情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
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やっと入ったんだよwwww
文字数制限の壁…
(最初は1400バイト以上だったのを削りに削ったんだよ…)
♪ ♪
♪ ♪
[身体にその“音楽”を刻み込み
自然な手つきで、流れるように、自身の笛に息を吹き込む。]
♪
[“最上の演奏”とはどのようなものか?]
♪
[それはひとつひとつ違うもの。]
[たとえ精巧な機械が全く同じ音を奏でても、 ♪
所変われば全くの“別物”。] ♪
♪
[ここではどんな音がする?]
♪ [どんな音が奏でられている?]
♪
[それを識らずに、 ♪
“皆の心鷲掴みにするとっておきのショー”は成り立たない!]
♪ ♪
♪ ♪
♪ ♪
♪ ♪
/*
せっかくだからぺたりしておくんだよ。
♪の色もカラーコードで指定してたんだけど、やむなく…
って感じだねー。
こればっかりは分割できないから
[…は、フェリクス(>>75)の言葉に訂正を入れようかと思ったが、意気込んでいる様子に水を注すのも悪いかと思い直した。]
そうか、なにかヒントになったのならば幸いだ。
…西の門だったな。
完成した頃を見計らって見に行かせてもらうとするよ。
しかし、動く像か。
やはり色んなヤツがいるものだな。
[任務に移るらしいフェリクスに、自分も移動する旨を伝える。]
俺も買い物があるのでこれで失礼する。
それじゃ、頑張れよ。
[フェリクスに手を振ると、フリーマーケットに向けて歩き出した。]
[そろばんの玉を高速で弾いていた指を、
ぱちん!と最後に良い音を奏でて止め。]
――ほい、しめて、242ヘタやざ。
[そろばんを鞄にしまい込み、代わりに懐から
財布を取り出すと、そこから金額ぴったりを指で弾いて数えていく。
そのまま、青年に笑顔の儘、札を手渡す。]
[暫く目の前の美女に扮したランにキラキラとした眼差しを向けていると、おい聞いとんのか?と美人の顔に似合わないドスの聞いた声が発せられる。
だが、それすらも、…にはご褒美にしかなりえなかった。
完全に元はランの姿という事は忘れているようだった。]
やべぇ…俺、新たな道に目覚めそう…
[キツイ美人のお姉さんにきつく言い放たれるのは、初めての経験だ。
でもむしろもっと罵られたい…!。そういった思考が頭の中をよぎる。
だが、目の前の美女は、自分をエスコートをしろとも言っていたことを思い出し、女性をエスコートできないなんて、王子の前に男として情けないと思う。
頬をパンパンと叩くと、緊張して震える手を、そっとランの肩に置く。]
じゃあ、まずは美味しいパスタ屋にでも行くか?コーヒーも美味いんだ。
[ランさえ了承すれば、喜んで目的の場所までエスコートするだろう。]
いってぇ…
[どうやら草の影に隠れていた大きな石に躓いて足を取られただけだったらしい。
猫は残念ながら遠くまで逃げていってしまったようだった。
倒れ込んだ時についた、服や顔の土をパンパンと払いながら起き上がろうとする。
その時にまだアントーニョがここで寝ているようであれば、その姿を発見するであろう。]
……な、なんなんじゃおめえは!?
[男の姿の時と遜色ない程に、
凄みを聞かせた声音だった筈だが、目の前の王子は
全く気にしていない様子だ。
それどころか、嬉々としているようにすら窺える。
気色の悪い事を言い始めるロヴィーノの頬に、反射的に平手が飛び。
彼が避けなければ、ジャストミートしているかもしれない。]
[目を白黒させているうちに、肩に手を置かれれば、
男から馴れ馴れしく手を置かれている状況に――
常ならば跳ね除けるものの、
その手から緊張から来ているらしい震えが伝われば、
無碍に手を払えず。]
…あ、ああ。
丁度、腹減っとったとこやしの…。
[仕事、仕事だと言い聞かせながら、微かに頬が火照る。
そのまま彼の案内に任せて一緒について行くだろう。]
おー。完成した姿を見て驚けなんだし!
ルートヴィッヒも買い物頑張れよ〜。
[激励の言葉をかけてくれたブリキ男ルートヴィッヒ(>>78)に、
ふざけた調子で手を振り返した。
空中に浮き上がり、彼の大きな背中を見送りながら、
猫は体を透明にしていく]
煩い森で戦のように、斧振る闘士の公然勇姿。
名高き女王重なるが、どうやら心がある模様。
油を流す工夫には、玉座も妃も過ぎた物。
麦酒と涙と大工と木樵。こりゃ残念な人違い?
チョップというより、クリップか?
[残された半月上の口は最後に忙しなく動くと、
それを境に*見えなくなった*]
[>>+16 パフィンの言葉に従い7分ほど待っただろうか。
自身に声をかけられたことに気がついた。]
あなたが差出人?
手紙なら確かに受け取ったよ。
[ちらりと手紙を渡したパフィンを見やる。]
僕はイース。幸福な王子の銅像。
こっちはパフィンだよ。よろしく。
[少しだけ、おずおずと差し出された手を取った。]
……?
