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花園の仙女 ローザミスティカ は、釣鐘草の聖乙女 エレオノーレ と 千本槍の聖乙女 シルキー を愛の矢で結びつけた。
次の日の朝、語り手 が無残な姿で発見された。
夜が明け、悪夢は現実のものとなった。
人狼は確かに存在するのだ。そしてその血腥い牙で我々を狙っている…。
人々は苦悩の末、最終手段を取る事にした。
投票により、1日に1人ずつ疑わしい者を処刑する。
例え無辜の犠牲者を出すことになろうとも…。
現在の生存者は、花園の仙女 ローザミスティカ、千本槍の聖乙女 シルキー、凶鴉 ベリアン、釣鐘草の聖乙女 エレオノーレ、大天使 シグルド、猫又 アデル、召使い ロスリン、執務官 ジャン、人魚 セルウィン、魔候 マーティンの10名。
花園の一部に表土温度の変化が起きているようですわ。
西の斜面のあたりで温度上昇、
東の湿原では温度が低下しています。
ヒーラールーの咲く兆しなのか、あるいはそれを阻もうとする者の仕業なのか。
対処をよろしくお願いします。**
― 厨房 ―
[真剣な顔で慣れない手つきでじゃがいもを剥いている]
…こう? え?ここのヘコんだ部分を包丁のカドで削る?
芽が生える場所だから? ふーん。これがビシソワーズになるのか。
[黙々とじゃがいもを剥く。多分昼ご飯用]
…え、担当じゃないのに厨房の手伝いをしてくれてありがとうって?
…困ったときはお互い様っていうし。わりと楽しいと思ってるから、平気。
[じゃがいもを剥き終わったら担当の掃除に出るつもり**]
■業務連絡
2日目になりました。
本来ですと、次の更新でふたりの魔物が郷里に帰ることになっていますが、魔物が5人だけのため、システム上ではローザミスティカを吊って襲撃バスし、PC全員は地上のまま3日目→任意の乙女に投票してエピ、という進行を提案します。
「遠距離恋愛のネタを用意してあるのでどうしても墓落ちしたい!」という方はメモで申請してくだされば考慮しますし、
聖乙女も「次の更新前にヒーラールーを渡すイベントをおこないたい相手がいる」という場合はお申し出ください。
あるいは別案でもけっこうです。
まだ更新まで48時間ほどありますので、回答はゆっくりでOKです。
投票を委任します。
花園の仙女 ローザミスティカは、千本槍の聖乙女 シルキー に投票を委任しました。
― 食堂 ―
[>>1:293飛びついて餌をねだるあでるの様子は、やはり猫そのもの。]
わ、わわっ。
[パンツ姿で出た事に、少しほっとする。
……生足だったら、多分ひとたまりもなかっただろう。]
お腹すいたの?
んー……誰か探してみよっか?
[食堂の事は、食堂の者へ。辺りを見回して姿を探してみるが。
昨日揚げて、食べきれなかった分のドーナツを、幾つか持ち帰ったまま。部屋に置いていた事には、思い当たらないまま。]
そうだな。
ここへきたのは、私の意志―
気持ちをもっともっていこう。
[伸ばされた手にそっと自分の手を重ねて―
不思議と不安は消えて]
エレオノーレ―
[綺麗な藍色の瞳を、じっと見つめた]
吸い込まれそうだな、エレオノーレの瞳は…
[そう言って柔らかでしなやかな彼女の手を握りしめていただろう]**
― 食堂 ―
[しかし、>>1:288ロスリンから食事の話を聞けば。]
わ、ありがとうございます、ロスリンさん!
……じゃ、一緒にご飯にしよっか。
[そうして、食事が供されるのならば。あでるの席をどうしようか、周囲とあでるとを見つつ。]
えっと……昨日は座布団いっぱいひいて食べてた、よね?
[本人に聞いてみるのが一番だろう、と。問いかけてみた。]
― 丘の上 ―
[朝になってみれば、花鏡がいくつかの光を灯している。
聖乙女たちからの通信(とおまけ)だと気付いて、
いそいそと衣服を整え、頭をなでつけてから記録を見た。]
― 自室のテラス・翌朝 ―
!約束覚えててくださったんですね。ありがとうございます。
[笑顔を浮かべてベリアンの話>>1:295に耳を傾ける。
身振り手振りに対して時々相槌を打ったり頷いたり。充実した時間が流れる。
まだ一度も言えないけれど、眼鏡を直す動作はやっぱり格好いいなと密かに思った。]
私も、ベリアンとお話するのとても楽しいから、あなたがそう言ってくださると嬉しいです。
[だけど、それ以外の気持ちは気負わず素直に口から出た。]
― 泉 翌朝 ―
[水の中で一晩休んで迎えた朝。
水面に浮かぶ果実が食べられるものだと魚たちから情報を得て朝飯とする。
張りのある皮をもった甘い林檎だった。
泉を一巡りして、エレオノーレが潜ったときにひっかかりそうな倒木などがないかチェックしておく。
ローザミスティカの発言はまだ知らない。**]
[それでも自分の格好に気づいてしまえば、恥ずかしさのあまりテラスにはいられなくて。
部屋に飛び込んだ途端、へたりこんだ。]
・・・。
[今更恥ずかしくて仕方がない。ベリアンにどう思われたのかも不安だった。
まさかいいものと思われている>>1:299とは予想すらしてない。]
[更によじ登って、抱っこをせがみつつ]
ん?
人間は変なことを気にする。
[席の事を聞かれて]
おまえの膝の上でいい。
[堂々と何か言った]
― 厨房 ―
あ……。……堕天、って事……ですか?
[>>2タブー、という言葉に。
……もしかすると、触れてはいけない部分だったのかと、表情を曇らせたが。]
……はいっ。
多分、そのくらいなら、神様だって……大目に見てくれますよ。
[>>4触れた手から伝わるのは、暖かな温もり。暖かな、心。]
……あ……。
[>>5不意に、絡み合う視線。
眼鏡の奥。透き通った瞳の中、自分の姿が映る。]
シグルド、さん……。
[ぐっと、握り返される手。
見つめ合ったまま、惹かれるように、その手に力を籠め……がたん。
…………がたん?]
……えっ。あ!?
ご、ごめんなさいっ、わたし……すぐ片付けますね!
[近づいた距離。うっかりと、瑠璃色のグラスを倒してしまったようで。
広がる白。慌ててその手を放せば、ドーナツを対比させつつ布巾を探して。一通り対処しつつ、その頬は、耳まで赤く染まっていた*]
― 自室・前日 ―
[着替え終わったところで、セルウィンからの通信に気づいた。
内容を確認して、セルウィンが過ごしている泉の様子を思い浮かべる。]
泉に浮かびながら・・・きっとゆらゆら揺れて、心地いいのでしょうね。
私も体験してみたい。
[うっとりと呟いてから、花鏡に返信する。]
”セルウィン宛の通信”
泉に浮かぶのはとても気持ち良さそうです。私も興味を持ちました。機会があったらそんな風に時間を過ごしてみたいです。
新たな陸地の魅力を教えてくださってありがとう。あなたの口から教えてもらうと、改めて自分が生きている世界の美しさ、素晴らしさを知って、嬉しく思います。
料理について承りました。
それならばピザを提案します。地上で取れる植物と、牛という動物が提供してくれる牛乳から作ったチーズを使う食品です。
[セルウィンが昨日食事会で海草サラダを食べていたのを思い出して、いきなり肉料理はきついだろうとの判断からそう考えた。]
塩味以外と言えば、甘いものがお勧めです。こちらは私が考えて用意しますから、楽しみにしててください。
私もあなたとでかける計画を立てるのが、とても楽しいです。
こちらこそ誘っていただき、ありがとうございます。
それではおやすみなさい。あなたも良い夢が見られますように。
― 食堂 ―
膝?
……いいけど。食べにくく、ない? 大丈夫?
[>>11よじ登られればそのまま抱きかかえて。
やがて食事が運ばれれば。ドレッシングが付いているかもしれないサラダだけ気を付けつつ、あでるが食べやすいよう、場所を作って。]
……そういえば。
あでる君、昨日の鈴の音……どうしたの?
ほら、花鏡で送信したあれ。……というかあでる君、花鏡はどうやって持ってるの?
