情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
次の日の朝、薔薇影の騎士 アヴェ が無残な姿で発見された。
夜が明け、悪夢は現実のものとなった。
人狼は確かに存在するのだ。そしてその血腥い牙で我々を狙っている…。
人々は苦悩の末、最終手段を取る事にした。
投票により、1日に1人ずつ疑わしい者を処刑する。
例え無辜の犠牲者を出すことになろうとも…。
現在の生存者は、生徒会長 アデル、生徒会副会長 ミヒャエル、画家志望 ジークムント、書記官 ベネディクト、愉快犯 イングリッド、女学生 サシャ、小説家の卵 ゾフィヤ、気まぐれ リヒャルトの8名。
プロレス研の部長は反省室に放り込まれ体育館は演劇部と軽音部に明け渡されました。
そして寮には自治会主催の出店賞の選考基準となるアンケートの結果が張り出されています。
2−A (04)
3−A (01)
文芸部 (05)
サッカー部 (10)
生徒会 (09)
他1年のクラス (01)
他2年のクラス (09)
他3年のクラス (01)
他の部活 (07)
[ジークが自室へ戻った頃、既に同室の男は徹夜がたたったか、大の字で大イビキをかいていた。
そしてまだ暗い早朝、ばちっと目を覚ます。]
おはよう!
今日も良い天気だな!
[ジークはきっと起きないだろうけれど何時もの事だから気にはしない。
会長が彼を起こしに来る前に寮を出て、校舎へと向かったのだった]
投票を委任します。
生徒会副会長 ミヒャエルは、生徒会長 アデル に投票を委任しました。
― 早朝:校門 ―
[同室の男に、マークされてるんだから山へは行くなよ、なんてメモでも残そうかと思ったけれど
間違いなく彼より先に会長が見るだろうし、やめておいた。
今日も先ずするのは校門で搬入の手伝い。
クラスの分と部の分、それに色々なものをガニメデを使って器用にトラックから降ろし、運ぶ。
今日は機材が無い分昨日よりは楽だった]
[荷物を運んだ後は、寮からポロポロと人が登校してくるのに挨拶をする。
それからサッカー部の準備の手伝いの為グランドへと向かった]
さぁてっと。
準備じゅんび。
[サッカー部の出し物は巨大コスプレ迷路。内容はその名の通り。
グランドに準備されているのはキレイに色塗られたベニヤ板で作られた迷路。
ゴールには写真を撮るブースがあり、入り口には迷路を上から魔法のカメラで映し中の様子を見る事ができるモニターが沢山並んでいる。
横に並ぶのは更衣室。賞品のタイヤキも完璧。
全ての場所に危険が無いかチェックし、説明を書いた大きな看板を見上げてうんうんと満足げに頷いた]
『巨大コスプレ迷路』
まず、 [[ 1d6 ]] を振り衣装を着てもらう。
1 メイド服
2 浴衣(動きにくさからタイム-5)
3 着ぐるみ (動きにくさからタイム-10)
4 バニー服
5 チャイナ服
6 ロリータ服(動きにくさからタイム-3)
それから迷路に入ってもらい、タイムアタック。
[[ fortune ]]を振り、
00〜20 分以内にクリアすれば タイヤキ10個 が貰える。
21〜40 分以内にクリアすれば タイヤキ5個 が貰える。
41〜60 分以内にクリアすれば タイヤキ1個 が貰える。
1時間以上だと 一日衣装を脱げないバツゲーム。
―回想・いつかの放課後―
だー、もうしつっこいっての!
[その日も、何処だったか忘れたけれど、部活に出ろと追いかけられていて。
逃げ回るのに疲れたから、やり過ごそうと飛び込んだ部屋で]
あ、邪魔してわりー…
[幾人かの生徒が、何事かと振り返る中、確か同じクラスで、友人の友人である少女が、黙々と何か書いていた。
集中しているのか無視しているのか、こちらを気にする様子は無く。
適当に生きて、ラクなことに流されて、イヤなことからは逃げて。
何かに打ち込んだことなんて無いし、一生懸命になるのなんか面倒だし。
だから。まっすぐやりたいことに向き合っている姿が、すごく]
……んなおもろい理由じゃねーよ。
[なんて。思い出したからって言うのも気恥ずかしい。
世話焼きは否定しないが、呆れたような眼差しに、善処するよとかごにょごにょ。
貰った色の飴は、の味がした。
効果があったかは分からないが、足取りは軽くなった気がした]
……んなおもろい理由じゃねーよ。
[なんて。思い出したからって言うのも気恥ずかしい。
世話焼きは否定しないが、呆れたような眼差しに、善処するよとかごにょごにょ。
貰った*露草*色の飴は、*無関心*の味がした。
効果があったかは分からないが、足取りは軽くなった気がした]
『→イングリッド
返事遅くなってすんません。
生徒会から逃げ回ったりしてたっス。
何処を走ってたのかは、俺もちょっと分からんっスね。
夢中だったんで。
姉御、願い事ないんスか?
たまには運命とかあっても良いって言ってたじゃないっスか。
せっかくなんだし』
『→ベネディクト
……お手柔らかに』
[ポポロを探してみると言われれば、言った通り大人しく待ちがてら休憩し、その間に自分もメールの返事やら。
そのうち戻ってきたゾフィヤに気遣われれば、大丈夫だと断ろうとするも、押し切られ。
気にすることねーのに、とかぶちぶち言いつつも、ぎこちなく肩に掴まった]
……ほれ、やっぱ無理すんn痛っ!
[身体を強張らせたのが分かったから、再び口を開くと、加速で思いっきり舌を噛み。
道中はとても静かだった]
……えっと、何だ。さんきゅ。
[送り届けるのは普通、逆じゃないだろうかとか、複雑な想いを抱きつつ、礼は述べた。
ただ、今度はこちらが何となく、顔を見れないまま、別れ]
……。
[先ほどまで、肩に触れていた手を、見つめてみる。
つい今しがたのことだから、いろいろ、ありありと、思い出されるわけで]
あーもー何だよ俺らしくねー!
[とか大声で叫んで、開いた窓から煩い、と紙くず投げつけられたから。
足が速かろうが逃げられない、自室へとよろよろ戻っていったのだった]
投票を委任します。
愉快犯 イングリッドは、生徒会長 アデル に投票を委任しました。
[昨夜届いたメールの返信は
何となくまだしていない。まだ。
しない――? 出来ないのかもしれない。
同室がまた祭事へと出かけたらしきに
何やらカチャリカチャリとメカいじり。]
あっちが連絡取り合ってんだから
こっちだって卑怯にゃならんよね。
[出来たものに魔力を伴う言の葉を乗せて。
いくつか持ち出すと鼻歌混じりに*寮を出た*]
―寮・自室―
[部屋に戻れば、ベネディクトを待っているつもりだったのだけど、爆睡してしまい。
朝目を覚まして彼が居れば。布団に潜り込んで、恐る恐る様子を窺っただろう。
それでも一応、逃げずに話は聞き。昨夜と違って精神的な理由で、ふらふらしつつ部屋を後にした]
→射的屋―
よっす。……あー、何か仕入れ手ぇ出した気がすんわ。
[まったく顔を出さなかった事に対する非難を右から左にちくわ耳。
コルク銃を、ぽんぽん叩きながら、羽つきポポロを狙ってみる{5}]
……え、コレ何出来んの。つか対象年齢いくつよ?
[振ると、ぴるぴる音を立てて光を振りまく杖をげっと。
ややげんなりしつつ振っていると、サッカー部について話が振られ]
何やってっか? 知らね。
準備期間中は、みー先輩も忙しくて追っかけて来なかったし。
……へいへい、店番してっから。行って来いよ。
[ぴるぴるとお見送り。
きゃいきゃい言いながら迷路>>3へ向かった女子たちは、{1}を着て99分でクリアしたようだ]
[サッカー部の迷路は好評のようだ。
カメラで2年生のメイド服を着させられた女子がキャイキャイ言いながら、たっぷりの時間迷っている様子をモニタに写されるのを見つつ、満足げに頷く]
うんうん。
メカも好調で何より。
さぁて、見回りもしないとなー。
[何時までも引退した人間が口出してるのも後輩に面倒くさがられるようなぁ、等思いつつ。
自身もたまにはと、色々なクラスの出し物を見回りがてら回ることにした。]
こーゆー時には横に可愛い女子でも欲しいもんだ。
[お化け屋敷から、キャーなんて悲鳴があがるのを聞きつつひとりごち]
……ほー。それでメイド服着てんのな。おかえりっつーかドンマイ。似合ってんよ。
あ、そうだ。ベネのレア写真いらね?
