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― 宮殿傍の樹 ―
……ここの事、かな?
[シルキーから教えられた場所>>1:142。
それらしい爪痕は無かったが、早速、と。辺りを見回すついでに、花鏡を取り出して。]
“あでる宛て”
……あ……あでる君の花鏡さーん?
この辺りに居るんだったら、お返事してくださーい……。
[と、そっと呼びかける。もしかしたら、自分の声だけでなく、あでるの声も入っていたかもしれない。
……ちょっと照れてしまうのは、ご愛嬌。]
[エレオノーレと交換した本を読み上げる。]
『ヒーラールーは、花を咲かせるその前に、周囲の空気からQRWYを吸い取る性質があります。』
……どうだろ、あでる君。
何か光った?
[と。花鏡をしまって、見回したが。
こちらから送信する都合上、光を見落としている可能性もあって。]
QRWYを今使われている言葉に直すと、熱という意味ね。
昔温度が上昇するのはQRWYという名の精霊の仕業だと考えられていて、この本の著者もそれを使ったみたい。
[昔長姉から教えられた知識を利用して、エレオノーレに説明する。]
つまり今温度が低下している東の湿原の湿原にヒーラールーがあるのかしら?
『けれども、そのままにしてしまうと、ヒーラールーは自らの作り出した環境に耐えきれず、枯れ落ちてしまいます。』……。
だとすると、枯れないうちに行かなくてはいけない、わね。
『花を咲かせるには、JKKGCBの活動が活発化した場所で、聖乙女が祈りを捧げる事で……』
こちらは逆に気温を上げる精霊の名前よ。
つまり今回は西の斜面で祈りを捧げればいいのかしら?
― 泉 ―
……えと。似合ってます、か?
おばあさまに?
……!? あ、あの、えっと……。
[笑みを湛えた瞳。何だかその紹介という言葉が、こちらの世界で言う「恋人を家族へ紹介する」ような響きに似ていて、頬が赤く染まる。]
……ちょっと嬉しい、かも。
[呟いた言葉は、水に乗ったか、藻屑と消えたか。
尾を得ると、より一層水流が感じ取れるようになったが。
翻弄されないよう、セルウィンの先導に従い水をかき分けて。
水の中を旋回するセルウィンの動きは、しなやかで綺麗で。水と尾に慣れる頃には、たびたび魅入ってしまっていて。]
わ……! ありがとうございます!
海水じゃなくても真珠はできる、とは、聞いた事があったけど……綺麗……!
[小さな粒を差し出されて。その耀きを、そっと手の内で転がして。]
……そうですね。ヒーラールーの種なら……どれほど……。
[その言葉に俯くが、続けて、一緒に探すかと問われれば。]
はい! 砂を攫って、って……浅い所を指で掬って、ですか?
[探し方を問いかけ、首を傾げて。]
― 花園の小径 ―
[柔らかく温かなシルキーの体を翼で包み、
僅かにためらった後、腕の中に抱き寄せる。
転移の魔力は音もなくふたりを包み、
足裏に伝わる感触は、整えられた土の道から
やや硬い木肌の感触へと変わった。
翼を開けば、周囲には菖蒲の生い茂る湿地が広がっている。
その湿地を渡る長い木橋の上にふたりは立っていた。]
― 東の沼地 ―
そちに見せたいものは、この先である。
[先を示し、告げた息が空気を一瞬白く曇らせる。]
―――如何なることか。
ここはいささか温度が低いようだな。
…寒くはないか?
[傍らに立つ乙女へ、案じる声を掛けた。
仙女が告げたことなどまるで気にも留めていなかったので、
異常事態が起こっている、などとはまったく思ってもいない。]
こちらはこんな感じだったわ。
[エレオノーレが読み上げる内容を耳にすると、同じく嬉しそうに頷いた。]
私も嬉しいわ。どうやって咲かせるか不安だったけれども、こうして目に見える形で現れるとほっとするもの。
・・・これも手助けしてくださる皆様のお陰ね?
それと、勝手の分からない異世界から来たばかりでなれないのに、力を貸してくれるエレオノーレにも感謝しなくちゃ。
??? ……くるぅ、うぃー?
[>>@19耳慣れない単語。
……マズイ。実はこの世界、本格的に言語が違うみたいだ。というか、こっちの世界の発音に置き換えたら、こうなるんだろうか? 発音合ってる……? とは、聴けないまま。]
あ、えと。じゃあ、つまり……ヒーラールーは、熱を吸い取るの?
[>>@20掻い摘んだ説明に、ようやくほっとする。そうして、そのまま導き出された推論に。]
そうだね……枯れないウチに、か。でも、その湿原、今どんな事になってるんだろうね?
[>>128……まさかシルキーが午前中そこに行っているなどとは、思わないまま。首を傾げて。]
― 小高い丘・夜 ―
はい、とても。
[ポツリと呟くシグルドに答える。しばし同じように無言で光を見つめた。
握り返された手にどきりと鼓動が跳ねる。だがそのまま温かさに手を委ねた。]
素晴らしいですね。自分以外の存在に力を借りて、こんな風景を作り出せるなんて。
それに・・・私のために、私を喜ばせるためにと見せてくださって、非常に嬉しく思います。
ありがとうございます。決して忘れません。
[ふとシグルドに視線を向けると、光に照らされて染まった頬に心からの感謝の笑みを向けた。]
じゅっく……ぐくー、ぶ?
[>>@20あ、でも。文脈でどういう事かは解った。続く説明も、やはりその内容で。]
……って事は。
こっちの文献に書いてあった《聖域》は、その力を補う物なんだね。
[温度の高い所と、低い所。暖める時に、祈っているこちら側は冷気をモロに受ける……と考えると、少しわかりやすくなって。]
うん、段々見えてきたね!
そうだね……色んな人に助けられて、ようやく手掛かりがつかめたもの。
……でも、力を《貸す》なんて言わないで。シルキーほど立派じゃないかもしれないけど……わたしだって、聖乙女だもの。シルキーと一緒に、頑張るよ。
[頷きと微笑みとに、確かな手応えを感じれば。こちらも、笑みを浮かべて。]
[ぷくりとエレオノーレの唇から溢れた泡を両手で捕まえてみたりして戯れる。
水という世界を共有することはセルウィンにとって五感で接しているにも等しく、自信をもってエレオノーレを導く。]
淡水でも真珠はできること、知っていてくださり、嬉しいです。
そして、実証をもってそれを示すことができたことは僕の歓びでもあります。
知識をエレオノーレの経験にすることができました。
ええ、少し大きめの砂粒が集まっているあたりを探してみてください。
[手を添えてやってみせる。
真珠の他にどんな宝物が見つかるかとワクワクしながら。]
ああ、魚たちがあの辺がいいと言ってます。
[小魚の群れがいる辺りを示した。
空の日差しが明るい円を描いているあたり。]
シルキーの力になりたいと、いったではないか。
これぐらいは当然だ。
それに…
シルキーをもっと知りたいのだ。
[向けられた笑顔に、どきりとしながら]
思い出にしてくれるなんて。
なんだろうか…この気持ちは…
なんかよいな。
[シグルドもつられて、笑顔を返した]
― 図書室 ―
……よし、だいぶ解ってきたね。
[と。本を閉じれば、シルキーの方を向いて。手に本を持ったまま、手近なテーブルへ。
地図をテーブルに置けば、そのまま筆記用具を手にして。]
ヒーラールーは、花を咲かせる前に、空気中の【熱を吸い取る】性質がある。
だから、その反対の【熱が生まれている】場所で、聖乙女が祈りを捧げなくちゃいけない。
……つまり。
『ヒーラールーは【東の湿原】に咲いてるから、わたしたちは【西の斜面】で祈りを捧げる。』
……こことここ、だよね?
[そうして。2ヶ所、印をつけて、シルキーの方を見て。]
― 花園の小径・朝 ―
[抱き寄せられれば一瞬体を固くするものの、転移の最中に下手に動くと危険かもしれないと判断してじっとしている。
あまりにも緊張しすぎて、一瞬だったはずなのに妙に長く感じられた転移は、足元の感触が変わることで終わりを告げた。
翼が開いた先に広がる風景に目を丸くする。
そういえば、朝湿地についての話を聞いたのを思い出した。]
― 東の沼地・朝 ―
はい、分かりました。
[マーティンへの返事が、同じように白く曇る。その変化で、まさしくこの地こそが朝話題に出ていた場所と知り偶然の一致に驚いた。]
いいえ、平気です。
[嗚呼魔侯は、朝食堂に現れなかったから話を聞いていなかったのだろうか?と推測しつつ、案じる声に首を振った。
実際まだ先ほど感じたぬくもりが残って、体がほてっているようだったが、恥ずかしくて口には出せない。]
― 宮殿傍 ―
[人間を案内する為に先に立つが、壁と壁の間を通り抜けたり、乗り越えたりとちょっと酷い案内だったかもしれない]
……? ……?
[ピクピクと鼻を動かしたり、耳をあちこちに向けたりしていたが]
良く分からないぞ。
【ベリアン宛て】
そういうもんなのか?そなたは。
[面白い事をいう男だなと、思いつつ]
ちなみに今の私は人≠ノ近い存在なのだ。
相手を思う気持ちを、勉強中である。
[ちょっと身をたわめると、くるんとバク宙。
ポンという音と共に、極東風の衣装に身を包んだ人間の姿に。
やっぱり猫耳と猫尻尾がついているが、ご愛敬]
この方が良く見える。
[花鏡をいじる人間の肩の後ろに顎を乗せ、花鏡を覗きこんで]
これが返事するのか?
