情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
美しく月の昇る晩、君は自らの本当の姿を知った。
智恵を絞り、活路を開く勇気。
人狼を見抜き、妖異を滅ぼす力。
死者の声を現世に届ける異能。
頼りなく怯える人々を守る技。
互いの正体を知覚し合う絆。
自らの胸を裂いても仕うるべき主。
赤く染まる牙――長い咆哮。
さぁ、どうする?
まずは何から始めよう?
どうやらこの中には、村人が1名、人狼が3名、共鳴者が5名いるようだ。
薔薇影の騎士 アヴェが「時間を進める」を選択しました
―朝:寮―
[キィンキュイキュラララ]
[小さく、ドリルが回る音。
同室の男が寝られたかどうかはわからないが、少なくとも副会長であるこの男は眠らずに作業をしていたようだ。
もうすっかり空も明るくなってしまった頃に、カチリ、小さく音がして]
でき、た…!
[ふう、と息を着いた。
手の中には、小さな鳥の形をした白いメカ]
『オハヨー オハヨー』
[パタパタと飛び、頭の上に着地。
隈の出来た顔は笑みに綻びる。]
…やっべ、結局徹夜しちまった!
昨日はクラスの方で結構手間取っちまったし、生徒会長怒ってっかな。
[言って、耳にカチリ、カフス型の小型メカを着ける。
どうやら彼の持つ「通信機」のようで、コンコン、と指で叩いてから小声で話し掛けているようだ。]
あー、あー。
アデル会長、ベネデイ書記長聞こえる?
ゴメン、俺こいつ寮に置き忘れた侭だったよ。
なんかまじぃ事とか…
[と言ってから、ふと腕時計を見て]
…――って、まだ早朝か。寝てっかな。
[最後のは小さな呟き]
さてっと。
今日はまず搬入の方行って、部活の方行って、かな。
[言いながら、左手首の上の時計を見る。
まだ眠って居てもおかしく無い程の早朝だが]
『ハンニュー ハンニュー』
[白い鳥の機械音声が、重なった]
[さらっと、そう>>0:169言ってのける、この人の姿に憧れているのだと。
今更口にするまでもなく、ただ柔らかくデコピンされた額をさすって笑う。
別れ際に指摘された部分を、ぺろりと舐めてみれば、甘く。
うわ、と恥じ入ったのを誤魔化すように、手をぶんぶん振って男子寮へ走って行った]
お?
[面倒なので、寮監とすれ違わないように、こそこそ部屋へ戻ろうとすると、その前にルームメイトを見つけた>>0:185。
時間が時間なので、意外、という顔を一瞬するけれど、隣のゾフィヤ>>0:189に気づけば、にやーりと口元を上げ。
2人に挨拶すると、『ごゆっくり』と手を振って、部屋へ戻った]
気まぐれ リヒャルトが「時間を進める」を選択しました
―寮・自室―
うーん。うぅーん……はっ!?
[がばっと起き上がると、そこにはタービンを手に追いかけてくるチョコバーの姿は無く、ただ平和な朝の光が差し込んでいた]
何なんだ、あのシュールな夢。
[んー、と伸びをしながら、首を傾げる。
ベネディクトが起きて居るなら、昨夜ゾフィヤと何を話してたかなど、からかい半分に尋ねてみるけれど。
寝言が煩くて、そも睡眠の邪魔をしていたかもしれない]
ふぁーあ……まだこんな時間じゃねーか。
喉渇いた……。
[寝なおしたい気分だったけれど、魘され過ぎか喉がからからで。
水分求めて、自販機へ行くことにした]
→廊下―
― 早朝:寮 ―
ふぁぁ。
昼にでも仮眠とらしてもらえっかなぁ。
[ジークが起きて居れば挨拶をして部屋を出る。
窓の外は綺麗な朝焼け。
肩に小さな鳥のメカを留まらせた侭、廊下を歩む]
― 寮内・自室 ―
[いつもより少し早めに起きていつもより早めに準備をする。いつものブロック形の栄養食をかじっているうちに同室が目を覚ました]
ああ、起こしたか、悪い。
[昨晩のことを尋ねてくる同室に淡々と]
今どき携帯の使い方が分からない、というからな。
教えていただけさ。
[そうして水を飲みに行く、という同室の背中にふと思いつき]
教室に行くのを忘れるな。
女子が探していたぞ。
[そんなことを言って携帯に目を落とす。まだ早い。恐らくここの学生なら起きているだろう時間になってから、メールを送る]
『おはよう』
書記官 ベネディクトが「時間を進める」を選択しました
生徒会副会長 ミヒャエルが「時間を進める」を選択しました
[耳元の通信機をこつこつ、と指先でノックして]
おはよう御座います、先輩。
今のところ問題ありません。
変更もないので所定の計画通りに行動して頂けると助かります。
僕もタイヤキ屋を見に行った後、各所の見回りに移ろうと思います。
[淡々とそんなことを返した]
おー、おはようおはよ!
通信感度も良好良好!
さって、今年はどれくらい脱走者が出るかねー?
[ベネディクトの声に、ふふふ、と笑いながら
帰るのは楽しそうな声。
たまに横から、ダッソー、ダッソー、と無機質な高い声が紛れた]
なぜそんなに楽しそうなんですか……。
脱走者なんて一人もいないのがベストです。
[頭の痛そうに眉間を押さえて]
副会長は誰か脱走しそうな面子に心当たりがありますか?
やっぱイベントもだけどさ、イレギュラーってのが楽しいじゃん。
[声の様子から、きりりと眉間を抑える書記官の顔を想像して、更に声は楽しそう。
続く言葉に、んー、と少し悩む声]
そうだなーぁ。
イングリットはなんかしそうだし、リヒャルトも危なそう。あとは…
…んー、アデル会長のが危険度高そうな奴詳しいかもなぁ。
あ、でもジークは十分マーク対象だと思うぜ、会長がどうなってるか知らないけどサ。
何しでかすか判らんとこあるしな、あいつ。
[朝おこしに来る様子はとても生徒会で見せる顔とは違うから、マークも緩いのじゃないかと肩を竦めた]
いや、何か歯医者コスプレのチョコバーに追っかけられて……携帯?
[そういえば、ゾフィヤが携帯を弄っているのは見たことが無かったような気がする。
サシャは使えんのになぁ、と首を傾げ]
メンドい。まー、気が向いたら。
[昨日も追いかけられたから、教室には近寄りたくないのが本音だったけれど。
とりあえずはそう返事はしておいた。
スポーツドリンクを片手に、中途半端に覚めてしまった頭を、どうしたもんかと考えていると、向こう側から歩いてくる姿>>6]
みー先輩? おはよーございます。
メルヘンな趣味あったんスね。
[肩に留まる白い小鳥に、ちちち、と手を差し伸べてみた]
[使えるようになったのなら、と試しに送ってみることにした]
『よっす。
携帯使えるようになったんだって? おめっとさん。
知らんかったなら、訊けば教えたのに。つかサシャは?』
[ぽち、とゾフィヤ宛に送信。
そういやこのアドをあて先にしたことあったっけ、なんてレベルの使用度だったなと思った]
お、リヒャルト早いな。
何か悪いことでもまた企んでんのか。
お前部の方顔出してないだろ。
[言いながら、ひらりと片手を上げて挨拶。
彼の持つスポーツドリンクに
文句を言われなければひとくち寄こせとばかり手を伸ばしながら]
っふっふっふ、凄いだろ。
AIも搭載出来たし、俺天才じゃねぇかな。
[白い鳥は、ウィーン、なんて機械音を鳴らして赤い眼をキラリと光らせる。
リヒャルトの伸ばされた手に首を伸ばせば白いパーツの間から銀のボールジョイントが顔を出し、手をじいいと見詰めて居る。
嘴に当たるパーツはキラリ、鋭い銀]
面倒事には遠慮願いたいものですね。
何事もないのが一番です。
[くいと中指でメガネを上げて]
そうですか。ではリヒャルトに関してはこちらで気をつけることにします。
ジークムントはそちらでお願いできますか?
確か副会長と同室だったかと。
あまり外に出ている印象はないんですがね……。
[会長との関係を思い出して頭が痛そうに]
では会長にも尋ねてみるとします。
女子のことも会長のほうが詳しいでしょうしね。
有難う御座いました。何かあればまた。
ああ……あまり仕事をサボらないようにお願いしますよ。
[こつこつと通信機をノックして待機モードに移行した**]
− 2-A教室 −
[いつものとおり、ジークを起こし美術室付近で別れたあと教室へとやってきます。
5−6名のメイドの姿が見えますが、概ね女子ばかり。]
やはり逃げたか。
[予想通りの結果にさほどの驚きはありません。
1部の女子達が逃げた男子を狩り出しに出るのを見送って自分の担当になっている厨房へと入りメニューを眺め絶句する。]
本日のおすすめ? これ、ボクが作るのか?
