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[頭を撫でられたままむーっとふくれっつら。]
なにって……ちょっと忘れ物したからとりにきただけだもん。
リヒャルトこそなにしてんのさー?
文芸部の出し物の準備もさぼったでしょー。
[携帯をみて顔をしかめる相手に、サボったせいで仕事が増えて大変だったと訴えてみる。]
[―――とその時。
最初の設定のままの音が携帯から響き、びくりと体を震わせた。
携帯が鳴ったのは久しぶりで、どうしていいのかわからなくなる。]
………あ、……あの、
ジークムント君………
これ……どうしたらいいのかな……。
[まるで赤子のように泣いて止まない携帯とジークムントを交互に見ながら尋ねた。]
[困惑しているゾフィアに鞄の中の携帯を取り出した]
だって、僕にメール送ってきたでしょ。
悪いけど僕はあんまりメカが得意じゃないから、メールの打ち方知らないんだ。
今度から用ある時は電話にして。
で、何の用だったの?
また小説がしあがったのかな。
[首を傾げながら聞いた]
[と、ゾフィヤの携帯がいきなり鳴りだして、びくんと身体が揺れた]
そ、そんなの僕に聞かないで。
さっきメカ弱いって言ったでしょ。
とりあえず、電話なら電話のマークを、メールならメールのボタンを押せばなんとかなるはず。
[おろおろしながら何とか答える]
[送ったと思うと着信を告げる音。早いな、と思って開くと、同室の名前]
あまり期待はしないが。
送るだけマシだと信じたいものだな。
『急げよ』
[タタン、と短く文字を打って送信する。机の上に携帯を置き、パソコンを起動する。ラックからブロックタイプの栄養食を引きずり出し、かじった]
[ふくれた頬を、むにむにとつまみながら、携帯を仕舞い]
明日でもいーだろうに。律儀だな。
ん、俺は寝てたら夜だった。から、ハラ減ってな。サシャに菓子でも恵んで貰おうと、丁度捜してたトコだったんだな、これが。奇遇奇遇。
[悪びれもせず、いけしゃあしゃあと]
そうか。お疲れさん。
[部員の自覚が無い男は、へらりとのたまった]
人の顔であそぶなー!
[ほっぺたをつままれてぷんすか怒る。]
だってあの先生うるさいんだもん。
って……今まで寝てたの? 寝すぎだろうそれは……
[呆れたような視線を向けて、探されてた理由にものすっごいため息をついた。]
普通に寮に戻れば食事にありつけるでしょーに。
[ぶちぶちいいながらごそごそとポケットを探って。]
おつかれさんじゃない!
それにお菓子が欲しかったら手を離す!
[ポケットにはいってたチョコバーを、手をはなすまで渡さないとばかりに握り締めた。]
身長だけじゃーないんだけどね。
[悪びれもなくくすりと笑うは悪戯なもの。]
探してたらちょうどいるってのも奇遇だ。
奇遇も重なれば運命だったりして?
[サシャの髪に手を伸ばす。]
サシャがいるからわたしたちはサボれる。
良いことだ。
[くっくっく、と笑いをかみ殺して頭を撫でた。]
[メール、というジークムントの言葉を聞いて合点がいった。
そして椅子から立ち上がり、目線を泳がせながら]
…………あー…。
………。
私、さっき久しぶりに携帯を触ってて誰かに何かのメールを送信しちゃったみたいなの。
ジークムント君に送信していたのね……。
……………。
……ごめんなさい。
誤って送信したもので、用はないの…。
あ、でも小説なら出来上がったから見ていく……?
えっと……ボタンね。
ボタンを押すのね……。
[ジークムントのアドバイスを受けたが、はてさて電話なのかメールなのか見当も付かず。結局両方を押して、ようやくメールを開けた。]
み、見れたわ……!
[僅かに歓喜の声を上げて報告をする。]
[イングリッドに頭を撫でられて、あわててリヒャルトの後に隠れようとしてみた。]
先輩との間に運命なんてないと思います!
っていうかサボるな!
あたしがしんどいじゃないかー!
