し後 ―
[食器を下げ、繊細な刺繍の施されたテーブルクロスは洗濯籠に。
そのまま夕刻の祈りを捧げ、それぞれ日常の勤めへと戻って行く]
…………たのし、かった。
[部屋に戻り、質素なベッドに腰を降ろす。
今日の食事当番は免れていたから、夕食までは少しばかりの余暇があった。
編み掛けの糸へと腕を伸ばし、思い起こした今日の光景を編み込むように細糸を繰る]
[やがて編み上がった蝶の舞うリボンを、赤い夕陽に透かし本の図案と照合する。
初めて作ったにしては上手く行ったと満足げな微笑を浮べ、そっと本を閉じた]
…………?
[こんこんと窓を叩く音がして、振り返る。
空けたままのカーテンの向こうに、見知った配達員の顔があった。
彼は修道院の扉を叩くのが気恥ずかしいとかで、ローゼンハイムを筆頭とした規律に厳しい修道女以外にはこうして直接手紙を持ってくる事がある。
尤も、自分に手紙を出す物は殆ど居ないから、滅多に無い事ではあるのだけれど]
――はい。
わたしあて、ですか?……ありがとうございます。
[窓を引き上げて、手紙を受け取る。
配達員は薄っぺらな手紙を渡すだけ渡すと、愛想の無い尼僧候補生から早々に離れ次の配達へ向かって行った]
[手紙の内容は、姉の訃報と葬儀について。
そして『一度戻ってきて欲しい』という添え書きに、複雑な表情を蒼褪めた貌に浮かべる]
……おねえさま、が。
[ふいに、昼に抱いたばかりの命の音が耳の奥に響く。
其れが少し歳の離れた姉の姿に重なって、重なり切らず。やがて途絶えた]
― 夜 ―
[今は、皆が夕の食前の祈りを捧げている頃だろう]
[小さな荷物だけを持ち、修道院の門を潜る。
あれから、院長には相談に行ったけれど、姉妹の皆には話が出来なかった]
[呼び付けた馬車に乗り、実家への道を辿って行く。
暗闇に彩られた景色が逆行し流れて行くのを、馬車の窓から眺めて]
――――……ぁ。
[道中、先に用事へと出掛けていた姉妹の姿を見掛ければ、馬車を止めさせて自身の暫しの不在を告げる。
そして彼女には、早く院へと戻って欲しいと懇願して**]
修道女見習い ユーリエは、宣誓済み修道女 フリーデル を投票先に選びました。
[>>3:16シスターエリーが連れてきた猫の姿に]
あら…あの子猫…。
リラって名前があったのね…。
[呟くが、多くの修道女の視線がそちらへ集まっているのを見ると、口元を緩め遠くから眺めていた]
/*
襲撃の位置付けがメモ通りのようなら、強く反対する理由はないので了解。レスポンス遅くて薄いですが、こちらの事情なのでお気になさらず。
-回想:お茶会準備-
[ユーリエと子猫のやりとりとふんわりと笑いながら見ていた。その奇蹟はきっと主のものなのだろう、とそう自然に思えた。そこに]
あら、シュテラ?
[身を引いてエレオノーレにシュテラを迎えさせるが、>>3:49シュテラの造花に感じ入ったように息をもらした。ラズベリーの実は知っていても、花を知る人は少ないだろうに、
それを選び抜いたシュテラの選択が彼女らしいと思ったのだ。
思い出の場所を思い出しているだろうエレオノーレ>>3:57に、ふと、自分もこの修道院に入る前にいた場所を懐かしく振り返っていた]
― お茶会の後・暖炉のある大広間 ―
[暖炉を囲んで数人が座っている中心に、おおげさに身振り手振りを交えながら口を動かしている修道女がいる]
……その実が芽を出すとどんどん育って葉は繁り、やがて村は闇に覆われてしまったの。
[聴衆の反応を見ながら彼女は続ける]
嘆き悲しんだ村の人々は神父さまと一緒に神に祈ることにしたのよ。休みなく続けられるその祈りは何日も続いて、倒れた人もたくさんいたわ。でも、とうとう7日目に、ある声がしたの。
宣誓済み修道女 フリーデルは、修道女見習い ユーリエ を投票先に選びました。
すると、突然その木はみるみる枯れて、村に光が戻ったの。
しかもその枯れた木は木材としてとても重宝して、村人たちは以前よりも豊かになり、喜びがますます増えて栄えたというわ。
主は、村人の祈りに応えてくださっただけじゃなく、心からの祈りに大きな喜びを与えてくださったの。
……さあ、私の話はこれでおしまい! 次は誰?
