情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
[網まで使って捕まえてきた様子からするとベネディクトも逃げ切れないというのは、あながち間違った推測ではないだろう。
深く息をついて諦めたのか、やや顔を赤くしてそのまま頭を撫でられている。]
そんなに期待してがっかりしても知らないよ…。
[そのまま他の女子生徒に連れられて着替えにいきました。]
……そうなんだ。
今度ジークムント君に聞いてみる。
小説も絵も創造するのは一緒かしら。
お互い絵を見たり小説を読んだりして、刺激にしている……かな。
[とリヒャルトの心の内はわからずに、他愛のない会話を交わし、教室にたどり着いた。]
[あまり気乗りしない様子で着替えていると扉が開きます。
開けただけでは、中が見えないようにパーテーションで仕切られているので誰が入ってきたかはわかりません。
ふと、そのまま振り返り入ってきたベネディクトと目が合いました。]
・・・・・なっ!?
[とっさに持っていた服で前を隠して手近なものを投げつける。
→66 50以上だったら命中します。]
― 廊下 ―
ふー、あぶないあぶない。
[イーファを何とか逃がしたらしい。
それからルンルンと2-Aに向かうのであった。]
ラーメンラーメン♪
[顔出し、リヒャルトがまだいればひらりと手を振って
ジークを見つけると笑うよりはホメまくったりもして。
ゾフィヤにはウインクを送り、サシャのメイドに和んだり。]
ば、ばばばばばばか!
ちゃんと中に誰がいるか確認くらいしろ!!
くわっ!?
[目を閉じた瞬間に顔に何かが命中し、もんどりうってぶっ倒れた]
……つう。
フレームが……。
[顔を押さえながらずりずりと女子に引き摺られて部屋から退場させられる]
あ、イングリッド先輩……。
[ウインクを送られると、どうしていいのかわからず頬を染めたまま立ち尽くした。
接客を試みたが、出遅れている。きっと他の生徒が声をかけているだろう。]
…………。
[すとん、と端の椅子に座ったままメールを再開する。
その時、奥から何か当たったような音がして首を傾げた。]
[手早く着替え終わると元の教室へと戻ります。
直撃してしまったベネディクトに謝り、
やたらとテンション高く褒めまくるジークから逃げ回ってみたり、写真を撮っているリヒャルトに文句を言ったりしつつ、厨房へと準備のために入って行きました*]
[熱心に打っているメールはイングリッド宛てで。テスト送信してみようと思っていた。]
『Sub:no-title
本文:てすとです いらっしゃいませ』
[何度か書き直しているうちになんとか小文字を使えるようになり、ほっと安堵して送信した。]
[顔を押さえたまま2-Aの教室へ。やがて会長が現れれば沈黙し、その間にジークムントが勝手に褒め言葉を言ったりしただろう]
……ふぅ。
[隅の方、壁に身体を預ける。イングリッドが教室に顔を出せば、おろおろしているゾフィヤに口元を歪めたり]
[接客にきたのはリヒャルト。
サシャは当然自ら寄ってはこないだろう。
ラーメンを注文すればやがて出てくるのに手をつけて]
まいうー。
まさかこういった出し物でちゃんとしたのが
食べられるとは想わなかった。
やるじゃん。
[へらっと笑って上機嫌。
そうしてふと視線を流した先にアデルの姿を見つければ恐らく女装したどのメイドより驚きの表情でぽかんと見て。]
あ。
[声をかける間もなく消えていき、舌打ち。]
[携帯が鳴る。
また誰か何かしたかとメールを開けばゾフィヤ。]
やけに熱心に携帯叩いてると思えば。
[ひらがなの短文に一生懸命さが垣間見えて
くすっと笑った。]
subject:届いたよー
『メール成功だねー。
うん、ラーメン美味しいよ。
ネタだけで終わらない根性がイイ。』
[さらさらっと打ち返し、
送信ボタンを押すとゾフィヤに笑いかけた。]
[サシャにも1つメールを書いていく。]
『Sub:no-title
本文:これからはけいたいもつことにしたわ
なにかあったられんらくしてね』
[長文だったために、やや時間がかかる。
打ち終わるとふぅと息を吐いて、送信した。]
[顔を覆っているらしきに目を細めて見つめ
隅っこの壁に居るのにふむりと思案。]
えい。
[うっかりを装い床に水を零した。
「えい」という言葉は幻に違いないのだ。]
……おい、誰か。
[水を零したのを見て手の空いている者はいないかと見回す。けれど誰もが忙しそうで、イングリッドはにやにやとこちらを見ている。嘆息して]
仕方ないな。
[グラスに水を汲んで持っていく。空いたグラスは下げて]
すぐに片付けますので少々お待ちを。
[こちらを見ているのを気付いてない素振りで下がろうとした]
[おろおろしていた姿をベネディクトに見られたことには気付かず、座りなおしてメールを打っている。
やがて騒がしい気配に顔を上げると、メイド姿のアデルが。]
アデルさんが……着るとは思わなかった……。
[きっと嫌がる男子が多くて仕方なく着ているんだろうな、と思う。自分にまで回ってこなければいいけれど……。
そしてマナーモードにした携帯が震え、返事がきたことを知らせると僅かに口元を綻ばせた。]
ありがと。
[ベネディクトがグラスを運んできて
何事もないかのように下がろうとしたので
服をくい、とひっぱり]
逃げなくていーじゃない。
笑い者にしよーってんじゃないし。
[にっこり笑ってみる。]
[水の零れる音にメールを読んでいる顔を上げる。]
あ、………
[思わず腰を浮かせ、どうしようか思っているとベネディクトが片付けているところだった。]
…………
[辺りをきょろきょろ見るが皆忙しそうで。
逡巡した後、掃除用具から雑巾を取り出して、零れた水を拭う。]
怪我……ありませんか?
[と、イングリッドに尋ねた。]
いえ……
何か御用でしょうか。
[服を掴まれて振り返り、あくまで仏頂面で問う。ゾフィヤが床の片付けを手伝ってくれれば微かに微笑んで]
ああ、有難う。
助かった。
用は特にないけど。
[仏頂面につまらなそうに呟いて。
ゾフィヤに向ける表情にはぱちりと瞬き]
そーゆー顔も出来んのね。
もっと笑えばいいのに。
私には向けたくないのかもしれないけどねー。
[けたりと笑うと、ゾフィヤには]
ううんー、大丈夫。
ごめんね、お仕事増やして。
はぁ。
[そういうことを言われた例がないのか、若干困惑したようにメガネを上げて返答に窮し]
そういう意味では……
いえ。
[言葉を綴ろうとするが、それを区切り]
それでは下がらせて頂きますね。
引き続きお寛ぎください。
[そうして下がろうとした]
[ベネディクトの言葉には首を振り。
やがて拭い終わると立ち上がった。]
平気です。
掃除とか……慣れていますから。
怪我がなくてよかったです。
[そうイングリッドに言いながら2人の会話を耳にしていると、邪魔しない方が良さそうに思えて雑巾を片付けに去った。]
……。
そろそろポポロ探しのために動かなきゃ。
[雑巾を片付け終わるとそのまま教室を出て、パンフレットを取り出す。
パラパラとページをめくり、足は真っ直ぐ生徒会へと向かった。**]
――ベネディクトは逃げそうだって。
何人かが言ってたのに
[おもむろに、そんなことを言い出して]
生徒会の仕事もあんのに来るなんてさ、
ガッツあるじゃん。
[おくつろぎください、にはウインクを返し
引き下がるを留めるはせずに。]
ん。 何かホント、悪いことした気分。
[わざとだとは言えないので小さく反省。
雑巾を片付けにいくゾフィヤを見送る。]
『Sub:Re:届いたよー
おいしくてよかったです
わたしはきょうしつをでますが ゆっくりしてください』
[まだ長文メールは慣れず、完成前に生徒会室に到着してしまった。
入り口で立ったまま、残りを打っていく。
はて、誰がラーメンを作っていたかしら…と疑問に思いながらイングリッドに送信。**]
[それはゆったりと紅茶を飲んでいるときのことか。
携帯が鳴ったので取り出すと差出人に頬緩め]
どれくらい時間かけて打ってたのかな、コレ。
[返信ボタンを押して、文面を考える。]
『subject:Re:Re:届いたよー
ゆっくり紅茶、飲んでるよ。
ゾフィヤの可愛いメイドも見たいな。
なんて言ったら困っちゃう?