ここ喫茶店だろ…。
― タイヤキ屋 ―
それじゃあ宜しく頼むよ。何か問題があれば連絡を。
可能な限り早急に対処する。
もう一度いっておくが、食品を扱う店であることを意識しておくように。
[そうしてタイヤキ屋を後にして、文芸部のほうへ向かう。射的屋にも似たような指示と最後の確認をして、体育館へ**]
[パスタやパフェ、コーヒー・紅茶といった当たり前のメニューの中に一際目立つパステルカラーの『味噌ラーメン』という太文字の表記。
それもインスタントなどではなくスープから手作りで作るつもりらしい。
やけに充実した厨房設備の前でいつからやっているのか大きなホウロウ鍋が煮立っている。]
やればいいんだろ、やれば…。
[真剣な顔で鍋に向かい合ってるクラスメイト達の雰囲気に圧されたようにエプロンをかけて厨房へと入っていきました。]
おー。
つっても、まー尾行とか無理だし!
しなくていーぜ!?
[そこまでしかねないと思ったか、軽い口で返し。
後は会長に聞こうぜーなんて加えて]
やだなー、ノリで生きてるんで、企んだりしないっスよ。
[思いつきで騒動は起こすが。
『部』という単語を天然ちくわ耳で素通り。
先輩の一口は一口じゃねーっスけどね、と言いつつもペットボトルを渡し]
おわっ。いや、天才通りこしてバカじゃねーっスか。
[あまり可愛らしくない形状になってしまった小鳥を、残念そうに見つつ手を引き。
朝日にくっきり浮かび上がるクマを、むにっとなぞった]
はっはっは、そうだろうそうだろう。
[むしるように奪ったペットボトルをごきゅごきゅ。
口を手の甲でぐいっと拭くと、クマがむにっとなぞられて
にやり、口端を上げる]
お前にもなんか作ってやろーか。
部にこなかったら頭締め付ける輪っかメカとかさ。
[かかか、と笑う]
そうっスよー。……ん?
[何に同意されたのか、と首を傾げている間に、ペットボトルはあっという間に、ちゃぷんと軽い音をたてるだけになってしまったので]
うわ、先輩の説教だけで十分頭イタいんで、これ以上虐待しねーで下さい。
[言葉と裏腹に、奪い返したボトルで、ぱこぱことミヒャエルをどついていると]
のわっ?! ……げ。
[何処からか飛んできた網で、捕獲された。慌てて起き上がろうとすると、スカートから伸びる足が、だん、と叩きつけられた。
見上げれば、クラスメイトの女子。面白半分、怒り半分の笑顔は、なかなか迫力がある]
つか、高機能の方向が、動いて喋るぬいぐるみとかのが良いっス。先輩なら出来るっスよ!
[もふもふ!と無駄に熱く主張しながら、網のままずるずる教室へ引きずって行かれた*]
[褒められていると思いこんで
腰に手を当て肩に珍妙なメカを乗せた侭、
奪い返されたペットボトルに未練な表情を見せていたが、
ばさーっと飛んできた網に素早くトンと一歩下がる。]
おー、キアラ、お疲れさん。
その網での捕獲は効率よさそうだな。
捕獲マシンでも作ってみるか…?
[もふもふで?と言われた言葉をまぜっかえしながら、ずるずる引きづられていく後輩を見送り]
さてっと。
まず搬入搬入。
3−Bの出し物は、流しスウィーツだから荷物きっと、多いよなー。
[流しソーメンばりに流れるスウィーツらしい。
腕まくりをした手をぶんぶん回しながら、校門へと歩き出した]
― 寮 ―
[今朝はいつもより少し遅い目覚め。
同室の真面目な女子は既に学校へ行ったかなどと思案。]
んーと、何かなかったかな……
[ゴソゴソして固形シリアルを口にすると寮を出る。
寮監に爽やかな笑顔を送ると睨みつけられけらりと笑い。]
― 寮 → 外 ―
― 校門 ―
[いろんなクラスが出し物の発注をしてあったりするのだろう、校門前はトラックが留められ賑わって居た。
自身のクラスの搬入口へ向かい、大型冷蔵庫や色々なものを受け取るのに]
よし、来い、ガニメデ!
[いつの間にか名前をつけたらしい、自転車から改良された荷物運びメカを押して来た。
取りつけられたアームが、ウィィ、と音を立てて荷物を持ち上げる]
『がにめで がにめで』
[周りを、白い鳥がぱたぱたと飛びまわった]
― 校門付近 ―
見つかると面倒そうかな。
――逃げるか。
[また変なメカが増えているな、などと想いつつ
背を向けかけたところでふと昨夜のアデルとの
会話を思い出せば想うところもあろうか。
くるりともう一度向きを変えて]
おっはよー。
相変わらず精が出るね。
[何事もないかのようにさらっと挨拶。]
― 校門 ―
おぅ、おはよー
[イングリットの声に振りかえる。
ぱっと汗が朝日に光る様子は、徹夜など微塵も感じさせない。]
珍しいな、搬入の手伝い?
搬入は男子だけかと思ってたけど、
[と言いかけて、自身と殆ど変わらぬ背の彼女を見て、にぃと悪戯顔]
…いや、間違いじゃねぇな。
『ハンニュー!ハンニュー!』
[メカの鳥が、騒ぐ]
― 校門 ―
なんつーか、元気ね。
[あつくるしー、とか言いつつ問いに瞬き]
はぁ?
私がそんなの手伝うわけないじゃない。
……なによ、その目は。
[言うや、自分を見て笑う姿に怪訝な表情を浮かべて
間違いじゃない、という言葉に片眉が跳ねる]
手伝うわけ無いってお前、それは駄目だろ。
まぁ、女子は基本的に室内の設置だけど…お前、力ありそーだし?
[怒られたメカは理解しているのかしていないのか、
ウィンウィンと音を出し、イングリットの周りを飛び回る]
『ハンニュー!ハンニュー!
ヒンニュー?ヒンニュー?』
[何か間違って居るようだ]
やりたい人がやればいーんじゃない?
やってる人はけっこー楽しそうにしてるし。
力はあっても男じゃないっつーに。
[ひらひらと手を揺らして適当に流しつつ]
私が室内設置いったって逃げる子込みで人手減るよ?
――あ、そういやウチのクラスって出し物何すんの?
[とりあえず"聞く"だけ。]
ヒンニューって誰様に向かって行ってんのよ。
[メカをつつく。]
お前…
何するかすら知らねーのかよ…
[がっくりと肩を落として見せる。
つつかれたメカは、よろり、バランスを崩してから
ぱたぱたとまた製作者の頭の上に戻り]
「流しスウィーツ」だってさ。
笹の葉に水ようかんとか乗せて、
流しソーメンみたいに流して食べさせるらしい。
たまにタイヤキも流れるかもしれんらしいぞ?
…あ、それコッチにお願いします!
[トラックから大きなダンボールを下ろして来たおじさんに、ぶんぶんと手を振る]
お前、てつだう気ねーならアレだ、
せめてこう 冷たい飲み物だとか、タオルだとかくらいもっとけ。
[イングリットには鷹揚な言い草]
―― 朝・寮自室 ――
[朝の支度が終わった頃、ベッドの脇に置いた携帯に目を向ける。
昨晩は「おやすみなさい」というたった一文に2時間もかかってしまい力尽きてしまった。]
…………メール、きてるみたい。
[たどたどしい手付きでゆっくりと指を動かす。]
……「お」はどこだったかしら…。
[画面を睨みつけながら悪戦苦闘。
ルームメイトのサシャが起きていればおはようと挨拶を交わす。]
流しスウィーツ?
[ぱっと想像が出来なかったらしい。
詳細を聞き、ふぅん、と漏らし。]
笹の葉が転覆しないことを祈るわ。
タイヤキなんて水かかったらふにゃふにゃじゃない。
――っと、
[とりあえず口だけ出す。
おじさんとミヒャエルの会話を挟まぬよう退いて]
私が冷たい飲み物やタオルもって
はいどーぞとか言ったら怖いでしょってば。
『 おはよう』
[なんとかベネディクトにメールを書き終わる。
何故か最初に空白ができてしまった妙な挨拶。
それでも満足げに送信するのだった。]
/*
もう一人の共鳴者は、画家志望 ジークムント です。
もう一人の共鳴者は、愉快犯 イングリッド です。
もう一人の共鳴者は、女学生 サシャ です。
もう一人の共鳴者は、気まぐれ リヒャルト です。
共鳴者がたくさん並んでいるわ!
