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― 『月のアトリエ』 ―
で、と……。
[とりあえず、納める物の消えた細工物の箱は作業机の上に置いて。
じぃ、と見るのは道中で押し付けられた水筒。>>131]
……どこまで冗談かわからんから、怖いんだよな、あの人は……。
[いい笑顔と共に向けられた言葉を思い返し、何となくくらーい気分になった。
勿論、向こうの言い分の方に分があるのは、重々承知しているのだが]
[図書館へ行くその途中、
長の通達を聞いて]
…予感のほうは、気のせいじゃ無かった。
もう片方は…
さすがに気のせいだよね。きっと。
[自分の小さな予感は、気のせいとして忘れる事にした。]
ん、悪ぃ。
じゃあ、次からはユーリエも頼むわ。
しっかり食ってから、な。
[溜息を吐く傍らの幼馴染に、にひひと笑う。
共に足を進めながら、カシムの家を目指す。]
せっかくだからカシムの家で、一緒に食っちまおうってことだよー。
全部あいつに持たせるのは悪い、と。そういうことだ。
むしろそーゆー気配りできる俺って大人じゃね?……なんてなー。
[収まらない軽口を叩きながら歩を進めれば、やがてカシムの家につくだろうか。]
― 『月のアトリエ』 ―
[コンラートのアトリエに着いたのは、カシムが来る前だったか後だったか。
扉の前に辿り着くと、4度ノックの音を奏でた]
クーノ兄、居る?
[ノックの音の後に声をかけ、中へと問いかける。
声には不安と焦りが入り混じっていたことだろう]
[一度家に戻り、己の身を確かめよう。
得体のしれない焦りを、落ち着けてしまおう。
響く声。
聞こえる言葉。
本当は分かっている。絵筆を認識してしまったら、己が下にあると知ってしまったら、
おそらく――]
― 『月のアトリエ』 ―
[一先ず、現状では水筒については保留して。
ふと思い立って襟元を緩め、左の上腕を覗き見る。
腕には、十四のときから変わらぬ蒼の三日月がひとつ]
……やっぱり、残ってるよなぁ……。
[わかりきった事を確かめて、滲むのは苦笑。
襟元を正して、それから、つ、と水晶の腕輪に手を触れる。
しばしの沈黙。
それを打ち破ったのは、ノックの音と問いかける声。>>144]
ん……シメオン?
[不安と焦りの入り混じる声に、僅か眉を寄せつつ、扉へと向かい]
どうした、そんなに慌てて?
[扉を開いて迎え入れつつ投げかけるのは、対照的にのんびりとした問いかけ]
― 中央広場 ―
[お上手、というユーリエと、相変わらずというオズワルドには小首を傾げる]
私は本当の事しか言ってませんよ?
嘘も冗談も苦手ですからね。
[少し視線をずらす様子には、小さくため息を零すが。
これからちゃんと食事をする、というユーリエの言葉>>140と、これからも食べるところというオズワルドの言葉>>141。それに、料理人のカシムが一緒に居る事から、まあ大丈夫だろうと判断し、特濃キノコ茶の入った鞄には手を伸ばさないでおく]
それなら良いですが。
二人とも、あまり無理はしないようにしてくださいね?
栄養失調で倒れるような事があったら、無理やりにでもあのお茶を飲ませますから。
[男性相手なら最終手段は口移しだが、女性相手はさすがにソコまではしない筈。
せいぜい、取り押さえて鼻をつまんで飲ませようとする位だろう。口移しとどっちがマシかは微妙だが]
俺は食べてる。
時間通りに食べないだけだ。
[それも、決して褒められたことではない。]
さっきって……ああ、あいつか。
いやー、でもな。あれはよく出来た娘さんだよ。泣き喚いたりされたら俺だってどうしていいかわかんねーもん。
[ユーリエが扉を開けば、「どうもー」と呑気に呟いて後に続く。
荷物を置いて、家に戻ろうとする前に。]
お前、耳どうかしたか?
[僅かに気になったことを、軽く尋ねた。]
―都市内通路→―
[行く途中にある雑貨屋に立ち寄ったり、知り合いの家で食材を調達したり。
長からの通達を聞いたのはその途中のこと]
『絵筆』?
