情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新
人里に身を潜めながら、夜毎人を喰らうという恐ろしい人狼。
幾つもの村を滅ぼしてきた狡猾な化け物の噂が、遂にこの地にも訪れた。
震え上がる者、馬鹿馬鹿しいと一笑に付す者、そして…。
様々な思惑を余所に、人々は話し合いのため集うのだった。
1人目、語り手 が参加しました。
語り手 は、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
花を追うよに道を進めば、耳に届くは楽の音色と人のざわめき。
子供たちのはしゃぐ声。
露天商の客引く声。
祭りを楽しむ人々の声。
荘厳かつ堅固たる大門をくぐったなら、そのざわめきは更に強くなる。
百年に一度の大祭は、常は静かな天上の都に違う空気を呼び起こす。
変わらぬ平穏を喜ぶ声あり。
賑やかなる祭りをただ楽しむ声あり。
祭りと共に開かれる、もう一つの『祭』を心待ちにする声あり。
それらの熱を帯びたざわめきの広がりは、都の通りに止まらず──。
天界、天帝の住まう天上宮。
普段はゆったりと時の流れる宮殿もまた、常とは違う賑わいの只中にあった。
年に一度開かれる、聖なる力を帯びし者たちがその力を示す御前試合。
今回は、百年に一度の大祭とも重なり、常にも増した華やかさの中。
普段は天界や地上で護り手としての勤めを果たす、四神と四瑞が一同に会し、その力を持って競い合う演舞がもうじき開かれる──。
村の設定が変更されました。
2人目、朱雀 カスパル が参加しました。
朱雀 カスパルは、銀狼 を希望しました(他の人には見えません)。
[──百年に一度の、大祭。
それで賑わうのは、天の都の人々だけではない。
そも、天に住まうは人のみに非ず。
そして、天に住まう妖もまた、大祭の──強き力の気配に引かれ、それ故に──]
― 数日前:天界・南方辺境 ―
……まったく!
こっちは色々と忙しいってのに、なんだって出てくるんだよ、お前らっ!
[苛立ち帯びた声と共に、白刃が横一閃に薙ぎ払われる。
刃が薙ぐのは熱を帯びた大気と、焔をまとう妖魔の一体。
薙がれた一体はそのまま燃え尽き消え失せ、次の一体に向き直ろう、とした矢先、足元に気配を感じた]
……おっと!
[口調だけは軽いまま、たんっ、と地を蹴る。同時、開くのは鮮やかなる朱色の炎──否、火炎を思わせる、翼。
それを羽ばたかせ宙に舞った直後、地中から姿を現した鋏のようなものががきん、と噛み合う]
……どれだけいるんだよ……一体ずつ潰してたら、埒が開かんな……。
[妖魔出現の方を受け、式典に出席するための準備を放り投げて文字通り飛んで出てきてからそろそろ二時間は過ぎたか。
小物の群れと思い、一人で出てきたが、これではキリがない。
何事もない時節であれば、時間の経過は気にも留めないのだが]
さすがに、今日はいつまでも相手していられないんでな……奥の手、使わせてもらう。
[低く宣した後、呼吸を整える。
周囲を取り巻く『火』の気が高まり、その熱が大気を揺らした]
朱红的火焰猛烈燃烧。
(朱の火炎、燃え盛れ。)
[低く紡がれる言霊に沿うように、周囲の熱気は朱色の炎へと転じる。
炎は色鮮やかな渦を巻きつつ、右手に提げた太刀の周囲に集まった]
沿着我们的意,烧光作为我们的敌人的者们!
(我が意に沿い、我が敵たる者達を焼き尽くせ!)
[ヴン、と音を立てて太刀を振り上げ、振り下ろす。
その動きに従い、渦を巻いた火炎は眼下に集う妖魔の群れへとその牙を剥いた。
色鮮やかな火炎は地に着くと大きく広がり、場にいた妖魔たちを飲み込み、焼き尽くす。
朱色の舞は焔をまとう妖魔すら飲み込んで焼き尽くし、そして──]
……だーから。
悪かった、って言ってんだろ……。
[討伐を終えて戻った屋敷で待っていたのは、側近の小言だった。
当主となってから数年、未だに何かにつけて飛んでくるこれにもそろそろ慣れ……てはきたが、やっぱり慣れたくはない]
あー、わかってるわかってる……急いで飛べば、ちゃんと間に合うから、心配するな。
……寄り道?
しないっての!
[細かい突っ込みを半ば受け流しつつ、時折突っ込みは飛ばしながら、支度を整えていく]
ま……そんなに心配するな。
大祭も、演舞も、どちらも楽しみにしていたものだし。
……遅刻して、存分に楽しめない、なんて失態はしないから、安心しろ。
[四神の力を宿す一族の当主として、その物言いはどうなのか、と。
思いっきり突っ込まれそうな事を言いつつ。
未だ歳若い南方守護者は、にっこりと笑って見せた。**]
/*
……ようやく入村文できたー! んじゃさくさくと入って……と、思ったら。
その矢先に固まるとはどういう了見だ、火狐。
とかいう突っ込みは置いといて。
無茶設定超越ばとる村『天穹演舞』、無事、起動と相成りました。
集まっていただいた皆様には心より感謝を。
……リアルがまたもイタイことになりつつあるが、うん。
全力で頑張る所存。
ともあれ、終幕の時まで皆様、どうぞよしなに!
