情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新
人里に身を潜めながら、夜毎人を喰らうという恐ろしい人狼。
幾つもの村を滅ぼしてきた狡猾な化け物の噂が、遂にこの地にも訪れた。
震え上がる者、馬鹿馬鹿しいと一笑に付す者、そして…。
様々な思惑を余所に、人々は話し合いのため集うのだった。
1人目、語り手 が参加しました。
語り手 は、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
村の設定が変更されました。
村の設定が変更されました。
人間界の影に息づく魔物たちの世界が侵略者の呪いを受けた。
このままでは世界が危うい。
呪いを解く花「ヒーラールー」を求めて、魔物たちはそれぞれの種族の代表を空中庭園《秘密の花園》へと送った。
が、「ヒーラールー」はまだ咲いておらず、「ヒーラールー」を咲かせるという二人の聖乙女が《秘密の花園》に召喚されたところと知らされる。
かくして、物語は始まる──
■業務連絡
ご参加ありがとうごさいます。
聖乙女は「人狼」、魔物は「囁き狂人」、隠れキャラは「夜兎」を希望して入村してください。
1d開始は6/18(月) 0時となります。
フル48h進行です。
現在、7村進行中で、読み込み処理が遅くなる可能性があります。
重かったらリロード連続しないで待ちましょう。
また、能力セットは余裕をもって行ってください。
現在、魔物COが5名なので、最終日は3d(地上に魔物3名)の予定です。
もうひとり魔物が増えたら4d→エピになります。
魔物8名まで、隠れキャラ3名まで参加者募集します。
入村締め切りは1d開始30分前です。
赤ログはアイテム「花鏡」を使った画像つき無線通信です。録画保存機能つき。
特定の人に通信するのも全員に一斉発信するのも自由です。
(秘話ではないのでPLは読めてしまいますが)
「花鏡」は、ローザミスティカを除く全員に渡されます。(夜兎は読むだけで発言はできません。故障しているのかな。)
聖乙女同士の恋囁きが使えるのは2dからです。
こちらはテレパシー扱いになります。
3d以降、青ログも「花鏡」を使った画像つき無線通信として機能します。
夜兎には青ログは見えません。
デートは必ず白ログで行いましょう!
2人目、花園の仙女 ローザミスティカ が参加しました。
花園の仙女 ローザミスティカは、恋天使 を希望しました(他の人には見えません)。
― 《秘密の花園》 ―
遠くからよくおいでになられました。
花園の中には白亜の宮殿もあるし、離れ風のコテージもあるので、お好きな場所を選んで休んでくださいね。
お互いをよく知るために、プロフィールを記入していただけるとありがたいですわ。
[レースで縁取りされたメモ帳を大理石のテーブルに乗せ、羽根ペンを添えた。]
庭園内には皆様に害をもたらすものは住んでいませんので、泉で泳いだり、ハンモッグでお昼寝したりしていただいても結構です。
園内に実っている果実も自由に食べることができます。
キャンプ広場には調理道具も揃っているのでご自由にクッキングしてください。
その他、わたくしに質問がありましたら★マークで目立つようにしていただけると助かります。
メモをご利用いただくのも手ですわ。
深夜〜日中は返事が遅れるかもしれませんが、お許しくださいね。
時が来るまで、いろいろ探索してみてください。
きっと素敵な出会いが皆様に訪れますわ。
「ヒーラールー」は聖乙女の力が満ちた時に咲きますから、使者の皆様は優しくしっかりと聖乙女を支え励ましてあげてくださいね。
それが幸せな解決の方法ですわ──
では、わたくしは「北のあずまや」に行っておりますわ。
現在位置提示は「簡易メモ」を使うと便利でしてよ。**
村の設定が変更されました。
3人目、千本槍の聖乙女 シルキー が参加しました。
千本槍の聖乙女 シルキーは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
― エーデルシュタイン家の屋敷 ―
[豪華な大広間の中央で、金髪でブルーサファイアの目を持つ少女が、ワルツに乗ってダンスを踊っている。
周囲でダンスをしている男女は何組もいるが、少女の軽やかなステップと流れるような動作に最も多くの人々の注目が集まっていた。
やがて音楽が止まって頬を少し染めた少女がスカートを手に優雅にお辞儀をして微笑むと、部屋中から暖かな拍手が沸き起こった。]
[拍手が静まるまで待って、エーデルシュタイン家の次期当主である11歳年上の長姉が少女の下に歩み寄る。]
[拍手が静まるまで待って、エーデルシュタイン家の次期当主である11歳年上の長姉が少女の下に歩み寄る。]
「シルキー、聖乙女に選ばれたからには頑張ってらっしゃい。
あなたの肩には大変な重責がかかっているけれども、とても貴重な経験を積める機会でもあるのです。」
はい!アンネリーゼお姉様、分かりました。
私の持てる力の限り、精一杯努力いたします。
[かけられた励ましの言葉に少女はしっかりと返答すると、再び周囲から拍手が響いた。
明日《秘密の花園》に旅立つ自分を励ますために集まってくれた皆に、少女はとても感謝している。**]
/* 挨拶が遅れました。
気がつけばあなたの隣に。蕎麦です。
メモの問いかけに対して村建て様の返答があったんやね?
なるほど紳士協定。自分が心配性やよって、つい台詞つけ(今回は確定も。)つけてもうたんやけど、一般ルートやったらそない心配する必要ないのは事実。
素直に村建て様に従うわ。
つい「NGに書いてないからやっていいよね。」と実行されないか心配になってまう。かつてご一緒して、そんなのしないと分かっている方なら平気なんやけど。 */
/* 千本槍(ガーベラ)の花言葉は、
「希望」「常に前進」「辛抱強さ」「神秘」
シルキーの性格想定にぴったりだったので選択。
あと青系統の釣鐘草に対して、赤・ピンク・オレンジ等の暖色系だったし。
シルキーのイメージとしては黄色やろか? */
4人目、凶鴉 ベリアン が参加しました。
凶鴉 ベリアンは、囁き狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 逢魔の樹 ―
『カーカーカーカー』
『カーオカーオカーオカーオ』
『クラクラクラクラ』
『カ カ カ カ』
『クラァークラァークラァークラァー』
『クルアーククルアーククルアーククルアーク』
『ガーガーガーガー』
『クラーククラーククラーククラーク』
『クロアクロアクロアクロア……』
[星と月の輝きは、変わらないように見える。
しかし永き太樹は騒がしく、樹木は揺れ、葉は夜通し鳴き散らしていた。
今とこれからを憂いる者はあまり多くはない、だがしかし確実に滅びへと向かっていることは皆わかっていた。
それでも、解呪の使命を背負う勇者となることを名乗り出る者は現れなかった。
もともと悲観主義や博愛主義とは疎遠な眷属である。
身を投げ出して眷属を、そしてこの樹を守ろうとする者などいるわけがなかった。]
[それでも誰かを選ばなければならない。
他所の地方で同種の伝承と共にある眷属たちの代表まで集まって来て討議が重ねられた。
騒ぐだけ騒いで――忍耐力に欠ける種族ゆえか、最後は投げ遣り気味に哀れな被害者をかなり適当に選んで全てを押し付けた]
……ったく。
面倒だし逃げちまおうか。
[呪いを解く奇跡の花。
誰かが光物と間違えて拾ってきた装丁の中に書かれていた伝説。
それが咲くという場所が書かれていて――同時に、それは野生のものではなく、人間によって管理されているものらしいということも書かれていた。
つまり奪うなり盗むなり騙すなりして、人間から入手する必要がある以上、人間への変身能力が高く機知に富んだ者が適任であるという観点まで討議されて、そこからは極めて適当に選ばれた]
行くだけ行くにしても………………オレは身銭は切らねーぞ。
[集めた光物を供出して花を『買う』という選択肢はこの種族には無かった。]
……こっちでいいんだよな?