[眉を寄せていると、死者の絵を描くためのものではと知り合いに言われる。
それはそうだ、いくら『絵師』のものだって、普通の絵筆を紛失しただけでこんなには騒がないだろう]
/*
物凄いお兄ちゃんっ子になってるどうした。
弟が出来たのが9歳の時…か。
それまでもべったりだったんだろうなぁ、きっと。
そういうことか。
けどなんでまた。
[『絵師』以外で絵に長けたものなんてそうはいない都市のこと、わざわざ盗む人間がいるなんて思えなかった。過去に実際そんなことがあったなんて知らない。
周囲に目の前の知り合いしかいないのをいいことに、やっぱり抜けてるのかななんて言ったら、苦笑を返された]
― 『月のアトリエ』 ―
それで、そんなに慌てて?
……やれやれ、心配性ばっかりだな。
[来訪の理由>>148に、少しだけ眉を下げて]
誰かに取られたわけじゃないし、怪我もしてない。
……『絵筆』がなくなったのは、強いて言うなら、家出……って所かな。
[冗談めかして言うものの、笑い話にならないのは承知の上。
とはいえ、他に適した表現も思いつかなかった]
わ、私は、たまーに忘れるだけだもん。
食べる時はちゃんと食べるよ。
[食欲に対しては疎くなってしまって
さほどおなかがすいたと思わないから食べ損ねるだけ。
と、これも問題ありだから言いはしないけど]
ふぅん、そうなんだ。
オズ、よく出来た娘さんだとしても
想いを遂げるならあの子が大人になってからにしてね。
[冗談とも本気ともつかぬ口調。
幼女趣味疑惑はまだ解消されてはいなかったらしい。
耳、と言われるとはたり瞬きして手を耳朶に宛がう]
――…ちょっと変な感じがするの。
[見送る心算だったはずの女のもう片方の手が
すっとオズワルドの方へと伸ばされた]
― 中央広場→バウアーさん家 ―
[その後、しばらくは広場や通路にいる人々に声を掛け、様子を見て回りながら、オクタヴィアの家へと向かう。
在宅なら、オクタヴィアとその母親に真っ先に挨拶(今日もお綺麗ですね、とか。旦那さまへの愛情あればこそでしょうか、とか)をしてから、オクタヴィアの父にも挨拶とキノコの話をするだろう**]
― 『月のアトリエ』 ―
そういう事かな。
[勝手に消えた、という表現>>153に、一つ頷く]
『絵筆』が、自分から、俺の手元を離れて消えたんだ。
……どうやら、先達の思念に影響されているらしいんだけど……。
今どこにあるのか、誰の手元にあるのか。
俺自身にも、全くわからないし……辿る術もない状態でね。
だから、長に触れを出してもらったんだ。
[ そのまま、他の様子も見に行くという薬師には、礼と励ましの意をこめて軽く手を振る。 ]
ああ、お前も無理するなよ、アレク。
[ 子供の頃、彼の事を、一時、年下の女の子だと思い込んでいて、実は年上で、男なのだと知った時には、驚愕したものだった。けれど一度インプットされた『妹同様に護ってやらなければいけない相手』という認識は、今も微かに男の内心に残っていて、どうも年上扱いだけは出来ずにいる。
女性扱いをしたことはなかったから、カシムのように酷い目を見たことは無かったが ]
[とりあえず、図書館で記録を探す事にした。
絵筆の紛失が、過去に起きたか。
そして、絵筆を探知する方法。]
…気のせいだよね、確実に。
でも、調べといて損は無いし…
[空回りする調査の後、諦めて家へ戻るのだった。]
[ その後、長の家に着いてから聞かされた話>>111には、思い切り渋い顔を見せたものの、感情的な口出しだけはなんとか堪えた。
長の家を出た後も、むっつりと黙り込んで、アトリエの近くまで絵師を送っていく ]
コンラート、お前、他に隠し事は無いだろうな?
