情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
小説家の卵 ゾフィヤが「時間を進める」を選択しました
[画面と、喧騒を映して光る眼鏡を忙しく交互に見つつ]
『→ゾフィヤ
おう、姉御はすごいんだぜ!
ゾフィーも溜まり場遊びに来てみろよ。
サシャは何か、アウェイ放り込まれた猫みたいに毛逆立ててっけど、ゾフィーが一緒なら大人しくしてっかもしんねーし。どだ?
タイヤキくらいおごってやっけど……まいいや。
俺は今新世界の扉と交戦中なんで、そっち迎えに行くわ。
お疲れさん。
だよな。
最初の頃のも、初々しくて可愛かったけど。
だんだん上手くなってくの見てっと、なんか嬉しいな。
俺なんにもしてねーけど』
……ありがとう。
[にこり、笑った。
何に対してのものかは曖昧なまま。]
そう、信じてない。
つか、噂が本当かどうかってより
レアなセラフに会えたらさ、なんか。
勇気わくじゃん。色々さ。
[へらっと誤魔化すように笑って。
真顔で注意されようものならじっと見つめて]
だったら私が怪我する前に捕まえにきたら?
いつもはうるさいくらい追いかけてくるんだから。
昨日はベネディクトに捕まったわ。
反省室には連れてかれなかったけど、ね。
[じっと見詰める目から、ふと反らすように一度体育館を見たけれど、
ゆっくりと振りかえり、真っ直ぐに見返して]
…――じゃあ、そう、しよう。
[さっきまでしていたように。
彼女の自分より細い手首を取ろうと
一歩踏み込み。
避けられれば避けられる速度で手を伸ばした。]
―――……。
[相手の挙動、見つめたまま。
踏み込まれても引きもせず。
伸ばされた腕、避けずに。]
今つかまえるの?
[取られた腕、振り払う気配もなくて。]
『→リヒャルト君
さしゃの 反応はそうぞうがつくわ
ねこみたいで かわいい
わたしが遊びにいってもいいのかしら?
しんせかいの扉と交戦?
忙しいなら ゆっくりでいい
かわいくない
でも なれたのは メールしてくれたみんなのおかげかも』
今つかまえたら、山に入れないだろ?
名案だと思わねぇ?
[避けられない様子に、手はしっかりと彼女の手首を掴む。
近くなる顔、じっと眼を見詰めて覗きこむ――]
…嫌がらねぇの?
『→ゾフィヤ
普段はどっちかってと、リスじゃね?
姉御は喜ぶと思うから、問題ねーって。
あー、ただガラ悪いのもいるから、びっくりすんなよ。
あんまゆっくりしたくねーから大丈夫。
ちと待ってろ。
そっか。
じゃ、サシャばりの使い手になる日も遠くねーな』
[同室の言葉に眉間を押さえて]
おい、冗談だろう。
せめて相手は女性にしてくれ。
[ジークムントのことを指していることに気付けば頷いて]
ああ、そうかも知れないが。
面と向かえば話すこともある。
[珍しいということも、話したということも否定しなかった]
確かに名案かもしれないけど――
私はそれでも入ると言ったら?
[目は逸らさない。
そんなに変わらない背丈。
見上げるなんて可愛いことは出来ないけれど。]
嫌だった時の私っていつも何してるっけ?
[ぱちり。
ベネディクトの様子を窺いつつ、時折弄っていた携帯を閉じ]
女子ならいいのかよ?
[ちょっと後ずさった]
そらまあ、クラスメイトだし30人しか男子いねーし、ギスギスしてたら居心地わりーもんな。
でも俺って、ベネにどう思われてんだろ。……あ、いや。何でもねー。
[会長とした話のせいか、ついそんな事が口をついたけれど。ひらひら手を振り]
これから仕事とかあっか?
ヒマなら、タイヤキ目指して迷路行かね?
あ、心配しねーでも、俺とデートじゃなくて女子もいるぞ。
『→リヒャルト君
そうね
さしゃは ちいさな動物に よくにているわ
がらわるい? きにしない
わかった
文芸部のところでまってる
さしゃのようには むりかも』
[記号がたくさん散りばめられているのを思い出す。
あれをどう出すのかはまだわかっていない。]
俺引きずって?
それは――流石に出来ねぇだろ?
[少し困ったように、眉尻を下げ
それから言われた言葉に、ぱ、と手を離した。
ひらり、肩口あたりで振って見せて]
走って逃げられるのが常かな。
嫌なら嫌って。
[ふると頭を振り
小脇に抱えた魔法の杖を差し出して]
これやる。
俺すげー楽しかった、付き合ってくれてありがとな。
[そろそろ夕焼けの時刻か、風が僅かに涼しく感じられた]
あ、そうか。
リヒャルトには悪いことしたと思ってたけど共鳴があるんだったらそんなでもなかったかハハハ!
おい!(笑)
[――やがて文芸部の生徒達も射的に飽きたのかそれぞれ雑談したり、本を読んだりしている。]
………私、抜けてもいいかしら?
[携帯を閉じると、近くにいた女子生徒に尋ねる。
暇だからいいよ、とすぐ返事があった。]
そういった趣味があるらしいことは知っている。
理解はしたくないが。
[そう嘆息する。自分がどう思われてるのか気にするリヒャルトには片眉をあげ、怪訝そうな表情をみせたが、何でもないと言われたせいか突っ込まず]
迷路、とはサッカー部のか。
昨日1位だったと自慢げに先輩が話していたな。
少し待ってくれ。
[こつこつと耳元の端末を叩き、スケジュールを確認する。幾らかの指示を終えて向き直って]
待たせたな、大丈夫だ。
と……僕が同席して大丈夫か。
あまり野暮をさせるんじゃないぞ。
[相手が誰とは思いもよらない為か、そんなことを言った]
失礼。
少し休憩を含めサッカー部の出し物に顔を出そうと思います。
何か問題があれば端末で連絡を下さい。
[執行部に指示した内容を含め、そう報告した]
あはは、そーだね。
まあ、約束もあるからね。
[山に行く約束ってんじゃないけど、と添えて]
約束フイにする人間は最低だから
今はつかまるわけにはいかない――……。
[残念、と茶化して笑う。
差し出された魔法の杖にきょとりとして。]
うん?
ってゆーかありがとうはこっち。
……楽しかった。
去年ももっと遊べばよかった。
――あんたと。
[受け取った杖をふりふり。
部活をクビになって腐っていた時期。]
いや、俺だって理解したくねーけど、んなもん。
[お断り、と手を右から左に流し]
そーそー。客連れて来いって言われてさー……って、先輩ってみー先輩だよな?
あの人作った方なんだから、そりゃ。
[自慢げな様子もまた、想像つくのでくすくす笑いながら、確認が終わるのを待ち]
よし、んじゃ行くぞ。って、何言ってんだか。
……むしろ、俺のが野暮かもなー。
[杖をひらひら、細かな星を散らしながら、文芸部へ]
『→ゾフィヤ
小動物だよなー。
そーゆー扱いすっと、怒るけど。
おっけ。なら姉御に話しとくな。
返事かえってこねーとこを見ると、まだ取り込み中だろうし、後で。
でもって、仲間が増えた。
ベネと迎えに行くぜー。
んー、やっぱアレは難易度高いか。
だけど、短期間でこれだけの成長を遂げたゾフィーならあるいは…!とか言っておく』
…これから遊べばいいじゃん。
[言われた言葉に、じっと見詰めた侭低い声で言った後、口を開いて次の言葉を紡ごうとした、その瞬間。
はた、と動きを止めて耳の通信機を抑え]
やべ、見なきゃいけねーとこあるんだった。
怪我すんなよ、絶対!
山でみつけたら、離さねぇからな!
[言いながら、校舎へと走る。
ざくざくと砂を踏み影も長く、橙に日は染まり始めて*]
問題ねー、いってくれ!
俺3−A見なきゃいけねー時間なの忘れてたっ!