[リヒャルトの影からきゃんきゃんとほえてみた。]
[と、再び鳴る携帯。今度は相手に心当たりがあるから、特に表情を変えず、メッセージの確認だけして]
まあ。
[身長だけでない、との言葉に、やっぱり納得したのか頷きながら]
3回偶然があると、運命になるんでしたっけ?
[うろ覚えに呟いて、イングリッドが手を伸ばせば自分は手を引き。
サシャが後ろへ回るのは、特に気にした様子でもなかったが]
この時間じゃ、いちいち呼んで会計するのメンドいじゃん。
って、わー、やめやめ! 溶ける!
[握り締められるチョコバーを救助しようと、離した手を、ぱたぱたアピールしてみせた]
成程。
僕も携帯は苦手だから、気持ちはわかる。
よくこんなの使いこなす人がいるよね。
[誤メールだったことを知り、ゾフィヤに共感する]
んー、よければ一晩貸してほしいかな。
君の小説は夜中に月明かりの下で読むべきだからね。
おー、無事に見れたのか。よかった。
あ、でも返信の仕方は僕に聞かないでね。
[喜んでいるゾフィヤに拍手でこたえた]
甘いね、サシャ。
世の中には二種類の人間がいる。
ソレは――サボる者と、サボらない者だ。
[言い切って、けらけら笑った。]
私は運命でもいいんだけどねー?
退屈しないし。
[リヒャルトの後ろに隠れる様子をニヤニヤと見守り。]
らしいね。
偶然は2回まで――3回以上は、必然、てね。
誰が言い出したかは知らないけど、ロマンチストだ。
でも、その論理はわからなくはない。
重なったら偶然、とは言えないもんね。
[思い出しながら思案しながら呟く。]
[送信元にベネディクトの名前があり、彼からきたメールだと判明する。
どうかした?という文を見て、もう1つのメールはベネディクトに届いたのだとわかった。]
………。
返事って………
[どうすればいいのかしら、と言いかけたところで、「聞かないでね」とジークムントに言われてしまう。
カチカチと適当に押したがよくわからなくなってしまい携帯を閉じた。]
……本当。
よくこんなのを使いこなせるよね……。
返事の仕方わからないからベネディクト君に直接返事してくる。
一度部屋に戻って小説も持ってくるね。
前から書いていた孤独な男と孤独な機械人形の物語が完成したの。
読み終わるまで持っていていいよ。
ジークムント君は……どうする?
[なんか納得した様子を見せるリヒャルトの足を軽く蹴る真似をしていた。]
そんな運命いらないよ!
[ふん、と顔をそむけ。
リヒャルトの背中に隠れながら、めんどうだという声にやれやれと肩を落とした。]
そんな程度でめんどくさがらないー。
……ほら、あげるよっ
[アピールするその手にぽいっとチョコバーを渡して。
笑うイングリッドにいーっと歯をむき出しにした。]
そんな分けかたいや過ぎる!
ていうかあたしがお断りだってーっ
[にやにや笑うイングリッドをみてじりじりと後ろに下がり。]
じゃあ、あたしはこれで!
先に寮に帰っとくよーっ
[たっと駆け出して、廊下をはしって逃げ出した。**
逃げる途中ですべって転ぶ確率は90%だった。]
[サボる側の人間は、うんうん首を縦に振りながら、そういえば今日は会っていない、自分以上に寝食の問題があるクラスメイトを思い出す。
自分が世話を焼く事もない気もするが、思い出したので、も一度携帯を取り出し。
『メシ食ったか?