[ 低く、そう尋ねたのは、別れる間際。だが、答えを得る前に、深く溜め息をついた ]
いや、言わんでいい。ちゃんと休めよ。
[ 今もって隠しているのなら、多分、問いに正直な答えは返らない。ごまかしや強がりを言わせたくはなかったから、そうとだけ告げて背を向けた。向かったのは自宅ではなく、町中の方向。シメオンとは丁度擦れ違いになった** ]
―アトリエ前→町中 ―
― 『月のアトリエ』 ―
そう…なんだ…。
『絵筆』って、そう言うものだったんだね。
[知らなかったことに対する驚きと、意思を持つような『絵筆』の状態に不安が表情に浮かぶ]
皆の中の誰かが、『絵筆』を持ってる可能性があるんだね。
一人一人に聞いてみれば良いのかな……?
[誰かが盗んだのでなければ秘匿することも少ないかも知れない。
そう考えて言葉にし、首を傾げる。
浅はかな考えだったかも知れないが、大事にならないことを*願いたかった*]
/*
代わりの料理人、NPCで名前つけるのは止めておこうかね…。
あんまり増やしても覚えきれないだろうし、あたしが(爆
それに先代に名前つけさせてもらうかもしれないし…。
[開けたままになっていた扉の向こうに見覚えのある人影がある。
薬師のもとへ行ったと思われていたセルウィンその人で
彼もこちらに気づいたようで駆け寄ってきた。
長からの通達を知らせる為に駆け回っていたらしい。
まだ自宅に戻っていない事を気にして
ユーリエを探していたというのもあろうか]
『絵筆』……?
『絵師』さまの『絵筆』を探す……?
[通達を知れば驚いたように瞬きをした]
知らせてくれてありがと、セルウィン。
[絵師の不調はそれが要因だろうか。
そんなことを思いながらセルウィンには御礼だけ言って
ひらひら手を振り見送る。
何か言いたげな素振りをみせつつも彼は一人帰路につくことになる]
― 自宅 ―
あ…シェイかな?
[こんこん、と玄関の扉を叩く音に気付いてそちらに向かう。
アレクも来るはずだけれど自分より先に家に戻ったシェイの方が早く来るはずだし、この時間帯に急な来客が来るとは考えにくかった。
けれど、扉の前にいたのはシェイでもなくアレクでもなく。
たまに都市内で挨拶する初老の男性が立っていた。]
あ、えと…いらっしゃいませ、何かご入用ですか?
[面喰らいながらも首を傾げ問うと、買いにきたんじゃないんだよ、と困った顔で返された。
そして告げられたのは、『絵筆』が消えてしまったことと、都市のどこかに在るということ。
『絵師』にも所在は解らないから住人皆に探して欲しいという通達だった。]
― 『月のアトリエ』 ―
ん、まあ……。
この辺りの事は、知らずに済めば幸せな事だから。
[『象徴』であるが故に秘める『闇』。
その重さ故に、他者に明かす事のできぬ幾つも事情。
『絵師』や『絵筆』の特性は、「分かち合う」と言ってくれた者を失ってからは殊更に秘匿気味になっていた]
誰かが持っているとして……聞いて、それで返してくれればいいんだが……それも、難しいかな、と思ってる。
『絵筆』自身が、それを拒む可能性もあるから、ね。
[聞いてみれば、という提案>>161には、僅かな思案の後に、小さく呟いた。
とはいえならどうするか、そこが見えていないのが現状の難点なのだが]
―回想/自宅前―
[家からでてくる大好きなお姉ちゃんの姿。嬉しくてちょっと小走りになりかけて]
……
[息苦しさを憶えて足が止まる。ちょっと苦しい。息が詰まる。急ぎ足で来すぎたかな?