なんだかすごい。
[もう1つ、リヒャルトからのメールに目を通す。
携帯は滅多に使わないから操作方法も知る必要がなくて、と打ちたかったのだがそんな長文は打てず。
結局長い時間をかけて返信したのは――]
『きかいにがて でもつかえるようになつた』
[だけだった。
メールに書かれたサシャの名前を見て、サシャはどうメールを書いているのかなとちょっと気になった。]
それはどーも。
[いい汗かいた、と言わんばかりに額を拭う素振り]
てかさ、
ミヒャエルバテないの?
生徒会と、部活と、クラスと、フル稼働じゃない。
――回想・昨晩――
[ゾフィヤと別れた後、美味しそうな匂いを辿り食堂に向かう。ポトフをよそってくれたアデルに事のあらましを伝える]
携帯なんてあんな難しいもの、僕にだって使いこなせないよ。そりゃあ魔法使えば簡単かもしれないけど…… 僕はあんまり魔法も使いたくないな。
[ぶつぶつ言いながらも、美味しそうにポトフをお代わりする。もっとゆっくり味わって食べたかったが、アデルに門限の時間と女子寮を追い出される]
あ、ゾフィヤくん。結構な大作ができたね。
ではお言葉に甘えて、ゆっくりよまさせてもらうよ。
[途中であったゾフィヤから原稿を渡され、落とさないように持ち、男子寮に戻った]
[戻ってから早速ゾフィヤの小説を読もうと思ったが、同室のミヒャエルが何やらごそごそ作業していたので、雰囲気がでないとさっさと寝てしまった。ドリルの音も...にとっては子守唄にしかならなかった]
――回想・今朝――
[朝はいつものようにアデルに起こされ、学校に連行される。忙しい生徒会長とわかれた後、廊下でプロレス部の先輩に学園祭の衣裳について聞かれた>>0ので、真顔で答えた]
…すごく…大きい…です…
ちょっとサイズがでかすぎて、プロレスしたら脱げると思う。気をつけた方がいい…
[率直な感想を述べると、直ぐに美術室に向かった]
オレ?
…お前、バテた俺なんか見たいか?
[ダンボールを荷運びロボガニメデに積むと
ウィイ、と音を立てて運び出す。
トラックからどんどん運び出しながら、
真顔でイングリッドに返した]
なんだって全力投球!
やっぱコレだろ!
[ぐ、と拳を握って見せる]
――美術室――
[おそらくは進まないだろうけど、いつものように絵を描く準備をしていたら、鞄の中に入っていた携帯が光っているのに気づき、手に取る]
ゾフィヤくんからだ…。全然気づかなかった
「おやすみなさい」ってちゃんとメール打てるじゃないか。全く嘘つきな子猫ちゃんだ。
しかし、僕にメールを送っても返事返せないって知っていて、何でメールを送ってくるかな?
[考え込むが理由がわからないため、放置して絵を描き始めた
ベネディクトに送るつもりだったメールが間違って...のところにきたという正解は*思いもよらなかった*]
ちがーう。
心配してやってんじゃない、莫迦ね。
[だからといって自分が手伝うわけでもなく。
全力投球、と拳を作る姿に僅かに目を細め]
全力投球ねぇ。
活き活きしてるうちはバテない、か。
心配ご無用ってやつかな。
[視線はガニメデとかいうメカに流して。]
うっし。
おっさん、ありがとー!
これ教室まで持ってくぞ!
[トラックのおっさんに笑顔を向けた後、ガニメデに積み込んだダンボールをポンと叩き、イングリッドに笑顔をまた向けて]
扉開けてくれるくらいはしてくれっだろ?
[ガニメデの後ろに周り、ハンドルを持つ。
自転車を改良したような形のロボは後ろに小さな椅子部分があり、そこを跨ぐと
ぐいっとハンドルをきった。
どうやら力がいるようだ]
何がそんなに嬉しいんだか。
[相手の笑顔にふぅ、と息を吐いて。]
……心配なんて鬱陶しいだけじゃない。
[小さな呟きは本当に小さい。
トラックのおっさんと会話を交わすのを見ていると]
……仕方ないな、もう。
今回だけね。
[何だかんだで承諾するハメになっている。
そう言ってミヒャエルについていく。]
[道々携帯をぺちぺちと打って]
To:リヒャルト
Subject:2-Aって
『女装メイド喫茶なんだって?
聞いた瞬間吹いたよ。
ダチ連れて遊びにいこうかねー。』
[送信。
愉快犯的な笑みはひそりと携えたもの。]
愉快犯 イングリッドが「時間を進める」を選択しました
小説家の卵 ゾフィヤが「時間を進める」を選択しました
[慣れない鍋類と格闘しつつ、どうにか仕込みを終らせる。
その頃には何処かで掴まったらしいリヒャルトが引っ張られて戻ってきていた。
きゃあきゃあ言いながらメイドにされていく様を暫く眺めた後で教室を後にする。]
さて。自分のクラスにだけ感けてるわけにもいかないな。
そろそろ外部客も来る時間だし、歯止めをかけに行くとしよう…。
え、何がって。
心配してもらえんのは嬉しい事じゃねーの?
[続いた小さな言葉は聞こえなかったらしい。
そのまま荷物を運び、教室へ向かう廊下の扉を開けて貰い、飾り付けられた自分の教室につくとイングリッドを振り返った]
さんきゅーサンキュー!
[にっこにこと上機嫌]
聞こえるか?
まだ昼間で山へ行こうという輩はいないだろうが今晩からは山を見張らなければいけない。
若干、相談事があるので聞いている生徒会役員は生徒会室に集合のこと。以上。
嬉しいことなんでしょうね。
また気が向いたら心配してあげるわ。
[髪をかきあげつつどこか悪態じみて。
道々打っていたメールをちょうど打ち終えた
ところで教室についたらしく扉を開ける。]
はいはい。 まったく。
[教室には入らない。
顔を出さない。
上機嫌な様子に肩を竦めて苦笑した。]
― 生徒会室 ―
[展示などを見に来る酔狂な客の姿は見えず、居るのは役員だけ。
打ち合わせをするには調度良いが少々味気ない気がしなくもない。]
新作のタイヤキ?
生徒会が模擬店にそれほど入れ込む必要はないんだぞ。
予算は潤沢にあるのだから。
保冷の魔法を応用して作った夏向けのタイヤキ…? なんだそれは…。
皮にかけた魔法が中のアイスの温度を保持しているから食べるまでは溶けないって?
それは凄いと思うが1つ1つに術をかけてたら干からびるんじゃないか。キミ。
[美味しそうな気もするが、どんな物なのか想像もつかない。
― 後でミヒャエルにでも毒見させるか
なんて考えているかは定かではありません。]
―学校内―
[ばたばたと廊下をはしりまわっている。
一年に一度のお祭りを楽しむように周囲を眺め]
ふふー、これだけ賑やかだったら夜にこっそり抜け出してもばれないね!
[にまにまとしながら、展示物などを見にいっている。]
おぅ!
[教室に入らない様子に無理強いはしない。
仕切られた裏に荷物を置くと、
ふと、耳元に手を上げて]
んぁ?
おー、行く行く!
[通信機らしきものに言葉を返し
イングリッドにひらりと手を振って]
じゃ、また後でな!
ちゃんと協力しろよっ!
[廊下を走り出した。]
― 生徒会室 ―
[タイヤキの話を打ち切って真面目な顔で役員達へ振り返る。]
それはそれとして…。
今年も夜の間にポポロを探そうと山へ立ち入る生徒が出ると思う。
知ってのとおりエルシオ山は標高1000級の安全とは言い難い山だ。
保護の魔法がかかっている山道近辺なら構わないが道をはずれて奥へ踏み込むと遭難者が出るかもしれない。
例年、何の準備もしない危険性を認識していない生徒が多々出ているからな。
生徒会としては放置するわけにもいかん。
そこで見回りを強化し、入山した者の安全を確保するためにいくつか手を打っておいた。
まずこの地図を見てくれ。
[レポート作成により作られた詳細な山の地図。縦のA〜Fのラインと横の1〜6のラインで36のブロックに分かれている。]
[携帯などはもちろん難なくつかえるのがサシャである。
ではなぜゾフィヤに使いかたを教えていなかったのか――話は単純。
最初にメールアドレスなど交換していたとしても、ルームメイトである友人が携帯をつかっている姿を見なければそんなものはすっかり忘れてしまっていた、と言うだけだった。]
――さあて、どうしようかなー……
[携帯を手にしながら、考えるように呟いた。]
女学生 サシャが「時間を進める」を選択しました
―― 校門前 ――
[昨日ベネディクトに宛てた「おやすみなさい」というメールがジークムントに届いていたことは露知らず。
文化祭のパンフレットを眺めながらゆっくりと校門へと向かう。]
…………?