ちゃんと食えよー』
返事を期待していない、完結した文をぽちっと、絵描き虫へと送信して]
いいなー、姉御と運命とか。よし、俺も頑張ってあと2回、エンカウント目指すっスね。
そんだけ偶然が重なるってことは、縁があるか、どっちかが偶然起こそーと頑張ってるか、どっちにしろ何かあるんでしょうしね。
[なんて返していると、蹴る真似をされたので、デコピンの真似をしておいた。
チョコバーは、ありがたく戴き]
転ぶなよー……あーあ。
[親切心から、駆け出すサシャに声を掛けたのだが。
あんまり意味は無かったようだ]
― 女子寮・キッチン ―
[圧力鍋に刻んだソーセージとジャガイモ、ナス、ニンジンにピーマンとセロリを投下。]
多少色が悪くなるけどスープに野菜の香りがうつるくらいが調度良いから…。
あとはトマトをどさっといれて。
でも野菜のシャキシャキ感がないと文句言ったりするんだよ。
変なところで煩いから。
[最後にバジルペーストをいれたら完成です。]
― 女子寮・サロン ―
[自分の時と同じ結論に達したらしいゾフィアにくすりと笑い。]
それが、一番手っ取り早いと思うよ。
僕らがどう頑張っても、この機械がきちんと文字を伝えてくれるとは思えないし。
できれば文化祭中貸してほしいな。
僕はしばらく女子寮の食堂にいるから、ベネディクトくんのところから帰ってきたら、小説に持ってきてほしいな。
[そう言って、ゾフィヤがベネディクトのところへ行くのを見送っただろう。その後、食堂に向かってポトフを堪能した**]
……そうね。そうするわ。
[素直じゃないゾフィヤには直接言ってもうまく伝えられない気がするが、それは心の中に仕舞い。
戻ってきたら小説を渡す約束をしていると、ジークムントにメールがきたらしい。
携帯に「はーい」と言っているのを見て僅かに目を見開きながらもくすりとして。
そうして男子寮へと向かった。]
エンカウントって、私は何さ。
[くすくすと笑う。]
運命、ねぇ。
運命か……あるのかなー。
まあ、あるならあるで――悪かないけど。
[サシャが走り去った方を見ながらどこか緩んだ顔で]
ホントに飽きない子だね。
―― 男子寮 ――
[前を見ながら単調な足取りで男子寮へと向かう。
ベネディクトがいる部屋はわからなかったから近くにいる男子生徒に聞いて教えてもらった。
やがて部屋にたどり着くとコンコンと軽くノックをして中の人が出てくるのを待つ。]
― 自室 ―
[タン、とEnterキーを叩いて、傍らの携帯を見る。見れば若干の時間]
……遅いな。
ひょっとして何かあったか?
[呟く。勿論同室の男のことではなく、空メールを送ってきた少女のことだ。再度確認を取ろうと携帯を手に取った処で、ノックの音]
……自治会か?
いつもより早いな。
[まだ同室者は戻ってきていない。それでも一応の対応をしようと腰を上げ、「はい」と部屋の中が見えない程度に顔を出して]
……?
と。ゾフィヤ?
[視界に誰もいないのを怪訝に思ったが、すぐに頭ひとつ小さいゾフィヤに気付いて軽く驚きを表した]
何っつーか、会えたらラッキーみたいな?
あれっスね、いつも俺が会いに行っちまうから、エンカウントするのがレアなんでしょうけど。
[笑われれば、首を捻りつつ表現を模索し]
姉御と会うとか、楽しい運命だったら良いっスけど。
決まってるってのは、あんまりスキじゃねーなぁ……。
[少し、ぼやきのように呟いて]
ですよねー。危なっかしいって意味でも、目ぇ離せなくはあるっスけど。
[笑いながらも、また転んでないと良いとか考えつつ。
口の端にチョコをくっつけたまま、寮へと歩いていった。
部屋へ着いた頃にゾフィヤの姿があれば。
彼女が出て来るまで、適当に時間を潰してから戻るだろう*]
/*
女の子としか絡んでない>
恋愛推奨村的には、良いことではないでしょうか(まがお
と言うか、副会長さんがいらっしゃらないから、他2人も、そんな同性と絡んでないので大丈夫だと。
でも、わあ、たらしだ、と思ってみてますg
そもそも私ら適当にたまってること多いしね。
今日はマジでレアだったんだろう。
[くす、と笑って]
――――少しくらいはあってもいい。
けど、選択するのは全て自分。
運命に従うのはそもそも"私ら"の生き方じゃない。
[呟きに――やさしくデコピン。
寮に戻るなら途中までは適当に歩きもして、
別れ際にチョコに気づくと自らの口の端をつんつんつつく。
相手がチョコに気づくか否かはかまわず。]
[やがて扉が開けば、驚いたベネディクトの顔が見える。
どう切り出したものか思案しながら彼の顔を見上げた。]
………。
……あ、………メール。
メールの返事を…。
……私、携帯の操作がわからなくて……
ベネディクト君に間違って送ってしまったみたい。
そう返事をしたかったんだけれど、それもできなくて。
直接返事しにきたの。
………。
……その、…ごめんなさい。
[最後は小声で。
それだけ、と言うと踵を返そうとした。]
― 自室前 ―
は。
あ、おい!