心配するお姉ちゃんの顔が近い。首を横に振る。心配させたくない。大丈夫だからって微笑んだつもり]
大丈夫だよ、お姉ちゃん。
…さて。
初日から狼に当たるなんて有り得ないから、
多分白だよね。
…まぁ、守護獣か狼に当たる可能性は無きにしもあらず。
兎占いは…有り得ないでしょ。
ランダムだし。
一割無いし。
[お兄ちゃんの声も聞こえる。さっきの声の話題が出てちょっとだけ目を伏せちゃう。
でも、絵師様のところに行ってくるらしいお姉ちゃんにすぐに頷いて]
お姉ちゃん……、行ってらっしゃい。
大丈夫、私一人でも待てるよ。
[頭を撫でられて、微笑もうとする。でも、ちょっと無理だったかも。
お兄ちゃんと一緒にお留守番だから大丈夫。きっと大丈夫]
だからお姉ちゃん心配しないで。
[それでも心配させちゃったのかな。お兄ちゃんにも頭を撫でられた]
― 喫茶『brau』 ―
[ゾフィヤが帰ってから暫くは客も来ないうえに次に来る料理人も来なかった。
遅いと思いつつも、他に何かあったんじゃなかろうかという思いも過ぎる。
料理人の家に出向くかと思い扉に手をかけたで、代わりの料理人がちょうどやって来た。]
ああよかった。あんまり遅いから何かあったのかと心配して……
……あー、うん、わかった。
今日はあまり客も来ないだろうし、大丈夫だよ。
[やって来た料理人は、家族が不安を訴えているから今日は暇を貰いたいと申し出て、それには苦笑しつつも承諾した。今日はあまり商売にならないだろう。店を閉めて食いっぱぐれる者がいては困るから閉めないつもりだが。
料理人の方はほっとしたように、足早に帰ろうとするがその間際、『絵筆』の事について訪ねてきた。]
― 自宅 ―
[夢現。聞こえた声はどちらのものか。
ペタリと張り付いた髪>>115を誰かが撫でる感触。
起きないと、と思うけれども瞼が上がらなかった。
浮かびかけた意識はまた静かに沈んで。
静寂の時間が流れた]
うぅっ。
[背中がゾクリとして、今度こそ意識が完全に浮き上がった。
ゆっくりと身体を起こして軽く伸びをする。
伏せていたテーブルには紙が一枚増えていた]
フィー? 珍しいな。
[二親を亡くした後もこの家を離れたくなくて引き取るという話を拒否したのに。姉はなかなか戻ってこなくなってしまった。
一人の時間にも慣れて。姉の呼び方も変化して。
だから不思議そうにメモ書きをつらつらと眺める]
……っと。
[見えぬ先行きに何となくため息をついた所に聞こえたノックの音。>>163]
やれやれ、珍しく来客が多いな……。
[このアトリエに人が頻繁に訪れるのは、『絵』を描く時くらいのものだから、ついこんな呟きを漏らしつつ、扉を開けた]
はい、どちら様で?
― 自宅 ―
絵筆が消えたって…クーノ兄、泥棒されたの?
クーノ兄は大丈夫なの、怪我とかしてない?
[さっきから感じる不安がさらに増すのを感じながら、絵師のことを聞く。
泥棒ではないし絵師にも怪我はないが、詳しくは良く解らないという返答を聞くと、絵師が無事なら、と安堵の息を吐いた。
男性が帰るのを見送って、両親と不安に視線を交わす。
こんなことは初めてだという両親の言葉に、一体何が起きているのか解らずに目を伏せるとまた来客の音があり。]
あ…今度はシェイ、かな。
『絵筆』…って、絵師様が持ってる奴だろ?
盗まれたって……
[なんでまたそんな物をと目を丸くする。
相手はさぁと言いながらも、先ほど長から聞いていた事を告げる。
絵筆を知っているかという問い、それに対する自分の返答は、首を振る仕草と否定の言葉。
それを聞けば安心したような、複雑な表情のまま料理人は自宅へと戻る。
気をつけるんだよと声をかけながら、店主は店の中から見送った。]
― 自宅 ―
あれ?
あ、ううん、なんでもないの、アレクさんいらっしゃい。
[きっと幼馴染の来訪だろうと、ほんの少し表情を和らげて玄関へと向かった。
けれど、そこにいたのはまたも幼馴染ではなく、薬茸を取りに来ると言っていたアレクで。
つい呆けた声をあげてしまったあと、慌てて顔を横に振ってアレクを中へと通した。
いつも通りの挨拶はやっぱり慣れなくて、ぎこちなく礼を言う。]
なるほど。
……確かに災難だったわけだ。
[どこか煮え切らなそうな態度の知人を、不思議そうに見送る。]
見つけたら、やっぱ謝礼とか出んのか?