[王室に入るよりもずっと昔――
動物達相手に、詐欺師紛いの商売もしていた為か、
見事な算盤捌きと口上に、いつの間にか野次馬ができている。]
なんじゃ、見世モンとちゃうぞ。
[そういえば前髪を下ろした儘だった事に気づき、
人から注目を受けるのは、気恥ずかしいらしい。
ち、と舌打ちしてトーリスに無理やり金を押し付けると、
商品をさっさと布袋に入れて。
言い値で売買をさせてくれたトーリスへの礼とばかりに、
集まった客にも聞こえるように感想を漏らし。]
おー、ほんまええ買いモンしたのぉ、此処は珍しいもん、
ぎょうさん置いとるわ。
――ほんじょそこらのガラクタばっか置いとる露店とは、
比べもんにならん位、ええ店やのお。
…商売ちゅーんは、こうやんのじゃ。
今時サクラもおらん店じゃ、マンマにあぶれんぞ、兄ちゃん。
[皮肉な笑いを浮かべ、小声でそう告げてのっそりと歩き出す。
ランの感想を受けて、珍しいもの、と興味を持った周囲の客が、
がやがやとトーリスの露店に集まるだろう。]
さて…ベルもそろそろ起きとる頃かのお。
[卵や整髪料の入った紙袋、布袋で両手を塞がれつつ、
帰路につかんと人混みをかき分けて歩む。
途中で知ってる顔を見る事もあるかもしれない。]**
―染物屋・「Chinees klokje」―
……
[真っ白でふさふさとした耳がぴくりと動く。
むくりと身体を起こすと、くあぁ、とひとつ欠伸。]
……お腹すいたわぁ。
パンケーキでも作ろかな……
[くしくしと目を擦りながら寝所を抜け出すと、台所の方へ。]
お兄ちゃんも食べるかなぁ……
[ひとりごちながら、家に残っていた卵や小麦粉を使って、パンケーキを二人分ほど作り始めた。]
/*
鳩から一撃。
アントーニョさん>
お忙しい中申し訳ないのですが、
パーティに気づいてしまうというロールを今日(更新前)の内に回していただけると助かります。
タイミング的に白では回しづらそうですので、
赤で回して頂いても大丈夫です。
村の流れ説明部分を見ていただければ分かると思いますが、
明日になるとパーティの招待状を送ってしまうので、
明日気づかれてしまっても監視する意味がない、というのが理由になります。
秘儀・回想 という技もあるので、
お忙しい場合はリアルを優先させてくださいね!
急かしてしまうようで申し訳ないです。**
―っ…!!!
[パンッと乾いた音が響き、ランの平手が見事、自分の頬にヒットする。
いきなりの美女からのファーストビンタに…は戸惑いを隠せない。]
ご、ごめん!何か気に障ったか?
[ベッラに失礼なことをしたのだろうかと、とっさに取り繕うとする。
が、同時に何故かベッラにひっぱたかれたにも関わらず、今もヒリヒリとビンタの感触が残る頬に、不思議と高揚感をも覚える自分がいた。
そんな初めての感覚を受けながらも、これ以上ベッラに失礼のないようにと、それらをグッと飲み込む。]
じゃあ、行こうか。
[ランの口から腹が減った>>=20と聞けば、いつもの女性にだけ見せるような笑顔を見せて、そのまま緊張し続け、震えるその手で、なるべく優しく肩を抱き寄せる。
これでいいのか?と、ランの表情を伺うと、微かに火照った表情のランの横顔が見える。]
可愛い…
[ポツリとそう感想を漏らし、自身の頬もトマトのように朱く染まっていくのがわかる。
高鳴る胸の鼓動がおさまらない。
気づけば、いつの間にか見知った通りに変化していたその場所を、…はガチガチに緊張しながら、ランを連れて歩き始めた。]
……。
[マーケットを抜けて、そのまま街を後にする。
普通に歩いて居る筈なのに、歩調は大分遅い。
よく考えれば一睡も出来て居ない事に気付く。
それだけの疲労感では無いというのを理解しつつも、ベルの小屋に付いたら少し休もうと決めた。
布袋を持っている右手の掌が、やたらヒリヒリと痛んだ。]**
やれやれ…
[起き上がって、転んだ時に辺りに散らかした花を集める。
そして、全て拾いあげると、その花達を持っていたゴムで縛って花束にして、まとめあげる。]
ん、こんなもんだな。
こうしておけば散らばらねーし。
[花屋のように上手くはできないものの、上出来だと言わないばかりにその花束を見て、首を縦に頷かせる。]
さ、後はベッラが来るのを待つだけだけど、どうみてもこんな所にベッラなんている気配ねーし、せめてこんないい場所に来るんだったら弁当の一つくらいもってくればよかったな。
[優しい風が吹き、暖かい太陽が降り注ぐこの丘から景色を見渡し、どこか優しげな表情でそう呟いた**]
肝心の場所を書き忘れるという体たらく
1.2.森の向こうのベルの店
3.4.森の木でじたばた
5.丘でじたばた
6.城に飛ばされた
のつもりだったお…
ベルの店行きたかったな…
ダイス振らないで行けば良かった
丘が5だけなのは、ロヴィとアントーニョの再開フラグを嬉々として邪魔しに行くのもどうかと…
気に触ったちゅーか、気色悪いちゅーか!
[王子の頬を張った感触が、現実世界の<ラン>の手にも届くのが解った。
女性の身体や声を得ていても、意識や感情は<ラン>の儘である。
(順応性が増せば、その限りで無いかもしれないが。)
謝る王子に、複雑そうな表情を浮かべつつ、肩を引き寄せられれば、驚いた様に目を見張り。]
……っ!