[メイド服な書記官データは、6700Gで販売中です。
お問い合わせは、2-Aリヒャルトまで]
毎度あり。なるほどな……写真部女子、目のつけどころがさすがだぜ。
[[16]枚売れたようだ。
写真部女子への尊敬度が74ほど上がった]
[出し物を見て歩きながらも考えるのは流しスウィーツの改良について。
笹船の周りに魔法で耐水属性をしいたからタイヤキがふにゃったりはしてなかった筈だし、流す水にラメでも入れてみるか?だの、スウィーツの味が悪いのか?だのぶつぶつ]
そういえばイングリットの奴結局手伝ってねーんじゃねぇのか。
お、その焼き蕎麦とタコヤキヒトツずつくれ。
ん?射的?やってやんよ。
[見れば2−Aの出し物らしい。
タコヤキを頬張ったまま、真っ直ぐ片手で銃を横に構え
ぱん、とコルクのいい音がした→{2}]
ん?なんだ?
[周りでガランガランと鐘が振る女子はいかにも文系と言った感じ、良く見ると2-Aだと思ったのは見間違いで文芸部だったらしい。
落ちたのは大当たりの、セラフィク・ポポロのぬいぐるみ。
ふわふわのぽわぽわで出来は非常に良く、可愛らしいそれを小脇に抱え、タコヤキの爪楊枝を咥えた侭の様子は結構珍妙だったが]
ほら、俺天才だから。
[ふふん、とそれでも上機嫌に、また、廊下を歩み出した]
[くれぐれも、写真の入手ルートは生徒会にバラさないように、と口止めはしておいて、軍資金も手に入ったことだし、出店巡りに向かおうと部室を出た]
あれ、みー先輩じゃないっスか。サッカー部のほうは良いんスか?盛況みたいっスけど。
[杖から型のちいさな花火を打ち上げながら、駄菓子屋で買ったのしイカをかじっていると、機嫌良く前を行く姿>>15を見つけ]
あー! そ、それは!
[抱えられているのは、まごうことなき、あの羽つきポポロぬいぐるみ。
すっごい羨ましそうな妬ましそうな目で見た]
よぅ、リヒャルト。
俺もたまには遊ばせろ。…つっても見回りも兼ねてっけどなー。
お前サッカー部手伝わねぇんならサッカー部の迷路経験してこい。頑張って作ったんだから。
[真顔で言った後の、彼の言葉に、ん?と目を見開いて]
ん?これか?
さっき文芸部の射的で当てた。
俺天才だろ。
[ふふん、と上機嫌のまま威張る。
頭の上では相変わらず小さな白い鳥メカが鎮座ましましていた]
お疲れ様っス。先輩たちは最後の学祭っスし、たまにじゃなくて遊んでも良いと思うっスけどねー。
[食べるっスか?とのしイカを一枚渡しながら]
えー……昨日俺、メイド服着せられたばっかなんスけど。何でまた珍妙なカッコしに行かにゃならんスか。
さっき聞いたっスよ、一時間以内に抜けられなかったら、服そのまんまだって。
[迷路には否定的のようだ。
しかし目線は、じーっとぬいぐるみに注がれている]
みー先輩より、ぜってー俺のが愛こめて狙った筈なのに……。
[八つ当たりに、杖をぶんとミヒャエルの頭上めがけて振ると。
鳥に何か作用したのか、*初恋の人*の歌を歌いだした]
[もらったのしイカをぐにぐに噛み千切りながら]
いやなら手伝え。
自分込みで客連れてくるか手伝うか、だな。
[ふふん、と自身より背の高い男に上から言う態度で言ってから、続けられた言葉に苦笑]
愛こめるのはぬいぐるみじゃなくて人間の女子にしとけ。
お?なんだ?
[歌い出した鳥に、思わず上を見上げ]
そんな歌俺インプットしたっけ?!
AIの成長が想定していたより早いな…!
[ぐぐと拳を握ると脇でセラフィックポポロはくにゃりとひしゃげた]
あの炎天下、座って受付すんのもイヤっスよ。
まー、誰か居たら引っ張って行くっス。
[サボる気(05)割だが、一応そう答え]
やだなー先輩。可愛い女子にはみんな、愛こめて接してま、す
[いつもの調子で軽口を叩いていると、流れる鳥の歌に。
なにか妙に、意識してしまって。しばし目を泳がせていたが]
はっ。いや先輩はもっと愛こめて扱って下さいっス!
[ひしゃげたポポロを救出しようと、ポポロでなくミヒャエルの腕をぐいぐい引っ張った]
んー? なんだァ?
何か悩みでもあるなら、先輩が聞いてやろうか。
協力できるかもしれんぞ?
[なにやら目を泳がせ妙な様子のリヒャルトを、怪しいものでも見るような目つきで覗き込みながら、まるで探偵のように自分の顎をさすっていたけれど
急に腕を引っ張られると、ポポロのぬいぐるみがポンと腕から出て]
お、っと!
[膝でサッカーの要領で一度蹴りあげ、また腕できゃっち。
ぐにぐにとひっくり返しながら]
これの中に、この鳥メカ入れたらこいつが動いてるみたいになって面白いかな。
[なんて、縫い目合わせを覗いてみたり]
や、悩みっつーか……
[自分でも良く分からないというのは、悩んでいるんだろうか。
あまり複雑なことを考えない頭を使いながら、手のひらを眺めて考え込む]
って、だから動けないぬいぐるみを虐待するのは大人気ないっスよ!
[リフティングされてボール扱い、しかも開きにされそうなポポロに、慌てて手を振ったら、杖の先がこつん、と先輩の額に当たり。
1~2 ポポロの耳尻尾が生える
3~4 語尾に『にゃ』がつく
5~6 セラフポポロの羽根(幻)が舞う
{5}]
…っ!?こ、れは…!?
[突如目の前に現れた幻。
ざあっ と 舞う羽毛はまるで雪のようで、
思わず手元に持ったぬいぐるみをぎゅうと抱き
目を見開いて立ち尽くした]
…セラフィック・ポポロ……?
お前、本物なのか…っ?!
[大きな勘違いをしながら、ぬいぐるみをじいと見返し話しかける様子。
頭の上では、メカの鳥の歌が未だ流れる]
そーそー。だからほら、大事にしないとバチあたるっスよー。
[どう見てもぬいぐるみっス。
突っ込みたい衝動をこらえ、話に乗っておいた。
くるくる回した杖の先、ハートがふわんと浮かび上がる]
……お前、恋って何か分かっか?
[シャボン玉のように、ぱちんと鳥のくちばしの先で消える桃色。
飼い主がぬいぐるみに話し掛けているから、問い掛けてみた]
としたら会長に知らせなきゃいけないだろうか。
いやまて、今生徒会でしている展示にこいつを…!?
[ぐぐぐ、と、力を籠めてぬいぐるみに向け生真面目に話す男の図は非常にシュール。
真剣な男の頭の上、メカの鳥は浮かんで消えたピンクのハートに、レンズの目をキュイイ、と音鳴らした]
『コイ? コイ?
ソレハ――セイシュン!セイシュン!』
[甲高い声が響き、ウィーキキ、と歯車の音が重なる]
……会長も、ホントは羽欲しかったりするんかな。
[ミヒャエルが真剣に語り掛ける声を、半分くらい聞き流して単語だけに反応する。
二人の噂は知っている。でもそれより、自分が気になっていたのは。
朝方別れたルームメイトの顔を思い浮かべ。はー、とため息]
うん、お前がみー先輩制作って良く分かる回答をさんきゅー。
……やっぱ俺にゃ似合わんな。お前も一匹で寂しくねーか、相方でも作って貰え。
[慣れれば、機械音と共に動く仕草も、ユーモラスで可愛らしく思えてきた。
すっかり傷は消えた手で、そっと鳥の頭を撫ぜ]
そうっすね、展示室に飾ったら良い客引きになるんじゃないっスか?
[ポポロをぽふぽふ叩き、けらけら笑いながら歩いていった*]
『アイテー?アイテー?』
[鳥は頭を撫でられると、瞼の無いレンズの目の光を和らげた。
キュルリと首のボールジョイントから顔を傾け、リヒャルトが去って行く背をまるで見守るかのように、暫く其方へと顔を向けていて]
…――はっ。
やっぱりコレぬいぐるみじゃねぇか!