[声が上ずって居るのはきっと
気のせいでは なくて**]
目覚めそうになった、などというからその気があるのかと。
[真面目な顔で淡々と言い返して、副会長殿のことを言われれば頷き、その後の呟きには怪訝な顔をして、文芸部へと歩いていくなら呆れた顔をしただろう]
お前は普段はサボっているくせにこういうときだけ……。
しょうがない奴だな。
[そんなことを言いながら文芸部の扉の扉をくぐった]
目覚めそうになった、などというからその気があるのかと。
[真面目な顔で淡々と言い返して、副会長殿のことを言われれば頷き、その後の呟きには怪訝な顔をして、文芸部へと歩いていくなら呆れた顔をしただろう]
お前は普段はサボっているくせにこういうときだけ……。
しょうがない奴だな。
[そんなことを言いながら文芸部の扉をくぐった]
『→リヒャルト君
そうね
そんな仕草が またかわいいのだけれど
あ
いんぐりっど先輩 いそがしそうだし いつでもいい
べねでぃくと君も いっしょ? わかった
あまり きたいはしないで 機械 にがてだから』
ねーよ! 本気で俺の事どう思ってんのか問い質したくなるなオイ。
[冗談が通じないのか、通じた上でからかっているのか、淡々と語る様子からは判別できなくて。
とりあえず、思い切りイヤそうな顔]
こんな時だからだぜ。ゾフィー?
[覗き込んで、こっちこっち、と手招きした]
[丁度、返事を打ち終わりパタンと閉じた時。
名前を呼ばれて顔を上げる。
そのまま入り口の方へ向かい]
リヒャルト君、ベネディクト君、よろしく。
[と、軽く挨拶をする。
ついでに自分が受付していたときはあまり客が来なかったことも報告した。]
……そうだね。
あーあ、もーすぐ卒業かー。
[じっとミヒャエルを見て、
何か言おうとして――止めて。]
うん? 生徒会の仕事あるもんね。
仕事中に付き合ってもらって、さんきゅ。
[そうしてその背を見送って。]
――アデルより、ベネディクトより先に
捕まえにきてくれたら――。
[そんなことを呟いて、体育館ももう見ずに場を辞して。]
ゾフィヤ……?
む、宜しく。お疲れ様。
[リヒャルトの反駁を華麗にスルーして、紹介された人物にやや戸惑った様子で会釈した]
無理に誘ったんじゃないだろうな。
[などと言いつつ、文芸部の面々、いればサシャにもすまないが後は宜しく、などと頼んでから迷路を目指した]
よろしくなー。1時間越えると悲惨なことになるんで、ベネの理数系能力に期待してっから!
[重要事項をさらっと口にし]
時間空いてればって訊いたから、ムリにってこともねーと思うけど。
[戸惑いつつの問い掛けに、そう答えるが。
どうだったん?とゾフィヤにも尋ねてみた。
途中、真赤な夕日を眺めつつ歩いていたら、見覚えのある露店が、看板を変えていた]
……お前昨日の…まいいや、それ、くれ。
[ポポロの描かれた団扇。
もし時間が掛かるようなら暑そうだと、目を留めた。
ベネディクトが拒否しなければ、3個買って、2人へも渡してみる]
→グランド・迷路―
[携帯を開く。
二人からメールが着ているから、
2件まとめて送りで作成。]
『To:リヒャルト/ゾフィヤ
Subject:ごめん、遅くなったけど
手あいたよー。
取り込み中だったら遠慮なく言ってねーん。』
[送信して、ふと茜色の空を見上げた。]
そんなことないわ。
迷路は得意じゃないけれど、タイヤキが賞品にあるって聞いて行ってみたくなって。
二人のどちらかが迷路に強いといいんだけど……。
[山に入ったことを咎める様子がないことに内心、感謝した。
そして同じように場にいる人々に、よろしく、と告げて2人に付いて行く。]
[リヒャルトの問いかけには首を振って答える。]
暇だったし、タイヤキも欲しいから。
[露店の前で足を止めたリヒャルトから団扇を手渡されると受け取り、少し戸惑う。
代金を渡そうとするけど断られるだろうか。
やがて、グランドに着けば説明が書いてある巨大な看板に目を通し―――勢いよくリヒャルトの方を向く。]
衣装って何? 知らなかった。
[しかも着るのが恥ずかしいものばかりで。顔を赤くしてキッと睨んだ。]
おい、なんだそれは。
[悲惨なこと、と聞けば嫌な予感に眉をひそめる。あの副会長の部活なのだということを思い出したようだ]
成る程。
悪いが普段あまりそういう娯楽をやらないから、得意かどうかは保障できないぞ。
[そうして団扇を受け取ってグラウンドに着けば頭の痛そうに眉間を押さえた]
コスプレ迷路、だと……?
おい、冗談だろう。
[顔を赤くするゾフィヤと同じく、白い目でリヒャルトを見た]
[暫く待って返事がなければ取り込み中と見做す。
返信が取り込み中でもやることは同じ。]
リヒャルトの分は
溜まり場で預かってもらってもいっか。
[色々画策しているようです。]
[リヒャルトを睨んでいると、携帯が震えて。
イングリッドからのメールに目を通す。]
『→イングリッド先輩
Sub:Re:ごめん、遅くなったけど
いま、迷路の前です
はずかしい服ばかりで にげたいです』
―迷路―
あれ、みー先輩居ないんか。まだ回ってんのかな?
[籤の箱を手にやって来た部員に聞けば、何やらにやけ顔で、もう出たのだと教えられた。
気に掛かりはしたが、もっと差し迫った問題がこちらを睨んでいるので、おそるおそる向き直り]
もう夕方だし、迷路の中なんて誰かに会うわけでもねーって。
……タイヤキ10個の為にガンバ。
[と、無責任にサムズアップしたのが2人に見えたかは分からない。
それぞれに、サッカー部員に取り囲まれて、強制的に着替えさせられたから。
いつ引かれたのかも分からない自分の籤は、とりあえず{6}だったらしい]
[小型の何かを2つ取り出し、
片方は耳、片方は口。]
あーあー、てすとてすと。
聞こえる?
って自分でやってもわかんないな。
[とまいくてすとをしてる最中に携帯の振動。]
『→イングリッド
お疲れ様っス。
とりあえず、合わせる顔が無いと言うか、服が無いと言うか、難しいっスね。
すみません。
恨むならみー先輩恨んでくださいっス』
[これ捕まったら責任とってくれんかなぁ、とか虚ろな目をしつつ、送信]
― 迷路 ―
おい、ちょっと待て。
こら、どさくさに紛れて変なところを触るな気持ち悪い!
分かったから!
[ゾフィヤが同じくサッカー部員に囲まれてるのを見れば、苦笑を投げかけた]
くじを引けばいいんだな?
ええい。
{3}
[―――タイヤキ10個。
その言葉にごくりとするが。]
人って。
リヒャルト君とベネディクト君はいるじゃない……っ。
[まだ抗議の声を上げるが、サッカー部員がじりじりと近付いてきて着替えさせようとする。]
や、……わかった。わかったわ!
自分で着替える、から……触らないで…。
[おそるおそる引いたのは{6}だった。]
迷路って、うわ、よかった、
……かち合わなくて。
[ロリータ服を見られたら死ぬ、と想った。
それからもう一つ振動。]
おや? 合わせる服がなくて、
ミヒャエルを恨めってことはー。
同じ場所かな、もしかして。
[ぶつくさ言いながら返信を考え中]
[サッカー部員から逃げるのに必死でベネディクトから投げかけられた苦笑には気付かない。
そしてしばらくの間の後、フリルがたくさんついた可愛らしい服に着替えて更衣室から出てきた。]
…………。恥ずかしい。
[ぽつりと呟いて俯く。
2人の後ろに回ってなるべく見られないようにした。]
……ぐ。
[引いたくじと表とを見比べて沈黙する]
着ぐるみ、か。
女装させられるよりかはまだマシだったと思うべきか。
浴衣ならどんなによかったか。
[期待の視線を受けて眉間に皺を寄せる。仕方無しに着替えて……]
暑い……。
何の拷問だこれは……。
[部員含めて笑われればぐ、と言葉を飲み込んで]
……おいリヒャルト。
見苦しいから視界に入るな。
可憐なゾフィヤと比べると悲しくなる。
[ロリータ服を着た同室にそういった。……着ぐるみ姿で]
『To:ゾフィヤ
Subject:がんばれ
逃げられる雰囲気じゃないから、
せめて無事であることを祈るよ。
多分今リヒャルトと一緒だよね?