3人目、白鵠 ローレル が参加しました。
白鵠 ローレルは、囁き狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
―天上宮―
[百年に一度の大祭で浮かれているのだろう。
るん、と楽しげに歩く少女。
見目が少女とは言え、天の都の住人。
その外見はあまり当てにならないのは余談として。
楽しげに歩く様子は端から見て、天帝に使える歌姫と言うより、
純粋に祭りを楽しむ子供のように見えるだろう。**]
―天上宮―
[百年に一度の大祭で浮かれているのだろう。
るん、と楽しげに歩く少女。
見目が少女とは言え、天の都の住人。
その外見はあまり当てにならないのは余談として。
楽しげに歩く様子は端から見て、天帝に使える歌姫と言うより、
純粋に祭りを楽しむ子供のように見えるだろう。**]
4人目、蒼龍 ジークムント が参加しました。
蒼龍 ジークムントは、狙撃手 を希望しました(他の人には見えません)。
― 天上宮:宿舎 ―
[ふわり]
[ひらり]
[ささやかなる風に揺れる沿道の花。
散るでもなく揺れるその花の上を、色とりどりの花弁が風と共に舞い行く。
祭りを彩る麗しき花弁は宿舎の窓から踊るよに広がっていた]
──花は華。
美しく咲き誇り彩るもの。
儚く散りて彩るもの。
風に舞いて揺れ踊り、行き交う者の心を満たさん───。
[詠うよに紡ぐ声は祈りの音を含み風へと乗る。
掌を天へ向け、ふ、と息を吹きかけると、最後の一片が身を翻した]
私からのささやかな贈り物。
皆、楽しんでくれるかな。
[舞う花弁は風の吹く限り宙を舞い、望む者の掌へと誘われる。
天上宮の敷地内のみならず、城下町にも花弁は届くことだろう]
御前試合まではまだ時間があるし…少し出てみようか。
[部屋に閉じ篭っていても詰まらない、と。
少しの思案の後に窓枠に右手をかける。
次の瞬間、細身の身体は2階の窓の外へと身を躍らせていた**]
/*
どうも、龍猫です。
余り物が出るまでキャラ希望を待ったら他は避けそうかな、と思った木行の蒼龍が残って噴きました。
バトルキャラで木行なのは指定があった私だけだ。
使いにくいと思われてるのかな。
風と雷使えるキャラなのにw
でも蒼龍って何故か水のイメージがある。
きっと闇末のせいだ。
5人目、孔雀 ローズマリー が参加しました。
孔雀 ローズマリーは、囁き狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 天上宮:中庭 ―
[ひらり]
[ふわり]
[鮮やかな彩りの欠片がいくつも視界を過ぎる。
どこから飛んできたのだろうと不思議に思い歩を止めるも、伴う花の香に知らず表情は和らいで。]
──… きれい。
[言葉にしたのは、単純な賞賛。]
6人目、鳳凰 ロー・シェン が参加しました。
鳳凰 ロー・シェンは、狙撃手 を希望しました(他の人には見えません)。
― 天上宮・城下町 ―
[天上宮という場所に来るといつでも最初に思うのは、良い香りがするな、ということ。
花の香り、食の香り、とりあえず、すぐ隣の屋台の香り]
…………。
『先に宿舎にいくんじゃろ?』
[足下に転がっている極彩色主に緑色の毛玉から声がする。
ぐー きゅるる。と。
返事をしたのは彼の腹の虫だった**]
[昔むかしその昔。神々を喰らい生きる一族がありましたとさ。生き物たちは皆彼らを忌避し、彼らは孤立して独自の文化を得、ついでにいつも腹を空かしていましたとさ。
ある時彼らの長は、ひょんな事から一人の男と出会います。その人は、天界のど偉い人だと名乗りました。彼らの長はその人の言うことをいちいち笑い飛ばして信じませんでしたが、とても良い香りのする人だったので、人を喰ってはいかんと思いつつ、よだれを堪えて話を聞いていました]
[ある時のある時、ど偉い人がとても憂いた顔で戦争に行くと言い、彼らの長はそれに付いていきました。ど偉い人をいつか食べたいと思っていたので、戦争で誰かに横取りされてしまうを恐れたのです。とんだ欠食児童です。
戦争では彼らの長の腹は満たされ続けました。満たされるたび力を得、さらに強い空腹感に襲われるのです。彼らの長はやがて眠る間もなく戦い続けます。
ある時のある時のある日、彼らの長は、ふと、自分が戦場に一人でいることに気が付きました。荒れ果てた大地、地に伏す人々、赤く染まった川は川ではなく、彼らが流した血の跡でした。立ちつくす彼らの長はひとり――いいえ、彼の後ろにはど偉い人が立っていました]
「お前の働きで戦は収まったよ。でも、もうこんなことをしてはいけない」
[ど偉い人はそう言って、自分の指を一本切り落とすと、彼らの長に与えました。指は彼らの長が受け取ると、見る間に形を変えて極彩色の鳥になりました]
「こんなことをしていては、お前はいつかひとりぼっちになってしまう」
[鳥はくけええと鳴いて彼らの長を突きます。するといくらか空腹感が和らぎました。不思議そうな顔をしてど偉い人を見ると、ど偉い人は優しい顔で頷きました]
「それは褒美だ。褒美であって罰でもある。私を守ってくれたこと、大儀だった」
[そう言って、ど偉い人は本当の姿に戻って、天上宮へ帰って行きました]
***
― 天上宮・城下町 ―
[天上宮という場所に来て最初に思うことは、良い香りがするな、ということ。
花の香り、食の香り、とりあえず、すぐ隣の屋台の香り]
…………。
『先に宿舎にいくんじゃろ?』
[足下に転がっている極彩色主に緑色の毛玉から声がする。
ぐー きゅるる。と。
返事をしたのは彼の腹の虫だった**]
***
[ふと取り残された彼らの長は、この場が人の住む場所ではないことに気が付きます]
『拷問だな?』
[極彩色の鳥は、優雅に羽を広げて言いました。
そこは天界で、腹の空くような良い香りの神が沢山住む場所でした]
***
(美味そう)
[よだれが出そうになる。
なるべく自然な仕草でそれをぬぐって、男はとりあえず屋台を眺めておいた]
― 天上宮:中庭 ―
[彩りに手を伸ばすと、[[color]]色の花弁が風に乗って掌に収まった。
偶然にしては出来すぎている。
誰かの術によるものだろうとは察せるものの、その術を施したのが誰かは解らない。]
… どなたかは、存じませんが。
美しき一時に、感謝を。
[届くかどうかは解らぬ言の葉を風に乗せると、手の中の花弁を手帳に挟んだ。**]
7人目、麒麟 アリーセ が参加しました。
麒麟 アリーセは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
―天上宮:城下町―
オネーサンっ、俺とお茶しなーい?