[自分の世界に入り込んでいた頭の悪い男が、ポポロをぽふぽふ叩いたリヒャルトが去った事に気づいたのはそれから暫く後の事。
彼が口にした事等知らず、アイテツクッテー、なんていう鳥の声にピシとデコピンして]
俺にいねぇのにお前に作ったら俺が悲しいだけだろーが
[むすっとしたまま廊下を進み出した]
[ぱかりと一日遅れの返信。]
『To:リヒャルト
Subject:悪い
こっちこそ遅くなったね。
ベネディクトにつかまってさー、
へろへろになって爆睡してた。』
[かなり嘘だがここまで打って、思案。]
『願い事――よくわからない。
卒業したくないーって言ったら
セラフに怒られっかな?(笑)』
[と付け足して送信。]
[ああそうだ、と2通目]
『そういや生徒会、
便利な代物あるから対抗してみるよーん。
あとで時間あったら渡しに行くわー。』
[タイトルは「追記」だそうな。]
― 廊下 ―
[3-Aの出し物はスルー。
適当にほっつき歩いていると暇つぶしとばかり
文芸部の射的で遊んでみたり。]
んー、久々。
[2年の時は遊びすらしなかった気がする。
狙った獲物は――? {3}]
[頭にメカの鳥 小脇にセラフィック・ポポロのぬいぐるみというファンシーな姿で、当の本人はいたって真面目に廊下を歩き、ひとつひとつの出し物を隅々から見ていく。]
焼き蕎麦はあっちのよりそっちの方が好みかなぁ。
あ、これ美味いな、もう一枚くれ。
[キレイに巻かれ盛り付けられたクレープを食べながら歩いていれば>>30同じクラスの要注意人物を見かける。
よ、なんて手を上げて]
アンケート見たか?
うちのクラス全然ダメだなー。
[空になったクレープの紙ゴミを丸めて手をぱっと離して落とし、
足で軽く蹴ってゴミ箱へとシュート]
味がイマイチなんかなぁ。
味見したか?
[もごもごと口を動かしつつ肩を竦めると
頭の上でアジミー、アジミー、なんて無機質な声]
このクレープのが美味いわ。
ま、今日盛り返せばいいなー。
[別に昨晩の事を聞く等の疑心は今は見られず
他愛の無い雑談を彼女が逃げなければ少しばかり*]
投票を委任します。
気まぐれ リヒャルトは、生徒会長 アデル に投票を委任しました。
[ファンシーな姿のクラスメイトにくすりと笑い
逃げる様子はないようだ。]
流しスイーツじゃあね。
本来可愛い女の子がおしゃべりでもしながら
きゃぴきゃぴ食べるもんでしょ?
[流れていくスイーツをキャッチする女子。
何となく面白い気はするけれど。]
味見っていうか。
祭事期間なってから教室行ったのなんて
扉開けた時だけだよ。
[しれっと言ってのけた。]
――居心地悪いんだよ、あそこ。
[そう言ってけらけら笑う。]
今日頑張ってくれたらいーね?
協力は宣伝という形でさせていただいてまーす♪
[おどけた口調で殆ど実行していない協力をのたまう。]
― 女子寮・自室 ―
[いつもより遥かに強い日差しにうっすらと目を開けて枕元の時計を手に取る。
針が指している時間を理解するまでに秒針が3度ほど周回しただろうか。]
・・・・・ !!!!!!!???
―― 回想・夜の山 ――
[小説家を目指すゾフィヤにとって、部活動に熱心ではない人々は冷ややかな目で見る対象で。
リヒャルトもまたその一人だった。
……サシャは強引に誘ったところがあるから、出てこないのは仕方がないとして。]
……。
[>>6、面白い理由じゃない、と言ったリヒャルトの内心は露知らず、ふぅん、と返す。
善処する、とごにょごにょするのを背に受けて山の中を進んだ。]
[――それから、リヒャルトを男子寮まで送り届けたが、彼が顔を見ないのは気付かなかった。
ゾフィヤもまた肩を触れていた緊張感で顔を見れなかったから。]
…………。
慣れないこと、するものじゃないわね……。
[と、途切れたメールを心配して山道入り口に隠れていると、握っている携帯が震える。
どうやらベネディクトからの電話のようだ。>>1:348]
―――もしもし。
ああ……あの、リヒャルト君が加速の魔法を使って疲れていて。
山を下りるの辛いんじゃないかと思ったけど、私じゃちょっと……大変だから、ベネディクト君を呼ぼうと思って………
……でも、生徒会のベネディクト君に助けを求めたら困らせる、って後で気付いた。
[最後のその声は小さいもので。]
――うん。今は山を下りたところ。
大丈夫。
[問題児、という響きは気になったけれど深くは聞かず、そんな話をした。
やがて電話を切ると疲れが出てきたのか、うとうとし始めて。ベネディクトとイングリッドが寮に戻ったことは気付かなかった。
ゾフィヤが自室に戻ったのはその後のこと。**]
―― 回想・終了 ――
― 女子寮・自室 ―
[時計が止まっているのかとも思ったが、秒針がしっかり動いているため正しい時間を刻んでいるのは疑いようがない。
特に集合時間が定められているわけではないが開門の時間を遥かに通りすぎているのは寝坊と言われても仕方がないだろう。]
起きられなかった…? ボクが…?
[生まれてやらかした失敗に呆然となるが、慌てて身支度を整え学校へと向います。]
投票を委任します。
小説家の卵 ゾフィヤは、生徒会長 アデル に投票を委任しました。
[いくらか躊躇しましたが、万一何か起こっていたら取り返しがつかない。
なるべく平静を装って通信機を手にとり。]
…おはよう。
今日も夜には見回りにまわってもらうことになると思うが、校内の様子に変わりはないか?
― 校門近辺 ―
[学校まで走るなんてどのくらいぶりだろう?
そんなことを考えたんですが…。]
別に珍しくもないか。
寝起きの悪い幼馴染のおかげで慣れたものだ。
[そこまで言って男子寮に寄らなかったことに今更気付きます。]
…子供じゃないんだから起きてこれないってこともないだろ。
[戻ろうと思わなくもありませんでしたが、昨日の今日。
それに起こしにいったから遅れたなどと噂されるのも遠慮したいところなのです。
自分に言い訳するように呟いて校舎の中へと入っていきました。]
居心地、かぁ。
…じゃあさ、どういうトコなら居心地いいんだ?
[ふうむ、と小さく唸ってから
喰うか?と、手元のタコヤキを差し出す。
頭の上で鳥がセーシュン!セーシュン!と叫んでいたけれど意味は判らなかったから無視してみた]
ん。
[カキ氷を受け取ったところで、着信音が鳴った。
スプーンを持ったほうの手で、器用に画面を開き]
『→イングリッド
いえいえ、お気にせずっスよ。
そりゃ災難でしたね。
お疲れ様っス。
どうでしょ。
学園の守護獣っスから、案外聞いてくれたりして。
つか、姉御卒業したくないんスか?
あー、何か連絡取り合ってるっぽいっスね。
楽しみにしてます』
[色のシロップが掛かったカキ氷を、しゃくしゃく食べ歩きしていると、前を行く金色の尻尾>>41が見えたから]
よっす。あれ、1人?
[珍しい、というように、周りをきょろきょろ]
今んとこねーなー。
セラフィック・ポポロが現れたと思ったくらいかな。
あ、そうだ。
アデル会長もベネディもサッカー部の出し物行ってくれよ。
昨日1位だったんだぜ!
[通信機に向け、自慢げな声]
投票を委任します。
画家志望 ジークムントは、生徒会副会長 ミヒャエル に投票を委任しました。
食う。
[たこやきはありがたくいただく。
ひとつほおばって、ほくほくしてから]
んー、どういうとこって。
[考えている。結構長いかもしれない。]
気楽な場所。
ホラ、あそこ、私いると怖がるじゃん。
[廊下から窓の外を見遣るように笑う。]
セラフィック・ポポロ?
昼間に現れた記録はない…。
本当に現れたのだったら、大騒ぎになっているんじゃないか?
[眉を顰めて]
ああ、結果発表は見た。おめでとう。
今日もアンケートをとって2日の合計で最終的に決まるものだから、まだ決定したわけじゃないが。
時間が空いたら行ってみよう。
おはよう。
昨日あれだけ走り回ったわりに元気だな。
[少し視線が冷たいかもしれないです。]
見ての通りだ。
ボクが1人で居るとそんなに珍しいか?