[青年の顔が至近距離でこちらを窺っていた。(>>=22)
可愛い、という感想を漏らす青年を、咎めようと口を開くが、今は<実技中>だ。
<ラン>ではなく、<女性>に対して使う形容詞ならば妥当だ。
しかし、恥ずかしさに下唇を噛み締める。
一度咳ばらいして、気を取り直す。]
……顔真っ赤。
それに、もっと堂々とせんとな。
自分はどんな女にも見合う、ええ男やと思い込め。
自信持ちながら触りよっさ。
[他人に指摘する前に自分も赤面してるものの、何もせずただデートしている訳にはいかない。
青年の緊張を解す様に、彼の鼻の頭を軽く小突いて笑う。
空間が、舗装された道に変わる。
その先に、洒落た一軒家が見え。
そこは間違いなく、ロヴィーノが自分を連れて行こうとしていた、パスタ屋そのものだった。]
/* んーアントーニョの方回想に回して西門行くか迷うなう。アントーニョと対話できればいいんだが…*/
えっ…いや、これはその…
[顔真っ赤、と指摘され、思わず自らの頬に手を当てる。
普段ならここで、君の可愛い顔に見とれていたんだ、とか軽く言えるものの、実際本気でランに見惚れていた為に、何も言い出せなかった。
そしてランの次の行動に一瞬目をきょとんとさせて。]
あ、あははっ…そうだよな。自信自信と…。
[…の鼻の頭を小突いて笑うランに、思わずつられたのか、自身の頬も緩むのに気づく。
ランに言われたことを自分に言い聞かせ、今度はしっかりとランの肩を抱き寄せると、前方に見える、見慣れたパスタ屋に向け、ランの歩く速さに合わせて足を進めた。]
ここだよ。何食べても美味しいし、何より雰囲気がいいんだ。
[洒落たデザインと装飾の扉を開けると、どうぞとランに店の中に先に入るよう促す。
店内に入ると、やはりよく知っている、外装に劣らず、凝っているアンティークや、家具などが置かれた内装が目に入る。
が、現実と違う点があるとすれば、自分達以外に客がいないことだ。
すぐにやって来た店員に、一番奥の席を案内してもらうと、椅子を引いて、ランに座るよう促す。
ランが座ったのを確認した後、自分も席に着くだろう。**]
[女王と握手をしながら青年はふと思う。
祭り、というものをよく知らない青年が、
果たして助けになるのだろうかと。]
で、僕はなにしたらいいの?
……あんまり役に立たないかもしれないけど。
[弱気になった言葉を、
パフィンが乗った肩と反対方向に目をそらして吐きだした]
/*
わかったで!設定ちゅーかシェスタ中ですまんかったちゅうか
絡みづらいような感じにしてもうて堪忍な!
秘技・回想か……やってみるわ。
*/
― 回想:女王の城―
[畑で収穫したトマトを先日城下町にアントーニョが届けた時のことだ。普段の料理だけでなく特別な馳走である祭料理やトマトを投げ合い友情と情熱に燃える祭の催し物の一つ<トマティーナ>でトマトは使用される。
それだけでなく城にも特別栽培をしたトマトを王室御用達トマトとして出荷している。その為だけに、仕事の為だけに城下町への出入りを継母や義姉たちから許されるアントーニョ。
彼に着いてきていたトマトの精が居なくなっているのに気付き、彼は探し回っていた。]
おーい、どこにおるんー?
えーっと……あれ、名前なんやったっけ?
[アントーニョはしばし腕を組んで考えをめぐらせた末に]
……トマト―!トマト―!どこやのートマト―!
[トマトの精だからトマトでいいだろう。
そうした結論に達した彼は、トマトトマトと叫びながら
城の中を捜し歩き始めた。]
― 回想:女王の城 庭―
まったく、どこにおるんやろ。
はよせんと母ちゃんと姉ちゃんたちにどやされるでほんま。
迷子放っておいて帰ることしてもうたら親分の名が廃ってまうわ。
[そうしてトマトの精を捜している内に、彼は女王の城の庭に迷い込んでしまった。
捜していたトマトの精の姿を見つけて安堵をしたが、どうやら城に居る花たちと話に花を咲かせている様子であった。
世界樹と呼ばれる大樹を始めとした立派な樹から道端に咲く一輪の花まで、大地に根付く植物たちの身体は基本的に移動は出来ない。それ故、情報交換が行われる植物たち独自のネットワークがある。とはいえやはり化身として直に顔を突き合わせて話をする方が数倍も新鮮で楽しいのだろう。]
― 回想:女王の城 庭―
……もうちょい、散歩しよかな。
[他愛もない日常話か。そう思ったアントーニョはもうしばらくだけならば彼らの話が終わるのを待とうと思った。
立ち去りかけたその時、<花たち>が話をしている「ある計画」を耳にした。]
―ねえねえ、知ってる?イイこと教えてあげよっか?ふふふ
―なんやろ?私んとこはあんまし都会の情報が入って来へんのよ。
―うふふ、どうしようかなあ。そんなに知りたい?
―もー、もったいぶらずに教えたってぇなぁ。いけずやわー
―あはは、いけずだって、ふるいふるいー!
[花たちは鈴の音のような愛らしい声でくすくすと笑う。トマトの精も気分を害した様はなく、共に楽しげに笑い声を上げる。]
―回想:女王の城 庭 ―
[一頻り大きく笑い声をあげたところで花たちは顔を互いに見合わせて、遠慮をしない声量でくすくすと笑いながら話し始めた。]
―ナターリャ様から口止めされてるんだよ、噂しちゃダメって
―情報交換だからイイんじゃない?噂じゃないもん
―情報かぁ……あんな、うちんとこのアレがな、昔、泣きべそ掻きながら小さい生意気そうなガキとな……。
[トマトの精が話し出そうとしたが、花たちにそれはもう聴いたと言われてしまう。そうやったっけ?と惚けるトマトの精。]
―しょーがないな。うふふ
噂じゃないもんね、情報交換だもんね!