だったら張り切っちまうんだけどなあ。
[企むような、愉しむような。
そんな笑いと共に、ユーリエに振り返った。]
そいじゃ、ちょっと行ってくるわ。
もしカシムが先戻ってきたら、出てるって言っといてくれな。
[ひらり手を振って、一度、自宅へと。]
―自宅―
[お姉ちゃんを見送ってからお兄ちゃんとお留守番。
今日お兄ちゃんがしてきたことの話とかを聞いて何度も頷く。
お兄ちゃんのお話を聞くのは好き。お兄ちゃんも嬉しそうに自慢話。ちょっとだけ、うらやましい]
くちゅんっ!
[くしゃみが出る。くしゃみがでるのは噂されてるからなんだって。
オズワルド達の話題に出てたことなんて知らないけど]
― 自宅 ―
嫌な予感って何だろ。
[絵筆の騒ぎも知らないままに首を捻る。
寝ていただけなので何があったわけでもなく]
……あ、しまった。
[オクティとの約束を思い出して立ち上がる。
途端にまたクラリとしてテーブルに手を突いた]
― 喫茶『brau』 ―
んー、こういう時こそカシムの出番だったか。
[とは言うものの、店にいても仕事がほとんど無いならやはり帰す事になっただろうか。]
……絵師様の絵筆、ねぇ。どんなだっけかなぁ。
[一人店内に残ると、呟いてまた思案するように手を顎に当てる。
長く絵師について思いに耽ると、ふと先代の事が浮かんできた。]
………?
[ふいに何か思い出しかけた。]
― 『月のアトリエ』 ―
[扉を開いた先にいた姿、その動きが止まる様子>>181に、一度きょとり、と瞬いて]
ああ、わざわざありがとう。
いや、それは気にしなくてもいいから。
[話の最中に、という言葉には笑って返しつつ、差し出された包みを受け取る]
……悪いね、さっき受け取れなくて。
いや、そもそも、最初に忘れるな、って話なんだけど……逃げたい気持ちが強かったから、なぁ。
[オズワルドとセルウィンのやり取りにはきょとんとして
それからくすくすと笑みを漏らした]
いってらっしゃい。うん、伝えておくよ。
でもあんまり遅いとオズの分無くなっちゃうかもしれないよ。
[悪戯な声音を幼馴染に向けてひらり手を振る]
――…さて、と。
[姿が見えなくなれば扉を閉じて大人しくお留守番]
― 自宅 ―
[アレクが父と話を始めると、こちらが口を挟むことはない。
ちらちらと玄関に視線を向けるのは、来ると言っていたはずの幼馴染がまだ来ないからだ。
いつもなら寝ちゃってるのかなと思うのだが、絵筆が消えたなどと聞いたこともあり落ち着かない。]
…シェイのとこ、行こうかな…
[そう、無意識に呟いた。]
― 喫茶『brau』 ―
……。
[何か、忘れているような気がするものの、思い出せない。
それ自体はたまにあるのだが、そういう時は毎度毎度非常に気持ちが悪かった。]
……考えるのよそ。
[そういう時は思い出しかけた事も忘れるに限る。
そんなわけで丸めて意識の遠くに投げてから、客待ちの間店内の掃除を軽くしていたのだが。
結局たまに絵筆について尋ねてくるものがいるくらいで、客らしい客は来なかった。]
……だーめだこりゃ。早いけど閉めようかね……。
[皆他所に行っているか、家に篭っているのだろう。
結局椅子を片付けたりと、店を閉める準備にとりかかった。]
/*
と、いうか。
『絵筆』二本とも消えてるから、前と同じ手段って、とれなくね?