[ふっと。今朝方、マーティンから返信があった事を確認して顔を赤く染めた事を、思い返しつつ。
彼もてっきりそのまま持っている物と思ったまま、首を傾げて。]
― 朝、テラス ―
当たり前だ、鴉は頭脳明晰な種族だからな。
[ふふんっと胸を張って自慢げに。
元の姿が鳥類なせいか、変身しても胸板は意外と厚い。]
……。
…………。
[短気な種族である。
待ち続けるのは性に合わなかったし、そもそも人間が着替えるのに必要な時間がどれぐらいの長さかも分からなかった]
まだ時間かかるようならちょっと出歩いて来る。
回復にエネルギー使ったせいで腹減った。
[そう部屋の中に言葉を投げ込んで。
眼鏡を直しながら踵を返してテラスを後にするわけだが、去り際に――]
"シルキー宛て"
……なぁシルキー。
オレは人間……シルキーのこと興味あるし、もっと知りたい。
だからシルキーについていいと思ったことは率直に言おう、今の姿は綺麗だった。
……"光ってた"
[囁く声がシルキーの部屋へ届いたろうか。**]
どこでも食えるのだぞ。
それよりここは、あったかいのがいい。
[ふわふわの膝の上でご満悦。
首を伸ばして、テーブルの上の皿から食べつつ]
鈴?これか?
[ぺろり、と口の周りを舐めた]
鏡……持っていない。
そんなことより、おまえ、これを外したり出来ないか?
[首の組紐と鈴を見せるように、仰向きながら]
[やがて、他の者が食堂へやってくれば、それぞれに挨拶して。
>>0仙女の話は、どの辺りで聞いただろうか。]
西の斜面に、東の湿原……。
[理由は解らなくとも。
何も無かった所に何かが起こるのは、きっと、変化の予兆。
ぐるぐると。巡る思考は、気になる予兆の元へ。]
……後で、ロスリンさんに、花園の地図持って来てもらおうかな。
後、シルキーにも相談して……
[……無心に思う心は。
今はまだ、微かな物だろうか。
それとも、誰かの元へと、届いただろうか?]
そう?
食べにくかったら、すぐに言ってね?
[>>18あったかい、という言葉と。
満足そうな響きに、その背を撫でようと手を伸ばしてみたが。食事の邪魔になりそうなら、すぐさま引いて。]
うん、鈴。昨日、あでる君から……え?
持ってないって……どうしたの? 昨日、一緒に受け取ってたよね……?
[口元を舐める様子に首を傾げつつ。]
……外す? コレを?
[確か、人間の姿になっても付けられていた鈴だ。赤い組紐の効果を知らぬまま、指を伸ばして。]
― 自室・翌朝 ―
[部屋にかけこんだあとベリアンの呼びかけ>>17が耳に入って、慌てて返事をした。]
す、すいません!
まだ時間がかかりますから、先に行ってもらえると助かります。
[空腹だというのに、自分の都合に合わせて待たせるわけにはいかない。
ケガを回復させたいなら尚更だろう。そんな理由で引き止めずに頷いた。]
[だが続いて送られた通信の内容を確認した途端。]
・・・。
[照れが最高潮に達した。やはり先に行ってもらったのは正解だった。
返事もできずに俯いている。]
[それでも気を取り直して着替え始める。
ドレープ使いの黒いシフォンワンピースの上にベージュのボレロを羽織る。
鏡の前で全身をチェックして、食堂に向かった。]
― 食堂 ―
[同じく食堂に集まってきた人に、朝の挨拶をして。
ローザミスティカから予想外の話>>0を聞かされたのはいつか。]
・・・。
[花園に及んだ変化は吉報なのか、はたまた世界を巣食う脅威なのか。
正体が分からないだけに判断がつかず、不安そうに黙っている。**]
・・・。
[ふと今まで耳にした経験のない囁きが響いて、思わず周囲を見渡した。]
今の声はエル?エルね。
私どうかしたのかしら。あなたが何か言っているのが聞こえたの。
花園の地図・・もしかして今仙女様が言われた花園の変化を気にしているの?私も聞いてて心配していたところよ。
相談があるなら遠慮しないで何でも言って。**
― 食堂 ―
[ふに、と。手に三角の耳が当たり、指でそっと撫でる。]
どこかに……って。
鏡に足生えてどこか行っちゃう、なんてことでもなきゃ、自分でどっか行くなんて……ない、と思うけど。
[やや自信のない語尾は、異世界の常識に自信がない為。]
どこかで落としたのかな。一緒に探してみよっか?
[首を傾げるが。話が鈴の事に及び、そのまま紐へと手を伸ばし。]
じゃあ、ええと……ええと?
[組紐の結び目は、どの辺りだろう。いずれにせよ、手を掛けても紐はほどけぬまま。]
……うう。あでる君、ゴメン。無理みたい……。
[鋏を貰うべきだろうか、と。真相を知らぬまま、辺りを見回したが。]
……え? シルキー?
うん、わたしも今、シルキーの声が聞こえた……。
[どこからか聞こえたのは、少女の声>>@1。周囲を見回したが。]
何かが起こったから……なの、かなぁ。
うん。
今のお話……何か情報はないか調べてみて、様子を見に行ければと思って。
……ねえ、シルキー。
一緒に、調べてみない? 心配なのもそうだけど……なんだか、少し気になるの。
[花に直接繋がる事かは、まだ解らないままだが。]
[組紐は、鋏で切ってしまえる物なのか。
それとも、諦めてあでるの食事を手伝う方がいいのか。
判断を付けあぐねたまま、あでるの組紐を指で*なぞった*]
うむ。
一緒に探してやっていいぞ。
[どこまでも俺様だった]
……だめか。
おんみょーじには、ひーらーるうを咲かせられないから、せいおとめの方が偉いと思ってたぞ。
これをつけたおんみょーじなら、ふーまの鈴を外せると言ってたぞ。
この鈴が着いてる間は、おれさまは人間を食べられないんだぞ。
[耳ぺたりとして、見るからにがっかりとした。ついでにペロッと何か言った**]
/* おはようございます。
昨夜は早く寝た(村参加中での自分比較的に)為、目が覚めるのも早かったわ。
でも思ったよりログ進んでおらんね? */
[周囲の人の様子をうかがってからエレオノーレに返事をする。]
そう、みたいね。
どうやらこの会話は、私達二人だけにしか通じないみたい。他の方は全然気にしてないし、私達の声が聞こえている感じもしないから・・・。
[まずは一つ頷くが、続く言葉には表情を引き締めて。]
これが吉報ならばいいのだけれど。
花園に起きたという異変・・・悪い方の予兆だと大変だわ。
一緒に調べましょう。私も気になるから。
[エレオノーレと同じく、ローザミスティカの話が何と関係あるのか不明だが、だからこそ調べたいと思った。**]
― 自室回想 ―
[着替えが終わったあと、マーティンの通信に気づいた。
安堵しつつ確認すれば、みせたいものがあると誘いの言葉が入っている。]
では、朝食のあとにお邪魔しましょう。
[そう予定を決めると、マーティン宛の通信を吹き込んだ。]
”マーティン宛の通信”
[少し照れくさそうに間を置いてから。]
・・・マーティン様のお言葉にどきどきしてしまうのは、きっとあなた様が誠意を持って言葉に思いを乗せてくださるからだと思いました。
ありがとうございます。今はただ素直にその賞賛を受けますわ。
[思い切り微笑むと頷いた。]
そしてお誘いの件了解いたしました。マーティン様が私と共に見たいと仰ってくださったものを楽しみにしています。
それでは、朝食のあとうかがいます。
初めてお会いした場所での逢瀬、緊張いたしますが、とても嬉しいです。
[しばらく黙って右手の指先を唇に当てて何かを考え込んでいた。
やがて表情を引き締めると、エレオノーレに提案する。]
・・・ねえ、エル。あなたの予定を教えてもらえるかしら?
