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― 朝、テラス ―
どうだろうなぁ。
今回が初めてのケースなんだよ。
いつもだったら負傷中は人間の姿をとらなかったろうからわからん。
……こうして、シルキーに会って話したいと思ったから。
まぁ放っときゃ治るかもしれんが……
逆にこのほつれを直したら傷口も塞がるんじゃないか?
[自身ではほつれ程度どうとも思っていない。
それよりもシルキーの"光り物"に興味津々]
おお…!これがドーナツ…
[ようやく出来たドーナツと、よほど食べたかったドーナツに喜び]
さっそく頂くぞ…!
[豪快にかぶり付き]
― 翌朝・食堂 ―
ふあ……ぁ。
[結局、一日を終えればぐっすりと寝入ってしまって。
朝の陽ざしに目を覚ませば、真っ青なコットンのチャイナシャツと、白い7分丈のパンツとに袖を通して。朝食はどうすればよいのだろう……と、ひとまず昨日の食堂へ向かった所で。]
……あれ?
[>>272すでにそこには先客が。]
あでる君、おはよ。
……昨日は猫じゃらし投げつけてゴメンね。中、入りたいの?
[爪で引っ掻くのを阻止しようと、手を伸ばそうとしつつ。扉を示して、首を傾げた。]
― 泉 ―
[「精一杯頑張ってみたい」と告げたエレオノーレの声を胸にたゆたわせながら泉への道を辿り、水の浮力に身を任せる。
取り出してみれば、ちゃんと防水機能もついてるらしい「花鏡」は2件の着信を示していた。
シルキーと魔候からだ。]
― 丘の上 ―
[食事を終えて、もろもろを下げさせ、
気持ちの良い風の吹く丘の上で、魔候はすっかりくつろぎの体勢。]
草をしとねに、星の天蓋を仰ぎながら休む。
これもまた、贅沢のきわみであろう。
[実際に寝る必要も無かったが、
狼の四肢を投げ出し、草の上に肘を突いて頭を支え、
ひとつ大きなあくびをする。]
[満天の星空を見上げながら、思うは聖乙女のこと。]
可憐で愛くるしい釣鐘草。
凛として麗しい千本槍。
いずれも劣らぬ、美しき心の持ち主である。
あれらが咲かせる癒しの花、
ぜひとも見てみたいものよ。
[物思いにふける魔候のもとへ、
使いに出していた小鬼が戻ってくる。
なにやら耳打ちされて、一動作で立ち上がった。]
おお、見つかったか。
なれば早速用意を―――
…む? 余は下見せぬのかとな?
余は、初を聖乙女と共に味わいたいのだ。
余計なことを言うでない。
[叱られた小鬼が逃げようとするのを捕まえて、
それからあれやこれやと指示したり相談したり、
単に聖乙女の美しさを語って聞かせたりするうちに
やがて花園の夜が明けたのだった。*]
あはは…
エレオノーレと一緒だと、何もかもが新鮮で楽しい。
なぜだろうか。
こんなことは、天界ではなかった。
完璧で命令に従うのが当たり前。
天界とは、ただ完璧な世界が広がっているだけ。
気持ちなど、感覚など無駄なものだと。
運命は受けいれる世界なのだ。
― 自室のテラス・翌朝 ―
[ベリアンから初めてのケースだと教えられて、ますます不思議そうな表情になる。本人も知らないなんて意外すぎて。
だが人間の姿にならなかったと聞けば納得した。人間の体に変化するのが大きな負担になるとまでは知らないとしても。]
別に鴉から人間の姿にならなくてもケガは治せますよね。
変化する必要がないなら、今まで気づかなくて当然かも。
[自分と話したかったと言われて、頬を赤らめた。]
わ、私もベリアンさんとお話したいと思ってました。昨日通信が入ってから、姿が見えなくて心配していたんです。
だ、だから、良かったです。
で、でも、どうなっているか分からないのでしたら、自然治癒に任せた方がいいのでは?
傷薬なら、宮殿で用意してもらえるそうですし・・・分からない部分に下手に手を入れて、治りが遅くなったら困りますし。
[しかし話が傷口に及べば、不安そうに訴える。ころころと表情が良く変わった。]
― 朝・食堂 ―
おはようございます、エレオノーレ様、あでる様。
[食堂の中からにっこり微笑んだ]
すぐに朝食をお持ちしますので、中でお待ち下さい。
[ほどなくして、エレオノーレ用にトースト半分とサラダと半熟ゆで卵と牛乳、
あでる用に皿に乗せた「とりささみ・ビーフ味」というささみにビーフの味をつけたなんだか矛盾に満ちた物と皿にミルクが入ったものを運んだ。
エレオノーレは夜中にドーナツを食べたらしいという情報が入ったので量は少なめにしてある]
それではどうぞごゆっくり。
[ぺこりと頭を下げて厨房に下がった]
?
