情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新
次の日の朝、薔薇園芸家 ローゼンハイム が無残な姿で発見された。
夜が明け、悪夢は現実のものとなった。
人狼は確かに存在するのだ。そしてその血腥い牙で我々を狙っている…。
人々は苦悩の末、最終手段を取る事にした。
投票により、1日に1人ずつ疑わしい者を処刑する。
例え無辜の犠牲者を出すことになろうとも…。
現在の生存者は、研究員 ゲオルグ、研究員 ルージュ、警備員 タイガ、QMD-69 フレデリカ、飲食店従事 ミーネ、技術班 エドワード、オコジョ博士 と アリデ、少年 エリオットの8名。
少年保護……って。
迷子でも拾ったか?
[らしいな、と思いながらも手早く返信を作る]
『To:エド
Sb:居住区状況
:今の所、大きな異変は起きていない。
ただ、一触即発に限りなく近いのは間違いない。
現状、どこも似たようなもんだがな。』
[そう打ち込んだメールを送信しようとした時。
そう、遠くないところで、悲鳴が上がるのが聞こえた]
って、またか……!
[これで何度目だ、と。
言おうとした言葉は思わぬ音──銃声に遮られる]
……んなっ!?
[思わぬ音は更なる悲鳴を招き、それがざわめきを呼ぶ]
ったく!
最悪だなっ!
[苛立ちを込めて吐き捨てつつ、送信前のメールに訂正を入れた]
『To:エド
Sb:居住区状況
:厄介なトラブル発生したらしい。これから確認に行く。
状況把握できたら、また連絡する。』
― 第三エリア・整備室 ―
研究室の人達はきっとやることも多いんだろう。
[涙目のエリオット>>1:230の頭をなでて慰めながら、承諾も受けて整備室に移動した]
エドワード、戻りました。またすぐ出たいんですが。
この子が第三エリアに来てたので、保護者のところまで連れて行ってきます。
[許可を求めるというよりは確認する口調でチーフに尋ねる。
ついでに飴を失敬するのも忘れない。エリオットの分と合わせて二つ、作業着のポケットに突っ込んだ。
案の定、出るというのには渋い顔をした班長も、エリオットの顔を見ると仕方ないなと手を振って許可してくれた]
よし、じゃあ行こうか。
[苛立ち高じているのが分かるきつい視線からエリオットを庇うように立ち、すぐに出て行こうとする]
/*
ミーネ以外はOK出たかな。
準備しとくか。
研究区での暴動についても忘れずに、と。
一応あの連絡は伏線だったりする。
ところでデフォ投票がエリオットです。
キャラ的にはミーネに向かう気がするんだが…狼位置どこだろ。
エア赤組考えた方が良いのかに悩む。
まぁがつっと隠れられる設定出し、考えなくても良いかね。
― 第一エリア・居住区 ―
タイガより、警備本部へ!
[訂正したメールを送信した後、音声回線を繋ぐのは警備本部]
居住区I-{1}地区にて、銃声を確認!
現場対応に向かいます!
[一応、自己判断での行動は承認されているが、念のため上へと連絡を入れた後、騒ぎの起きている方へと走る]
(……止まってくれよ、頼むから)
[そんな思いは過ぎる、ものの。
それが淡い期待である、と。
そんな予感もまた、何処かにあった。**]
― 第二エリア・実験動物収容所 ―
[しばらくのコール音の後、ローゼンハイムから受信許可が下りて音声が繋がった]
ローゼン、送ったメールは見たか?
書いてある通りPMCの処分はしたが、あれで終わると考えるのは楽観的過ぎると思っている。
……ああ、分かってるなら良いんだ。
[懸念は杞憂だったようで、ローゼンハイムは冷静な判断をしっかり出来ていた。
それを聞いて安堵の息を漏らす]
ただ、気になるのはどうやって収容所内にPMCが潜り込んだか、だ。
あそこは限られた奴しか入らんからな。
アメーバ形態で隙間から入り込んだ、と言うのも無きにしも非ずだから、誰かに寄生していたとも言い切りにくいが。
[可能性ばかりが広がる、と通話口で溜息が漏れた。
ローゼンハイムもまた通話口で考え込んでいるようで、時折唸るような声が聞こえた]
ともかく、捜索と炙り出す方法をどうにかしねぇとな。
……そーいやローゼン。
お前マザーに何しに─────。
[ふと思い出して、抱いていた疑問をローゼンハイムにぶつけようと紡いだ矢先]
[通話先から激しい銃声が鳴り響き、悲鳴やくぐもった声がいくつも聞こえた。
先程とは別の唸る声が耳に届く]
ローゼン!?
おい、何があった!!
[断続的に響く銃声、ゴンと何かが落ちる音。
呼びかけに返る声は無く、通話はただ周囲の状況だけをゲオルグに伝えて来た。
ただただ、凄惨な音だけが鳴り響いている]
まさか────!
おい、ローゼン!!
[何度呼びかけても声は返らない。
通話が伝えてくるのは暴動の様子。
伝わる音だけ聞いていても、阿鼻叫喚であることは嫌でも分かった]
───くそっ!!
[ローゼンハイムが倒れたと知り、通話を切って実験動物収容所を飛び出していく]
ー薬品倉庫ー
[何処かで、爆発音>>6が聞こえた気がした。
人気の無い倉庫周辺はまだ静かだが、
武器格納庫近辺はどうなっているか考えたくも無い。]
…皆、無事だと良いけど。
[ボルトアクションの単発ライフルは、
混乱の中では危険なだけで。
倉庫の壁にもたれかかって、
外に対して警戒していた。**]
―第三エリア―
[ゲオルグからのメールを確認してからひとつため息、全員に返信を返す]
『To:[[研究員]]
Sb:わかった
:こっちも早急に殺処分するようにする。
第三エリアの例のあれ。
何事もないといいけど』
[メールを送り終わったところでちょうど目的の部屋の前についた]
― 第二エリア ―
[実験動物収容所を出て直ぐのこと。
先程聞いた音が第二エリアにも木霊する]
ッ、こっちもか!?
[響いた銃声は一つや二つではない。
更には言い争う声も聞こえて来る]
「収容所に入れるっつったら限られてるじゃねぇか!
お前がPMCなんだろ!」
「たったそれだけで疑うってのか!?
だったらアイツだってそうだろ!
なんで俺なんだよ!!」
[どうやらゲオルグが送ったメールが火種らしい。
それだけ研究員達の間でも疑念が広がっていたと言うことなのだろう。
言い争いの果てにそれぞれが銃を取り出し、ついには撃ち合いへと発展してしまう]
なんってこった…。
薄氷がえらい勢いで割れちまったみてぇだな。
[まさか自分のメールが火種になるとは思いも寄らなかった。
この様子では見つかったら矛先がこちらに向きかねない。
実験動物収容所に一番出入りしているのは自分なのだから]
参ったな、早いとこローゼンの様子確かめに行きてぇんだが──。
うおっ!?
[止めに入って止まるもんなのだろうか。
そんなことを考えていると、流れ弾が頭上の壁へと減り込んだ。
関わったら死ぬと判断し、遠回りしてローゼンハイムが居るであろう、中央エリアへ向かうことにする。
途中撃ち合いに巻き込まれるようなら反撃も已む無しと、銃を向ける覚悟だけはしておいた**]
―第三エリア・最奥の収容所―
[第三エリアの最奥の方、特に人の立ち寄らない場所。
そのため、周囲が騒がしくなったことや爆発音等にもまだ気付かずにいた。
分厚い何枚もの扉と壁に覆われているそこは、なかに入るものがより厳重にしまう必要なものがあることを示していることがわかるだろう。
ただ、その扉は開いていたけども]
ちょっと…しゃれにならない……
[破ったのでなければ外からあけたのだろう。
武器を手にして、慎重に中に入ると死体らしきものは見当たらなかった]
― 第二エリア・廊下 ―
げっ。
[複数の銃声>>13が響く。喉から引き攣った声が漏れた。
廊下の先で扉が開く。飛び出してきた男は銃を構えていた。
咄嗟にエリオットの手を引く。胸に抱えて壁に身を寄せた。
背中のすぐ隣を何かが通り過ぎてゆく]
ここは無法地帯になったのかよ!
[身を起こし、警備隊の制式拳銃を左手で引き抜いて構えた。
相手の二射目が顔の横を通り過ぎていく。頬が熱い。
飲み込んだ息を吐き出すようにしながら顔の中心狙って引き金を引けば、少ししてドサリと重たい音がした。
床の上で白衣が真っ赤に染まっていくのを、銃口向けた姿勢のままじっと*見ていた*]
[珍しく少し動揺した様子で、端末を操作し先ほど送ったばかりの皆にメールを送った]
『To:[[研究員]]
Sb:第三エリアの例のやつがいない
:扉があけられていた。
破られた様子はないから中からじゃなくて外からあけられたことになる。
捕食されたか、どこかに逃げて隠れてるかしてると思う。
考えうる限り最悪の一歩手前かもしれない』
[メールを送り終えてからもう一通を別に送る]
『To:エドワード
Sb:無事?