しゃべるのか?
[役割分担して周囲を見る、という発想などなかった]
[湿原がどうなっているか。
エレオノーレの問いかけに、少し首を傾げたのちに答える。]
変化は今日起きたばかりだから。まだ平気じゃないかしら?
[午前中に見てきたと言えば、優しいエレオノーレに体調は大丈夫かと心配をかけるのではと咄嗟に判断して黙っている。
それに意識が向いていたから、この世界独特の単語の発音にエレオノーレが頭を悩ませているとは気づかなかった。]
そうね。祈りを捧げる際には、どうしても気温の変化を受けるのですもの。
《聖域》で心を合わせる必要があるのは、そのためでしょうね。
[分かってきたと頷くエレオノーレの顔を見て、告げられた言葉に目を丸くした。
それもつかの間、すぐさま嬉しそうな笑みに変わる。]
ごめんなさい、エルも聖乙女だものね?
分かったわ。一緒に頑張りましょう?
― 泉 ―
[>>130零れ出た気泡を、長い手指に捉われて。
直接触れられているワケではないのに。何故か、直接指が触れたような感覚に陥って。
本領発揮、という事なのだろうか。地上に居る時よりも生き生きとした様子に、鼓動は高鳴って。]
はい!
……本や映像で学んでた知識に触れられたのは、セルウィンさんのお陰です。
[多分、こうしてここに召喚されなければ、このような機会は一生無かっただろう。
綺麗な真珠は。経験、という尊い智でもある。そう思うと、真珠を持つ手は、柔らかな力を持って。]
この辺り……ですか? えと、じゃあ……お邪魔しまーす……。
[陽の光を切り取った一画では、小さな魚たちが戯れていて。
あの辺り>>131と示されれば。その邪魔をしないよう、極力そっと指を滑り込ませて。]
えっと、えっと……。
…………。……あった! って。……あれ?
[硬い感覚を、そっと掴めば。しかしそれは、透明な緑の耀きを持つ、薄い石。]
真珠じゃなかったけど……綺麗。見て見てセルウィンさん。コレ、何でしょう?
[真珠ではなかったが。引き上げた物を、そっと彼の手へ。]
― 東の湿地 ―
そうか?
[平気だと応えるシルキーの顔に視線を走らせ、
それから目を細めて笑った。]
いや。
おなごは体を冷やしてはならぬというぞ。
そちの格好では冷えてしまうであろう。
もっと余の側に寄るがよい。
[転移の後、一度は離した手をもう一度差し伸べる。]
― 小高い丘・夜 ―
シグルドの、そのお気持ちを何より嬉しく感じます。
私の役に立ちたいと気遣ってくださったこと。
その約束を果たしてくださったこと。
全てが私にとって、この風景にように貴いものですわ。
[そこで言葉を切ると、しばし黙ってシグルドの笑みを見つめていた。
だがふっと視線を逸らすと、小さく呟く。]
― 宮殿傍 ―
[……にしても。案内された道は、ほぼ、道なのかそうでないのか解らない道が続いていて。今また、髪の上から葉っぱが一枚落ちる。あ、これ、さっき通った茂みの葉っぱだ。
けれども。肝心のあでるは、>>136首を傾げていて。]
よく分からない、って……もう。落としたの、あでる君でしょ?
[ぴくぴくと動く耳を。今回ばかりは、ジト目で見つめる
。]
[そうして、花鏡の光が反応しない事に気付けば。再び送信準備をしていたが。
>>137後ろから突然、肩に重みを掛けられて。]
わ!?
“あでる宛て”
『これが返事するのか? しゃべるのか?』
わ!? ち、ちょっと、あでる君!?
[今、あでるからは見えていなかったかもしれないが。
映像に映っているのは、慌てふためき、肩口のあでるの方を向こうとして何かに気付いて頬を赤らめる少女の姿。]
こ……これは返事しませんー! あでる君の花鏡のボタンを押すと、この映像が届いてるのー!
今、送信ボタン押してみるから、近くで何か光ってないか探してみて!
……っとに、もう。
突然人の姿にならないでよ、心臓に悪いなぁ……!
[送信ボタンを押せば。不服そうな声音で、赤い頬を誤魔化すように、あでるの髪を小さく引いて。
しかし。そう言えば、あでるの花鏡も、ちゃんと光る仕様になっているのだろうか?
昨日全体送信を数名試していたが、さすがに、あでるの花鏡の反応までは見えなくて。]
……あでる君、どう? 今、何か光った……?
― 図書室 ―
ええ。ここに来て良かったわ。重要な情報が手に入ったわね。
[エレオノーレに続いて本を手にテーブルに向かう。
広げた地図を覗き込んで、説明に耳を傾けた。]
そうね。これで場所は合ってるわ。
・・・あとは《聖域》がどこにあるのか、調べる必要があるけど。
[自分を見るエレオノーレの顔>>133を見返した。]
― 図書室 ―
ええ。ここに来て良かったわ。重要な情報が手に入ったわね。
[エレオノーレに続いて本を手にテーブルに向かう。
広げた地図を覗き込んで、説明に耳を傾けた。]
そうね。これで場所は合ってるわ。
・・・あとは《聖域》がどこにあるのか、調べる必要があるけど・・・どこかしら?
[自分を見るエレオノーレの顔を見返した。]
思ったことを、言ったまでのこと。
嬉しいと思ってくれたのなら、幸いだ。
でも私はシルキーと、共にいるのが…
とてもよいことに、感じるぞ。
[思いやる≠ニいう事は天使の間ではなかったことだから、感じた事ない思いを言葉に乗せてシルキーを見つめ返し]
照れくさい――!!
この感じが照れるというのだな。
うむ、確かに私も照れていると思う。
[今までわからなかった気持ちが、ようやくわかって新鮮に思って驚いていた]
― 東の沼地・朝 ―
えと、その。
[マーティンの台詞は正しい。気遣いも嬉しい。だが今は目を細めて笑う魔侯を、困ったように見つめた。
年下の男性なら弟の影響で多少免疫はあるが、この状況は困る。
困るけれども、マーティンの好意を無碍にするのは悪い気がして。]
そ、そ、それでは、お言葉に甘えて・・・。
[差し伸べた手に恐る恐る自分の手を重ねる。
なお、すっかり気が動転していて、手だけ握ってもらえれば十分温かいですからと伝え忘れていた。]
それなら、大丈夫なんだけど……。
[>>@24変化は今日だから、という言葉に。なるほどと頷いて。]
きっとそうだね、奇跡を起こす花のエネルギーだもん。
でも、さっきの本だと、気温の変化……精霊の移動? を受ける時に、聖乙女がその力に押し潰されないように、聖騎士が……って事……なのかな?
[まあでも、翻訳本を見ている自分では、細かな所は合っているのか解らない。
首を傾げ、シルキーを見るが。彼女には、その一文はどう見えていたのだろうか。]
[>>@25そうして。嬉しそうな笑みと共に、声が聞こえれば。]
うん!
……一緒に、ね?
[声には出さないまま。その瞳を見つめて、微笑んで。]
/*
>>150
ちょwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
またしてもwwwwwwwwwwのねずみwwwwwwwwwwwwwww
もうどうしよう、あでる可愛すぎるwwwwwwwwwwwwwwwwww
[照れるシルキーの頬に当てる手に、自分の手を重ねて]
その照れる顔は、とても美しいな。
シルキー――
[光の中のシルキーの照れ顔は、ひときわ美しくシグルドの瞳に焼き付いて――
シルキーを視線を外せずに、微笑みながら見つめていたのだった]**
― 図書室 ―
あれ?
…………それぞれ、別々の文献で見つけたから……こっちの文献で言う《聖域》が、そっちで言う《熱の生まれている場所》……つまり、【西の斜面】なのかなって、思ってたんだけど。
わたし……翻訳、間違えた……かな?
[>>145シルキーの言葉に。光る花鏡が照らす文字を、慌ててもう一度追い直しつつ。]
大天使 シグルドは、千本槍の聖乙女 シルキー を投票先に選びました。
投票を委任します。
大天使 シグルドは、釣鐘草の聖乙女 エレオノーレ に投票を委任しました。
大天使 シグルドは、栞を挟んだ。
― 宮殿傍 ―
……へ?
[抗議したものの。
>>147おいしそうな、ではなく、いい匂いという言葉に。一瞬、瞳を瞬かせて。
しかし、あでるが駆け出せば。]
! やった、見つかったんだねあでるく……
[満面の笑みでそちらを見つめ……]
― 小高い丘・夜 ―
・・・。
[シグルドは凄い台詞を簡単に口にした気がする。
”思ったことを、言ったまで”とか”共にいるのが…とてもよいことに、感じる”とか。
気にはなっても真意を問うのはできなくて。代わりに小さな声で告げた。]
わ、私も。シグルドと共にいて嬉しく感じています。
……って、そっちじゃなーーーーいっ!!!
[>>150ああ……姿は人間でも、中身は本当に猫のままなんだなぁ、と。
思わず脱力し、その身を屈めてあでるの方を向いて。]
…………というか、今ご飯食べたばっかじゃなかったっけ……?