[人間が書いた地図は読めるが、鴉が空から眺める視点と交互に見比べると違和感がある。
これで迷ったら行くのやめようと思いつつも、時折、地上に降り立つ。
人間の設置した道標を確認し、また空へと舞い上がる――少しして再び降り、照らし合わせたり羽を休めたり]
5人目、釣鐘草の聖乙女 エレオノーレ が参加しました。
釣鐘草の聖乙女 エレオノーレは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
― 舞台 ―
[眩い光の元。
微かな機械音と共に、するすると緞帳が下りていく。
左隣の騎士と右隣の老婆と、手を取り合うのは、青い髪の《妖精》。
満面の笑みでお辞儀をする少女の長い耳は、あたかも本物の耳であるかの如く、自然な角度で下がる。
湧き上がる歓声が、緋色の幕にさえぎられて。
少しの沈黙ののちに。舞台を包むのは、安堵の吐息と、成功に沸き立つ声。]
リーゼ、初舞台お疲れ様。
緊張せずに上手く台詞言えてたね。偉い、偉い。
[桃色の髪の少女、リーゼロッテが。《妖精》……エレオノーレ=トロイへと、飛びついた。
今回が初舞台のリーゼロッテが、一学年上のエレオノーレと読みあわせをしている姿は、部員の印象に強く残っていた事だろう。
騎士を想う《湖の精》と、彼女に外の世界を伝える《春風の精》。
ふわふわとした髪を柔らかく撫でる《湖の精》は。
やがて、ぽふぽふと《春風の精》の髪に触れ、その手を離し。]
……えっと。
少し、外の空気吸ってくるね。
[すぐに戻るから、と言い添えて。
《湖の精》は、静かに舞台を降り。そのまま、熱の篭るホールから離れた。*]
― ホール中庭・噴水付近 ―
[小さな森の小さなホール。
月明かりは噴水を照らし、漏れ聞こえるのは次の演目の台詞。
近隣の演劇部が集まり、年に一度の公演を行う日。この日の為に、毎日のように練習していたのが、嘘のようで。
籠る熱を吐き出すよう、深呼吸を一つ。ふわりとした衣装を捌き噴水の縁に腰を下ろし、水面を覗き込む。]
この格好も、今日で最後かぁ。
[映った姿に苦笑を浮かべる。
手が込んだ衣装は、友人のお手製。髪で隠れた付け耳は、陽の光の元間近で見るならともかく、舞台の上では本物のように見えただろうか。]
― 《秘密の花園》の正門 ―
・・やっと到着したわ。
[馬車から降りて荘厳な正門を見つめる。
門番に聖乙女であると告げて、屋敷に勤める者が荷物を運び込む間、真剣な表情でじっとたたずんでいた。]
[ふと。さあさあと流れる水の音に。]
……どうか、優しさを隠さないで。
今この時。貴方の涙を知る者は、月の光とわたくしだけ。
[すっと手を空へ伸ばし、先ほどまで演じていた劇の一節を紡ぐ。]
人ならざるこの身でも、せめて。
道が交わるこの瞬間は、貴方の心に寄り添いたい。
[眼差しの先には、愛しい騎士。
人と、人ならざる者。宿命も寿命も全く異なる二つの心は、惹かれあい。]
……貴方のお傍に、居させてください。
[やがて。
戦火に立ち向かう騎士は、二度とは湖へ戻らず。
幾年も後。
湖の畔に咲き乱れるのは、騎士を見送った《湖の精》の瞳の色に似た、釣鐘に似た花。
二度とは戻らぬ刻を謳うよう。風に、その身を震わせて。
花は、永劫を待ち続けるのだ。]
…………。
[深く、溜息を吐いて。
《湖の精》から【エレオノーレ】に戻った少女は、緩く頭を振る。]
気に入った役だから、っていうのもあるけど。
……なんだかなぁ。感情移入、しすぎちゃってるのかなぁ。
[澄んだ水面に、薄く指を浸す。]
そりゃ、まあ。
人間と妖精だから、って言っても。
……人間だからとか、そうじゃないからとか。
そんなの、好きになったなら、関係ないんじゃないかなぁ……。
[映月をなぞれば、光は水に溶けて。]
[その途端。
ふわり、ふわりと。噴水の周りに、淡い光が灯る。]
……へ?
[少女が瞬きする間に。
薄紫と薄青の合間に、淡い桃と白。淡い光は、蛍火のように揺れて。
目を凝らせば、その輪郭はまさしく釣鐘草。]
え? あれ? なんで、こんな所に?
[緑溢れる中庭ではあったが。リハーサルの合間に訪れた時には、確か、釣鐘草は咲いていなかったはずだ。しかも、このように群生していたなら、絶対に気付くだろう。]
そもそも、何で光って……?
[驚き戸惑う少女を余所に。
光は徐々に増え、渦を成して……*]
/*
エレオノーレ可愛いな!
うち視点ではyuoさん確定やさかい、今回もたっぷり桃塗りできそうや。超楽しみ。(何。
っていうか、魔物役で入ってたら口説けたのか。残念。
今回は乙女村らしく可愛いを狙った設定にする予定やさかい、凍滝のエルナこと慈悲を携えた
― 《秘密の花園》・花畑 ―
っ、 たっ!?
[次に少女の視界が開けたその瞬間。
どさり、と。
音が聞こえそうな程勢い良く放り出されたのは、色鮮やかな花畑。]
え?
……ここ……どこ?
[噴水どころか、晴れ渡る空が広がる世界。
見回して、明らかに彼女の居た空間とは異なるその場所に戸惑いつつも。]
……も。
もし、誰か居れば。帰り道……教えてくれる、かなぁ?
……うん。
多分、誰か探してみない事には、始まらないよね!
[そもそも自分がどうやって来たのかも分からないのだが。立ち上がり、数歩前へ進み。
やがて小径……と呼ぶより、花の切れ目と言った方が正しい筋を見付ければ。行く先も解らぬまま、道に沿って歩き出した。]
6人目、大天使 シグルド が参加しました。
大天使 シグルドは、囁き狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 秘密の花園 ―
ここで、いいのだよな。
[一瞬白い羽を羽ばたかせて、かの地に降り立つ。
羽はすぐに消えて、歩きながら辺りを見渡した。
運命は決められていると、熾天使には言われたがあきらめることなどできなかった]
7人目、猫又 アデル が参加しました。
猫又 アデルは、囁き狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
― <<花園>> あずまやの屋根 ―
[そよ、と風が吹いて、耳をぱたりとたおした。
ヒゲと鼻が一緒にピクピクと。金色の目がとろんと開いて、
……閉じて。
……また開いた]
[金と言うには鈍く、灰と言うには鮮やかな。金灰色の毛並みをした
……ねこ]
[ちいさなあずまやとはいえ、人間の身長よりも高い屋根の上で、手足を投げ出して熟睡していた猫は]
くゎ。
[と、耳まで裂けそうな大きなあくびをすると、身体を起こした。
両前足を伸ばして後ろへ伸び。それから背中と後足を延ばして前へ伸びをする]
[そのついでに、ピンと伸ばされた尻尾は、普通の猫とは違った。もふりとした尻から生えているのは、間違いなく、二本]
[ぷるるっと首を振り、尻を落として後足で耳の裏を掻く。
りりりりり、と首に巻かれた鈴が涼やかな音を立てて]
……。
[その音に、自分で驚いたように、ぴたり、と動きを止める。
それから、両手足を身体の下にたたんで]
……。
[荒ぶる香箱のポーズ]
/*
導入やたらと長く取ってしまったけど、大丈夫だろうか。どきどき。
にしても、いきなりカラスさんと天使さんが……シルキー可愛いなぁ。きゃっきゃ。
初めましての方は初めましt……と言いつつ元々参加COされてる方々はソード・ダンシングで同村してる方多い気がするのでした。いきなり乙女枠埋めてしまって申し訳ございません、ゆおと申します。
どうやらシルキーは良家の子女らしいと聞いて、エレオノーレは対局な現代人設定に。
あらかじめ聖乙女とか色々知ってるようだし、仲良くなりたいな……と思いつつ。わくわく、どきどき。
そしてアデルかわいい。
荒ぶる香箱のポーズって、アレですね。ガラスの上でやるともにょっとむにゅっと色々見えちゃう、アレですね……!
猫大好きな中の人、うっかりホイホイされてしまいそうなのです……!
[人の気配を探りながら、歩みを進める。]
誰か、居ませんかー……?