でもマジだから撤回はしないけど。
またメールしようね。』
……あんまり長いと困るかな?
ま、いいか。
[相手からの長文を望むわけではないから、と
送信ボタンを*押した*]
ゾフィヤ・サシャ・リヒャルトね。
あとはまー、イングリッドは相変わらずだろーし。
[言いながら生徒会室をでて、暫くは自分のクラスの手伝いに戻ることにする。
廊下でふと、ごつい男子がメイド服を着たのを見て足を止め]
…あー、オレも去年させられたわ…
ま、伝統だと思ってバンガレ。
[ぽふり
肩を叩いたとか叩かないとか]
[それから暫く歩いていたけれど、不意に立ち止まり耳を抑える。
口元を手で覆い、通信機に向けぼそぼそ暫く言って。
くるりと後ろを向き、廊下を体育館に向けて爆走しはじめた]
ゾフィヤ・サシャ・リヒャルトね。
あとはまー、イングリッドは相変わらずだろーし。
[言いながら生徒会室をでて、暫くは自分のクラスの手伝いに戻ることにする。
廊下でふと、ごつい男子がメイド服を着たのを見て足を止め]
…あー、オレも去年させられたわ…
ま、伝統だと思ってバンガレ。
[ぽふり
肩を叩いたとか叩かないとか]
[それから暫く歩いていたけれど、不意に立ち止まり耳を抑える。
口元を手で覆い、通信機に向けぼそぼそ暫く言って。
くるりと後ろを向き、廊下を体育館に向けて爆走しはじめた]
ええええ?!
プロ愛会、中止ッ?!
頑張ってたのに!
[言われた言葉に叫びにもにた声をあげ
体育館へと走る。
どうやらそれなりに気にして居たようだ]
― 体育館 ―
ばーっか、お前らやりすぎだよ。
会長の頭がかてーのは判ってただろー?
[はああああ、と大きな溜息。
頭を抱えて座る副会長の周り、周りで屈強な男達が放送部が拒否するような格好でしょんぼりしている様子は、目も当てられない。
あたりの舞台装置は分解され、扉には「中止」とでかでかと紙が張られて居る]
なんとかしてやりてーけど…
もう、遅かったなぁ。
ごめんな、もうちょっと自重の方向とか、見てやれればよかったな。
[一年生の頭をぐりぐりと撫でる。
――自分よりも長身だったけれど気にしない]
……ん? 鍋でも落ちたかね。
[良い音>>152が聞こえてきて、首をかしげていると、アデルが今度はメイド姿でやって来た>>155。
文句を言われても、へらりと交わすだけで、写真を撮る手は止めない]
しかしお前も、似合うだろーと思ったが、ここまで似合うとはなぁ。
いやー、男にしとくの勿体なくね。
[そんな彼女を褒めまくるジークムント>>146に、にやにやしつつ写メ送信。
給仕も良いけど自分も何か食えよ、と話していたせいか]
……おお!?
[隅のほうに居たから、ベネディクト>>156が居るのを知らなくて。
イングリッドにラーメンを持っていって>>157初めて、気づいてびっくり。
とりあえず、写真は撮っておいた。
自分が作ったわけではないけれど、褒められたので嬉しそうに笑いながら、機嫌良く後の接客もしていたので。
その後イングリッドの席で起こったちょっとした出来事は、気づかなかった]
まー、こーなったもんは仕方ない!
よしお前ら、うちのサッカー部手伝え。
[ばしり、プロレス愛好会の男達の背を叩く。
反省室へ行った会長は仕方ない、と肩を竦め]
……おいおい、会長に見つかったらどやされっぞ。
プロ研が中止にされたの知らねーのか?
[喫茶も終わり、半日ぶりに自分の服に袖を通すと、それだけで開放感。
腕をぐるぐる回しながら、さて夜に向けて準備するか、と寮へ向かっていると、怪しげな露店を発見した。
『ポポロ捕獲網』と夜光インクで書かれた看板。何処の出し物やら]
ま、いいや。一個くれ。
[タイヤキ型の網を一個貰う。
捕まえたいわけではなく、単にパッケージのポポロが、手描きながら可愛かったのだ。
おやつも持ったし、水も持った。あとはこっそり山へ向かうだけ、なのだが]
ん?
[その、中止になった筈のプロ研が使っていた体育館から声がする。
幽霊か?とわくわくしながら覗き込むと]
何だ、みー先輩か。
[残念そうに呟いた]
ん?
[声に振り返ると、がっかりした様子の後輩]
あれ、お前プロ愛好会にも入ってたっけ?
これ履きたいのか?
[片付けさせている、黒のブーメランパンツをひらり]
え、たぶん違うんじゃないスかね。
[曖昧でしかも他人事だった。
しかしひらりされた布切れには、はっきり首を振る]
俺、ノーマルな男子なんで。ヤローの露出に興味ないっス。
じゃあ誰の露出なら興味あるんだ?
[よい笑顔をにっこりと作ってみた。
窓の外は夕焼けも橙で、プロ愛好会の男子の幾らかは言われた通りサッカー部の夜の展示か片付けに出て行って居る]
…多分ってなんだ多分って。
お前自分の入っている部活も覚えていないのか?
『ブカツー ブカツー』
[肩に止めた機械の鳥が音を立てる]
そりゃ可愛い女子っスよ。当然。
チラリズムも捨てがたいっスけど……って何言わせてんスか!
[ノリツッコミしようとしたら、狙いがずれて鳥のクチバシに、さくっ。
今は可愛らしいが、痛かった。手を押さえてちょっとしゃがみ込みながら]
んー、その場のノリで入ってるらしいんで。
そもそも幾つ入ってるか覚えてないっス。
[へらり笑って空を見上げる。本物の鳥が、群れを成して飛んで行った]
そうかそうか。
そうだよなー、うん。
[手を抑えてしゃがみこむ様子に、ぱちり目を瞬いて
その手を取ってみようと手を伸ばしながら]
お前そんな無責任な事じゃモテねぇゾ。
…ってもそういうトコがいいって女子も居るんだろーけどさ。
血、出てるな。
[鳥の尖ったクチバシは、パクパクと開閉する。
リヒャルトの手首をぐいっと掴み、眉を顰めて]
わり、コイツ結構危ねぇな。
医務室行くぞ。
[足を踏み出した]
まあ、個人のシュミを否定はしねーっスけど。俺と関係ねートコでやってんなら。
[と、ひらり揺れる中止の紙切れを見ていたら、手を取られ]
モテんのは、ジークとかベネとかに任せるっスよ。
姉御たちと遊び歩いたり、サシャと馬鹿やったり、そーゆーのの方が楽しいっスもん。
えー、や、たいしたこと無いっスけど……ハイ。
あ、これを機に、やっぱりもふもふ方向に転化したら良いと思うっス。
[ぐ、ぱ、と手を開閉させて、問題ないとアピールしてみるが、自分の怪我は治せないので、大人しくついて行く。
空いた手が、所在無げに、胸元の十字架を弄った]
こゆとき治癒魔法でも使えたら便利なんかなー。
[言いながらぐいぐいと医務室へ向けて大股で歩く。
辿りついたけれど、どうやら先生は不在の様子。
仕方なしに、色々な棚や抽斗を開けたりしつつ]
もふもふ?