―お祭りで女王様たちが サプライズパーティをなさるんだって!
[サプライズパーティ……?なんのことやろ。疑問に思ったアントーニョだが、これ以上の滞在が長引くと継母たちからの大目玉を喰らうだけでは済まない。アントーニョは何食わぬ顔で物陰からひょこっと顔を出してトマトの精を連れ、城の者たちに挨拶をして下城した。]
―聞かれちゃった?
―聞かれちゃったかもね
―情報交換だから仕方ないよね
―そうだね、情報交換だから仕方ないね
― 回想終了 ―
―夢から覚めて:丘の上―
ふぁ、誰やったんやろ……。
どっかで見たような覚えがあるんやけどなぁ。
[――アントーニョは、少年時代の彼を誰かが呼びながら走り寄って来た所で目が覚めた。誰が自分の名前を呼んでいたのか、思い出せない。懐かしい母だろうか、そう思って眠気が残る欠伸をしながら草の上から身体を起こした彼は、自身の髪に付いた葉をぱっぱと落とす。夢と同じようにいつの間にか寄り添っていたウサギや野ネズミがぴょこぴょことアントーニョの周りを跳ね回る。]
―寝坊すけシンデレラだね、くすくす
―眠り姫みたいだよ、ぐっすり寝てたね
―私んこと、潰さんでな?頼むわぁ
[起き上がったアントーニョに潰されそうになったトマトの精がぽこぽこと湯気を立てる。茹でトマトになってまうで真っ赤やん、とアントーニョが言葉を掛けるとより一層トマトの精は赤くなった。]
あかん、どれくらい寝てたんやろ……。
今、何時やっけ?
[城下町の中心部にある時計塔に目をやるが、街から離れた此処からでは寝惚け眼のアントーニョの眼では流石に文字盤を良く読むことは出来ない。眼をごしごしと擦るが余計にぼやけるだけだった。**]
[周囲の空気に身を任せる。
笛の音に惹かれて顔を覗かせた野兎にウィンクを飛ばし。
一旦、笛を奏でる手を止めて集まって来た動物や虫たちに、
仰々しい仕草でお辞儀をした。]
やぁ、華麗で愉快な諸君。ようこそお集まり下さいました。
君たちはとても幸運な御伽の住民です。
なんと言っても――…
おいらのショーに参加する権利が与えられるのだからね!
[言いながら、右手を高く掲げて、パチン!と指を鳴らす。
これで、この場に集まった者たちは、
彼の笛の音を再び耳にすればこのように集まってきてくれるだろう。
一種の催眠術のようなものである。]
― 城下町・西門 ―
[ルートヴィッヒと別れてから(08)分後に西門に辿り着くと、
『東門には負けられない』と話すグリフォンと代用海ガメがいた。
そこに空中でんぐり返しをしながら姿を現してみるが、彼等は
チシャ猫の事を知っていたので何事も無かったように流された。
南門では、低い梯子に登って飾り付けに挑戦していたアヒルが
この登場に仰天したあまり足を踏み外して落下しかけたのだが。
フェリクスは海ガメに『何か御用ですか』と訊かれると、驚かれなかった動揺をしまい込んで切り出した]
この度、門の装飾係に任命されたんよー。
で、この辺の住民は何か用意しとるん?
責任者呼んで来て欲しいんだけど〜。
『俺だ』 『貴方だったんですか』
[西の番人との自負があるグリフォンと、深海のような知識がある教師と噂の代用海ガメ曰く、東門に対抗心があるのだが、自分達は至極まともな感性の持ち主であるので、どうやって猥雑に飾り立てればいいのか分からないらしい。前の祭の時はどうだったのかと訊ねると、そんな昔の事を憶えている筈がないと返された]
南のは確かにファンシーでデコラティブになったけどー。
じゃあ西のはちょっとシックでモダンな感じにいく〜?
[フェリクスは百花繚乱、十人十色、異国でいう“文化祭”のような
カオティックで手作り感に溢れた、無数の花と石と彩色された卵の殻とで飾り立てられた南門を思い浮かべた]
そうそう、街からのリクエストがあったんだったし!
えっと、レンガで規則正しくー…。
整然と幾何学模様で、ライオンのカカシってやつなんだけど
これどう? どう? あと幾何学って何?
『子供が嫌う微分と代数と位相が集合したものです。
それとドードー鳥は東地区の住民です』
…美文と台数と移送〜?
『その模様ですから秩序立ったものではないかと。
トランプのスートを組み込むのはどうでしょうか』
『ライオンは素晴らしい。秩序もきっといいものだ』
おう、そうじゃ。
男はどんと構えとった方が女も安心するわ。
その調子やの。
――ッ!?なんじゃ!?
