情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
人里に身を潜めながら、夜毎人を喰らうという恐ろしい人狼。
幾つもの村を滅ぼしてきた狡猾な化け物の噂が、遂にこの地にも訪れた。
震え上がる者、馬鹿馬鹿しいと一笑に付す者、そして…。
様々な思惑を余所に、人々は話し合いのため集うのだった。
1人目、学芸員 フレデリカ が参加しました。
学芸員 フレデリカは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
村の設定が変更されました。
2人目、語り手 が参加しました。
語り手 は、囁き狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
『いつか必ず魔神は目覚め、この世を地獄へ変えるだろう。
しかし、魔神が現れるとき、私の力を受け継ぐ六人の勇者が現れる。
選ばれし勇者たちは六枚の花弁を持つ花の紋章が体のどこかに浮かぶ。
彼らは再び魔神を眠りの底へと沈めてくれよう』
予言は、過去二度現実のものとなった。
五人でもなく、七人でもない。
六花の紋章を抱いた六人の勇者たちの手によって、魔神は封印され続けてきた。
― 魔神領入り口の砦 ―
[人類守護の最前線。
各国で選ばれし精鋭たちと、結界の聖者が護るこの地は、過去二度、魔神の復活の際に六花の勇者たちが集まる場となった]
[今代の結界の聖者の名はフレデリカ。
魔神領へ続く谷に位置する岩谷に隈なく糸を張り巡らせることで、魔神の配下の凶魔たちが人の世へ下ることを阻止してきた。
唯、翼があるものだけはどうしようもないが――。
聖者の為に用意された、「祈りの部屋」で彼女は自らの身を抱くようにして、命を捧げていた]
「どうか。
……世界が、平和になりますように」
[結界の聖者には、感じるものがあった。
結界糸に触れる凶魔たちの気配が、禍々しさを増していることを。
空を越えて
嘗て過去2度、記録でこのような出来事はあった。
即ち、魔神の復活である――。
今は、彼女は勇者たちの訪れを、ただ待ち続ける――**]
【プロローグ】
・皆様、ご参加くださりありがとうございます。2/12の24時を持ちまして、wikiの方にパスワードをお知らせいたします
・六花の紋章を皆さん各自ゲットしてくださいませませ
・事前に知り合いだった!等の振りもどうぞどうぞ
・ちょっと魔神領に入る前も翼持ちの凶魔などが人間の住処にもいます
・プロローグで質問がありましたらメモやwikiでどうぞ
wikiを更新し、パスワードをうめうめしました。
よろしくおねがいいたします。
http://melon-cirrus.sakura.ne.jp/wiki/?%B4%EB%B2%E8%C2%BC%A5%DA%A1%BC%A5%B8%2F%CF%BB%B2%D6%A4%CE%CD%A6%BC%D4%A1%CARP%C2%BC%A1%CB
村の設定が変更されました。
3人目、剣士 クレステッド が参加しました。
剣士 クレステッドは、狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
[若い頃に自らの剣技を高める為に、
各地を放浪していた一人の剣士がいた。
名をクレステッド。
放浪の旅は10年を超え、
ある日出会った女性と恋に落ちる。
身を固める事を決意して、
とある王国の剣技指南役として宮仕えを始めた。
それから3年たち、子供を一人授かった頃…。
彼の左肩に六花の紋章が浮かび上がっていた]
4人目、賞金稼ぎ ウェルシュ が参加しました。
賞金稼ぎ ウェルシュは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
―街道―
[西に傾いた太陽が、ふたつの長い影を地面に落とす。
道ばたにへたり込んだ大男の太い首に、鞭が二重に巻き付いている。
正面に立った人物が、それをじわりじわりと引き締めている]
……ようやく、おとなしくなったねえ。
逃げられっこないって、やっとわかったあ?
ひとりで歩いてる旅人なんて、ちょろいと思って襲いかかったんだろうけど……残念、賞金稼ぎでしたあ!
お兄さんたち、結構有名だよお?