お前本当、好きだなぁ。
女子みてー。
[最期のひとことは からかいの声音]
便利っスけどね。利己的な人間にはキビしーもんが。
何でも治せるヤツなら良いんでしょうけど。
[椅子に座って、くるくる回りながら半ば独り言。
血が垂れそうになったので、ぺろり舐めて顔を顰め]
む。男子ならすべからく思うはずな、可愛い女子が好きーの延長みたいなもんっスよ。
……逆か?
[女子みたいと言われれば、ますます顔を顰めるのだけど。
自問自答で、すぐ表情は戻る]
…逆?
[意外とてきぱきと消毒液やら何やら取り出して
手の怪我の治療をし、くるくると包帯を巻く。
一応メカについた潤滑油などの心配をしているようだ]
もふもふといえば。
…お前、ポポロさがそうとか思ってないだろーな?
[要注意マーク人物と挙げられて居た事を思い出し
軽い口調で簡単に、問いを置く]
可愛いモンが好きだから、可愛い女子も好きなんかなぁ、と。
[綺麗に包帯の巻かれた手を、ひらひらさせつつ礼を述べるも]
みー先輩が女子だったら、ときめく場面かもしんないけどなー。
[とか言ったりする。
問いにはしばし考え]
思ってても行かないかもしれねーし、思ってなくても行くかもしんないじゃねーっスか?
[なんて答えた]
ばーか、何がときめくだ。
んな事言って、「写真部その実態は腐女子の集団」の奴らに聞かれたらまた凄い事になるぞ。
あいつらの展示見たか?
ベネディクトの眼鏡外した写真がえらい値段ついてたぞ。
[笑いながら拳でごつりと額を突き
続く言葉には、ふーむ、と顎に手を当てて考えこむ仕草]
俺らも別に意地悪で行くなって言ってんじゃないんだぞ。
危険だからやめろっつってんだ。
だから――
…万が一探しに行って
万が一迷ったら、ちゃんと道に出るんだぞ。
暗い山森ん中は、危ない。
[真剣なんだかそうじゃないのだか
判らないような音の声に口調は真面目
肩の鳥はまた、ウィイ、と音を立てて小首を傾げた]
…―でも行かないのが一番だ。
…こいつ、ぜってー行くな…
[はあ、と通信機にしか聞こえぬ程の小さな溜息と声
スイッチを入れっぱなしの通信機からは、二人の会話も丸ごと聞こえるだろう]
何か、写真部女子を敵に回すようなこと言ったっスか?
つかベネは、本人気づいてねーだけで、フツーにモテんだし、写真部がきゃーきゃー言うのはまあ、分かるっスけど。眼鏡あんのと無いのと、何が違うんスかね。
[怪我人に何するっスか、と額をさすりさすり。
真顔で、らしいと言えばらしいのだが、ズレたことを言う先輩に、けらけら笑う]
まあそもそも、迷ってたら道も分からんっスけど、分かりました。
そう言うみー先輩こそ、ポポロに興味無いんスか。
生徒会は、見張りに山行くんスよね。
だったら偶然、ばったり見つけるかもしんないじゃないっスか?
む、それはそうだな。
[迷っていたら道も判らん、には思わず頷き
続く言葉には、ぐ、と拳を握り締めて]
俺の仕事はポポロ探しに明け暮れる不良共を取り締まることだ!
色恋の為にそれをないがしろにする事はできん!
偶然ばったり見つけたら…その時は、その時かんがえる!
[ダン!と足を踏み出しふるふると上を見る。
『ヨッ カッコイー 』などと言う鳥は
多分プログラムされていた動きなのだろう]
今のうちに殴り倒して寮の自分の部屋で簀巻きにして転がしておくのが一番面倒がないかもしれんな。
[結構まじな口調で爽やかに言い切ります]
…それは流石に、俺、風紀委員に何言われるか。
行くそぶりでも見えたら、かな〜。
[会長の爽やかな言葉に返す言葉は口調こそ軽くても
彼は彼なりに生真面目なのだ。]
よっ、ニホンイチー。
[ニホンて何だっけ。深く考えずに、鳥と一緒に合いの手を入れたが]
……ん? てことは別に、イロコイに興味ねーわけじゃないんスね。
[感心したような、からかいのような。微妙なにやけ顔で首をかしげた]
…なんだ、お前俺の事どういう目で見てたんだ。
本気で写真部(と言う名の腐女子の集団)が大喜びするような趣味を持っていると思ってたのか。
確かに男子とつるんでいることの方が多いけどな。
[ぐ、と握りこぶしを作り肩を怒らせたまま
にやけ顔を、きょとり、見詰めた]
? 写真好きだったんスか?
てっきり、メカが恋人だと思ってたっスよ。
やー、みー先輩も生身の男子だったんスねぇ……。
[きょとりとする先輩を、しみじみと肩叩いてみた。ぽむぽむ]
…お前、写真部の実態わかってねーな。
いや、俺はお前のそーゆーとこも魅力的だと思ってるよ、うん。
[此方もしみじみとすると お互いぽむぽむと肩を叩く形に]
…いや、まぁ、うん。
メカが恋人、は否定はしないけど。
今はな、今は。
お前、好きな子いたりするんか?
あんま、文化系の部には縁無いっスからね。
[魅力?ときょとりしながら、ひとしきり肩を叩き終え]
好きな子っスか。可愛い子はみんな好きっスよ。
[へらり。とりあえずはそう答えた]
…ほんと適当なのな!
[手を伸ばしてごりごりと
自分より背の高い後輩の頬に拳をめり込ませながら]
喰えねー奴。
お前見張り中に女子と2人のトコとか見たら
頭上からタライ落としてやるからな。コイツで。
[肩の鳥を指差すと、『タライー タライー』とかなんとか ぱたぱた羽根を動かしながら]
こう、好きな子が居るーとかいうやつが
基本的に探しに行くんだよなー。
と思ってカマかけてみたけど
俺には無理だった。うん。
出来ない頭脳労働はやめておこう。
[はあ、と溜息と共に呟きが零れた]
先輩として忠告しといてやろう。
好きな子が居るならポポロなんてモノに頼るんじゃなくて
こう!自力で!自分の手で!もぎとるんだ!
それぞ健全な青少年!
[ぐ、と握った拳を空へと突き上げた!]