私は現時点ではお昼の前と午後はスケジュールが入ってないの。
あなたの都合のいいとき、部屋まで迎えにいくわ。
― 宮殿内・執務室 ―
[客人の朝食が無事終われば、男は執務室へと戻る]
…………。
[聖騎士たちの出身国から送られてきた書類に目を通しながら、
静かな朝を過ごしているだろう**]
投票を委任します。
執務官 ジャンは、千本槍の聖乙女 シルキー に投票を委任しました。
― 花園の小径 ―
マーティン様、お待たせいたしました。
[朝食のあと小径に向かい、待っている魔侯に挨拶をする。
現在の格好は、茶色の無地でノースリーブのマキシ丈ワンピースの下に黒のタンクトップを重ねた。足元はサンダルを履き、アクセサリーはいっぱい飾りがついた長めのネックレス。
マーティンに合わせて、少し大人っぽいデザインを選んだ。]
こんなに早く再会できる機会をもうけて頂けるとは思ってなかったから、嬉しいです。
[花園の上を渡る風が、横に垂らした髪を気まぐれに吹き上げて通り過ぎて行った。]
― 厨房 ―
[お昼の直前、用意させたバスケットの中にランチとお菓子を詰めた。飲み物も忘れずに持つ。
だが荷物を持ちましょうか?と親切に尋ねる召使には、このくらいなら大丈夫と首を振る。]
・・・だって、セルウィンさんとは二人きりでお会いしたいもの。
[本当の理由は絶対に内緒だけれども。
待ち合わせ場所はセルウィンから指定があるだろうか?もしなければ、昨日と同じ玄関で落ち合うつもり。**]
― 厨房 ―
ああ、大丈夫だ。私も手伝おう。
[焦って片付けるエレオノーレを微笑ましく思いながら、温かい気持ちに包まれていた*]
【シルキー宛て】
忙しいかもしれぬが、君に見せたいものがある。
暗いところなので、部屋にお迎えに行ってもよろしいか?
シルキーの役に立ちたいのだ。
大丈夫だろうか。
相手の気持ちを考えるのは、本当に難しい。
あとすごく気になってたんだが。
[っともう一つ通信をするため花鏡を取る]
― 食堂 ―
うん。じゃあ、後で探しに行ってみよっか? いざという時に連絡取れないと、花を見付けても教えてあげられないかもしれないし……。
落とした場所に心当たりはある? 飛び跳ねたとか、どこかに登ったとか……。
[あでるの俺様な言動>>28も、猫ゆえの物と思えば、むしろしっくりきて。]
んー……聖乙女はむしろ、花を咲かせる他に何ができるのか、よく分からないしなぁ。
でもそういうのって、誰ならできるかより……誰がやったかの話になるかもね。えっと……オンミョウジさん? と、同じような力を持ってる人でも、そのオンミョウジさんじゃないと解けないとか。
[物語の呪いでは、掛けた人間じゃなければどうにもできない物もあったはずで。]
でも、それが無いとご飯食べられないんじゃ……
[と。昨夜彼の前に出されていた食事が殆ど減っていなかった事も、思い出し。それではさぞお腹が減っているのだろう、とは思ったが。]
って、え? ……ニンゲン??
[……『オレサマ オマエ マルカジリ』? と。
どこかで聞いたようなフレーズを思い返せば。《フーマの鈴》は《封魔の鈴》かと、ようやく合点が行って。]
……鈴を外してほしい、って事は。あでる君は、このご飯じゃなく……人間を食べたいの……?
[実際に食べている所を見たワケではないので、特段恐怖は感じなかったが。外したらあでるはどうするのだろう、と、気になって。]
そうなんだ……これも聖乙女の力だったりして。
[聖乙女、という言葉にはもはやあまり疑念はない。
>>@3頷くような声音に、シルキーの真剣な面持ちを連想して。同じような表情を浮かべて。]
ありがとう。
何もないのなら、【何か】は起こらないと思うの……きっとどんな事でも手掛かりになると思う。
[そうしてしばらく後。シルキーに予定を問われれば>>@4。]
……予定? ええと……現時点でなら、お昼の後の方が、時間が取りやすいと思う。
[あでるの花鏡探しは、結局どういう話にまとまったのだろうか。
ただ、セルウィンに会いに泉へ向かうなら、朝陽の高いうち……ランチの時間帯よりは前の方が良さそう? と。大まかに考えて。]
迎えに?
……ありがとう! じゃあ、用事が終わったら、また連絡するね。
逆に、シルキーの予定が変わった時には、連絡してくれれば大丈夫だから。
[テレパシーの有効圏内は解らなかったが、花鏡もあるし大丈夫だろうと見て。]
じゃあ、ロスリンさんに、後で地図を……
……どうしようかな。分担しなくちゃいけなくなるかもしれないし、それぞれの部屋へ持って来てもらおっか。他にも色々用意して貰えるように、お願いしておくね。中を見て足りない物がありそうなら、お願いしておいてくれると嬉しいな。
[何が必要になるだろうか、と。頭の中で、纏めながら*]
― 宮殿 ―
[それは、どのタイミングだろうか。]
あ、ロスリンさん!
[ロスリンの姿を見かければ、声を掛けて。]
えっと……今から言う物を、わたしとシルキーの部屋に、1セットずつ用意して貰えますか?
[そうして。指を折りながら、あれこれ述べていく。]
まず、花園の地図。
大まかな地理地形が解るだけでも嬉しいけど、等高線……地形の高さの目安が確認できる物があれば。色々書きこんじゃっても大丈夫なやつだと嬉しいな。
それに、筆記用具とメモ用紙と、あと……何かに使えるかもしれないから、定規やコンパスも?
[まあ、斜面と湿原だから必要はないだろうが、今後使う機会もあるかもしれない。
地図と文献で何か分かれば、地点にメモを取る必要もあるだろうか、と。]
探索できそうな服装は、クローゼットにありそうだしなぁ……他には、と。
……ああそうだ、方位磁針。それに、一応水筒とロープに、小さくていいから……灯り? そして、それが入りそうなリュック……使うかどうかは解んないけど。……昨日歩いた感じなら、虫よけは心配要らないかな?
[そう離れた場所ではないと思うが、何が起こっているかは解らない。ロープに至っては使い方もマトモに解らないが……まあ、無いよりは、と。]
もしかしたら後でシルキーから、追加で何か頼まれるかもしれないけど……その時は、お願いします。
[そう、頭を下げて。目指す場所は、いずこか*]
― 泉 ―
[朝食を終えた後。ランチには、まだ早い頃合いだろうか。
あでるの花鏡探しがどうなったかはともかく、着替えが楽そうなゆったりとしたワンピースへ着替えれば。向かう先は、昨日の泉。ちなみに、中にはきちんと水着も着ている。]
セルウィンさん……いますか?
[タオルを入れたバッグを、柔らかな草の上に置いて。]
…………。
[呼びかけても、姿は見当たらず。
一つ、深呼吸をすれば。緊張した足取りで、>>1:273昨日彼から言われた通り、ステップを踏む。
……ステップと言っても、殆ど、くるりと回るような動きではあったが。]
……これで聞こえるの、かな?
[柔らかな風を受け止めながら。湖面の様子を、*見つめて*]
釣鐘草の聖乙女 エレオノーレは、花園の仙女 ローザミスティカ を投票先に選びました。
― 食堂 ―
花が見つかっても、分からないと困るぞ!
[やっと花鏡の重要性が分かったようで、ピンとヒゲを伸ばした]
分かった、思い出してみるのだぞ。
昨日は、食って、
……カラスを獲って、
……しるきーの所で寝た。
その中間のどこかだと思うのだ。
[すごく大雑把だった]
[鈴の話になると、ションボリしつつ]
花と交換に、外すと言われたのだ。
俺様は偉くて強い猫又だけど、こういう呪いとか封印とかは苦手なのだ。おんみょーじは卑怯だ。
……ふふん。
猫又にとったら、人間なんて、ただの獲物なんだぞ。
人間どころか、魔物だって食べるのだぞ。
でも、お前の事は気に入ったから、飼ってやってもいい。
[猫胸を張りつつ、偉そうに言った**]
投票を委任します。
猫又 アデルは、釣鐘草の聖乙女 エレオノーレ に投票を委任しました。
[花鏡がシグルドの通信が来たと知らせたのはいつだったか。
そういえばシグルドと話すのは初めてかもしれないと思いつつ確認して、内容を読んだ途端首を傾げた。]
暗いところ・・・って、何を見せてくださるつもりなのかしら?
[いくら考えても何も思いつかない。だが、未知の体験をすると思うと楽しみだしわくわくする。
早速返事を送った。]
大天使 シグルドは、栞を挟んだ。
”シグルド宛の通信”
私の予定について、気遣ってくださりありがとうございます。
でもご安心を。今夜は開いてますから、喜んでシグルドにお付き合いします。
部屋でお待ちしていますから、ノックしてください。すぐ出かけられる準備を整えておきます。
今から暗くなるのがとても待ち遠しいです。
[嬉しそうな声と表情で了承の返事をしたあと、ふっと意味深に立てた人差し指を唇に当てた。]
・・・何を見せてもらえるかは、お会いするまでの楽しみにとっておきます、ね?