[見知った声が聞こえてパンフレットから顔を上げる。
そこにはダンボールを積まれたメカとミヒャエル、そしてイングリッドの後姿があり。]
………あ……
[挨拶をしようとするも、言葉が出てこないままその背を見送った。
知り合えるチャンスは何回かあったのに。こういうときお喋りではない自分に少し呆れる。]
―2−A―
[ほど良く筋肉のついた、すらりと長い足が、新たな客の前で動きを止める。
短い金髪に挿されたカチューシャから垂れるリボンが、それに合わせてふらり揺れ]
お帰りなさいませ、ご主人様☆
[無駄に可愛らしい裏声に、普段を知る客が固まっている間に椅子へ押し込むと。
仕事完了、とばかりに胸を張った]
……けど、あんま楽しくねーぞ。みんな固まるばっかだし。
[連行された時は、わいきゃい言っていたものの。
女子の口車に載せられたのか、わりと素直に働いていたが、飽きてきたようで。
抜け出そうかと、ちらちら周りを伺っている]
― 3-A教室前 ―
[扉の横の壁にもたれてぼーっとしていれば
元気よく駆け出すクラスメイトを見送り]
はいはい、気が向いたらね。
……つか後で、って手伝う前提なわけね。
[まったく、と息を吐きつつどこか緩んだ表情。
けれどやはり教室に顔は出さずに廊下を歩く。]
― 生徒会室 ―
[地図を指で指し示しながら説明を続けます。]
このブロック1つにつき、夜光塗料を塗った鉄の杭を6箇所に配置してある。
それぞれブロックの番号が入っているので万一迷った場合、若しくは遭難者や怪我人を発見した場合は杭の番号を元に位置を報告してくれ。
すぐに救護班を出す。
杭の位置は全てボクが記憶しているから心配はいらない。
30分程度で迎えにいけるはずだ。
あくまで遭難者を出さないためにやっている処置であり見回りだ。
夜の山で走り回るのは非常に危険だ。
無理に脱走者を追いかけて無用な怪我を負わせたりはするな。
[以上。解散、と声をかけ自分のクラスやタイヤキの屋台へと戻っていく役員達を見送ります。]
― 生徒会室 ―
失礼、遅くなりました。
[既に確認済みの連絡事項であったが、改めて手持ちの書類を確認し直して]
副会長は……来たようですね。
[どたばたと駆け込んだ副会長にメガネを中指で押し上げた]
―― 2-A ――
[とりあえずクラスの出し物を少しは手伝わないとと思い、2-Aまでやって来る。
そこには可愛らしい姿のクラスメイトの姿があり>>54]
………………。
[目に入ればぴしっと音を立てて固まる。]
……………意外と、似合う、じゃない…?
[真顔のまま疑問形の言葉をリヒャルトにかける。]
[こそりと物陰に隠れて、携帯を開いた。
さすがに今はマナーモードにしているから、着信>>=1があっても鳴り響くことはない]
『おう、エライエライ。
これでどっか迷い込んでも、SOSできるな!
つっても、電波届かないと意味ねーか。
そういや今夜、ゾフィーも抜け出すん?』
[ぽちぽちっと返信。してから、試しでなくて用事があるなら、電話の方が良いかとも思ったけれど、本人が判断するだろうと、特に追記はしなかった]
ん? 姉御から……えー!
[と、もう一通の差出人に明るくなった表情は、一瞬で青褪め]
『Sub:いやいやいや!
姉御にはこんな姿見せたくないんスけど!』
[かちかちかち。
高速で打ち返して、本気で抜け出す算段を考え始めた]
― 生徒会室 ―
[役員達が出て行った後で途中から入ってきた2人に声をかける。]
遅かったな。2人とも。
詳細は聞いていたと思うが、今晩と明日の夜は山に入ってもらうことになる。
あまり昼間の内に体力を使い尽くしたりすることのないようにな。
[それだけ言って解散しようとして、あることを思い出しました。]
そうだ。
さっき、新作だと言って持ってきたタイヤキがあるんだが2人とも試食してみないか?
いや、ムリすんな?
[疑問形で固まったゾフィヤ>>58に、けらけら笑いながら近づいて。
ぽふっとサシャと同じくらいの位置にある頭を撫ぜ]
つか、ふつーにゾフィーのが似合うだろ。ふつーに。
― 廊下 ―
暇だなー。
[手伝いをするでもないのは逆に暇さを増幅。
――と、携帯が鳴って取り出すと。]
……くく、
逃げる前に行かなきゃいけないかな。
[肩を震わせて携帯を閉じると
目的を得た足は廊下を歩いて。]
はい。
[頷き、ミヒャエルが詳細を忘れているようであれば改めて書類で確認して]
はぁ。タイヤキ、ですね。
前々から思っていましたが、伝統とはいえ夏にタイヤキは……む、冷たい?
……。
[そうしてひとつ試食して]
悪くはないと思いますよ。
こうした菓子もあったかと思います。
タイヤキでやる必要性はあまり感じませんが。
[淡々と感想を述べた]
一瞬の違和感が過ぎれば……似合う、かもれないわ。
[やはり真顔で率直に感想を言ってから、頭を撫ぜる動作>>60にびくりとして、さりげなく一歩下がった。]
………。
私は………そんな格好はしたくない……。
それにここは女装喫茶だし……
リヒャルト君、がんばって。
[くす、と静かに笑ってカチューシャから垂れふわふわと揺れるリボンを見つめた。]
ふへたっ!!!
ひた!
ひたにふっふいた!
[冷たすぎるタイヤキに舌を噛まれたようにへばりつかれ、ぶんぶんと舌にくっついたタイヤキを振りまわす。
周りでは、ウィィ、と機械音を鳴らして鳥が飛ぶ]
[ミヒャエルの様子にやや首を傾げますが]
夏向けだそうだ。
特に問題はなさそう… か?
生徒会の模擬店で倒れられでもしたら目も当てられん。
[毒見させたとは言わない。]
ポポロ祭はタイヤキと決まっているからな。
そのあたりは仕方あるまい。
もう外部客もある程度、入ってきた頃だろう。
少し見回りをしないといけないな。
…器用だな。
[タイヤキを舌にくっつけたまま振り回す姿を見て呟きました。]
また何か新しい機械を作ったのか。
いっそ、3-Aはスイーツなんてやらずにメカを売った方が売上が伸びたんじゃないか?
原価がどのくらいかは知らないが。
アイスクリームの延長のようなものかと。
凍っているせいか元に比べ甘さも控えめです。
[オーバーなリアクションでおたおたしている副会長を平然と無視して]
そうですね。
何しろお祭りですから、何も起きないと楽観的でいるわけにも行きません。
ひーーっっと!
[苦労して剥がすと
舌は白く霜がついていて]
これ気をつけないとご老人とか食べたらたいへんかもしれねー
[ひりひりさせながら、それでも味は美味しいらしく、上機嫌で食べ]
だめだ、見知らぬ人に俺の可愛いメカ達を売るなんて!
[バン!と机を叩いて抗議]
え、ちょ、俺だってしたくねーぞ!?
[と、ぶんぶん首を横に振ったところで、調理場のほうから、うるさいと叱る声。
すまんすまん、と適当に返し]
でも、こーゆーのはともかく。ひらひらしたヤツとか、ゾフィー似合うと思うけどな。
いつもわりと、シンプルなん着てる気がすっけど。
てか。そのうち姉御が来そうなんで、俺は逃げる!
[宣伝行って来っから!と調理場のほうへ叫んで。
ふわふわと視界を邪魔するカチューシャを、すぽっとゾフィヤに嵌め。
ついでに巻き込んで走り出そうとするけれど、下がったりで手を掴み損ねたなら、またなと走って行くだろう]
[2人の様子から普通に食べられるモノのようだと確認したんです。]
悪くはなさそうだ。
これで許可を出しておこう。
アイスが中身だと想定していないで食べると少々困ったことになるのもわかった。
そのあたりは注意を要するな。
[模擬店を担当している者にいくつか指示を出します。]
これから見回りに行こうとは思ってるのだが、無理に一緒に来る必要もないぞ。
クラスや部活の方もあるだろう?
[したくない、というリヒャルトの言葉に意地悪く目を細めて]
そうなの?