恋愛のお呪いばかりだからな、ポポロの噂は。
だから例年は女子が多いわけだが…。
男子をマークしないといけないとは想像してなかった。
[マークする人数が増えたことに憮然とする。
どうやら本気で幼馴染を疑う必要もありそうだ。]
[生徒会で山の地図を見ていると携帯が震える。
ぱか、と開けてイングリッドからのメールを読むとほんのり顔を赤くして俯いた。]
『subject:Re:Re:Re:届いたよー
わたしはあのふくにあいません
きるのはずかしいです』
[送信してから1つ書き忘れたことに気付く。]
『subject:no-title
めーるまたつきあってください』
[急いで打ったものだから指が攣りそうになる。2つのメールをイングリッドに送信した。]
あだだ、いはい、いはいっふ。
[ふごふごと、ごりられた頬をさすりさすり。
と、頬を両手で挟んだまま]
ヤダ先輩、嫉妬ですか。リヒャ子困っちゃう。
[きゃぴ☆と効果音の付きそうな裏声で、わざとらしい瞬きと共にそんなことを言い]
タライ……良いっスけど、たとえば俺が会長にとっ捕まった場面だったりしたら、避けた場合の被害が楽しいことになるっスね。
[飛び回る鳥に、運べんの?と見上げてみたり]
ま、俺も頼る気はねーっスけど、お守りとかきっかけみたいなモンじゃないんスか。
ただまー、健全な青少年のが免疫無くて、そーゆーの頼って山登りそうっスけどね。
[なんて、にやり笑い。んじゃまた、と荷物を手に、走っていく方角は寮でないだろう*]
[山の地図をメモ帳に記す。
といっても、図を書くのは得意ではないのであればまし、という程度。]
…………。記憶が頼りね……。
[書き終わればずっと地図と向き合う。
そのうちに日が沈み始めたので生徒会室を出た。]
[リヒャルトの言葉に耳を傾けつつ
ぐ、と握った拳を突き上げたポーズのまま固まっていたが
その後、走って行く彼の方向に、あ!と声をあげ]
やっぱお前、そのつもりじゃねーか!
何がお守りだ!
[舌打ちをひとつ。
はああ、と肩を落として通信機である耳についた小さな機会をこつこつ、と指で叩き]
あー、やっぱりリヒャの野郎は山行く気だ。
マークマーク。
[通信機に向けて言ってから
肩に鳥を留まらせた侭医務室から廊下へと出た。]
/*
なんか 客観的に見直したら
まるで 自分が リヒャルト好きみたいに見えて
びっくりした。
いや 好きだけどそういうんじゃなくて!!
ちがうんだ!ちがうんだよ!!!
こう恋愛推奨村だからそっちの方向に話を
ちらちらもっていけたらなって思っただけだよ!
[校舎を出て歩いていると、体育館の方からプロレス研究会の面々が走ってくる。
かろうじて上着だけは羽織っていたが、それでも耐え切れず冷ややかな瞳で見送った。]
…………。
[なんとなく悲しげだったので、何かあったのだろうかと体育館を覗けば、そこにミヒャエルの姿があり。]
………ミヒャエル先輩、こんばんは。
プロレス研究会、中止になったんですか?
[と、舞台装置が解除された中を見て尋ねた。]
[とりあえずリヒャルトを追う事はせず。
体育館の方へと戻ると、未だ哀愁漂う男達の姿。
どうやらクラスを手伝ったりした隙間、やはりまた此処で戻ってきてしまったりするようだった]
あんまり気ぃ落とすなって。
[ぽんぽんと肩を叩き。
ほぼ跡形もわからなくなったくらい進んだ解体を眺めて居ると、声>>202が聞こえ振り返った]
お?ゾフィか。
うん、まぁ色々やりすぎたっつかなんつかで会長の袋の尾が切れたのさー。
[どうにもやはり、困ったように苦笑いをして彼女の方へと歩み寄った]
アデルさんが………。
…………わかる気がします。
[こくこくと頷いて、アデルに賛同する。]
準備期間中にちらっと見ましたが、あまり趣味がいいとは思えませんでした。
男子生徒は、ああいうの好きなのかしら?
[肩をすくめて尋ねてから、機械の鳥が目に留まり興味深そうに見つめる。]
その鳥、ミヒャエル先輩が作ったんですか?
すごいですね。……どうやって作るのかもまったく予想ができません。
[続いた言葉に、ぱあっと一瞬で笑顔に綻んだ]
すごいだろ?!だろ?!
俺って天才だろ?!
コレな、AI搭載でこの右目と左目両方にレンズ入れてあってさ、相対的に3次元で自分の位置を把握した上に、音声からの認識も…
[鳥を褒められると、早口で捲くし立てる。
手に鳥を掴み、首を傾けさせたりひっくり返したりして指差しながら、説明をするけれどきっとゾフィアにはわからない単語もいっぱい飛び出している筈]
[真顔で告げられると、ゆっくりと目を瞬かせ、少し安堵の表情を見せた。]
よかった。
先輩があの出し物に興味あるって言ったらどうしようかと思いました。
[それからぱぁっと顔を輝かせるミヒャエルにくすりとしたけれど、]
え? えーあい……?
ああ、たしか人工知能ですよね。
そうたい? 3次元………?
[機械を見せてもらったときに教えてもらった用語もあったけれど、ほとんどわからない言葉で頭に「?」を浮かべる。
ただ、鳥をいろんな角度から見せてもらうと興味を引かれて覗き込んだ。]
仕掛けすごいですね。
この鳥、鳴くんですか?
[横からつんつんと鳥を触る。]
出し物には興味ないけど、頑張ってたって事を知ってるからな、中止になったのは可哀相だなって思ってな。
もうちょっと、会長にいわれない程度の自重できるよう見てやればよかったなーって思ってたとこでさ。
[安堵の表情に、うん、とニコリ笑みを見せ。
手の中、小さな機械の鳥をつつく様子に]
あ、尖ってる所あっから気をつけろよ。
さっきリヒャの野郎が怪我してたから。
『ケガー! ケガー!』
[言いながら、鳥はぱたぱたと羽根を羽ばたかせ
ゾフィアの言葉に答えるように、高い声を上げた。
ウィイン、と小さな機械音が共になり、目のレンズが赤く光る。]
………。
もうちょっと方向を変えればよかったのに。
[頑張ってた、と言われるとそれ以上文句は言えずにただそれだけをぽつりと漏らす。
尖っているところがあるからと注意されると小さく頷いた。]
…………あ、鳴いた……。
[羽ばたく鳥を見て、目を見開く。]
……てっきり鳥の声で鳴くんだと思っていました。
人間の言葉なんですね……。
面白いわ。小説に使えそう。
[山の地図を書き記したメモ帳を取り出して、次のページに機械の鳥のことを書く。
もしかしたらミヒャエルに地図らしきものが見えたかもしれない。
機械音と共に鳥の目が光れば驚いて一歩後ずさった。]
そ、方向を変えてやる事って、もっと俺見てればできたよな、っとかな。
[ぽつりと漏らされた言葉には肩を竦め、
わしゃわしゃと自分の髪をかき回して]
ああそうか!
鳥の声って手もあったな!
それも良かった…――ん?
[メモ帳に、見えた地図らしきもの。
覗き込もうと首を伸ばせば彼女が一歩後ずさったから、自然と此方は一歩踏み込む事になる。
と、不意に手から鳥がゾフィヤの方へと飛びついた。]
………。
でも、ミヒャエル先輩が……気にすることじゃないと、思います。
…………。
[髪をわしゃわしゃとかき回したのを見て何か言うべきだと思ったが、上手く言えずに俯いた。]
………っ
[やがて一歩踏み込んだミヒャエルから鳥が飛び立つ。
こちらに向かってくると思わず身体を強張らせ目を瞑った。それと同時にメモ帳が地面に落ちたが、それどころではない。]
せ、先輩っ! 鳥が………っ
ん?あぁ、いや、気にしてる訳でもないんだ、ごめ…
って、オイ!
[飛び立った鳥は、ゾフィヤの頭の上に着地。
その金属で出来た細い足はきっちりと髪に絡み
それでも鳥は満足げに胸を張り
『チャクチ!チャクチ!』と言っている]
あああっ!コイツ!
ゾフィごめん、ちょっと、じっとして…!