大天使 シグルドは、凶鴉 ベリアン を投票先に選びました。
[エレオノーレから”聖乙女の力”>>@3と告げられると、うん!と力強く頷いた。]
そうかもしれないわ。使えるのは私達だけみたいだから。
・・・でも、見方を変えればエルとだけ内緒話できているのよね、これって。聖乙女としては少し問題あるかなって思っても、やっぱり嬉しい。
[突然今までの印象とは全く違う、いたずらっこのような口調になると、くすくすと笑った。]
[だが予定の話になれば、元の責任感ある聖乙女の態度に戻って。]
ええ。私もエルの意見に同意するわ。手がかりはどんなに小さなものでも見逃さないようにしないとね。
あんなに優しい方々が、自分の同属を救いたいと花園までわざわざ足を運ばれたんですもの。お役に立てるよう頑張らなくちゃ。
エルはお昼のあとが都合がいいのね?分かったわ、連絡待っている。
もし私の予定が変わったらすぐ知らせるから、安心してね。
[エレオノーレから地図>>@4の話題が出ると、感心した口調で返事をした。]
そちらの手配はひとまずエルにお任せする。
あなたはすごく頼りになるのね。私、そこまで考えてなかった・・。
だから多分あなたが準備するもので十分間に合うと思うけど、もし追加するものがあったら任せておいて。
それじゃあ今は食事中だし、話はまたあとで、ね。
[話の区切りがついたから、一旦通信を切った。]
― 食堂 ―
[ふとあでるとエレオノーレが花鏡に付いて話し合っている声>>38>>44が耳に入って、そちらに顔を向けて話しかけた。]
嗚呼、道理で昨夜あでるが花鏡を持ってないと思ったわ。
今朝起きたあと、私の部屋とテラスを探して見たけどなかったわよ。他の場所を当たってみたら?
[エレオノーレに対しては、鴉・・というかベリアンと喧嘩したのは自分の部屋の近くの樹だったと、あでるの言葉を補足する。]
何かの影にあったら見つけるのが大変かもしれないけど、エレオノーレが一緒なら探している最中にあでるの花鏡に通信を送り続けてみればどうかしら。
通信がくると光るから・・・それを頼りにすれば分かりやすくなると思うの。
[昨夜自分があでるの花鏡を探すなら使おうとした方法を提案した。]
[掃除は午前中に終えた。
テラスに鴉の姿が無かったのは心配だったけど、仕事で走り回っているうちに無事な姿を見かけて安心した。ベストがほつれているとか小さいことは気付かなかったけど]
― 厨房 ―
[楽しそうにバスケットにお弁当を詰め込むシルキーをぽーっと見つめた。運ぶ手伝いの申し出は丁重に断られてしまった]
セルウィン様と、ですか。
楽しい一日になるようにお祈りしていますね。
[微笑んで立ち去る姿を見送った]
…羨ましいな。
[ぽつりと呟く。
羨ましいの言葉が、何処に、誰に、かかるのか自分でもわからないまま、
心の中のもやもやを晴らそうと手のひらで胸元をポンポン払った]
…うん。何もせずに羨むだけじゃダメだ。
それでも、彼女が笑っていてくれるのが何よりも嬉しいから、出来る限りのサポートをしよう。
[決意を新たにした]
[その後、廊下を歩いていてエレオノーレに声をかけてもらった]
なんですか、エレオノーレ様。
[体ごとエレオノーレの方を向き直って、用件が覚えきれそうになかったのでメモ帳を出して記入していく]
地図…ええと、なんかこう山とかが波打ったやつですね。
[多分通じたはずだ]
筆記用具…ペンとメモ用紙とコンパスと定規ですね。
[メモ帳に書き込む]
方位磁石、水筒、ロープ、カンテラ…これは中に発光虫が入っているもので、ライトと言えば明かりが付き、オフと言えば消える物を用意します。そうすれば火種が必要ありませんし、火傷の心配もありませんから。
それらが入るリュックと、後、チョコとかチーズとかかさばらない食料も用意しますね。
追加があれば遠慮なく言ってください。それでは準備にかかります。
[ぺこりと頭を下げてエレオノーレから離れた]
もしかして、おふたりで探検に行くつもりなんだろうか。心配だな。一応、ジャンさんに報告しておこう。
[執務室に立ち寄り、ジャンの姿を見つければ懸念のことを話した]
今はここも普通の状態ではありませんし、心配してし過ぎということはないと思うんです。
聖乙女様たちの行動を制限するなどとおこがましいことはせずに、遠くから見守る護衛をつけてはどうでしょう。
[進言はするが、決定はジャンに任せて執務室を後にした]
― 花園の小径・朝食中 ―
[シルキーからの通信を受けた後、
魔候は小径近くの空き地で朝食の席を広げていた。
この日のメニューは、近くの森で狩った兎を
赤竜の火で炙った丸焼き。]
うむ。狩りなど久しくしていなかったが、
やはり良いものだな。
[二三羽を平らげたところで食事を終え、
諸々を下げさせて、自分は人待ちの態勢になる。
待っている間の暇つぶしとて、花鏡を覗き込んでいた。]
ふーむ。
クラーケンを呼んでの宴席とは、
あやつも相変わらずいい趣味をしておるな。
[セルウィンからの通信に感心したあと、
シグルドからの通信を見て、眉を上げる。]
―――さて。
魔界の現状を知ったそちを天界に帰せば
天の連中が好機とばかりに攻め寄せるであろうゆえ、
そちは天には帰せぬ。
…と言いたいところだが、天界もそれどころではなさそうだな。
天界が呪いなどで滅びてはつまらぬ。
さっさと目的を果たして戻るがよい。
[呵々と笑って手を軽く振る。そこで通信が途切れた]
― 花園の小径 ―
[暇つぶしを終えたころ、風に千本槍の匂いを感じて立ち上がる。
果たして、小径の先に月色の髪が煌めくのを見つけて、
そちらへと歩みを進めた。]
聖乙女よ。
そちの美しき気は、遠くからでも余を惹きつけてやまぬな。
再びそちにまみえること叶って、余の心は喜びに震えておる。
よく、来てくれた。
[シルキーの前へと辿り着けば、
狼の前脚を折って伏せ、エスコートの形に右手を伸ばした。**]
― 泉 ―
[清い流れの中でを鮮やかにターンを決めながら、昨夜、届いたシルキーの返信を思い出す。
そして、彼女が祈ってくれた夢の風景を。]
【シルキー宛】
おはようございます。
昨日は素敵な夢を送ってくれてありがとうございます。
うたかたの夢にあなたの髪にも似た金の穂がなびく場所を歩きました。
遠くに大きな四枚の翼を回転させる建物を見ました。
この花園の中にある場所でしょうか?
それならあなたと一緒に行きたいです。
ふたりで見ると世界の素晴らしさ愛しさが二倍になるということを、僕は知りました。
もっとも、あなたと過ごすというだけでかけがえのない時間ではあるのですが。
ピザと甘いもの、楽しみにしています。
日が中天にさしかかる頃、泉を出る時にまたメッセージを送るつもりです。
[送信ボタンを押した後、セルウィンの耳は汀の小さな足音を聞きつけた。
歌うようなその音は舞いの軽やかさを伝えてくる。
しなやかな尾鰭で水を掻くとセルウィンは水面に浮上した。]
──エレオノーレ!
[人魚の姿に戻っているセルウィンの動きは地上よりずっと滑らかで力強い。]
来てくれてありがとうございます。
今、光の角度がとてもよくて、水中に虹が出来ていますよ。
ご案内します。
さあ、どうぞ!
[ニコニコとエレオノーレが泉に入る準備をするのを見守っている。**]
投票を委任します。
人魚 セルウィンは、釣鐘草の聖乙女 エレオノーレ に投票を委任しました。
― 廊下 ―
[図書室で新たな本を入手しようとしたら、貸出は1冊までと言われたので渋々テーブルマナーの本を返却し、代わりにある本を借りた。
その後、廊下を歩いていれば、前方を行く金髪姿に気がついて――違和感を覚えつつも話しかけた]
よっシルキー、着替えは終わったかい?
……あ?
[対象の人物が振り返れば、違和感の正体を理解した。
シルキーと間違えて別の人物に声をかけてしまったらしい。
話を続ければ、聖乙女らが探索に出ることを聞かされるかもしれない]
― 花園の小径・朝 ―
[予想以上に早く現れたマーティンを見るとにこやかに微笑んだ。]
いつもながらご丁寧にありがとうございます。
私は思いがけぬ巡り合わせによりマーティン様とこの花園でお会いできて幸せです。
本来ならば種族が違うだけでなく、魔侯というあなた様の立場を考えれば到底叶わぬことでありますのに。
ですからお呼び出しを受けたら喜んで参ります。
― 食堂 ―
ね? そうなったら、わたしたちも困るもの。
[ぴんと伸びた髭に、目を細めて。]
で、心当たりは……ふむふむ。
[食べて。まあ、食堂の事だろう。]
……ん?