[少女がそう言って座ると、どっと賑やかになり安堵の息をつく者、質問してくる者、それらに笑顔でこたえていた。目の奥に本心を隠しながら**]
-お茶会-
[香り豊かなお茶を楽しみながら、タチアナの持ってきたアップルパイを崩さないように周囲に配って歩く。]
どれもこれも美味しいですわね。
シスターナネッテご自慢のウェハースも。
私、このようにして蜂蜜に浸して食べるのなんて初めてですし。
[美しい春の日差しに、姉妹たちの精魂こめた手作りのものたち。思わず一人言をつぶやく]
幸せってこういうことを言うのね、きっと。
[リヒャルトのマドレーヌにも、ついつい手を伸ばす]
[試しにタチアナを推薦したところ、案外簡単に許可は出たことに拍子抜けした。
彼女が模範生だったからか、それとも自分たちは自分で思っているよりもずっと模範的に映っていたのかもしれない]
――どちらにせよ。
試してみる価値は、あるかもしれない。
[ぼそりと呟くと、ここに来てはじめて同じ目的を共有した少女を推薦してみようと考えた]
[そろそろお開きに、との声>>12を物足りなく思いつつも、風が少し冷たくなりかけていたことに気づいていた。
なおも続く妹たちの子猫とのやりとりを微笑ましく眺めていたが、エレオノーレ>>18に突如声をかけられ目をぱちくりした。]
動物に関して…?
[話の流れ的に、猫の飼い方や、その類のものを求められているのだろうと判断し、脳内の目録をめくったが、そのようなものを見た覚えはなかった。
第一、修道院の中の本は、宗教のものに偏っているので]
あいにくと、そのようなものはありませんわ。
伝説上の動物に関してならいくつかあることはありますが。
[つ、とリラの方を見ながら、そう答えるしかなかった]
―シュテラさんが外に出たい理由はなんなのだろう…。
[計画が順調に進んでいるせいだろうか、ふと、そんなことが思われた。
いや、まだ計画は成功していない。そんなことを考えるのは、自由になってから。いくらでも考えなければならないことがあるのだから。そう己を奮い立たせると、次の計画を考え始めた]
でも、いつか。
いつか、聞いてみたいわ…。**
-夜-
[シスターローゼンハイムがいないながらも、それなりに回る修道院。
夜の静かな勤めを終えると、書庫の中にこもり、古文書の修繕と整理に取り掛かった。
リヒャルトとユーリエのおかげで、書庫内もどこかしら漂ったかび臭さが消えうせているのが嬉しい。]
・・・・・・・?
[...の鼻は、かすかな匂いをかぎつけていた。意識するとそれは昨日見つけたばかりの本の中に隠されていたようにしまわれていた草の葉]
古い葉に見えるのに、ずいぶんと香りが長持ちするのね。
不思議だわ…。
[葉に見入りながら、考え込む]
そういえば、この修道院に来てからずいぶんと長くなるわね…
[自分は生まれた時間も場所もわからない...は孤児として預けられていた。修道院に隣接するその孤児院で育てば、自然と神にすがり、シスターとしての道を選ぶのも当然の話で。
だからある意味世間知らずでもあった。]
神への愛だけがあればそれでいい…。
そう思っていたのに…。
[本を読むのは好きなので、書物で知識は得ていたが、長じるにつれてそれだけでは補いきれなくなる。
久々に見た子猫は、直接見るとでは大違いで、あのやわらかさや暖かさ、匂いは本からでは想像もつかないものだ。
そのように、自分には知らなくてはいけないものが抜け落ちているのではないか、そう最近感じもするのだ。]
[>>16エレオノーレに顔を向けられて告げられた言葉に、
ほっと胸を撫でおろし。]
……
[そして、彼女が再びウエハースに手を伸ばすのを見て
夕食は食べられるのだろうかと少し気にかかったが、
わざわざ言うのは失礼に思えたので口には出さずにおいた。]
知識欲も過ぎれば、身を滅ぼすかもしれないわね…ふふふ。
[...は自分を戒めるようにつぶやくが、その目は笑っていなかった**]
―お茶会後―