[彼女がそのまま動かなければ、
鳥の足を取ろうと自分より低い位置にある頭に手を伸ばす]
[鳥は頭に着地をしたようで、何かと髪が絡み合うのを感じた。
どかそうと手を伸ばしてみるが、複雑に絡んでいるのかうまく取れず、引っ張られる痛みがするだけ。]
…………せ、先輩…
髪が…何かと絡んでいるみたいです……。
[困ったように見上げて、ミヒャエルが鳥を取ろうとするとじっと動かずに居た。
人と近寄るのは苦手だが、そうしないとずっと頭に鳥がいるわけで。
緊張する心を表情に出さないようにと目を瞑って俯いた。]
ごめん、マジにごめん。
お詫びに今度なんか奢る。
[真顔で言いながら、そうっと髪を引っ張らない様に鳥の足を剥がして
鳥は自由になるとバタパタと羽ばたき周りを飛び回った]
[暫くかけて取った後、困った様な顔で
彼女の頭を見て、撫でようと手をまた伸ばし]
…くしゃってなっちまった。
『クシャ!クシャ!』
[騒ぐ鳥をべちりと叩いた]
[無事髪から足が剥がれれば、ほっと安堵の息をつく。
周囲を飛び回る鳥を見ながらぼさぼさになった髪を触って、結んだ髪を解いた。]
あ……助かりました。
…私の頭が気に入ったのかしら。
奢り、ですか……?
傷もないみたいだし気にしないでください。
[真顔で謝るミヒャエルを見て、ゆるく首を振る。]
[無事髪から足が剥がれれば、ほっと安堵の息をつく。
周囲を飛び回る鳥を見ていると、ミヒャエルの手が頭に触れ、また身体を強張らせた。]
あ……あの、大丈夫、です……。
[そっと離れて、結んだ髪を解く。
鳥が「クシャ!クシャ!」と鳴く声を聞くと、どこか可笑しく、小さく噴き出した。]
ミヒャエル先輩、一体どんな言葉を教えているんですか。
[それからさきほどの謝罪を思い出し]
あ……えと、怪我もないですし、気にしないでください。
[そう言っているとメモ帳が拾われ、地図を見られないうちに受け取ろうと手を伸ばした。]
うん?
言葉はそうだなー、色々…
[拾ったメモ帳を渡しつつ、ふと描かれた地図は目敏く見つけて]
…これも小説のネタか?
[軽い口調で聞いたのだった]
[地図を見られるとぴくりと反応したが、なんでもないような口調で]
そうです。
小説に必要な地図です。
ちゃんと資料を集めないとリアリティーが出ないんです。
ネタを書いている大事なメモ帳です。
……返して、ください。
[ポポロのことは口にせず、けれど嘘も言わず。
再び手を伸ばした。]
………。すみません。
[メモ帳を受け取るとぺこりと頭を下げて。
そろそろ寮へ戻って準備をしないといけない時間だと気がつく。]
それじゃ……あの、ミヒャエル先輩、私はこれで。
[もう一度頭を下げると、鳥にも手を振って寮へと戻ろうとした。]
―夜・寮―
[結局あの後、メイド服を着替える前にリヒャルトにもゾフィヤにも目撃された挙句確り写真を取られていたことを知れば、当然のようにリヒャルトに噛みついたりと賑やかな時間を過ごした。
そして射的で{4}をゲットしたりしながら夜になるのを待つ。]
地図はー、もう準備してるからー
[ぶつぶつと、寮の部屋で呟く。
地図と言っても生徒会の展示物ではなく、噂をもとにしたものだった。]
さぁって、噂の主をたしかめにいくよー!
[一人、えいえいおーと気合を入れている。]
[親友からのメールはメイド服の時に来ただろうか。
それをみてにこりと笑み。
返信は到着してすぐ送っておいた。]
『→ゾフィヤ
Sub:わあい(*´ェ`*)
本文:ようやくだね!ィェィ♪(v〃ω〃)ハ(〃ω〃v)ィェィ♪
ゾフィもなんかあったら遠慮なくメールしてね! d(・ω・`)ネッ
わかんないこともいつでも聞くと良いよ〜♪
(゜Д゜)ノじゃ、そゆことでぇ〜
☆゙゙ヾ(o・ω・o)マタネェェ~♪』
[かちかちかちとすばやく打ち込んで、送信しておいた。]
―山の入り口―
[わくわくとしながら噂話を頼りに山の入り口へとやってきた。
他のみんなも来るとはしらないのは一人突っ走ってるせいだろう。]
さーて、みつけられるかなー
[本体か、それでなくとも羽だけでも、と意気込みながら山道へと向かう。
がさごそと道をさぐっていきます。
早速分かれ道にぶち当たりました。右に行きますか、左に行きますか。
123で右、456で左 {6}]
[道すがら。幾通かのメールに、今年も山は賑やかだと、にやり笑う。
同時に、そのうち幾つかは、ポポロに頼らなくても、さっさと本人のところへ行けば良いのに、というラインが見えたりする。
お守りとか、きっかけとか。ミヒャエルに言ったのは、出任せというわけでもない]
……余計なお世話とか言われっだろうけどなー。
[指先は、ぼやきとは関係なく動き]
『→ジークムント
山行くんだろ?
まさか会長と一緒じゃねーだろうし、遭難しねーようにな。
何かありゃ電話でも寄越せ』
[ぽちり。
ゾフィヤを見習って、携帯を習得してみたらどうか、とか思いつつ、送信した]
さーてっと。
見回りにも行かないと、なー。
[暫くそこで色々雑用をこなしたりしていたけれど、それも終わり。
見上げればすっかり日は落ちてしまっている。
コツコツと通信機を指ではじきつつ、腰に手を当てて一度伸びをしてから、山の方を見上げた]
体力なら負けねーしな。
[言って、白い鳥の尾のあたりをくるりと回すと、レンズの入った眼から光が発される。
それはいい具合の懐中電灯となり、頭の上におけば少々山中でも足元を照らしてくれるのだった]
―山道―
よし、なんとなく左だ!
[勘で決めてさくさくと進んで行く。
時折何かの動物の影が見えます。
もしかしてポポロかと、期待に満ちた視線を向けて――46
運が悪ければ生徒会の人間だったりするかもです。*吉*]
―エルシオ山・2-E―
危険だから、道に戻れってみー先輩は言ってたけどさー…
[がさり。祠から少し外れた辺りの茂みから、顔を出して辺りを窺い]
道にゃ生徒会ウロウロしてんじゃん! 戻れるかっての。
[理不尽な八つ当たりをしつつ、ポポロ型のクッキーを齧りながら、頭を引っ込めた]
しっかし、ポポロってどういうトコに居んだろ。
羽つきってことは、飛べるんだろうし。
[捕獲網を、つんつん弄りながら考える。
地図も何もナシのノープラン。人の遭難を心配している場合ではないかもしれない。
53+網[09] *回答拒否*]
―4-Dあたり―
ちえー、ただのうさぎかあ。
[ポポロでも生徒会でもなかった物音は兎の音だったよう。
しょうがないなとぶらぶら周囲を探している。
さて、今日中に見つかる可能性は7%
深夜12時までに見つからなかったら大人しくかえるだろうし、同じようにポポロを探している人とであったらくっついて行くことだと思います。**]
……!
[がさり、茂みが鳴ったかと思えば、ポポロ用じゃなく、人間用サイズの網が飛んできた。
極力声を出さないようにしつつ、慌ててその場を離れた]
――夜・自室――
[女の子もメイド服を着たせいか、
今日の2−Aのメイド喫茶は大繁盛だった。
着替えて寮の自室に戻ると、また一通メールがやってきた]
もう、僕がメールしない人間だと知っているはずだろ。なんで皆送ってくるかな。文化祭だから?