とか思ったのは昼間のことでした。
つか、この設定は能力者が結構大変なのよ、ね。
そこの自覚はあるのだが。
『絵師』ポジで能力者取ってしまうと、設定はし易いけどガチ展開になるよなぁ、というのがあって。
それもあってのおまかせだったのでした。
なら『絵師』ポジをNPCにすればというのもあるのだが。
PCとして存在している、というのが味になっている部分もありありなわけで。
バランス、難しいんだよなぁ。
―自宅―
[家の前で同業者達がこれ見よがしに噂話に興じていた。
横目で眺めながら、あるいは適当にあしらいながら家に入る。
まずは、備蓄している食料と酒の確認。]
……愛してるぜ、林檎ちゃん。
俺はあんた一筋だ。裏切るような真似はさせねえぜ。
[酒瓶を取り出しながら、虚しく調子のよい言葉が響く。
ビスケットの袋の様子には、少しだけ渋い表情をした。
一枚取って、口に含む。]
こりゃ、一人で食うのは厳しいな……
食後の何とやらで、皆で食わないと駄目だ。うん。
[酒瓶を一本、ビスケット一袋。
片付けも十分に行われていない自室の床に、放り出して。]
いえ。気にしないでください。
[抜けてるなんて思ったり他人に言ったことは内緒だ。
尤も言わなければ伝わらないだろうが、とりあえず誤魔化すようににこにこしておいた]
逃げたい?
[最後に聞こえたその言葉は掴めなくて、思わず繰り返す]
[そして、徐に外套を脱ぐ。
色あせた、元は深紅のコート。
母が、父のために仕立て上げたものだった。
少しは見栄え良くなりなさいと、そう。二人揃って、父をからかったのは――遠い、遠い昔。
小さく笑って、軽く、払った。]
― 『月のアトリエ』 ―
長の報せは聞いてるんだろ?
それなら、『絵筆』の事が気になるのは皆同じ……聞き耳立てたくなるのも、わかるよ。
[中を伺う>>190のは、特に遮る事はせず。
ちなみに、抜けてる、というのは身近な者には散々言われているから、面と向かって言われても苦笑するしかできなかっただろう、というのは余談]
ん、ああ……薬師殿から、ね。
なんというか……苦手だから、うん。
[思わず零した言葉を繰り返されると、一瞬だけ引きつるものの。>>192
誤魔化すのも難しいか、と曖昧な説明を返した]
……ん、咽喉、渇いた。
[つつっとカシムの家の台所に上がりこみ
汲み置きの水をグラスに入れる。
椅子にちょこんと座ってこくりこくりそれを嚥下した]
んー……。
[幼馴染の住まいとはいえ
慣れない場所に一人というのは何だか落ち着かない。
そわりそわりとしながらもグラスを両手で包むようにして
口許へと引き寄せ、また一口、それを含んだ]
― 自宅 ―
[つい零れた呟きはどこまで届いたろうか。
隣に座っていた母の耳には当然届いていたらしい。
閉じていた目を開くと、心配ならいっていらっしゃいと苦笑を向けられた。]
う、ん…
あ、でもまだフィーの分のパン用意してなかった。
ちょっとやってくる。
席外してごめんね父さん。
アレクさんもごめんなさい、良ければゆっくりしていってね。
[アレク達にそう断って、厨房へと向かい。
図書館にこもりがちで食事を抜きがちなフィーでも簡単に食べやすいよう一口サイズに切り分け始めた。]
[お兄ちゃんの話が終わって今度は自分の番。今日読んだ本の話。
話半分に聞くお兄ちゃん。ちょっと適当な相槌なのには最近気づき始めた]
それでね、それでね…
[それでもお話を聞いてくれて嬉しい。だからお話をする。
楽しい。嬉しい。お兄ちゃん大好き]
[声が、渦巻く。
言葉に、飲み込まれる。
怨念に、引きずり込まれる。
手を伸ばし、
触れて。]
――あぁ、
[悲鳴と言うには、あまりにも小さく、曖昧な声を上げて、
呻いた。]
― 『月のアトリエ』 ―
[『絵筆』のことを聞きたい。
探すにはまずそのもののことを知らなければ、探すのもままならないだろうから]
……ドロシー、大丈夫かな。
[けれど妹のことがあり、早く戻りたいと言う気持ちも出て来る。
コンラートを待ちながらも、どこかそわそわとした様子で佇んでいた]
――――――…え?