[何となく声を押さえてしまうのはきっと、見渡す限りの花畑が、どこか不安になったせい。
声が聞こえれば、と、耳を澄ませて。
自分以外の影>>24が見えたのに気付けば、そっと振り返り。]
わっ!?
……ああ、よかった! 人が居た……!!
ええと、あの。ここ、どこなんでしょうか? わたし、気が付いたらここに居て……帰り道が解らなくて……。
[安堵の吐息を吐き出して。
名乗る事も忘れたまま、その瞳を見上げ。]
香箱。
http://kotoneko.xsrv.jp/21/post_29.html
そして、珍しくテーマソングあったり。
「僕は灰猫」
http://www.youtube.com/watch?v=rAkbo9Feza0
帰り道??
君はここをどこか知らなくってきたのかい?
[不思議な感覚を覚えて、エレオノーレをきょとんと見据えて]
ここは【秘密の花園】というのだ。
もしや…
[じーっとエレオノーレを見つめて、運命のものなのかと感づいたがまだ言わないで、様子を伺っている]
ところで、このあでる、まだ性格決めてなかったりするにゃ。
フハハハハ。スキマ産業大好きの私は! スキマに入ることに! 人生を賭けている!!
1)一人称わし、語尾にゃ、偉そう
2)一人称ぼく、語尾まれににゃ、生意気
3)一人称おれさま、語尾〜だ、気まぐれ
様子見つつ、このどれかにしようかなと。
……CO人数からして、えんじゅたまとねこみっちゃまがまだキャラ決めてないような気がするのだけど、どうなさるのかしらー。
― 正門前 ―
[空と地上を往復しながら進めば、やがて目的地が見える。
その入り口を眼下に見下ろして様子を窺う。>>12]
あれか……人がいるな。
人間には接触しなきゃいかんが、多くと関わるのも面倒だ。
物を運んでいるのはきっと下っ端だな。
[雑多は放っておこうと上空を旋回しつつ様子を見ていれば、じっと正門を佇む少女。]
よし、あの子にまず接触するか。
[羽ばたき、少し迂回して飛び、正門の内側に回り込む。
着地と同時に人間の姿に変身、膝を伸ばし立ち上がると、いちおう身なりのチェック。
最後に眼鏡の下部の縁に触れ、そっと直す]
【秘密の花園】?
じゃあ、ええと……―――――には、どうやって戻ればいいんでしょう?
[確か、そんなミュージカルあったような……とは思うが、それはあくまでも題名。地名として聞いても、場所までは解らず、少女が浮かべた色は困惑。
生まれ育った街の名前を口に出してはみるが。]
その……光に包まれて、気が付いたらこの花畑の中に……放り出されて。
[じ、っと見つめられ。不思議そうな眼差しに、まずは自分の事を話してみようと、言葉を探して。]
……そう言えば。
名乗りもしないで、いきなりごめんなさい。
わたし、エレオノーレと言います。……貴方は?
[この不思議な場所で、一番初めに出会った人。その名を問いかけ、小さく首を傾げて。]
― 花園 あずまやの屋根 ―
[あずまやの屋根から、とっても下目遣いで、それはもう偉そうに眼下を睥睨している。
三角の大きな耳が、前を見たり後ろを見たり]
[たたしっ、たたしっと二重奏で不機嫌に屋根を叩くのは、長い尻尾**]
/*
キャラグラから残しておいた耳の使い道を考えてみた。
1.種族詐称
2.現代人証明アイテム
3.誰かの目の前でいきなりもぐ。
個人的には3.をやりたい(きりっ
でもそれ、聖乙女としては、何かを間違えてる気がする……。
8人目、召使い ロスリン が参加しました。
召使い ロスリンは、夜兎 を希望しました(他の人には見えません)。
― 宮殿・地下 ―
[宮殿の地下、召使いの部屋の一室。頭まで布団をかぶってすうすうと寝息を立てていたが。
二色の光が降り立つ夢に、ぱちりと目を覚ました]
これは、天啓?
この地に聖乙女が降り立ったんだ。
[慌てて寝間着を脱ぎ捨てて、歯を磨いて、顔を洗って、びょんびょんに跳ねた寝癖を直して、召使いの制服に着替えた]
よし!まずは一階と二階のベッドルームのシーツを換えて、窓を開けて換気。部屋の掃除は充分なハズ。
料理は僕の担当じゃないけど、頼まれたら飲み物くらいはお出し出来る、…けど、
[ふと立ち止まって不安げな表情]
…異世界からいらした方ってどんな物を飲むんだろう。知らないものとか不思議なものとか出してって言われたらどうしよう。
[大概の物は出せる仕組みになってはいるが]
コウモリの生き血とか言われたら、ぶっ倒れられる自信があるぞ。
[顔色を青くしながら一階への階段を登った]
やぁ、お待ちしておりましたお嬢さん。
長旅お疲れでしょう。
[シルキーが正門を通って来くるのに合わせ、軽く一礼。
もしそれに気付いてもらえたのなら、気さくに、そしてやや謙って出迎えた]
ここの者でベリアンと言います。
どうぞよろしくございます。
[いけしゃあしゃあと、ほんのタッチの差で到着しただけの先行のくせに関係者のふりをした。
もちろんこの敷地内のことは何もわからないので、完全なハッタリである。
鴉の特性からか知的な風貌に変身したこともあり、あからさまに怪しい人物には映らないつもりだが……正しい謙譲語までは知るはずもなく、成り済まそうとした職らしくはなかった]
私は人間界の事には、あまり詳しくはないんだ。
すまないな。
[申し訳なさそうに微笑んで]
エレオノーレ――
いい名だな。
私はジグルド。天界からやってきた者。
そして君は人間で、選ばれた運命の者ということだな。
[運命を与えらて動く天使にとっては、エレオノーレというヒーラールーを咲かせる運命の乙女に出会えた事がすごく衝撃的に思えた]
みんな、ひと癖もふた癖もありそうな魔物ですなw
……ちなみに、最初はウルズでナーガを遣ろうと思っていた。
たぶん「西洋魔物」に集中すると思ったので、あえて印度あたり行ってみようかと。
でも、ヘビって生理的にダメな人多いので、それじゃあと……西に戻らずにもっと東に行った!(キリッ
……隙間狙いすぎてごめんねww
そろそろ行きましょう。他の方を待たせてはいけないし。
[決意を込めてゆっくり正門を通っていると、不意に声をかけられた。]
あ、はい。こんにちは。
初めまして。私はシルキー=エーデルシュタインと申します。
[見慣れない顔だが待っていたと言われて、素直に自分が聖乙女に選ばれたと知っている花園の関係者だと信じる。箱入りで世間に疎いのだ。
人懐こい笑みを浮かべて、名前を名乗った。]
気遣いありがとうございます。大丈夫ですよ、馬車に乗ってきましたから、全然疲れてません。
[それからベリアンと名乗った人物をじっと見つめて、少し首を傾げてから言葉を続けた。]
えっと、ベリアンさんとお呼びすればよろしいのでしょうか?
[どうぞよろしくございます>>32の言葉に、ベリアンがどんな身分の人物なのか分からず、とりあえず不思議そうに首を傾げて問いかけた。]
[一階で他の召使いに出会った]
あ、おはようございまーす。
[既にみんな忙しく働いていた]
そうですか、一階の準備は他の人達がやってくれたんですね。じゃあ僕は二階に行きます。
[シーツを持って二階に行き、ベッドルームのシーツを換えて換気をして、となかなか忙しくも楽しい。
果たして、聖乙女たちと挨拶をしている暇があるのだろうか**]
ようこそ、運命の乙女よ――
[変えられない運命を、どうにかしたくって。
外見的にはエレオノーレにはわからなかったかもしれないが、ジグルドの中では喜びで溢れていたのだがあまり喜んでるようには見えなかったかもしれない]
私はよく人間の事がわからないのだ
人間界の事、エレオノーレの事教えてもらいたいのだが、いいかな?
食べたりするのだろう?
食べ物とか。
[不器用ながらにも、興味のある事を聞いていただろう]**
人間、界……天界?