リヒャルト君はノリノリで女装しているって思っていたわ。
[その後に続く服の話には軽く首を振って]
……私、あまり興味ないから。
お金があったら小説のネタ集めとか、道具とか買うわ。
[と、突然カチューシャを飾られ、それを取ろうとしていると手を掴まれ"姉御からの逃走"に巻き込まれてしまう。]
―――えっ!? ちょっと……まっ
[リボンがゆらゆらと揺れているのに気付いて、なんだか恥ずかしくなって赤くなった。]
ふむ。
じゃあ俺ちょっと部の方もみてこようかな。
ついでにこっちはこっちでも見回りするぜ。
なんかあったら
[コツコツ、と耳につけたカフスのような小さな通信機を指で叩いて]
コレで言うな。
― 廊下 ―
[サシャの後ろから忍び寄り、
背中からトントン、と肩を叩く。
相手が振り向くと同時に前に回りこんで見下ろしてみた。]
だーれだ。
[相手の反応はどうあれけらけら笑って去るのであった。
非常に子供じみた悪戯だ。]
ウチのクラス流しスイーツらしーから、
甘いもん好きなら行ってみるといいよ。
[どんなものかも一度も見ずに宣伝だけした。
これで一応"協力"を果たすことにして。]
了解しました。
同じ場所に2人いるのも非効率的ですし。
[タイヤキの表記を確認し、そうして部屋を出て行こうとして]
ああ、そういえば。
ジークムントが脱走するかもね、と副会長が仰ってましたが、会長にお任せしておけば大丈夫ですよね?
[思い出したかのようにのたまった]
俺を何だと思ってんだよ。
[確かに、楽しいことなら大抵ノリでこなしてしまうが。
少々恨めしそうにゾフィヤを見]
ええー。そりゃ知ってっけど。たまにはおしゃれしてみても良いんじゃね?
もったいねーじゃん。
[軽口を叩きつつ、逃走は真剣だ。さて、
1~2 姉御の近寄らなさそうな生徒会室へ逃げ込む
3~4 露店で木を隠すなら森の中
5~6 逆効果、姉御とエンカウント
{6}]
ポポロ祭の間は、連絡することがあったらそれで言ってくれれば問題ない。
常に持っているようにはする。
[ブレスレットに偽装された通信機を見せながら言っておきます。]
ジークが?
わざわざ山登りに興じるようなタイプでもないと思うが…。
一応、注意はしておこう。
それとゾフィヤ・サシャ・リヒャルトのあたりはマークしておいてくれ。
特にゾフィヤはまだ諦めていないフシがある。
あとの2人は面白半分に山に入る可能性が高い。
往々にしてそういう輩は準備もしていないからな。
―廊下―
ぅわっ!
[不意に肩を叩かれて驚き、後を振り返った時に前から聞こえた声にむう、と顔を膨らませる。]
ひとをからかうなー!
だれがいくもんかっ
[きーっと言い返して笑いながら去る後姿を見送り。
はあ、と僅かに肩を落として、教室へと戻っていった。]
って、うわ!
[人ごみを掻き分け、勢いつけて走り出そうとしたところで、当のイングリッドが目の前に。
ぶつかりそうになったところで、咄嗟にゾフィヤの手を離したまでは良かったが。
すてーん、とサシャばりに派手にすっ転んだ]
………何って…
何でも楽しくやる、リヒャルト君。
[手を掴まれながら走り続ける。]
…………も、もったいないって……!
そんなこと……… ……っ
[体力がないためかだんだんと息が切れ始めて返事も上手くできない。
引っ張られたままリヒャルトについていく。]
僕もそう思いますが、一応。
ゾフィヤ、サシャ、リヒャルト、と。
全員面識があるのがまた頭の痛い話です。
見かけたらそれとなく話してみます。
何かあればまた。
それでは。
[こつこつ、と耳元の端末を指先でノックして生徒会室から立ち去った]
― 廊下 ―
さて、2-Aはっと――
[と、歩いてるところでメイドの姿がふいに目の前に。]
―――え
[ぶつかる、そう想ったけれどメイドが避けて
派手にすっ転んでいったので目をぱちりぱちり。]
……リヒャルト、か?
[おそるおそる声をかけた。
サシャは見慣れているが流石にちょっと心配だった。
ゾフィヤにチラと目を向けて、また彼に戻す。]
[予想通り捗らない作業に気分転換に、美術室を出て校内を歩いていたら、遠くにごついメイドがゾフィヤを連れて走り去る光景が見えた]
……?
あれは――リヒャルトくん?
彼は女装趣味があったのか。知らなかっ――
[そちらに気を取られていると、がしっと肩を掴まれて振り返った。それは2−Aの女子の姿]
あれ、どうしたの。え?ちょっと!
[「男子捕獲隊」に捕まった...は問答無用に、ずりずりと2ーAに連れていかけた]
[やがて誰かにぶつかりそうになったのか、リヒャルトが短い悲鳴を上げて手を離す。]
えっ?
…………は、……っ
[だが急には止まれず、そのままイングリッドにぶつかってしまった。]
ああ、またな。
[立ち去る後姿を見送って。]
さて。昨日のアレを確認しにいかなければいけないな。
で… 一応、ジークに確認はしてみるか?
ポポロに興味をもつようなタイプじゃないと思うんだが。
[面倒くさがりではあるし、そもそも恋愛の噂ばかりの生き物です。
でも、じつはまさか…?]
…確認だけはしておくか。
[仕事だ仕事と言い聞かせて、まずは体育館へと向うのです。]
――おっと、
[息を切らした様子の女の子。
流れに抗う術のない体をぽふりと受け止めて。
勢いがあっただけに少々たたらを踏んだけれど
しっかりと抱きとめて]
大丈夫かい?
[と声をかける。]
画家志望 ジークムントが「時間を進める」を選択しました
― 体育館 ―
[中から異様な気配が漂ってくるけれど、客の入っている様子はありません。
嫌な予感を胸に中に入ると想像したとおりの光景が。
昨日よりも更に悪化しているプロレス研究会の作る異様な空間を前に瞳に冷たい光が宿る。]
なるほどな。
これがキミらの自重した結果ということか。
よくわかったよ。
……俺やっぱ、運命とかイラネ。
[イングリッドの声>>82に力なく頷いて]
もう、何で来るんスか……まあ、面白そうだったから以外の理由が思いつかないっスけど。
俺もうお嫁に行けない……。
[めそめそと廊下の床に座り込んだまま、のの字を描いている。
これがホンモノの女子だったら少しはいじましいかもしれないが、170を超える男子では、ただの通行の邪魔だ]
……って、あ。すまん、大丈夫か?
[と。慣性のままイングリッドにぶつかってしまったらしいゾフィヤに気づくと、2人それぞれの様子を窺った]
―2−A―
[拉致された自分のクラスで、今回の学園祭の出し物が「女装メイド喫茶」と言う事を初めて知った]
へー、それでリヒャルトくんがメイド服着てたんだね。そういう趣味なのかと思ってたけど、違ってよかった。男子は少なくて大変だと思うけど、クラスのみんな頑張って。僕は創作に戻る――
え、なんだって、僕にもメイド服を着て、手伝えって?何を馬鹿な事を云ってるの。
[クラスの女子の発言に、眉間に皺をよせて、みるみる...の表情が曇っていきました]
―2−A―
[教室にもどってきたときに、女子に連行されてくるジークムントの姿が見えて合掌しておいた。]
ジーク君ならきっと美女になれるよ!
[本人にとってはありがたくないだろう声援をかけておいて、クラスの男子の女装っぷりを遠慮なく笑う。
しかしリヒャルトの姿がないことにチッと舌打ちしておいた。]
あーあ、写真にでも残しておいて後で笑ってやろうと思ったのに……
プロレス研究会は無期限で活動停止!
首謀者は今日、明日と反省室行きだ!!
いますぐ、これを片付けろ!
[人気のない体育館の中で凍りつくプロレス研の面々に容赦ない言葉を浴びせて執行部へと指示をだす。
すぐさま現れた執行部員達が舞台装置を分解しスケジュール表のプロ研の表記に上から
『都合により中止』のシールを貼ってまわる。]
まったく。甘い顔をするとすぐこれだ。
この僕に、喫茶の給仕をしろと!
君達はそう言うのか!
貴重な創作の時間をつぶしてまで!
[珍しく怒りを露わにして、クラスメイトに反論すた。ちなみに「女装メイド」の部分に関しては、...にとっては大した問題ではない模様]
あは、楽しい運命なら歓迎だけどね。
何でってまぁ――想像通りだと想うけど?
[にーっと笑って声をかける。
のの字を書いてるごついメイドにけらけら笑う。]
接客されそこなったけど良いモン見たわ。
[大丈夫か、との声には大丈夫、と返すけど]
ただ――
か弱い女の子連れてる時は気ぃつけなきゃ。
がっちり守ってやるのが男ってもんだろ?