[今まで聞こえてきた声と違う声が、聞こえたような気がして。
顔をあげ、辺りを見回した。
けれど、誰かは見当たらない。
首を傾げ、気のせいかと。]
― 図書館 ―
[ 記録は簡潔に事実を綴ってあるだけで、手がかりとは呼べそうもない。そもそも絵筆自身が意志を持って絵師の手から離れた、などという事例はどこにもなかった ]
うーん、ダメか…いや、待てよ?
[ 男は、役に立ちそうな情報が一つあったのを思い出す。コンラートが見たという空に焦がれた過去の絵師 ]
誰だかが、判れば…
[ 歴代の絵師達の名と経歴を彼らが描いた都市の住人の名と共に記録した本も、そこにはあった。おとこは、それを調べようと探し… ]
うわ…
[ 探し出して、その長大さに、思わず呻いた ]
[眸が軽く伏せられる。
頬へと落ちた影が微かに震えた。
そろりと自らの耳朶に触れる]
――……。
[柳眉を寄せてふるふると小さく首を振るった]
/*
役職なしの子は気楽に地道に『絵筆』を探そうか。[ころころ]
えーと、心を封じられた人は仮死状態になるのか。
じゃあ埋めちゃダメだね(
…………?
あれ?
[はっきりとした違和感に、意識が僅かに引き戻された。
どこか間抜けな声が、意識の中に響く。]
こいつは――違う?
[違う声が、混じったような、気が。]
――
……『誰か』、居るのか?
―自宅―
お姉ちゃん大丈夫かな?
[お話も一区切りが付いて、ちょっと心配になって窓の外を見る。
お兄ちゃんが大丈夫だよって頭を撫でてくれる。ちょっとだけ落ち着く]
うん。
[それでも、さっきから不安な様子がどこか抜けない。
さっきの声とか、その前の音とか、絵師様のこととか、やっぱり気になることは多いから。
お姉ちゃんも絵師様のところ行くって言ってたし。気になる。でも我慢。心配かけたくないから]
― 自宅 ―
よし、出来た。
それじゃ母さん、私ちょっと行ってくるね。
[野苺のケーキと一口サイズのサンドイッチをそれぞれ二人分バスケットに詰める。
母に出かける旨を伝えると、遅くならない内に帰ってくるようにと、何が起きているか分からないからくれぐれも気をつけるようにと言われた。]
うん、わかってる。
これ届けたらすぐに帰ってくるから。
[笑って頷いてみせてから、家を出た。]
― →都市内 ―
うぉー……。
駄目だ、周り見えてなさすぎ、俺……。
[食事の席で、持ち回りの話が出ないことを切に願った。
仕事場も相当だが、こちらもとんでもない。
壁際にずるりと座り込み、天井を仰ぐ。
床に転がったものを掴む指先が、僅かに震えた。]
[幼馴染の声が聞こえる。
此処には居ない彼の声]
オズ …… ?
[呼びかけてみるが声は返らない。
幼馴染はもう一つの声に反応するのみ]
― 図書館 ―
[ 我ながら、考えが甘かったかも、とは思わぬでもなかったが、やると決めたらやるのが男の信条だったから、覚悟を決めて、何巻かに別れた最初の数冊を手に取り、読書室へと持ち込む ]
目が悪くなりそうだな。
[ 綴られた文字の細かさに、早くもくじけそうになりながらも、記録を辿っていく ]
[手早く片付けを終え、扉にcloseのプレートをかけようとして手が止まる。]
……そういえばヴェル、今日は来てないね。
[すっかり忘れていたが、そういえば林檎がまだ届いてなかった。
ヴェルがカシムに預けているなど知らないので、クレスのように途中で気分でも悪くなってやしないかと心配にもなってくる。]
早々倒れるような奴でもないけど…。
[一度気がつくと気にはなる。
まだ林檎の樹の所にでもいるだろうかと思い、店を閉めた後にそちらへ向かう事にした。]
― 喫茶『brau』→ ―
―――…っ、
[動きが止まる。
気のせいじゃない、はっきりとした呼びかけ。]
……………いる、けど。
あなたは、誰?