[しっかりと肩を抱き寄せられれば(>>=25)、
男に密着されている怖気は何故か感じずに、褒めてやり。
ハイヒールの為、歩みはやはり遅い。
歩調を合わせて貰いつつ進むと、何故か脇から出てきた
ハツカネズミに、目を丸めて意識を取られ。
あわや転びそうになる。
ロヴィーノにぎゅ、としがみ付く。
ぎゅむ、という音を立てて胸が密着したかもしれない。]
【Ivan Braginski】
―女王の城 廊下―
イース君、ね。よろしく。
うふふ、パフィン君もよろしくね。
[イースとパフィンを交互に見やり、握手をする>>+18。
幸福な王子の銅像、か。
そういえば、そんな子が居たなぁ。
どれくらい前のことだったか。彼のことを聞いたことがある。
誰に聞いたのかは、もう忘れてしまったが。]
/*
胸のサイズ測定値。
(高ければ高い程、ロヴィーノのSAN値がマッハ)
1:A〜Bカップ(今の衝撃でPADがずれた。)
2.Cカップ(ニンゲンの平均値サイズ)
3.Dカップ(ベルと同じ程度のサイズ)
4.Eカップ(エリザベータ公爵と同じ程度のサイズ)
5.F、Gカップ(イヴァン女王の義姉レベルのバイーンドイーン)
6.H以上(ランは、神の神器を持っていた。)
{3}
*/
ふふ。そうだなぁ…
[少し落ち込み気味の言葉>>+19に苦笑する。
昔は金や宝石を身にまとった、素晴らしい銅像だったと聞いていた。
それならばきっと、彼のセンスは良いのではないかと考えて、]
それじゃあ君も、飾り付けを手伝ってくれないかな。
君達より先に来た子にも、同じことを頼んでいるんだ。
なら、スートの形のレンガを並べればええ?
カカシライオンは藁があればいいよな〜。
『藁ならひとっ飛びすれば、ワラワラと落ちているだろう。
猫の笑いのように。よし、俺が調達して来ようじゃないか』
『ではお願いします。歩みが遅い私はここから動きませんので。仕事の早いレンガ職人なら知っていますが、支払う対価がありませんね』
あ、それなら心配無いんよ。予算の宛ならあるんだし。
だから職人の居場所、教えろだし!
[下半身が獅子のグリフォンがライオンのカカシ案に賛意を示し、藁の調達係に名乗り出た。さしずめ三匹寄れば文殊の知恵であろうか。海の学校の先生をしている物知りな代用海ガメが助言をくれた
お陰で、西門の装飾の構想が固まりつつあった。
チシャ猫は西門を離れ、北にある公爵夫人邸に向かう事に*した*]
[この城の住人のセンスはお世辞にも良いとは言えない。
トランプ兵は当てにならないし
(白い薔薇を赤いペンキで塗るくらいだ)
ナターリヤはシンプルなものを好みすぎて、
パーティの飾りつけをするのには向かないし、
アーサーは…飲んだくれの彼が、まともな飾り付けを出来るのか疑わしいところだ。
もちろん他にも住人はいるのだが、彼らにはまた他の役割がある。
とにかく、人手が足りないのだ。]
とりあえず、君の部屋に案内するね。
パーティの準備はそれからにしようか。
[他に聞きたいことが無いのならば、
イースとパフィンを部屋へと案内するだろう。]
―空のどこか―
[ふわり ふわり
トランプ兵は運ばれる。
行き着く先は 風しか知らず。]
[行き着く先は 迷いの森]
…、すまん。今、白いモンが足元に…。
[ただでさえ、肩周りから、ベルと同じ程度のサイズである、
胸の谷間までを露出したドレスを着ているのだ。
今の衝撃でコルセットがずれた気がしたが、
後で直せば良いだろうと考える。
胸がロヴィーノの胸部にむぎゅっしたのは
本人は全く気にしていない。
気を取り直して、パスタ屋まで共に連れ立つ。]
【Ivan Braginski】
―回想 女王の城―
[ナターリヤに仕事を頼んでから、{5}時間経った頃だろうか。
くすくすと笑う可愛らしい声がイヴァンの耳に飛び込んだ>>*22]
…あの子達かな?
[パーティの事はナターリヤが口止めをしていたはずだが、
それでも気になって、執務室の窓から庭を覗く。
そこから聞こえる会話の内容>>*23は、ある意味予想通りのもので。]
…あーあ。聞かれちゃった。
あそこにいるのは、いつもトマトを持ってきてくれる子かな。
[しょうがないなぁ、と言いつつも、その目は笑っておらず。
あそこにいる青年が、うっかり口を滑らさないとも限らない。
さて、どうしようか。]
―回想終了―
――ほぉ、ニンゲンはこんな小洒落たとこで軽食すんのか。
[パスタ屋の外観は、動物しか居ない自分の国に比べ、
明らかに見た目を気にしているようだ。
先に通されれば、レディ・ファーストは心得てるな、と頷き。
内装も、アンティークなものを集めており。
ニンゲンでも、一般庶民が良く立ち寄る、という程
安い店でも無いようだと、改めてロヴィーノの家柄に納得した。
席に案内され、椅子を引かれれば(>>=26)、
こういう行為をされた経験が無いのか、少し驚いた表情で
王子を見つめ。
大人しく椅子に座れば、メニューがひと通り載っているらしいリスタを手にする。
しかし、ニンゲンの言葉は理解出来ても、
文字までは読めないらしい。
ロヴィーノにリスタを手渡し、注文を任せる事にし。]
俺は、字ィ読めんからの。注文は、おめえに任せるわ。
/*
ロールありがとうございます!
後ほど、ナターリヤが<●><●>しに行かせて頂きますね。
あ、そういえばこちら>>#1はご確認いただけたでしょうか?