金持ちだろうが貧乏人だろうが選り好みせず、女子供も区別なく傷つけてお金を奪うってえ。
[お兄さん「たち」と呼ばれた残りは、既に地へ倒れ伏している三人]
5人目、弓の聖者 アイリ が参加しました。
弓の聖者 アイリは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
――――ッ
[狙いを定めて弓を引き、息を吐く。
耳慣れた音と共に放たれた矢は狙い違わず空を裂き、一匹の凶魔を撃ち落とす。]
……やはり、凶魔が増えて来たな。
[呟きながら矢を番え、目を眇めて昏い空を見上げる。
更に一匹。また一匹。
放つ矢は、正確に彼らを射落としていった。]
―数刻の後・町の宿屋―
……はあ。つっかれたあ。
[女将に多めの銀貨を握らせて確保した個室へ入ると、賞金稼ぎは薄汚れたマントを脱ぎ捨てた。
細い体を包むのは、薄い金属板を連ねた鱗鎧。緑、青、紫の入り交じった輝きは、まさに鱗を思わせる]
あれえ、痣になってるう。
いやだなあ、あのお兄さん、馬鹿力で掴むからあ……。
[手袋を外したところで、左手の手首にそれを見つけた]
……………
[やがて響く凶魔の声は遠ざかり、辺りは静けさを取り戻す。
暫く辺りを伺い、敵の気配が無い事を悟ると、ようやく深く息をついた。
額当てと籠手を少しずらし、汗ばむ肌を布で拭く。
その右手の甲には、六花の勇者たる証の紋が浮かんでいた。]
……違う、何これえ。花っぽおい。
…………?
[何度もまばたきをして、「痣」を凝視する]
いち、にい、さん、しい、ごお、ろく……。
あはあ。
そお、なんだあ……。
[ひとりきりの部屋で、自らの体に表れた六花を見つめたまま、しばし佇む**]
6人目、薬使い ファミル が参加しました。
薬使い ファミルは、ランダム を希望しました(他の人には見えません)。
薬使い ファミル が村を出ました。
6人目、薬使い ファミル が参加しました。
薬使い ファミルは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
[無意識のうちに、指先が自らの首に触れる。
血の滲んだ包帯が巻かれた首を]
[自らの首筋に、六枚の花弁が浮かんでいる事に気づいたのは、ほんの数日前。伝承に聞く【六花の勇者】の証であるという事は、すぐに理解した]
しかし1日目に砦に集合なんだから、そんなにさっくり紋章ゲットしなくてもよかったのかな
んーでも明日そんなに時間取れるわけでもないしこんなもんか
普通のRP村とっても久しぶりなのでおろおろ
既に自キャラの喋りがうざくなっている私です
あっ
皆様よろしくお願いします(ぺこり)
今のところ普通に熱血主人公系がいない感じ……?クレス正統派剣士っぽいけど子持ち既婚者
これは人質取られるフラグなのかな
[しかしそれでも【証】は消える事はなく]
――どうも。
[前方から来た行商人に気づき、そのすれ違い様に作り笑顔を向ける。彼もまた、薬売りの商人でもあり、同業者でもあるが故、笑顔と挨拶は欠かせない]
最近、どうです?
……ああ、翼の凶魔が。随分と数が増えたという噂も、たしかにあちこちで耳にしますね。
――ええ。
――ええ。
では、聖者のご加護があらんことを。
[二言、三言。行商人と言葉を交わし、別れると、途端に作り笑顔が消える]
――聖者のご加護、ねぇ。
(俺のジジイが六花の勇者だかなんだかで、親父を身ごもってたバアさんを残して行ったきり。魔神は封印されたらしいが、その代わり、でかい腹を抱えた女が1人で生きていく羽目になった。
――ガキの頃から、何度も何度も聞かされてきた『おとぎ話』)
(くだらねぇ。くだらねぇ!)
(何が六花の勇者だ。――何で、俺が!!)