[カラス? そういえば、昨日もカラスの声が聞こえたような……この世界には意外とカラスが多いのだろうか。]
……シルキーの部屋、って事は、わたしの部屋の隣ね。
でも、ここに来るまでにも、花鏡は見なかったよ。ねえ、そのカラスを捕まえたのは、どの辺り?
[ついでに、自室と厨房までの間にも、見かけた記憶は無く。]
[マーティンを真っ直ぐ見て答えると、伸ばされた右手に自分の左手を預けた。]
人の生は短いと思っていましたが、マーティン様と再びまみえるまでの時間は不思議と私にとって永遠にも似たじれったさを感じておりました。
どれほど楽しみだったことか。どうぞよろしくお願いいたします。
― 厨房・昼前 ―
[荷物を運ぶと申し出てくれたロスリンに礼を言う。わざわざ申し出てくれた気持ちと祈りに込められた優しさを感じたから。]
ありがとう、ロスリン。今はその気持ちだけ頂くわね。
[避けられなければ、手を伸ばしてそっとロスリンの髪を撫でるだろう。
会って間もないが心を砕いて身の回りの世話をしてくれるから、信頼の念だけでなく親しみも感じている。]
ここに来て以来あなたは私に対して本当に良くしてくれて、いつも助かっているの。
だから次お願いがあったら是非頼りにさせてもらうわ。そのときはお願いね?
[ロスリンに微笑み返すと、厨房をあとにした。]
― セルウィンからの通信後 ―
[届いた返信を見て考え込む。もし夢の風景が本当にあるならば、自分もセルウィンと一緒に行ってみたい。
花園の地理に詳しそうな門番を見つけて話しかけた。このような場所に心当たりはないかと。
すると肯定の返事をもらえたから、嬉しくて笑みがこぼれた。]
本当にあるんですか?・・良かった。詳しい場所を教えてもらえます?
[門番から詳しい情報を得ると、セルウィンに返事をした。]
”セルウィン宛の通信”
どういたしまして。セルウィンさんが素敵な夢を見られたと聞いて、私も嬉しく思います。
とても美しい風景ですね。私もそんな場所が花園にあるならば、あなたと一緒に歩きたい。そう思い調べてみました。
[一旦言葉を切り、少し目を閉じて黙り込んだあと。]
[けれども、>>47シルキーからの助言を得れば。]
ああ、じゃあシルキーの部屋には無いのか……。
それなら、一番怪しいのはその樹の当たりかな?
[カラスがベリアン? 何で? と、疑問には思ったが。髪も黒く肌も浅黒い彼をあでるがカラスと呼ぶのは、なんだか解る気はして、特に何も問わぬまま。花鏡の探し方を聴けば。]
えっ。
……う、うん。確かに、その方法なら、ただ闇雲に探すより効率が良いかも。シルキー、ありがとう。
ね、あでる君。朝ごはん食べたら、忘れないウチに探しに行ってみよっか? 場所が限られてるなら、すぐ見つかるかもしれないし。
[……何で花鏡は着信で鳴らないんだろう。と、つい考えてしまいつつ。膝の上のあでるに、問いかけて。]
[目を輝かせて言葉を続けた。]
・・・本当にあるそうですよ。驚きました。
セルウィンさんはとても素晴らしい能力の持ち主なのですね。おかげでまた楽しい時間を過ごせそうです。
場所は調べましたから、今回はそこに行きましょう。あなたが見た風景は、その場で説明します。楽しみにとっておいてください。
連絡お待ちしています。
ただの、獲物……。
[>>45つまりそれって、能力を封印される程度には強い力を持った猫又、という事なのではなかろうか。
けれども。浮かんだのは恐怖ではなく……ほんの少しさみしいような、そんな感情で。]
魔物も? ……やっぱり、食べてる所は想像しにくいけど……うーん。
[それでも。気にいった、という言葉が聞こえれば。]
…………。
……ん。ありがとね、あでる君。わたしも、あでる君とだったら、こういうのも良いかも。
[飼う、と言っても……要求されるのはこのような事だろうか、と。先ほど胸を覆った靄が少し晴れた感覚で、胸を張るあでるの背を撫でた。]
[それから少し頬を赤らめ、わずかに声を落として告げた。]
・・・わ、私も同じ気持ちです。あなたと見る風景も過ごす時間も。キラキラ輝くような気がいたします。
― 泉 ―
……わっ!
[>>59しなやかに揺れた水の動き。
そうして、飛沫を上げて現れたのは……初めて会った時と同じ姿をした、セルウィン。濡れた髪が光を浴び輝く様子に、鼓動が高鳴るのを感じつつ。]
ううん、こっちこそ……一応泳げるけれども、迷惑かけちゃったらゴメンなさい。
後、その。息継ぎとか考えると、何度も往復する事になっちゃうかも……。
[>>60笑顔で迎えてくれた彼に、少しだけ申し訳なさを感じつつ応えて。]
えっ……水の中に虹が!?
わぁっ……見てみたい! ちょっと待ってて、すぐ準備できるから……
[と、胸元のボタンに手を掛けて。]
…………。
……一瞬だけ、後ろ向いててくれますか?
[まあ、そうは言っても結局中に着ているので、脱ぐ事自体には躊躇いは無いのだが。
その間、真っ直ぐな視線が向けられる事を思うと、何故か少しだけ居心地が悪くなって。
彼がどうしたのかはともかく。
そのまま、胸元のボタンを数個外せば、すとんとワンピースを落として。]
お待たせしました!
じゃあ……わ、冷たっ! ……でも、気持ちいい……。
[泉の中へと脚を浸せば、水の冷たさにたじろいだのは、一瞬。
ミニスカートにも似たパレオが、水を吸って濃い青に変わり。胸元がなるべく隠れるよう選んだ、フリルがたっぷりと入ったトップスまで、水に沈めた。]
― 昼過ぎ・自室 ―
[食事の後、落ち着いて、暫く経った頃だろうか。朝着ていたチャイナシャツに着替えて。]
わ……言ってた通りの物が入ってる。後でロスリンさんに、ちゃんとお礼言っておかなきゃ。
[>>51>>52リュックを覗けば、頼んだ通りのセットが入っていて。
不思議なカンテラの明かりがきちんと灯るか試し、声で作動する事に軽く驚きつつ。]
……シルキー、今大丈夫かな。
[どこに居るのか、きちんと届くのかは分からないが。朝のテレパシーを試そうとして。]
/* エレオノーレ>>68
>……何で花鏡は着信で鳴らないんだろう。
確かに!
でもこの世界には携帯と呼ばれる鳩は生息してないさかい、仕方ないのや。堪忍したって。 */
……他の方々にも、言っておいた方がいいのかな。
[ふと。予想以上に《探検》の体になってしまったセットを見つめて浮かんだ、一抹の不安。
花鏡があるから、万が一があっても、そう困る事にはならないだろうが……。]
仙女様も、聖騎士は聖乙女を支えて……って、仰ってたものね。
[わざわざ花園へ足を運ばれた、優しい方々。
シルキーがテレパシーで言っていた事には、概ね同意なのだが……わざわざ足を運ばれた方々だからこそ、声を掛ければ、力になってくださりそうな気がして。]
んー……後でシルキーと会った時に、その辺りも相談しないと。かな。
[ああ、でも。思慮深いシルキーは、何と言うだろう? それとも、既に同じ事には思い当たっているだろうか?
……ぐるぐる考えるよりもまずは相談を、と。彼女へと、思念を向けようと*]
― 昼過ぎ・自室から ―
シルキー、今大丈夫?
[どの辺りの時間帯だろう。自室に戻れば、シルキーへ呼びかけて。]
わたしはいつでも大丈夫だよ。
資料って、どこかにまとめてあるのかなぁ? ……でもまあ、すれ違わないように、部屋で待ってるね。
[皆へ探索の事を告げるかどうか、は。改めて顔を合わせた時の方がいいだろうかと、要件だけ伝えて。
実際に会えば、まずは文献を探せる場所を当たる事になるだろうか?]