[お祭りで浮き立つ人々の間を縫って長い金髪が揺れる。
両手に荷物を持っているのか動きにくそうではあるが、
言葉と共に見せる笑顔は若く爽やかさに充ちている。
ナンパの成果はといえば、ある人は笑顔でバイバイと手を振り、
ある人は手で振り払うようにし…
「いくつ?」と年を聞かれて、素直に答えたら妙な顔されたり。]
― 天上宮 ―
[止め処ない側近の小言を、「これ以上聞いていると遅れるんだが」の一言で強引に打ち切り。
南方の所領から、またも文字通り飛んでやって来たのは、天界の中心──天上宮]
……さて、儀礼的な事は一通り済んだところで。
祭り見物に出向くか、それとも……。
[一休みするか、と。
考えながら、緩く腕を組む。
ふわ、ひらり。
風に舞う花弁が一片髪の上に落ちたものの、それには気づく様子もない]
8人目、応龍 ラートリー が参加しました。
応龍 ラートリーは、銀狼 を希望しました(他の人には見えません)。
― 地上界・何処かの湖畔 ―
わざわざ迎えまで寄越さずとも。
百年大祭には戻ると約束したでしょう。
御前試合に間に合わぬような非礼もしませんよ。
[人気の無い湖の上に浮かんだ蛟は小さく首を振った。
共に戻るようにと当代応龍より強く言付けられているようだ]
[これでも故郷では百発ひゃ…く……
少なくとも身分を明かさなくても適当に遊べる程度ではある。
地上人と天上人は違うのかなあなどと考えていると、
さっきからずっとやきもきしていた気配が口を開いた。]
『もう、早く宿舎に行って荷物下ろしましょうよ!
それに、遊ぶ前にご挨拶しなければいけないところだって!』
やれやれ。先年戻らなんだが然までにご不満だったか。
今少しの猶予が欲しかったが。仕方ない。
[背後を振り返り、街灯りを名残惜しそうに見た]
此方は確と約束してるわけでもなし。
次の機会には一杯持つことで赦して貰おう。
[頭を振って思いを捨て、湖の上に踏み出す。
沈むことなく歩き蛟に手を差し出すと深い闇が身を包み込む。
雲に隠れていた月が水面を照らした時はもう、何者の姿も湖上には無かった]
うるさいなぁー、初めてなんだから遊んだっていいじゃん!
[むっと口を尖らせ、思う言葉だけで反論する。
言葉を口に出さずとも伝わる…というよりも、
身に宿した精神体にはなんでもお見通しだ。]
『だめです!だめったらだめ!』
かーっ…麒麟様は相変わらず頑固だなあ。
/*
こんばんは。兎猫です。
ちょっと誤認などがあったことに今になって気付き慌ててますが、軌道修正しつつ何とか。
毎度のボケ属性が最初から発現しててすみません。
皆様、最後までどうぞ宜しくお願い致します。
花弁の色、表で大失敗するのが嫌な鶏は裏でゴソゴソ。
■orangered もしくは ■violet
9人目、玄武 リエヴル が参加しました。
玄武 リエヴルは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 天上宮・門前 ―
―――――― -- - ぽたん
[ 花舞う天の園 覆う蒼穹 煌めき落ちる一粒 ]
―――― ― - - ぴしゃん
[ 煌めく一粒は、地に届くや緩やかに波紋を広げ、鏡の如き水面と変わる ]
―――――― ふわり
――――― ― -- - ひらり
[ 水鏡に舞い降りし花弁 ひとひら、ふたひら ]
―――― ゆらり
[ 揺れる花弁の下に浮かび上がるは、濡れた漆黒 ]
[ 漆黒は波紋広げる水面より、蛇が鎌首をもたげるかのように伸び上がり、やがて宵闇色の外套を纏う男の姿となって顕現する ]
ゆら ゆうらり――――
[ 男の身を包む漆黒は、ゆらゆらと形定まらず、その裾は闇色の焔となって大気に舞った ]
…未だ、定まらぬか。
[ 揺れながら形を変える外套が、低い声と共に翻る ]
ぱしゃん------!