[言葉の端々に若干棘があるかもしれません。]
[珍しくもアデルに起こされる前に起き、身支度を済ませる。いつも来る時間になっても来ない幼馴染に、生徒会の仕事で先に行ったのだろうと判断し、自分も寮をでた。
まさか、寝坊とは露にも思ってない]
さーて、どこに行こうかな。
…あ、そう言えば。
[珍しく絵を描く気にも起きず、かといって教室に近づくと仕事をさせられるのに決まっているので近づきたくもなく。寮に貼ってあったアンケートを思い出したのはその時]
生徒会の出し物、凄い点ついてたな。
アデルちゃんのことだから完璧なものなんだろうけど。
[当てもないので生徒会の出展を見に行く]
― 生徒会の出展へ―
投票を委任します。
画家志望 ジークムントは、生徒会長 アデル に投票を委任しました。
画家志望 ジークムントが「時間を進める」を選択しました
喰えくえ。
[自分も別のつまようじでタコヤキをぷすっと指し口に入れる。
まだ中が熱く、口の中で転がしながら、長い時間は何も言わず、彼女の顔をじっと見詰めて待ち、続けられた言葉に、ん、と頷いた]
気楽な場所、か。
わざと怖がらせてるんかと思った。
[言いながら釣られるように窓の外を見る。
それから顔を斜めに傾ぎ、じい、とイングリットの顔を見詰めて]
…――俺、今見回り兼で出店回ってんだけどな。
ちょっと付き合え。
[拒まれなければ、手首を掴んででも引っ張り回そうかと手を伸ばして廊下の先に歩み出す心算]
一晩寝りゃな。会長こそお疲れさん。
[けらけら笑いながら答えるも、首を傾げる。
ひんやりした態度はいつものことだけど、それでもいつもは、別に食って掛かる風でもない気がして]
ケンカでもしたん?
でも満点だぜ!
いい出だしだーうん、是非いってくれ。
きっと会長、チャイナドレスとか似合う。
ベネディクトも…おっと、なんでもない。
[小さな声はごくごく気まじめな色の後にフザケタ色を滲ませた]
わざと――かもしれないよ。
[くすくす笑った。
ふと視線を感じてミヒャエルを見返す。]
ん? どうかした?
――は?
別に暇してるからいーけど……
[返事の間にも手首を掴まれ、引かれるまま。
抵抗はしないが面食らったような顔で。]
抜け出そうと考える輩がいなければ、やる必要もないんだが。
[やれやれと僅かに溜息を漏らす。]
…喧嘩するような相手はいない。
[一瞬、間を置いてそれだけ答えるとすぐに他の話を持ち出します。]
ひとつ聞いておきたかったんだが、夜の山に登ってまでポポロを探す理由が何かあるのか?
部活の関係は点の高いところが多いみたいだな。
1年生は不慣れだから仕方がないにしても3年は手を抜きすぎじゃないのか。
卒業間近でそれどころじゃないのかもしれないが…。
[1年生と同程度の評価というのはいかがなものだろう?]
― 回想:夜〜朝 ―
問題が起きたなら仕方あるまい。
立場上小言を言わねばならない立場だが。
[>>38>>39、大丈夫という言葉に頷いて]
ゆっくり休め。
おやすみ。
[まさか帰宅していないとは思いもよらず、電話を切る。寮前までイングリッドを送って、本人も部屋に戻った。部屋に戻れば爆睡している同室の姿。>>10]
こいつは……。
[嘆息し、中指でメガネを押し上げる。思わず足が出かけたが、何とか堪えて、そのままシャワーを浴びて眠りに着いた]
あ、そこのクレープくれ。そこのリンゴ飴と。
イングリット、喰え。甘いもん嫌いじゃねーよな?
[渡しながら、通りかかったのは文芸部。
小脇にセラフィック・ポポロのぬいぐるみを抱えた侭]
よし、もっかいしよう。
射的やろうぜ射的。
[イングリットがやったけれど外れた事を知らない男は、片手で銃を構え引き金を引く→{5}。
イングリットにもコルクを渡し、やろうぜ、と、促した]
[翌朝、いつものように起きて、いつものようにブロック形の栄養食を食べ、そして、保険としてドリンク剤を呷る。一通り準備を整えて、寝息が止まっていることに気付く]
起きろ馬鹿。
いいご身分だな馬鹿。
狸寝入りは終わったか馬鹿。
[足で頭を踏んづけてくどくどと一通り文句を言う]
縄で縛り付けてやろうかと思ったが生憎そんなものはない。
幸運に感謝しろ。
僕は忙しいのでもう行くぞ。
次山で見つけようものなら容赦はしない。
[そうして振り向き様に]
ああ、山で何を聞いたか知らんが。
忘れろ。
[そうしてさっさと学校へ向かってしまった]
はははー。
[まったく悪びれた様子なく笑った。
話題が変われば、一拍沈黙を置くも、蒸し返しはせず]
……俺が捜してた理由は、あんま一般的じゃねーから、参考になるか分からんぜ?
[でもって下らんし。とそれでも良いのか尋ね返した]
ち、ちょっと、ミヒャエル……
や、嫌いじゃないけど。
[クレープだのりんご飴だの目をぱちぱちさせて。
携帯が振動したような気がしたけれどそんな暇はなく。]
私さっき……
[言いかけたけど、何となく気圧されてか
コルクを受け取って一拍眺めた後は
とりあえずはやってみるらしい。 {3}]
― 生徒会の展示物 ―
へぇ。セラフィック・ポポロ展か。
これは実に興味深い。参考になりそうだ。
[歴代の会長が描き溜めたというレポートに熱心に目を通す。こんなに真剣に見物している人は他にいない]
しっかし、アデルちゃん、あんなに仕事やって更にこっちの展示物にまで頑張って、よくもまあ、元気だよね。
――それに、こんなセラフィック・ポポロを探したくなるような展示やって、生徒会は自分の首を絞めているんではないだろうか…
[昨晩自分が辿った経路を山の地図で確認しmながら、疑問に思う]
[ミヒャエルの言葉にとんとん、と耳元の端末をノックして]
それはおめでとう御座います。
サッカー部の出し物はなんでしたか……
確か迷路とか。
仕事次第ですが、機会があれば伺わせて頂きます。
[続くチャイナドレス、という言葉には首を傾げたものの反応はせず>>*6]
準備不足もあるでしょうが、企画の面でも選択を誤ったのかもしれませんね。
今日テコ入れされるか否かが鍵でしょう。
[問い返しに軽く頷いて]
ボクが会長になったのは、1年の後期の時で去年の祭は生徒会に居たわけじゃないが…。
記録を見る限り、何十年も前からこの時期に山に入る生徒は後を絶たない。
夜の山は当然だが危険だし、快適な環境でもあるまい。
面倒くさがりのキミまでが山へ入ろうと思うに足る理由があるものか聞いてみたかったんだ。
あにやってんだよ。
こーやって、ほら、狙うんだよ。
[イングリットの後ろから手を取り、手を真っ直ぐに伸ばさせるようにして、撃つ。
→{2}]
慣れてきたせいで懲りすぎて一般受けしないということはありそうだな。
ウチのクラスも例に漏れない。
[結局のところ只のメイド喫茶になってしまっているようではあるが。]
…まあ、一般受けするようにてこ入れは難しいな。
投票を委任します。
書記官 ベネディクトは、生徒会長 アデル に投票を委任しました。
ほら、またゲットだ。
[おさげをした女生徒が鐘をふる。
大当たり、と、落としたものはまたもやセラフィック・ポポロのぬいぐるみ。
受け取り、イングリットに笑顔で振りむいた]
お前のな。
[ぽむ と ぬいぐるみを彼女へと]
書記官 ベネディクトが「時間を進める」を選択しました
急には難しいでしょうが、頑張りと機転には期待したい所です。
[そうしてメガネを上げて]
ああ、報告を忘れていました。
申し訳ありません。
先日の解散後、イングリッド先輩を発見、寮までお送りました。
頭に入れておいてください。
――、ちょっと
[後ろから支えられて撃てば景品にあたる。
だんだん悔しくなってきたらしい。]
何で当たるかなー。
[ぶーたれているとぽんとぬいぐるみを渡されて
びっくりしたようにぬいぐるみを見つめ]
私のって。
……ミヒャエルが落したよーなもんじゃない。
[言いつつ渡されるままむぎゅうして。]
あんだけ伝説だの噂だの、山盛りなんだからな。
相当昔っからあったんだろな。
[うんうん頷き。
軽く息を吸い込むと、出来るだけ他人事に言えるよう、軽さを心がけて口を開き]
ダチがな。……あー、むこうはダチだと思ってっか知らんけど。
ずっと気にしてんだ。1人の女子のコト。
俺がその子に話しかけると、何かあからさまにその子の反応窺ってっし、ああもうお前それでバレてねーつもりかよって感じに。
だから、そいつに羽根渡してさ。とっとと言って来いよって、言おうと思ってた。
あ、モチロン俺も羽生えたポポロとか見たかったのもあるけどな。うん。
つかお人よしじゃねーし、そっちのがきっと大きいわ。
[話終えれば。
な、下らんだろ。と肩を竦めてみせた]
ふふん。
ちょっとは俺の天才ぶりが判ったか?