[腕の中のゾフィヤが落ち着くまでは抱いたまま
リヒャルトには怒りはせずもちょっと厳しく。]
[肩で息をしながら、ふらりとイングリッドから離れる。
それからようやく、
誰にぶつかったのかわかって―――]
………あっ、
わ、え、………あ
[息切れしたのと驚いたのが重なり呂律の回らない言葉を発している。
深呼吸をして落ち着いたところで、いつもの表情に戻り]
………。
大丈夫です。
すみません、ぶつかってしまって。
[そして大丈夫かというリヒャルトの問いには]
平気。……姉御ってこの人のことだったのね。
[暫くの間、肩で息をしていて周囲のことに気がつかず。
それからようやく、
誰にぶつかったのかわかって―――]
………あっ、
わ、え、………あ
[息切れしたのと驚いたのが重なり呂律の回らない言葉を発している。
慌てて離れようとしたが、体力が消耗していてできなかった。
なんとか落ち着いたところで、イングリットから離れていつもの表情に戻り]
………。
大丈夫です。
すみません、ぶつかってしまって。
[そして大丈夫かというリヒャルトの問いには]
平気。……姉御ってこの人のことだったのね。
[小さな声で呟いた。]
[サシャの声援に憮然とした顔で答えた]
当然。クラスの中の男子で一番メイド服が似合うのは僕だろう。どうみても。
リヒャルトくんは今はメイド服着てクラスの宣伝がてら学校中を走り回っているみたいだろうから、後で会えると思うよ。
[そして幾ら話をしても埒があかない事にため息を吐いた。こういう時の女の子は一歩も引かない。
時間が無駄に過ぎていくのは見逃せなくて、...は妥協することにした]
わかった。着て、給仕すればいいんだろ。
しかし、そんなに長い時間はしないぞ。
創作時間がもったいないから。
[クラスの女子たちは不満そうな顔をしたが、それ以上の譲歩が引き出せないとわかるとそそくさと...を玩具に、否、メイド服を着せることにしたようだ。
10分後には正統派メイド服を着た...の姿が2−Aにあった]
俺はもっとカッコ良い運命が良いんスけどね……。
[はああ、と盛大に溜め息を吐きつつ、埃を払いながら立ち上がり]
ヤローのメイドなんて見て何が楽しいんスか。
ジークあたりならフツーに似合いそうっスけど。髪長いし。
[そのクラスメイトに、女装趣味と誤解されかけたり、今同じような目に遭っていたりするとは、知る由も無い]
……あ、ハイ。すみません。
[厳しめの声に、表情を引き締めて、ぺこりと頭を下げ。
ごめんな、とも一度ゾフィヤに謝り]
おお? うん。何だ、知ってたん?
[ちいさな声に、良かったと頷きつつも、首を傾いだ]
―2-A―
[当然と言い切るジークムントにあはは、と笑いながらうんうんと頷き。]
だよねえ。
他のはどうみても……
[ちらりと視線をやってやれやれと肩をすくめた。
可哀想な2-A男子たちが涙していても気にしない。
そして10分後にもどってきたジークの姿はそそくさと写真に収めておいた。]
よし、これはあとでゾフィヤとかリヒャルトとかにみせよう!
[嬉々として保存している。]
んー? 女の子のコスプレは花があるけど
面白みはないじゃない?
普段ありえないことってのはそれだけで面白いさ。
ジークか。 確かに似合いそうだね、うん。
一番見てみたいのはベネディクトなんだけどねぇ。
[カタブツその2(その1はアデルらしい)を浮かべ。]
ああ、もう大丈夫そうだね。
[離れた様子にそれ以上支えはせず、
小さな声は微妙に聞き逃してもいるようで。]
― 美術室 ―
[扉を軽くノックして中へと入る。
見慣れた姿がいつもの場所に居るだろうと思っていたが部屋の中はもぬけの空。]
…珍しいな。創作中に部屋を出るなんて。
そういえばコンクール用の絵がうまく進んでない様子だったっけ。
そういうとき、想像もしない行動にでることがあるんだよね。
[誰もいない部屋の中でひとりごち、少し思案に耽ります。]
[ごめんな、と謝るリヒャルトに真顔のままふるふると首を振る。
と、そこでリボンが揺れるのに気付き、む、と眉を寄せてカチューシャを素早く外す。]
………ああ、うん…………
[イングリッドを知っている理由に、部活をしている姿をこっそり見ていたのは言えず、サシャとルームメイトだと説明した。]
サシャがイングリッド先輩の話をよく……
それで、知っていたの。
あ、私………ゾフィヤです。
リヒャルト君とはクラスメイトなんです。
[とイングリッドに自己紹介をした。]
[カチューシャを外す様をどこか残念そうに見ながら
自己紹介するのをだまって聞いて]
そ。
サシャが、かぁ。
じゃーろくでもない話ばっかり聞いてるっしょ。
[見られていたことなど知らず、笑う。]
ゾフィヤね、よし覚えた。
名前はもう、知ってるみたいだし――
アンタんとこのクラスだとそうだな。
ジークとかリヒャルトとはよく話すかな。
サシャは私としては可愛がってるんだけど。
[彼女が知っていそうな交友関係で説明。]
そりゃま、そうかもしれねーっスけど。
ベネっスか、面白いってイミじゃ、確かに適任っスけど、絶対逃げてんじゃねーかなぁ。
やっぱ、女子のが良いっスよ。下手したら犯罪ちっくじゃないっスか。
[A組のほうを振り返って肩を竦め。
短いスカートを申し訳程度に覆うエプロンを摘み上げた]
姉御は、メイドより……ギャルソンのが似合いそうっスね。
可愛いのも見てみたいっスけど。
[なんて話してると、ゾフィヤがカチューシャを外してしまったので、あー、とか漏らしつつ目で追い]
ああ、なる。姉御はサシャお気に入りだからな。
[威嚇する様子が、まんま小動物のそれなのを思い出したのか、くすくす笑って、クラスメイトだと頷いた]
[>>100、大丈夫、と言うイングリッドの顔を見て、あの日のことを思い出す。
――――まだゾフィヤが1年の頃。
小説の題材を探して学園を彷徨っていた。
体育館から聞こえる音に思わず覗いてみれば、そこにイングリッドの姿があって。
本人がどんな気持ちで部活をしていたかはわからないけれど。
………ゾフィヤの瞳には輝いて見えた。
しばらくしてその姿が消えたとき、残念だと感じていた。]
[余り大きくなく華奢な体型の...は女性物のメイド服も問題なく入る。長い髪の毛も相まってそのため違和感があまりないだろう]
別に写真撮らなくても、あの二人はこのクラスなんだから戻ってくるだろ。その時に見せれば。
むしろリヒャルトくんを写真に撮ってあげなよ。
さて、やるなら真面目に給仕をやるかな。
いらっしゃいませ。
[サシャ以外にも写真を撮る者が多いが、特に気にした様子もなかった]
― 2-A教室 ―
[各教室やクラブを回り、問題がなさそうかチェックしたあと教室へと戻ってきます。
ついでにやった文芸部の射的は →{3}]
…うわ。
[リヒャルトの女装姿はさっき見たけど、まさかジークが戻ってきているとは夢にも思ってませんでした。
部屋に入った途端、固まったまま幼馴染の姿を凝視しています。]
つか、あいつ何してんだろ。
[ふと呟くのは、その小動物ちっくな友人について。
2人が自己紹介をしている間に、携帯を取り出した]
『→サシャ
Sub:今どこに居んだ?』
[ぼーっと回想していると、イングリッドの言葉>>103にハッとする。]
噂はいろいろ聞きますけど……
私は……ろくでもないとは思いません。
ジークムント君もベネディクト君もたまに話します。
サシャは、……ふふ。可愛がりたくなる気持ち、わかります。
これからも可愛がってあげてください。
[親友の顔を思い浮かべて小さく笑った。
そしてカチューシャを外したことで「あー」と声を洩らしたリヒャルトに気がつき、背伸びしてぽんと頭に返すのだった。]
会長さんが彼は逃げそうだって言ってたかな。
残念残念。
[くすくす笑って、リヒャルトの言葉に思案。]
ま、メイドよかギャルソンのが気が楽かな。
ご主人様ー、なんて御免こうむるよ。
[肩を竦め、3-Aが男装喫茶でなくて良かったとか
参加する気もないくせに想ったとか。]
―2−A―
おかえりなさいませ。ご主人さま…
――ってアデルちゃんか。どうしたの?
[教室に入ってきた人物に、クラスメイトに教わった通りの台詞を反射的に言うと、それは客じゃなくて幼馴染だった]
おーい。生きてる?
[アデルの目の前で手のひらをぴらぴらふって見て、意識を確認]
[入学当初から問題児ではあった。
けれど部活だけは真面目に出ていた。
何でもソツなくこなす女は技術向上も早く。
そして2年生の半ば頃。
部活をクビになったのは煙草が見つかったと。
ただ、それだけのこと。
サシャでなく学園に広まったろくでもないハナシ。]
そう?