さっきから聞こえてる声と同じ人?
[恐る恐るといった態で問いを返した。]
― 『月のアトリエ』 ―
ん……そう、だな。
君は、飛び出した現場も見てるし、余計に気になるか。
[話を聞きたい、との申し出>>206に、一瞬戸惑うものの。
秘匿ばかりでは不安を助長するだけなのも事実だから、と受け入れた。
ちなみに同意>>207の意図は知れずとも、頷かれればだよな、とか呟いて]
って……シメオン?
落ち着かないみたいだけど、どうした?
何か、気になる事でも……?
[それじゃあ、と振り返った先。どこかそわそわとした様子>>201に。
やや、心配げに問いかけた]
/*
にゃー?ユーリエとオズワルドなのかな?赤組。それはカシムがかわいs(まて
とりあえず役職臭い人は、みんな気分が悪くなってるものと推定。
ゾフィは夜兎かもなー
[問いを投げ交わす間も、『声』は絶えず響く。
そらへ、という願い。
まだ、それが誰の願いなのかは知らないまま。]
/*
つうか、ヴェル兄wwwwwwww
それは、あまりにも無謀だろおいwwwwwwwwww
特に想定しとらんが、数百年は軽くたっとると思うぜ、都市成立してから!
――違う。
[女だ。
ひょっとしたら、どこかで聞いたかもしれない。聞かなかったかもしれない。
恐る恐るといった風の問いかけに対して、平坦な答えを返す。]
分かった。
お前も、『持ってる』んだな?
在るって、認識しておけ。少しは楽になるかもしれない。
[絵筆に込められた怨念が、己の自我に混じり出す。
しごく当然のように、『絵筆』の所有を認めていた。
呑まれていく。
声を響かせているうちに、もっと。]
― 図書館 ―
[ しばらく記録を辿った所で、妙な違和感に眉を寄せる ]
ちょっと待てよ…
[ やがて、男は、絵師の経歴を一つ一つ確かめていた本のページを、速度を上げてぱらぱらとめくり始めた ]
[机に座り、クッキーでも買ってくれば良かったかとふと思い。
最も、今では既に遅いのだが]
…なんか、今日は嫌な予感がしてさ。
図書館でちょっと調べたけど、
本にも載って無くて…
[弟の背中に不安を吐き出し。
一番の不安を告げる事にした]
…ねぇ、シェイ。
アタシに変な力が有った…
というか来たとか言ったら、笑う?
― →セルリアン宅 ―
[子供の頃から通い慣れていてもう何度来たかしれない、幼馴染姉弟の家に着く。]
シェイいるかな…
行き違いになってないと良いんだけ、ど…?
[目眩のようなものを感じて少し歩みが止まるも、軽く頭を振って戸をたたいた。]
[お父さん達も出かけるみたいだからお兄ちゃんとお見送り]
行ってらっしゃい。
大丈夫だよ。お兄ちゃんと一緒だもん。
[いい子にしてるんだぞって、頭をぽんぽんって。
兎さんと一緒に手を振って見送る。怖くない。大丈夫。お兄ちゃんと一緒だから]
[とりあえず、目立つごみは捨てて。
散らかっているものは壁際に寄せる。
何故か落ちていた書き物は、壁向に設置された簡素な机の上に置いておくことにした。]
あ、そうだ。
姐さんの仕事、メモしとこ。
あと、シェイもだな。アレク先生は、まだ入ってなかった……よな?
[つぶやきながら、カレンダーに走り書き。
机の上と、壁をもう一度見て。
しばし瞑目してから、荷物をまとめて家を出た。]
『絵筆』が『絵師』さまの元にないと
もしもの時、父さんや母さんと同じ場所にいけない……?
[何もすることがないからか
長からの通達に思考を傾ける]
『絵師』さまは……
[年近くありながら絵師の任を全うしてきた彼の姿が頭を過ぎる]
え…?
持ってるって、何を…
[男の人の声が聞こえる。
楽になるかもしれないと言われるけれど、何を言われているのか解らなくて、不安が募る。]
お願い、教えて。
これは何なの?
あなたは、知ってるの?
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