[にんまり。
頭の上で鳥が、ポポロー、ポポロー、と鳴いて居る]
でもそれはお前の!
…――どっか、他になんか面白そうな出店とか、見て回ろうと思ってた出店とかあるか?
プロレス愛好会以外でな。
[まだ撃ちたいなら打てばいい、と、空気銃をくるり、手元で回して見せる]
イングリット先輩、やはり居たのか。
しかし… セラフィック・ポポロを探したがるような人にも思えないがな。
[恋愛占いのような噂の多いポポロを探してどうする気だろう?
頬を紅く染め目を潤ませて胸元に輝く羽根を持ち男子生徒に告白するイングリットの姿が脳裏を過ぎったり。]
…ありえん。
さて。
詳しくはお聞きしませんでしたので。
[くいとメガネを上げて、会長の言葉には苦笑のひとつでも]
遅くまで山にいたのは確かのようですね。
発見後は特に問題なく寮に戻って頂けました。
/*
リヒャルトくんはまだメールしてるけど、生徒会男子二人と全く喋ってないのは致命的。
さて、是非明日ポポロを見つけたいので、できるだけ出目ボーナスポイントを稼いでおかないといけない。あとはタイ焼きとポポログッズか。
…俺が言うのもなんだが、
そういうおとめチックな印象はねぇな…
[会長の言葉に、うんうんと心の中で頷く。
通信機はどうやら、音として発しなくても伝えようと思った気持ちはとどくようだ。
眼の前のイングリットを見て、うん、とやはりもう一度頷いた]
こーいうの"だけ"は得意そうだしね。
[悔しいので憎まれ口を叩いた。]
……既に一個持ってるみたいだし。
もらってあげるよ。
[自分には到底似合わないな、とか考えつつ
何となくもらっておくつもり。]
出店っていうか、私あんまり見てないから
どこで何やってるかとかも……
― 生徒会室 ―
[見回りのコースのついで、生徒会室に戻ってくる。閑散とした生徒会室の中、地図を見上げている男が一人]
こういうものには興味がないと思っていたが……
どうした。
山の地図なんて確認して。
ポポロでも探す気か?
[やけに白い特徴的なその背中に問いかけた]
/*
しかし、ナカノヒトの芸術家系男子の偏見が酷い。
才能があって、髪の毛が長くて、人とどこかずれた発想を持って、日常生活をまともに送れなさそうなイメージ。多分、先日まではまっていたときメモGSの影響が大きいと思う。
さらにナルシストだったら完璧だけど、そこまではナカノヒトがやる元気がなかった。
初代学長が作ったマスコットだからな。
100年前にあったのは確かなんだろう。
[事も無げにそう答え。
若干、興味深そうに理由を黙って聞いています。]
下らないと言えば下らないな。
そんなに気になる相手なら、行動を起こせばいいんだ。
羽根なんて効果のほどが疑わしいものに頼るより早いと思うが…。
でも… 案外お節介なんだな、キミ。
普段はへらへらやりたいことしかやらないくせに、こういう時だけ。
[くすりと小さく笑います。]
これ以外に玉蹴りも得意だぜ。
[憎まれ口にも、にこにこと笑顔で返す。
もらって、にはうんうんと頷いて
続いた言葉に、ふむ、と顎に手を当てて]
…うちの部の見にくるか?
グランドの巨大迷路。
昨日のアンケート一位だったんだぜ。
[にこにこ。嬉しいらしい。]
[声を掛けられ、地図から視線をその男にやる]
やあ、おはよう。ベネディクトくん。
次の展覧会にセラフィック・ポポロを題材にしようと思ってね。噂に聞いてきたが、見事な展示だね。
そうだね。是非セラフィック・ポポロに
一目でもいいから会いたいよ。
きっとさぞかし綺麗なんだろな…。
[生徒会の人間に向かって、セラフィック・ポポロへの興味を隠しもせず答えた]
…俺といると気楽、とか言うと俺図に乗るぞ。
[眼を細くしてにんまりと、悪戯顔で笑い
自分と背も変わらない彼女を見る]
[学内は客の入りも上々で、賑わって居る。
空気はまさにお祭り。
生徒や教師、それに別の客も色々と廊下を歩いているようだ]
まあ、何を目的にしていても山への立ち入り許可を持っていない以上は同じことだ。
当初マークした5人全員が初日に発見されたわけか…。
[予見力を褒めるべきか、あからさますぎる5人に呆れるべきか。]
ポポロの加護で怪我人は出ないなんて話はあるが、遭難しかけた者が居るのは事実だ。
なるべく山へは立ち入らないよう言っておけ。
玉蹴りねぇー。
[ふと、自分の手を見つめる。
バスケットボールの感触が思い出せない。
ぐっと握りこぶしを作るとぱっと解いて]
巨大迷路?
別にいいけど。
一位って。。。 やるじゃん。
[コスプレの罠があることは知らない。]
図に乗ってない日があったっけ。
[メカの新作が出来た時、
褒められた時の笑みはいっそ眩しいくらい。]
乗っときゃいーじゃん?
いつもみたいにさ。
[周囲はお祭の空気。
場違いだ、と想えどそんな気分も薄れてる。]
[他意のない様子のジークムントにくいとメガネを上げて]
どうかな。
伝承では三つ目で翼が生えている、という話だったはずだ。
猫の額といわれる小さな部分にもうひとつ目がある、と考えるととても可愛い、だとか綺麗だとか言う感想が浮かんでこない。
僕も興味が涌かないといえば嘘になるがな。
まさか100年後に、こんなんなってるとは思ってなかっただろーな。
もしかして学長も、なんかイイことあったんかもしれねーけどさ。
[さすがきっちり覚えているアデルに、感心したような声で答え]
んー、てか女子に言うと、ロマンがねーとか怒られそうだけど、一緒に見かけるとくっつくとかってのは、ぶっちゃけ釣り橋効果じゃねーの、とか思ってる。
だから、渡したかったのは、ただのきっかけ作りだわな。景気づけっつーか、お守りっつーか。
……ま、お節介は否定しねーけど。おんなじだぜ。
やりたいことだから、やってるだけだからなー。
[珍し。と思いつつ、へらり笑い返し。
話しながら歩みを進める先に、たいやき屋]
お。今年の新味は何だ?
[もう食った?とアデルへ尋ね。断られなければ、彼女の分も買ってみる]
だろ?だろ?
よし行こうやれ行こう!
[イングリットの手首を掴み、上機嫌で大股で歩き出す。
男女ふたり、お互いにセラフィック・ポポロのぬいぐるみを持つ様子は一瞬仲の良いカップルにも見えそうなものだが、男の頭の上には鳥のメカ脇には更に魔法のステッキ、と、それだけではすまないシュールさが満載。
グランドへ出れば、サッカー部の後輩が走り寄ってきて、籤をふたりに差し出した]
これ、クジ。服があるんだぜ。
[自分はひかずにイングリットへと差し出した]
そんなに急がなくても行くってば。
[文句は言っても手首は振り払わない。
ぬいぐるみを持って男子に手を引かれる姿は
"身内"が見れば口笛のひとつも鳴らしただろうが
幸いサボりスキルが高いので今は見当たらず。]
何、着替えんの?
[差し出されたくじとにらめっこ。
ジャンルがわからないのでちょっとこわごわ。
チラっとミヒャエルを一度見てからひいた→{6}]
えー、それはすっごく綺麗じゃないか。
漆黒の夜空に空を飛ぶ姿を想像するだけでもわくわくするよ。
[人と感性がズレている感想を述べていたが、最後にベネディクトが言った言葉におや?と止まる]
へー、意外。
「セラフィック・ポポロなんてただの迷信だ」って切り捨てるイメージを勝手に抱いてたよ。
そう言えば、「羽で願い事叶う」とか「カップルで見ると両想いになれる」とかいろいろ噂あるもんね。
デネディクトくんも誰かと見に行ったりしないの?