[……哀れ、見つかった野ネズミの末路やいかに。]
[だがさすがに続いて聞かされた内容には絶句するしかない。
天衣無縫ってこういう場面で使うのだろうか?と恥ずかしさで思考が明後日の方向に向きつつ。
まだ人間界に慣れてないから仕方ないのかなと事情を察しても反応に困る。]
良かったですね?新しい知識を得られて。
[一言甲返すのが精一杯だった。]
― 東の沼地 ―
はは。なにも取って喰おうというわけでもない。
遠慮することはないぞ。
[困ったような顔を、遠慮していると受け取って、
笑いながら委ねられた手を握り、シルキーの体を導く。
ダンスのステップを踏むように体の位置を入れ替えて、
やや斜めの背後から、さりげなく乙女の腰へ腕を回した。
ぱさりと服を方へ掛けるように、片方の翼で細い体を包む。]
うむ。これでよかろう。
では参ろうか。
[満足げに言って、先へ続く道へと促した。**]
― → 水晶の祠へ ―
[首を傾げるエレオノーレに視線を合わせて、同意の印に首を縦に振る。]
私もその解釈をしていたわ。
やっぱり奇跡を起こすには、かなりエネルギーが必要になるようね。
[微笑むエレオノーレ>>@27を優しく見つめ返すと、そっと手を差し出した。
”じゃあ、お互い頑張るって誓いの証に握手しましょ?”と視線にこめて。]
― 昼・宮殿 ―
[……そういえば。
先ほど、あでる>>44やシルキー>>47から、ベリアンがあでると喧嘩したらしい、と聞いた事を思い返して。]
…………。
……あんまり、喧嘩しそうな感じには見えなかったんだけど。何かあったのかな。
[そう、気になって。手を伸ばしたのは、花鏡。]
“ベリアン宛て”
ベリアン、こんにちはっ。
[はたはた、と、手を振って。]
……ね。
あでる君と喧嘩したって、ホント?
[彼の正体も、実は喧嘩というより食物連鎖の宿命だった事も、気付かぬまま。
首を傾げて問いかけてみたが。着信は、気付かれただろうか?]
― 屋根の上 ―
お?
喧嘩、かぁ……。
[エレオノーレからの通信を受けて、少し考える。
実際には喧嘩ではなくて生存競争だったのだが、危うく狩られて喰われる寸前だったとかそのまま伝えてもいいものだろうか]
……人間は獣ではない、か。
あっちは平穏なところなんだろうな。
[エレオノーレが喧嘩と言ったのは、殺し合いだという発想に乏しいからなのだろう。
凶鳥である以上、自分は殺伐としたのは嫌いではないが、彼女への返事としては正直な回答は適当でないかもしれない、と判断した]
― 宮殿傍 ―
あっ。のね、ずみ、さん……あぁ。
[>>159人の姿になっているせいか、狩りというよりは、ネズミにじゃれているようにも見えて。]
ああ、甲斐性……そっか、そーだよね……うん……。
[通りすがりの野ねずみさんに、お祈りを捧げつつ。]
って、今何か光った……?
[ふと。視界の端に、何か光った気がして。]
……あ!! あった!!!
[その、まさに彼が弾いた物。
少し形態は異なっていたかもしれないが、まさしく花鏡で。]
良かった……あでる君、花鏡見つかったよ! ほら、それ!
[今まさに、彼の手から弾かれたそれを拾おうかと。彼の居る方へ、数歩、足を向けて。]
そうだね……一緒に目覚めた、聖乙女だものね。
[>>@28そっと差し出された、手。
どこからが、互いの口から発された言葉なのか。どこまでが、互いの想いなのか。その境界は、曖昧になってはいたが。]
……それに。
わたし達、友達……って。言っても、いいんだよね?
[その手を取れば。視線に、その思いを込めて。]
― 図書室 ―
どうやら違うみたい、ね。
[エレオノーレと一緒に文献を見つつ、読み上げた前後の文章を拾い上げる。]
祈りを捧げる前提として、聖乙女同士息を合わせる必要があるみたい。
だからわざわざ《聖域》と《熱の生まれている場所》を分けて書いてあるのよ。
一度《聖域》で息を合わせれば、ヒーラールーが咲く環境も改善されるから、枯れる心配がなくなるそうよ。
よかった。私、その点を凄く心配していたから。
[慌てるエレオノーレを安心させるように、静かに説明した。]
……むう。
おまえのせいで獲物を逃がすのはこれで二度目なのだ。
これはもう、おまえを獲物にするしかないのだ。
[瞳孔が縦に長い猫の目で、乙女をじっと見つめた]
― 図書館 ―
……うん。やっぱり、その解釈でいいんだね。
[傍から見れば、会話の途中に数回目配せしただけに見えたかもしれないが。
少女は微笑めば、【西の斜面】に、赤いペンで小さな花丸を付けて。]
よし!
じゃあ、まずは【東の湿原】へ様子を見に行く?
それとも、いきなり【西の斜面】へ行ってみちゃう?
……後、そうだ。
ちょっと悩ましいんだけど……皆さまへも、連絡してみた方がいいのかな……?
[笑みを浮かべ、地図を仕舞いこめば、シルキーの表情を見つめ。
先ほど、書物に【花が咲く折、聖乙女に膨大なエネルギーが降りかかる】という一文を見つけ。そのために聖騎士が居るような件を見付けていた事を思い返して。首を傾げた。]
"エレオノーレ宛て" >>*26
喧嘩したのは本当さ。
エレオノーレと一緒にのんびり昼寝したいなとオレが言ったのが気に食わなかったらしい……
あいつにとっちゃ寝床の問題かもしれんが、オレにとってはエレオノーレの一緒にというのに意味があったんだがな。
[狡猾で饒舌な種族ゆえか、軽くおどけて見せてべらべらと嘘で塗り固めた。]
まぁ大したことになっていない、服が少しほつれたぐらいだ、気にするな。
[完全に怪しまれないために少しだけ本当のことを混ぜるのも忘れていなかった。
とは言え、絶対に隠し通さなければならない嘘でもないので、追及されれば正直に白状するだろうが]
[視線だけでなく、握られた手から。その温度から。
エレオノーレの思いが伝わってくる。]
何言ってるの?
・・・私は初めて会ったときから、あなたを友達だって思ってたわ?
[手を握り返しつつ、エレオノーレの思いに答えた。
互いの意思が通じれば、その由来が言葉だろうと思いだろうと関係ない。
本当に必要なのは、大切なのはお互いをどう思っているか。その一点だから。]
>>*27
それでいいのかにゃ? 割と地雷だにゃよ?
「おれさまが焼きもち焼いた」ってことになって、しるきーの気持ちの比重によっては……。
― 宮殿傍 ―
って、あでる君尻尾!
…………あ。
[花鏡を拾い上げたは良いが。>>163狩りに成功した猫は、しっかりとその戦果を口にしていて。
ただ、喋った所で野ねずみは再び地面へ降りたって。]
……ありゃりゃ。
野ねずみさん、行っちゃった……って、えぇ!? 昨日の蝶々も、わたしのせい!?
[>>165不服そうな言葉を聞きつつ、花鏡を差し出そうと、その手をあでるへ向けた所で。]
…………え?
[聞こえたのは、何やら不穏な言葉。人の姿でも、その瞳は、猫のままで。]
― 小高い丘・夜 ―
[いきなり重ねられた手>>151。
振り払えず、かといってこのままでいたら誉め言葉との相乗効果で心臓が持ちそうにない。]
あの、そ、そろそろ戻りませんか?
他の方が心配するといけませんし。
[無粋かもしれないが、そんな提案を口にした。]
― 宮殿 ―
ちょっ……!
[ベリアンから帰ってきた花鏡に、思わず赤面して、悶絶したが。]
…………って、あれ?
[ふと、首を傾げた。
気に食わない、と言っても。あでるの性格を考えれば、例え(……あくまでも例えとして!)自分が誰かと一緒に眠っていようと、問答無用で割り込んできそうなモノなのだが。]
……あでる君、わざわざそんな事言うのかな?
[そもそも。ベリアンとの喧嘩と評したのはあくまでもシルキーで、それもニュアンスとしてこんな感じと言った具合。
そういえば。あでる君は『カラスを獲った>>44』と言ってなかっただろうか。
先ほど、花鏡を探していた折の狩り>>163の様子を見れば。男性二人、取っ組み合いの喧嘩になった様子しか、思い浮かばずに。
……それに。その程度で終わったなら、「獲った」ではなく「獲り損ねた」になりそうな気もして。
……何か、隠されている気がして。どう聞けばいいのか考えたまま、再び花鏡を手に。]
“ベリアン宛て”
……あでる君、寝床の問題くらいじゃ動じない気がするけど。
そもそも、あでる君はシルキーの部屋で寝たんじゃなかったっけ?
[やや、眉根を寄せて。]
喧嘩とは言うけど、肝心のあでる君は『カラスを獲った』って言ってたから……怪我してないか、ちょっと心配だったんだけど。
……ホントに、その位で済んだの?
[けれども。]
疑うワケじゃないけど……嘘付かれてて、実は大丈夫じゃなくて、それを後で知るのは。……やだ、よ?
[……もし、彼が怪我をしたのならと思うと。瞳に薄く、涙が滲んで。]
……。…………。
[そのまま、少しだけ無言のまま。送信ボタンを押して。]
……うう、想像だけで涙目とか。
……変に思われてないと、いいな……。
[何故か拭いきれない不安を振り払うよう。頭を振って。]
ところで、なんでおれさまは乙女村に来てまで、バトってるの?
かりょの人は馬鹿なの?