:ごめんなさい、おそらく考えうる限り最悪の一歩手前に来てる。
もう、被害を最小限にとどめるのは無理だと思う。
約束守れなくなりそうでごめんなさい。』
[短いメールを送り終えた後、ため息をひとつ漏らし監視カメラの様子などを確認し始めた**]
村の更新日が延長されました。
― 第一エリア・居住区 ―
……っ!
[本部に連絡を入れ、駆けた先にあったのは、ざわめき。
目に入るのは、倒れた者と、銃を手にした者。そして彼らを取り巻く者たち]
「……向こうが、先にこっちを狙ったんだよ!」
「殺さなきゃ、殺されたんだ!」
[現場につくのと同時、響いたのは、こんな声]
「大体、逃げ出した化け物っていうのは、いつの間にか人間乗っ取るんだろ!?」
「見分けがつかないんじゃ、誰がまともで誰が違うかなんて、全然わからないじゃないか……!」
[早口で捲くし立てられる言葉は、更なるざわめきを呼ぶ]
だからと言って、無差別に撃っていい、って理由になるか!
[そのざわめきを制するように大声を上げ、騒いでいる男を拘束しようと走る。その足元に、照準不確かな銃弾が跳ねた]
ちっ!
[当たる事はなかったが、足が止まる。
その間にまた、銃声。
出鱈目な照準で撃ち出された銃弾は、取り巻いていた者の一人を捕らえ、また、あかいいろ散らす]
……仕方ねぇ、か!
[何とか動きを止めなくては、と。
ジャケットの内側から銀と黒の二色に彩られた愛銃を抜き、暴れる男の銃持つ手を狙って引鉄を引こうとするが。
それよりも一瞬早く、取り巻いていた群衆の中から放たれた閃光が男を貫いていた]
なっ……!?
「このまま、ただ、殺されるなんて嫌!」
[不意に上がるのは、悲鳴じみた叫び。
その声が、文字通りの引鉄となったようだった。
広がるざわめきと怒号。
不安定に張り詰めていた緊張は、立て続けの銃声と流血で、呆気なく切れてしまったよう。
すぐ側で銃声が響き、一緒に駆けつけた警備員の一人が倒れた。
別の警備員が、呼応するように銃を抜くのが見える]
ちょっと、まっ……!
[待て、と押し止める暇はなかった。
訓練された手による銃弾が、恐慌に陥る住人の命を奪う。
それが、更なる混乱を引き起こした]
「殺される、殺される!」
「警備の連中も、研究区の連中も、俺たちを殺す気なんだ!」
ちがっ……そうじゃねぇっ!
[叫んだ所で恐慌をきたした相手に届く事もなく、向けられるのは銃口。
とっさに転がる事で撃ち出された一撃は避けるが、流れ弾がまた違うあかいいろを散らす──悪循環だ]
くっ……。
[似た光景は『以前』よく見た。
自分でそうなるように仕向けた事もある。
だから、こうなったら容易に止まらないのも、知っている]
二度と見たくねぇから、転職したんだぞっ……!
なのに……意味、ねぇだろうが!
[苛立ちこめて吐き捨てた後、強引に体勢を立て直して前へと飛び込むように転がる。
それまでいた所を掠めて過ぎる銃弾。
このまま何もせずにいればどうなるかは、理解しているから。
今、撃ってきた相手に対し、銃口を向ける事に躊躇いはなかった。**]
/*
そーいや、投票先公開なんだよな、という事で、ちょっと見てみたわけだが。
……これ、まだみんなデフォだよな、多分。
ラ神……何を考えておる。
にしてもあれだな。
PC視点情報がさっぱりすぎるwww
― 第二エリア・オコジョ博士個人研究室 ―
[ゲオルグ、ルージュらと別れて戻ってきたのはこの基地で得られた自分の部屋兼研究室だった。一般研究室とくらべると随分狭い。]
楽観はせぬ。
つまるは最悪の事態を想定して動けという事になるな。
[アリデの肩からたったっと跳ねるように降りると、パーソナルコンピューターの前に立った。ちなみに一般サイズ。
かたかたと人のように手ではなく全身を動かして打ち込む。]
[たたんとテンポよく最後のキーを押すと、
画面上には送信完了の文字が。]
とりあえず現時点での最新研究データの
まとめと移動は完了したのである。
我輩がここに来た意味が無くなっては困るからな。…む。
『Message が 届きました。』
[画面を見つめていると、>>1:231ゲオルグからの送信メールが来ていた。同時にそれはアリデに転送されており、アリデもまたメール受信を、音声で知らせる。]
んむ、こちらで確認する。
[外出中ならアリデに読み上げさせるが、今回は画面チェックで済ませる事にし、内容を見て、一度目を閉じ黙祷した後に低く唸った。]
むぅぅ…ゲオルグの方で発見、処分とな。
殺傷処分を知ってか炙りだされたのであろう。
[ゲオルグが取った殺傷行程は知らぬので、そう判断して。]
管理下に置けているうちが良いが。
思った以上に厄介であるな、PMCは。
[そう呟いた後、ふと>>1:182ルージュの言葉を思い出す。]
知識などの価値ある物はゆっくりと…か。
その場合、PMCと人とが混ざり合う過程で、
その内側でいかなる変化が起こりうるのかは、非常に興味深い。
これもまた個体差などあるのだろうか。
[オコジョはYAMAOKAの人間および動物に対する新薬の開発を研究をしているが、それが高じて研究対象は“人間”にも及んでいる。
元々興味のあったPMCと、研究対象でもある人間の融合は、一研究者としてはとても興味深くはある。
現状を省みると、危なっかしい事だとも理解しているが。]
おっと、何やら独り言が長いのである。
[ぶつぶつ呟きながら、思考の波の中に沈んでいる間も、アリデは一言も喋らずただじっとしていた。
ちまちまと四足でアリデの方へ走ると、差し出された腕を伝い頭に乗る。]
さて我輩の最低限やる事は終わった。
ローゼンハイムより武器の所有が義務付けられておったが、アリデが所持し、かつおぬしと行動をともにしておけばサイズ的に免除となるであろう。
アリデ、殲滅モードに移行!
[頭の上にのり、カッと宣言すると、
アリデの両腕が音を立てて形を変える。
ガトリングを中心に、周囲にダブルライフルやレーザー、
マグナム、マシンガンとあらゆる銃器が溢れる如くに現れ、物騒なロボットが出来上がる。
頭の上で、宣言したままの四足ポーズをとっていたが
じ、っと下を向いて、沈黙。]
………ふむ。
護衛用にとたっぷり武器を頼んではいたが……
[両腕を武器化したアリデを見て、耳が垂れる。]
なんともこれでは多い気がするの。
怪獣と戦うでもあるまいし…いやある意味怪物には違いないが。
まぁ…とりあえずよいか。
一旦ノーマルモードに戻るが良い。
[そう命じると、がしゃんがしゃんと音を立てて再び何時もの姿に戻らせた。]
─ 第三エリア ─
[伸ばした手を握ってくれたエドワード>>6と共に、兄が勤めている第二エリアへと向かう。
自分達が出た直後に騒動が起きたなど知る術もなく、間一髪難を逃れたことも知らず。
エドワードからタイガから受けたメール内容を伝えられると、顔に浮かべる不安な色は増した。]
とらぶる、って…
おばちゃんたち、大丈夫、かな。
[両親は既になく、唯一の肉親である兄も仕事が忙しくてあまり帰ってこないから。
何かにつけて世話になっている隣近所の住人達の安否を案じて表情は曇る。
けれど、居住区に行って無事を確認しようとするほどの勇気も無く、未だ連絡のない兄の安否を知りたい気持ちも強く。
当初の目的通り、第二エリアへ進む足は止まることはなかった。]
─ →第ニエリア ─
─ 第ニエリア・廊下 ─
え ?
[何が起きているか把握するよりも先、ぐいと手を引かれ視界を遮られて。
どうしたの、と問うまでもなく先よりも大きな、すぐ近くで響いた音。
それが明らかな殺意を含んでいることなど、幼くても本能で悟ることは出来る。
すぐ身を起こしたエドワードと対照的に、強張る体が恐怖に竦んで。]
─ 第ニエリア・廊下 ─
ひ…っ
[エドワードの頬を掠めて通り過ぎたそれに、喉が引き攣る。
それから程なく、荷物が落ちるような音が耳に届いて。
徐々に広がる赤い水溜りが白を染めていく様子を目にし、息を飲んだ。
しばらくは声も出せず、壁に寄りかかるようにへたり込んだまま震えていたが。]
─ 第ニエリア・廊下 ─
─── エド、おにいちゃん。
けが、へい、き?
[頬を掠めた赤い線に気付いて、無事かと問う。
思えば自分を庇った時にも銃声は響いていた、そちらも大丈夫かと案じてから。]
このひと、ボクたちをころそうと、してたんだよね?
どうし、て?