[ 刹那、水鏡は煌めく飛沫となって大気に散じ、小さな淡い虹の影を映す ]
[ やがて水と光が虹を連れ、漆黒の内に吸い込まれるように消えゆけば ]
はらり――――――
[ 後に残るは、漆黒の男と、そよ吹く風に舞う花弁のふたひらばかり ]
…蒼龍殿は相変わらず、の、ようだな。
[ 揺れる漆黒の上に落ちかかった花弁を手の平に掬い、北方守護神たる男は、目を細め小さく呟いた ]
/*
直情系は、麒麟と被りそうな予感がしたので。
ちょっとは落ち着きもいれておこう。
……それをやると、ほんとに某月ヶ瀬になりそうなんだが、まあ。
主夫でないから、大丈夫だろう。
[基準がどっかおかしいですよ]
10人目、霊亀 ノトカー が参加しました。
霊亀 ノトカーは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
―天界:屋敷―
――行って参ります、奥様。
[天界。霊亀の力を受け継ぐ一族の屋敷。
近衛兵の装備に身を包んだ青年が、貴人の装いをした女性へ向け跪いていた。
女性は、腕に抱いた幼子をあやすように一度揺らしてから、青年へ向け屈み込む]
『どうかお顔を上げてください、ノトカー様。
貴方が跪く必要などありません。
護り手としての力、霊亀の力を宿しているのは、今は貴方なのですから』
[促されるまま顔を上げたものの、女性と視線が合えば静かに首を横に振る]
いえ。私はただ、霊亀神の器として、この身をお貸ししているに過ぎません。
今もこの一族に仕える身である事に、変わりはないのです。
[彼女の夫であり、一族の当主となるはずだった男は、数ヶ月前に世を去った。
正式に護り手の任を継ぐ直前のことであった。
彼は一人息子を遺していたものの、護り手とするにはまだ幼すぎた]
[護り手の役目を空白とする訳にはいかない。
霊亀神は一族に近しき者を器とし、自らその任に当たる事にした。
そして選ばれたのが、亡き当主と歳が近く、幼い頃から一族に仕えていた青年であった]
/*
・白いアルストロメリア:「凛々しさ」
花言葉でちょいちょい遊んで行きたいなぁ。
あ、花弁拾ってくださった方々、ありがとうございます。
少しでも触れてくれると嬉しいよね。
神様のお力と比べれば、私自身は微力ではありますが――
亡き当主様の、そして一族の名に恥じぬよう、戦って参ります。
[一礼して立ち上がり、当主の忘れ形見が手を振るのに微笑みかける。
主人でもあり友人でもあった男の面影を幼子に見て、胸の内で誓いを新たにした。
そして、一族やそれに仕えるものらの視線を受けながら、青年は宮殿へ向かう旅路に就いた]
― 天上宮・城下町 ―
[町に入るとすぐ風に舞う彩りが視界に映った。
掌を上に向ければ、花弁が一枚フワリと降りてくる]
心躍る色だ。
こういう素敵な出迎えがあるのは、嬉しい。
[美しい花弁は容易に穏やかな花園の主の姿を連想させる。
羽織りの襟元に飾り留め、宮殿に向かい歩き始めた]
/*
今更だが、なんでこんなややこしい設定にしたんだろうなー。
そもそも継承者ってちょっとやそっとじゃ死なない気が(ry
……いや、その。
確かに考え事はしてましたが。
……それだけのものが落ちてきて、気づかないほど鈍いつもりはないんですが。
[もしかして遊ばれてる? と直接問いはせぬものの。
なんともびみょーな表情から、それは十分に読み取れるだろう。
もう少し若い時分であればムキになっていたかも知れないが、一応、踏みとどまる落ち着きは身についている。
らしい]
ふふ、冗談だよ。
ついていたのは花弁だ。
[言って、風に乗る花弁を人差し指で示す。
掌を受け皿のよに天へ向けると、花弁が一枚舞い降りた]
すまないね、少し悪戯心が働いた。
[現出させたアルストロメリアを差し出しながら、素直に謝罪を紡ぐ。
びみょーな表情から気付かれているのは読み取れたため、それ以上シラを切る心算は無かった]
や、焼き鳥?
[近くの屋台前から聞こえた声に振り返り、80本という数に面食らう。
しかし食欲をそそる香りに負け]
私にもください! (10)本!
[つい注文したが、数は少しばかり控え目であった]
― 天上宮・城下町 ―
え、80本。うん。
[屋台の主に聞き返されてぱちくりとすると、左右の手で8を示す。豪勢だね、と言われて、そうでもないよ、と手を振った]
人が多いなあ。さすが天上宮。
[待ちきれなくて先に貰った一本を口に運びながら周りを見渡す]
rura〜〜♪
[楽しい]
[嬉しい]
[沸き立つ思いに、歩みは何時しかステップとなって。
薄桃色の花弁が、その思いを強くしていて、
唇から思いを表すような歌があふれていく。
双子の姉に会ったら何か言われてしまうかもしれないが、
歌いたい時に歌った方がストレスも溜まらずにすむ、と思う。]
― 天上宮:中庭 ―
[己が瞳にも良く似た色の花弁を挟んだ手帳を懐に収め、止めていた足を歩みに戻す。
歩きながら、ふと妹は今何処にいるだろうと思考を過ぎらせた。
無邪気なあの子のことだ、城下の賑わいに惹かれて遊びに行っているかもしれない。]
…ふふ。
[思い浮かべて、自分の妹ながら微笑ましさに柔らかな笑みが零れた。
自分と違い素直に感情を現せる彼女のことが少しうらやましくもあるが、愛らしさが遥かに勝る。]
/*
発言考えてたらなんか長考してた何でだ。
あと四瑞のこと四端って読み間違えてましたごめんなさい!
メモ見直してようやくアレおかしいってきづいt
ちょっかいを掛けるのは愛情表現と思ってもらえると良いのだけれどね。
それで、どこかへ向かうところだったのかい?