こちらのミスで更新日がずれてしまったので、
コミット進行をさせていただく予定になっております。
明日の4時に更新するようにコミットさせていただきますので、
セットをし終わったらメモにてコミット宣言をお願いします。
(コミットの方法については、安価先に書かれています。)
こちらがセット発言見逃していたら申し訳ありません…orz
― 迷いの森 ―
[一度、布袋を紙袋を持った腕に下げ直して。
右手を見やれば、赤くなっている。
まるで、誰かの顔を叩いたかのように痛む掌を、
パタパタと振って痛みを飛ばすようにした。
森をよぎって行こうとすると、笛の音に釣られて足がそちらに無意識に向かう。(>>88)]
…笛男か……?
[荷物を手にした状態で、動物達に話しかけている青年を見遣る。
演奏は止まっている為、そのまま通り過ぎるべきかと悩んだが、
奇数:声を掛ける事にした。
偶数:声は掛けなかった。
{5} ]
飾り付けなら、できると思うけど。
[青年が銅像として立っていた昔、
青年が見ていたものは少なかった。
しかしパフィンの話や、天国で見た色んなものを思い出す。
自分でも、今度は自分の手で役に立てるかもしれない]
頑張ってみるよ。……期待はしないで。
聞きたいことはないと思うけど。
パフィンある?
[肩に止まる黒い小鳥に尋ねる。
彼に疑問があれば納得いくまで付き合うだろう。]
[パフィンにも青年にも疑問がなくなったとイヴァンに告げる。
ここに来る前のことを思い出し、
案内をしようとするイヴァンに声をかけた]
これ、疲れたら食べて。
甘いもの嫌いじゃなければ、だけど。
[何やら口上を並べているらしい笛男に、
あまり足を止めるつもりは無かったものの、
冷やかしがてらと、声を掛ける事にして。]
よお、笛男。
祭の練習か?――精が出るのお。
[ついでに、手をそのまま休めようと、
切り株に腰を下ろして割れ物が何点か入っている荷物を、
壊さないように注意しつつ傍に置き。
手の痛みが引けば、再び腰を上げるだろう。]
―城下町 大通り―
[嬢ちゃん!と大きな声で呼び止められ、不機嫌そうに振り返る。
そんな彼女の表情に気づくこともなく、呼び止めた男は口を開いた。]
「さっきトランプ兵が森の方に飛ばされて行くのを見たぜ!」
[ぱちくりと目を瞬かせれば、探してるんだろ?と、機嫌良さそうに笑う。]
情報感謝する。ありがとう。
「いいって事よ!」
[彼女が行く先は一つ。
それは、迷いの森。]
―城下町→迷いの森―
[あべこべの門をくぐりぬけ、森へと向かう。
しかしトランプ兵が迷いの森に飛ばされたとなると、少々厄介で。]
…見つかるといいんだが。
[森、と言うだけあって、あそこは広い。
当然、道が通っていない場所もたくさんある。
チシャ猫があの場に居ればすぐに見つかるかもしれないが、
カエル顔の召使いの話を思い出し、期待できないことを察した。
恐らく彼は、森に居ないだろうから。
トランプ兵が自身の力で探せる場所に居てくれる事を願いつつ、
彼女は迷いの森を目指す。]
しっかしよく寝てるなぁ…。
[丘の上で先程から寝ているアントーニョの前に立つ。
悪戯心からツンツンと指で頬をつついても起きる気配はない。
だが、その寝顔はどこか見覚えがある気がするが、どこで見かけたのかが全く思い出せない。]
…まぁ俺が野郎の顔を覚えていることなんてそうそうねぇしよ。
見覚えある顔って思ったのも気のせいかもな。
[ずっと男の顔を見てても面白くはないので、その場から離れようとした時、アントーニョの手の中にあるトマトのヘタに気づく。]
トマト…そうだ、俺はトマトをここまで探しに来たんだ。
こいつならトマト畑がどこにあるか知ってるかな…。
[幼い頃、この辺りに来た時に、この近くにあるトマト畑で遊んだ覚えがあるのだ。
だが、昔のことすぎて、詳しい場所がわからない。
一先ず目の前の男が起きるのを待つことにした。]
ふわぁ…。
[女の子だったら、自分のキスで目覚めさせてやるのに、何でここで寝ているのは野郎なんだ。
そんなことを考えながらウトウトし始めたころ、アントーニョが起き上がる>>87のに気づく。
城下町の方を見て、時間を確認しようとする彼に声をかける。]
お目覚めだな。辺りはもう夕暮れだぞこんちきしょー…。お前よく寝過ぎ。
で、早速だけど、トマトの在り処知らねぇか?
[相手が起き抜けにも関わらず、偉そうな態度でそう言い放った。]
[その時、強風が吹いた。
片手で荷物を支えると、何かが顔面に張り付いてきた。]
ぶっ…!?
[風に飛ばされて来たトランプモドキらしい。
風が止んだ事で、荷物から手を離す事にして。
手足が生えた状態のソレを、
苦味を噛み潰したような表情でひっぺがして、指でつまみ。
しげしげと眺めながら、強面に睨まれて泣き始めるトランプ兵に首を傾げて。]
…トランプ?
/* トランプに手足〜の表現だったので、このサイズにしてみましたが。
普通におっきかったらごめんなさい。 */
― 城下町・フリマ広場 ―
[…が広場に到着すると、少々人だかりができている露店(>>83)が目に入った。]
ふむ?
何か珍しいものでもあるのか?
[あの店ならば何か見つかるかもしれないと、野次馬を掻き分けながら露店に近づいた。]
【Ivan Braginski】
―女王の城 廊下―
[キラキラと光る宝石…いや、飴玉だろうか。
差し出されたそれ>>+22に驚いて、きょとん、と首をかしげた。]
…もらっていいの?