― 自室・昼過ぎ ―
[部屋に戻って届けられたリュックの中身を覗いて目を丸くした。]
まさに至れり尽くせり。これだけあれば、私が追加してお願いする必要はなさそう。
エルも頼りになるけど、ロスリンにも助けられるわ。
[独り言を呟くと、探索に相応しい服装は何かと考えつつ選ぶ。
普段よりも身軽な服装・・白のシャツの上からピンクの花柄パーカーを羽織り黒のパンツとスニーカーを選んだ。
着替えが終わったところでエレオノーレの囁きが聞こえた。]
― 自室・昼過ぎ ―
ええ。ちょうど私も着替えが終わったところ。タイミングばっちりよ。
エル、準備ありがとう。私から追加する必要がないくらい完璧な装備だわ。
これから部屋に行くから待ってて。
資料だったら・・・図書室か資料館に行けばあるんじゃないかしら?
聖乙女の伝説は外にも伝わってるんだもの、文献がきっとどこかにあるはずよ。
[まずは資料を探しに行くならば、ほぼ危険はないはずだし、他の皆様がどこにいるか分からないから、今は運良く顔を合わせたら伝えようと提案する。
他の危険な場所に行く際には、改めて考えた方がいいだろう。]
千本槍の聖乙女 シルキーは、花園の仙女 ローザミスティカ を投票先に選びました。
/*
〜オマケ:花園流行最前線・釣鐘草の聖乙女編〜
◎0d(1日目昼)
>>0:11友達お手製の舞台衣装に、謎の技術を誇る付け耳。まあつまり、キャラグラ通りって事だね!
◎1d(1日目夜〜2日目朝)
>>1:69食事会での服装。あまり背は高くないらしいので、マーメイドラインとかのロングドレスは着る勇気は無かったようです。
>>1:228食事会後、シグルドとドーナツ作り。化学繊維だと、油跳んで火傷した時、危ないですもんね。
>>1:279翌日朝、食堂にて。パンツルックだけど、つまるところ釣鐘草の聖乙女って寒色系かモノトーンくらいしか似合わないんd(むぐむぐ
◎2d(2日目朝〜)
>>72水着の上は、着替えが楽なワンピース。スク水じゃあんまりなのでビキニにはしてるけど、乙女戒律もあるので胸丈のキャミ型、フリルたっぷりで胸元の露出は少な目な感じで。
…………。
★誰得ですかこの設定。
☆考えてる本人はすっごく楽しかったです!.*.:(*゚∀゚) ゚・*。.
図書室か資料館……そっか。これだけ大きな宮殿なら、そういう場所もあるのか。
前に現れた聖乙女さん達が、どうやって花を咲かせたのか……咲かせ方までは解らなくても、ヒントは載ってるよね。さっすがシルキー!
[完璧な装備、と言われ。笑みを浮かべて応え。]
じゃ、まずはそっちで探してみよっか。
司書さんとか、居るのかなぁ。
[そんな返信をした頃に、部屋のノックの音が聞こえて。]
― 自室・昼過ぎ ―
[ドアを開ければ、そこにはテレパシーで約束した少女の姿>>76が。]
うん! ……あ。ちょっとだけ待ってて!
[と。彼女がパーカーを羽織っているのに気付けば。慌ててクローゼットへ駆け込み、数秒で出てきて。]
今見て気付いた……外出るなら一応着といた方がいいよね。
シルキー、ありがとう! じゃあ、行こっか。
[足元はさすがにスニーカーだったが、パーカー……というか上着の必要性に気が付いて。シャツの上に、ゆったりとした、白と紺のパーカーを羽織れば。彼女の隣に並んで、歩き出した。]
[頼まれた物を入れたリュックをふたつ運んでいる時にシルキーを呼ぶ声が聞こえた>>62が、どうやら間違えて呼ばれたらしい]
残念ながらシルキー様じゃなくてごめんなさい、ベリアン様。
[苦笑混じりに頭を下げた。ずり落ちかけたリュックを抱え直す]
あ、重くはないのでお気になさらず。
[聖乙女ふたりの探検について、協力者の方も知っていたほうがいいかな、と思った]
あの、これは聖乙女様たちに頼まれた探検セットです。
一応護衛の手配もお願いしておきましたが、協力者である貴方にも知っておいていただいたほうがいいかと思いまして。
[一生懸命背伸びしてベリアンの耳元に聖乙女達が探検を計画しているらしいと話した]
こっそり出かけるつもりかはわからないのですが、もしそうなら、ベリアンさん、おふたりの護衛をお願いできませんか。無理にとは言いませんけど。
あっと、仕事…それじゃ、失礼します。
[ぱたぱたと小走りに去った]
表土温度の変化が現れているっていう話だから、用心するに越したことはないわね。
[慌ててパーカーを羽織ってきたエレオノーレにこくんと頷くと、隣同士並んで歩き出す。
図書室の場所は、すぐ教えてもらえた。意外と分かりやすい場所にあって、これなら迷わずにいけると安心する。
どうやら重要な施設は、宮殿の中の行きやすい場所にまとまっているようだ。]
― →図書室 ―
― 昼下がり・厨房 ―
[朝に剥いたじゃがいもで作られたビシソワーズと、ハムとチーズを挟んだパンで昼食中。
指先で髪に触れてそっと目を閉じる。思い出すのはシルキーに撫でられた時のこと]
貴女のためならば、どんな無茶な頼みでも叶えたいと思います。
[撫でられた動揺で伝えられなかった言葉は、しっかりと胸に刻みこんだ]
投票を委任します。
召使い ロスリンは、千本槍の聖乙女 シルキー に投票を委任しました。
”ベリアン宛の通信”
[ようやく気持ちが落ち着いたから、朝マーティンに会ったあと昼までの空いた時間に通信を送った。]
・・・。
[ほんのわずか、気づかれるか気づかれないか微妙な時間沈黙ののち、緊張気味の音声が入る。]
あの、その。今朝は失礼しました。私たち人間の世界では、普通女性は男性の前であんな服装で出てきたりしないものだから、焦ってしまって。
もし気分を悪くしたならごめんなさい。
[だがだんだん口調はしどろもどろしてくる。]
今朝の姿を誉めてくれた、のは。素直にうれ、嬉しいのですが。はは恥ずかしくて仕方ない、から。
・・・。
ぜ、是非!忘れてもらえませんかっ!
[最後は早口で半分叫ぶように告げると、唐突に通信は終わった。]
― 廊下 ―
[ロスリンの反応>>78はあの猫叉とは違う意味で小動物っぽいなと思った]
探検っ!?
……ったく、しょうがねぇ連中だ。
[おそらく仙女とやらが言っていた件だろう。
確かに聖騎士に任ぜられた魔物に頼んだとて、まともに聞いて真面目に調査を引き受けるとは考えにくい。]
だからと言ってなぁ……。
よく知らせてくれた。
あぁ、礼と、シルキーに似ている分――代わりだ代わり。
[そういってロスリンの頭をわしゃわしゃと撫で回した。
頭を撫でる行為に詳しくないので力の加減はよく分からなかった。
小走りに去っていったのを見送ると、少しのあいだ思案して考えをまとめてから歩き出した]
― 自室 ―
さすが運命の者だ。心が強い。
[シルキーの心持ちに、とても関心してから]
こちらもこちらで、度胸が据わっている。
言うではないか。
手の内を明かすのはあまり好きではないが。
[花鏡の自分宛てももう一通にも、早速返信をする]
[廊下を強く踏みしめながら歩く。
そのたびに頻繁にずれる眼鏡を直しつつ]
花咲かせる前に何かあったらオレが困るんだぞ。
……死なせるかよ。
[その呟きは誰に向けたものかは意識はなく。
死に敏感なのは凶鳥としての特色かもしれない。
宮殿から外に出るとカラスに戻り、上から様子を窺う。
やがて聖乙女が連れ立って出発すれば、こっそり空から太陽に紛れながらついていく算段。*]
/* シルキーサン
アナタ キョウイチニチデ ナンカイ フク カエマシタカ?