[ささやかな希望を口にしつつ、出で立ちを見て問いを向ける]
11人目、白虎 シェットラント が参加しました。
白虎 シェットラントは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 天上宮・城下町 ―
ふむ、随分賑やかですね……。
[荷物片手に人ごみの中歩くのは、生真面目そうな青年。
見た目だけでは年齢などは図れぬ天上人ではあるが、実際も(天上人としては、だが)まだ若い彼はこの天上宮の祭りの時期に来るのは初めてで。]
なんだかいつもと空気も違う様に感じますね。
[きょろきょろり、白藍の瞳はせわしなく動かしていたが。
ぺしり、気を引き締めるように自身の頬かるく叩き。]
……いけないいけない、次期当主たる者、御前でなかろうとそれに相応しく落ち着いた行動をなさねば、ですね……。
どうも。
[頭を下げるのが見えれば、食べようとした串は一度置いて、同じように頭を下げて]
もうー はらぺこすぎて。
目的地まであともう少しなんだけど、倒れないうちに補給。
[にっこり笑って言う。
相手の視線が網の上を見ているのに気づけば]
食べる?
[と焼けたばかりの焼き鳥串を刺しだした]
―天上宮:中庭―
あ、姉さま!
[歌いながら天上宮の中庭まで来ると、片割れでもある姉の姿を見つける事が出来たか。]
あのね、あのね、姉さま、
露天でワタアメうってたから買ってきたの!
一緒に食べよー!
[にぱー、と音が出そうな笑みを浮かべて、
袋に入っているワタアメを示した。
…断られる、という選択肢は、
地味に考慮に入っていなかったりする。]
ん、ああ。
一休みするか、祭りを見に行くか考えていて。
……とりあえず、荷物を下ろしてから考えるか、という結論に。
[突っ込みはぎりぎり堪え、問いかけに答える]
出立直前に、緊急で果たさないとならない勤めが入ったりして、ちょっと無茶してきているので。
休んだ方がいいのかも知れませんが。
[ふ、と息を吐く青年の目の前を、はらり、何かが落ちていく。]
おや……?
[ふわふわひらり。]
[不思議そうに見上げた視界に映るのは、軽やかに舞い散る色彩たち。]
[気まぐれに差し出した掌の中、鮮やかな朱が一片。]
[先ほど引き締めたはずの表情が、緩んだその時。]
― 天上宮 ―
[ ゆら、ゆらり、揺れる漆黒を翻して門の内へと歩み入る ]
…ここも、変わらぬ、な。
[ 常世の国なる天上界の更に中心たる天上の宮なれば、それは当然のことだったが ]
― 天上宮:中庭 ―
ローレル。
[元気な声に顔を向けると、声に負けず明るい笑顔があった。
一緒に食べようと示された袋に、内心やっぱりと思いつい笑みが漏れて。]
ありがとう。
折角だからご相伴に預かろうかな。
あぁ、城下の様子はどうだった?
やっぱり普段よりも賑やか?
[妹の誘いを断るという選択肢は基本、無い。
他人に対してよりも柔らかな笑顔で、妹に問いかける。]
/*
参加率で中バレしそーっす。
そんなこんなで、ふかふかでございます。
一応被らない感じでクール系いかにもカミサマをやってみている、が、気分的に後半変わりそうな気がしている今日このごろー
…と、その邪魔をしてしまったようだね。
私は退散するとしようか。
それじゃあまた後程。
[呼び止められなければその場を去ろうとする]
― 天上宮 ―
[ 急ぐ事もなく、ゆったりとした足取りで漆黒の男は歩む。旧知の者ならば、本来同じ漆黒であるべき、その髪や瞳の色が、薄く褪せていることに気付けよう ]
………
[ 視線の先、先刻思い浮かべた蒼龍と、朱雀の護り手の姿を見かければ、緩く瞬いて、足を止めた ]
一緒に食べた方が美味しいからね。
[にこにこと、笑みは崩さない。
多少シスコン気味なのは否定しないが、
好意を持つ相手には、大抵感情豊かである。]
うん、とっても賑やかで皆、楽しそう。
あたしも楽しくて嬉しいの。
[ワタアメの半分を姉に渡しながら、
やれどんな屋台があっただの、
どんな催し物があっただのと、細かく姉に伝えていく。]
あ、いや、そんな事はないですよ。
……蒼龍殿に呼ばれなければ、突っ立って考え込んで、時間を無為にしていたでしょうし。
むしろ、感謝です。
[笑って返す表情に邪気はない。
こんな所には未だ、幼さのようなものが垣間見えていた]
ひどいなもう。
[ごくりと飲み込むと、緑色の物に蹴られた頭を撫でて。
焼き鳥串を持つのとは反対の手で彼の視線を奪っている物を猫づかみしてぶら下げた]
『おい、どっちが酷いか言ってみろ』
あー ええと、ね。焼き鳥仲間だし、まいっか。
これね、連れてっていうか……俺たち一族に下された大事な物なんだ。鳳凰っていうの。
[口元を隠して耳元に口を寄せる。
そのくせ冗談とも本気とも付かない顔で告げた]
あ……。
[図星を刺され、ふにゃりと情けない表情になりながら、下げられた頭に>>62つられて軽く会釈する。]
その……こういう場はなにせ初めてですので……。
お祭りに遊びに来ただけなら、もう少し気楽にいられたかも、ですけど……。
[いずれ白虎を継ぐとは言え、白虎の名を背負って公の場に出るのは初めての経験。]
[ずしりとのしかかる緊張感。]
……あれ?貴方も、もしかして宮殿に?
あ……。
[図星を刺され、ふにゃりと情けない表情になりながら、下げられた頭に>>62つられて軽く会釈する。]
その……こういう場はなにせ初めてですので……。
お祭りに遊びに来ただけなら、もう少し気楽にいられたかも、ですけど……。
[いずれ白虎を継ぐとは言え、白虎の名を背負って公の場に出るのは初めての経験。]
[ずしりとのしかかる緊張感。]
― 天上宮:中庭 ―
そうだね。
[妹に笑み返しながら、長椅子に座ろうと目線で示す。
彼女の素直な感情は、触れていて心地良く。
こちらは言葉少ないながら楽しげな城下の話に頷きや相槌を入れて。]
そう。
その分なら、御前試合もいつも以上に賑やかなものになりそうだね。
ええ!?