[片付けを終えた後に、
用事に出掛ける人達を見送って自室に戻った。
そして、ベッドに座りこんでため息をつき]
どうしたもんですかね――。
[それだけを呟くと、ごろりと転がった。
ここの生活は嫌いではないし、
以前に比べれば良くしてもらっているのも分かっている。
だからこそ、目的の為とはいえ
騙しうちのようなことをしてしまっているのが心苦しかった**]
[>>21、ぱちりと瞬くユーリエの瞳は、先程よりも色が戻っている気がした。
顔を覗き込むようにして、ほっと安堵する。]
……ええと、
そうね……そのクラッカーなら大丈夫だと思うわ。
[ユーリエはその言葉を聞いてクラッカーを与えるか。
子猫は待ちわびたというようにそれへ口を付けるだろう。]
――――よかったわね、リラ。
[たいせつなものをたいせつにしたい、と呟くユーリエの言葉はただ受け止めて、子猫の額を優しく撫でた。]
[>>33、書庫には動物の本はないというフリーデルには、やや落胆した声で]
―――そうよね……。
もしかしたら、と思ったんだけれど。
伝説の動物では世話の仕方が載っていないでしょうし…。
いいえ、ありがとう、シスターフリーデル。
[リラを見つめる彼女の視線に気付いて、緩く首を振ると礼を述べた。]
―― 厨房 ――
[茶会の片付けが終わり少しの後、
エリーは厨房に立っていた。
今日は食事当番。夕飯を作らねばならない。
一人という不安さがあったが、頼りとしていたリヒャルトの姿はない。]
………やるしかないわ。やるのよ私。
[エプロンを着用し自身を励ます。
パンは干し葡萄が入ったもの。
これは作り置きしていたものだから味は大丈夫だろう。
傍らには昨日と同じく少量のチーズ。
残りは形の悪いサーモンのマリネに、どろどろのグリーンピースのスープ。
茹で過ぎたチコリとキャベツのサラダ、
デザートには、まあマシな蜜柑の砂糖漬けが並ぶ。]
……………こ、こんなものかしら。
[時間に集まってくる姉妹たちの反応は如何なものか。
今から想像して深く息を吐いた。]
―― 夜・自室 ――
[食事はシュテラの心配通りあまり入らなかった。
お茶会でウェハースを食べ過ぎたせいだろうか、それとも自身の料理の不味さについていけなかったのか……。
リラは今、傍にはいない。
お茶会が終わった後、何処かへと行ってしまった。
子猫の行き先も心配ではあったが、
もうひとつ、食堂に姿が見えない姉妹がいることが気がかりで。]
(いえ、気がかりというよりも、これは――)
[妙な胸騒ぎを覚えていると窓の叩かれる音がする。
恐る恐る開ければ配達員の男性の顔があった。]
――――私に手紙?
珍しいわね………。
[留守だった為、何度か訪ねたという彼に詫びの言葉を入れ、配達してくれたことに礼を述べる。
窓を閉め、差出人の名を確かめれば]
―――――――…っ!
[そこには思い出したくもない母親の名。
修道院に入って十年余り。
一度も見ることのなかった名に、ふつふつと怒りが込み上げてくる。
そしてそれは手紙を破り切る衝動へと移った。]
今頃何よ………こんな手紙がなんなのよ!
私のことを捨てた癖に!!
――――捨てたくせにッ!!!
ふざけるなッ………
[汚い言葉を吐き続け、やがて手紙は原型を失っていく。
千切る部分がなくなり、最後の一欠けらを投げ捨てた時、指に嵌めた宣誓の指輪が放物線を描き床へ落とされた。]
―――――――…
ぅ……うぅ…… う………
[月光を受け静かに聖なる光を放つ指輪に
わけもなく涙が出てくる。
―――そして今、理解した。
姉妹の姿がないことは気がかりではなく、不安なのだ。
幼い頃のように置いていかれる気がして、堪らなく不安で仕方がないのだ―――]
/*
この書き方では一時的に外出しているってわかっていないようになってしまった……
いろいろミスっちゃったなあ……
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