……仕方がない、あまり使いたくなかったんだけど。
[決意すると、絵を描く時ぐらいに真剣な表情をしてミヒャエルの机の辺りに視線を這わせた。
机に転がっていた電動ドリルの隣に目的のモノを発見した]
やあ、居たね?お嬢さん。
文化祭の間だけ、僕に力を貸してくれないかな?
[...の目に映るのは、小さな機械の精霊。
その精霊に自分の携帯を差し出すと、精霊はぼぅっと吸い込まれるように携帯の中に消えた]
― 山の入り口 ―
[頭に乗せた鳥から発される光は結構なもので。
半径[09]mくらいには見えるだろう。
入り口から暗くなった道を、じいい、と見上げて居る]
誰か居るかーーっ?!
[声をあげる。
勿論返事なんてないのだろうけれど]
[先ほど送られたリヒャルトのメールへ、画面に向かって返信内容を呟くと、機械の妖精さんが自動的にメールにして送信]
To:リヒャルトくん
Sub:なし
『勿論行くけど、何でそこでアデルちゃんの
名前がでてくるの?アデルちゃん生徒会長だから、
校則破るはずないじゃん。
文化祭の間だけはメールでもいいから、
そっちこそ何かあったら連絡よこすように』
[メールに精霊の力を使って返事を送り、そして自身も山へ向かう]
――山――
[入ろうとすると同室の先輩の叫び声が聞こえた]
あ、ミヒャエル先輩。ポポロ探しなんてあんまりしなそうなキャラしてるのにな。珍しい。
[すっかり彼が生徒会副会長という事は忘れてます。
とりあえず...はセラフィック・ポポロを捜索してみることにした。79*大吉*]
…ま、こんなんで出てくるなら苦労しねぇってな。
探しに行くか。
[ふらり、山道を北に向けて歩きだした。
山道は明るいが逸れれば危ないのだから、と、歩きだした。]
……どうせバレてるだろうからって、手ぇ抜きすぎたか。
ぜってーマークされてんじゃん、コレ。
[ぜーはー、上がった呼吸を整えながら、木の幹に凭れかかった。
何とか撒けたと思われる。
光が漏れないよう、こそこそと携帯で時間を確認すると、大分逃げ回っていたようだ。
やれやれ、と肩を竦め]
っ、わ
[そこに、画面の明かりより強い光が差し込んで、慌てて頭を下げる。
危ない。出来れば全力疾走にはもう少し休憩が欲しいのだ。幽霊部員の体力的に。
なんて思いながら、近くの茂みに潜りこもうと、じりじり下がっていくと]
の、…! …!
[茂みの向こうから顔を出した何かに躓いて、倒れこんだ。
ふに、と柔らかい感触。生き物のようだ。なんて考えていたら、それが悲鳴を上げようとするから、咄嗟に口を塞いだのだが]
……あ? サシャ?
[静かにするよう言いつつ手を離せば、とてもじと目で見ているのが、暗闇でも気配で分かった。
すまんすまん、と謝ってから、やっぱ来てたな、なんて小声で話していると、携帯が振動を伝えてきた]
ん、誰…… ?!
[差出人の名前と、続いて表示される文章に。ぴしり、固まった]
『→ジークムント
お前誰だ!? ジークがんな長いメール打つわけねーだろ!』
[むしろ電話を掛けたかったが、隠れている身には自殺行為。
かちかちかち、と最大速度で返信が行われた]
― 夕刻・自室 ―
疲れた……
[メガネを外して目元を押さえる。短い間だったが結局クラスの仕事を手伝わされて、写真も撮られた。
カメラを奪おうとしたがデータは既に転送した、などと言われて諦めた]
特に欲しがる者もいないだろう。
恥には違いないが。
[軽く準備をしていつもの携帯食のお陰で時間もかからない]
リヒャルトは戻ってこないな。
……まさかそのまま行ったか?
別の場所に前もって準備していたなら成る程、と評価するが……。
[苦い表情。緩く首を振って、寮を出た]
――エルシオ山・4-Eあたり――
[無事に生徒会役員にも見つからず山の道なき道を進む。しかしセラフィック・ポポロにも会えなかったが]
うーん、たしかセラフィック・ポポロは甘いもの好きだっけ。たいやきでも買ってこればよかったかな?
[ちょっと後悔しつつ歩いていると、携帯が音を立ててメールの受信を伝えた。自動的に画面が開く]
――酷い言い草だ。
[いつもの...を知っていたら当然の反応なのだが、文句を言いつつもまた返信をする]
さーて。
誰がどっこに居るかなー?
[山道をゆったり歩く。
<<画家志望 ジークムント>>の姿が見えた気がするのは、20%くらい?]
To:リヒャルトくん
Sub:なし
『僕は僕だよ。他の誰だって言うんだ?
それともリヒャルトくんもゾフィヤくんみたいに
間違いメール送ってしまったのか?
今のところ、セラフィック・ポポロに会えず。
きっとどこかで僕が来るのを待っているだろうから
はやく探し出してあげないといけないね』
―― 夜・女子寮 ――
[小さなショルダーバックを肩に、いざ出陣! というところで、女子寮の入り口のところでお喋りな女子生徒が数人たむろっていた。]
……。見つかったら報告されるかもしれないわね。
[ふぅ、とため息ついて物影に。
時間潰しに携帯を開けば、メールが届いていることに気がついた。]
男子生徒を1人発見した、か。
やはり脱走者は今年も居るようだ。
生徒会各員は適宜脱走者の確保及び強制送還を行うこと。
山へ入るときはスニーカーやパンプスは厳禁だ。登山用のブーツを用意しておけ。
山で最も怪我が多いのは下りの道だ。
帰り道だからと気を抜くな。
こんなことで怪我をしていては、ポポロ祭を楽しめないぞ。
朝までとは言わないがあと数時間、頑張ってもらいたい。 以上だ。
―4-D/E付近―
[何事かと携帯を覗きこむサシャに、画面を見せる。
ジークムントのことについて尋ねられたら、ゾフィヤと似たようなもんだったんだと説明すれば、納得するだろうか。
ポポロクッキーを、チョコバーのお礼に分けながら休憩していると、また携帯の振動。
胡散臭げに画面を開いた]
さて…。ボクも行くかな。
[執行部や風紀委員に指示を出し終えて山道から奥へと足を踏み入れる。
1年生は全員、山道周辺の見回りに回した。
2-3年の男子を中心とした有志の一部を見回りに、残りを救護班として残してある。]
捕まえるのは、まあ、難しいだろうな。
これで1人でも登るのを諦めればそれでいいんだが。
― 山・F-3 ―
……月が出てるな。
明るい。
[そういうベネディクトはライトを持っていなかった。どうもすこぶる夜目が利く性質らしい]
……。
リヒャルトはもう山に入ってるかも知れないとして……
ゾフィヤとサシャか。
メールでも送ってみるか?
山にいなければそれでよし、もし山にいれば光源で見つけたり出来るかも知れない。
それに……うっかりマナーにし忘れてるとか。
[2人とも違った意味でありえそうな話で、タタンと携帯をいじってメールを送る。ついでにリヒャルトも含めておいた]
『まさか山にいたりはしないよな?』
1人や2人ってわけでもないみたいだな。
何か進展はあったか?
マークしてた何人かの内、何人が入り込んでいるんだろうな。
[流石に全員いるとは思ってない]
いえ、こちらはまだありません。
携帯のメールを送ってみました。
間抜けが引っ掛かるかもしれません。
[とんとん、と耳元の端末をノックした]
『→ジークムント
……マジでジークなん?
えー……。
使えるようになったんなら何よりだけど。
みー先輩に、すっげー使い易く改造でもしてもらったん?