[脳内できちんと漢字変換できるまで、たっぷり[18]秒掛かった。
しかし。変換した所で、>>33その言葉は恐らく、演劇以外ではあまり口に出して使う言葉ではない物で。]
ジグルドさん、ですね。
ええと、あの。……わたし、何でここに来たのかも、全く解ってなくて。その【選ばれた運命の者】かは……解んないんです、けど。
もし……もし、良かったら。
ここの事や、そのお話とか。聴かせて、いただけませんか?
[運命、と口にした彼の、申し訳なさそうな微笑みに。じっと、瞳を見つめて、*問いを返した*]
え、えと……。
……いらっしゃいまし、た?
[乙女>>37と呼ばれ、少女の顔に朱が差す。
じっと見つめて気が付いたが、目の前の男性は、至極整った顔立ちをしていて。その表情の内側までは、読み取れなかったが。落ち着きと威厳を以て放たれる声が、妙に安心できるせいか、しどろもどろになりかけて。]
……わたしの事、ですか?
いいですけど……わたしの事でいいんですか?
[夜の噴水から、昼の花畑へ。あんな一瞬の転換、舞台だって無理だろう。
うっすらと、ここが自分の居た世界ではない事を悟りつつあって。だからこそ余計に、自分の事でいいのか、首を傾げたが。]
食べ物は……はい。
……リンゴのタルト、とか、さくらんぼのパイとか……。
[ぽつりぽつりと問いかけられる中で。
何故か咄嗟に浮かぶのは、甘い物ばかり。]
あ、あと。
部活の帰りに、友達や後輩とドーナツ食べに行ったりも、します。
……えと。
部活っていうのは、部活動……学校の後で同じ活動をしたい人たちで集まって、一緒に練習したりする場所で……
[咄嗟に浮かぶ物ばかりを話している為、説明としての順序はあまり褒められた物ではなかっただろうが。
花畑の真ん中で話すよりは、と適当な方向へ足を向けながら。説明の合間、気付けば手に触れた草を一本引き抜いていて。言葉に詰まるごとに、猫の尾に似たその房を、ふりふりと*振って*]
/*
そういや、埋めておこう。
実は当初、共演してた【騎士】に片思いしてた事にしようか迷って、よく考えたら乙女村でしょっぱな失恋は無いよなぁと却下したりしてたのでした。
----------------------------------
・>>9の後ろから削った分
[繋いだ手はするりと離れ。
騎士が取った手は、左側。金と白とに包まれた、姫君の御手。
青髪の《妖精》は、湖面の青に似た瞳を、騎士の後ろ姿へ向けて。]
・>>10の後ろから削った分
[手と手を取り合う騎士に、背を向けるように。]
----------------------------------
こんな感じで。
/*
後、蕎麦さんとの同村なので、こんなオマケもw
----------------------------------
・>>11から削った分
……所でこの付け耳、やたらリアルなんだけど……どうやって作ったんだろ?
[ふにふにと、耳に触れてみる。
友人……エルナは時折、謎の技術を披露してくれる。]
----------------------------------
異世界に召喚される以上、異世界NPC増やしすぎはダメ、絶対。と、泣く泣く削除。
リーゼロッテはこの後、展開上どうしても戻るか残るかの話も出てきそうなので、その時に思い浮かべる存在として必要かなと……同級生じゃなく後輩が欲しかったのっ。
……寝よう。**
9人目、執務官 ジャン が参加しました。
執務官 ジャンは、夜兎 を希望しました(他の人には見えません)。
― 宮殿 ―
[舞い降りる二条の光に、男は顔を上げふんっと鼻を鳴らす]
どうやら聖乙女様とやらがいらっしゃるようだ。
だが心浮かれることなく、みな職務に励むといい。
[浮足立つ召使い――その中には金色の髪の少年もいただろうか――にそう声をかけ、自身は雑務を終わらせるために自室へと向かう。
この宮殿内の些末事を任されている男はもう一度鼻をふんっとならし]
何事もなくこの″お祭り″が終わると良いが。
面倒事だけはごめんだ。
[ぽつりと呟く声が、硬質な床へと*落ちた*]
― 正門 ―
[友好的な表情>>34だというのは種族が違っても分かる。
まず現段階までは上手く事が進んでいること、彼女の名前を知ったことに軽く頷いて]
シルキー・エ、デ…………ン?
あぁ面倒だ、シルキーでいいよな?いいよなっ?
[自分たちの眷属の間では苗字というものは無かった。
加えてそもそも人間のネーミングセンスとは価値観が異なるので、長ったらしいフルネームを一発で憶えるのはこの鴉には難しい話だったかもしれない。
それでも不可能ではないぐらいには記憶力は良い方なのだが、しっかりと脳に刻み込もうとする意思よりも短気な種族特性が上回った。
憶えるのをやめ、軽く両手を水平横に広げたり胸元で交差させたりを繰り返して、その話はもう無しだとばかりに]
そう、オレはベリアン。
そこから先なんてもう要らねぇ。
だから「さん」とか付けないでくれ、シルキーサンとか呼び方が長くなっても誰も得しねーし、オレがおだてられるのは立場的に逆だろ?
どれだけ妥協してもお互い敬称無しまでだ、お互い余計な気の遣い方はよそうや。
[何しろ、ヒーラールーを盗むなり騙し取るなりして手に入れるつもりなのだから、謙って接して油断を誘うのは自分側のほうだ。
狡猾さに定評のある種族だから、逆にこのまま上位に立って強い言葉と命令でヒーラールーを入手してしまおうという考え方は無かった。
彼なりに打算があってのものだったが、結果としてフレンドリーな申し出となった。]
(ちょっと熱くなりすぎたかな……)
[言葉を区切ると、間が持たなかったのか親指と人差し指で眼鏡を上下の縁を挟み持って直した。
慣れない小道具なのでまだ違和感があるらしい]
それじゃ、行きますかお嬢様。
……じゃねぇ、シルキー。
…………やっぱお嬢様のほうがいいですか?
[冷静になり、敬語とかすっかり忘れていたのを思い出した。
お互い気を遣うなと自分から言い出しておいてこの有り様である。
いちおうは聞きなおしてみたが、人間の言葉で敬語を使いこなすのはさらなる知識と経験が必要だろう。
とりあえず彼女用に割り振られているに違いない『ねぐら』の方に連れていけばいいかなと思い、案内するふりをする。
荷物が運ばれていくさまを見ているので、だいたいの方向はわかる――建物の中に入ってからは……まぁ何とかなるだろうと。
狡猾で打算的だが、楽観主義でもある種族ゆえにそこらへんは適当だった。
本人はまだ成りすませていると思っている。**]
ここにはヒーラールーという花が咲くのだが、咲かせられるのは運命に選ばれし者だけという。
それがないと展開が滅びてしまう―
エレオノーレが選ばれしものなら、咲かすことができよう。
それに”人間“には、運命を可能にできる力があると、信じている。
[エレオノーレが嫌でなけれだ、そっと彼女の頬に触れて]
リンゴのタルト…さくらんぼのパイ…
は、人間界に降りた時に覚えているような…
[何十年前の記憶を思い出そうと、必死に記憶を探り]
ドーナツ――!?
それは見たことがないな。どんな形なのだ…
[その言葉と食べ物に、興味津々]
みんなで部活≠するのか。
我々はみんなで何かをするということがあまりないから、新鮮だな。
戦いってわけではないのだろう?