……馬鹿ですがなにか?(←開き直った
― 屋根の上 ―
[エレオノーレからの着信とぴかぴかに目を輝かせて、内容を見れば肩をすくめた]
……これは敵わないな。
[知恵比べで負けるのはカラスとして悔しいが、ここまで見抜かれては意地を張るのも難しい。
サバサバとした顔のまま、頭をかいて眼鏡を押し上げてから、今度は正直に答えようと収録した]
……!
シルキー……!
[>>@30その言葉に、少女は一瞬驚いてから、笑みを深めて。]
……うん!
わたし……シルキーに会えて、良かった。
[伝わる心、伝わる気持ち。それは、世界を越えても、確かな物なのかもしれない。]
― 図書室 ―
そっか……じゃあ、それぞれ別々の場所なんだね。
シルキー、ありがとう!
……あれ、でも。じゃあ、そうだね……聖域って……どこなんだろ?
[>>164シルキーの説明を受けて、ようやく得心が行った様子で。
だが。一つ、まだ問題>>145が残っている。]
…………資料に何かヒントが乗ってないかなぁ……。
[と、再び、本を見つめて。]
/* エレオノーレ>>169
そそ。シルキーは世間知らずでおっとりな性格やさかい、直接鴉と猫の戦いを見ても喧嘩としか解釈せんというお話。 */
― 宮殿傍 ―
[>>167不穏な気配に、身を逃そうとしつつも。
思った方向と別の方から、距離を詰められ。静かに、追い詰められる感覚。]
え、ちょ……あでる、君?
[完全に、猫が獲物に突撃する状態なのだろうが。
何故だろう。意地の悪い笑みなのに、妙にどきりとしてしまって。逃げる事を忘れつつも、一歩後ろへ引いて。
……もう少し下がると木の幹に激突する事には、気付かないまま。]
― 東の沼地・朝 ―
・・えっ?
[何がどうなったのかさっぱり分からぬ内に、腰に腕が回されて翼で体を包まれる>>157。]
???
[体温が急激に上昇した気がする。というかむしろ熱くなってきたかも・・・くらいの勢いで。
結果的にはマーティンが言うように”これでよかろう。”なのは間違いない。
だけど自分としては、こういう状況になってますます追い詰められた気がするのだが、どうすればいいのだろう。]
はははい。こちらです、ね?
・・・ど、どうぞお手柔らかに。
[半分裏返った声で、謎の台詞を口にした。]
/*うむ。受けに回ると中身が時々あからさまに見えているスイッチを思い切り踏みに行って、PCをはわはわ慌てさせる性格なのがよーく分かった。(何。
"エレオノーレ宛て" >>*28
……悪かった、オレが嘘をついていた。
エレオノーレにそんな顔させたのも合わせて謝る。
[涙を溜めるエレオノーレにずきりと少し心を痛めた表情まで読み取られるだろうか。]
あの猫に襲われてな、不覚をとった。
尻尾で殴られて噛み付かれた……まぁ今こうしている通り、傷とかもうほとんどないさ。
そのときのシルキーにも心配かけたし、今のエレオノーレともそうだ。
獣同士いつもこんなものだが……これからは喧嘩にならないよう気をつける。
……本当だからな? 正直に言ったぞ?
[そう言ってエレオノーレに信じてもらえるかは確証はあまり無かった――ので、中指で眼鏡のブリッジ部を押し上げつつ、正直な心情をひとつ付け加えてから通信を切った]
さっきのはほとんど嘘だが……エレオノーレと一緒にのんびり昼寝したいのは本当だぞ。
― 宮殿 ―
…………!!!
[ベリアンからの返信に。
二人のやり取りは、予想以上にハードな物だったらしい事を悟り。今度は、その表情に偽りの気配は感じられず。]
ああ、でも……無事だったんなら、良かった…………。
[そうして。まだ少し涙は残っていたが、念を押すように真実である事を告げられれば。微かに、笑って。]
…………。
………………。
[……最後の一言に、思いっきり顔を赤らめて。]
“ベリアン>>*29宛て”
……うん、今傷とかなさそうなのは、何となく解る。
無事だったなら、良かったけど……。
[涙を浮かべ、頬を赤くしたまま。]
そりゃ……みんなには、わたし達じゃ解らない事情とか、色々あるんだろうけど。
それでも……喧嘩されるのが嫌なんじゃなくて。ベリアンが何も言ってくれないのが、嫌だった。
……ホントの事教えてくれて、ありがと、ベリアン。
もし、服がほつれたのはホントなら、直すくらいはできるから……いつでも言ってね?
[……そして。最後に、一際頬を赤くして。小さく呟いて、急いで通信を切った。]
…………ベリアンとなら。ゆっくり、お昼寝できそうな気がする。
[……ふと。]
あれ?
[……尻尾? あでるの尻尾で、怪我したの?
というか。「獣と獣」って言ってたけど、それってつまり……?]
…………――――!?
“ベリアン宛て”
……っ、ベリアン!
[慌てた様子で、続け様に送った通信は。]
ベリアンって、カラスだったの!?
だから最初に会った時「もうちょっと人間の傍に居る生き物」って言ってたんだ……!
そっか、なんかようやく納得した……! でもそれじゃあ、あでる君との戦いって、ホントに狩られてたんじゃない! っ……変なトコ強がらないでよ!
[そう、口早に伝えてから。]
……でも。もしそうだったら、最初に言ってくれればよかったのに。
わたし、カラス好きだよ? 真っ黒で、綺麗な瞳だし、頭良いし。
……うん。なんか、納得した。
[と。続く言葉が思い浮かばず、そのまま、通信を切って。]
― 図書室 ―
《聖域》についての記述があったのは、私が持ってきた文献だから。
記載があるならこちらの方だと思うわ。
[再び本を見つめるエレオノーレに告げて、文献のページをめくる。]
あ、あった。このページね。えっと・・・。
[見つけた文章を慎重に読み上げる。]
『《聖域》は花園の南にある草原です。』
『ただし・・・。』
『ただし聖乙女と言えどもその場所に入るには、予め身を清めなければいけません。』
[読み上げた文献の内容にしばし首を捻りつつ、ぽつりと呟いた。]
つまり・・・入浴しなさいってことかしら?
― 図書室 ―
ただし?
……へ!? にゅ…………っ!?!?
[と。>>178シルキーが読み上げた一文の続きを聴いて。
……大きな声になってしまった事に気付き。慌てて周囲を見回して、口に出さない方へと会話手段を切り替えて。]
……に。入浴!?
[>>@32身を清める、と言われれば、得心は付くが。
草原近くのどこで、身を清めればよいのだろうか。]
…………宮殿から、あらかじめお風呂入った状態で行けばいいのかな?
それとも……入る時に、どこかそういう所があるのかなぁ。
[まさかの展開に。テレパシーでは気にしなくてもいいはずだが、何となく、大きさを押さえて。]
― 屋根の上 ―
…――――っ!?
! わたたっ!
……ふぅ。
[エレオノーレからの通信を見て、驚いて花鏡を取り落としそうになって慌ててキャッチしなおした。
ショッキングな内容、というわけではないが――]
……尻尾で叩かれるより"クる"な。
[背中を少し丸め、花鏡を覗きこむようにしながら最後まで見ていた]
― 図書室 ―
・・・。
[大きな声を出したエレオノーレに向かって、お口チャックの動作。
わざわざ囁きで伝えたのは、周囲をはばかったからだと伝える。]
昨日宮殿についてすぐ確認したんだけど、妙に立派な浴室があったの。
多分そこを使えばいいんじゃないかしら?
[エレオノーレの照れが映ったのか。何となく顔を赤らめて、声を潜めてしまった。]
これからそこに行ってみる?
準備ならすぐできるし。
― 図書室 ―
…………。
[>>182こくこく、と、頷くが。
……やらなくてもいいと言うのに、ちょっとだけ、シルキーの方へ耳を貸すように向けて。]
"エレオノーレ宛て" >>*31
やりあった場所ってのがさ、オレが寝床にしていた樹の上でな。
自分の巣に攻め込まれて負けたってのはさすがに格好悪い。
ま、エレオノーレ相手に見栄を張るのはもうやめるさ。
そういうのを良しとしない
……肩のほつれを直せるのなら、時間があったらやってくれるか?
オレ、人間の器用なところは是非見たい、あの細やかな手捌きだけは真似できないしな――エレオノーレがやるところならなおさらだ。
カラスって言わなかったのは……エレオノーレの故郷にカラスがいるのか分からなかったしな、そんな生き物知らないって言われたら寂しいだろう。
[そこまで順当に答えて……少し考えてから、もう一言付け加えた]
――じゃあ、オレは人間が好きってことか。**
[乙女の繊細な心には気付かないまま、一歩一歩と近づく。
顔を寄せるようにして]
おまえ本当にいい匂いなのだ。
[前足……ではなく、右手を伸ばし、乙女の肩へ。
捕まれば、次は牙が振って来るかもしれない。野ネズミを獲ったように**]
ああ……じゃあ、ソコで清めるのかなぁ。
……でも。向こうへ行くまでの間に、汗かいちゃわないかな……大丈夫なのかな。
[>>@34宮殿にそういう所がしっかりとあるならば、恐らくは。そういう事、なのだろう。]
そだね、行ってみよっか。
…………。
……それとも。
一回、クローゼットに戻って。水着、取ってくる?