とかゆうたら駄目、です、よねー。
女性用の服を考えられるスキルがないさかい、全部検索したのだったりして。
我ながら明日から困らないかこれと思うておる。(待て。 */
[シルキーとエレオノーレの部屋にリュックを置いた後、廊下でくしゃくしゃになった髪を手で整えた]
今日はどういう日なんだろ。
[誉められることはあっても撫でられることはここ何年もなかったから]
なんか、ちょっとホームシックになりそう。
[苦笑しながら次の用事へ]
[花鏡がぴかぴか光っているのに気付くと、宮殿の屋根の上に降り、人間姿に変身して確認し――小さく独りごちた]
……普通、男性、か。
[いくら人間の姿をしているとはいえそれは変身で、正体は大鴉である。
シルキーが人間の尺度で、カラスを男扱いしてきたことは、嬉しくもありむず痒くもあった。
あれが何故どう恥ずかしかったのかは今ひとつ理解できないままだが――]
― 待ちわびて、夜になりて ―
…そろそろよいかな。
[静かに本を読んでいたが、内心は楽しみにしていて夜になるのを待ちわびた。
暗くなり自分の手のひらを見つめて、大丈夫と確認するとシルキーの部屋へと向かった]
"シルキー宛て"
あの格好が恥ずかしいなら、もう出てきてくれないのか?
オレはいつでもあそこで待ってる。
今朝のあれが最後なら、あの格好はずっと憶えているから。
……シルキーと話した最後のときのこと、忘れたくないもんな。
それが嫌ならまた外に出て来いよ。
あの格好でとは言わないがな。
[本音ではあったが、カラスは相変わらず口の悪い種族だった]
― 自室・夜 ―
シグルド!お待ちしていました。
[ノックに反応して、素早くドアを開ける。満面の笑みには誘われたのが嬉しいと明確に現れていた。
今の服装は長袖でパープル色の袖口と裾に花柄が入ったAライン膝丈のワンピースである。頭に被ったポンポン付きパープルのベレー帽を左手で軽く抑えつつ、シグルドに視線を合わせた。]
[鼓動の早さは先ほどの倍ほどになる。]
なんという可憐さでしょう…!
[歓びとともに手を差し伸べてエレオノーレを水の世界へ誘う。
エレオノーレのミニスカートにも似たパレオは鰭のようにふわふわと広がり、青い水に融和し、水に舞う白い肢体は虹を映すスクリーンになる。]
― 図書室 ―
[>>79シルキーと共に、教えて貰った図書室へと向かい。]
えっと……一番奥の棚、って言ってたよね。なら……あ、あった!
[棚の一角、一際古びた本が並ぶ箇所へと向かう。]
どれから読めばいいかな……って、…………。
[意気揚々と本を開いたが……並ぶのは見た事のない文字ばかり。
そういえば。異世界から来た自分は、この世界の文字を知らない。]
……ごめん、シルキー……わたし……
[彼女なら、この本は読めるだろうか? 事情を話して、渡そうとした所で。]
わっ……!?
[持っていた花鏡が、着信の時のそれとは違う色合いに光りだして。]
……あ、れ?
[光が当たる箇所が、自分の世界の言葉に変わる。
小さく収まった光。どうやら、移動させる毎にその部分だけ、翻訳してくれているようだ。]
良かった、これなら読めそう! えっと、じゃあ……
[と。背表紙を追えば、直接関連していそうな資料も、棚の一部に纏まっているらしい。
手分けをすればすぐだろうか、と、彼女と共に本を追った。]
― 自室・昼前 ―
[通信を受け取ったベリアンが複雑な思いを抱いているとは知らないまま>>85。・・仮に面と向かって尋ねられても今は上手く説明できないに違いない・・椅子に座って珍しくぼーっとしていると、花鏡が光った。
反射的に見てベリアンからの返信に赤面した。]
・・・。
[主に気持ちを落ち着かせるために時間を置いて、花鏡を取り上げる。]
”セルウィン宛の通信”
ご心配なきよう。
今朝の服装で会うのが困るだけで、ベリアンとテラスで会うのが嫌な訳ではありません。
むしろ。朝言ったように、あなたとの会話は私にとってとても楽しいのです。
また・・・テラスに出ますから。今朝が最後には、しませんから。
だから・・・いえ、何でもありません。失礼します。
[焦っているから、ベリアンの口の悪さには意識が向いてない。
結局忘れてくれるのか覚えているのかは、恥ずかしくて再度聞き出せなかった。]
今日もとても麗しい。
紫がシルキー――
君の瞳とよく合ってとてもよい。
それに…
[ベレー帽のぽんぽんを、触って]
これはすごく肌触りがいいな…!
[余計なところで関心して、我に返って]
― 泉 ―
可憐……あ、ありがとうございます。
[>>90感嘆の声と共に、手を差し伸べられれば。
赤くなる頬を隠せないまま、セルウィンの手を取って。]
じゃあ、よろしくお願いします。……っ。
[そのまま、息をいっぱいに吸って。導かれるがまま、水の世界へ。]
― 図書室 ―
[エレオノーレと共に本が詰まった高い棚の間を一番奥まで進む。
適当な一冊を手に取ろうとしたら、先に本を開いたエレオノーレから声をかけられた>>91。]
どうかしたの?
わぁ……!
[まず、視界に飛び込んできたのは、どこまでも続く青。
手を引かれ、水を渡れば。大小さまざまな魚が群を成して、或いはめいめいに、悠々と泳いでいる。
七色に輝く光の渦の中。
セルウィンの尾も、虹色の光を纏い、輝いていて。]
綺麗……あれが、水の中の虹、ですか?
[と、声を発してから。ここが水中だという事に気付いて、慌てて口を押さえたが。]
[返事をするのとほぼ同時に花鏡の光に気づいた>>92。
光が当たった本の文字が、エレオノーレとは逆に自分には読めない内容に変わっていく。]
あ!エルは異世界から来たから、文字が読めなかったのね?
もしかして今出ているのがあなたの世界の言葉かしら?とても興味深いわね。
[先ほどエレオノーレが見せた態度と照らし合わせて真実を掴むと、納得顔で頷いた。]
じゃあ、手分けして探しましょう。
[資料の中には、ずばりヒーラールーが花園のどこにあるかを示した本が存在している。
ただし図書室でも特に重要な機密であるため固く封印されていて、聖乙女以外には読めなくなっていた。]
……あれ。苦しく、ない……?
[地上に居る時同様に息ができ、話せる事に気付いて、首を傾げた。
……クローゼットに用意されていた水着の中には、実は、水中呼吸のできる術が掛かった特製の物もあるらしく。今着ているのがまさにそれだったという事を知るのは、彼女が宮殿に戻ってからの話。]
― 小高い丘の夜 ―
ほう。やはりここがよかったな。
ぴったりだ。
[実は読んでいた本はこの花園の地形図で。
自分の力で綺麗に見える場所を、気で探っていたのだった]
さてとシルキーに、喜んでもらえればよいが。
[彼女がよければ、ここまで手を握っていただろうか。
シルキーを喜ばせたくて考えたのは、この場所で見せたい景色。
シルキーを微笑んで見つめてから]
rite ratobaritaurusu aruarosu baru netoriru
「我を助けよ 力を甦れ」
が、本当w
知っている人は、知ってますねw
― 図書室 ―
うん……そっか、逆にシルキーにはこの文字は読めないんだね。
そう、この文字がわたしの世界の……わたしの国の文字なの。
[>>101頷くシルキーに、笑顔を向ける。機会があれば、この世界の言葉も読めるようになりたい……と、こっそりと思いつつ。]
そうだね、一緒に探そう!
……って、他の人が居たら、声が邪魔になっちゃうかな。何かあったら、まずは、こっち?
[と、胸元を指で示せば、彼女には意図は伝わっただろうか?
自分の手元にある本には、《花の―――》……タイトルが擦り切れてしまっていたが、花に纏わる何かが書かれているようで。]
― 自室・夜 ―
ありがとうございます。私もこの帽子気に入ってるんですよ。
[ぽんぽんを触っているらしいシグルドに笑みを向ける。この帽子を買おうと思ったのは、まさしくシグルドと同じ感想を抱いたからだった。
意見が同じでとても嬉しい。]
・・はい。
[ひとつ頷くと、シグルドが差し伸べた手に自分の手を重ねた。]
― 小高い丘・夜 ―
・・・。
[夜でも自分を見つめるシグルドの視線を感じる。
今は夜だから、真っ赤になっている顔はよく見られないだろうとは思っても、胸が高鳴るのが分かった。
それでも繋いだ手を自分からは離せないまま。シグルドが何を見せてくれるのか、じっと待っている。]
水中でもしゃべれるのですね、よかったです。
[エレオノーレの声を聞いて微笑む。]
でも、水圧に耐えるのは別だと思うので油断なさいませんよう。
[地上の生き物に完全な水棲能力を与えるのは人魚族にとっても特別な意味をもつ秘技。
エレオノーレが水の中を生活の場とすることを望むかどうかわからない今はまだ言い出せなくて。
しばらく水面に近いところで水に馴染んでもらった後、いよいよ身長より深い水の奥へと潜る準備をする。]
推進力が足りないようならばこれを使いますか?