[耳元で囁かれた言葉に、つい大声で反応し。
それから慌てたように声を潜めて]
本当に、鳳凰なの……ですか?
[それが、青年が初めて目にした、霊亀以外の瑞獣の名を冠するものであった。
極彩色の毛玉のようなものをまじまじと見詰め。
最終的に深々と頭を下げた]
そうとは知らずご無礼な態度を――申し訳ございませんでした!
/*
もしかして: また最年少
やー、白虎って四神の中で最高齢、最も若いって説もある、ってのでどっちにするかなー……で若い方を選んだと言う。
ってな訳でどうも、焔と申します。
はじめましてな方も、お久しぶりな方も、しばらくの間よろしくお願いします(ぺこり
[妹も共に天帝に仕える歌姫であり、役目を拝された身でもある。
四神と四瑞の演舞が始まったら、こんな風にのんびりもしていられないかもしれないけれど。]
一緒に頑張ろうね、ローレル。
[妹に微笑みを向けると、綿菓子をひとつまみ口に運んで甘味に頬を緩ませた。]
わっ
[大声に、たじろぐ]
え、あ、うん。まあ、本気を出すとそれっぽくは見えるけど?
[ぶら下げたままの主に緑色の毛玉は、木菟、と例えれば木菟が怒り出しそうなまん丸体型だ。多分、鳳凰と聞いて思い浮かべるどの姿とも違うだろうと思う]
へ……?
[鳳凰を見て苦笑していると、唐突に、青年が頭を下げて。
きょとりと瞬きしたり、おろりとしたり]
ど、どうしたの? 君別に鳳凰の眷属じゃないでしょ?
うん!
[姉が視線で示した長椅子に移動し、座って。]
うん、御前試合もいつも以上に楽しくなりそうだね。
[言葉を合わせるように口にして。]
カッコいい人、いるといいね!
[女の子らしい話題を口にした**]
/*
おねむになるまで束縛してすまない妹。
動かしてみたらバリッバリのしすこんで我ながらどうしてこうなtt
だがしかし綿菓子あーんしようとして自重したのは褒めてほしい。(ぉ
……そういえば。
西は、次代が来るんだっけ……?
[聞いていた話をふと思い出して、小さく呟く。
最後にまともに顔あわせたのはいつだっけ、と。
そんな事を考えながら、一先ず歩みは宿舎へと。**]
― 天上宮 ―
[ 蒼龍の視線の向く先に ]
…今度は少々、手子摺った。
[ 先の転生では、妖魔の中でも力の強いものを多く調伏した。それゆえ転生体を現世に留める力が弱まっているのだと、蒼龍たる相手には伝わろう ]
/*
んーむ、手探りで時間掛かりすぎてる。
どこまで知ってて良さそうかが読めないのでした。
白虎さんは天上人で力だけ持ってる守護者、でいいのかな。
アリーセさんには寝る前にメモで聞くようかな。今は地上では暮らしてるのかどうか。
地上縁故もあったら面白いかと思ったけど、もしかするとそれは村設定の想定範囲外(使えない)かもしれないですね。
カッコいい人って…
[妹の言葉に綿菓子を取る手が少し止まったものの。]
武舞台に上がられる程の方々だから。
皆さん、素敵な方だろうと思うよ。
[一瞬苦笑を滲ませながらも、無邪気に笑む妹を微笑ましく見。
そのまま袋が空になるまで、妹と二人長椅子に座って会話を*続けた。*]
/*
しかし今日はランダムタグミスやら四瑞の読み違えやら…いつもに増してやらかしが多かった…
気がついてないだけで他にもやらかしてる気がしてならんZE
今夜はしっかり寝て、明日起きたらもっとwiki読み込んで頭入れておこう。勘違いしてるとこもありそうで怖い。
君が動けぬ間はこちらでも気を配っておこう。
今は、力を蓄えると良い。
[全てを引き受けることは出来ないが、助力は出来ようと。
隣する四神としてそう申し出る]
はい、初めてです。御前試合は去年も観に来てはおりましたが……。
お祭りって、この様な雰囲気なのですね……。
[生真面目な青年でも浮かれたくなるような空気。
とは言え、若さゆえ、力の抜き方などよく知らず。むー、と頬に手を当て少しの間考え込んでから。]
ああそうかも……平常心でおらねば本来の力も発揮できませんよね……。
ええ、喜んで。
[柔らかなな笑みとは程遠いものの、微かに笑みを浮かべ。
指差す方向へ踏み出す。]
/*
そう言えば私は何度御前試合に出てるのだろうね(笑)。
少なくとも先代朱雀の時から蒼龍として存在してることにはなったけれど。
まぁ。
蒼龍自身なので深く考えないことにするよw
[ちらりと聞こえた霊亀との言葉に、ぱちくりと瞬きして]
あー なるほど。
確かに君も、良い香りするや。
[漏れたのは、納得の声と、苦笑。
頭を下げる人に視線を合わせようとすれば、往来の真ん中に座る形になるが構わずにそうして]
あのね、俺、ロー・シェンて言うんだ。
神喰いって言って、ど田舎に住んでる一族で作法とかよくわからないし失態と言われても何がなんだか。
それは、この鳳凰も一緒。
[あぐらの上に乗せた毛玉の頭を撫でる。
同意、とばかりに毛玉が頷くと、相手を見上げて]
それじゃあ駄目かなあ?
― 天上宮 ―
だが、心遣いには感謝する。
それに甘えて、頼んでも良いか?