[それでは【身を清める】にはならないだろう、とは、解ってはいるものの。一応問いかけて、何となく取り出していた《乙女法律》と書かれた表紙の本を、棚へと戻した。]
水着・・・?
[エレオノーレの言葉に首を傾げる。]
どうして?泳ぎにいくんじゃないから、必要ないわよね?
[そも入浴時に水着で体を隠すという発想はない。]
どうしても恥ずかしければ、湯帷子を着ればいいと思うけど?水着がいいの?
― 宮殿・昼 ―
わわっ……!
[と。帰ってきた返信を見て。]
格好悪くたって、……うう。
[怪我してるのには変わりがないのに、と。眉根を寄せて。それでも、見栄は張らないと言われた事へは、素直に喜んで。そうして。]
…………ん?
[最後の一文で、一瞬考え込んで。……再び、花鏡を手にした。]
“ベリアン>>*32宛て”
それでも……牙と爪の数は違う相手、なんだから。
心配させまいとしてくれたんでも。返って、心配しちゃうよ。
……ん、解ればよろしいっ。
[悪かった、という言葉に。口を付いて出たのは、こんな言葉で。]
あ、うん。今は時間空いてるから、このまま直すのでもいいよ? それとも、また改めて直す?
[肩のほつれ。演劇部ではどうしても、衣装の修繕も、部員全員ある程度はやる必要があって。必要に駆られた裁縫が、ここで役に立つとは、思わなかったが。]
ああ……それは、確かに。でも、大丈夫。カラスは居るよ。
…………人間の、すぐ傍に。
[そう、呟いて。微笑んで、通信を切った。]
……っと。
じゃあ、ロスリンさんにお願いして、裁縫セットも借りておこうかな……。
[ドアを開けて。気が早いかもしれないが、ロスリンの姿を探して*]
― 宮殿傍 ―
[>>184近づいた顔の距離。
近くで見ると、うっかり、彼が猫という事を忘れてしまいそうになって。]
あ、の。えと……あでる、君……。
[そうして、右手が肩に伸ばされて。]
…………っ……!
こ、こら! わたし、獲物じゃないもんっ!!
[慌てて、持っていたあでるの花鏡を、彼の額へぺちりと押し当てれば。
もし、隙が生まれるようなら、彼の射程圏内から、逃亡を試みて*]
湯帷子??
……うう、まあ。泳ぎに行くワケじゃないし、恥ずかしいってワケじゃないんだけど……ただ、その、何となく。
[>>@36シルキーにはそうはいう物の。自分の寸胴体系を、思い返せば。]
……寸胴でも、笑わない?
[結局。気にかかるのは、*こういう事で*]
― 図書室 ―
[……やがて。
話がまとまった頃。次の目的地を、頭に浮かべながら。
出した資料は、元の位置に戻して。シルキーの瞳を、*見つめた*]
[エレオノーレが告げる事情を即座に否定した。]
何言ってるの。
さっきエルは”シルキーに会えて、良かった。”って言ってくれたじゃない。そんな大切な友達から”笑わない?”って頼んできたら、絶対笑ったりなんてしないわよ。
・・・私もエルと出逢えて良かったって心から思っているんだもの。
[そも他人の体型を見てどうこう思うとか体型の個人差がどうとかいう発想自体ないのが真相ではあるが、エレオノーレが真剣に悩んでいるように見えたから、安心させるようにこのような言い回しを選んだ。]
― 図書室 ―
[エレオノーレと視線を合わせて一言。]
そろそろ行きましょうか?
[やがて必要な準備を整えて、図書室から次の目的地に向かう乙女二人の姿があった。**]
裁縫の道具、ですか。聖乙女様でも裁縫とかするんですね。なんだか親近感が湧きます。
少し待っててくださいね。
[裁縫をしてくれる人、ではなく裁縫の道具が要るとわざわざ言うってことは、余計な気遣いではなくて道具そのものが必要なのだろうと思い、
針、糸、布、鋏、ボタンなどが入った裁縫道具を調達してきてエレオノーレに手渡しつつ]
はい、どうぞ。気をつけてくださいね、小さな針とは言え、綺麗な指に傷でも付いたら大変ですから。
[ついでに応急手当セットも手渡した。傷薬とか脱脂綿とか包帯とかが入っている]
役に立たないならそのほうがいいですけど、裁縫で使わなくても探検に持って行ってくださいね。
[使う機会がないほうがいいけど、用心をしておくのは悪くはないし]
エレオノーレ様、重要な使命を担って頑張ってらっしゃるのは理解していますけど、あまり無理はなさらないでくださいね。僕に出来ることならお手伝いします。いえ、させてください。
…それでは、失礼します。
[顔を真っ赤にして、照れくさくて逃げ出した**]
PL的には、
「助けにきたぞー!」「キャー騎士様カッコイー!」「にゃーやられた!」
というボーナスステージのつもりだったのだが、意外と助けがこなかった。
あれか。
「他の魔物の邪魔はできない」
で引っかかってる感じかにゃ?
それとも、一回戦で勝ってるから、負けられないタイプだと思われたかにゃ?
はっ。
あれか。
戦闘でカッコ良さを出すキャラたちじゃないのか!
ここが乙女村だってこと……たまには思い出してあげてくださいよかりょさん……。
― 浴室 ―
[必要な道具を持って図書室から浴室に移動する。
入り口にしっかり聖乙女沐浴につき覗いた者は処刑!の看板をかけて。
・・・っていうか、誰がこんなもの用意したのか?はさておき。
脱衣所でするりと衣擦れの音と共にパーカーを脱いだ。
シャツの上からでもメリハリのある体型は分かるだろう。だが自分の体型には全然頓着していない。]
ここ、広くて綺麗なのよ。
[大理石で作られた無駄に広く、浴槽の中央に二対の乙女の像が置かれた浴室を指差した。]
― 宮殿の外・昼過ぎ ―
[大切な用事を済ませてから外に出る。今朝東の湿原は思ったより寒かったのを思い出して、首に巻くショールを用意して。
じっとしててと告げると、エレオノーレの首にふわりと巻いた。]
地図によると南の草原はこっちね。
[地図を片手にリュックを背負って、迷わないよう慎重に歩く。
使命のための行動であっても、エレオノーレと二人で出かけるのは楽しい。
やがて地図の通り、草原の入り口を示す二つの石柱が見えてきた。]
― 南の草原・昼過ぎ ―
[石柱と石柱の間を通り抜けようとすると、突然全身をびりっと衝撃が走る。それはほんの一瞬ののちに消えたが、ある考えが浮かんだ。]
もしかすると今のが結界かしら?聖乙女以外は入れないようにしてあるみたいだし。
[エレオノーレに振り返ると真面目な表情で呟き、大理石で作られた二対の聖乙女像の前に進む。
結界内に入れなくても、草原の外からでも十分何をしているかは見える位置だった。]
じゃあ、私達の心を合わせる儀式をこれより行うわ。
[エレオノーレの手を握り締めようと、手を差し出した。]
……うう。なら、いいんだけど……。
[即座に否定してくれる>>@38のはいいが。
少しだけ気になってしまう少女は、まだ、どこか躊躇う様子で。]
…………ありがとう、シルキー。
[それでも。優しい声に、勇気を出してみようと思って。]
じゃあ、……行ってみよっか。その浴槽って、どっちにあったの?
[と。>>188彼女の眼を見ながら、出していた本を棚へ戻した。]
― ロスリンと ―
? うん。お母さんにお願いするより、自分でやっちゃった方が早いもん。
[手芸、とまでは行かないものの。舞台衣装のちょっとしたほつれならすぐ直せる程度には、針と糸を使える彼女は。聖乙女、という言葉に込められた彼の感情には気づかぬまま、親近感という言葉に首を傾げたが。
やがて、渡された道具を確認して。]
わ……ありがとうございます、ロスリンさん!
そうですよね、備えあれば憂いなしってヤツですよね。
[ついでに、と渡された応急手当セットも。確かにそのまま、調査しにいく折に持って行けそうだ。]
ううん、無理なんて。でも……そう言って頂けるのは、とても嬉しいです。
ココに来て、右も左もわからない中、ロスリンさんたちが居なかったら……え!? あ、あの、ロスリンさん!?
[と、言いかけた所で。顔を真っ赤にしたロスリンが、足早に立ち去ってしまい。]
…………。お仕事、忙しいのかな。
[それでも。そんな中で、あれこれ気を配ってくれるロスリンの背を、見えなくなるまで*見つめていた*]
これで不安はないだろう。
帰ろう。
[光の道を通り、宮殿までいき。シルキーを部屋に送り届ける]
今日はお付き合いありがとう。
とても楽しかった。
またシルキーと時間を共有したいものよ。
[ドアの前で、ベンチであった時のように丁寧にお辞儀をしてシルキーの部屋を後にした*]
なにをする。
[花鏡を無意識に受け取りながら、恨めしそうな目を向けた。
……先に意地悪をしたのは猫だって? そんなことはもう忘れた!]