リヒャルトにゾフィヤの分託すから
アイテムは一緒にもらっちゃって。
サシャもポポロ探し行くようなら
サシャの分も渡すから全部で3つ。』
『返信→リヒャルト
皆まで言うな、わかってるさ……!
何故わかるかは突っ込み禁止。
今ゾフィヤと一緒に居るよね?
他に誰もいなければ魔法で送っちゃうけど
確か迷路ってカメラ回ってるし
溜まり場に預けるのが無難だと想うんだ。
ゾフィヤの分と、多分サシャの分と
3つあずけとくから受け取りにいっといて。
私は一旦寮帰るけど人まだまだ居るし。』
……俺今、すっごくジークになりてー…。
『こんな服でも着こなせてしまうのは当然です』とか何とか言って開き直りてー…。
[会長が聞いたら怒りそうな台詞を、虚ろにブツブツ言いつつ]
うん、めっちゃ可愛いなゾフィー。でもなんつーか、今の俺には眩しすぎて正視できねー。
で、暑苦しい男が何言ってやがる。まったく同感だが。
つーことで利害は一致したな。お前先頭。
[きぐるみの鼻をむにっと押して、迷路へ向かせ。ぐいぐい先頭へ押しやって。
85+各ハンデで迷路出れたら、良いな?*]
[少し顔を上げると、同じロリータ服を着たリヒャルトと着ぐるみを着たベネディクトが視界に入る。
一瞬固まってから、それぞれの姿が可愛らしいような可笑しいような感じがして、口元を押さえて再び俯いた。
だが、ベネディクトの「可憐」という声が耳に入れば何歩も下がって]
…見ないで………。絶対、見ないで。
[と小さな声で呟く。]
『→イングリッド
姉御……! 分かってくれるんスね!
何で分かるか分かるっスけど、分からないっスよ!
了解っス。……生きて戻れたら取りに行くっス』
ういっす、おつかれー。
[溜まり場へへらりと笑って登場。]
悪いけど荷物預かってくんない?
生徒会が便利なもんもってっから
可愛い後輩のために対抗しちゃうよん♪
[にやりと笑って個数分渡す。]
これ、リヒャルト着たら渡しといて。
つか、みんなも山入るんなら渡すけど?
[とか言いつつ差し出されたチョコレートを
ぱくりと食べてみたり。]
ええい。入るぞ。
迷路なんて手をついて歩けばすぐ脱出出来るはずだ。
さっさと済ませるぞこんなの。
そうすれば早く終わる!
ほら、固まってないで。
[そうゾフィヤに呼びかけて着ぐるみ姿で歩き辛そうにのっしのっしと迷路へと歩みを進めた。譲られるまでもなく先頭で]
[だが、結局長い長い時間が掛かって、迷路を出るころにはもう日が暮れていた。写真を撮られる文句すら言う気力がなかった**]
[チョコを加えたままさらさらと
綺麗な字で書かれたメモを添え]
=============================
丸秘アイテム:通信機!
つっても私はミヒャエルじゃないんで魔法に頼るけどね。
通信機みたいに全部の音拾えるわけじゃない。
魔力のかけかた次第で便利に使って。
うまくすれば1:1で会話も出来ると想う。
魔力全くかけなきゃ機能しないから
通信OFFしたかそうしたらいい。
逃げなきゃならないときに携帯なんて
使ってらんないからね。
それじゃ、Good Luck。
=============================
ジークは今日も山に入るかな。
入る前に会えるといいんだけど……
[なんて想いつつメールを送ることに。]
『To:ジークムント
Subject:no-title
今日は山はいるのー?』
[是と返れば渡せるよう画策するだろう。
否と返されても結局は渡しそうだ*けれど*]
―回想:昨日の山道―
[不意に現れた人影>>1:239に押し倒されて悲鳴を上げようとしたのは当然のことだった。
ソレを防いだ上に静かにと言う声が親しい友人のものだと知ればそれはそれは冷たいじと目で見ると言うもの。
携帯をみて狼狽てる様子に首をかしげ、納得できる理由にそれはへんだね、などと小さく相槌をうったり。
しばらく一緒に探すものの見つからなければやっぱりなあと肩を落として。]
ん、もうちょっとだけ探す事にするよー
[ぐ、と拳を握りって宣言。
リヒャルトと別れたあとは山道をうろうろしたけれど結局見つからなくて部屋に戻り――]
[そして朝寝坊しながらもそもそと置きだして、文化祭の展示物を眺めていた。
運が悪いのか見知った顔とはあまりあわなかったけれど、それを気にすることもなく、生徒会の展示物を見に行ったり。
サッカー部の迷路で{2}の姿でうろつき。
64分で迷路を脱出したりと色々あった。
その迷路の途中で姿を目撃されていたかもしれないが、とにかく夜になってまた、山へと行くのだろう**]
投票を委任します。
女学生 サシャは、生徒会長 アデル に投票を委任しました。
女学生 サシャが「時間を進める」を選択しました
― 屋上 ―
[橙の陽が地平線にその顔を隠し始めるのを、屋上の手すりに頬杖をついて見詰めていた。
屋上には花火が置かれていたりや大きなバルーンが吊られていたり、垂れ幕を下ろしてあったりする為それなりに荷物が置いてありその点検に来たわけだが。
授業中でもがさがさ動くこの男が珍しく黄昏ているが――足元にはぬいぐるみと肩には鳥メカが居るのは相変わらずという所]
明日で終わりかー。
ほんで卒業、と。
[ソツギョー、ソツギョー、なんて機械音声で喋る鳥に、ぴしんとデコピンひとつ。
グランドを見下ろせば、ロリータが大小に着ぐるみが迷路を歩いて居るのが見えて]
右手壁、とかやる奴用にトラップしかけて正解だったなァ
[何処か力なく、笑った]
― 屋上 ―
[改造した携帯電話を弄ると、迷路の上に浮くカメラからデータを受信する。
着ぐるみとロリータ2人の3人組と、少し前には浴衣をきたサシャの姿等、色々映ったデータ。
くすくす笑いながら、データフォルダを楽しく覗いていた]
おま、学年順位は飾りかよ……!
[古典的手段で出口を目指すベネディクトに、がっくり項垂れるも。
自分が分かるわけでもないから、大人しく付いて行った。
結果。
出る頃には、なんかいろいろどうでも良くなってた。
げっそりとした顔で写真を受け取り、うちわとそれとで2人をぱたぱた扇ぎながら]
……うん、何かいろいろ悪かった。すまん。
[よれよれと往復して戻って来ると、ペットボトルにタイヤキ{2}個入りと(02)個入りの袋。
20個買おうとしたのだが、時間が時間なので、買占め禁止されたのだ。
小さいほうの袋を、自分より高い位置の頭に乗っけて、多いほうを低い位置の頭へ。
ペットボトルはそれぞれに渡し、尋ねられても代金は受け取らないだろう。
付き合ってくれてさんきゅな、とひらひら手を振って2人と別れ。
格好が格好だから、夕暮れとはいえ日のあるうちに溜まり場へ行きたくなくて。
何処かでとりあえず、仮眠でもとろうかと、ふらふら校舎へ入って行った]
→屋上―
ふぁ……わ、ん?