[ちょっと意地悪そうに聞いてみた]
[サッカー部のマネージャー達が、イングリットの手を物凄い勢いで引こうと寄ってきた。
抵抗する間もなければ、更衣室に連れて行かれふりふりの白とピンクで彩られたロリータ服に着替えさせられてしまう筈]
[副会長は、籤を引いたイングリットを、にこにこと見詰めていた]
想像していたか、いなかったかはわからないが…。
初代学長は今も学園には居るんだ。
聞いてみたらどうだ。
[悪戯っぽく笑ってそんなことを言ってみます。]
恋愛話で浪漫を否定するのもアレだが、そんなものだろう。
実際に羽根を手に入れた生徒は結構居るからな。
学長室にも1枚飾ってある。
やりたいこと・・・ か。
楽しそうでいいな。本当に。
[ほぼ同じ理由で山に入っているのだろう幼馴染のことを思い出して息をつく。
会長にクラス委員に延々とやり続けているこの手の仕事が嫌いなわけじゃないがやりたくてやっているわけでもない。]
ボクはやりたくてやったモノなんかあったかな…。
[ぽつりと小さな声で自嘲するように呟いて。
タイヤキはお礼を言って受け取ります。]
ねーこれって何の服……
[と言いかけた矢先にサッカー部に取り囲まれ
ものすごくひっぱられていってしまった。]
ちょっと、何す、やだなにこの服、
こんなの着るわけないでしょ莫迦、
って聞いてんの!? ちょっとー!?
…やべ。
[更衣室から出て来たイングリットをみて、
思わず小さく呟く声は届くか否か]
[自分の後ろに籤を握りしめてにじりよる後輩には気づくこと無く]
こんなゴツいナリして
こーゆーフリフリなのはちょっと
無理があるってばー……
[ぶつくさ言ってる。
暫くぶつくさ言ってる。]
サシャやゾフィヤなら似合うんだろーけど。
[まだ言ってる。]
え、居んの!? 学長室?
[まったく疎い不良生徒は、あぐ、とたいやきにかぶりついたまま目を瞠って]
おう、だよなー。つか、そんなに羽根落ちてんのか。ポポロも世代交代してなかったら、薄毛に悩んでそうだな……。
[冷たっ!と白黒させた。
もう少し適温になってから食べるか、と1個は鞄へ戻して慎重に食べ進めていき]
やりたいこと、ねえの?
[気ままが過ぎる男は、真面目な会長の呟きに、窺うように首を傾げた]
…いや、可愛いぞ。
ギャップのせいだけじゃないと思う。
[大人っぽい格好の方が似合うのだろうけれど、これはこれで新鮮なのだろうか。
なんて思ったりして思わずイングリットを真顔で凝視凝視]
遠目に見るには綺麗かもしれないな。
シュールな画がばかりが浮かんでくるが。
[苦笑いしてメガネを上げて]
魔法や超能力が跋扈するこの世界、迷信と切って捨てるには早いだろう。
最早、特に頼ろうとは思っていないが。
[意味深な言葉で区切って]
……君こそ、ポポロを探すのは純粋な興味だけかい?
[可愛いと言われればカッと頬に熱がいって
反射的に俯く。ミヒャエルの傍に行ったのは
人目を避けるためだろうと想われるが]
可愛いわけ、ないでしょ、莫迦。
[凝視されれば軽くパンチ。]
見ないでってば、
もう、さっさと終わらせるわよ。
[とっとと脱ぐのを目指すことにしたようだ。]
学長室に居るのは12代目だよ。
初代学長は、魔法にもメカにも才能のある偉大な人物でこの学校の学科がありとあらゆる分野に及んでいるのは彼の功績だ。
死ぬ間際、彼は自分に最後で最大の秘術をかけて…。
[そこまで言って、言葉を途切れさせ。
頭を軽く振って。]
やめた。
何でもかんでも知ってしまうとロマンがなくなってしまうかもしれないし。
セラフィック・ポポロは通常の生き物とは違う。
霊的な存在に近いから寿命もないし、薄毛に悩むこともないから安心しろ。
「特に頼ろうと思ってない」と言うことは、
頼ろうとは思ってないけど願い事なり、
好きな人なりいるってことだね。頑張って。
[上げ足をとって笑うも、最後の質問には多少おどけた口調で答える]
そうだよ。純粋な興味だけだ。
「美のミューズに愛されたい」という僕の願いは、僕自身の力で叶えないといけないんだ。
ポポロの力で叶えても、それは真に芸術を極めたという事にはならない。
[きっぱり言うものの、その後ちょっと顔を曇らせて、言葉を選んで続ける]
まあ、一緒にセラフィック・ポポロを見たい相手がいない訳じゃないけど。彼女はきっと一緒には見てくれないよ。
僕よりも規則の方が大事なんだろうからね。
うん、だよな? まさか初代が今もってのはさすがに。
ロマンっつーか、ポポロ並にファンタジックな存在だったんだなー、初代。
[歴史に興味は無いが、要領を得た会長の説明は分かりやすかったので。
ちょっとだけ、ロマンに興味が湧いた]
へー。ちっと形が違うだけかと思ってたら、別種なんか。
ますます拝みたく…ごほごほ。
えー。
可愛いって。
よし、じゃ、行くか、って、よ、よし。
[くじをもってにじり寄って居た後輩にはイングリットが気がつかなかった事を良いことに笑顔でスルー。
寄ってきた彼女にたじろいだのは一瞬で、彼女の手首をまた掴もうと手を伸ばしてから巨大迷路へ向け、足を踏みだした]
子供の頃に馬鹿げた夢がなかったわけじゃないけどな。
[『絵がいくら描けても売らなきゃ食べられな いんだから。
代わりにボクが世界中に売ってあげる!
世界中を周るんだから何でもできるように ならないとねー!』
何でもできるようにはなったけれど、余計なモノも見えるようになりすぎたんです。]
無駄な知識を増やしすぎたら、夢の方がどっかに消えてしまったんだよ。
―― 文芸部 ――
[おさげの女子生徒と交代して、ゾフィヤは射的のシフトに入っていた。
セラフィック・ポポロのぬいぐるみが落とされれば]
大当たりー。
[と真顔で鐘を振る。
嬉しそうにぬいぐるみを抱える生徒が去ると携帯をちらりと見た。
あれからイングリッドからのメールも来てないし、姿も見てないから少し不安になる。
暫く迷ってぽちぽちと打ち始めた。]
うるさい、口塞ぐよっ
[可愛いという単語に噛み付いて。
くじを持ってにじり寄っていた後輩には気づかぬも
恐らくは中腹ほどで何かに気づくだろう。]
……何か、嫌な予感がするんだけど。
[モニタの存在についてかどうかは不明。
フリフリ服とポポロと長身のミスマッチを恥じてか
とられた手首を抜いて、無意識に手を繋いだ。]
『To:イングリッド先輩
Sub:no-title
きのう メール とちゅうできれてましたが なにかありました?』
ふむ? んー、でもさ。夢ってなんか、あんまし硬いモンでもねーじゃん。
いやまあ、硬くてどーしようもねーのもあっけど。
だからどっか行ったんじゃなくて、散らばりすぎて見えねーだけなんじゃね。
[こんな感じで。
と、杖の先から霧をぷしゅっと出してみせる。すぐそれは、空気中に消え]
気まぐれ リヒャルトが「時間を進める」を選択しました
え、それはウェルカム?
[フザケた調子で答えながら、笑顔笑顔。
どうやら後輩は副会長でありサッカー部の先輩である彼にクジを引かせようとしていたらしいが、コメカミに力を入れた笑顔で引かせて迷路を進む。
空から太陽がサンサンと降り注ぐ中、ピンクのフリルのついた日傘が丸い影を作る]
こっちは俺が持ってやろう。
[繋いだ手と逆の手で日傘。
セラフィックポポロのぬいぐるみ込みのその様子は、とてもイングリットには周りから見えないだろう]
多分傍目からはイングリット立って気づかれ無いよ。
あ、ゴールまでいったら何処かで取られた写真貰えるぜ。
[何処で撮られるかはランダムランダム。
てくてくと歩くが、良く考えたら迷路の中身を知って居る自分ではまずいかと思い、道は彼女の足に任せる]
初代学長が今でも学園を見守っているのは事実だよ。
ポポロ並というか… まあ、いいけど。
[興味を煽ってどうするんだと自分に少し呆れたかも。]
… 山には入るなと言ってるだろう。
わざわざ今日入らなくても、最終日には後夜祭もあるんだぞ。
[大人数でぞろぞろ動くからか、後夜祭にセラフィック・ポポロが現れた記録は存在しない。故に脱走者が後を断たない… のだけど、そこまでいちいち教えません。]
ご想像にお任せするさ。
[微かに唇を上げて、女神に対する思いには黙って頷きその後の話を聞けば]
さて……どうかな。
もっと自信を持ってもいいと思うが。
あの人の一番近いところにいるのは君だろう。
君たちの重ねた月日は規則程度に阻まれるとでも?