[腹立ち紛れに草を蹴り上げると、ちぎれた草が風に舞った**]
「誰かを疑うなんてできない」的な空気になるのを避けようとしての今回のキャラでしたが
ファミルも割とかき回し側に回る感じかなこれ(わくわく
7人目、トレジャーハンター ウルズ が参加しました。
トレジャーハンター ウルズは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
8人目、風の聖者 ローズマリー が参加しました。
風の聖者 ローズマリーは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
それでは、おばあさま。
行って参りますわ。
[自らの運命が六花の紋となりて、その背の中央に現れた夜。
女は、彼女の身の回りの世話を勤める老婆にそう告げて旅だった]
/*
素:俺
仮面:私
実はこれでも20代後半、みたいな。そんな設定。
作り笑顔のせいで本音がわかりにくい人物。
「嫌な奴」にしたいなぁ。
[選ばれたことに驚きはなかった。
10年前。
先代の《風》の聖者の死とともに、
彼女を新たな器としてその力が宿ると、
実の両親の元から引き離され。
森の隠れ里にある小さな神殿にて、
その資質に磨きをかけんと日々修行に明け暮れていたのだから]
これで選ばれないようでしたら、
ちょっと報われませんものね。
[吹き付ける向かい風で乱れた髪を整えると、
ふふと笑いながら手を翳す。
すると、風向きは今までと逆方向にかわった――]
あー、またハズレかあ。
ここんところ最近ロクなもの見つけてないんだけど。
[誰もいない廃墟で愚痴る。
先程手に入れた巻物も、彼女からしてみれば
雑魚程度の価値でしかないのは
さらっと検分して理解している]
そろそろ、大物が欲しいところだけどね。
仕方ない、次行こう次!
[慣れた武器―金属で部分的に補強されている
トンファー―を手に立ち上がろうとした時]
[割れた鏡の中にいる自分と目があった]
え……これって、まさか……。
[瞳の中に咲いた花は、
彼女が勇者であると告げる]
……なるほど。
やらなきゃいけないことがあるって?
[事態は把握した。
ただ、自分にこんな役割が課せられるとは
思いもよらなかったが]
とりあえず準備をしてから行くとしますか。
長旅に何もなしで行くのは無謀だしね。
[街までギリギリの食料や、
使い切った生活用品のことを考える。
砦に辿り着くには、もうしばらく時間が*必要だ*]
あ、この子、可愛いですわ。
では、この子をお貸し下さるかしら。
[森を抜けて近くの街まで出ると、真っ先にすることは馬を借りることだ。
なにしろ徒歩ではとてもではないが、魔神領に辿りつけない。
もちろん魔神領まで馬を走らせるわけにはいかないから、
最後の街でお別れになるのだが。
大人しそうな青鹿毛の一頭を選ぶと、いくばくかの路銀を渡して。
それから旅の支度をもう一度確認し、足りないものを補充すると、
街を出て街道沿いに馬を走らせる]
んーーーっ。
……気持ちいい。
[頬に当たるのは、10年振りに感じる外の風]
少しくらいなら、いいですわよね。
[束の間、馬の歩みをとめると、
目を閉じてその感触を存分に楽しむ**]
9人目、元奴隷闘士 レト が参加しました。
元奴隷闘士 レトは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[左腿に現れた一花は、レトにとっての救いだった。
物心着いた時より奴隷だった。
単なる召し使いではなく、体を鍛え、技を磨き
闘士として生きてきた。
野生の獣相手に、同じ奴隷闘士相手に、
命掛けで闘ってきた。単なる見世物。
けれど負ければ――死。]
[足の裏の焼印も足枷もそのままだったが、枷の鎖は断ち切られていた。
よそいきの格好と旅には充分の支度を用意された。
奴隷とはいえ誉れ高いと、主人は喜んでいた。]
んー、外の風が気持ち良いな!