[いつもの日陰に転がるつもり満々で扉を開けると、ちいさな笑い声が風に乗って聞こえてきた。
そのまま寝るのも何なので]
せーんぱい。思い出し笑いっスか?
[ひょい、と後ろから覗き込んだ]
― 屋上 ―
ん?お。
[後ろから覗き込まれた携帯に映っているのはピンクに白のフリルの日傘。
手を引いたのは僅かで、その後親指でボタンを押し]
これお前だろ。
[ロリータ服に身を包む男女と着ぐるみの男を頭上から映した写真を見せてみた]
ぎゃー!? 何、何か見えたんスけど!
[人数分だけだと思っていた、消滅させたい映像に悲鳴。
思わず、杖を突きつけて[01]mほど後ずさった。
ぴるぴると気の抜けるような音を出しながら、杖の先から火花が散った]
つか何で持って……あー、もしかして先輩作っスか、カメラ。
ん?
あったり前。データはきちーんと保存してます。
[少し後ずさったリヒャルトににっこり。
ボタンをピ、と押せば浴衣を着たサシャの姿も映ったりする]
同じ服でもこーまで変わるもんだな。
……ちゃんと客連れてった後輩に、酷い仕打ちっス。
[憎らしいほど爽やかな笑顔を、じとり。
けれど続いての画面に、お、と再び距離を戻し]
かわいーじゃん。これで髪上げて化粧したら、ぐっとオトナっぽくなるんじゃねーかな。
[転送ぷりーず、とおねだりしながら]
そーいや先輩、聞いたっスよ。俺らが入る前、2人っきりで入ったんスよね?
[このこの、と肘でつついてみた]
ちゃんと連れてったからこそ此処に持ってんじゃねーか。
写真部に横流ししてねーだけいいと思え?
[にこにこ笑いながら、よし、と、携帯をリヒャルトに向ける。
暫く待てばベネディクトの着ぐるみ画像が転送される筈]
ん、サシャか?そうだなー、女は化けるよな。
…――ってお前誰からそれ聞いたんだよ。
[肘で突かれるのに、自分の顔の表情がどうなっているか自覚するのが難しかったから、ぷいと顔を少し背けた。
誰からも何も受付にいた後輩は皆知っている訳だが]
あぁ、入った。
でもアレだ、俺はほら迷路の答え知ってるからな、先に歩くわけにも行かないから微妙に難しいな。
[会話の矛先を微妙な方向に逸らしつつ]
写真部に横流ししたら、みー先輩がメカ弄りに夢中になってる間に、背中がどんなことになってても知らねーっスからね。
[ほくほく顔で送られてきたメッセージを開くも、びしり、固まり。
いらねー!と叫んで杖でミヒャエルをぺしぺし。小さな雨雲が発生して、局地的な雨が降った]
誰って、……みんな? 入り口のそこらで、ひそひそニヤニヤ言ってたっスもん。
[あり、と背いた顔を覗き込み、彼らと似たような表情で、によによ]
ふーん。そんで先行かせたら、時間掛かったんスね。たっぷりデート出来て良かったじゃないっスか。
俺の背中は漢を語るぜ?
って、こら濡らすな!メカに水は厳禁だぞ!
[ミズー!ミズー!なんて鳥が叫びながら
リヒャルトの頭の上に着地して羽根をばたばた
携帯を手で保護しながら、次に送った転送データは勿論ロリータ服のリヒャルト本人。]
…お前、コラ、先輩からかうのはこの口か?え?
[言いながらリヒャルトの頬を思い切り引っ張ろうと、自分より背の高い後輩へと手を伸ばす。
不敵な笑みを浮かべつつも、口元は緩んでしまい]
うらやましーだろ。ふふん。
了解っス。カッコいい字体探しとくっスよ。
[頭の上に止まった鳥には、あ、すまん。と目見当で撫でつつ謝るものの。
次に送られたデータを即効で削除して、頭を杖でぺしった。
ぴよぴよ、と(03)匹のカラーひよこが乗っかった]
はらはってらいっふよー? りりるっふ。
[引っ張られてふごふご言いながら、何のことやらと肩をすくめてみせ]
うらやましーってか。マジでデートだったんスね。
[手を離そうとさせながら、改めて感心したように呟いた]
[片や鳥メカを頭に載せ
片やカラーヒヨコを3匹頭に載せた異様なふたり。
ぐいぐいと頬を引っ張った手はそのままぷつんと横へ引っ張って離した。
携帯からは次こそ、サシャの浴衣姿の画像を転送して]
ん?
だって明日で終わりなんだぜ?
少なくとも俺はその心算だ。
[感心したような呟きには、胸を張って答えてやった]
わーい、みー先輩愛してるっス。
[やっとゲットしたサシャの浴衣姿を保存しながら]
そーっスねー、先輩は青春似合うっスからねー。最後に青春してて何よりっスよー。
お幸せにーつか十分ゆるみきってるっスけどー。
[あんまりに真っ直ぐ言う姿に、こちらが気恥ずかしくなったらしく。
棒読み気味に言い募りながら、頬をむにり返し]
……先輩はもし、フラれるって分かってたとしても、そーやって行動したっスか?
[ぱ、と手を離して日の落ちていったほうを向いた。
急な動きに、頭の上の鳥が、落ちそうになって羽ばたく]
ふ…俺も罪な男だ。お前に愛を返してやる事は出来ないよ。…なんてな。
[リヒャルトの冗談ににこにこと笑顔で冗談を返し]
青い春は二度と戻って来ないぞ。
人間、同じ後悔するならやらずによりやってだ、と言うのはうちの爺っちゃんの弁でな。
[頬をむにられて離されれば、頭の上でカラーひよこがぴよぴよ騒ぐ。
同時、リヒャルトの頭の上の鳥が落ちそうになってから、カラーひよこの横へと着地。頭の上はすっかり鳥の巣]
嫌がられているって判ってたらしたかどーか?…うーん…どうかなァ、だってあいつは俺じゃねぇんだから判ってたって事なんて絶対ぇ無ぇもん。
「判ってる」と「決め付けてる」は別だろ?
だからその質問は難しいなァ。行動して断られたら、なら、無理強いする気は無かったぜ、か?
[口調は軽いが声音は低く、僅かに真剣味を帯び]
じゅーぶん貰ったっスよ。良くもまー、懲りずに追っかけ回して下さりやがったっスからね。
[けらけら笑って、フェンスに手を掛ける。
ミヒャエルを直視しないまま、ひょい、と手すりに座って空を仰ぎ]
いつもならそうするっスけどね。だかららしくねーなーと自分でも思うんスけど。
嫌われてねーならそれでいっかなとか、ゴメンナサイすんのも気分いいもんじゃねーよなとか、そんなんばっか考えてて。
ダチがんなこと言ってたら、お前何言ってんだよさっさとスッキリしてくれば?てなモンなのに。
やたら後ろ向きにしかなれんのって、青春とかと間逆な気もすっし。
……こんなんも恋のうちに入るんスかね?
[声音も口調も、特に普段と変わりは無いけれど。
ただ、扱いかねているようなたどたどしさが混じるそれは、独白に近かった]
お、おお…お前…
[リヒャルトをじっと見詰め思わず少しうるる。
何からもするりと抜けて適当にやっている後輩を、
やはりずっと何処かで気にしても居たから]
お前もちゃんと真剣に考える事出来たんだな!
兄さんは嬉しいよ!