― 小高い丘・夜 ―
・・・はい。
[シグルドの視線と言葉を受けたら>>195、素直に首を縦に振った。
綺麗と言われて嬉しかったし、光に照らされたシグルドの表情を見たら急に名残惜しい気持ちが発生したから。
そのままじっと見詰め合っていたが、名残添いそうに手を離されると、緊張から解放されてふうと息を吐き出した。
だがすぐさまシグルドが手をかざして作った光の道に目を奪われる。]
すごい。こんなこともできるのですね。
まるで夜空の中で星が集ってできた道しるべを歩いているみたい。
[嬉しそうに笑うと、シグルドに視線を戻して囁いた。]
はい、帰りましょう。
・・・だけどもう少しあなたの時間を私にください。ほんのひととき、私の部屋に戻るまででいいですから。
[部屋の前まで戻ると目の奥に名残惜しい色を浮かべたが、シグルドに向ける表情は喜びに溢れていた。]
こちらこそありがとうございます。とても素晴らしい光景を見られました。私も楽しかったです。
・・・ええ。時間が空きましたら、是非声をかけてください。
[シグルドにお辞儀をし返すと、廊下を歩いていくシグルドを見送って部屋に戻った。]
―自室、夜―
よい出来事であったな。
[窓から夜空を見上げて。幸せそうに微笑み]
こういう時は眠ったほうがいいのか?
[人間界に降りたことはあるが、暮らしは断片しか知りえなかった。
しかし今のシグルドの体は、人間。
しばらくすると疲れたのか、座ったまま眠ってしまっただろう*]
―自室、朝―
ん?寝てたのか?
いいな。このさっぱりした感じは。
[はっとしながら起きたものの、初めての事に興奮を覚えていた]
エレオノーレとシルキー以外、人間はいないのか?
[自室を歩いて宮殿内を探索しはじめた。
他の人間に会えるといいと思いながら]**
― 泉 朝 ―
[「お邪魔しまーす」と声をかけて魚たちの群れに近寄って指の間からサラサラと砂をこぼすエレオノーレの姿を微笑ましく見守る。
自分の尾とはまた違った曲線をもつエレオノーレの身体が生み出す水の渦が感じ取れる。
ほどなく彼女が泉の底で見出したのは透明な緑の薄い石片。
渡されたそれはセルウィンにとっても初めてみるものだった。]
とても美しいです。
エレオノーレが見つけたのだから、きっと幸運の石ですね。
身体、冷えてはいませんか?
少し、水の上に出て陽にあたって温まりましょうか?
[そう提案してみる。
セルウィン自身は氷海で泳いでいても平気なのだが、人間はあまり長く水に浸かっていると唇が白くなると聞いていた。]
この石が陽の下ではどんな感じに見えるのかも興味あります。
/*ふふふ。エレオノーレ桃塗りの前段階として、一級桃フラグ建築士の名前を贈呈しておこか?こっそり。(何。
桃フラグ建築士とは、恋愛フラグを上手に立てられる人に贈られる称号である。
溢れる魅力を発揮し、同村した人の心を掴み、上手に恋愛へと発展させる能力を有する。
他には”死亡フラグ”や”生存フラグ”などが存在する。
『民明書房―取ってお得な資格取得の方法。』
― 昼過ぎ、屋根の上 ―
やっとか……待ちくたびれたぜ。
[昼食のため僅かな時間降りただけで、午前中はほとんど屋根の上で過ごした。
聖乙女たちが宮殿の外に出て行くと、振り向かれても気付かれないぐらい遠くに離れたのを見てから黒い羽を広げて飛び立つ。
昼の高い太陽に紛れるように追いかけ、ほぼ真上からふたりが歩くさまを眺め下ろす]
どこ行くんだ……?
何かあったのは東と西だったような。
ま、飽きさせないのはいいことだ………ここに用事か。
[南の草原。
二本の石柱の間を通り抜けていった聖乙女たちを追いかけたら、見えない壁にぶつかった。]
くそっ、結界かよ。
……まぁ安全ならそれでいいんだが。
[何やら始めようとする聖乙女ふたりを、それ以上は進ませてくれない石柱の上にとまって遠巻きに見つめている。
結界にぶつかったダメージは特に無いが、少し身体がヒリヒリするので休めている]
投票を委任します。
凶鴉 ベリアンは、釣鐘草の聖乙女 エレオノーレ に投票を委任しました。
― 南の草原、石柱の上 ―
……。
[短気な種族である。
人が造ったのであろう二対の像の前にて、何やら手を取り合っているぽい聖乙女ふたりを守る気は強かったが――こうして結界内にいるのなら安全だろうから、これから何をするのだろうという好奇心が薄れ始めると、急に暇を持て余した]
ちょっとからかってやるか。
[柱の上で人間の姿に変わる。
花鏡をいつもより顔に近付けて、ここがどこか映像ではわかりにくくして通信開始]
"シルキー宛て"
よっ。
昼食後にちょっと身体を動かそうと思ってな、それでシルキーを誘おうとしたのだが……見つからなくてな、こっちで連絡とることにした。
カラスで飛び回るのは問題ないから、人間の姿のまま負荷をかけてみようかと思うんだ。
人間の運動……身体を使った遊びでもいい、シルキーに教えてほしい……で、よければそれを一緒にどうだい?
[もちろん本人はシルキーが見える位置にいながら、シルキー達がここに来ていることを知らないふりをしてのイタズラである。
花鏡に近付けてアップで映った眼鏡を少し押し上げた。
顔に注目させることで、わずかに見える部分の背景がいつもの樹の上とは違うことを気付かせない小細工である]
― 宮殿外・昼過ぎ ―
[出かける前に準備を済ませて。
外に出た時、>>191シルキーにショールを巻かれて、目を瞬かせた。]
ありがとう、シルキー。
……うん、こっちみたいだね。
[念の為、方位磁針とも照らし合わせて。
世界の危機が掛かっているとはいえ、シルキーと共に向かうと、ちょっとした遠足気分。]
― 南の草原 ―
聖乙女以外は……そっか。じゃあ、やっぱりここで合ってるんだね。
[石柱の門を潜れば、微かな衝撃。
>>192真面目な表情に頷きかえし、二対の聖乙女像の前へ進めば。]
……うん。
[石の乙女を少しだけ見上げて。そして、シルキーの手を取った。]
[お互いの右手と左手の掌を合わせ、指を絡めて握り締める。
石柱の上にベリアンがいるのも通信が送られたのも気づいてない。気持ちが高鳴り、他のことを考える余裕がなかったから。]
千本槍の名において、我が内に眠る聖乙女としての力に命ずる。
釣鐘草の聖乙女とお互いを支えあい、補い合い、更なる高みへと昇華するように。
・・・今ここに、心を合わせて奇跡を起こせ。
[目を閉じて言い終わった途端、体から溢れるように赤・黄・橙・薄紅の花びらが舞う幻想が現れた。
あるものは空高く上って消え、あるものは草の上で解けてなくなる。]
― 浴室 ―
覗いた者は死刑……。
……誰が作ったんだろうね、この看板。
[>>@39何やら不穏な看板だが。それは逆に、過去の聖乙女が何かの目的でここを使用した、という事なのだろう。
自分より成熟したシルキーの肢体が見えてしまい。やや戸惑いながらも、するすると服を脱ぐ。……比較しちゃダメ。ダメに決まってるじゃない、エレオノーレっ。]
ホントだ……いつでも使えるような状態に、なってたのかな。
[この石見た事ある。衣装を作った友人……エルナの住む、すっごい立派なマンションのエントランスホールの床だ。確か、大理石って言ったっけ。そんな事を考えながら、恐る恐る足を踏み入れる。
二対の乙女の像が鎮座する光景は。まさに後程、南の草原で見る物と、同じものなのだろうか。]
[エレオノーレは何と言っただろう。
全てが終了すると手を離して微笑む。]
不思議。胸のあたりから全身が温かくなってきたわ。今なら何でもできそうな気がする。
じゃあ、次は東の湿原に行きましょうか?
[エレオノーレに促して、次の目的地に足を向けようとして、念のため確認した花鏡に通信が入っている。
ベリアンからだと分かった途端、エレオノーレに告げた。]
ごめん、ちょっと通信が入ってる。返事をするから待ってて。
[少し深呼吸をしてから、周囲の風景を映さない細工をせずに通信した。もし外にいるのがばれたらどう思われるかなどとは全然考えてない。
それが終わると、東の湿原に向かおうとした。ベリアンはまだ石柱の上にいるだろうか?]
ごめんなさい、ちょっと用事があって。でもエレオノーレと一緒だから大丈夫!
[ベリアンが近くにいると知らないままにこやかに、普段より早口で告げる。あからさまに何かをごまかそうとする雰囲気が出ている。
周囲に映る風景は思い切り外なのだが、何しろごまかそうという発想がない。無論ベリアンが近くにいるとは全く考えもしない。
そも花鏡で連絡を取るのだから遠くにいるに決まってると思い込んでいた。]
人間の運動に興味があるの?分かったわ、私でよければ何か教えます。
えと、都合がついたらまた教えるから待ってて!
[そこまで言うと通信は唐突に途切れる。
最後ベリアンが送信した眼鏡を直す仕草を思い出したのか、頬が少し染まっていた。]
― 宮殿傍 ―
何をする、じゃないでしょ。
……でも、見つかってよかった。もう、無くしちゃダメだよ?
[>>197>>198ぴょんと飛び上がった隙に、その手に花鏡を近づける。
無意識だったのだろう、受け取る隙に自身の安全を確保すれば、恨めしそうな瞳を見て笑って。]
使い方は……大丈夫?