[背負った荷物を地面に降ろし、見晴らしの良い丘の上でしばしの休憩。
地図を広げて行き先を確認する。]
おっと……割りと近くまで来たな。
[ガシガシと頭を掻き、前方を見据えた。**]
[髪を押さえ、風の流れる先を見やる]
あれが魔神領……。
[ひときわ暗く、どんよりとした空。その真下にある、岩山]
……くそ。
[悪態ひとつ。がしがしと頭をかきむしり彼は再び歩を進めた**]
村の設定が変更されました。
― 街 ―
[ひととき風を楽しんだあとは、一目散へ魔神領へ向かうだけ。
魔神領に近くなれば、
人の往来で自然に整えられていった街道も存在せず、
起伏の激しい荒地が姿を見せる。
そのような場所にまで借りた馬を連れて行くわけにもいかない]
ここまでありがとう。
貴方のお陰で随分と早く辿りつけましたわ。
[馬の鼻面を撫でてやりながら、そう別れを告げた]
粘ついてきましたわね……。
[魔神領の方角に視線を向けて呟く。
湿ったような風が身体に纏わりつくのは、
あまり気持ちのいいものではない。
だが魔神復活が間近に迫っているのだから、
仕方のないことだった]
だからこそ……。
[背負った紋章を強く意識し、決意の表情を見せた]
―どこかの町―
ええー、薬これだけしかないのお?
[最近ここらも凶魔が増えたからね、と申し訳なさそうな顔を見せる店主に、肩を竦める]
仕方ないかあ。怪我する人も増えたし、安全に材料取りに行ける場所も減っただろうしねえ。
これとこれ、あるだけちょうだあい。
うん、ちょっと長くかかる仕事になりそうなんだあ。
[代金と引き替えに薬の包みを受け取ると、既にだいぶ大きくなった背負い袋へ押し込んだ]
旅は身軽に、が主義だったんだけどねえ。
[くたびれたマントを翻し、町の外へと向かっていく]
― 砦への道 ―
[翼のある凶魔たちが、原始的な槍を携え滑空していた――が、君たちの姿を見つければ、彼らはすぐに魔神領の方へと引き返そうと、力強く空気を叩いた
解りやすい偵察のカタチ**]
―砦への道―
やっと見えてきた……思ったより遠かったあ……。
ずいぶん手前から、空がやな色してたよねえ。
魔神の復活、かあ。
[見上げれば、暗い空にはいくつもの黒い影が舞っている>>40]
あいつら……襲いにきたわけじゃ、なさそうだねえ。
[腰の鞭へと手をかけたまま、呟いた**]
/*
ネタフリー!!!
速攻乗りたいが、位置関係動かし過ぎ大丈夫かと思って様子みてしまう。
と思ったらウェルシュが反応していたので大丈夫と思うことにした。
― 砦への道 ―
[街を出てしばらくゆくと、
鬱々とした空に、影がひとつ、またひとつと躍り出る>>40]
ここまで来ると、可愛らしい小鳥さんが飛んでいる……。
ということはなさそうですわよね。
[恐らくあれは凶魔であろう。
が、聖者の力を束ねて刃として撃ち落とそうとしても、
まだ距離が遠すぎて、躱されるだろう。
僅かに思案すると意識を集中させて、
影のいる辺りの風の流れを乱した]
[放った力は、凶魔の挙動を不安定にすることはあれど、
ただそれだけのデモンストレーションのようなもので、
凶魔を傷つける効果はない]
他のおかたはどうでられるのかしら……。
[自分の他にも、あと5人砦に向かっているはずだ。
彼らは凶魔にどう対処するのだろうか。
そう考えながら、
自身からの干渉はそれくらいにして、歩を早めた]
― 砦への道 ―
……この先、か。
[ぽつりとひとりごち――頭上を旋回する凶魔を見上げる。
鬱陶しい。
しかし、自分には奴らを打ち落とす術はない。手元の火薬を打ち込むには、距離がありすぎる]
剣士 クレステッド が村を出ました。
[彼は再び歩を進める。一歩一歩進むごとに、むせかけるような瘴気は濃くなり、並の人間であれば近づく事すら出来ないであろう]
[それは、嫌がっていても、自分自身が六花の勇者に選ばれたという証に他ならず]
……くそったれ。
[首に巻いた包帯を、指でなぞった]
9人目、剣士 クレステッド が参加しました。
剣士 クレステッドは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[国王に自らが六花の勇者に選ばれた事を告げた。