[冗談にも聞こえる言葉は、本人としては大真面目で
少し目尻に潤みすらしつ]
お前今まで適当過ぎたから、戸惑ってんだろ。
後ろ向くのも斜め向くのも青春だな。
俺はあーしろこーしろなんて言わねーけどさ、まぁ、うん。
[リヒャルトが腰掛けた手すりに頬杖。
頭の上の鳥はカラーひよこと共に、ポポロのぬいぐるみに着地してぽふぽふと遊んでいる]
言える時には言えるだろーし。
言えない侭なら言えない侭だろーし。
[空を見上げれば一番星。
暗くなり始めた空に薄く浮かぶ、大きな月]
変に焦らなくてもタイミングが来るさ。
練習台にならなってやるぜ。
[空に向けて、柔らかい声音]
いや俺一人っ子っスから、兄貴とか知らんっスよ。
つか酷い言い草っスねー、まあ仕方ないっスけど。
[ご飯の色した月を見上げながら、ひらひら手を振る。
薄闇では、わずかな耳の赤さなど見えないだろう]
あーもー、青春ってめんどくせーな。ったく。
適当やってるほうが、やっぱ楽っスね。
練習って、みー先輩に言うんスか? じゃー…
面倒くさくって楽じゃないからこそ、楽しいんじゃないか。
うん、俺にも弟はいない。
[にこにこ笑顔は崩さずに、耳を赤くした後輩を見る。
そして、間。
随分時間が経ってからずるずるずり落ちて頭を抱える後輩の肩をバシバシと叩く音が屋上に響いた]
がんばれ!
まー、俺もがんばる。
山でお前見かけても内緒で見逃してやる。
…ポポロの羽根見つけたら、言えそうなんだろ?
[ふふん、と悪戯を思いついた子供のように]
……たまになら良いっスけどね、たまになら。
[そうぼやくのが、年季の入った逃げ癖による、最大限の譲歩で。
おかげで視線には気づかなかったけれど、気づいていたらフェンスの向こう側へダイビングしようとしたかもしれない]
……せいぜい、タイミングとやらが来ることを頑張って祈るっスよ……。
[長いため息のあと、肩が痛いと文句を言う気力も無く]
まあ……、そうっスね。見つけちまったら、腹くくるしかねーかとは。
あーあ。自分のために羽根探すことになるとはなー……はあ。
[のろのろと、服を払って立ち上がり]
つか、職務放棄宣言して良いんスか。まー、先輩たちは2人で見たら良いと思うっスけど。
言うまでもねーっスけど、寂しがらせたりしたら覚悟しとくんスよ。
あの人、慕われてるんスから。どうなっても知らんっスからね。
[鳥と、ポポロと、ひよこと。それから悪戯っ子じみた表情を浮かべるミヒャエルの鼻先をぴんとはじいてから、肩をぽんぽん叩き]
じゃ、また。もしかしたら夜に。
[へらり、笑って。構内へ戻って行った。
結局何が展示してあったんだろ、と生徒会室をちょっと見てみたり。
地図を携帯で撮っておいたり。
ついでに、もう一回だけ挑戦してみようと、射的をやって{5}だったり。
後ろ向きなりに、やれることは全てやってから、溜り場へと向かった*]
タイミングは祈るもんじゃなくて掴むものだぞ!
やっぱりお前タライ落としてやる。
[相変わらず拳を握り締め。
鼻先をピンと弾かれ肩を叩かれるのは少しきょとんとして
去って行く背をじっと見送り
彼の姿がぱたり、扉の内に消えたのを確認してから]
…や、寂しがらせるも何も。
付き合うって話しになった訳じゃねぇんだが。
[ぽつり、呟いて肩を竦めた]
んー。
ま、人に葉っぱかけといて、ってな。
せっかく決め台詞あるなら参考にしようと思ったのに。
[ぐぐ、と両手を伸ばし体を斜めに傾いで伸び。
ポポロのぬいぐるみの周りに4羽の鳥がぱたぱた動めいているのを纏めて抱き上げ、ぽふぽふと叩いて]
でもま、ポポロ探しに行ってる訳じゃねぇんなら彼氏はいないんだろ。うん。きっと。
[呟きは小さく歩く後ろへと流れ
ぱたり、音を立てて屋上への扉は閉まった]
…見回りがてら俺も探したりしてな。
10%くらいは見れる気がするんだよなァ。
[独り言は思わず漏れるけれど
果たして通信機が拾ったかどうか]
― 寮 ―
[ころりと横になって、惰眠を貪る。
大人しくしている様子に同室は
きっと首を傾げでもしているだろう。]
ポポロなんて、どうでもいい――……。
[それはきっかけに過ぎない。
ベッドで横になっていれば
眠くなくともうとりとして。]
― 回想・バスケ部の頃 ―
[素行の悪さは知られていても
バスケだけは真面目にやっていた。
休憩中に体育館裏で見た同級生のたばこ。]
――あんた、何してんの?
[まずいという顔も一瞬、
自分と知れて安堵した様子の相手に
怪訝な顔を見せて。]
たばこなんか吸ってたら体力落ちるし
見つかったら試合出られないどころか退学。
[そう言って、
彼女のたばこをヒョイと取り上げた。
――手にしたたばこを見られたのは。]
― 回想・バスケ部の頃 ―
[素行の悪さは知られていても
バスケだけは真面目にやっていた。
休憩中に体育館裏で見た同級生のたばこ。]
――あんた、何してんの?
[まずいという顔も一瞬、
自分と知れて安堵した様子の相手に
怪訝な顔を見せて。]
たばこなんか吸ってたら体力落ちるし
見つかったら試合出られないどころか退学。
[そう言って、
彼女のたばこをヒョイと取り上げた。
――手にしたたばこを見られたのは。]
[――ワタシジャナイ。
呟いた彼女の顔は震えたものだったけど
教師がどちらを信じるかは自ずと知れた。]
……二度としない。
[小さなつぶやきは彼女の未来へ宛てて。
その言葉は教師には当然肯定と受け取られる。
彼女はこっちを見なかった。
でもそれでもいいと思った。
震えていたからきっと、もうしない。]
[退学にはならなかったけれど
弊害は増えた。バスケはもう出来ない。
支えてくれたのは仲間――。
けれど仲間は思うだろう。
たまり場でもたばこを吸ってる姿など
一度も見たことがないと。]
ああ。
うるさいのがきた。
[ホントに吸ったのか?なんて聞く莫迦は
身内以外には"アイツ"しかいなくて。
――けらりと肯定したことを後悔はしない。
1年とちょっとばかし前の、
そんな*記憶――*]
さ、てっと。
[暫く生徒会室や自身のクラス等の、閉めを手伝った後。
生徒会室にポポロのぬいぐるみとカラーひよこは置いて、鳥のメカだけを持って裏山の入り口に立つ。]
今日も誰か、入るんだろーなー。
[夜の裏山。
門限はとうにこした時間、ナビを入れた携帯を持って足を踏み入れた]
よし、こちらミヒャエル。
山に入ったー。
[通信機を用いて連絡。
それから暫く考えている風な後]
…イングリットみつけたら知らせてくれねぇかなぁ?