[こうやって、人に何かをもらうことは少ない。
貢物、と称されるものはよく受け取るのだが、
それとこれはまた違うものだろう。]
…ありがとう。
[何故だかわからない。けれど、嬉しい。
戸惑いながらもそれを受け取って、ポケットから取り出したハンカチに包む。
今すぐにでもそれを口に入れてみたかったが、
客人の前では流石に失礼だろう。]
あとで食べさせてもらうね。
[ドロップの包まれたハンカチを、大事に、大事にポケットへとしまう。
そして、イースとパフィンを客室に案内するために、歩き出した。
彼らを客室へ案内し終えたら、
飾りつけに使用する道具の準備を始める事だろう。]
―迷いの森―
さて、
[迷いの森を目の前にして、彼女は頭を抱えた。
何度かこの森にトランプ兵を探しに来たことはあるが、
あの時はチシャ猫の力を借りて見つけたのだ。
今回はそのチシャ猫が、居ない。]
行くか。
[ここで悩んでいてもしかたがない。
見つからなかったらその時はそのときだ。
またチシャ猫が居るときにでも、訪ねればいいのだから。]
/*>>99大きめのサイズを想定していましたが、
大中小サイズがあると可愛いのでそうすることにしました(キリッ)*/
[森に足を踏み入れて(01)分。
かすかに聞こえてくる笛の音>>76に、足を止めた。]
…ルー、か?
[以前街で出会った青年を思い出す。
この笛の音は、彼のものではないだろうか。
もしかしたら、そちらにトランプ兵が飛んでいったかもしれない。
もしそこに居なくても、笛の音の主がトランプ兵を見ているかもしれない。]
無闇に歩き回るよりは、聞いてみたほうが良いだろうな。
[笛の音を頼りに、とまっていた足が再び歩き出した。]
……。
………………。
…………?
[ どうやら疲れていたらしい、あのままベッドに飛び込み、そのまま眠っていた。
ふあぁ、とあくびを一つすると、甘い香りが鼻をくすぐって振り返る。
視線の先にあったテーブルには、小さなティーセットが置いてあった。 ]
……!
お、おやつってこれ(>>*11)ですか?
[ テーブルに駆け寄ってみると、傍に小さな、手足の生えたトランプの小人(?)がいることに気づく。
彼らは小さな体をせっせと動かして、大きなポットをテーブルに置こうと頑張っていた。 ]
ここの召使いってやつですか、お前ら……?
[ ぱたぱたと動きながら、お茶会の準備――ティースタンドにケーキやサンドイッチを載せている――に務める彼らを、興味深そうに眺めていた。
それらが終われば、トランプに導かれるまま、お茶とお菓子を味わうだろう。
誰かが入ってくることがあれば、喜んで招き入れるはずだ ]
/*
>ランact
トランプが普段、自力で帰ってきている頃にはすっごい小さくなっていそうです……
*/
[さて、と。そろそろ今日は街に戻ろうかと思っていたところで、
ラン(>>94)に声をかけられた。]
あっ、ランじゃん!
練習?んんー、そんなとこかな?
[手を挙げて応えると、傍らの大きな荷物が目に入る。
そういえば、昨日の騒ぎでベルの手にしていた大量の卵が
悲惨な状態になってしまっていた。]
…そうだ。結局昨日はランにご馳走してもらっちゃったじゃんね。
ごめんねー!でもありがとなんだよー!
[謝辞を述べると、思い出したようにぽんっと手を打ち、
近くの野花をいつくか摘んで小さな花束を形作る。
大きく息を吸い込んで、ふ、っと花束に息を吹き込むと
ぽんっと花束は、小さな花の妖精に姿を変えた。]
お礼といっちゃあなんだけど、この子譲るんだよー。
1日で昇華しちゃうけど、簡単なお遣いくらいならできると思うよ!
/*
ちなみに中の人の記憶が正しければ、アフタヌーンティはスコーン・サンドイッチ・プチフール(ケーキ)でセットのはず
(違かったらpgrすればいいのです)
意図的にスコーン外しましたごめんなさいなんだか今すっげー後悔しているのですよ解せぬ
*/
[――と、彼に妖精を差し出した、その時。
突然強風が吹き、何かが飛ばされてきた。
ランにつままれてバタバタと手足を動かしもがく…]
とらんぷ??
[きょとん、と目の前のそれを眺めるのだった。]
てなわんトランプじゃあ。
ちゃがちゃがにされつんたくなきゃ、静かにしね。
[わめきつつ手足をじたばたさせているトランプに、
にこやかに喚き続けた後の死亡宣告を告げ。
トランプ兵は、息を殺した様に静かになった。]
ん?――ああ、貸した金は、十日で5割増えよる。
[何かを呟き掛けたが、
彼の奇術で花の妖精が現れれば(>>103)、
それに気を取られて口をつぐみ。]
ほー、ほんな芸当もできるんか。
こいつ、もろうてええんかの?
[妖精が、頭部の耳に興味を持ちながらこちらに飛んでくる。
文句も無いので、そのまま耳を監察させてやった。]
[笛の音が止まり、代わりに聞き覚えのある男の声>>88が聞こえてくる。
演奏中に邪魔してしまうのもどうなのだろうかと思っていたのだが、
今ならきっと、彼の話を聞くことができるだろう。
そう考えて、歩く速度を上げる。
そこで―]
…?