……あまり失望させないでくれよ。
[本気か否か、図りかねるような苦笑を浮かべながら、のたまった]
[お客の足が途切れた頃、同じく受付をしていた文芸部の生徒たちが試しにと射的を始める。]
………。私は、いい。
[ゾフィヤもやってみれば、という誘いに首を振るが、強引にコルク銃を手渡される。
小さくため息をついて、やってみた。
{3}]
ど、う、し、よ、う、か、な。
ゾフィヤ次第なんですが、リヒャルト友情ルートもアリかなと思ってます。
まだ恋の自覚、という段階ではない予感。
処でサシャ大丈夫?
莫迦じゃないの。。。
[笑顔にジト目で返す。繋いだ手。
傘をもたれれば謝辞を述べ、やっとこ隠れれば
少しは落ち着きを取り戻しもして。]
………。
[落ち着いたら今度は別のことにざわつきだす。
――と、ちょうど携帯が振動して流石に取り出す。
自分の勘で迷路を歩むも]
ごめ、ちょっとたまってるから、
すぐ返すし前見ててもらっていい?
[メールを返す間だけ、歩みをミヒャエルに
任せる形で――距離が、縮む。]
[メールを開くと二件分。
リヒャルトと、ゾフィヤ。]
『返信→ゾフィヤ
あの後ベネディクトに見つかったよ。
反省室には行かされなかったし安心して。
あっちは便利なもん持っててずるいから
後で「アイテム」届けるよ。
今ちょっと、無理だから、後で。』
[何故無理なのかは何となく濁して送信。]
……………。
[見事に外れると、あーあという声が背後から漏れる。
ちょっと悔しそうに唇を結んだが、きっと誰も気がつかないだろう。]
ゆっくり返していいぜ。
ゆーーっくり。
[繋いだ手を、きゅ、と握り。
巨大迷路の中を歩く。
――上をゆらゆらと飛ぶカメラのメカは自分の作品でもあるのだが、今は恨めしいな、なんて思って居る事は言葉にはせず
彼女が躓いたりせぬよう、テンポを落とした]
そうかもな…。
ドレが夢だったかもう忘れているのかも。
記憶力には自信があるつもりだったんだが。
[空気に溶けて消える霧を見ながら呟いて。
ハッと気がついたように顔をあげる。]
今日はまだ生徒会の方に顔も出してないのに長話をしてしまったな。
悪いが、そろそろ行かないといけない。
タイヤキ、ありがと。
でも、お目こぼしはないからそのつもりで。
[一方的に言うだけ言って足早に校舎の中へ入っていきました。*]
自信ね…。
と言われてもアデルちゃんモテるからなあ。
[と呟くも。ベネディクトの最後の一言に潜んだ棘を感じ、思わず叫んだ]
ま、まさか、ベネディクトくん!
好きな人ってアデルちゃんのこと!?
だ、ダメ。絶対譲らないから!!
[ちょっとパニックを起こしています]
[続いてぺちぺちと携帯を叩く。]
『返信→リヒャルト
どうだろね。
とっとと卒業、したいけど、したくない。
卒業しちゃったら会えないヤツもいんじゃん?
リヒャルトもだし、溜まり場の子らもだし。
後まあ、莫迦と……。
ダチと離れるのが寂しいなんて子供みたいだけど
居心地いいからね。』
[そこまで打つと何となく画面を保護するように]
『今ちょっと取り込み中だから、
渡すつってたのはまた後で。』
[と書いて送信。]
律儀だよなー。俺にゃ真似できん。死んだ後のことまで、責任取りたくねーもん。
[会長が呆れたのには気づかず、山のほうを仰ぎ見た]
あんなぞろぞろ移動してるトコで、捜せねーって。列はみ出たら注意されっし。
……でも、もう捜さなくて良い気もするしな。
[忘れろと言われて忘れられるほど、出来の良い頭ではない。
踏まれたところを無意識にさすりつつ、昨日の光景が過ぎる。
何がしかの決着は着いたんかな、と思ったから]
無くなったんじゃねーなら、思い出せんじゃね?
ん、お疲れさん。ははは、分かってる分かってる。
[じゃなー、と去っていく背中に、ひらひら手を振って見送った]
生徒会長 アデルは、画家志望 ジークムント を投票先に選びました。
[歩みはゆっくり。
おかげで足を進めつつも危なげなく返信を追え
パチリ、と携帯を閉じる。]
ごめん、お待た――
[と顔を上げると、存外近くてびっくりして
慌てて顔を逸らした。そしてはたと考え。]
ちょっとまって、写真ってなに。
[ちょっとオロオロしながら尋ねる。]
さってと。学長室は入れねーし、生徒会室でも行ってみっかな。
つか何か展示してた気もすっけど。
[また駄菓子を買い込むと、気の向くまま、学園についてでも調べてみるか、と思ったのだけど。
誘惑のように携帯が鳴ったので、足を止めた]
[く、と小さく噴き出して]
取られたくないならしっかり捕まえとくんだな。
どんなダークホースが出てくるか分かったものじゃない。
[敢えて訂正せず、危機感を呷るような言い方をして]
ああ、会長も告白にはムードが欲しいそうだ。
本人がそう言っていた。
[無責任に言葉を残し、踵を返した]
『返信→イングリッド先輩
はんせいしついきに ならなくて よかったです
アイテムですか? なんだろう
メールもらえれば 場所 書きますから
いつでも いいですよ』
[そう返信してからイングリッドの無事にほぅと息をついた。]
……ふーむ。
[しばし思案。やがて指を動かし]
『→イングリッド
毎日は会えなくなっても、いつかどっかで、お前変わってねーなーなんて騒ぐのも楽しそうっスよ。
いえいえ、どーぞごゆっくりっス』
[慌てて顔を逸らす様子に、少しだけ眉尻を下げて捨て犬のような表情をしたのに気づかれたかはわからない。
続いた言葉に、すぐに何時もの笑顔に戻り]
写真。
どこで撮られてるかな?
サービスなんだぜ?写真部とちがってさ。
[ふふん、と胸を張り。
ゴールが見えてきたかもしれない]
あ、そだ、今入ってから何分くらい立ってる?
[顔を逸らしていたから、
相手の表情には気づかない。
こちらの顔が赤くなっていたこともきっと
気づかれて居ないといいと想いつつ。]
サービスって、
それって本人だけがもらえるんでしょうね。
[いち早く回収せねば、とか想っているらしい。]
お、それっぽいの見えてきた。
えーっと?
今大体69分くらいじゃない?
ちょ!
さてはベネディクトくん、アデルちゃんに告白したんだな。結果はどうだったんだよ!
[さらにパニック。珍しくも声を荒げるも多分ベネディクトには堪えないだろう]
…たく。だから、生徒会は嫌い。
[ぼそっと呟くと、生徒会室を出てベネディクトが出て行った方向と反対向きに歩き出す]
[園芸部の前を通りかかると、花のとても甘い匂いが漂ってきて足を止めた。
『セラフィック・ポポロも絶賛!ポポロまっしぐら』なんて煽り文句が描かれている」
素敵なポプリだね。すっごくいい香り。
これなら本当にセラフィック・ポポロも飛んでくるかもね。
[楽しげに言うと一つ購入。鞄に入れると一緒に入っていた携帯に取りついた機械の妖精が嬉しそうにポプリの周りに飛び回った。
さらに食事を抜いていることを思い出す。別にお腹は空いてないが、食べないと怒る幼馴染を思い出し、別の屋台でもタイ焼きも購入した。
今年最後のセラフィック・ポポロを探すチャンス。夜中でもしっかり動けるようにと、寮でちょっと仮眠をとることに*決めた*]
え、俺が貰う。
俺のメカだしデータも俺のモノ♪
[ふふん、と自慢げ。
ゴールと書いたアーチへ向かいながら聞いた時間は長く。]
あー。
その服脱げないぞ。
…まぁ、無理強いはされんけど。
[でも脱がなくてもいいと思う、可愛いし。
なんて付け加えた言葉は小さくて]
さて、と。
[携帯を閉じ、歩き出すも。
何となく気が削がれて、どこへ向かおうか考えてみる。
偶数 生徒会室へ。
奇数 文芸部へ。
70]
初志貫徹ー、と。お?