[小さく呟くように願うように告げてみた]
生徒会長 アデルは、画家志望 ジークムント を能力(襲う)の対象に選びました。
生徒会長 アデルは、気まぐれ リヒャルト を投票先に選びました。
山に入れるなと言ったんだが。
[少し考えてから再び通信機に向かい]
生徒会各員に連絡。
昨日と同様数時間だが見回りを始める。
なお、マークした5名については深追いするな。二重遭難するのは馬鹿馬鹿しい。
――… イングリット先輩に関しては同じ3年のミヒャエル先輩に一任するので発見したらすぐに報告をいれろ。以上だ。
― エルシオ山 ―
[集まった生徒会役員達の前に立って状況報告をしています。]
今日も定刻どおりの集合ご苦労。
明日は後夜祭で門限はないし、例年のように山へ入るから見回りは必要ない。
まあ、ほとんどの生徒達は山を知らないから先導くらいはしてもらうことになるが。
つまらない仕事も今日で終わりだ。
明日は最終日だが、夜のことは考えずゆっくり楽しんでもらっていい。
山の奥にそれほど踏み込む必要はないぞ。
見張りが居ることであまり山に入ろうという馬鹿の気勢を削げばそれでいい。
では、各自所定の配置につけ。
入れるつもりはねーけどさァ。
昨日だって、気が付いたら入ってたし…
魔法とか使われてたら俺お手上げだしさ。
――サンキュ、会長。今度メシおごる。
[嬉しそうな声を返す]
面倒な相手を押し付けただけです、先輩。
お礼を言われるようの事じゃありません。
[やれやれというように軽くため息をつく]
お任せした以上は、何も手伝いませんからね。
だいじょぶ、ぜってー捕まえる。
…もし本気で逃げられたら泣いて戻るからベネディクトにでも慰めてもらうか。
[わざと軽い声を出すのは
僅かに緊張を含むからかもしれない]
― 回想 ―
[小さな男の子と女の子が、教会の結婚式を遠くから眺めています。「綺麗だね、花嫁さん」と感動している女の子に男の子が言いました]
『僕が花嫁さんにしてあげるよ』
[そう言うと女の子は「大人にならないと結婚できないよ」と言いだしました。女の子はいつでも現実的です]
『なら大人になったら、ボクと結婚して。
絵を一杯描いて、それでね、二人ずっと一緒に過ごすんだ』
[その台詞に対する女の子のコメントもなかなか現実的なものでしたが、男の子はその約束を守ろうと絵に打ち込みました。その結果が――]
― 寮・自室 ―
[...が目を覚ますと、外は既に夜でした。
のそのそとベッドから身体を起こします]
夢か……懐かしいの、見ちゃった。
――ん?
[機械の妖精が...が寝ている間に来たメールの事を伝えた。準備しながらメールを読み、返信する]
―― 回想・迷路から出て ――
[罰ゲームということで服は1日脱げないらしい。
それを聞いて更に衝撃を受ける。
>>167、リヒャルトからペットボトルとタイヤキをもらったが、ショックのせいで代金まで頭が回らず小さく頷くだけ。
そして足元をふらつかせて、女子寮の方へと戻って行った。
メールに気がついたのはその時。]
―― 回想・終了 ――
― 回想:迷路 ―
学園順位に、迷路は、関係、ないだろう。
あまりやったことないと、言ったはずだ。
[息も絶え絶えに言い訳して、タイヤキの袋を受け取る]
……この暑いのに。
いや、楽しかった。有難う。
[そうしてリヒャルトに手を振って、タイヤキをひとつ取り出して、残りをゾフィヤに差し出す]
疲れたときには甘いもの、というけれど。
……僕はひとつでいい。
残りは君か……ポポロにでもやるんだね。
[拒否されなければ近くのベンチで少しばかり休憩を共にしたことだろう]
[携帯の振動で目が覚めた。]
ん。。。
[差出人と文面を見て、時計を見て、
あぶな、とか何とか呟きつつ身支度。
同室は幸い湯浴みの時間らしいから
とりあえずまずは寮を抜け出してから
携帯の返信を始める。]
さて、と。
深い意味はないが、折角作ったのだし。
[何人かに手分けして山の木々に紙を張らせている。
『この顔を見つけたら生徒会まで』
そう大きく書かれた文字の下には幾人かの写真。迷路で撮られたものらしくコスプレしているものが主体です。]
あるものは有効活用すべきだな。
― 回想:→寮 ―
[服は1日脱げない。何とかそれを寮に帰るまでに曲げてもらって、ぬいぐるみ姿で仕事を済ませた。いつもより不機嫌そうな顔をして]
……ふぅ、洒落にならない。
取り敢えず、シャワーを浴びよう……。
ああ。
サッカー部に着ぐるみを返さなくては。
記念に貰ってどうするんだこんなもの……
[げっそりとしながら着ぐるみを脱ぎ捨て、シャワーを浴びて夜に備えた]
― 了 ―
[寮を抜けてからの返信。
少し遅かったかもしれない。]
『返信:ジークムント
そっそ。
んでさ、山入っちゃうと割りと
携帯いじる暇なくってさ。
生徒会が持ってるみたいなの
作ってみたから時間あれば渡すか送る』
[で、送信。]
―溜まり場―
よっす。姉御から預かってんの誰?
[門限を過ぎで効力が切れたのか、やっとのことで着替えられたから、いつもの足取りで顔を出せば、テーブルの上を指されたので。
鞄に2セット仕舞って、自分の分を装着しつつ、メモ>>=34を手に取り]
ん、んー……ああ。なるほど。
機械よかやりやすいな。さすが姉御。
[魔力の通り具合を確認しながら、溜まり場を後にした。
空はすっかり暗く、月もはっきりと浮かび上がって見えた]
―― 回想 ――
[女子寮に戻る前。
分けてくれたタイヤキを俯きつつ受け取る。]
………あ… ありがとう……。
ポポロにあげる。こっちの2つのタイヤキもそのつもり。
[すぐに戻ろうと思ったが、思った以上に体力を消耗していたから「少しだけ」と言ってベンチに座る。
もらったペットボトルに少し口付けながら着心地の悪い服を触ったりしている。
甘いもの苦手なの?などと他愛ない話をして、ふらつきながら女子寮に戻った。]
―山のふもと―
[生徒会の目を掻い潜って潜入しようとしてたら、木に誰かの写真が貼ってあった。良く見るとそれは<<書記官 ベネディクト>>のコスプレ写真だった]
……。
[ちょっと無言になっていると、例によってマナーモードにしてない携帯がメールをお知らせした]
…冷てー奴らだナー。
そのせいで俺泣いチャイソウ。
[よよよ、なんて声をあげながら
山の中 ゆったりと散策を続ける]
― エルシオ山 F-3 ―
[Wanted!!の文字と共に幾人かの写真が掲載されている。コスプレされたその写真を見て小さく嘆息した]
原則山へは立ち入り禁止。
……精神攻撃か。
To:イングリッド先輩
Sub:今は山のふもとにいます
『先輩もメカ弄り得意なんですか?知らなかった。
今何処にいます?場所指定してくれたら、
そこまで取りにいきます』
[女子寮に着くと、ベッドに腰掛けながら返信した。]
『→イングリッド先輩
Sub:Re:がんばれ
逃げられませんでした
一応 無事です
ばつげーむっていって 服が脱げなくて散々です
わかりました
りひゃると君から 受け取りますね』
『→リヒャルト君
いま 部屋
さしゃも いるわ
服 脱いだ?
もういいよね
べねでぃくと君が 寮にもどるまでって お願いしてたし』
『返信→ジークムント
いやいや、バッタモンだよ。
今から寮出るトコ。
山に居るなら戻ると危険だろうし
行くけど、どしようかね。
とりあえず入り口近所にこれから向かうー。』
1人はミヒャエル先輩に任せるとして…。
もう1人はボクが行かなきゃダメだろな。
[昼間、生徒会室に居たことは聞いている。
来ないつもりなら展示を確認するはずがない。]
妙なところで頑固なんだから。
[ぽそりとひとりごちると道をはずれて山の奥へと入っていきます。]
― D-3 ―
[写真をよく見ればゾフィヤとリヒャルトの写真の影に、着ぐるみの姿も見える]
まぁ……これだけなら誰とは分かるまい。
……。
[沈黙。知ってる人にはすぐ分かる写真だということくらいは理解している]
一人ずつの構図はなかったものか。
[疲れた様子でメガネを押し上げて、更に山の奥へ]
[メールのやりとりをしつつ、
今日は軽装で山に向かうつもりらしい。
身軽にひょいひょいと進むと
入り口付近の隠れられる場所へ。]
……ん。
指名手配されてる?
[写真を遠目に見つけたけれど
誰のどんなものかは見えていないようです。]
[ゾフィヤからの返信にぱちりと瞬く。]
ああ、そっか、
OB権限でどうにかしてもらったんだっけ
私の場合は。
[60分超えたけれどすぐに脱がせてもらった。
心から感謝してみた。]
『返信→ゾフィヤ
無事ならよかった。
莫迦な企画だけどサッカー部らしい。
了解、リヒャルトに任せた。』
→女子寮―
来年は、出し物のハナシくらいはマジメに聞くかねー。
[普段着の心地良さを存分に噛み締めながら、背伸びをし。
自治会も山のほうを注意しているのか、見回りの姿もあまり見ずに、易々と移動できた。
皆出払っているのか、防音が良いのか。廊下は静かで]
俺俺。入って良いか?