部活とは…
ああ、こういう時はこうするのだよな。
[エレオノーレが花を抜いているときに、無造作に花をかき集めてそっと渡す]
人間界で一度――
男性が女性に渡したのを、見たことがある。
[一面の花畑で、ぎこちなく笑ってそう言っていた]
「展開が滅びる」に、腹筋が死にそうですwww
それは確かに一大事www
ごめんシグ。かわいいwww
そしてベリアンは、独特な文章リズムの方ですなあ。
不器用なのに、甘くしなくちゃいけないのが難しい。
人間よく知らないで、ごまかそうw
笑えないのが何よりきついなw
自分で設定しといてwwww
[面倒だと告げるベリアン>>42にくすりと笑みを向ける。知的な見た目から論理的な行動をとると予想していたのに、意外と正直な人だとの感想が顔に出た。
でも思いを素直に口にする人は好ましいと思っている。]
ええ、シルキーで構いません。どうぞよろしくお願いいたします。
[嬉しそうに返事をしてスカートを手に持ち優雅に一礼。
ベリアンがまさかフルネームを覚えるのが面倒とか考えているのは知らず。仮に気づいてもシルキーだけで十分ですと告げ、短気な性格もベリアンの個性であると受け入れるだろう。
今はまだベリアンについてそこまで深く悟るだけの洞察力はなく、この話は終わりと告げるジェスチャーに黙って頷くのみであった。]
[目の前の男性の正体には気付いてないが、人間でないと知っても全く動じない。
世界の影に人ならぬ存在があるとの知識も遭遇の経験もあったし、彼らとは希望を分かち合うのが可能で、時に互いの言葉が分からない場合があっても辛抱強く交流すれば意思が通じるとの認識でいたから。神秘的な種族に対する憧憬の念もあった。
千本槍の花の如く真っ直ぐベリアンを見つめた。]
ベリアン。分かりましたわ、では今後はそのようにお呼びいたします。
[フレンドリーな態度>>43を受けて、初対面のかしこまった状態からやや崩した言動にした。
ただし敬語口調は変えない。話し言葉には人柄が出るから気をつけなさいと口を酸っぱくして躾けられている。
ベリアンなりの打算があるとか油断を誘おうとしているとか、事情があるとは想像すらしない。他人の裏が読めるほど世間慣れしてないのだ。
ただ眼鏡を直す姿を見て、凛々しい人と密かにどきりとしたのは自分だけの内緒話。]
ええ、そういたしましょう。
[ベリアンの提案を受けて了承する。だがさすがにお嬢様とシルキーとを交互に呼ばれると、少し首を傾げた。
敬語から崩れた話し方に変わったり、また敬語に戻ったり。ベリアンの口調は一定しない。しかも変化に統一性がない。
一体どうしたのかと思ったが、知り合った直後に深い事情を探るのは失礼だと胸の中に収め、ベリアンの問いかけだけに答えた。]
いえ、せっかくシルキーと言ってくださったのですから、そのままで。
それに私はベリアンと名前で呼ぶんですもの。あなたにお嬢様と呼ばれるのは少しよそよそしく感じてしまいます。
[緊張をほぐすように、花がほころぶような満面の笑みを向けた。
そのままベリアンの案内に従い、自分の荷物が運ばれる建物に向かう。
ほんのわずか言葉にならない違和感を覚えつつも、基本他人を信じる性格ゆえに成りすましの可能性は頭に浮かばない。**]
うん、浮かれて職務に差支えがあったら大変だよな。ジャンさんに迷惑かけちゃうかもしれないし。
[ベッドにかぶせたシーツをぽふぽふと整えながら気合を入れなおしたが、それも一体いつまで持つか。実際聖乙女を目にしたらぽーっとなってしまう気もする]
まあ、なるようになるよ、うん。
…でも、なるべく自己責任の範疇で済むように頑張ろう。
[ベッドルーム廻りを終えれば、コテージやキャンプ広場へ食材の配達へ。
聖乙女や見知らぬ男性に出会えば、少し頬を紅潮させて堅苦しい感じに挨拶するだろう**]
[人間の表情は豊かだ。
シルキーの満面の笑顔には、人間に変身しているだけの自分には出せないものがある。
この笑顔を騙そうとしていることや、狡猾な生き方についてはそれがカラスのコモンセンスなのだから罪悪感も後ろめたさは感じない――だが清々しさとか何か洗われていくようなものを奥深くに覚えた]
シルキーは笑った顔がいいね。
[つい零してしまった。
光り物を見つけたかのように、目聡く見つめて覗きこんだ。
まだ慣れない眼鏡を眼前で直すと、レンズ越しにもう一度シルキーの笑顔を堪能]
あぁそうそう……。
花の話とか、花の世話とか、花の委託とか、花の販売とか、花の引き取りとか――シルキーが困ったことがあったら何でも言ってくれ。
オレが珍しく力を貸そうじゃないか。
オレが他人にこれだけ言うなんてそう滅多にあるもんじゃねーぜ?
[ダークグレーのズボンを手に持ち、優雅なつもりで一礼。
明らかに作法として意味不明だが、シルキーの真似>>50のつもりなのだ……男がやるのは変であるのはわかっていない。
身内との連携は密だが、本来は他所の都合なんて知ったことかというのが、この種族の立ち位置である。
それゆえ、自分からの申し出はもう明らかに打算あってのものだった――あからさまに花の話になったのは、シルキーの綺麗でまっすぐな笑顔に触れてつい地が出たのかもしれない]
……あと、シルキーの話もかな。
ちょっとだけな。
[それも新たに芽生えた本音だろうか。
シルキーがよければ荷物が運び込まれていった建物のほうへ案内する(ふりをする)だろう。
中に入れば途端にきょろきょろと周囲の状況を確認し、本物の従者を見つければ素早く後を任せ、自分はボロが出る前にどこかに行ってしまうだろう。**]
みゃっ!
[右猫パンチ! 左猫パンチ二連打! 溜めからの……ジャンプ両手猫パンチ!
蝶、逃げる! 猫、追う!]
ふーッ!
[もう、数秒前に人間を見つめていたことなど、すっかり忘れて、新しい獲物に夢中になって]
[ここで奥義・ジャンプ空中猫だまし!
……惜しくも失敗!
そして、ジャンプ降下にうつったが、着地予定地点に、もう屋根はなかった]
!!
[気づかぬうちに、屋根の端に達してしまっていたらしい]
・・・えっ?
[不意にベリアンから笑った顔がいいと言われ>>55、思わず歩みを止めた。]
ありがとうございます。とても嬉しいです。
[にこっと笑いかけてお礼を言いつつ目を合わせると、ベリアンに見つめられているのに気づいて息を飲む。]
・・・。
[たちまち白い肌に血の色が浮かぶ。男性から誉められたのは初めてではない。でも、だからといって個人的に付き合った経験などないし、覗き込まれると緊張する。
何とか笑みを持続させるよう頑張ったが、最後は眼鏡を直す動作に照れて、ふっと視線を逸らした。]
あの、そ、そんなに見つめられると・・はは恥ずかしいです。
[それでも花の話題が出れば>>56、顔を引き締め視線を戻す。
己は奇跡の花ヒーラールーを咲かせる能力の持ち主。まだどうすれば力を使えるのか分からぬが、軽率な行動は慎まねばならないと考えている。
でも一人で花園に来て不安に思っていたのは間違いない。ベリアンの申し出は素直にありがたかった。]
力を貸してくださるんですか?良かった、とても助かります。
[胸の前で祈りを捧げるように両手を組み、ベリアンを見つめる。]
滅多にないとのお話ならば、心からの感謝と共に受けねばいけませんね。助けが必要になったら是非お願いいたします。
[安堵した笑顔を浮かべて答える。だがズボンを手に持ち一礼するベリアンには、首を傾げた。
自分の動作を真似したとは思わない。男性がする動作として不自然だとの思いだけが浮かぶ。
先ほどの違和感が頭をもたげる。ベリアンの意図も正体も見えないながら、何か訳ありげだと勘が告げてくる。
しかし表情には何も出さないよう細心の注意を払って、軽く首を傾げた。]
私の話ですか?ええ、構いません。
その代わり、いつかベリアンについて教えてください、ね?