[ 表情と口調を緩めて再び口を開く ]
大祭が終わったら、白木蓮の苗を一株、分けてもらえるとありがたい。
[ 真武神とも呼ばれるこの男が、実は相当の花好きであることもまた、天界の一部では有名な話 ]
[その行為がさらに相手を困らす物であったのか、なかったか]
行っちゃった。
[相手の姿の消えた頃、ゆるりと手を振った**]
/*
ええっと、
年に一度ってことは、去年も顔を合わせてるのがほとんど、かな?
ただし、ラートリーは去年は来てない、それ以前は不明だが祭りに来たことはあるなら試合を観に来たこともありそう、か。
試合に出たことがあるかは不明、と。
白木蓮だね。
お安い御用だよ。
ふふ、木蓮が欲しいだなんて、君らしいね。
生命に満ち溢れた元気な子を用意しておくよ。
[コンパス・フラワーとも呼ばれる花を思い浮かべながら笑い、リエヴルの頼みに快諾を示した]
/*
説明する必要もないかもだけど、説明しておこう。
玄武=花好きは、一応公式設定?である。
地上にしか咲かない花を手に入れたくて天帝が地上へ降りるための分身を作ったのが玄武と同一存在てーことに北遊記ではなっているそうな。
/*
どうでもいいが、この男の言ってる「花」が、本当に植物の「花」なのかが、とっても怪しい気がする背後であった。
[裏設定?決まってないに決まってる!]
あっ、ありがとうございます。
[申し出>>94に素直に甘えながら、無花果のジュースを選び。
そろそろりゆっくり辺りを見回せば子供も、大人も、皆一様に楽しげな表情。
去年の御前試合も華やかではあったと青年は記憶しているけども。]
ふむ、祭りと言うのは、誰も彼もを楽しげな気持ちにさせてくれるモノなのですね。
悪くありませんね。
[店主から受け取りながら、ジュースで喉を潤しながら。]
……ん?
[ふと、"落ち着いてから"との言葉を思い出す。
御前試合を観たのすら去年が初めて。それ以前に誰が出ていたかなど青年が知るわけはないが。
もしやと思い問いかける。]
……貴方も御前試合に、出られるのですか?
― 天上宮 ―
私はこれから、天帝に御挨拶に行く。
実は帰天以来顔を出していないものでね。
時が許せば、また後程…いや、これだけは今のうちに言っておこう。
どうか君に武運あらん事を。ジークムント。
[ 蒼龍とは呼ばず、彼の名乗る名への祈念を伝えてから、天上宮の奥へと男は歩み入って行った** ]
……さて、どこへ行こうかな。
[祈念をしっかりと胸に刻み、リエヴルとは逆方向へと足を向ける。
敷地内を散策するか、城下町へと繰り出すか。
どちらも楽しそうであるため、今はまだ決めかねている**]
心遣いありがとうございます。
私はノトカー。霊亀一族の近衛兵を務めております。
そして――今代限りの、霊亀の器でもあります。
[相手が身分を明かしたのだから、こちらも名乗るのが礼儀だろうと。
護り手である事を明かし、一礼した]
それではまた、後ほど。
[その姿は宿舎の方向へ去っていった**]
―天上宮:城下町―
天つ扉を潜りぬけ
ひらり ひとひらの 花弁が
舞い降りし そは 永遠の原…っと。
[自国に伝わる詩を口ずさみながら賑やかな通りを行く。
綿飴の甘い香り、焼き鳥の香ばしい香り、果物の瑞々しいそれ。
馴染みのある屋台の空気に一瞬目を止めてぷすっと笑った。]
―天上宮:城下町―
天つ扉を潜りぬけ
ひらり ひとひらの 花弁が
舞い降りし そは 永遠の原
[自国に伝わる詩を口ずさみながら賑やかな通りを行く。
綿飴の甘い香り、焼き鳥の香ばしい香り。
馴染みのある屋台の空気に一瞬目を止めてぷすっと笑った。]
案外地上と似てるんだな。
どんなに異世界かと思ってたけど、これなら気楽でいいや。
『私は最初からそう言ってたじゃありませんか。
そう変わらないから身構えなくていいと…。
それなのに貴方ときたら怖気づいてるんだから。
いいですか?
貴方は麒麟の器としての力を持ってるんですから、
ちゃんと―』
[麒麟は、穏やかな性格だが生真面目で頑固で、
話をすれば何かと説教モードに突入することが多い。
親の説教ならばニコニコしながら耳を塞げばやり過ごせるが、
麒麟の説教は身体の内側からやってくるので逃げ場がない。]
おっ、あれうまそーじゃん?
ねえねえ、麒麟サマあれはナンデショネー。
[説教を遮るように屋台を指差す。
うっかり口を開いて言葉を発してしまったので、
周囲からの奇異の視線がぐっさりとやってきて肩をすくめた。]
いっけね。
[そそくさと荷物を担いで屋台の前へ行き、
香ばしく揚げられたパンに花蜜がかかった串を買った。]
『宿舎に着くまでに食べ終えてくださいよ?』
へーいへい。
[軽くあしらって辺りを見回す。
人通りから外れた場所に木陰を見つけ、
その下に荷物を置いて座り込んだ。
はふはふと揚げパンを頬張りながらも、
行きかう人の雰囲気には楽しそうに*目を細めている。*]
村の設定が変更されました。
☆業務連絡
全員の入村を確認しましたので、開始設定しました。
本日00時の日付変更にて、開始となります。
念のため、役職希望の再度の確認をお願いいたします。**
次は何を買おうかなー、果物飴がいいかなー?