[エドワードに問う声を向けたのは、今もってPMCがどんなものか知らなかった為。
彼からはどんな反応が返されただろう。
返されずとも、問いを重ねることはしなかった。
それは胸に生まれた一つの不安の為。]
─ 第ニエリア・廊下 ─
もしかして。
カレルおにいちゃん、もう。
[兄が、既に死んでしまっているのではないか、と。
連絡がないことも相まって、一気に膨らんだ恐怖に小銃を持つ手から力が抜けて。
カツン、と床に乾いた音が響いた。**]
― 第二エリア・オコジョ博士個人研究室 ―
さてこれからどうするか。
PMCの判別方法が分からん以上、
部屋に篭っておるのが一番安全かつ平和ではあるの。
そういえば我輩、まだおやつの時間を厳守しておらなんだ。
アリデ、さっき買ったクッキーを寄越すのである。
[そう言ってアリデから、クッキーを一枚受け取ると、しゃくしゃく音を立てながら食べ始めた。複数種のナッツのたっぷり混ざったクッキーは、いかにも動物好みで香ばしく甘い。リスよろしく頬にたっぷりつめていたら。]
『Message が 届きました。』
もふ?
[>>12安全策を取りつつこの状況下でお茶を飲もうとかした矢先、メールの来訪にヒゲがぴんとたった。
今度はアリデにメールを読み上げさせると、ぼふっと溜めていたクッキーが粉になって周囲に散った。]
なんだとー!?
そんな所をPMCが侵食したというのか?
むむむ、いやどちらかというと、侵食された物が檻を開けた可能性が高いか。
何のため――って一つしかないの。
[繁殖の為。より強者を求めるのは種として当然の本能だろうと理解すると、アリデを伴い外に出た。]
仕方がない、知った以上は第三エリアへ向かうぞ。
警備員は居るであろうが、ルージュだけでは対処出来ん。
こここそお主の見せ場だ
行くのだアリデ!頑張るのだアリデ!
――ってなんじゃ?
[やる気満々で外にでた瞬間、耳に届いた銃声に、ヒゲがピンと立った。]
/*
さて。
人に無理せずと言いつつ、俺も今日は早落ち予定なのである。
どーうすっか。
このままだと、ついついガンアクション描写の鍛錬に走ってしまいそうなんだが、それもどうか、と思うしなぁ。
/*
あっ、今新機能に気付いた!
ふんふんこうなるのか…。
とはいえデフォルトも居るだろうなこれ(オマエモナー
― 第二エリア・通路 ―
[目の前の暴動は回避したものの、移動すればまた別の騒ぎが道を塞いで。
今度は運悪く暴徒と化した研究員に見つかってしまった]
「ゲオルグぅ! てめぇかPMCばら撒きやがったのはぁ!!」
んな訳ねぇだろ! 勘違いも甚だしい!!
「てめぇがPMCなんだろ、
仲間増やすために他の連中巻き込んだんだろ!
殺してやるぁ!!」
[聞く耳持たず銃を向けてくる研究員を見て、慌てて曲がり角に身を隠す。
レーザー銃独特の光が通路に乱舞し、他の逃げていた研究員達が次々と倒れていった]
あんの馬鹿、すっかり我を失ってるじゃねぇか。
前々から俺のこと気に食わんかったみてぇだが、今回ので拍車かけたな。
[そんな風に分析するゲオルグは、周りからすれば冷静すぎると言えるかもしれない。
身を隠したまま、乱舞する光が途切れるのを待つ。
ホルスターから大型の自動拳銃を取り出すと、グリップを握って呼吸を整えた。
出来る限り一発で無力化しなければ。
隙を見せると危険なのはこちらとなってしまう。
緊張感漂う中、通路に溢れる光の筋が一時、止んだ]
マァァァァァス!!
[曲がり角から飛び出し、両手で握った銃を前へと構える。
反動に備え、両足で床を踏み締めて。
相手の頭に照準を合わせて引鉄を、引いた]
「ッ───────!!」
[名を叫んだことで相手の顔はこちらを向く。
その際の一瞬の行動停止は相手の命を刈り取るのに十分で。
威力の高い弾丸は、貫いた顔に大きな風穴を開けた]
『To:ルージュ、オコジョ
Sb:生きてるか
:第二エリアで暴動が起きてる。
もしかすると他でも起きてるかもしれん。
ローゼンと連絡が取れん。
通話中に倒れるような音がした。
…最悪一歩手前どころか最悪の事態だと思うぜ。
俺はローゼンの方を確認してくる。
第三エリアの奴は頼む。
可能なら後で合流する』
[メーリングリストは使用せず、個別にルージュとオコジョにメールを送る。
携帯端末と銃を懐に戻すと、改めて中央エリア目指して移動を始めた]
― 第一エリア・居住区 ―
[振り返り様の射撃は、こちらに向けられていた銃口の主を的確に撃ち抜いていた。
配属後、殆ど使う事のなかった愛銃。
射撃許可が下りている時も体術メインにしていた理由は、同僚たちには得意でないから、と誤魔化していたが、実際には精密射撃には自信がある]
ったく……とにかく、本部と連絡取らんとっ……!
[暴動状態がここに限った事とは思えない。
むしろ、本部のある中央エリアの方が危険状態なのでは、とも思えたが、状況を把握するためにも、と。
思いながら近くにいた警備員を振り返り──向けられる、怯えたような視線に瞬いた]
どうした……?
「タイガ……お前。なんで」
は?
「なんで、そんなに冷静なんだよっ……!
こんな時に、おかしいだろ、それっ!」
いや、俺は……。
[冷静さを完全に失せずにいられる理由は、単純に、慣れ。
とはいえ、その理由を説明せずにいた同僚たちからすれば、その姿は異様なものと見えるらしい]
「お前……お前、ひょっとして……」
はあ!?
いきなり何言い出すんだよ、お前!
「だってよ、おかしい……おかしいだろ、そんなに落ち着いて、人撃てるなんて!」
って、落ち着け! 俺たちまで取り乱して……!
[どうすんだ、という言葉は、別方向からの銃声に遮られる。
反射的に身体を捻った事で直撃は避けたが、左の腕を銃弾が掠めて過ぎる。
振り返った先、見えたのはこちらを狙う別の同僚]
んのっ……馬鹿野郎どもがっ!
[苛立ちを込めて吐き捨てつつ、銀と黒の銃口をそちらへと向ける。
話した所で通じそうになく、だからと言って殺されるわけにもいかない。
一先ず、ここを離れるための突破口を開く、という意味でも、射撃に躊躇はなかった]
― 第二エリア ―
銃声ということは、PMCを見つけたのか?
アリデ行くのである!
[勇ましく頭の上に二足で立つと、銃声のする方へと向かって行こうとする。が、一歩踏み出す前に、>>44アリデの声に止められた。]
うがーまたであるか!?急いで読むのだアリデ!
[命じて読み上げさせる。
ローゼンの状況には皺が寄るが、暴動と見て。]
暴動?どうして暴動など起こるのであるか?
ああそういえば、ルージュが首を絞められたと言っておったな…。
[不可解そうに首を曲げたが。]
不安状態故、防衛の為に攻勢に出て
周囲に噛み付くという奴であるかの。
そこいら、まったく人間も小動物と大差ないのである。
[ふむと髭をそよがせたが。]
とにかく第三エリアまで行くのであるぞ、アリデ。
職員専用通路を使って行けば、最短で行けるのである。
[そう告げアリデを走らせる。
同時に彼女に命じメールを発信させた。]
/*
エドワード達を拾うか、中央エリアに直行してしまうかに悩んでいる。
エドワード達のところは通りがかり様に声かけるくらいはしたいなぁ。
『To:ルージュ、ゲオルグ
Sb:共々生きておる
:このメールが届いておるということは、
アリデも無事であれば我輩も無事ということである。
現在第二エリアだが、あちこちで不穏な音が聞こえてくるぞ。
不安であれば部屋に閉じこもって鍵をかけておく方が
生存率は高いと思われるのだが
全く群集心理というのは我輩には理解できぬのである。
我輩はアリデと共に第三エリアまで行くのである。
完全武装のアリデがおれば問題ないのである。
まっておれルージュ。
ゲオルグはローゼンの方を任せたのである。』
[その間にも普通の人間より足の速いアリデが駆け抜け、第三エリアへと直行した。]
― 第二エリア→第三エリア ―
ルージュ、どこだ生きておるか!?
オコジョがやってきたのであるぞ!