[差し出したのは宝石のついたベルト。
セルウィンが陸を歩む足を獲得したように、人間が用いれば尾鰭を得る魔法のベルトだ。]
rite ratobaritaurusu aruarosu baru netoriru
[手を前にかざして「我に力を 光を甦れ」と、呪文を言うとシグルドの手の一帯から、淡い光がひとつ、ひとつついていき――
やがて広がっていき、目の前は瞬く光が小高い丘の真下一面に広がっていた]
……『花を咲かせる時には』。
ええと?
……『ヒーラールーは、花を咲かせるその前に、周囲の空気から《――》を吸い取る性質があります。』
『けれども、そのままにしてしまうと、ヒーラールーは自らの作り出した環境に耐えきれず、枯れ落ちてしまいます。』……。
『花を咲かせるには、――――――で、聖乙女が祈りを捧げる事で……』
……途中途中が虫食いみたくなってて、読めないや。どうせならもっと直接、場所のヒントになる本だったらよかったのに……。
[読めない単語は、彼女の世界で直接言い表す言葉が無く、彼女自身が意味を理解していない単語なのだが。それは、知らないまま。]
……シルキー、そっちはどう?
― 屋根の上 ―
[シルキーからの通信を受け取って。
最後、何を言いかけたのかは想像できなかったけれど]
……なおさら、死なせるわけにいかないよな。
[幾度となく魂を運んできた身。
何かあれば別れとなるのはよく分かっている。
明日の朝を迎えさせるためにも――とこれからのことに決意を固めた]
/*
>>108
らwwwwwwwwwwwwwwwwwぴゅwwwwwwwwwwwwwwwwwwwたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
そこでその呪文は反則だ……!!!
― 図書室 ―
エル、教えてくれてありがとう。
[エレオノーレの説明>>104に、もう一度本に視線を戻す。
機会があったら、エレオノーレの世界について教えてもらいたいと思った。無論請われるなら文字でも文化でも、教えようと思っている。
胸を指で示すエレオノーレに向かって同じ動作をした。意図は伝わっている、と。]
そうね。図書室は他の人も使うだろうから、静かにしなくちゃ。ね?
― 泉 ―
うん! セルウィンさんの声も、ちゃんと聞こえるよ。
これも、聖乙女の力なのかな?
[実は水着が、……略。
セルウィンの声>>107が聞こえた事に安堵して、同じように微笑んで。]
水圧……うん。少しずつ、少しずつ、慣らせばいいのかな……。
[水面近くで周回はするが……]
……だ、ダメだ。浮力で、進めない……。
[底へ潜ろうと足をばたつかせるが、一定の位置から進めないまま。
数回挑戦した後、ベルトを差し出され、その効果を説明されれば。]
…………使っちゃって、いいの?
……うん。わたし、セルウィンさんがいつも見てる世界を、もっと見てみたいです……!
[そっと受け取って、腰へ巻き付ければ。その脚はたちまち、尾へと転じて。]
っ、わ……!
[足をぴたりと付けた時のままのような感覚で、尾を動かせば。確かに、水を進む力が増して。]
[エレオノーレが花についての記述を読んでいる最中、聖乙女の力に関する記述を見つけていた。]
『聖乙女としての力は、花園に招かれ、聖騎士との交流を通して次第に目覚めていきます。』
『ある程度の力に目覚め、同時期に聖乙女として招かれた相手と交流が深まると、やがてお互いのみに通じ合う秘密の言葉が交わせるようになります。』
・・・やっぱりこの囁きが使えるようになったのは、聖乙女としての力が高まっているからなのね。嬉しい。
[得られた吉報に喜びつつ、次の記述に目を走らせる。]
『聖乙女が力を発揮するには、祈りが欠かせません。』
『祈りを捧げるには、花園の中の・・・。』
[ここまで読んだところで、エレオノーレの呼びかけに気づいた。]
あ、私は聖乙女の力についての本を見つけたわ。
よかったらその本と交換してみない?私も興味あるから。
[エレオノーレがよければ、本を交換するだろう。]
シルキー。
余を照らす麗しき月よ。
[魔候の背で鷲の翼が大きく広がり、
陽の光を遮って影を作る。]
少々東の方へ遠く赴くゆえ、
そちと共に転移することを許すがよい。
[広げられた翼はシルキーを包むように前へと伸ばされた。]
― 小高い丘・夜 ―
・・・。
[シグルドが呪文を唱えれば、手から淡い光がひとつずつついて。
小高い丘の真下に広がる風景に言葉を失う。
感動で震えて、思わずシグルドの手を知らない間に握り締めていた。]
・・・きれい。
[見たことのない風景をどう表現していいか一瞬言葉を失って、迷った末にありきたりの表現しかできなかった。
でも胸の中は、自分を連れ出してくれたシグルドへの感謝でいっぱいだった。]
[エレオノーレが水流に巻き込まれないよう注意しながらも、水中で舞うようなその姿に破顔する。
ベルトの魔力で尾を得たエレオノーレの姿は人魚に似て、それでいて人としての可愛らしさもまた兼ね備えていて、海底火山の爆発を間近でみたようなインパクトを覚えた。]
とても佳いです、エレオノーレ。
このままお祖母さまに紹介したいくらいです。
[手に握っていたものをエレオノーレに見せた。]
さきほど、下の砂を攫ってみつけた淡水真珠です。
あなたに差し上げます。
まだあるかもしれません。
これがヒーラールーの種なら、なおよかったのですが。
一緒に探してみませんか?
うん、ありがとう……文字は書いてあるみたいなんだけど、ちゃんと翻訳されてくれないみたい。
一応、環境が変わるとか、温度や水……とか、今回の変異っぽい事も書いてるみたいなんだけど……。
[>>@13シルキーの言葉が聞こえれば、それまで手にしていた本を交換して。]
……ホントだ。やっぱりこの囁きは、聖乙女の力に目覚めてる証拠なんだね!
[無言のまま、嬉しそうにシルキーへ笑みを向けて。]
ええと……?
『祈りを捧げるには、花園の中の《聖域》で、聖乙女達が心を合わせる必要があります。』
『但し、聖乙女が祈りを捧げる時、花が開くエネルギーが聖乙女達の身に降りかかります』
……って、はい!?
[丸く、目を見開いてから。]
え、えっと……『そのエネルギーに押し潰される事の無いよう、聖乙女が目覚める折には必ず《―――》が共に目覚めます。』
……あ、これは読めないけど文脈で解る。聖騎士の事を言ってるのかな?
[読んでいる本はだいぶ古い文献のようで、一部現代の言葉と違う部分は、彼女には読み取れなくなっているらしい。]
シルキー、そっちはどうだった?
― 小高い丘、夜 ―
気に入って、くれただろうか…
[そうポツリというと、しばらくシルキーと二人っきり。
静かにその光の世界を見つめていた。
自然と握り返された手を、握り返して。
温かい気持ちを、かみ締めながら――]
― 花園の小径・朝 ―
[マーティンの言葉に一瞬表情に驚きが浮かぶ>>115。
だがそのひとつひとつの響きが体中に広がって、空いている右手で胸を押えた。]
分かりました。すぐには無理でも、あなた様が意味がないと仰るならば。互いの違いについては、これ以上言及するのはやめます。
何故なら会いたいと、今はただその一言がいただけて嬉しいですから。
[せめて魔侯が望む自分になれるように。とまではさすがに口に出せなかった。
軽く引き寄せられて声をあげそうになったが、かろうじて留まる。
視線をマーティンに向ければ、陽の光が翼によって遮られたところであった。]
・・はい。あなた様のお心のままに。私はどこにでもついていきます。
[静かに答えると、じっとしている。]
原理を説明するとだな、この場所にも私の力の源となる精=\―
人間でいう精霊だな。
に、ほんの少し力を借りてだな。
シルキーが喜んでくれるものを思ったら、これが思いついてだな…
[熱くなる胸に、シルキーに寄り添うように]
…少しでも喜んでくれたなら、うれしい。
[っと頬を染めた]
― 朝・食堂 ―
はいはい。
もちろんお付き合いするよ、あでる君。
[随分な言いぐさ>>114だが、撫でる毛並に向ける笑みは柔らかに。
皿の中、食べた跡が付いたまま。どうやら、もう満足したらしい、と。彼が膝から退くタイミングで自分も立ち上がれば、そのまま食堂の扉を開けて。]
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