[ぽてぽて、と天上宮から城下町へ続く道を歩きながら、
何を買おうかを考えている。]
お団子もおいしいよねー。
[…色気より食い気な残念な小娘(?)だった。]
― →城下町 ―
[風に任せて足を運べば、賑やかな場所へと歩を進む。
結果、辿り着いたのは賑わう城下町へと続く門だった]
いつ見ても賑やかで良いね。
今年は大祭もあって一際だ。
[年に一度行われる御前試合。
幾度参加したかは最早分からないが、その度に城下町にも訪れ、活気に満ち溢れた姿を目にしている。
今年は特に賑やかで、こちらまで高揚してくる程だった]
[ともあれ、宿舎に立ち寄り用意された部屋へと荷を降ろす。
天帝への挨拶などは既に済ませているから、後は御前試合の時までは自由に過ごせるわけだが]
……やっぱり、ここで寝て過ごすはのは、勿体無いよなぁ。
[開いた窓から流れ込む音に引き寄せられるのは止められず。
結局、休むよりは外に出る方を選んでいた]
― 天上宮:中庭 ―
そうだね、楽しみ。
[苦笑の理由は口にせず妹の笑顔に同意の頷きを返し。
そういえば今年は初顔の参加者もいると聞いたことを思い出した。
面識の有無はさておき、見ればその気配に誰がどの四神・四瑞かは解るだろう。
そうしている内、妹のもってきた袋は空になって。]
― 天上宮・城下町 ―
確かに。
こんな空気でなければ、見知らぬ貴方にジュースを奢って頂く事もなかったでしょうしね。
[くす、と笑い。]
[ついで、返答にやはりかと思いつつ、改めて姿勢正して。]
……応龍の方でしたか。
名乗らず失礼しました。
僕……あ、いえ私は。
シェットラント、白虎を何れ継ぐ者です。
未だ未熟者ですがよろしくお願いします。
[荷物とジュースを持ったまま故軽く頭を下げる程度の礼をし。]
[そして、ラートリーに並んで宮殿の宿舎へと。]
― 天上宮:中庭 ―
本当。
話しながらだったから、早く食べ終わっちゃったね。
甘くて美味しかった、ごちそうさま。
[ありがとう、と眉の下がった妹の髪に手を伸ばして緩く撫でて。
この後どうする、という問いに少し考え。]
私は、少し休んでこようかと思う。
折角だから、ローレルはお祭りを楽しんでおいで。
何かあったら、呼んでくれればすぐに向かうから。
[そう言って城下へ向かう妹に笑顔を向けて手を振ると、自分は天上宮の私室へ向かった。]
―城下町―
[姉に頭を撫でられるのは好きだ。
その感触を思い出して、へらり、と笑った。]
――あ、チョコがかかった果物だ。
おじさーん!
{2}番を4本くださーい!
[フルーツの中身は
1.苺
2.キウイフルーツ
3.リンゴ
4.バナナ
5.ブドウ
6.フルーツ全部盛り
である。]
― 天上宮 ―
[中庭で妹と別れ、宮中にある私室へと向かおうとしてふと立ち止まる。
視線の先、花瓶に飾られた花が少し萎れているのに指を伸ばして。]
其に 水と光の力を貸さん
[小さな声で力を乗せた言葉を紡ぐと、萎れていたはずの花が生気を取り戻した。]
―天上宮:城下町―
うまいけどチョー甘い。
酒か何か飲み物探してくればよかった。
[むぐむぐと口いっぱいに頬張っては飲み込むのに難儀する。
胸元をとんとんと叩きながらぼやけば間髪いれずに―。]
『まだ宿舎にもご挨拶も済ませてないのに、酒だなんて!』
だーいじょぶだってー、俺一杯や二杯じゃ酔わないの
麒麟だって知ってるだろ?
『貴方って人は…っ!』
[こんなやり取りは毎度おなじみの日常茶飯事。
最後の一口を放り込み、立ち上がった。]
― 城下町 ―
……相変わらず、というか。
さすがに、いつも以上に賑やかだな。
[城門を抜けた先の賑わいに、ふと零れるのは、笑み。
先代たる母の方針もあり、年に一度の御前試合には代替わり前から連れられてきていたから、それに伴う祭りの賑わいは見知ったもの]
領内の祭りも賑やかなものだが。
さすがに、これには規模で負けるなぁ……。
[などと暢気に呟きながら、するり、と人込みをすり抜けてゆく]
― 天上宮 ―
我のみならず、四神四瑞の御前に打ち揃い、必ずや美しき演舞、献上致すを約しましょう。
[ 見知らぬ者もある筈の演舞の参加者全ての約定までも、勝手に独り請け負う物言いは、男がそれを真実と疑わぬ故に、天にも疑い無き事と伝わった ]
はー、食った食った。
はいはい、お酒はともかくなんか飲まないと胸焼けしそう。
[再び荷物を肩にかけ、人通りへと足を向けた。]
ねーえ、そこの美人なおねえっさーん。
このお祭りでお勧めな飲み物って何かなぁい?
あ、お酒以外で。
でさ、でさ、よかったら一緒しなーい?
[辺りを見回すが早いか声をかけては屋台の情報と
一時の潤いを得ようと。]
― 天上宮 ―
…これで良し、と。
[しゃんと背を伸ばした花に、柔らかく微笑み。]
…皆忙しそうだし。
元気の無い子がいないか見て回ろうかな。
[手入れの行き届いている天上宮で萎れた花が飾られたままなどあまり見ない。
おそらくは御前試合や大祭などの準備や対応やらでこちらまで手が回らなかったのだろう。
宿舎などは流石に目を光らせてあるだろうが念の為に見にいった方がいいか、と立ち止まったまま思案して。]
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