[思わず呼び止める。呼び止めた処で漸く彼女の言葉を飲み込んだのか、メガネを取って、目元を押さえ、かけ直した]
〜〜、……。
それで、携帯の使い方は分かったのか?
サシャには教わってないの?
[戻りかけたところで呼び止められ、足を止める。
眼鏡を掛け直す仕草をじっと見ていたが、やがて言われた言葉に]
………使い方はまだわかっていないわ。
私があまりにも携帯を触らないからサシャも教えるのは諦めていたんじゃないかしら……。
[多分、と付け足して小首を傾げた。]
― 女子寮 ―
[門限を過ぎたか過ぎないかギリギリあたりだろうか。
寮監が怒っているので多分ギリギリで過ぎてたかと
相手の話も聞き流して寮に入る。]
今更じゃない?
祭事でまだガッコ残ってる子だっているしさ。
まあ、そうカッカしないでよ。
[にこりと見せた笑み。
今の時期は門限も多少は緩いのかもしれないけれど
常習犯にはいつも通り。
それをいつも通り答えて歩いていく。]
― 女子寮 ―
[玄関あたりが騒がしい。つい先ほど送り出したばかりの幼馴染が忘れ物でもしたのだろうか?
ふと覗いてみると想定しない顔を見つけてしまう。]
…門限すぎてますよ。イングリッド先輩。
[今日に限っては門限無視も問題視されないし、生徒会も自治会も黙認してる。
それはわかっているけど、つい余計な一言が口をついてでる。]
しょうがないな……
[サシャとゾフィヤ、どちらを指したのか、嘆息して]
最低限メールと電話くらい使えないと持ってる意味がないだろう。
使えないと困るぞ。
……教えようか?
それは今寮監から聞いたわ。
ご進言ありがとう。
[厭味なほどに厭味のない笑顔。]
この時期でも私には厳しいみたい。
[サボる側の人間である時点で
黙認してもらえる権利はそも、ないけれど。]
この時期って… 先輩、準備の手伝いなんかしてないでしょう。
3-Aが何をやるかご存知なのですか?
[寮監の注意もどこ吹く風の相手に言っても無駄だろうとは思っているのです。]
あは、やっぱりそう想う?
正解ー。
3-Aの出し物は知らないな。
やりたい人がやればいいじゃない。
[あくまでも楽観的な物言い。]
…………。いいの?
[使い方を教えてもらえるのは有り難かったが、ベネディクトの都合が気になってしばし逡巡。]
……
ベネディクトが大丈夫なら……お願い。
[そう言って厚意に甘えることにした。
近付いてくる門限の時間が頭を過ぎるが、さほど気にはせずマイペースで。]
それは、まあ、そうなんですけど。
自分のクラスの出し物くらい知っていてあげてください。
生徒会に部活にクラスにって大忙しな人も居るんですから。
[同じクラスのはずの某先輩がここのところ姿を見せないのはそのせいだろう。]
あまり無関心だとウチの男子みたいな目に遭わないとも限りませんし。
何、そう時間は取らないさ。
部屋……は、招くものでもないか。
サロンにでも行こうか?
[ゾフィヤが特に気にしなければ部屋へ、そうでなければ寮内のサロンへ移動する]
ああ、少し携帯を借りていいか?
僕のとそう変わらないと思うが。
ん。
じゃー明日にでも聞いとく。
[ブイサイン。
聞いたところでそれは本当に「聞く」だけなのだろう。]
ああ。 ミヒャエルは頑張るねー。
ま、でも本人が活き活きしてるんだから。
[けれど最後の一言に惹かれた興味はそのままアデルを見て]
何? 何か面白いことでもあった?