ま、こんな私にも仲間がいるから驚きゃしないけど。
サシャはホント表情のくるくる変わる面白い子。
これからもたーっぷり可愛がるさ。
[にこっと笑った。]
― 2-A教室 ―
[目の前で振られる手で意識が覚醒し…]
い、生きてるよ!
なんでそんな格好してるの…!
[自分で認可しておいてこの言い草。]
いやいや、証拠はちゃんと残しておかないとね!
[にこにことしながらジークムントに首を振った。
仕事がんばれーといいつつサシャはなにもしていない。]
似合ってたのに。
[返されたカチューシャ>>108を、しぶしぶ頭に収めながらぼそり。
サシャ評は、微笑ましい様子で聞いていた]
ま、逃げるまでもなく、ホントに忙しいのもあるんしょうけどね。
そういや。会長がラーメン作ってたっスよ。
俺がホール立つ頃には、もうどっか行っちまってましたけど。
[唯一見られたくなかった人物に見られてしまったので、吹っ切れたのか。
お嬢様格好良いですわ☆と裏声でイングリッドに返したら、通りすがった廊下の数名が固まり。通行がしばし滞った]
[ふと震えた携帯に視線を落とす。
噂をすればのリヒャルトからのメールにニヤリ、と笑みを浮かべ]
『→リヒャルト
Sub:教室だよー
本文:ジーク君の麗しい姿を見てる。』
[添付ファイルとしてとったばかりの女装姿をつけて送信した。]
「な、なんで?」って…。
うちのクラスは「女装メイド喫茶」だからだよ。
アデルちゃんも知ってることだろ?
[首をかしげて不思議そうに尋ね返した。
そして何処かにメールを送るサシャには]
何の証拠?
……まあ、写真くらい好きに撮ればいい。
犯罪とかに使うのでなければ。
[諦めの境地]
生徒会なんてやってたら普通そうだろうね。
……ミヒャエルが元気すぎるんだよ。
[汗をキラキラ輝かせているクラスメイトを
ふと思い出した。]
……女装メイド「喫茶」だよね。
ラーメンまであるんだ……ふぅん……
いいな、ラーメン。
[ラーメンが好きらしい。
裏声の声援にはけらけら笑って、頷いた。]
え…? あ、ああ、そうか…。
ちょっとショックが大きくて忘れてた。
呆れるくらい似合うな、そういう格好。
ボクが着るより様になってるんじゃないか?
[ようやく落ち着いたみたいです。
冷静になるとクラス中が忙しく動いてる中、他人事のような態度の子が気になります。]
で、サシャは何をしているのかな。
記憶が正しければキミもこのクラスの生徒だったと思うのだけど。
みー先輩が元気じゃなくなったら、槍が降るんじゃないっスか。
天変地異の前触れっスよ、きっと。
会長作じゃねーっスけど、食いに行きます?
給仕も居るみたいっスし。
[と、にやにやしながら2人に携帯の画面を見せた]
[仲間の話はどう反応していいのかわからず、ただ聞いて頷くだけで。
サシャの話をして笑うイングリッドにつられてゾフィヤもほのかに笑う。>>111]
見ていて飽きませんよね。
サシャの明るさにいつも助けられてます。
[私も表情が豊富なら可愛がってもらえたのかな……と内心思いつつ、ポケットに入っている携帯を取り出す。]
イングリッド先輩、あの……
メール。メールアドレス交換しませんか?
[ぱかり、と携帯を開いてメールがきていたことに気がついた。]
確かに、元気のないミヒャエルは偽者だ。
[ひどい言い草]
お、いいね。
ラーメンたべた……
[ぱかりと見せられた携帯の写真に目が釘付け]
うっは、似合いすぎだ……。
うんうん、こういうのんも楽しいね。
人と話をする時は、目を見るものだ。
準備でサボっていた分は本番で取り戻すといいんじゃないか。
[目をそらしたサシャの前へと回り込み]
メイドと厨房のどちらでも好きな方を選択するといいよ。
明るいっていうか小動物っていうか。
でもサシャ見てると何か楽しいよね。
素直だし、元気だし。 それに裏がない。
[そして申し出には快く]
いーよ。
大抵暇してるから時間とかも気にしなくて大丈夫。
[ルームメイトのことなぞお構いなしだ。
相手がメカ音痴とは知らずてきぱきと登録準備。]
[それは目の前の人物からだったが、メールにはメールで返した方がいいのだろうかと思い、一文字一文字低速で打っていく。
だが、途中で諦めてリヒャルトに少し近付くと]
使えるようにしたのは前に遭難したことがあるから。一応、保険。
…そのつもり。
セラフィック・ポポロに絶対会うわ。
今度の小説にしたいから。
[小さな声で呟いて、そっと離れた。]
「ショック」ってなんだよ。
それに僕がどんなにメイド服似合うっていっても、男だしね。絶対アデルちゃんが着た方が似合うって。可愛いし。
[アデルの言葉に頬を膨らませてぼそっと言う。
そのあとサシャに視線をやる]
…そう言えば。おんなじクラスだよね。
僕ですら真面目に働いているというのに、さぼりは良くないよ。
[人も巻き込もうとしている]
[でしょう、と後輩甲斐のない後輩は、うんうん頷いて]
何つーか、期待を裏切らないヤツっスね。
[にやにや笑みを残したまま、携帯を閉じ。
アドレス交換は分かるんかな、とゾフィヤのほうを見遣ってみた]
[似合っていたのに、というリヒャルトの言葉>>114にぶんぶんと首を振る。]
………はっ、恥ずかしいわ。
リボンとか付けたことないもの。無理よ。
[その格好で廊下を走っていたことを思い出し、また赤くなる。
そして携帯の画面を見せてもらうとジト目になった。>>119]
…………。似合うわね……。
[と率直な感想。
そして携帯って画像も送れるのかと感心。]
だ、だから… そういうことをサラっと言うのやめてってば…。
おだててもメイド服なんか着ないから。
[ぼそりと呟かれた言葉に小声で返し]
そもそも、自分で着るの嫌だから女装の方を認可して…
[つい余計なこと言いそうになって慌てて口を閉じる。]
[傍によってくる会長にひええっとぶんぶんと首を振った。]
あたしは準備を手伝ってたよ!
サボってたのはリヒャルトとかだよきっと!
[しかしちょっとしか手伝っていないのもまた事実だった。
厨房で、とこたえようとしたときに、数人の女生徒からじゃあちっちゃいメイドが居てもいいよね、との声が上がって青ざめた。]
ちょ、ちょっとまって!
あたしには似合わないから!
[ぶんぶんと首を振って拒否した。]
[サシャの評に自分も嬉しくなって。
イングリッドが携帯を開いたのを見て慌ててボタンをカチカチと押す。]
ありがとうございます。
えっと……あれ、ここを押せば……。………少し待ってくださいね。
…………。
[真剣な表情でいろんなボタンを押している。が、一向に操作がわからない。
ついっとリヒャルトに一歩近寄って]
…………。………ど忘れしたみたい。
登録ってどこだったかしら……。
[一段と小さな声で尋ねた。]
あたしはもうはたらいたよっ
[しかしその訴えが聞き入られるかどうかは――またべつだった。
85←50以下でメイド服に着替えさせられる。]
ん? ああ、やっぱ。
って遭難済みかよ! ホント危なっかしいな、ったく。
[囁き返すかたちだが、あまり声は潜められておらず。
額に手をあてて、肩を大げさなまでに竦めてみせ]
保険とか言ってねーで、何かあったら連絡寄越せよ。
[空振りしようが構わず、離れる黒髪をぽふった]
あたしはもうはたらいたよっ
[しかしその訴えが聞き入られるかどうかは――またべつだった。
15←50上で無事に逃げられる。50下でメイド服。]
付けたことねーんなら、付けたら良いじゃん。ムリってこたねーだろ。
そうそう、丁度小物売ってるクラスもあるんだし。
[似合う、という呟き>>126には、まったくもって同意だったから、笑いながら頷いていたが]
ん、これだよ。メニューの下に、ボタンの機能表示されてんだ、ほれ。
[囁き>>129に、笑んだままだけれど茶化すわけではなく、画面とボタンを指差して教えた]
サシャは料理が得意な方ではないよね?
ならメイドの方が無難だろう。
[話し込んでいる数名の女生徒へと指示を出し]
確か、右から2番目のバッグにエプロンドレスのタイプが入っているはずだから着せてあげるといい。
着てみて似合わないと思ったらやめればいいさ。
[やめさせる気は毛頭ありません。]
うんうん、期待どーり綺麗だ。
[くすくす笑って。
ゾフィヤが手間取っている様子にクビをかしげる。]
うん?
