情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新
お役に立てたならなによりです。
[ぺこりと頭を下げ、シグルドを見送った後、シグルドが部屋に戻った頃にカモミールティーを部屋に運ぶように手配しておいた**]
― 自室 ―
…何をしているのだ、私は。
[図書室から戻ってから、なんだか自分がおかしい。
花鏡をじっと見つめて、突然切るのは相手も気になるだろうと思いなおして]
水の中の世界を、エレオノーレが好きになってくれたら嬉しいです。
それは、世界を救いたいという気持ちに優しさ以上のものが加わることだと思うから。
ヒーラールーを海の王国へ持ち帰ることが僕の役目ですが──
僕は、あなた自身の手でヒーラールーを届けてほしいと思うんです。
それに、海の世界にも泉とは違った歓びがありますから──来て ほしいんです。
[微笑み、緑の石をエレオノーレに差し出した。]
私達が心を合わせられた結果だとすれば、嬉しいのだけど。
[乙女の像が見つめる湿原から目を離さずにぽつりと呟く。
先代の聖乙女が見守ってくれているのも心強いと付け加えるのも忘れない。]
どうやらそのよう、ね。
[エレオノーレの隣に進むと、同じく東を向き目を伏せた。]
【エレオノーレ宛て】
ああ、君と会いたいと思ってただけなのだ。
エレオノーレが何をしてるかは、わからぬが私で役に立つ事があるならいってくれ。
そ、それだけだ。
[っといって通信をまた切った]
――あらゆる世界に巣食う呪いを浄化し
――安らぎで満たすために。
――大いなる力を借りて
――今ここに愛を体現す・・・・・
[エレオノーレに続いて呪いの言葉を口にする。
自分の声でありながら、どこか遠くから響くような感覚を味わっていた。]
――・・・・・人々が勇気を取り戻し、再び歩みを進められるように。
[言い終わった途端、目の奥で感じていた彼方に振り注ぐ真っ白な花の花弁が、風に乗って自分達の周囲をくるりと舞った。]
― 自室 ―
なんか変だな。私が…
[ちょうどそのころロスリンから手配された、カモミールティーが届いて]
とてもいい香だ――
ロスリンは良い子で、いい仕事をするな。
天界に招きたいくらいだな。
[そのカモミールに癒されて、しばらくティータイムで落ち着きを取り戻していった]
― 西の斜面、石柱の上 ―
ほぅ……これもいいな。
[南の草原での、暖色と寒色の花吹雪も美しかったが、この白もそれに負けず光って見えた。
見かけ上の奇跡の規模は小さいが、それだけに集中して惹き込まれるような、そんな感覚]
おっと、そろそろかな。
[南の草原のことを思い出せば、もうすぐここを後にするはずだ。
逃げ場が無くなる前に飛び立ち、上空に隠れた]
― 泉 ―
[水面を目指して、ふわりと水を掻き分けて。
陽の光の眩しさに目を細め、思う以上に冷えていた体に気が付いた。]
えっ。
……ちょっぴり、恥ずかしいけど……嬉しい、です。
[>>242光に煌めく石片。
透き通った耀きが自分の鱗と呼ばれる事に、こそばゆさと……セルウィンがそう呼んでくれた事への喜びを感じて。]
わたしはまだ、ちょっとしかこの世界に居ないけど……。
この花園は、素敵な世界だと思う。陸も、空も、人も。それに……水の中も。
この世界を好きになればなるほど。護りたい、って思う気持ちも……強くなるの。だから……
[>>245と。微笑みと共に、石を差し出されれば。]
わたしの、手で?
……うん。行ってみたいな、セルウィンさんの世界。
今度は、試す為じゃなく。セルウィンさんの世界を、見に行くために。
[差し出された石。けれどもそのまま、セルウィンの手を取って。]
……持っていてくださると、嬉しいです。さっきの真珠の代わりには、ならないかもしれないけど……。
[そう、微笑んで。手の内で大切に護っていた真珠を、見せて。]
― 浴槽 ―
古くから続いている家なんですって。代々女性が当主を務めていて、次期当主は11年上の姉に決まってるの。
[しみじみとした口調で興味を示すエレオノーレに説明する。
実際問題、何かとしきたりがあったり面倒も多いのだが、幼少時から鍛えられているから気にしてない。]
そうそう、たまたまタイミングが重なっただけよ。
[エレオノーレに合わせて頷く。花鏡の操作を間違えて全体送信した件を蒸し返さずともいいだろう。]
普段の習慣崩さない方が疲れが取れそうな気がするし、ね?
[同じく心地よい温度の湯に身を委ねる。]
ここだ。
余が、そちと共に見たい場所とは。
[厚く葉を重ねる木々のトンネルの向こう、
木漏れ日を吹くんで淡く輝く小さな建物が佇んでいた。]
― 水晶の祠 ―
[近づいて見れば、それは小さな洞窟の入り口を飾る、
水晶で作られた、奥行きのある門だった。]
秘密の花園には水晶の祠、と言う場所があると、
魔界に伝わる書物に記されておったのでな。
探させていたのだ。
[複雑なカットを施された水晶を組み合わせて作られた建物は
僅かな木漏れ日を集めて美しく輝いている。
木々のトンネルが作り出す暗がりの中で、
そこだけが透明な光に満ちていた。]
これを、そちと共に見たかった。
そちに、似合う場所であろうと思ったがゆえに。
[翼の中を広げてシルキーを解放し、そっと背中を押す。]
投票を委任します。
魔候 マーティンは、千本槍の聖乙女 シルキー に投票を委任しました。
― 西の斜面 ―
[降り注ぐ光の花弁は、渦を巻いて。
……脳裏に浮かんだのは。今にも咲き誇ろうとする、花の姿。
光が収まった、その後に。
瞳を開けば、そこは再び、石畳の祭壇で。]
……わ……!
[シルキーの目には……そしてもしこの場に他の誰かが居れば、どのような光景に見えただろうか。
少なくとも自分の瞳に映ったのは、東の彼方、湿原に清浄な光が満ち溢れた様子。]
……ね、シルキー。
これで、花が咲いたのかな……?
[問いかけの口調ではあったが。
半ば確信しているのは、自分だけだろうか。シルキーを、じっと見つめて。]
[エレオノーレのたおやかな指に包まれる手。
"エレオノーレの鱗"を持っていてほしいと言われれば尾を震わせる。]
喜んでいただきます。
互いに見つけたものを交換して縁にするのは尊い贈り物です。
ありがとう。
もう一度、さきほどの淡水真珠を貸してもらえますか?
[聞き入れられればそれに唇を寄せて祝福をしてからエレオノーレに渡すつもり。*]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新