[結局一度も自発的な送信をしないまま、落としていたくらいだ。念の為、問いかけて。]
― 泉 ―
そんな事……。……でも、綺麗な色……。
[>>204幸運の石、と言われて慌てて首を横に振ったが。微かな光も纏い、輝く石を、そっと指で触れて。]
冷えて……ううん、どうだろ。あんまり、そんな感じしないけど。
……でも、知らないウチに体温が下がってるなら、実感は持てないよね。
[>>205セルウィンの提案に、まだ大丈夫と返そうとしたが。
実感が無いだけで冷えているのなら、危険かもしれないと、思い返して。]
うん……じゃあ、少し。そうですね、直接光に当てたらどうなるのかな。
[恐らく、水に暮らす彼ならば、もっと潜っていられるのだろうが。その提案に、甘える事にして。]
― 浴室 ―
でも聖なる秘密の花園に、そんな不埒な真似をする人がいるとは思えないけど?
[エレオノーレから注目されていても気にせず。また宣言通りエレオノーレに注目せず、首を傾げて服を脱いでいく。
濡れないように髪をまとめて、自宅の浴室のように慣れた足取りで中に。]
いつでも使えるようにするのは手間がかかるのに。
・・・それだけ聖乙女の沐浴は重要に思われているのかしら?
[エレオノーレに不思議そうに呟いたあとでくるりと振り返る。]
そうだエル、あとで背中ながしっこしようか?
[以前友人からこっそり貸してもらった小説に書かれていた記述を思い出して、にこっと笑った。
まずはかけ湯から。白い肌に透明で心地よい温度の湯を滑らせる。]
/*まさかエレオノーレがエルナの名前を出すとは思わなかったわ。でもよー考えたら、エレオノーレ視点でもうちの中身はバレバレやったわ。
やっほー!(無駄に手を振ってみる。
― 石柱の上 ―
気付かないか……大変そうだな。
[なにしろ光り物に弱い種族である。
ぴかぴか光っててもそれに気を取られない聖乙女ふたりを眺めて、尋常ではないことをしていると人間よりもオーバーに捉えた。
イタズラをやめ、再び集中力と好奇心をもってふたりの様子を注視していれば――]
な――っ!
[ふたりの身体から無数の花びらが舞起こって見えた。
それが幻想であることは、普段の冷静な自分なら看破しえたかもしれない]
すげぇ……。
[聖乙女が起こした奇跡――花びらに包まれて見え隠れする聖乙女のその姿。
惹き込まれた自分には、それが本当にあったようにしか思えなかった……何よりも、誰よりも、光って見えた]
/*
Q.ところでシルキーさん。あなた何て小説を友人から借りたんですか?
A.っ【いちご乙女はどきわく天使〜恋する((審判者))は自由投票を選ぶ】
・・・よーするに現代日本で言うところの少女小説みたい、です。
― 南の草原 ―
[掌を合わせ、指を絡めれば。高鳴る気持ちを押さえ、そっと瞳を閉ざす。
>>211シルキーが言葉を唱えれば、瞼の裏に、周囲に華やかな色が舞うような気配。
復唱すればいいのだろうか? と。言葉を発そうとした時。]
……奇跡は、重ねた心の元に。
支え、補い、高め合う対。我、千本槍の聖乙女と共にあり。
我が内に眠る聖乙女の力よ。釣鐘草の名の元、我が命に応えよ。
[シルキーの詠唱を引き継ぎ、一つに綴じるような詠唱が、口から滑り出て。
全て唱え終えたその時、シルキーの時と同じような、色の舞う気配が。
ただ、彼女が唱えた時は、暖色系の気配だったのに対して。自分の時は、青・藍・紫・薄青。そんなイメージが、空の青と大地の緑に、零れ落ちる。]
……色の渦。虹、みたいだった……。
[全ての気配が消える時。目を開きながら呟いたが、そこにはあるのは聖域を構築する建造物ばかり。]
うん、わたしも。今なら……今、シルキーと一緒なら、何でもできる気がする。
……そうだね。今行けばきっと、何かが起こる気がする。
[と、次の場所へ向かおうとして。]
通信?
……あー、そう言えば誰にも言わずに来ちゃったけど……大丈夫かなぁ?
[>>212>>215石柱の上に居たカラスの姿には、気付かぬまま。彼女が通信する様子を、見守って。]
うんっ。私も感じていたわ。たくさんの色が溢れるイメージを。
[通信を終わらせてエレオノーレに微笑んだが、すぐ別の話題に反応する。]
あ、すっかり忘れていた。・・・でも、大丈夫じゃないかしら。
[祈りを終えて気が大きくなっているのか、楽観的な意見を口にすると歩き始める。
石柱を通ったが、少なくとも自分は既にヒーラールーに向いていたから、上を見ずに通り過ぎた。]
― 宮廷内 ―
ああ、もし。
人間の生態に詳しい本などがあるところを、知らないか?
もっと、もっと喜ばせたいのだが。
[ロスリンかジャンに会ったら、そう聞いて]
ちなみにそなたは何が好きなのか?
したいこととか?
[変な質問もしていただろうか]
[また一人になると、宮廷内をふらふらとして]
いつでも聞いてくれと言われたが、忙しそうであるからな。
運命なるものは――
自分で努力もしないとな。
ん?
[本がある場所を発見して、何冊か本をぱらぱらとめくってしばらく図書館にとどまっていただろうか]
― 浴室 ―
そう、なんだけど……。
……看板がある、って事は。逆説的に、【覗く事を心配した人】か、【覗きそうな人】が、その時に居た……って事かなぁ、って。まあでも。きっと、誰かが心配したのかな?
[>>@42のんびりとした言葉に、そんな物なのかな、と。
備え付けの白いタオル――念の為確認したが、洗いたての物のようだった――をターバンのように巻いて、恐る恐る中へ。]
……かも?
ああ、それか……ほら。ヒーラールーが咲く時、2ヶ所の気温が変動するでしょ?
実は、その地熱を巧い事使って、ヒーラールーが咲く時だけ使えるようになるとか……
[だとしたら、相当なハイテクになるのだが。]
……さすがにそんなワケないか。
うん、流しっこしようしよう! 何だったらシャンプー……と思ったけど。身を清めるって、どこまで洗えばいいんだろ……?
[使命とは解っているが、笑顔を浮かべるシルキーを見ていると、修学旅行で温泉に居るような心境になって。さっと肌に湯を掛ければ、体を温めて。]
― 自室 ―
ふ…
[胸にぽっかりと、空洞ができたような気持ちで。
シグルドには珍しく、横になってぼーっと天井を眺めていた。
しばらくただ時間がたち、ぽつりと]
[移動中、シグルドに声をかけられた]
はい、なにかお困りですか。本なら図書館に行けばあるかと思います。ただ、特定の誰かを喜ばせる方法を詳細に記載しているものはないと思いますから、汎用の本を沢山読み、実際の経験時に上手く引き出しから出す必要があるかと思いますが。
[図書館大体の場所を身振り手振りで説明していると、変な質問をされた]
ええと、それは…
聖乙女様達のお手伝いをすることが、好きというかしたいことですね。彼女たちの使命の達成こそ、ここの住民の願いですから。
[それ以上用事がないなら忙しそうに次の仕事へ向かう]
[通信を終えた>>219シルキーから、意見を聴けば。]
そう?
……うん、まあ。ロスリンさんには外出する事言ってあるし、いざとなれば花鏡もあるし。この様子なら、大丈夫かな? じゃあ、いこっか。
[同じように、楽観的に考えて。
目指すは、西の斜面。石柱の傍を通るが……]
……ま、眩しい……でも良い天気だねぇ。
[空を見上げたが。差し込む光が逆光となり、上に控える姿は、見えないまま。]
[ロスリンに話を聞いて]
おお、そうか。とても参考になるな。
君は人間のようだし。
[そう言われたとしても、人間の体でわずかな時間でどう彼女らに接すればいいのか、戸惑うばかりなのだが]
お世話することが、好きなのか。
えらいのだな。
私も見習らなければ、ならないな。
君をな。
[ロスリンの言葉に、えらく関心していた]
― 浴室 ―
そうね、どこにでも心配性な人はいるから。
[エレオノーレに頷く。
自宅で家庭教師をしていたジムゾンが心配性の見本のような性格で、いろんなケースを細かく想定して常に心を砕いてくれたものだ。疲れないかと思ったくらいである。
のんびりしているのは育ちと元からの性格によるものだから、どこに行こうとそう簡単には変わらない。
だが気温変化によって風呂を沸かすと聞いて目を丸くする。]
まるで夢みたい。そんな話全然知らない。
仮にそうであってもそうでなくても、エルから聞かせてもらえて勉強になったわ。ありがとう。
[魔物や魔法などは身近であっても、エレオノーレの話は知らない。良く知ってるわねと感心して見つめた。]
― 西の斜面 ―
地図で言うならきっとこの辺りに……
……あ、あった! 多分アレだよね、シルキー!
[なだらかな丘の一角に、先ほどと同じように、聖乙女の像が二対――但し、今度はこちらをまっすぐ見つめている。
入口、よりは少し離れて立つ像の後ろには、花の模様が描かれた石畳が。整然と並んだ石柱に取り囲まれ、屋根こそ無いが、それはまるで神殿のようで。]
……きっと、あの中で祈れって事なのかな。
[中に入る折には、先ほど同様に衝撃が走ったが。それも、一瞬の事。]
ね、シルキー、早速……あ!
[と。石畳に足を踏み入れ、後ろを振り返れば。
彼方に広がるのは、白亜の宮殿と……その更に後ろ。湿原らしき場所から立ち上る、ただならぬ気配。]
……シルキー、あれ見て!
もしかして、あそこでヒーラールーが咲こうとしているのかな?