[大声出しながら第三エリアの、
例の奴が居るだろう付近を歩き回った。]
― 第二エリア・通路 ―
[中央エリアに向けて通路を急ぐと、白衣を赤く染めて倒れる研究員と、それを撃ったらしい男性>>16、庇われるように陰に隠れた少年>>35の姿を見つけた]
……………。
[敵対する意思があるのかを確かめるため、一時の沈黙と共に彼らを見詰める。
少年の手から離れたのであろう、廊下に転がる小銃>>36に一度視線を向けてから、ゆっくり口を開いた]
…このエリアから離れろ。
他も同じような状況かもしれねぇが、ここよりは安全な場所もあんだろ。
[声が届いていたかは知らないが、それだけを告げて横を通り過ぎる。
PMCの可能性は頭を擡げたが、今はそれよりも確かめたいことがあるため、それ以上のことは言わない。
向かう方向から中央エリアに向かっていることは気付けるだろう]
『To:ゲオルグ、オコジョ
Sb:生きてる
:そうなると思った。
まだ、基地を爆破して全部吹き飛ばすじゃないだけ、
最悪ではないと思ってる。
いい状況でもないけど。
ローゼンさんのことお願い。
こっちはがんばってみる。』
[監視カメラからは開いた外へでていく生物の姿以外は収穫はなく、
届いたメールに返信を送った]
/*
エドワードとエリオットとも接触したかったけどどっちも居ないのとルージュが在籍中→例の奴退治を早めにせねばと勇んだので行ってしまったしょぼーん。
うぐぐゲオルグみたくさらっと接触すればよかった…(´・ω・`)
― 第一エリア・居住区 ―
[強引に恐慌状態の只中を抜け、一先ず、身を隠せそうな路地裏へと飛び込む。
壁に凭れて一息つくと、先に銃弾の掠めた左腕が痛みを訴えてきた]
ち……思ってたよりも、深いな。
[それでも、動かせないレベルには至っていない。
携帯している簡易医療キットで最低限の手当てを施すと、端末を出して警備本部へ連絡を取ろうと試みるが]
……繋がらん、か。
こいつは、直接出向かんと無理、か?
[呟きながら、各所から届いていたメールを確認する。
どこの地区でも大なり小なり、暴動が始まっている事を伺わせるメッセージが幾つも届いていた]
……ヤバいな、これ。本格的にヤバい。
[低く呟きながら、メールを打ち込んでいく。
発信アドレスは、私用の方]
『To:エド
Sb:無事か?
:居住区で暴動が始まってる。
警備本部とも、連絡が取れん。
俺は一度、中央に行って本部の様子を見てくる。
状況的に難しいかも知れんが、無理はするな。』
[短い内容のメールを送り、一つ、息を吐く]
……無事だと、いいが。
[状況的に、そう願うしかできない事に苛立ちを感じつつ、場所を確かめる。
抜け出す事に集中していたため、自分がどこにいるかの把握が追いついていなかった]
現在地……商店街方面に抜けてきた、か。
[場所を確かめたなら過ぎるのは、もう一人の顔見知りの事]
……ミーネも無事……なら、いいんだが。
[レストラン前で別れた時の様子からして、あの後どこかに移動はしたのだろう。
うっかりねこ──もとい、オコジョが喋るのに動転していて突っ込み損ねていたが、腕がどうのとのやり取りも聞こえてはいたから、第二か第三にいそう、との予測はあるのだが]
……大丈夫、かね。
[仔細な事情は知らぬが、一部から疎まれている少女。
こんな状況では、負感情を真っ先に向けられる可能性は高いだろう]
…………。
[探してから行くべきか、否か。
そんな逡巡を抱えつつ、ともあれ、歩き出す。**]
/*
忘れていたがミーネはお疲れ様である!
無理せずゆっくりするのであるぞ!
メモ張りなおさず灰に埋めておくのである。
/*
退席記号つけて接続直してメモの接続だけ訂正忘れるとか俺……!
さて。
このそろる状態は、掃除屋ん時といい勝負だなあ、と思いつつ、思いつつ。
……今の内にちゃんと睡眠とっとかんと、な……!
―薬品倉庫―
[扉の横に立ち、壁に体を付ける。
…聞き耳とまではいかないが、
壁越しに外の音が微かに聞き取れる。]
………何度も響いてるなぁ。銃声。
こりゃ、迂闊に外出たら撃たれそうで怖いね…
[…エドワードたちとミーネは、無事に目的地まで着けただろうか?
いや、そもそも目的地は今安全なのだろうか?
…倉庫に設置されている端末は、部屋の指定はできても個人宛ての通信は行えなくて…]
2人共無事か。
完全武装のアリデって……どんだけ仕込んでんだよ。
[オコジョからのメールからは暴動に対する遠慮の無さが漂っていた。
完全武装と言うからには、銃を一つ二つ持ってる程度ではないのだろう。
ほんの少しだけ、半目になってしまったのは仕方のないこと]
基地爆破の状況じゃねぇっても、十分最悪の事態だっつの。
アイツの頭ん中は相変わらず訳分からんな。
[出会い当時よりは理解出来るようになったとは思うが、こう言う時の考え方は理解出来ない。
尤も、何を以て最悪とするかはヒトにより様々なのだが]
―第三エリア―
[一度最奥の部屋を離れて、行きとは違う道で通路を通ると、ところどころに不自然につぶれた死体がいくつか転がってるのが見える。
逃げた生物の仕業なのは明らかだろう。
空いたままの部屋のひとつはいろいろひどいことになっていた。
扉の閉じたままの部屋はなかに入っていないだろうと調べることなく]
オコジョ、ここ!
[しばらくして、聞こえた声に大きな声で返し]
え!?
[声に反応したのだろうか、大きな物音とともにすぐ後ろの扉が大きな音ともに吹っ飛び壁に激しく叩きつけられた。
それともに赤いのが部屋の中からとびちって壁にへばりついていく。
ゆっくりと、その後に四足歩行の大型生物が顔をみせた]
[すぐに手にした拳銃を構えて弾を続けて撃ち込んでいく。
首のあたりに打ち込んだそれはいくつかは貫くことなくはじかれ、貫通した数発も威力が足りずに肉にとどまった]
オコジョっ!はやく!
[リロードの暇はないと見てすぐに声のした方にかけだす。
向こうはまだ周囲を見回していて、こっちにかけてくれるのには少し間があったが、
すぐに後ろをずしーんずしーんと響く音から、追いかけてきたことがわかった。
途中、研究員の一人とすれ違い、あっけに取られていた。後ろで悲鳴だか驚いたかの声と同時につぶれる音が聞こえたが振り向いてる暇はなかった]
― 第ニエリア・廊下 ―
うわ、そうか。
エリアゲートは遠いな。
確か前にこっちの方で会ったんだけど。
[兄の研究室がどこか知らないと言われて、おぼろげな記憶頼りに進んだ結果、惨事に当たった。
他にも銃声や叫び声が聞こえている以上、どこを進んでも同じだったかもしれないが]
平気…?…うっ。
[エリオットに聞かれて、首を傾げる。
視線の先にあった頬に手を当てると抉れたように焦げていて、確認したら痛みを認識してしまい思わず唸た。
背中は上着が焦げただけで大したことなく幸運だった]
― 第三エリア ―
おおルージュか?
[>>57途中倉庫前やら物陰から、小さな音を動物的に具合のいい耳が拾い上げる。そのうちの一つ、薬品倉庫の扉をがらがらとアリデが開けてみる。
だが>>62違う方から目的の人物の声が聞こえたので、「間違えたあっちだあっち」とてしてしアリデの頭を叩いて、方向転換させる。開けっ放しにしたまま、中がどうなっていたか確認する暇はなかったかもしれず。]
待たせ……おおおルージュー!!
[>>63再会の挨拶を伝える前に、例の大型生物が躍り出て、オコジョの毛がざわざわ逆立った。
>>64赤い物が飛んでゆき、ルージュが吹っ飛ばされたのかと思ったがどうやら別の職員らしい。]
あわわわ、ルージュ!そこな者たちも!
急いで逃げるのだ!はしれー!
アリデ!殲滅モード!
あの大型生物を駆逐するのだ!
PMCも問題だが、あれを違うエリアに出すのも大問題であるぞ!!
[命令と同時にアリデの両腕が完全武装モードと化し、大型生物目がけて全弾を発射させた。
あたりに銃声が鳴り響き、硝煙の匂いと煙が立ちこめる。]
…っ!
[扉が開いた事に警戒して、ライフルに弾を装填して・・・
・・・
誰も来ない。]
・・・・・・・・・
[なんか間違えた>>66とか聞こえた。
つまり、別の部屋と間違えて開けたわけで…]
― 第ニエリア・廊下 ―
ああ、大丈夫だから。
ここにいても仕方ない…しね。
[へたりこんでしまっているエリオットを見下ろすと首を振った。しかし笑顔を作る余裕はなかった。
端末が着信を伝える音が響き、取り出して見る。ルージュから送られてきた内容に、唇を震わせた]
…ルージュさんに謝られても、困る。
[思ったことが、小声だったが外に零れた。
閉じる前にコウからも状況悪化の報せが届いて。
エリオットに見られても、小さく首を振るだけでどちらの内容も見せなかったが。ただならない状況になってることは伝わってしまっただろう]
間違えたって…
て・・・・・・・
[開いた扉から外を見れば、
なんか凄いの>>63が見えてしまった。
そして、それ以上に壮絶な攻撃してる女性>>68の姿も。]
と、とりあえず援護射撃ーっ!