[本人が言う気になるまで待とう。それまで深く詮索すまいと心に決めて、ベリアンの案内に従い建物に向かう。
その途中でダンスが得意だとか、姉二人兄一人弟一人がいるとか他愛のない雑談をする。
本物の従者と遭遇したあと立ち去ろうとするベリアンに向かい最後にもう一度お辞儀をして、その背中を見送った。**]
/* また姉兄弟が多い。自分の設定を忘れないようメモ。
長姉28歳(養子を向かえて子供あり)兄24歳(婚約中)次姉22歳(他家に嫁いでる)弟13歳。
兄がいるのに長姉が次期当主なのは、エーデルシュタイン家は女性が継ぐと決まっているため。
エーデルシュタインはドイツ語で宝石という意味。 */
10人目、人魚 セルウィン が参加しました。
人魚 セルウィンは、囁き狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
―海の中の王国 ―
[世界の危機、そして癒しの花・ヒーラールーについて人魚族の女王は語り、孫にあたるセルウィンにヒーラールーを持ち帰る使命を与えた。]
はい、お任せください、お祖母様。
地上に咲く花…どれほど美しいものなんでしょうか、今から楽しみです。
[翡翠と瑠璃の混ざった色合いをもつ鱗を煌めかせながらセルウィンは遠い洋上へとアクアマリンの目を向けた。]
[海の女王はセルウィンに魔法のベルトを渡した。
ベルトバックルの宝石を回すと人魚の尾は人間の足に変わり、身体は洋服に包まれるという。
ヒーラールーの咲く花園には海水湖はないが、セルウィンならば淡水でも大丈夫だろうと保証された。
「けれど、地上は水の中とは違った力に左右されます。
気をつけなさい」]
はい、心しておきます。
[そして、セルウィンは一族の期待を背に、海の王国から秘密の花園へと向かったのだった。]
― 秘密の花園 泉 ―
[チャポンと水面から顔を出して周囲を伺う。]
ここが…秘密の花園ですか。
ケルプの森より色鮮やかな植物がたくさん…
魚の代わりに鳥や虫が舞っている不思議な世界…
[人魚が肺呼吸もできることは伝説に詳しい。
ほのかに真珠の色を宿す唇は今は薄く開いて、花園の甘い空気を体験していた。**]
大天使 シグルドは、栞を挟んだ。
/*
……ふむ。
シグルドは、無愛想で不器用。
でも、隠れ熱血で好奇心旺盛で、情が深い。今の所、そんな印象。
今はまだ、こっちから天界の事を問いかけるより、シグルドに【(マシンガンにならない程度に)知ってもらう】方がいいのかな……?
そしてシルキー蕎麦さん把握。まあ、COタイミング的にそうじゃないかという気は実はしていたとかなんとか。
/*
そして人魚さんだー!!!.*.:(*゚∀゚) ゚・*。.
今の所食物連鎖の頂点がアデルな予感がする件に付いて。
マメ知識。
正確には、
「人間の肺も水中で呼吸出来る」
が正しいのです。
そもそも、哺乳類の祖先は魚類なので。
ただ、実際に水中で呼吸したら、人間は死にます。
水中の酸素は、大気中と比較すると10分の1程度でしかないことが原因のひとつです。酸欠死するわけです。
逆に言うと、人間なら酸欠死するような場所でも、魚類はそのパワフルな呼吸器官で、生きていけるということ。
ものすごく単純化した話ですが、水中で水を呼吸して活動できる哺乳類がいて、彼らが大気中に上がってきたら、水中の10倍の力を出せると考えられます。
ワンヒ。−スで魚人がチートレベルに強いのも、無根拠な話ではないと思います。
ヒーラールー……運命に、選ばれた……。
じゃあ。シグルドさんは、天界を救う為にここに来たんですか?
[>>45彼は天界の人間だと言っていた。恐らくはそうなのだろう、と、問いかけて。
それなら、自分に興味を示すのも、解る気がして。]
運命を可能に……。……そうだと、いいな。
[何も無いのに突然来てしまった、より。選ばれてここに来たと思う方が、不思議と安心できて。
何より……心細い中声を掛けられたから、というワケではないが。期待を寄せてくれているらしい彼を、安堵させる事ができるなら、と。頷くよう、視線を下げて。]
へ?
[不意に。彼の手が頬に触れ、瞳を瞬かせた。]
え、えと。し、シグルドさん……?
[頬に伝わる熱が移るよう、徐々に顔が火照るのが解る。
眼鏡と髪とに阻まれ、表情の全ては読み取る事ができなかったが。微かに動いた唇が纏う空気も、優しい温もりも。悪意を感じる物ではなくて。]
……なんだか。
シグルドさんにそう言われると、何でもできるような気がする。……かも。
[熱を感じたまま。照れたように、笑って。]
― 花の小径〜あずまや ―
ドーナツは、ええと……こんなまあるい形の、揚げ菓子です。
真ん中に、穴が開いてて……お砂糖やシナモンやチョコが掛かってるのもあってね。
[そう、まさに目の前の彼>>48の瞳のような、まんまるの。
実際の表情はあまり動いていないかもしれないけれど、興味津々といった体で掛けられる言葉に、手で円形を作って見せつつ言葉を飲み込んで。
この前の調理実習で作ったから、大まかな作り方は解るけど。この世界にベーキングパウダーってあるのかな、と、考えかけて……止めた。お菓子作りどころか、衣食住がどうなるかもわからないのだ。]
うーん……戦う部活もある、けど。そういう部も、戦う事により、お互いを鍛えあう……って感じです、ね。
わたしは演劇部だから、戦うってよりも、皆で一緒に劇を作っていく方だけど……あ、実はこれも劇の衣装なんですよ。ほら。
[そう言いつつ裾をつまみ、付け耳を外してみせた。
……相手の反応は、深く考えないまま。]
そういえば……。
我々、って言ってたけど……天界から来たって事は。シグルドさんって、天使様なんです
……か?
[手近な草を引き抜き、問いかけながら振り向けば。
>>49いつの間にか彼の手の内には、小さなブーケ。問いかけの最後が二重の意味になってしまったが、瞳を瞬かせ。差し出されている事に気付けば、思わず受け取って。]
え、えと。こうするのかは、わたしもよくわからない、けど。
受け取っちゃって、いいんでしょうか?
[ぎこちない笑みに、一瞬後に笑みを返して。]
……ありがとう、ございます。
[胸の内に、花束を抱きしめて。]
あっ、見てくださいシグルドさん。あそこなら、少し休めそう。
[と。道が少し開けた辺りに、小さなあずまやを見付けて。]
あれ? 屋根の上に居るの……猫、かな。
こういう所にも、猫ちゃんっているんですね……可愛い。
[>>54自分が振っていた草に反応していた、のは、知らぬまま。
陽に時折光る、金虹彩。奥義を繰り出す猫の姿に、頬は緩み。]
……ん?
気のせいかな……あの子、尻尾が二本あるような……。
[と、尾に揺れる気配に違和感を感じ、目を凝らしたのは束の間。]
――――……えっ!?!?
[空中大ジャンプ>>57の先は、広々とした空間。
慌てて駆け寄ってはみたが。手に抱えた花束を放す事は忘れたまま、空中で一回転しつつ降ってきた金灰色の塊を見つめ――**]
― 宮殿内部 ―
[宮殿に用意された自分用の部屋に入る。
綺麗に掃除され整えられた部屋は、とても心地よく感じた。]
どなたが用意してくださったのでしょう。
もしお会いできたなら、お礼を言わなくては。
[そんな決意を胸に秘め、荷物がどこに運び込まれたのかを確認すると、部屋を出て誰か話をしてくれる人がいないかと探し始めた。
より詳しい情報を得るために。]
― 秘密の花園 泉 ―
[泉に棲む魚たちに話を聞いてみたが、ヒーラールーが何処に咲いているかは知らないという。
花園の上を飛んでいる鳥や虫たちなら知っているのかもしれないが、セルウィンは鳥や虫の言葉を理解できない。
魚たちが言うには、聖乙女がヒーラールーの花を咲かせるのだという。]
では、その聖乙女に会いましょう。
[情報をくれた魚に礼を言い、尾びれを振って岸に近づいた。]
皆のキャラ配分を見ながら、空いてるポジの熱血系にするか爽やか系にするかで悩んで、わりと敬語キャラがいなかったので爽やか丁寧系になったのだった。
[岸を目の前にしてみれば、花園はこの泉よりずっと広く果てが見えない。
大海に浮かぶ小島の逆転現象。]
やみくもに探して会えるものでしょうか。
実をいえば、水から離れるのは少々、不安なのですが…
[宮殿を散策中、職務に従事するロスリンに出会う。]
初めまして。私はシルキー=エーデルシュタインと申します。
今回、聖乙女としてこちらに招かれました。どうぞよろしくお願いいたします。
[スカートを手に持ち、優雅に腰を屈めて挨拶をした。]
よろしければお名前教えていただけませんか?これからお世話になりますから、知っておきたいんです。
[人懐こい態度で尋ねる。
ロスリンがベッドのシーツを交換したり、窓を開けたりしたと聞けたならば、満面の笑みを浮かべてお礼を言うだろう。
そのあと2・3言葉をかわすかもしれないが、ロスリンの仕事の邪魔をしないうちにその場から離れるだろう。]
― あずまや ―
えっ。
[ぼふっ。
擬音が聞こえてきそうな音と共に、二本の尻尾――……うん、見間違いじゃない!――をめいっぱい膨らませた猫が落ちてくる>>72。]
なっ……えっ、あれっ!?