つか、そうでもねーと納得いかね。
俺なんか、早速生徒会に見つかって追っかけられたぜ。
ジークも気をつけろよ。
あ、そうそう。
何で会長が出てくるかってそりゃ、いっつも世話焼いてるからさ。
今頃心配してんじゃね?』
[他の場所を探そうと移動中。メールがまた届いた。
マナーモードにし忘れているので、近くにいたミヒャエルにその音が聞こえたかもしれない。
69+10、*吉*]
バレたくないと思うのなら普段通りを装おうとするでしょう。
引っ掛からないなら引っ掛からないで構いません。
そう手間でもありませんから。
誰か、見えたよーな気がするんだけど。
まだだれか判らんねーなー。
[相変わらずな会長の言葉にも頷きながら、
ゆらりゆらり、楽しそうに歩いて居る]
[目に飛び込んでくるたくさんの記号。
何かと思ってじぃぃっと見ていると何かの顔に見えてきた。
こういう使い方もあるのね、と感心しながら打っていく。]
『Sub:Re:わあい(*´ェ`*)
ありがとう
さしゃ へやにいなかったけど もしかして やまにいっているの?
それなら どこかで あえるかもしれないね』
[私もポポロを探すから…と付けたしたかったが既に長文で息が切れた。
送信して、携帯を閉じる。]
またか、 お。
[返信を終えると、隣のサシャにもメールが届いたようだ。
どちらからともなく、差出人の名前を口にして、小さく笑った]
『→ベネディクト
ベネは生徒会で山入りだろー?
ポポロ見っけたら、羽ヨロシク』
んー?
[音が聞こえた気がした。
ガサガサと、茂みを掻きわけて歩いていく。
きっとジークから、頭の上の懐中電灯的鳥の光は見えるだろう]
おい、誰か居るんだろ?
出て来いよ。
[暗闇に向けて声をかけつつ、道から脇へと逸れて足を踏み入れた]
― 山・C-2あたり ―
[淡い光を放つ魔法で作られた浮遊するボール(市販品)をお供に祭壇のあたりから山に入りいくらか歩いて見通しの良いところで足を止める。]
この広い山の中から良く猫1匹を探そうなんてよく考える…。
そこまでしないといけない理由があるものかな。
[脱走した人間を探すのも同程度の難易度だろうことはあえて触れなかった。]
つか、俺ちょっと疲れたわ。もっかい捜して居なかったら、明日体勢を立て直して再チャレンジすっかな……。
[こき、と首を鳴らして立ち上がり。きょろきょろ歩き出すと
77+網[12]+10 *半吉*]
[メールを打ち終わった後、お喋りな女子生徒たちが去ったので、誰にも会わないように駆け出していく。
―――やがて山道から山に入り、隠れるようにして進んでいく。
カンテラはバッグの中にあるけど、使わない方がいいだろう。]
………。結構、人がいるみたい。
[エルシオ山のE-1辺りまで進んで、木の根元に座り込んだ。]
To:リヒャルトくん
Sub:なし
『そう言えばミヒャエル先輩はメカ弄りが
得意だったね。
残念だけど、違うよ。
機械の精霊さんに力を借りてるんだ。
アデルちゃんは僕が山にいるって知らないから
心配などしてな』
[変なところで途絶えたメールがリヒャルトに届いただろう]
― 山・F-3、E-3境界付近 ―
む……
『他人から貰ったものでご利益があるならな』
[山道から目を凝らしてみるが、生徒会と思しきもの以外の光源はない。返信の速さにも違和感はないようだ。サシャからもそう遅くないタイミングで返ってくる]
……さすがに早々尻尾は出さないか。
やっぱそう簡単には見つからねーわな。サシャはどーする?
[生徒会に見つからなかっただけラッキーと、先程までの苦労を思って伸びをした。
まだ元気な彼女は、捜すと言うので頷き]
んじゃ、またな。気をつけろよー。
[ぽふぽふ、と撫ぜて、別れた。
とはいえ、生徒会を避けて戻らなくてはならないので、あまり帰り道の難易度は変わらなそうだ]
[山の地図は概ね頭に入っている。
いくつかの道をショートパスして適当な場所へと移動する。途中で<<画家志望 ジークムント>>の姿が見えることがあったかもしれない。]
[メールの文章を呟いていると、光が見えて
咄嗟に口を慎む。そのため、中途半端な文章のメールが向こうに送られただろう]
んー、ミヒャエル先輩か…。
あれ、たしか先輩って生徒会だっけ?
ここで会うと面倒くさいな…。
[やっと思い出したようです。
ちょっとでも遠ざかろうと声のする方向と反対の方向へ移動し始めます。
{1}←1なら見つからず逃げた。2・3なら姿は見られたが逃げた。4以上なら捕まった]
ん?
オレに聞いてんのか?
[会長の思わぬ言葉に、思わず目を瞬いて]
そうだなー、女子から聞いた噂が本当なら、すげーとは思うけどな!
俺はあんまりそういうのに頼るより、自分で頑張る方が好きだからなぁ。
あ、勉強以外、だけど。
[からからと軽い声]
あー、でも、女子へのプレゼントとかなら喜ばれるんかねぇ?
[見慣れた姿が見えたような気がして頭痛がしてきた。
注意しろと聞いてはいたのだが。]
これで気のせいだったりしたら、ボクも重症ってことかもしれないな。
[とりあえず気配のした方へと足を向ける。
じつはポポロだった確率はこのくらい→90]
[ゾフィヤからのメールには微笑ましげに目を通し、
紅茶の後は寮の自室で惰眠を貪って。]
――そういやもう夜か。
セラフィック・ポポロだっけ、
探しに行ってんのかね、皆。
[頬杖ついて半分眠るような姿勢をとり、
画面も見ずに携帯をぺちぺち押している。]
―― エルシオ山・E-1 ――
[マナーモードにしてある携帯がバッグの中で振動したので取り出す。
ぱかりと開けると画面の光がほのかに漏れ出すだろう。]
………。ベネディクト君からだわ。
[鋭い、と目を細める。
いや、以前山に入ったことを考えれば、今回のことも予想内だろうか。]
…………。山にいるって言ったら……捜されるかしら。でも……。
[暫く悩んだ後、短く返した。]
『ぽぽろ あいたいから』
興味がなくはないですよ。
[くい、と中指でメガネを押し上げて]
迷信で済ますには、この世界は不思議で溢れています。
可能性はなくもないでしょう。
ただ……
願い事そのものよりも、勇気を貰いたいのかもしれませんね。
[自分の答えを言うことなく、そんなことを口走った]
ん。
気のせいかな。
…ポポロだったりしてな!
[どうやら気配は近くからいなくなったようで。
独り言を言ったりしながら、ゆっくり歩く。
どうやら{4}(縦)−{6}(横)のあたりに来ているようだ。]
つか、山って方向感覚狂うな。下ってるけど、こっちで良いんだっけ?
[地図か何か、せめて探しておくべきだったかと思いつつ、さくさく山道を下っていく。
いざとなったら、1人なら戻る手段は一応あるし、あまり危機感は無かった]
/*
なんでこの出目で逃げ切るかなora
むしろミヒャエル先輩に捕まって会話をしたかったorz
リヒャルトくん、おしい。99ってあと1じゃん。
誰に聞いているというわけでもないが…。
山は安全でもないし、羽根の話は実例があるわけでもない迷信だ。
興味本位だけでこんな山に、深夜に足を踏み入れられるものかと思ったんだ。
[そのあたりが本気で理解できない様子]
[知ってる顔と、身内のメンバーとにまとめ送り]
To:リヒャルト/ゾフィヤ/……etc
Subject:暇ーーー。
『もしかして皆セラフ探しに行ってるわけ?