[目下最優先で危ないのは、少なくともあの巨大生物で。
女性の事を援護するべく、巨大生物に数発撃ちこんだ。
…無くても変わらない気はしてしまうけど。]
― 第ニエリア・廊下 ―
[暴動が収束したら誘い直すこともできるはずだしとか、これって実は遠回しなお断り?とか、馬鹿なことも脳裏を過っていたが。
現実逃避しかけていた頭を、コウのメールが伝えてくる緊迫感と、エリオットが口にした、残酷な可能性予測が引き戻してくれた]
まだ分からない。
分からないよ、エリオット。
[自分を鼓舞するためにも、二度繰り返してエリオットに言う。
左手に握ったままの拳銃に視線を向けて、息を吸い込む]
…少なくとも、アレには寄生は成功していない。
そして、実際に寄生することも困難と推測。
…寄生先を減らされない為にも、迅速に排除を。
[表層とは裏腹に、内面は冷淡に行動を決定する。
…市街地等で騒ぎを起こしている『仲間達』は、
刻一刻と消えている。
無差別に暴れる獣は、PMC二とっても厄介者なのだから。]
― 中央エリア ―
[メールの返信はせず、そのまま通路を進んで。
中央エリアの一角へと足を踏み入れると、そこかしこから喧騒が聞こえて来た。
ここでも暴動が起き、それは収まっていないらしい]
あんまり鉢合わせたくはねぇな…。
ローゼンが居るってーと───。
[武器配給所で説明に追われていたか、上層部と連絡を取っていたか。
マザーコンピューターに用があると言っていたようだから、そちらに居たかも知れない]
……マザーは無ぇか。
一般人は入れん。
となると、一番考えられるのは───中央広場、か。
[導き出された推測に、きつく眉根が寄った。
その場所は恐らく一番騒ぎが大きくなっていると思われるために]
[少し考え込んだ後に、諦めたような息を短く吐く]
………腹ぁ括るか。
[最早障害はぶち抜く、の意識で右手で銃のグリップを握り。
周囲に気を配りながら中央広場を目指した。
流れ弾が飛んでくるだけなら通り抜けるのを優先し、立ち塞がる者が居るなら銃口を向ける。
漂う硝煙と血の臭いには顔を顰めるしか出来なかった]
― →中央エリア・中央広場 ―
[予想はしていたが、移動は容易なものではなかった。
研究員と分かるいでたちをしているため、お前らのせいだと向かって来る者も居て。
武器を向けてくるそれらには武器を以て対処した。
自分でもここまで冷静に動けていることが不思議だったが、こんな状況だからこそ冷静で居られることもあるのだろう。
そうでなければ、床に転がっているのは自分の方だろうから]
ローゼン!
居るなら返事しろ!!
[中央広場に入ってからは、ローゼンハイムの安否を確認するために声を上げて進む。
何度も銃の反動を受けてきたためか、右腕がだるくなってきた。
PMC寄生生物により傷付けられたせいもあるのだろう。
今までは集中力で持たせてきたが、そろそろ限界にも近かった]
―第三エリア―
[全力で走ったところでいずれは追いつかれると思っていたのでオコジョとアリデの存在はありがたかった]
…げほ…ごほっ…
[全力で走るのも久しぶりだった、とにかく必死で前に足を踏み出す。
オコジョやアリデのいる場所についたところで足をとめて咳き込み酸素を求めた。
後ろから追いかける音は止まっていないが後は任せるしか助かる道はないと思っていた]
― 第ニエリア・廊下 ―
エリオット、動けるか?
このまま場所も分からない研究室を探して回るより、エデンさんが配給受けただろう中央の広場に行ってみよう。
まだ、戻ってくる前だったかもしれないだろ。
[何よりまた同じようなことになるのが嫌だった。儚い希望を頼るように提案して、研究員が見ていた銃がまだ落ちたままなら拾い上げ差し出した]
― 第三エリア ―
[間違えたせいで誰か泣かせてたとか露知らず。
雨のような弾丸は、大型生物には効いているようだったが、致命傷にはまだまだ遠かった。
よくみれば大きい弾は上手い事避けているらしい。]
意外と知恵が回るようだの…むっ。
[>>71援護射撃が見えると頭の上でオコジョが尾を振った。]
おお加勢が来ておるぞ!
そこな女子、感謝するのである!
[オコジョは言いながら、アリデの方はというと
背中付近から取り出したミサイルランチャーを構えているところだった。]
ぬぉ、アリデ!
おぬしそんな武器まで持っとったのか!?
…とっ、おおルージュ無事で何よりである。
[>>76アリデに驚愕している間に、ルージュが駆け込んでくる。
他に見かけた生存者の姿は見当たらないようだった。
隙間に逃げたか殺されたか。前者ならば良いがとは小さな胸中で思う。]
しかしコレが当たれば何とかなるの…。
そこな女子!すまんが奴の気をちょっとで良いので引いてくれ!
[確実に当てるため…とはいえ、やや横位置に居たフレデリカに無茶を言った。]
/*
中身深呼吸タイム。
戻るのが予想以上に遅くなってしまいました。鳩からのログ読みすら出来なかった。
そして焦ると(略)・・・申し訳ないです!
しかもちょっと頭くらくら状態。
エリオットをもう少しだけ待たせてもらって、来なかったら短メールだけ打って今夜は失礼させてもらうよう、かな。
─ 第二エリア・廊下 ─
─っ
[また撃たれるのかと思い、喉が凍り付いた。
エドワードに庇われるまま、震える手で彼の服を弱く掴んで。
男性の視線がさっき床に落とした銃に向いたのに気付く余裕も無いまま、沈黙に怯えていたのだが。]
……え…
[さっきのように銃を向けられることはなく。
避難を勧められて、思わず瞬いた。
エドワードが提供する情報は耳に届いているのかいないのか、男性は足を進めていって。]
いや、気を引くとか言われても…
[…持っている武器はライフル一丁だし、
人より力は有れど流石にアレを素手で止めるのは無謀で。
気を引くように>>80言われたときも、一瞬だけは躊躇した物の…]
…ああもう、なるようになれぇっ!
[ライフルの弾は、焼夷弾。
着弾すれば、最初に体を穿った後熱が相手の傷を焼く。
そして、燃え残った弾体は毒として体を蝕む。
…当然、苦痛は推して知るべし。]
こっちのライフルも、充分痛いよっ!
[注意を引くべく前へと飛び出し、
無理矢理コックを引き、弾を込め、撃ち出し続ける。
ライフルが逝くのが先か暴発が先かと言う乱射は、気を反らすには十分だろうか。]
― 中央エリア・中央広場 ―
[中央広場で動く者の数はかなり減っているようだった。
床に倒れ動かぬ者の方が明らかに数が多い。
未だ返事が返らぬローゼンハイムをこの中から探すと言うのは困難なように思えた]
ローゼン!! どこだ!!
[尚も名を呼ぶが、やはり返事はない。
床に倒れる人々の確認もしながら武器の配給場所へと辿り着くと、床に倒れる人々の中に、見覚えのある姿を発見した]
ローゼン!!
[銃を床に置き、倒れているローゼンハイムを抱え起こす。
その身体は既に冷たく、身体には数発、弾丸が減り込んでいるのが確認出来た]
───ダメ、か…。
[予測はあったが、実際に目にすると落胆は大きい。
静かに骸を床へと戻すと、悼むようにしばし瞳を閉じた]
─ 第二エリア・廊下 ─
ずっと守れるかは、分からない。
だから、ちゃんと持ってろ。
[エリオットが見た色の方は見ない。
人を撃ったのは初めてだ。心臓はまだ早鐘を打っている。
庇うのも反撃するのも、相手が素人だったから上手くいったのだと思う。次もできる自信はないから、そんな風に言って銃を握らせて。感謝の言葉に、ようやく少しだけ唇を緩めた]
ああ、きっと。
[頷いて歩きだす。左手には銃、右手には端末の状態では手を握ることは不可能だが。服の裾を握られたりするならそれを振り払うこともなく、先に行った男と同じ方向へ歩き出した]
― 第三エリア ―
ちょっとで良いのだ!
こっちには怪我人もおるでの!
[実際ルージュが怪我しているかどうかはともかく、足を止めて咳き込んでいるルージュを巻き込むわけにいかないとは、フレデリカにとっては迷惑な論理で重ねて頼み込む。
その無茶意を汲んでか、>>84飛び出した彼女は見事な連射を巨大生物に向けていた。
巨大生物の方も、彼女に気を取られてか視線と体がそちらへと向いている。]
よしいいぞ!がんばれその調子だ!
アリデ、あの女子の行為を無駄にせぬよう、
遠慮なく確実に当てるのだ!
狙うは頭!
いけぇええぇぇええぇぇぇぇぇぇ〜〜〜〜…
[オコジョの合図と共に、ランチャーから発射されるミサイル。
発射の反動で、後ろにオコジョだけふっとばされてたが、ミサイル数群は構わずに、巨大生物の頭へと煙跡を描き飛んでいき、横顔に吸い込まれるように突き刺さった。]
ドゴオオオオン!