[このままでは逆にぶつかる、とは思うが。慌てて駆け寄る勢いは殺せずに。
気のせいか、猫の方もすいすいと空を泳いでこちらへ向かってきて。]
っ……きゃあぁぁ!?!?
[大きな影に視界を遮られたのは、一瞬。]
……っててて……。
[10.00。咄嗟に受け止めようと、腕は広げたまま。
この凹凸の無さは、離着陸に向いてるのだろうか……と思うまで、見事な様子で、猫が胸元に飛び込んできた。勢いで尻餅をついたが、猫も花束も無事なのを確かめ、ほっと一息。]
……え、と。
大丈、夫……?
[大丈夫かとは問うものの。言葉が通じるのかは、解らないまま。]
― 宮殿外 ―
[シルキーに見送られる視線を感じながら廊下の角を曲がり、視界から消えると元の大鴉に姿を戻し窓から飛び立つ]
さぁてシルキーはどこに案内されるかな?
[凶々しい黒い翼が壁に沿って舞い、シルキーと別れた場所を伺える樹木の枝に止まる。
やがてある部屋に入るのを確認する(>>71)と、次いつ接触するか思い巡らせる]
今度は花について聞き出さないとな。
あと……オレの話か。
何を言うんだ?
カラスの生態なんて語ってもなぁ……カァ。
[シルキーの照れるそぶり、祈る仕草、期待する眼差し――他愛無いながらも弾んだ会らをいろいろ思い返せば、次について熱いため息をつこうと喉を鳴らした]
― 花畑 ―
迷って、る?
[>>73天使、という言葉より。その後の言葉の意外さに、首を傾げた。
正体がどのような存在であろうと、目の前の男性は、迷いとは無縁そうな様子に見えていたから。
けれども。従うだけでも、という言葉には。]
…………。
従うだけでもいいのかどうかは、それでシグルドさんが納得できるかどうか……じゃ、ないんでしょうか。
……なんて。偉そうな事言ってもいいのか、わかんないけど……。
[その言葉の寂しさに、視線を上げる事ができず。]
[自然に伸ばされた手。問いかけてくる眼差しは、真っ直ぐで。]
あ……そ、そっか。じゃあ今は、感覚も人間と同じなんですね。
大丈夫、です。ただ、ちょっと、吃驚しただけで。
[吃驚するというよりは、照れたが正解なのだが。それ以上説明すると、尚の事照れてしまいそうで。]
わたしの頬でいいなら。
……温もりは、分ける事もできるんですよ。
[感覚が無いのなら当然、冷たくも無いのだろうが。
触れる指を包み、温めるよう、そっと手を伸ばそうと。その瞳を覗き込んで。]
11人目、魔候 マーティン が参加しました。
魔候 マーティンは、囁き狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 《秘密の花園》上空 ―
[突如として《秘密の花園》上空に高らかなラッパの音が響き渡った。
勇壮な旋律と共に青空が裂け、
黒々とした空間から二頭の赤竜が現われる。
二頭が牽く四輪の戦車には異相の魔物が乗っていた。
筋骨逞しい人間の上半身は王者の威風を払い、
戦車を踏みしめて立つ下半身は炭のように黒い狼のもの。
狼の腰からは竜の尾が長く伸び、
狼の背には黒鷲の翼が大きく広げられていた。
竜が牽く戦車は緩やかな弧を描きながら降下していく。
戦車の隅でラッパを吹き鳴らしていた小鬼は、
ひとしきり吹いて疲れたのか、戦車の床にへたり込んでいた。]
― 宮殿外 ―
[窓から見えた風景に心惹かれて、外に出る。
一面に広がる花畑に感嘆の声をあげた。]
素敵。こんな風景が見られるなんて。
[弾む足取りで周囲を見渡しつつ進む。歩き回っているうちに、泉らしき青い水が見えてきた。]
あら、あれは湖かしら?
ここから見ても綺麗な水ね。
[首をこてりと傾げてひとりごちる。
人魚の青年は、まだそこにいるだろうか?]
聖乙女を呼ぶことはできますが、花をいただきに来たというのにそれも失礼でしょうね。
いつまでもこうしていても仕方ないですし、行きましょう。
[カチリとベルトの宝石を回せば尾が裂けて足になる。
青いズボンの裾の先は素足だった。]
この足を片方ずつ前に出して歩く、と。
余は魔界第58階層を治める魔侯ユルマーティオニスである。
この地に咲く「ヒーラールー」を所望する。
案内いたせ。
[ラッパに劣らぬ大音声で名乗りを上げた魔候を乗せて
戦車は宮殿の前へ滑らかに着地する。
宮殿から出てきた召使いたちがそっと近づいてくるのを、
構わぬから、と手で差し招いた。]
― 宮殿前 ―
―――なにっ。
「ヒーラールー」は、まだ咲いていないだと!?
[宮殿の召使いに戦車と竜を任せ、宮殿の一室へ向かう途中で
驚愕の事実を知って、大声を上げる。]
…………。
[じーっとエレオノーレを見て「ありがとう」という言葉と、花束を抱きしめている姿に]
喜んでもらえる――
っていいことだな。
[人の気持ちがよくわからなくっても、エレオノーレの素直な反応がシグルドにそう言わせて、初めて他にもわかるように、笑顔をこぼした]
……「ヒーラールー」は聖乙女が咲かせる、と?
むう…。
ならば聖乙女とやらはどこにおるのだ?
会おうではないか。
[少々眉を下げて悩んだあと、宮殿に行くのを取りやめて
《秘密の花園》を歩きだした。]
― →どこか ―
/*
>>86>>88 ゆるまー
おい待てなんか出たぞwwwwwwwwwwwww
なにこの人外の王様っぽい人かっこいい……! かっこいいけどコレもしかしていわゆるパラリラパラリr(※乙女村にあるまじき単語は削除されました)
?
[まさか泉の中から声をかけられたとは思わず、しばし周囲を見渡して、ようやく青年の姿を発見した。]
こんにちは。
[懐こいわんこのように泉の近くに歩みを進めると、視線を合わせてしゃがみこみ、にこっと微笑みかける。
地上の方と聞いて人間ではないと悟るが、全く物怖じしない。]
初めまして。私はシルキー=エーデルシュタインと申します。
聖乙女に選ばれて、本日この地に到着いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。
・・あなたのお名前をお聞かせ願えますか?
/*
どうもこんばんは。ねこみちですー。
今回、キャラクターに迷いまくったあげく
某村の某魔王さんをリメイクして使うことに。
リメイク版なので弟設定。
某村は…ひどい村なので見なくて良いです()
/*
Q:乙女村なのにマーティンでいいんですか?
A:世の中にはおじさん萌えとかハゲ萌えとかいうジャンルもあるんですよ?
Q:なんであんなにえらそうなんですか?
A:まおーさまだからです。(魔候に位を落としましたけど)
Q:魔界第58階層って?
A:魔界には無限の階層があると言われていてですね…
(以下長いので省略)
ふふん。
おれさまを誰だと思っている。
遠見のあでるとはおれさまだぞ。これほどの高さなど、何と言うこともない。
[逆Yの形の口を動かし、猫は小生意気な声で喋った。どうやら、ちゃんと言葉は通じているようだ。
……それ以前に、問題は別の所にあるような気もするが]
[絹糸のような柔らかそうな金髪の少女が、汀にしゃがんで挨拶をしてくれた。
その微笑みは太陽のよう。]
丁重なご挨拶いたみいります。
僕は海の国からヒーラールーを得に参りました、セルウィン・ルサールカともうします。
どうぞよろしく。
…え、あなたが聖乙女ですか!