溜まり場どうも人が薄くて暇なんだけど。
暇すぎて寮でごろごろしてる。』
[送信した後、サシャとジークのことをふと。]
アドレス知らないしな……
[携帯をフリフリ思案中。]
まあ、俺に要るわけじゃねーから良いんだが……
[ベネディクトからの返事>>253に、そんなことを呟きつつ。
再び返って来た別のメールを開くと]
な、ジーク!?
[ダイイングメッセージちっくに途切れたメール。
周りも気にせず、慌てて彼宛に電話を掛けた]
[とりあえずミヒャエルに見つからずに逃げきったようだ。安堵のため息をついた]
さて、ここにもポポロはいないね。
でも綺麗な景色だ。
妖精たちが月明かりの下、踊ってる。
キミ達も学園祭なのかな?
[妖精が見える...の目には、幻想的な光景が目の前に繰り広げられている。
切り株に腰かけると、持っていたスケッチブックを広げ、その風景を一心不乱に写生し始めた**]
2人とも興味はあるみたいだね。
当たり前と言えば当たり前か。
[学校のシンボルである守護聖獣。
興味のない生徒はいないだろう。]
まあ… 羽根が実在するのは確かだけれどな。
学長室に1枚保管されている。
…勇気?
[普段と違う様子に僅かに首を傾げ]
何かやりたいことがあるなら、ポポロなんかに頼らずにやってみればいいじゃないか。
[足を踏み入れて見つけたのは羽根のない野生のポポロ。]
人ですらない。
見間違うなんてどうかしてるな。
[苦笑して別の場所へを足を向けます。]
[何事か思案の後。]
ちっと乱暴だか"起こす"か。
[同室の子は今お風呂に行っているから、
引き出しから白い砂を取り出してさらりさらり。
小さく魔力を伴う言の葉を紡ぐと人型をとるソレ。]
やっほー、ご機嫌いかがかな?
[機嫌は悪い、と抗議せんばかりに暴れる
小さな人形の頭を指で撫でつけて]
ちょっと言葉を運んでくれるだけでいいよん。
…………。いない、みたい……。
灯りつけないと厳しいかしら……。
[暗闇に慣れてきた瞳でも数メートル先は闇に包まれて見えない。
鞄の中のカンテラをコツン、と叩き思案する。]
……。まだ、いいか。
次の場所に行こう。
[と、足を動かしかけたところで、また携帯が震える。]
ったく、驚いたじゃねーか。まあ、逃げられたんなら良かった。
[ほっと息を吐きながら、通話を切ったところで。
途中に来ていたらしい着信に気づいた]
― 山:D-2 ―
……。
…………。
正直なのは良いことだ、というべきなのか。
[端末におこされた文字を読んで、嘆息する。携帯を片手にいくらか迷って]
『アテはあるのか。準備は万端か。タイヤキは持ったか』
[送信して、はたと気付いてキャンセルしようとする。けれど携帯に映るのは"送信しました"の文字]
む……
[少し、眉を顰めた]
[白い妖精に耳打ちすると、
彼女はめんどくさそうに魔法を唱えて
言葉は直接相手のアタマ。
一度きり、相手の返事も運んでくれる。]
『ジークー。
創作の材料探しに山に居たりなんかしてる?』
[恐らく答えは是だろうと思案しつつ
サシャについては山に入っていることを確信して]
『後ろの正面だぁれ。なんてねー。
暇だから私も行こうかなー、山。』
『Sub:Re:暇ーーー。
せらふぃっくぽぽろ に あいにきています
せんぱいは ぽぽろ きょうみありませんか?』
[ここ数日のメールのやりとりで少しは上手くなってきたけれど、それでもやはりまだ遅い。
セラフィック・ポポロを打つのは大変だと思った。]
好奇心であれなんであれ、興味が上回れば探してみたくもなるのやも知れません。
[ざく、ざくと草を薙ぎ土を踏む音を鳴らしながら>>*27]
そうですね。
しかし……何かに後押ししてもらいたい。
そう考える人間もいるのでしょう。
会長にはお分かりになりませんか。
[妖精にした耳打ちは相手へと届くだろう。
席を立つと携帯が鳴り、ぱたりと開く。]
おっとー、出遅れたか?
[メールになんて返すか考え始めたところで
同室が風呂からそろそろあがるころだと気づき。]
先に出ちゃおう。
[いくつか小物を持って寮をさらっと抜け出す。
そんなことばかり得意な自分。]
『返信:リヒャルト
んー?
捕まえるのは面白そうだねってハナシを
ジークやサシャとはしてたかな。
今からいこっかなーとか想って寮は出たけど。』
[少し鼻歌混じりなのは、其れなりに愉しんでいるのかもしれない。
ゆっくりと歩くと、誰かの姿が見えるだろうか。
通信機から聞こえてくる会長と副会長のやりとりにも耳を傾けつつ]
…セラフィック・ポポロやーい。
守護獣だっていうなら、チラリズムで誘惑して生徒を危険な目に合わせるなっての。
[とかなんとかいいながら]
[他のメンツもどうやら山に居るらしい。
ゾフィヤのメールが届くとまたぺちぺちと]
『返信:ゾフィヤ
会えたら面白そうだなーっては思うね。
今から入るよー♪』
[特に目標があるわけでもない。
適当に歩いていると前方に人影が見える。
灯りも持たないその人物は脱走してきた誰かのようにも見えただろう。]
…何だベネディクトか。
後押しを誰かに求めるようなタイプだとはあまり思ってなかったよ。
それほど難題なのか、今抱えているのは。
正直に言ってしまうとわからない。
ボクは失敗するにせよ自分で決めたいと思うから。
内容がわからないからいい加減な意見かもしれないがな。
『→イングリッド
姉御もいらっしゃるんなら、もう少しぶらぶらしてよっかな。
てか、捕まえてどうするんスか。
鑑賞?』
[メールを返した後、またメールが届く。
ベネディクトからだ。
場所を聞く内容ではなかったことに少し驚く。
D-1の方角に足を進めながらメールを打った。]
『あてはないわ ちずはめもしたけど
やまに はいる じゅんびはばんぜん ぜんかいのことがあるし
たいやき かいわすれた』
[送信してから、タイヤキを買っておけばよかったとちょっぴり後悔。]
― 入り口(F-3)付近 ―
お、出遅れたおかげで手薄手薄♪
皆山に入っちゃってるっぽいね。
[けれど囮はかかさない。
パチンと指を鳴らすとくるくると高速移動する光。
入り口より少し遠ざけた場所へと走らせると]
はい、進入成功ー♪
……簡単すぎて面白みないわね。
特に誰もみつけてはいない…。
[先ほどの見間違いを思い出して、少し歯切れが悪くなるかもしれないです。]
まあ、誰もいないに越したことはないわけだが…。
[道に出てしまったということは、とりあえず沿って行けば学校側へは出る筈と、ぶらぶら歩きながら、再び画面に目を落とす。
先程の一斉送信の中、目新しく覚えたアドレスを、ぽちり]
『→ゾフィヤ
今んトコ大丈夫か?
あ、周りヤバそうだったら返事しねーで良いから』
[先程の、ジークムントとの遣り取りを思い出して、2文目を付け加えた]
/*
警報!警報!
D-1のそう遠くないところから生徒会の声が聞こえるわ!
脱走者は注意!!
というメールを皆に送りたくなった。
どっちいこうかな。
[51の方向へと足を向けてみる]
[1-25>北
26-50>東
51-75>南
76-100>西]
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