[爆破と巨大生物の悲鳴で空気が奮え、辺りに熱が散る。
煙が晴れると、首から先が酷い様相になになった巨大生物は、ゆっくりと倒れて沈黙した。]
―第三エリア―
[肩で息をしながら振り返るとアリデvs巨大生物が繰り広げられていた。
まるで映画とか思いながらまだ息が整わず声に出すことはできない]
ぜはー…げほ…ごほっ……
[ミサイルランチャーを構える姿とかとくにそんな感じに見えた。
援護するフレデリカの傍にふらふらとよって、アリデから遠ざかることにした。
自分は援護どころかそもそもリロードもしてないので邪魔にならないようにした]
…排除に必要とはいえ、死ぬかと思った。
・・・最も、威力は十分のようだけれど。
[首から上が吹き飛んだ巨大生物を見て、
声を出さずに小さく呟く。
…なにを考えてこんな過剰火力を装備しているのかとか、
PMCどころかもっと危ない物と戦う気かとか思いはしたけれど。
というか、場合によってはこれが自身に向くわけで…]
…警戒しておくかな。
指令出してる方は生き物みたいだし。
QMD-69 フレデリカは、オコジョ博士 と アリデ を能力(襲う)の対象に選びました。
/*
…オコジョ博士に襲撃フラグが立ちました。
…デフォ投票もオコジョ博士とか、
システムまで狙ってんのかと思わなくもない。
―第三エリア―
………
なに。この、超火力。
[近くに来た女性>>92の事にも気づかず、
呆然と巨大生物の死体>>91を見つめる。
…こんなのが暴れてたら移動もできないから、
一応助かりはしたものの…
ちょっと怯えるのは仕方ないと思う。]
結構無茶させたし…大丈夫かな、コレ。
[とりあえず、過熱したライフルを床に置いて手で煽いでおりました。
既に持てた物ではないので。]
『基地内に残りました皆様にお伝えします』
[周囲の喧騒も収まりはじめた頃、基地内に流れる機械音声、それは生き残った人たちの耳に届くことだろう]
『多数の死亡者を確認。条件を満たした為、これより臨時プログラムを作動いたします。
現在基地内のセンサーを使い、PMCの生存を確認しております。
皆様には決められた時刻に集まり手持の武器で誰かを選び撃ってもらいます。
PMCが退治されるまでの間、これを繰り返す形となります。
なお皆様が従わない場合には基地内生存者の殲滅プログラムが作動いたします』
[要約すれば助かりたければ殺しあえとそういった内容だった]
『なお、現在の基地内の生存者は ルージュ・フラル、ゲオルグ=イーヴァルソン、フレデリカ、オコジョ博士(仮名)、コウイチロウ・タイガ、エリオット=エデン、ミーネ、エドワード・ライェン=トランシード
以上8名となります』
[告げられるのはあまりにも少ない生存者の数]
― 第二エリア→中央エリア ―
[歩きながら端末を操作する。
周囲を警戒すべき時に甘かったかもしれないが、あの場に長居することは心臓が耐えられなかった]
『To:ルージュ
Sb:Re:無事?
:生きてます。
そちらは怪我ありませんか。
…ルージュさんのせいじゃないでしょう?』
[もしかしてルージュはPMCの研究者だったのだろうか。
今度はそんなことを思ったが、もしそうでも今それを責めても仕方あるまい。冷静に考えたというよりは悪い方向に考えたくなくてそう結論付けると、最後の一行も付け足して送信ボタンを押した。]
[続けて返信をもう一つ]
『To:コウ
Sb:Re:無事か?
:何とか。
第二エリアも銃声だらけで滅茶苦茶だ。
保護者の所在不明だから、俺達も中央に向かう。
』
[無理はするな、の文面にどう返そうか迷って。
数歩の間に何も浮かばなかったので、改行だけ入ったまま送信操作する。]
[フレデリカ同様、目の前で撃ち放たれた超火力にしばし言葉を失いながら、とりあえず目の前の脅威は去ったことは喜ぶべきなのかどうか微妙なところだった。
懐からだしたマガジンを取り替えてリロードを終えた拳銃を腰に収めた]
ありがとう…助かった……。
[声はまだ少し震えていた]
― 第三エリア ―
[ランチャー放ったアリデの方は、武器を手にしたまま巨大生物の方を見て佇んでいた。瞳がちかちかと点滅しており、巨大生物の生存確認を取っている様子。
吹っ飛んだオコジョの方は、荷物の隙間からずりずりと這い出てきた。]
あだだだ…。
今度から頭でなく、懐に入っておく事を我輩は学んだのである…。
おおっ。
[頭をくしくしと掻いていたが、顔を上げるとピンと髭が立った。]
よくやったアリデ!
流石は我輩のロボットである!
[走って足元を伝うと、再びアリデの頭の上へと上って二足で立つ。オコジョの目からみても、巨大生物は動かなそうに見え、アリデの頭をてしてしと叩いて褒めた。褒められた方は相変わらず表情なしであったが。]
そこな女子、おぬしの働きのおかげでもあるぞ!
感謝するのである!
[とはフレデリカへ、小さい手を腰に当てて言った。
フレデリカとルージュの胸中は知る由もなく、オコジョはえらくご機嫌だった。]
― 中央エリア・中央広場 ―
[中央広場に転がる骸はヒトのままのものもあれば、アメーバ状のものが染み出したもの、衣服だけを残しアメーバ状になっているものも見られた]
ちっ……PMCに寄生されてたものも多いな。
この様子じゃあ、脱走発覚前にも寄生されてた奴が居た、か…?
[そうなると最初に寄生されたのは研究員と考えるのが妥当で。
しかもPMC研究に関わっていた者に限られるように思えてくる。
思わず自分の手に視線を落とした。
自分は寄生されていないと思っているが、実際はどうなのだろう。
寄生された場合の自覚症状等がどうなっているかは分かっていないため、判断は出来ずに居た]
…この騒ぎで駆逐出来てりゃ良いんだが。
[そんな淡い希望は突然流れた機械音声>>#0によって打ち砕かれた]
ふはははははは!気にするでないぞ!
助け合いは当然の事である。
[>>97ルージュの声はフレデリカとオコジョたちに向けられていたか。拾うと、オコジョは同じく腰に手を当てたままルージュに返した。
そんなふんぞり返っていた時に、放送>>#0が振ってくる。]
………へ?
[ぽかんとした顔を宙に向けて。]
───おい、ちょっと待て…!
こんなプログラム知らねぇぞ!!
[PMCに関する臨時プログラム──万一を考えてのものなのだろうそれは、初めて聞くものだった。
しかしその内容と事前に伝え聞いたあることを照らし合わせて、誰が組み込んだのかは推測することが出来た]
…ローゼン。
お前、これを組み込んでたのか、マザーに。
[センサーによってPMCを感知していると言うのは、恐らく微弱な特殊電波を感知しているのだろう。
ただ、微弱すぎて特定までには至れていないのだと考えられる]
PMCを外に出さないため、と考えるなら合理的だが。
………お前も残酷なプログラムを組み込んだもんだな、ローゼン。
[物言わぬ友を見下ろし、感情を押し殺した様子で呟いた]
生存者も少ねぇもんだ…。
[挙げられた名前の中にルージュとオコジョの名があるのを聞くと僅か安堵するものの、この中にPMCが居るとなれば、彼らを無条件に頼るわけにも行かなくなる。
更にミーネの名があることに気付けば、かつてを思い出して、きつく、眉根を寄せた**]
なんじゃと、8人しか生き残っておらんとはどういうことだ?
他のエリアはどうなっておる?
うむ…センサーの故障ではあるまいな?
[容易には信じられぬといった様子で首を傾げていた*]
― 中央エリア・中央広場 ―
[余りに少ない生存者数に呆然となるが、コウとルージュの名前は含まれていたことにホッとする。フレデリカやミーネも無事らしいと、安堵の溜息を吐くが]
…エリオット。
[カレル=エデンの名は呼ばれなかった。よくクッキーを焼くというご婦人の名前も。近くにいれば肩に手を置いて名前を呼ぶ。
強制された殺し合いの対象にはエリオットも含まれているのだが、まだそこを考えられるところまで頭の整理が追いついて*いなかった*]
[携帯端末にメールがとどいてるのに気付くと返信を打ち込み始め、そこで機械音声の放送を聞く事になった]
ローゼンさん……
[おそらくそれを残したのであろう人物の名前をつぶやき、メールの続きを打ち込む]
『To:エドワード
Sb:よかった
:今のところ無事。
PMC研究は私も関わっていたから…、
こんなときになにもできないのは少し歯がゆい。
また中央広場で。』
[送信ボタンを押してから、オコジョとフレデリカのほうを見る]
たぶん放送のとおり。
[少ない生存者、その中にPMCがまだ残っていると。
先ほどの騒動の間に二人が寄生されたとは思えず、自分を助ける行為を見せた様子から若干可能性は低そうかと思った]
行こう。
[呼吸も落ち着きそう二人に*告げた*]
― 第一エリア:商店街 ―
[PMCの駆逐には、発生源と思われる第二エリアは避けることが出来ないと思われたが、同伴者たちと別れた後最初に向かったのは宣言通り生活区の方向だった。
統率とは程遠い混乱に、思わず声を上げる。]
な……に…?
