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あー……いえ、これは僕が悪いんで。
色々ありまして、服まで用意する暇が無かったんですよね。
[イェン>>131にバツが悪そうに答える、確かにこの服はこの場所には不釣り合いだ。
荷物も小さなショルダーバッグだけ、島に来る前にもう少し時間があれば万全の準備が出来たのだが……
そうこう考えてる間にも木の枝に上着が引っ掛かったり。]
……オクティ?
[小さな呟きがぽつり、と落ちる。
その名を持つ者が、ここにいるわけがない。
わかっている、のに]
(……んー……ちょっと、飲まれてる?)
[内心過ぎるのは、こんな呟き]
そうそう。
待雪草が咲いたら、春が来たんだねえって思うからね。
長い冬が終わっての春はやっぱりいいもんだ。
もっとも、ここは春どころか夏な上に、襲ってくるような花が咲いてるけど。月下美人も待雪草も、彼岸花も矢車菊も好きだけど、襲ってこないのが「好き」の前提だねえ。
[からからと笑い。]
いえ、森の悪戯心に感心していたところですよ
[森の見える幻から目を外し、笑みに冷たさの余韻が残る表情で威薗>>143へと向き直る]
ああ、それと花ですが。ある程度の毒はスパイスみたいなものですよ。
それに此岸の向こうの彼岸にあるような姿に惹かれるとでもいったところですかね。
[彼らのように生きていると言い難いからこそ、彼岸のものに同類意識を覚えているのか。そんな返事>>136をするのであった]
ま、そういう事だな。
長く生きてれば、色んな事があるもんだし。
『……自分基準でいうとこじゃないわよ、ソレ』
[ある意味、長命種ならではの視点からの一言に、アリエルがぼそっ、と突っ込んだ]
大丈夫ですよ。セルウィンさんの薬草のおかげです。
お返ししますね。これ
[茶髪の彼はただ苦笑いしたのみ、そんな扱いは慣れているのかもしれない。
セルウィン>>132の問いに答え微笑む、そして1、2枚薬草が残っている小袋を返そうと差し出す。]
[彼岸花が好きとアレクシス>>134が言えば]
好きでも、けして摘み取ってはいけませんよ?
燃やされてしまいますから、ね。
[彼岸花を持ち帰ると火事になる、本ででも知ったのかそんなことを言って目を細めた。]
あ、いや、うん。大丈夫なら、いいんだ。
オレ、自分の方で手一杯で、手伝えなかったからねー。
[幻影の齎した物思いは一瞬、コンラートの笑み>>148に、にこりと笑う]
あー、薬草は他にもまだ持ってるから、それは持っていいいよー。
みんなでわけて持ってた方が、なんかあった時に対応できるし、ね。
おや、そんな伝えがあるのですか。それは知りませんでした。
ですが今までもこれからも見るだけですから大丈夫ですよ
育てるための手入れが大変ですからね。
[コンラート>>149の知識に感心しながらも、冒険してる人間が持ち帰るなど邪魔にしかならないというのが最初にこずに、不精さが最初に出していたりした]
……ん?
まあ……楽しくもあり、退屈でもあり、かな。
人間はよく、不老不死をほしがるが……思ってるほどにいいものじゃないしな。
[唐突といえば唐突な問いかけに戸惑うものの、思うままをさらりと返す]
変わらぬは即ち停滞、そして過剰な停滞は澱みを呼ぶもの。
とはいえ……これが俺たち森の民の在り方だから、厭いはしてないが。
うん……厳しい、ねぇ。
[威薗の問い>>152に、軽く、肩を竦める。
周囲を巡る風がひゅう、と小さな音を立てた]
やっぱりほら、定住できない吟遊詩人さんは、イロイロとあるのよ。
[定住できない、だけが理由ではないが。
とりあえず、冗談めかした口調で言って、笑ってみせた]
達観してらっしゃいますね。
それでも欲に溺れず、生きてるのが嫌にはならないところが、森の民というものの強さにもなるのでしょうか。
[唐突な問いによどみなく答えが帰ってきたため、それにふむふむとうなずいて返した]
[冷たさの余韻を残した表情のアレクに、一瞬ぞくりとする。
常に笑っているような顔のせいか、妙に迫力がある]
…悪戯心?