[敬意を示す礼をしようとしたが、水が浅過ぎて尾ビレがパシリと水面を打った。]
[確認するように人差し指を頬にあてて、相手の名前を呟く。]
セルウィンさん。分かりました。こちらこそご丁寧にありがとうございます。
私の名前はどうぞ好きに呼んでくださいませ。
遠い場所からはるばるようこそ。疲れていませんか?
[セルウィンを気遣う表情を浮かべて首を傾げる。]
はい、そうです。
でもまだ新米ですし、あまりかしこまらなくてもいいですよ。
[礼をしようとしたセルウィン>>98に慌てなくていいと優しく告げた。
泉にいる青年がどの程度陸上に適応可能かは知らないが、水の中とは勝手が違うし、自分達のような行動を取るのは難しいと思っている。]
お気遣いありがとうございます。
水の門を通ってきましたから、疲れてはいません。
それよりも使命を果たさなくては。
[カチリとベルトの宝石を回すと尾ビレは青いズボンに包まれた足に変わる。素足であった。]
ヒーラールーは何処に咲いているのでしょう?
案内していただけますか? シルキー。
[引き続き樹に止まって偵察を続けていれば、騒がしい客の登場>>88]
……なんだよ、誰かと思ったら"下"の連中じゃねーか。
あいつも花を取りに来たのか……ライバルが現れたのは面倒だが、あんなデカブツなら逆にやりやすいな。
おぅおぅ、いいぞもっとやれ。
はっはー、オレは応援してやるぜ。
[凶鳥にとって、天界にも魔界にも関わりはある。
人間と違って圧倒されることはなく、悠然と見やる。
あの姿で混沌を起こして、なおかつ注意を引きつけてくれるなら、騙し出し抜くのはやりやすくなる。
あんな姿を眼前に現されたここの侍従にはいい迷惑だろうが、思わぬ乱入者の登場は好都合と嗤った]
― 花畑 ―
迷う、も。気持ちの一つなんじゃないかな、って、思います。
そのまま進む道にある未来以外に、何か別の未来を見ているから。……迷うんじゃないかな、って。
[>>94知らない物だと切り捨てる、というより。戸惑うような響きに聞こえたのは、気のせいだろうか。]
……はい。シグルドさんも、暖かいですよ。
[>>97>>99手のひらが触れあう部分から伝わるのは、熱か心か。
目を細めれば。そのまま、感覚を受け止める。]
それなら良かったです。
でも、すぐ使命を果たそうと言われるとは、セルウィンさんはとても責任感が強い方なのですね。
私も頑張らねばと改めて思いました。
[セルウィン>>101に好意的な笑みを浮かべて頷いた。責任を果たそうとする姿勢は非常に好感が持てる。
だが次の瞬間、尾びれが足に変わったのを目の当たりにしてさすがに驚いた。]
すごいです。まさかこのようなことができるなんて。
・・・でも、そのまま足に何も履かずに過ごすのは大変そうですね?
誰かに頼んで、靴を用意してもらった方がいいのでは?
[心配そうにセルウィンの足元を見つつ尋ねるが、ヒーラールーの話になると少し顔を曇らせた。]
申し訳ありません。ヒーラールーはまだ咲いていないのです。
なんでも、私達聖乙女にはそれを咲かせる力があるらしいのですけど、どうやるか分かってなくて。
[セルウィンに真実を告げるのは心苦しかったが、正直に打ち明けた。]
材料があれば、多分……。ただその前に、ちゃんとしたご飯の確保、かな。
[彼女にとっての《花園》は、まだ花畑とその周囲のみ。宮殿の存在を知らぬまま、>>83前のめりな興味の言葉に、苦笑を浮かべて。]
でも。作れるといいな、ドーナツ。
[>>85霊体という言葉に、余計にその思いが募る。彼に感覚がある間に、見せる事ができるなら……今度ははっきりと見えた笑顔>>91に、満面の笑みで応えながら。]
そういえば。丸い形だけじゃなく、こんな感じの捻じれた形のも、あるんですよ。ツイストドーナツ、って言って……
[もしうまくリング型に作れなくても、あれなら大丈夫だろうか。そんな事を考えつつ、指で螺旋を描いて。]
― あずまや ―
[怪我はなかった、が。ぴんぴんと元気そうな様子の猫は、逃げるどころか自分を座布団代わりに座り込んで。]
…………。
喋った!?!?
[偉そうな口調>>95よりなにより。まず驚いたのは、そこだった。]
ああでも、うん……確かに猫ちゃんってこういう事考えてそうだもんね……。
[>>96小生意気な言葉に、それよりも多分大事な色々なツッコミ所を見逃しつつも。うんうん、と頷いて。]
あでるちゃん……あでるくん? って、言うの?
えっと……でも、今明らかに、斜め上の方向にジャンプしてたよね……?
[逆Y型の真ん中に付いた鼻をつついてみたいとか、肉球触りたいだとか。明らかに余計な事を考えつつも、視線を向けたのは尻尾。
……やっぱり、二本ある。]
責任感が強いと言ってくださり、面映いです。
祖母の話によると世界の危機を救えるのはヒーラールーだけとのこと、まだ海の底に呪いの影響は出ていませんが、早い方がいいのかなと思い…
しかし、咲いていない花を無理に咲かせるわけにはいきませんね。
あなたにもわからないのであれば──微力ながら僕にも手伝わせてください。
一緒にヒーラールーを開花させる方法を探してみましょう。
「私も頑張らねば」と言ってくださった、あなたの気持ちを支えたいのです。
[素足のままのセルウィンを気遣うシルキーの声にふむ、と頷く。]
そのまま足に何も履かずに過ごすのは大変なことなのですか…
靴が見つかるまで気をつけることにします。
[ザパァと水音をさせて立ち上がる。]
あとは、足を交互に前後させれば歩けるのですよね?
[海の底に呪いの影響が出てないとのセルウィンの話>>110に、心底ほっとした表情が浮かぶ。
誰かが困ったり苦しんだりと聞けば胸が痛む。それが己の力が及ばない遠い地であっても。]
本当に良かったです。では、急げば少なくともあなたの国では被害を出さずに済むのですね?
これも不幸中の幸いでした。
[両手を組み目を閉じて告げる。]
君は忙しいだろう。
私が材料を探してこよう。
どんなものが必要か教えてくれないか?
[材料を聞いたなら、すぐに覚えて]
君も一人では心配だろう。よければ一緒にいこう。
まだ時は満ちぬゆえ――
[しばらくエレオノーレと二人で歩いて。
宮殿についたならドーナツの材料を求めて、一人さまよっただろうか]
[ぱっと目を開けると、セルウィンに向かって嬉しそうに告げる。]
ありがとうございます。そのように言ってもらえると、非常に心強く思います。
私の気持ちを支えたい。セルウィンさんの誠意に感謝いたします。
では、私が宮殿まで案内しましょう。私もさっき部屋を提供されました。花園ではそこで過ごせばよいと。
[靴の話になると、こくんと頷いた。]
ええ、そうです。水の中と違って、地面は固いですし、時には足を傷つけるものが落ちていたりもします。
ケガをしたら大変ですから、どうぞ十分ご注意くださいませ。
歩き方はそれで合っていますけど、慣れないうちは私が手を貸しますよ。
無理しないで。
[このように、と少し周囲を歩いて見本を示したあと、セルウィンに向かって手を差し出した。]
大丈夫か。また会おう、エレオノーレ――
[歩いている途中。エレオノーレとは別れて。
シグルドは建物らしき、宮殿に向かっただろうか]
まだ見ぬ僕の国のために心を砕いてくださり、ありがとうございます。
あなたのその清い心が癒しの花には必要なのでしょう。
僕も、自分の国のことだけを考えているようではまだまだですね──悔い改めます。
[シルキーが歩き方の見本を見せてくれる。]
歩くというのは実に優雅な行為ですね。
あ、ありがとう。嬉しいです。
[延べられたシルキーの指にそっと手を重ねる。
踏み出せば大地の感触。
体重を支える筋力は充分にある。
不慣れなのは両脚で重心をとるバランス感覚だった。]
──あっっ!
[よろめいてシルキーの方に身体が傾く。]
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