送迎会を開こうという王の申し出を断り、
妻と幼き子に見送られ、愛用の武器を手に魔神領へと向かった]
― 砦への道 ―
[放浪中の旅はずっと徒歩で、馬に乗れなかったので、
魔神領の近くまで王国の馬車を出してもらった。
砦まで徒歩であと1日程度の所で馬車から降り、
兵士達に別れを告げて、腰に吊した武器の具合をたしかめる。
ちゃんと固定されているのを確認すると砦までの道を歩き出した。]
[魔神領へ向かうと周りの風景が起伏の激しい荒れ地へと変わって行く。
空も黒くにごり、どんよりとしてくる中、翼を持つ凶魔が遠くに見える。
遠距離に攻撃する術を持たないクレスにとって、翼を持つ相手はただ見ているしかない。
気にする事無く道を進んでいった]
[歩を進めながら、凶魔たちを目で追うと、
砦に戻る姿がうつった>>47]
あちらの方も、まだこれから……というところですわね。
[一旦足を止めると、ふうと息を吐く。
砦には当面困らない程度の備蓄があると聞くから
荷物は最低限ではあるものの、
長旅での疲れはあった]
もう少しの辛抱ですわ。私。
着いたら少し休みたいですわね……。
……そろそろ他の方と合流出来るかしら。
[気を取り直すと、再び歩き出す]
[その様子を見ていたらしい凶魔の一匹が騒ぎ始めた。
こちらに襲い掛かってくる様子はないが、
射落とせない距離ではない。
尤も、弓の神の加護を受けている身にとっては、狙いさえ定めることができれば、距離はあってないようなものなのだが。]
……今は砦に向かうことが先決か。
[弓を仕舞うと、ごつごつした岩肌が続く道を再び歩き始める。]
風の聖者……確か、ローズマリーという名だったな。
彼女も、選ばれていたのか。
[ふと、先ほどの風の操り主の名を思い出す。
聖者に選ばれる前からもその後も、あまり村の外へ出る事はなかったが、
修行の為に何人かの聖者と顔を合わせる機会があった。
風の聖者もその一人だ。]
彼女が勇者であれば心強いな。
[ローズマリーは自分よりも7年早く聖者に選ばれた、いわば先輩である。幼い頃から聖者の修行を受けてきたこともあり、その実力は十本の指に入るのではないかと思っている。
彼女の風の加護を受ける事が出来れば、自分の弓も更に力を発揮できるのではないか。
そう考えると、歩みを進める足は自然と早くなる。]
― 砦への道 ―
[ごつごつとした道は一層険しくなり、どんよりとした空はより重く。
頭上を旋回していた凶魔の姿も今はなく、足場が悪い事さえ除けば、平和なものだった]
あれ、か?
[軽く息を弾ませて目をやるその先に佇むのは、集合場所でもある砦]
他の奴らは、もう、来ているの、かね。
[じわり。
滲んだ汗を拭い、砦へと足を踏み入れる**]
そういえば、アイリさんも選ばれたのかしら……。
[遠目だったが影のひとつが、
事切れたように急降下したのは見て取れた>>57
空を飛ぶものへの対処方法は限られている。
自然の力を行使する方法、あるいは投擲武器で対処する方法。
そのどちらかが使われたのではと思う時、
自然と一人の女性の名前を思い浮かべた]
[《弓》の聖者アイリとは、修行の折に顔を合わせたことがある。
元々、聖者の力をもつものは少ないゆえに聖者に出会うと、
仲間意識を持ちやすい。
それに加えて年頃もほぼ変わらないということ。
力の性質が自身と相性がよいことから、
彼女に対して親しみの気持ちをもっていた]
彼女もご一緒でしたら……。
とても嬉しいですわね。
[そう口にすると、顔を綻ばせた]
/*
先に入ると道中でおしゃべりできなくなるぞ!
だが振っておいて反応ないと、動けなくなるぞ!
だが昼間は動けないぞ!
と思うと入っておいたほうが楽そうなんだよね
[砦が近くなれば、ますます道はごつごつして、
普段このような場所を歩き慣れない身にはつらい。
風の力を借りて自身の身体を押しながら、なんとか進んでゆき、
ようやく砦につく]
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