本人が楽しんでやってるのは確かだと思いますよ。
[あのポジティブなところは羨ましいと言えなくもない。暑苦しいけど。]
面白いかどうかはわかりませんが。
2-Aの出し物は女装メイド喫茶です。
[そういえばジークに確認するのを忘れていた。
彼は参加を許諾したのだろうか…?]
[部屋でも平気、と言いかけて口をつぐむ。
こういうのは噂になりやすい。ベネディクトに迷惑をかけるのも悪いし、自分が噂になることも気持ちのいいものではない。
サロンに行くことにした。]
携帯? 大丈夫よ。
………はい。
[場所を変えて椅子に座るとポケットに仕舞っていた携帯を取り出し、ベネディクトに手渡した。]
― サロン ―
[もしリヒャルトがいるなら目で挨拶する。にやけた顔をしようと知ったことではなく、適当にやり取りをして携帯を受け取り]
悪いな。
[慣れた手つきで幾らかの確認をした後]
うん、やはりそう変わらないな。
いいかい。
基本機能だからそう難しくない。
[ゾフィヤの隣に移り、画面を覗き込みながらメール、アドレス帳をメインに操作方法の解説。ついでに電話の説明をする]
[2-Aの出し物にぱちりと瞬いた。]
………―――――ぷ、
あっははははは、はは、くっくっく、
[可笑しそうに笑う。]
あっはー、そりゃ災難だわ。
[リヒャルトやジークムントの顔が過ぎるも――]
あの書記さんもやるのかな、女装。
[まだ笑が収まらなくて肩を震わせつつ]
書記? ベネディクトのことですか。
それは何とも。
そもそも男子が納得して企画が通ったのかも良くわかりませんし…。
[クラスの男子の顔を思い浮かべ、了承しそうな人をカウントしてみる。
リヒャルトなら断らないかもしれない。
あのへんの2-3人ならネタ混じりで受けるかも…。
ジークは… サラっとやりそうな気もするし
逃げてしまいそうな気もする…。
ベネディクトは100%逃げる。]
今朝の様子では逃げそうでしたけどね。
見に来るのは歓迎しますけど、本人の前であんまり笑わないでおいてあげてください。
サシャみたいに先輩が来ると逃げるようになっても困ります。
男子は10人しかいないですから。
[軽く肩を竦めると、キッチンを使ったことを思い出し。
挨拶の言葉を残し後片付けのために戻っていきました。*]
[ベネディクトの視線を追い、そこにリヒャルトがいるのなら同じように目で挨拶をするだろう。
そして、確認が終わり説明を受ければそっと画面を見ながら何度か頷く。]
………、アドレス帳ってこう使うのね。
なるほど、メールはここを押す……。
[突然増えた知識に戸惑いながらもなんとか覚えようとする。
これが勉強や魔法だったら覚えやすいのだが、機械相手となると……。]
………。
なんとなく、わかった………。
[そう返事をする声は小さいもので。
ちらりとベネディクトを見てから視線を手元に落とし「ありがとう」と呟いた。]
何となく?
[聞きとがめて中指で眼鏡を押し上げるが]
……確かに、使ってみないことにはどうしようもないな。
短くてもいい。
1日に1度でも触ってみるといい。
最低限扱えるようになるまでは付き合うよ。
[そうして携帯を返し、そろそろ時間だとばかりに寮の玄関まで見送る。その後、彼はゾフィヤに短いメールを打った**]
『おやすみ』
笑っていいヤツしか笑わないって。
相手はちゃーんと選ぶさ。
[それでも笑わないと言い切らないあたりがこの女。]
ふぅん、まぁやりそうにも見えないけど。
逃げそう、か。
サシャのことは可愛がってるのに不思議ね?
[キッチンに戻るようなのには特に呼び止めもせず、
ひらりと手を振って自室へとだらだら*戻る*]
[眼鏡を押し上げたベネディクトの様子に少し困惑したが、1日1回でも触ってみると、という言葉にこくりと頷く。
そうして、見送られて女子寮へと戻る。
まだジークムントが居れば、部屋から100ページほどの原稿用紙を持ってきて手渡すつもりで。]
返すのはいつでも。
それは何かに出すための小説ではないから。
[そう付け足して再び部屋へと戻るだろう。
ジークムントの返事に「おやすみなさい」と返すのに2時間はかかったという。**]
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