[白亜の宮殿が見える、と言う事は、位置的には丁度東なのだろう。緊張した面持ちで、その場所を見つめて。]
うーん、体を洗えば十分じゃないかしら?
[エレオノーレと同じく湯に体を沈めつつ、問いに答える。
修学旅行も知識にはないが、同じ年の学生が旅行で交流を深めると説明を受ければ、似ているかもと思うだろう。]
ロスリン、変なことを聞くが…
[なんだか言いづらいのは、何故だろうと思いつつ]
胸が熱くなる気持ちっていうのは、どういうことなのだろうか。
本を読めばわかるだろうか?
[素直に聞いてしまっていただろうか]
― 西の斜面・昼過ぎ ―
ええ、間違いない。またあの聖乙女の像が置いてあるもの。
きっと今まで祈りを捧げていた聖乙女を見守り続けてきたんだわ。
[エレオノーレの声に頷くと、真っ直ぐそちらを見た。]
入ってみましょう。そうすれば何か分かるでしょうから。
[あの中で祈るのかと問うエレオノーレに答えると、入り口に入る。
再び先ほどと同じ衝撃が走ったが、一瞬で終わった。]
ここも守られた地、なのね。
[こちらは周囲を見るよりも祈りを優先しようとしていたが、エレオノーレの声に反応して同じように後ろを振り返る。]
本当・・・ここにくるまでは分からなかったけど、何か普段と違う気配を感じる。
私もエルと同じ意見よ。
[ヒーラールーが咲こうとしているのかもと頷いて、いつになく表情を引き締めて東の方角を見つめた。]
人間であることを誉められたのは初めてです。
[くすっと笑って]
お世話をするのは僕の仕事ですから。
[仕事だから、だけが今の気持ちではないけど]
胸が熱くなる気持ち、ですか。
…図書館に参考文献があると思います。項目が「恋愛」と書かれた札が掛かっている辺りに。
― 浴室 ―
それもそうだよね。
まっさか、ウチの劇部の合宿みたく、覗きに精を出すアホ男子も居るまいし……。
[>>@45家庭教師……と、シルキーの口から聴けば、育った環境の違いに驚いただろうが。
少なくとも。この花園には、1年の合宿で備品のロープを使ってまで覗きを決行して一晩正座を食らった、ヨアヒムのようなヤツは居ないのだろう。当時3年のオットー先輩の、阿修羅の如き形相は、今でも忘れない。]
んー……わたしも、詳しいワケじゃないし、そんなコト実際できるのかも解んないけど……シルキーの言ってた《精霊》の概念みたいな感じ、かな。
ううん、わたしもシルキーと一緒に居ると、色んな事勉強になるの。
……特に、昨日のテーブルマナー。間違ってフィンガーボウルに手を付けちゃった後、こっそり、仕草を参考にしてたんだ……。
[感心する様子に、ややバツが悪そうに返して。]
そだね。じゃあ、
……そういや。シルキーって、先に体も洗っちゃう方?
わたしは、まずお湯に入ってちょっと温まってから洗う事が多いけど……修学旅行とかでみんなと一緒に入ると、友達と方法がバラバラで結局中で別れちゃったりするんだよなぁ。
[>>@46もし修学旅行に付いて問われれば。困りながらも、現地学習兼、親睦を深める為の旅行だと、しどろもどろに説明しただろうか。]
― 南の草原、石柱の上 ―
ふぅ……危ない危ない。
[運が良かったのか、聖乙女にこちらに注意を振り向ける余裕が無かったのか、とにかく気付かれずに済んだらしい]
……次は上手く隠れないとな。
[今度はどんな綺麗なものを見せてくれるのだろう。
どんな"光り物"に出会えるのだろう。
石柱を飛び立ち、ふたりを見下ろしながら付いて行く。
シルキーからの返事のぴかぴかには気付いて内容も確認したが、これ以上邪魔はしないほうがいいと返信はしなかった。
やがて西の斜面に着けば同じように石柱に降り立ち、ふたりの様子を見守るだろう]
れ、れ、れ、れ…
恋愛とな――!?
[言葉の意味くらいは、知っていたらしく]
これがなのか、まさか…
仮にも私は、天使なんだぞ。
[すごく赤面していた]
うん。もしかしたら。聖域で祈ったから、解るようになったのかな。
[>>231或いは、この神殿めいた一画に居るからなのだろうか。
乙女の像が見つめるのも、湿原。真剣な表情で東を見つめるシルキーに、]
……もしかしたら。
今まで祈りを捧げた聖乙女さま達も、この像を通じて、見守っててくれるのかな……。
[と。改めて後ろを振り返れば、石畳の中央が光を帯びて。]
……あそこで祈れば、いいんだね。
[ここまで来れば。他を見つめろと言われても、見つめる方向は一つしかない。
中央へ足を進めれば、再び東を見つめて。……瞼を伏せて。]
― 浴室 ―
(部活?合宿?)
[良く分からない単語がエレオノーレの口から出たが、男女が一緒に集まって何かをするのだろうかと少ない情報から判断して、この場では尋ねるのはやめた。
それより気になることがあったから。]
それ、私の屋敷でやったら大惨事よ。
警護役のヤコブさんに見つかったら、こんな顔で追いかけられるわ。
[思い出しつつ、エレオノーレに真っ青な思いつめた表情を浮かべてみせる。
いつぞや同じ役目のシモンが必死になってなだめていたが、一体何があったのだろうか。メイドのカタリナに聞いても教えてくれなかったから、結局真相は分からない。]
[《精霊》の概念にはなるほどと頷いたが、続くマナーの話には笑顔で答える。]
私でよければ、いくらでも見て構わないわよ。
・・・でも、フィンガーボールに手をつけたの?全然気づかなかった。多分他の人も見てないだろうし、大丈夫じゃない?
[ベリアンがマナーを見本にすべく参考にしていたとは知らない。]
ううん、私もエレオノーレと同じ。体を洗うのは温まってから。
日中何かと慌しいから、入浴はゆったりできる貴重な時間なの。
[実際問題、勉強やら稽古事やらで忙しく追われる毎日を送っていた。
修学旅行の単語に興味を持ち説明を請うと、感心したエレオノーレがいた世界に思いを馳せた。]
多分ですけど、今は人間の方が多いと思います。使用人はほぼ人間ですし。
ただ、人間であることは特殊でもなんでもないですからね。
聖乙女様や聖騎士様は人間であった例が多いようですけど、僕は取り柄のない普通の人間ですからね。
[軽く肩を竦めた後、シグルドの大声にびっくりした]
――汝は、世界の体現
――未来の灯火
――人々の心を受けて
――我ら今、祈りを捧げん……
[再び。するすると、自分の口から祈りの言葉が紡がれて。]
天使でも、魅力的な異性に出会えば心が変わってもおかしくないと思いますよ。
[天使の生態がどういうものか、あまり詳しくは知らないが]
とりあえず、文献と比べて、シグルドさんの気持ちがどうなのか、恋愛なのか違うのか確かめてみてください。その時に迷ったなら、僕で良ければ相談してくださいね。経験がないのであまりお役に立てる気はしませんけど。
――……奇跡の光よ、希望の花へと宿りたまえ!
[唱えると共に、自身の瞼の裏に感じたのは。彼方に降り注ぐ、真っ白な光の花弁。]
ああ、そうだな。魅力的だものな。
うむ、とても参考になった。
読んでみよう。
びっくりさせて、すまぬな。
[申し訳なさそうに、お辞儀をした]
できるなら、部屋で飲み物を飲みたいのだが頼めるか?
落ち着くやつをだな。
[そう言ってから、ロスリンの言うとおりに恋愛≠フ文献を調べに図書室へ向かっただろう]
― 浴槽 ―
何、そのこの世の終わりって感じの顔……!?
[……一体、彼女の屋敷で何があったのだろう……。
けれども。警護役という言葉を、ボディーガードとかSPとかそういった存在へ置き換えれば。]
……にしても、シルキーってホントに、お嬢様なんだね。
[引く、というよりは感心した口調で、しみじみと。まるで別世界のような話に、興味を示して。]
― 泉 朝 ―
[立ち上る泡のように二人、水面を目指した。
水の上に顔を出せば、陽の光はいっそう眩しく感じられる。
その温もりをともに浴びながら、エレオノーレに託された石を透かし見た。]
学術的な名前がついているのだとしても、僕の中ではもうこの石は"エレオノーレの鱗"という名前に決めました。
ありがとう……って、そうだったの?
丁度いいタイミングで送信来てたから、てっきり……ああ、うん。大丈夫、かな。
[ベリアンには気付かれていたようだが、それはこの場で触れる事でもなかろうと、控えて。
但し、彼女もまた、彼女も見本にされていた事には気づいていなかったが。]
あー……そうだよね。のんびりお風呂入ると、疲れもどっか行っちゃうしね。
[お嬢様なら、勉強以外にもお稽古事や社交界とかで、スケジュールいっぱいなんだろな……と。テンプレートなイメージで、妙な納得を見せて。]
じゃあ……あんまりのんびりはできないかも、だけど。先に軽く暖まっちゃおっか。
[陽の高さはまだ高かったが、油断は禁物。浴槽に足を付ければ、暖かな湯に身を委ねて。]
【エレオノーレ宛て】
ああ、特に何ってわけではないのだが。
何をしているのかなと、思ってだな。
[気の利いた言葉がでないまま、無言で画像だけ流れ…]
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