[ベリアンが自分に興味津々な様子に気づいて、自分の服を見下ろして・・・ようやく両腕で体を隠した。]
すす、すいません!わ、わたしったらこんな格好でテラスに出てきてしまって。
やだ、みっともないとこ見せてしまいました。
す、すぐ着替えてきます!
[湯気が出るような勢いで真っ赤な顔になって、ベリアンに止められなければ部屋に戻るだろう。]
― 厨房 ―
シグルドさん、なんだかかわ……。
……ご、ごめんなさい。何でもないです。
[>>276真剣に頷く様子は。
……何だか可愛い、と言ってしまうと、失礼に当たるのかもしれない、と。言葉を飲み込んで。]
そう、これがドーナツです!
あ、早速食べるのもいいけど、コーヒーか紅茶かミルクがあればきっと……って、あ。それ、まだ揚げたてほやほやだから……
[>>278止める間もなく、豪快に被り付いた一瞬後。]
わ! だ、大丈夫ですか、シグルドさん!?
えと……じゃあ、冷たいミルクの方がいいのかな?
[>>280やはり、火傷してしまったようで。
厨房の人にミルクを貰えないか問いかければ、すぐさま二つ、瑠璃色の美しいグラスへ冷たいミルクが注がれて。]
はいっ。熱い物食べる時は、少し冷めるまで待つか、息を吹きかけてちょっとだけ冷ますと、食べやすいですよ。
[同じように一つ手に取れば、小さく息を吹きかけて。]
エレオノーレは私のことを知りたがったが、天使とはそんなつまらないものなのだ。
天使は清らかで美しいと人間は思っているようだが、私から言わせたら人間の方が天使よりも何倍も美しく慈悲深い…
[と寂しく微笑み]
【シルキー宛】
今、泉に浮かびながらこれを吹き込んでいます。
あなたの暮らす大地は泉の水をもたたえてくれる、その包容力を頼もしいと思います。
屋外での食事、リクエストしてよいのなら、あなたも僕も手で摘んで食べられる料理はありますか?
塩味には馴染んでいますが、他の風味もあなたが勧めてくださるなら試してみます。
こんな風にいろいろ計画するのは楽しいですね。
誘いを受けてくださり、ありがとうございます。
優しい眠りに恵まれますように。
漣に託して送ります。
つまらない話しをした。
すまぬ。
エレオノーレと作ったドーナツは格別だ…!
凄く美味しいぞ!
[またドーナツにぱくついて、不安を隠すように無理に笑っていた]**
/*セルウィン>>*41あなたも僕も手で摘んで食べられる料理はありますか?
ごめん。フルウ・ワ2のサンドイッチ思い出して吹いたわ。
まさか本当にそうくるとは。
予想が当たってもうて。
― 朝、テラス ―
[昨日、正門から宮殿までの道でそんな約束をした]
話か……今度はオレのことだったな。
といっても、正体はバレちまってるし、家族はいねーし。
まぁ群れで生活しているから、孤独ってわけでもないが。
ただカラス同士で居た今までより、シルキーとこうして話している方が楽しい。
話すだけじゃない、声を聞くのも、姿を見るのも。
[眼鏡をくいと直せば、シルキーの豊かな表情の変化を見るのが楽しくて、会話も身振り手振りとか入りだす]
……ん、美味しいです!
[口に広がる生地の柔らかさに、瞳を細めたが。]
…………。
……なんだか、それって。
[>>285失敗する事もあれば、間違える事もある。けれども、その分成功すれば喜びが生まれ、そして広がっていく。
天界の事を語るシグルドの言葉が。何故か、寂しい物に聞こえて。]
シグルドさんは……天界よりも、人間界が好き……なんですか?
[>>292それは、初めて会った時にも少し思った事。
やはり寂しそうな微笑みは。その後の笑み>>294を見れば、余計に悲しく見えて。]
……。…………。
……一緒に、色んな物を見ましょう! 色んな所に行って、色んな事をして。
だって、ほら。かりそめの、なんて言うけれど。今のシグルドさんは、人間の体なんでしょう? なら、人間と同じように、色々な事をしてみるチャンスですよ!
[厨房の皆は、気を効かせたのか見当たらなくて。]
……シグルドさんは。嬉しいとか、悲しいとか……いっぱい色んな気持ちを、持ってるじゃないですか。……ね?
[もし居たとしても、構わずに。その手を取ろうと、手を伸ばしただろうか。]
【マーティン宛】
わざわざのお言葉ありがたく存じます。
リヴァイストゥス卿は黒衣の伴侶を得られたよし、流れる水の噂に聞いておりますが、ひと月ほど前のことにて、今はどうしておられるかは。
[宴会にクラーケンが呼ばれたらしいが、何の余興だったかセルウィンは知らない。]
……!?
[シルキーが急に身体を隠して部屋に引っ込んでしまった。
呆気にとられて引き止め損ねた]
……オレが気になったんだ、きっといいものなんだがなぁ。
[自分とは種族が異なる、人間の姿そのものに興味を覚えた。
ただしデリカシーなどを習得するのはまだまだ先のようだ]
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