[生徒会室へ向かうと、丁度出てきた所なのか、ベネディクトの姿が見えて。
思わず反射的に頭を庇う格好]
ちょっと、それって職権乱用だしー。
一緒に映されてんなら、文句言えないけど。
[悪態をつきつつ妙なとこだけしおらしく。]
しゃべってたら時間気にしてなかったけど
けっこー経ってたんだ、ね。
[むー、と呟きつつ]
……え、脱げないって、ありえない!
無理強いされたって脱ぐ!
[聞こえた小さな声に言葉を止めて、ぽつりと。]
脱がなきゃ、落ち着いてしゃべれないし。
[なんて声もまた小さい。]
― 生徒会室前廊下 ―
……何してるんだお前は。
[ジークムントの声を受け流して生徒会室を出たところに見えた同室の姿に呆れた声を出した]
ん、まぁイングリットが嫌ならOB権限でなんとかする。
何時もよりしおらしいのもいいもんだけどな?
まぁでも、うん、落ち着かないってのは同意かな。
[へっへ、と笑いながらゴールのアーチを潜ると
振りかえり、繋いだ手をそっと引く]
さ、ゴール!
写真は――アレかな。
[沢山並ぶモニタのひとつ。
日傘の下、俯いてメールを打つイングリットの姿は全く誰か判らず。
ただ男の方だけが能天気に映って居た]
っかーーー全然駄目じゃん!
勿体ねー…
[がっくりと肩を落とす]
え、これ以上踏まれて、新しい世界見えるとかごめんだし。さすがに。
[じりじり距離を取りつつ、手を下ろした。
その向こうで走っていくジークムントの姿に、首を傾げ]
珍しい組み合わせだな。
[手を下ろしたところで、先程のイングリッドからのメールに、何かを思い出したのか]
『→ゾフィヤ
姉御からそっちにも連絡行ったか?
何渡してくれんだろな。
ところで空いた時で良いんだが、サッカー部の出し物付き合ってくれん?
そういや、みー先輩に客連れて来いって言われてたんだ。
あ、ちゃんと文芸部のほうも顔出して店番したぞ。
当然って言われそーだけど』
じゃーそれ、フル活用で……
人目につくとこ、歩けない。
[困った顔で周囲を見渡しつつ
手を引かれるままにアーチをくぐる。
写真はというと――日傘ガードがメカにも利いて。
ちょっとホッとしたのはがっくりと肩を落した
OBに免じて口には出さないことにした。]
私の普段のイメージも相まって
誰だか全然わかんないね。
っと、もう、脱げるのかな……。
[事実だけ口にして、脱げるのなら着替えに行く。]
[メールを打ち終わると、壁にもたれかかる。
まだ射的は続いていてコルクの弾ける音が何度も響くけれどゾフィヤの耳には入らない。
―――昔見たイングリッドを思い出す。
バスケに打ち込むきらきらと輝く姿。
それはただ、心の奥底に眠る思い出だったけれど。
イングリッドの噂を聞き、姿を見かけるうちに、それは憧れへと変化していった。]
(―――私も、あんな風になりたかった…。
あんな風に振舞いたかった)
[思い出すのは仲の悪い養父と養母。
反抗を許されなかった過去の日々を振り払うように首を振って、携帯を握り締めた。]
可愛かったのになぁ。
[更衣室に向かうイングリットを見おくって
後輩から商品のタイヤキを奪って口に放り込みながら、彼女の着替えを待つ。
くるり、魔法の杖を振ってみたり もふもふのぬいぐるみを放り投げて落ちてくるところをキャッチしたり]
[更衣室に入って携帯を取り出す。
リヒャルトの文面に吹いた。]
――、ごゆっくりって、何さ。
[思わず口に出す。
頬が熱い。
しっかりと自覚すると何だか恥ずかしいもので。
それは単に急がなくていいという意味だけかも
しれなくても変に意識してしまうから。]
『返信→リヒャルト
……殆どは、そうだね、そーやって笑える。
生活がまた物足りなくなるだけのことだけど。
つか、私らしくないな、ごめん、変なこと書いて。
直接会えなくてもいざとなったら送るから、
リヒャルトも変に待たなくてもいいし
好きなことしてていいから。』
[そうしてゾフィヤの画面を開いて
笑みをこぼす]
『返信→ゾフィヤ
漢字変換、ちょっと使えるようになってるね。
やっぱ使ってけば慣れるもんだ。
えらいえらい。
もし時間なくても渡す方法はあるから、
慌てなくていいけど会えたら後でね。』
[握り締めた携帯がぶるぶると震えて、ぱかりと開く。]
『→リヒャルト君
せんぱいから きた
アイテムっていってたけど なんだろう
サッカー部?
だしもの なんだったかしら
ぽぽろ関係なら いってみたい
みせばん とうぜんです』
[携帯の使いレベルが{3}ほど上がった気がするな、と思いながら送信。]
[ちょっとメール返信などしていて
若干出てくるのは遅かっただろうか。
元の服に戻してほっこりしている。]
ふー、やっと落ち着いた。
[だがしかしポポロのぬいぐるみは装備中で。]
少しでも、楽しめたカイ??
[更衣室から出たイングリットに
ポポロのぬいぐるみをくいくいと動かして
まるでしゃべって居るかのように高い声を出して見る。
頭の上では、メカがパタパタと飛びまわり]
――ぷっ、あっははは、
ばーか。
[ぬいぐるみにしゃべらせるミヒャエルに笑う。]
……おかげで楽しかったよ。
子供みたいにはしゃいだのなんて久々だ。
[ポポロのぬいぐるみにお辞儀をさせて]
ありがとう。
[真似して、くすくす笑った。]
『→イングリッド
うん、姉御らしくないっス。
つまらないって言いながら、面白いこと捜しに行くほうが、姉御らしいと思うっスね。
でも別に悪くはないっスよ。
了解っス』
[ぽち、と送ってから。
どういう風に送られてくるんだろ、と考えていると、別の返信が来て]
[メッセージを見て、やっぱり。と第一声]
『→ゾフィヤ
俺んトコには、何か渡すってしか無かったからなぁ。
姉御は何でも出来っから、かえって想像つかねーや。
でっかい迷路だってさ。
ポポロとはどうなんかな。
賞品はタイヤキらしーけど。
へいへい。
PS
返信早くなった? おめっとさん』
[リヒャルトへ送信すると、イングリッドからメールがきているのに気付く。
その内容に思わず目を瞑り、携帯で口元を隠した。]
『→イングリッド先輩
やっと なれてきました
さっきのメールみると 先輩もいそがしいみたいですし あいた時間でだいじょうぶです』
[巨大迷路の出口から出て
グランドの隅、鉄棒に背を預け
ぽん、と魔法の杖を放り投げてはキャッチして]
そういえばお前、昨晩山入ってたろ。
お前もあの「噂」の為に、探してんのか?
[思い出したかのような口調だが
視線は足元を軽く泳いだ]
―――?
[相手の笑顔に暫し瞬いて
自分の頬に手を添えてみるけど]
私、いつも笑ってると想うけど。
あ、もしくは悪態ついてる、けど。
[困ったような、複雑な顔で
ポポロを抱く手に力が入ってしまった。]
山、は。 う、報告あったかやっぱり。
んー、面白そうだから入っただけ。
ジークがセラフィック・ポポロ探すとか
言ってたからさ。
とっつかまえよーってハナシをしてたの。
おもしろそーじゃん?
[体育館が目に入る。
暫し佇み、ぼーっと眺めつつ口だけが動く。]
ポポロは噂も多いけど――信じてなんかいない。
[続いてリヒャルトからのメールを開く。
最後の追伸に少し目を細めた。]
『→リヒャルト君
いんぐりっど先輩 多才なのね
迷路はとくいじゃないけど
たいやきは ひかれるわ
いま みせばん中なんだけど
おきゃく いないし 抜けれると思うから 今からでも へいき
りひゃると君は?
うん やっとなれてきたわ』
[レベルは上がったけれど、やはり長文はまだ悪戦苦闘。
少し時間がかかって送信。]
んー…
[言われた言葉に顎に手を当てて暫し考え
うん、と頷いて]
お前が笑ってる、って言うなら良いや。
ジークが、か…
[報告なんて勿論あった、と頷いて
同室の男の名に少し眉を中央へと寄せた]
信じて無いのか。そっか。…そか。
[うん、と頷き、顔をあげてにぱっと笑い、それから真顔になって]
夜の山はあぶねーって言ってるだろーが。
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