[声は潜めたけれど、ノックの音はやたら響いて聞こえた]
[メールの返信がきて、それを開くとすぐにいつもの服に着替えた。
ルームメイトのサシャの反応はわからなかったが、いつまでもあの格好は辛い。
そして昨日の鞄にペットボトルとタイヤキを詰め込み、準備をする。]
To:イングリッド先輩
Sub:なし
『ばったものとか言っても凄い。
僕には真似できないし。
山の入口近くについたらまた連絡して。
…って言ってたら、先輩発見』
[きょろきょろしていると、目的の人物を発見。
ささっとメール送信して、イングリッドに向かって手を振った]
おーい。イングリッド先輩。
僕はこっちです。
[流石に小声だったが、イングリッドには聞こえただろう]
…ポスター?か?
会長かな?
[ゾフィヤだと思ったのは、指名手配の写真だった。
ふーむ、と頷きながら相変わらずざくざくと草を踏み分け、頭の上の懐中電灯は煌々と灯った儘歩きまわる。
今は縦{1}横{3}のへん]
[メールが届いて、画面を確認。
文面にぱちっと瞬くと周囲をキョロキョロと。]
あ。
[ジークムントが見えたならひらりと手を振り返し
傍まで行って]
はい、これ。
例のブツ。
[と言って小さな包みを渡す。]
使い方は
中にメモ(>>=34)いれてるから。
魔法が使えりゃ使えるよ。
メカ使えなくても大丈夫。
[にーっと笑った。]
[ノックの音に扉を開いて、リヒャルトだとわかるとサシャにも目配せした。
静かな廊下で声が響いてはいけないだろうと中に招き入れる。]
どうぞ。
サシャもいるわ。
届けてくれて助かったわ。
―女子寮―
[浴衣のままぐったりベッドで寝てたのはつかれきっていたからです。
ゾフィヤが可愛い格好で帰ってきたのをみてかわいいかわいいと誉めた後、リヒャルトが来るときいて、がばっと跳ね起き、ぱたぱたと身づくろいをした。]
二人とも、山に行くの?
[やってきたリヒャルトと、ゾフィヤが用意した鞄をちらりと見た。]
さんきゅ。やー、みんな山行ってんかね。
[静かにドアを閉めれば、普通の声量で口を開き]
いえいえ。
で、これとこれで1セット。ま、試してみりゃすぐ分かんじゃねーかな。
[それぞれに通信機を渡してから、2人に見えるようメモを示して見せ]
おう、行くぜ。サシャも行くんだろ?
[イングリッドに貰った小さな包みを直ぐに開ける。
今まで...の携帯に取り憑いていた機械の妖精がふよふよとその包みの中身へと移動した]
へー、成程。
原理はよくわからないけど、凄いね。
分んないことあったら、妖精さんに聞けばなんとかしてもらえるかな。うん。
ありがとう、先輩。使わせてもらうよ。
ポポロ、見れるといいね。じゃ。
[お礼を言うと、...はイングリッドと別れて{3}-{6}方向に向かった。
56+30(4回目)+[20](>>113ポプリ)+1(タイ焼き)+5(生徒会展示物)。*小凶*]
ああ、そうそう。
特に相手を指定しない場合は
リヒャルト、ゾフィヤと私、
あとはサシャと繋がるかな。
まだ連絡とれてないから
受け取ってないかもしれんし、
色々未確認だけどねー。
[サシャに可愛いと誉められて、恥ずかしそうに視線を逸らし「もう着たくない…」と呟いたのはリヒャルトが来る前。
やがて3人になったときに聞かれたことには]
うん、昨日は見つからなかったから。
今日も山に行くわ。
[と頷いた。
そしてリヒャルトから通信機を受け取るとメモを覗き込み、恐る恐る付けてみる。]
ん、ジークも見つかるといいね。
――Good Luck.
[そう言って、場を分かれた。
ジークから少し遅れてまずは山入り(F-3)。
写真を間近で見て「げ」と声を出す]
うー、私のは多分、
誰だかわかんないから、ないよね、うん。
[自分に言い聞かせた。]
お、姉御。感度りょーこーっスよ。
ありがとうございます。
サシャとゾフィーには届けたっス。あと誰が増えんのかな。
ゾフィーのも聞こえるぜ。
お。
[ゾフィヤの声が聞こえて
良かった成功してる、と安堵。]
はいはーい、テストテスト。
受け取ったみたいだね。
んま、うまいこと使っていきましょ。
[とりあえずまだ全員発信である。]
よしよし、
初めて作ったにしては上出来だ。
[リヒャルトの声に自画自賛。]
んーっと、あとはジークかな。
全員分届けてくれたんだね、
ありがと。
聞こえてるみたい? よかった。
イングリッド先輩、機械に強いんですね。
すごいです。
……あ、あの、ありがとうございます。
[C-6に向かって歩きながら、無線機を装着。
イングリッドの]
へー、一対一じゃなくて、大勢とも話せるのか。
凄いシステムだ。
あー、あー、ただいまマイクのテスト中。
あめんぼ赤いなあいうえお。
[試しに人を指定せずにテストをしてみる]
[手渡された通信機をぽちぽちといじりながらもちろんと大きく頷いた。]
あったりまえー。
昨日も山にいったけどみつけられなかったし、今日こそは!
[そしてメモの通り通信機を身につけた。]
ジークにも? そういや……
[会長の様子。生徒会室で何か話していたらしい2人。
曖昧にそのあたりを考えていると、本人の声が聞こえ]
かきのきくりのき……なんだっけ。
聞こえるぜー。ちゃんと登山前にメシ食ったか?
皆の声がばっちり聞こえるよ。凄いねー
[と感嘆していると…]
あ、誰かが来た!
ちょっと静かにしてるね。皆も気をつけて。
[ぶちっと...の回線が途絶えた]
さてと、便宜上セラフ探しだけ
してみるかなー。
[と言ってD-4あたりに移動中。
ガサリと音がした茂みを覗く→52+20]
タイ焼きは買ってきたよ!
[着れる前にリヒャルトの質問に答える。
「ご飯は食べてない」と言っているも同然だが、慌てていたため...は気づかなかった]
いや、ちゃんとしたやつじゃないから
同じのん持ってる人全員にいっちゃうの。
1:1のが実は難しいんだよねー。
まあ、魔力訓練だと想ってがんば。
[けらりと笑うと、通信が途切れたジークに]
あー、私さっき分かれたとこだから
こっちももしかしたらヤバイかな?
のんびりだからそうでもないか。
[周囲をキョロリ。]
[いくつか操作を試してみて、大丈夫とわかるとショルダーバッグの紐を握り締める。]
うん、平気みたい。
それじゃあ早速だけど、私、探してくる。
……生徒会もいると思うし、気をつけて。
[そう言って山に向かおうとするだろう。]
じゃ、行くか。健闘を祈る。……あ、そだ。
[ゾフィヤに手を振り、自分も向かおうとしたが、その前に。
がさごそ、鞄を漁り。
サシャへ差し出したのは、そろそろいい加減冷凍魔法も良い頃合になっているだろうタイヤキ]
良かったら、これ要るか? 俺もう1個食ったから、やるよ。
いや、お前が一番危なそうじゃね、とりあえず。
[がんばれよー、と通信を切ったジークムントへ応援を送りつつ。
また食ってないんか、とちいさく溜め息]
姉御も気をつけて下さいっス。
―C-6―
[脱走組の会話に夢中になっていると、誰かが近づいている気配を感じ、慌ててそこから遠ざかろうとした。どうやら気づかれたらしい。
その時、月明かりが何かにさえぎられ、...の視界を暗くした。条件反射的に上を見上げ]
あれは――セラフィック・ポポロ!