[安全な場所を探し右往左往走り回る者、警備員に詰め寄る者。
方々で責め句が飛び交い、緊迫は極限まで高まっていた。
どこから漏れたのか、否、緊急警報が出され厳戒態勢の敷かれた極限状況下では、隠し果せることの出来る情報などないも同然だろうか。]
― 少し前:第一エリア 商店街 ―
[PMCの駆逐には、発生源と思われる第二エリアは避けることが出来ないと思われたが、同伴者たちと別れた後最初に向かったのは宣言通り生活区の方向だった。
ゲートを潜るなり統率とは程遠い混乱の様相を眼中に入れ、思わず声を上げる。]
な……に…?
[安全な場所を探し右往左往走り回る者、警備員に詰め寄る者。
方々で責め句が飛び交い、緊迫は極限まで高まっていた。
どこから漏れたのか、否、緊急警報が出され厳戒態勢の敷かれた極限状況下では、隠し果せることの出来る情報などないも同然だろうか。]
[PMCらしき生物の痕跡が既に、研究区で複数見つかっている、と。
一人が上げた声を引き金として。
辛うじて群集を抑え込んでいた最後の砦が崩れ去り、暴発した。悲鳴や怒号が空間にわんわんと反響し、雪崩の如く人山が崩れる]
………っ。
[ふると身体が震えるが、立ち往生していれば手遅れになる。
下げたポーチに仕舞ったエネルギーパックを支給武器に装填し、万一の為と握り締めて商店街を突っ切る。
商店街を突っ切り、店の入り口をバンと大きな音立てて開いた。]
もどりました!みんな、大丈夫!?
外は大混乱です、
もう、どこにPMCが混ざってるかわかりません。
早く逃げ―――
[非常時の訓練を受けている者たちですら混乱の下にあるのなら、一般民衆の脆さは推し量るに難くない。
安全を確保して、と叫ぼうとして]
[銃声。
咄嗟、動きが硬直する。
直ぐ傍で爆ぜた木屑が頬を掠めた。視線だけを横向ける。
頭の真横、開け放ったドアに風穴が見えた。]
……… ひ、 ぅ
[喉の奥が引き絞られて、呼気が掠れた音を立てた。
床に、壁に、机に、店内の至る所に血の筋が引かれている。
蹲り呻く者、倒れ伏して動かぬ者、店奥では別の発砲音も聞こえていた。]
[自分に銃口を向ける男は、先刻、自分が給仕して店を出て行った、二人目の男。]
「真っ先に始末しに来たんだよ……PMCだかYMCだか知らねぇが、お前が撒き散らしてるらしいな? そう、聞いた」
……そ、 …な、
[どうして、とか、違う、とか、唇すらも動かせぬままただ首を細かに振るけれど、相手の目の色には最早理性が見えない。
引鉄にかけた指が動くのを見た。
反射的に、身体を伏せる。
と同時、握り締めていたブラスターを振り上げて引鉄を引いていた。
熱線が迸り、男の心臓を射抜く。]
[正確無比の照準は、プログラミングされた内部機構のサポートによるものだろう。エドワードやフレデリカ達に告げたよう、ブラスターは初めて扱う。銃器の訓練は目覚めてすぐの研修の一環として課せられたことがあったけれど。]
…………は、あっ……
[漸く呼吸を思い出したかのように、瓦礫のように積まれたテーブルの残骸の後ろに身を隠し、大きく息をつく。]
ふ……。
[噎せるような、肉の焦げる臭いが周囲に漂って、ぞわりと背が総毛立つ。紛れも無い、これは「恐怖」の感情だろう。
だがそれだけでなく、赤の色が、漂う硝煙が、向けられる視線が、何かを呼び起こす。]
ふ……。
[噎せるような、肉の焦げる臭いが周囲に漂って、ぞわりと背が総毛立つ。紛れも無い、これは「恐怖」の感情だろう。
だがそれだけでなく、赤の色が、漂う硝煙が、向けられる視線が、何かを呼び起こす。]
― 欠落した記憶の一部 ―
[SWR00821-003は、約20年前の事故を契機として製造された。
当時同じ場所で勤務していた者ならば、ベースである「ヴェルヘルミネ」がとある研究室の一研究員の娘の名であることを覚えている者も多いだろう。
研究所に詰めることの多かった父にくっついてごく幼い頃から顔を出していたから、ほとんどその場所に住んでいたようなものだった。
忙しそうな研究員を捕まえては、あれはなにこれはなにと尋ねかけたり、ちょろちょろと走り回る少女は半ば邪魔になりつつ、迷惑をかけつつも周囲の人々には良く構って貰ったものだ。]
[事故を知らせるアラーム音が響いた時、ヴェルヘルミネはまさに原因たる寄生生物の研究室に居た。
何人が犠牲になったのか、侵食部がどのように変貌していたのか。
発見された時の状況を少女自身が知ることはないが、
既に、誰の目にも明白な寄生状態を示していて。]
「おとう、さん、 たすけ」
「みんな、吸わ… ちゃ… しんじゃう、 このままじゃ」
「撃たないと、 ……おねえちゃん、ゲオ…グおにーちゃ、」
[四肢に自由はなく、意識の大部分が霞に覆われていたが。
残る意識をフル動因して、目の前にいた若い研究員たちに声を振り絞って――最後の宿主は、死に近い、深い眠りに就いた。]
[事が収束した後も問題は発生した。
倫理的人道的な観点やら安全性の観点から様々な物議を醸したが、生まれてしまったものを廃棄するわけにも行かず。
お世話になった者、思い出。事故の記憶。
全てを空にし、十歳の姿を保ったまま。
腫れ物のような扱いのおまけ付きで、ヴェルヘルミネは稼動を開始したのだった。
手を尽くしたのであろう外見は元より、性格や口調などに変化が見られなかったことも、より薄気味悪く感じられる所以だったのかもしれない。*]
/*
アナウンス聞いて中央広場に向かうところまでは進めないと。
誰か来てからにしたいけど、コアを見るに昼間に流れることを期待するのは絶望的な気がする( ノノ)
(ごめんなさいな気持ちになって膝抱えた)
ミーネはご覧のとおりアレな子なので存分に疑って撃って処分してくれていいのよ!という方向に向かえるだろうか(
/*
昨夜のログをやっと読めた。
オコジョさん&アリデ/ルージュ/フレデリカ組がかわいかったのを把握したのです。
かわいいな。
― 少し前:第一エリア 商店街 ―
[失われた記憶がアンドロイドの少女に戻ることはないが。
自分であり自分でないものが体内に蠢いているようで、ひどく心地が悪かった。
ゆら、と立ち上がり、店を出る。
扉はただの板と化し、軽く押しただけで蝶番ごと剥がれて砕けた。]
どうしよう。どこに行けば…?
研究室の方は研究員さんたちが真っ先に駆けつけてるよね。ひどいことになってると思うし。
倉庫も、さっきまで人が沢山いたから、ここと同じかな…。
あと残りは、中央だけど。
[個別通信機能を持たない身、人の居るところに行き着かねば情報を得ることは出来ないから、逃げ惑う者たちの言葉から断片的な状況を知るより他ないのだが。
店の外に出た時には、生存者の数は著しく減っていた。]
……何で…かな。
あたま、いたい。
[痛む筈はない機械部分が軋んでいる。
眠れる深奥回路が突然活動を始めたかのように。
身体の不調は少しの間続いたが、時間の経過と共に、徐々に思考がクリアになって行く。
と同時に、ミーネの感情は朧げに霞む。]
[ふと、少女の前に女性が立ちはだかった。
恐怖に怯えた顔で、このひともまた此方へと銃口を向けて。]
…心拍数、体温、呼吸に異常確認。
交感神経に一定反応あり、予測される平常値と比較…計測完了。瞳孔15%拡大。
B型寄生生物の寄生状態に82%合致。
[眼に映る者の解析データを弾き出す。読み上げる。
常の子供の声よりも少し低い、冷静な声色。]
[機械の腕は疲れを知らない。
ついさっき直して貰ったばかりの腕は、技師の技量もあってか、金属疲労を最小限に留めることが出来ているらしい。
道中で、幾人も「処分」した。
アメーバ状の何かが染み出す骸も見られ、それをPMCとして情報記録回路に収めた。少なくとも今のところは自覚症状があるように見受けられるものは確認できなかったことも記録しておく。これはまだ生きている研究所内端末を介して共有情報に送信した。
自ら放った熱線の残光の中、目的地へと音も無く歩みを進める。]
………、こ、ろしあえってことですよね。
生存者に始末をさせるですか。
殲滅プログラム、なんて・・・。
[知人たちの顔が浮かび、きゅっと唇を結ぶ。
指示は絶対だ。中央区の広場へと急ぎながらも、
鳥肌の立つような感覚と、已む無しと呟く無感情の狭間で*揺れていた*]
/*
くっ………!!