毒がスパイスか。豪胆なことだ。
彼岸か…まるで死に焦がれるような、縁起でもないことを言う
今貴方に死なれては困るな
[肩を竦めた]
[悪戯心、という言葉>>147に瞬く
あの時見たものを思い出し、ぎゅっと握り拳を作った。]
ふふ、それはお互い様ですよ?
いいんですか?……では遠慮無く。
[彼が何かを言った気がしたのだが、聞き取れなかったし勘違いかもと忘れ。
申し訳なさそうに、セルウィン>>150から貰った小袋を自分の荷物の中に大切にしまった。]
達観、というか……。
それが、俺たちにとっての『自然』だからな。
森の中で静かに生きる分には、強い我欲が生じる事もない。
ただ、在るがままに、自然と共に生きるが当たり前だと思っている。
それが、強さと言えるのかは、俺自身からはなんとも。
[言いつつ、軽く肩を竦め]
……人間からすれば、不可解らしいけど。
あんたからすれば、また、違った感覚になるのかな。
そうか、吟遊詩人では定住はままならないか。
[イロイロという部分はいまは突っ込まなかった。
こんなところにいる身、それなりに何か思うところがあってきているのは間違いないわけで]
言われてみれば、私もそうだな
[つられるように言って笑った]
[アレクシスと彼はどことなく似ていなくはないが、見間違いじゃなくはっきりと見えたのだ。黒い短髪の幼馴染みの青年が。
もしあれが森の悪戯心というならば……性質が悪い。]
それもそうですね
[アレクシスの答え>>151には、短く返し頷いた。
無精さを気にした様子が無いのは、あまり花が好きでは無いから。]
そお? そう言ってもらえると、ありがたいなぁ。
[お互い様、という言葉>>158に、ちょっとほっとしつつ。
ちなみに、呟いた名を聞き取られて、その意を問われたとしても、「いないはずの幼馴染がいた気がした」で流してしまう所だったのだが]
ま、使うような事態にならないのが、一番いいんだけどねー。
[小袋をしまう様子に、軽い口調で言って、笑った]
[獣道の枝をぽきぽきと折りながら歩く、後方の人が歩きやすいような配慮である。
スナック菓子は強請ることはなく。]
あまり詳しくは知りませんが、薬も過ぎれば毒になるということですので、ほどほどの摂取なら問題ないということでしょう。
[その頃には、冷たさも潜められ人の好い笑みへと戻っているか]
ま、私も、そうそう死にたいとは想いませんから大丈夫ですよ
[焦がれるというよりも同類というのはあれども、口にはせずに威薗>>157へとにこやかに答えた]
そそ、定住したら、『吟遊』じゃなくなるし。
……そも定住できるような気質なら、ここにいないしねぇ。
[笑う威薗>>159に、さらりとこう返す。
自分も、という部分には、特に突っ込みは飛ばさない。
そこまで踏み込む心算は、余りないようで]
女将 イルマ は、なんとなく ろっぷいやー ラヴィ を能力(透視)の対象に選んでみた。
『自然』…ですか。
成程、余計なものに触れなければ、その『自然』が破綻することもない。
それもまたひとつの生きかた、ですね…
長生きして心が岩のように堅くならないでいられるのがもてもての秘訣ですか。
[向日葵たちとのアレコレを冗談めいた口調で掘り返しながら]
そうですね、そもそも私にとって…自分のこと以外はよくわかっていませんから。
[つまり、誰もわからないことと同意味のことをさらりと口にした]
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