[月明かりの中、悠然と空を飛ぶ生き物。
鳥でもなく、妖精でもなく。
それは伝承通りの姿をして浮かんでいた]
やっぱり、綺麗……。
[追いかけられていることも忘れて、足を止め、魂を抜かれたかのようにしばし空を眺めていた]
残念。
[野生のポポロだったけど
ちっとも残念そうな顔ではなくて。
軽装の荷物には魔法の杖。
そっと取り出してみる。]
何かワープとか出来ないかなー、これ。
[んー、と考えつつ魔力を込めて振ってみた。
ふと気がつけば{1}-{1}あたりに。]
う、どこだここ。
[地図があろうとなかろうと
ワープなんかしたら当然現在地など不明。]
ま、まー、適当に歩いてれば
何とかなるなる。
[常は用意周到な方ではあるけれど、
今回は全くの軽装で登っているので
判断も色々適当なようで。]
うん、気をつけるー、けど
不用意に魔法の杖振ってみたら
何かワープしちゃってさ。
現在地わかんなくなっちった。
[あはは、と笑っている。
何かちょっと楽しそうだ。]
― C-6 ―
絵を描くことが目的なのだから、昨日と同じような場所に居ると想定すべきなんだろうな。
[山の地図は最初から頭に入ってる。
場所をいくつかピックアップするのも容易なことでしかない。]
やっぱりこのあたりか。
[遠ざかろうとする足音を聞きつけ、歩を早める。]
・・・えっ!?
[茂みを抜けて視界に入ったのは見慣れた幼馴染の後姿と月明かりの中を優雅に舞う翼のある生き物の姿。]
[ガッサガッサとAの位置を西から東へ往復するのは、移動範囲を南へと狭めて行こうという思いからで]
…んー?
[少し西の方が光ったように見えたのは魔法の杖の光か何かだろうか?
カサリ、足を止めて頭の上の懐中電灯をそっと消し、茂みに身を隠してみた。]
[先に行くと言うゾフィヤに頷き。]
あたしも後から行くねー、気をつけて。
[さしだされたタイヤキをみてきょとんと瞬き。]
あ、えっと、それじゃもらうね。
[うんと一つ頷いて、タイヤキをてにとった。
そしてリヒャルトが出て行くのなら見送って。
浴衣から私服に着替えて山へと向かう]
へ。大丈夫なんスか?!
[2本差し込まれている杖を、思わず胡乱な目で見つめながら]
戻る見当つかなさそーだったら、ちゃんとヘルプ呼んでくださいっスね。
あ、オマケでこれもやる。使い方にゃ注意な。
[ひょいと魔法の杖の一本を渡し]
んじゃ頑張れよー。そうそう、今度、それで髪上げてみたらどーだ。似合うと思うぜ。
[浴衣姿の頭をぽんぽん撫でて、山へ向かった]
あー、さすがにまずったな。
[暗いのは魔法で蛍火を出せばそれなり。
しかし現在地がわからないというのは
なんともアタマの痛い状況。]
――何とかなる。
[けれどどこか祈るような呟きで。
とりあえず祭壇を探す心積もりらしい。
東の方へと歩みを進める。]
[セラフィック・ポポロは見ている人間などお構いなしに、優雅に空を舞い、そして消えていった。
空から何かが降ってきたので、それをキャッチした。先ほど飛んでいったポポロと同じ色をした一枚の羽]
これは、もしかしてセラフィック・ポポロの羽…
[大切そうにその羽を両手で包みこむように持った時、近くに人の気配がするのに気がついて振り返った。そこには幼馴染の姿]
アデルちゃん…。
アデルちゃんも、見た?
[小声で訊ねた。「何を」と主語は無かったが、恐らくそれで伝わっただろう]
―セルシオ山・F-3付近―
……会長…やるな。
[木に貼り付けられたコスプレ写真に、げんなり。
思わず足が止まった。
見れば、あちこちの木に貼り付けられていて。
自分たちはまだマシだったんじゃないかと思うようなものある]
けど、これくらいでくじけてらんねーっての!
[出来るだけ写真を見ないようにしつつ、{6}-{1}を目指して歩き出した]
[カサリ、歩く足音。
それに蛍火のような灯り。
それらが近づいてくるのを感じて、茂みに身を隠したままじっと、待つ。
近くに来れば確保しようと、息を殺し]
……魔法の杖かあ、まあもらっとく。
[こくりと頷き。
続く言葉に照れた。]
――〜〜 そんなのにあうわけないじゃんか!
[部屋を出て行く背中に照れ隠しに声をぶつけ。
あとは慌しく着替えてゾフィとリヒャルトの後を追った。]
何とかなるんじゃない?
[けらりと言ってのけて]
――きっと見つけてくれる。
[生徒会か救護班かはたまた。
心配そうな声音はなくて。]
まあでも困ったらちゃんと言うよ。
見た…。
[資料についていた絵を見たことは何度もあるが勿論、本物を見たことはない。
自ら発光し実体を持たないため写真や映像には残らないのだ。]
本物ってあんなに綺麗なんだね…。
[消えてしまった後も呆然と飛んでいたあたりを見つめています。]
[人の気配がない。]
こりゃ一番端っこかな?
包囲網の外だったらアウトだったけど。
[一応は範囲内らしい。
息を殺した人物にはまだ気づかず足を進めて
――はた、と立ち止まる。]
……誰かいる。
[明確な判断基準はなく、ただの勘。]
―F-1―
霊的存在かー。羽つきは寂しくねーのかな。自分だけ違う種類でさ。
[杖の先に、蛍ほどの光を灯して進んで行く。
ホンモノの光る虫も飛んでいるし、ライトほどの明るさは無いから、そう危なくはないだろう。
そんなことを考えながら歩いていたが、立ち止まり。
辺りの様子を窺ってみる。
54+3回目20+うちわ[09]+展示5 *大吉*]
皆、私の付近にゃいないよね?
多分生徒会の包囲網範囲ギリギリくらい
じゃないかなーって想うけど。
[しばし考える間]
としたら、生徒会かな。
誰か居るっぽいから急に通信きるかも。
[まだ切ってはいない。]
―山―
[さて、と山に向かった所でがさがさと森の中をあるく。]
セラフィック・ポポロかあ……
ほんとうにいるのかな。
[一人、ぽつりと呟き。
なんとなしにかるく魔法の杖を振った→{2}-{3}]
[来る人物が、立ち止まる気配。
気づかれたなら仕方ない、と。
がさり、茂みの中から立ち上がった。
同時、頭の上の鳥型懐中電灯を付ければ、眩しい光がイングリットを包むだろう]
…見つけた。
[口端を少し、上げる。
逃げようと駆けだすなら、土を蹴るべきかと少しだけ心の準備]
―B-3―
うわ、わわっ
[不意に転移したことに不安定さを覚えてその場でずっこける。]
うー……
ここ、どのあたりだろ……
[気をつけろといわれてたのにとやれやれと肩をすくめて。
周囲に人がいないかと見回した。
38+2回目*小吉*]
[セラフィック・ポポロが飛び去った方向を見つめるアデルの顔を、思わずじっと見て。
そしてしばらく経った後に、顔を上気させてアデルの横へ歩み寄った]
うん。とっても綺麗だった…
僕の想像力は全然貧困だったみたいね。
本物は言葉にできないくらい素敵だった。
あ、アデルちゃん。これ、あげる。
セラフィック・ポポロの羽は何でも願い事叶うんだっけ?
[さっき見つけた羽をアデルに見せて、そっと渡す]
[茂みの中から出てきたのは
口うるさい―――]
――っふ、随分早く見つかっちゃった。
もうちょっと遊ばせてよ。
[そう言うと、土を蹴ってひょいと駆ける。
蛍火が照らす道。隠れる気などないようで。]
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新