予想はしていたが。していたがっ…!
改造した研究者が父親ってのも想定にあったし、それを加味してのロールも考えてたが…!!
実際にやられると破壊力がwwwww
くそぅ、帰ったらマジ頑張る。
/*
昼にざら見して取り乱した奴が帰って来たぞ、と。
いや、このグラでお兄ちゃん呼びされるとは思ってなかったもんでな(
当時は22歳だけども!!
今回保護者はやらん予定だったのだがな…滲み出そうだ。
手を下す保護者にシフトしようそうしよう。
研究員 ゲオルグは、飲食店従事 ミーネ を投票先に選びました。
― 第一エリア→中央エリア ―
……こうなると処置なしなのは、知ってるつもりだったがな。
[歩き出した頃には、だいぶ喧騒も鎮まっていた。
目に入るのは、静寂。
かつての『日常』を思わせる光景は、そこに背を向けた事をあざ笑うかの如く、淡々と広がる。
その光景を睨むように見つめた後、中央エリアへと足を向けた。
人の気配は感じられない。
生存者を探して歩き回るよりは、警備本部の情報端末にアクセスした方が手っ取り早いように思えた。
今となっては機能しているかも怪しいものだが、愛銃の予備弾は本部にしか置いていないから、向かわない選択肢はなかった]
……はあ?
いきなり無茶始めた挙句、殺しあえ、従わなきゃ殲滅だぁ?
はっ……好き勝手、言ってくれる……!
[苛立ちのこもった声で吐き捨てる]
従っても殺し合い、逆らえば焦土化、ってわけか。
……ま、合理的ではあるがな。
[どちらにせよ、PMCをどうにかしなければ、ここから出る事はできまい。
生きるために殺さなくてはならない、というのは、現状における正論だろう。
そして、それを拒否すれば危険生物を放置する事になる──それならば、全てを駆逐する、というのは理に叶っている]
[理屈はわかる。
昔、身近でよく使われた言い回しと限りなく近い。
それだけに、理解と嫌悪が同時に胸に落ちる。
拒絶が死に繋がるというなら、取り得るべき手段は明確。
『それ』を拒否する理由はない──が]
……こうなると。
無事を喜んでいいのか、どうか。
[自分含めた8人の名前。
知らぬ名も多いが、親しいものの名の含まれたそれに、零れるのはこんな呟き]
[『以前』であれば。
『軍属である事』が、己が存在意義だった頃であれば。
友と呼べる者や、親しみを感じる者を撃つのも、『任務』であれば、と割り切ったろうが、今は違う。
『軍属でなければならない理由』を、他ならぬ自身の指揮した結果が消滅させ、そこを離れて。
それからこんな事態に出くわす事になるとは、正直、思いも寄らず。
状況に対する迷いがない──とは、言わないが]
……ごちゃごちゃと考えるのは、あと、だな。
まずは、広場へ。
ここにいても、どうにもならん。
[他の生存者たちも、広場に集まるだろう。
どうすべきかは、それから考えればいい、と。
ジャケットの上から愛銃に触れた後、広場へ向けて歩き出した。**]
/*
さて。
真面目に投票どーうすっか。
2票でも余裕でランダムになる少人数の恐怖があるからなぁ。
PC視点では、エドとミーネ、エリオットは現状ではない。
オコジョ博士も、それと認識したら一先ずは外れっかねぇ。
でふぉだけど(
残るは接触ナシのゲオルグ、ルージュ、フレデリカ。
ここ三人は、全く遠慮なく撃てるよなぁ。
なお、俺は襲撃されるのも撃たれるのも上等……というか。
脅威扱いで排除される事に、淡い期待を抱いておく……!
/*
なお。
某掃除屋はそのつもりで見事にすかったよね、との突っ込みは無用である。
……それを避けたいから、今回は縁幅も接触範囲も限りなく狭めてんだからして……!
まあ、早寝陣営の宿命で中々多角にとっ込めない&移動し難い設定だったから、というのもあるけどな……!
― 中央エリア・中央広場 ―
[動く者のない静寂、響くのは自分の足音だけ。
そんな移動の末にたどり着いたのは、中央広場]
…………。
[ぐるり、見回す。
倒れた人々の中には、見慣れた黒のジャケット姿のもの──警備員のそれも見える。
誘導業務に共に当たっていた彼らと別れてから、大して時間も過ぎてはいないはずなのに。
第二エリアへのゲート前で軽口交わした面々もいない。
第一エリアで共に鎮圧に当たったものの幾人かは、自分で撃ったから。
そこにあるのは、感傷ばかりでもないのだけれど]
―第三エリア―
…自分、居た意味有ったのかだいぶ疑問だけどねー…
[二人の言葉>>97・>>99に小さな声でぽつりとぼやく。
多少外しても、コレだけ威力あれば気を反らす必要無かったんじゃないか、とか思いながら。
そして放送>>#0を聞いたのは、
漸く冷えた銃を拾い上げた頃。]
………
この基地って、だいぶ人が居た筈だよね?
なんか爆発音とか銃声とかしてたけど、
武器が配られてまだ一日も経って無いよね………?
それなのに、8人だけって…
[…放送の内容自体は理解できなくもない。
センサーでは誰がPMCかは判別できない以上、
多少無理矢理でも人に判別させる他無いのだから。
それに…]
…考えてる暇、無かったんだろうなぁ。
[…センサーによる感知と、このプログラム。
それだけ用意するのが精一杯だったのだろうと思いつつ、
ルージュの言葉>>108に促されるように立ち上がった。]
/*
今日は投票があるのですよね…。
えええっとヴェルヘルミネ視点では誰でも撃てる。
判断要素がなければPMC感染可能性の高い順に排除してゆくように作動する、とか、そんな感じの筈なので、現状だとルージュ・ゲオルグ・オコジョあたりの研究者組……か。
ミーネ視点だとどうしても縁故準拠で甘くなるですからねえ。
しかし読み直すと、ロールが平常モードと殲滅モードと入り乱れてぶれぶれに見えるです。あああ。
でも、本当に早すぎる。
[…呼び声に答える声は、無い。
つまり、寄生に成功したPMCはほぼ全滅したと言っても良い。
だが、それ以上に驚くべきことは…]
…人同士で殺し合いでもしたのかね。
そうでもないと、減りが速すぎる。
[PMCの数に対して、人の減り方が速すぎる。
全く、PMCより人の方がよほど恐ろしいではないか。]
/*
「第二エリアの研究区に出入りしている人」という意味ではミーネも当てはまるので……
情報をどこまで共有できるか次第なのですが。
どうなるかなぁ。
─ 回想/第二エリア・廊下 ─
───…う、ん。
もう、おとしたり、しない。
[自分の落とした銃を差し出すエドワードの言葉>>88に、頷く。
まだ色濃く残る恐怖は、自分の命の危機に対してだけじゃなかった。
エドワードが自分を庇った時に負った傷。
次に同じことがあったら、自分のせいでエドワードが死んでしまうかもしれない。
その不安が、恐怖の内訳を多く占めていたから。
自分の身は自分で守らなきゃ、幼いながらそう心に決意を抱いて。
エドに向けて口にした通り、落とさないように両手でしっかりと小銃を持った状態で中央エリアへと足を進めた。]
─ →中央エリア ─
─ 回想/中央エリア ─
……… っ
[床に伏したまま動かない、喪われた命の数の多さに息を飲む。
その内の幾つかは、アメーバ状の何かもあっただろう。
詳しくは知らなくても、あれが『PMC』なのだと察して。
動かない様子をみれば死んでいるのだろうとは思うも、それでも怖くて。
立ち止まってしまえばもう動けなくなりそうで、必死に震える足を動かした。
早く、早く広場にいるはずの兄や近所の住人達と合流したくてたまらなくて。]
[そうして漸く着いたそこに広がる光景に、今度こそ足は止まった。]
/*
風呂鳩前にメモ。
昨日は自分の余裕がなくて出せなかったし、もう戻られてるのでこっちに残しておこうと。
ミーネも昨夜はご苦労様&今朝は大連投追いつきお疲れさまでした!
あと、現時点ではPC視点でエリオット撃てない。どうにも。
接触上手くいってない人撃つの微妙だけど、ここになるよなあと思うところに変えておくのでした。
凄いランダム起きそうでドキドキなんですけどね!
投票先確認、赤組には特にありがたい機能じゃないかしらなんても思う、今回は平和な一般人でした。
技術班 エドワードは、研究員 ゲオルグ を投票先に選びました。
― 中央エリア・中央広場 ―
[到着した時には、既に何人かの姿が広場に見えただろうか。
緊張の面持ちではあるが、少女の表情に取り乱した様子は見られない。生存者たちに目礼すれば、緩く結んだ茶の髪と、所々返り血に汚れた服裾が揺れた。
手の中には確りとブラスターが握られている。]
放送聴いて、来ました。
………
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