[リヒャルトに何事か聞いているのにぱちりと瞬く。
何となく状況がわかったか]
登録してあげるのは簡単だけど、
自分でやらなきゃ覚えないからね。
待ってるからゆっくり。
― 廊下 ―
女装で走り回る男、というのはどこだ。
もう解決したのか?
恐らく2-Aだろう。注意を入れておく。
[くいとメガネを中指で上げて、見回りを続ける。時折端末に入る通信には指示を入れたり直接顔を出したり]
ああ、そこはそうして……
そんなことまで持ってくるな。
ただのクレーム処理は主に個々で対応しろ。
[二人の会話が聞こえる位置でもなく、
また聞くつもりもないので瞬くだけ。
そういやジークは結局どうするんだろう。
ポポロ祭は始まったがさて――
とセラフを見たいと言っていた彼をふと思い出した。]
[遭難したことを口走ってしまい、しまったと思うがもう後の祭り。]
……平気よ。
1日くらいなら食べなくても生きていけるし、あの時は木の実があったわ。
…………。
[しれっと言ってから、アデルに長々とお説教をされたことを思い出す。
もしや心配されていたのかなと考えると何か持っていた方がいいと思い。]
………そうね…。
なにかあったときは連絡する、つもり。
[えぐうぐと泣きながら戻ってきた数分後。
どこぞの国の少女のようなエプロンドレスタイプのメイド服はふんわりとしたスカートだった。
似合わないのにー、と嘆きつつ。]
生徒会長もメイド服きればいいんだよ!
[八つ当たりのように叫びながらしょうがなく仕事を始める。
そのうちリヒャルトやゾフィヤに見られたら顔を真っ赤にして逃げ回ることだろう**]
ん?僕は思った事を正直に言っただけだよ。
僕とアデルちゃんの仲でそもそもおだてる必要ないじゃないか。
[その後のアデルの言葉に眉を顰めた]
ひ、ひどい…。アデルちゃん。
自分が着たくないからって、僕に着せてもいいって思ってたんだ…。
[泣き真似をしてみた]
あ、サシャくんもメイド服着るんだ。
サシャくんもメイド姿似合いそうだよね。
[生贄ができたとばかりににやりと嗤った]
……なんだと?
おい。
もう少し詳しく。おい!
[端末から応答が途切れる。相手は噂の2-Aの女子だった。大変だから急いできてくれ、とのことだが詳細もない]
……まったく。
報告連絡は正確に、といっただろう。
面倒な。
[頭が痛そうに眉間を押さえ、2-Aの教室に向かって]
おい、どうし……。
[満面の笑みを浮かべる女子の一人に腕を掴まれた]
……なんだ。
離せ、暑い。
いや、よ……。
身を飾るなんて、恥ずかしい。
[リヒャルトの言葉>>131に着飾った自分を想像して赤くなってしまう。
それを隠すように首を振ったが、やがて登録の方法を教えてもらうと、何度も頷いた。]
………。あ、そっか。うん、わかった。
……お待たせしました。
[待ってくれているイングリッドに慌てて向き合って、ぎこちない様子でボタンを押していくとようやく登録ができた。]
[お待たせしました、にはクビを振り
こちらも登録を済ませる。]
練習でメールとか寄越してくれてもいいよ。
使えるとやっぱ便利だからね。
[などと言っていると着信音。
そのままメールを読むと、「げ」と一言]
何やってんだか……
イーファが何かやらかしたみたいだから
ちょっと行ってくる。
[溜まり場の身内のことらしく、リヒャルトにそう告げると]
時間あったらあとでラーメンいくわ。
[と手をひらひら振ってひとまず*そちらへ*]
おま……ジークみたいなこと言うな。
そのうち、ミューズがどうのとか、洗脳されんなよ。小説のカミさんとか知らんけど。
[胡乱げな視線を遣りつつ、ぼそり]
おう。せっかく覚えたんだしな。
生徒会の仕事もあるし、ボクはいいの。
[サシャの言葉を聞けば即座に否定する。
周りから期待を篭めたような視線が向けられていたがあえて無視。
幼馴染の言葉には痛いところをつかれたようにうろたえるかも。]
え…? そ、そういうわけじゃ…。
ジ、ジークは似合うんだからいいじゃない。
あ、はい……っ。
あの……機械苦手なので、その…変なメールですけど、……笑わないでくださいね。
[練習でメールを、と言ってくれるイングリッドに消え入るような声で返事をし。
去っていく姿に手を振り、見送った。
やがてリヒャルトをちらっと見上げて]
………さっきは、登録方法、…ありがとう。
リヒャルト君いなかったら先輩の前で恥をかいていたわ……。
[と、ぼそり。]
予想通り、サシャくんも可愛い。
[サシャのメイド姿にほぅと感嘆の声。
ついでに周りの人と同じように期待を込めた視線をアデルに向ける]
そういう問題じゃないでしょ。
僕がメイド服が似合う事と、アデルちゃんがメイド服着なくてもいい理由は繋がんないよ。
そもそも「生徒会の仕事がある」っていうけど、それならベネディクトくんはどうなのさ?
[同じく生徒会の筈の同級生を思い浮かべて質問する]
………ジークムント君も同じこと言っているの?
絵は好きだけど、洗脳はされないわ。
私は小説一筋だもの。
小説の神様っていたかしら……。
[ふと先程の会話で、離れたのに髪をぽふっとしたリヒャルトの動作を思い出し、僅かに頬を染める。
触られるのは得意じゃないのに……と内心呟き。]
へ。恥ずかしい?
[予想外の言葉>>138に、ぱちくり瞬いて鸚鵡返し。
女子って分からん、とばかりに首を傾げながら、赤くなった顔を見つめていた。
そのうちに、登録をゾフィヤの手で成功させれば、立ち上がるのに成功した子供を見守っていた親のように、おめでとー、と拍手して。
さてラーメンを食べに行こうかとしたのだけど]
イーファが? 学祭中は、外のヤツ多くてメンドいのに。
お疲れ様っス。
[敬礼のようにお辞儀をして、イングリッドを見送り。
ちらり見上げるゾフィヤに、どーいたしまして、と笑った]
恥にはならなかったと思うぜ。姉御、気にさせるヒトじゃねーし。
頑張ったな。進歩じゃん、自分からメアド訊くなんてさ。
[えらいえらい、とぽふろうと手を伸ばしてから。
行くか、と足を教室へ向けた。
途中、ポポロ型に抜かれたクッキーを見かけたから、一袋小腹対策に買ってから。
さも、客のような顔で喫茶のテーブルについて、新たに増えた、ちいさなメイドを、すかさず携帯で撮っていたりするだろう*]
ベネディクトはいないじゃない…。
[ぼそりと反論してはみるのですけど、周りの視線に耐えかねたように。]
ああ、もう、わかったよ。
着ればいいんでしょ、着れば…!
しょっちゅう聞いてる気がすんな。今度、メシについてどう思ってるか、訊いてみ。
[やれやれ、というように、溜め息つきつき]
小説も絵も、芸術じゃねーの?
ジークが、ゾフィーの小説モチーフにした絵とか、描いたらおもしれーのに。
つか、もうあったりすんのかね。
[なんて、取り留めない話をしていると、頬を染めるものだから。
何かマズいこと言ったか俺?!と内心、気まぐれなりに悩んでいたり、していたのだった*]
女の子のパワーをなめちゃいけない。
アレに睨まれたら最後、あのベネディクトくんもきっと捕まってしまうに違いない…。
[実体験からの台詞は物凄く実感が籠っていただろう。その後のアデルの言葉に、嬉しそうにアデルの頭をぽんぽん撫でた]
そうそう。着ればいいよ。
ああ、とってもメイド服のアデルちゃんは可愛いんだろうな…
[ちょっとテンションあがりました。
メイド服のアデルを見たら褒めまくり、そして携帯で写真を撮っているリヒャルトにその写真を...の携帯に送るように頼んだりしただろう**]
[鸚鵡返しされた言葉>>143にこくんと頷く。
それからは登録に必死だったから見つめる視線には気がつかず。
拍手されると恥ずかしそうに困惑してみせた。]
うん…、もっと上手に携帯を使えるようになりたいわ。
携帯というか、メール、かしら……。
[リヒャルトの手が頭を触ると足を進めて避ける。
途中いくつかお店があったが、ゾフィヤは何も買わずに教室へと辿りついた。
そこに親友の可愛い姿があれば楽しそうに目を細めてそれを見遣るだろう。]
― 教室 ―
[にこやかに着替えさせようとする女子達を強く振り払うことも出来ず、ずりずりと引き摺られながら]
だから僕は仕事が忙しいと言っただろう。
こんな処で手間取ってる暇はない。
代わりに喫茶店としての準備は手伝っただろう。
だから……は。
[引き摺られた先では
0~50 会長がまだ着替えていた
51~ 会長はもう着替え終えていた]
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