[先ほどとは違う、男の声>>99。
こちらも聞き覚えのある声だったが、どこで聞いたのかが思い出せず。
(07)秒ほど経過してから聞こえた「トランプ」という言葉に反応し、ナターリヤは走り出した。]
[見えてきたのは、二人の男の姿。
一人はルー。もう一人は…フリーマーケットに居た、狐の男だ。
男が掴んでいるそれは、ナターリヤが探しているトランプ兵。]
すまない、そのトランプ兵なの…だが、
[二人に声をかけようとしたその時。
男の声>>105に驚いて、踏み出した足をピタリと止めた。]
…流石、ハートの女王のお膝元は違うんだよー。
トランプも歩くんだねぇ。
[まじまじと泣きながら震えているトランプ兵を眺める。
ちょこまか動く様が可愛らしいなぁ、なんて考えていると。
そのすぐ横でにこやかに告げられた言葉(>>105)に
自分へ向けられたものでもないのにゾクリと肩を震わせ、
何事か呟きかけた台詞(>>105)には気付くことも無く。]
…はっ…。ん。
うん!良ければ貰ってよー。
笛を介さない術はやっぱどうしても弱くなるから、
おしゃべりとかはできないんだけどねー。
[彼が妖精に興味を示してくれたことに安堵する。]
はて、こいつは城まで返さないけんかの。
[そう、女王の妹に声を掛けたが、恐らく届かなかっただろう。
思っていた以上に珍しい生き物だ。
国にこっそり持ち帰って、見世物小屋にでも売りさばけば、
銭稼ぎになるな、と思案していたが――
その女王の妹の姿(>>108)が見えれば、それはやめる事にした。]
おう、ねーちゃ…女王陛下の妹君やったの。
こいつ、なんぼで買い取る?
[女性に対しても、特に贔屓するつもりは無いらしい。
冷笑を浮かべながら、静かに問いかけた。]
確かに珍しいのお。
ああ、こんなもんがうろうろしとること知っとったら、
網でもこさえて持って来たらよかったわ。
売りさばけば、ええ金になる。
[夢がある住人達に感心しているらしい笛男(>>109)の言葉とは、
裏腹に――ビジネスの価値がある生き物だらけ、と嗤い。]
ほんじゃこの子はもろうて行くでの。
ベルが祭の支度に忙しゅうてかなわんやろし、
あいつの手伝いでもして貰うかの。
/*
ラインケ狐自体が、悪人キャラやからな。
このスタンスは、共鳴会話次第で崩すかもしれんが、
それ以外では崩さん方がええやろ。
*/
金、か。
[男の威圧的な物言い>>110に怯える事は無く、
ナターリヤは笑う。]
それに、どれだけの価値があると思う?
[男が手にしているそれを、指差す。]
ただの、トランプにしか見えないが?
[トランプ兵。
それは、ハートの女王がトランプに魔法をかけて作り上げた、兵士。
そう。彼らは、トランプである。]
―染物屋・「Chinees klokje」―
〜♪ 〜〜♪
[兄が色々としている事を知らないベルは、軽食を食べた後、結局出かけないまま仕事部屋に来ていた。]
んー……これならえぇかな。
[兄へのプレゼントする予定のハンカチの具合を確かめ、これなら渡せるだろうと満足げに頷く。]
ロヴィ君のもあとちょっとやし、今日のうちに仕上げとかなあかんね。
明日はお菓子作りで忙しいやろし……
[ぶつぶつと呟きながら、ロヴィーノからの依頼品を出してきて作業を始めた。
来客や兄が帰ってきたならば、直ぐに気づいて応対に出るだろう。]
[女性の声一つ(>>112)で、トランプ兵だったモノが、
急に全く息吹を感じない、無機物なモノになっていた。]
――!?
[トランプを表裏にひっくり返して、まじまじと見つめる。
しかし、それは、なんの変哲もない、普通のトランプに見えた。]
[背後に人の気配を感じて振りかえると、
そこにはナターリヤが立っていた。]
わ、ナターリヤまで!
どうしたのさ、こんな森に――…
[声をかけようとしたところで、『女王陛下の妹君』
と呼ばれたのが聞こえ、一瞬耳を疑った。
いや、おいら、耳には自信あるんだけど。そうじゃなくて。]
…えっ。
女王陛下って、あの女王陛下?えと…確か…
「イヴァン・ブラギンスキ陛下」…だよね。
えぇぇ、ぜんっぜん知らなかったんだよー!
昨日街で見かけた時も、一際輝いて見えたのはその所為かな?
[…が露店(>>)の商品を見ると、見たことも無いような商品が並んでいる。]
なるほど、人だかりもできるわけだ。
[品揃えに頷くと、店主の男に尋ねた。]
何か、ビー玉の代わりになりそうな頑丈で丸いものは無いか?
5〜6個欲しいのだが。
ああ、種類が違っても構わない。
[…は、財布を取り出しながら店主の様子を伺っている。]
トランプ兵が自主的にトランプに戻ったのではなく、
ナターリヤが戻しました。
イヴァンとその妹のナターリヤのみが使用可能。
でもナターリヤはあまり魔法が得意ではないので、
極力使わないようにしている。
しかし、トランプ兵を作り上げるのはイヴァンにしかできない。
というすごくどうでもいい裏設定。
[興奮しながら話す傍ら、売りさばく、という言葉(>>111)が
聞こえ、思わずばっ、とランへ向き直る。]
売り…っ!?
この子たちってハートの女王のお城の子たちじゃないの!?
え、う、うん。
[…は、目をぱちくりさせている。
ところが、ナターリヤに促されるまま(>>112)ランの手元のトランプ兵へ
視線を向けると、そこには何の変哲もない一枚のトランプがあるばかり。]
[ああ、流石はハートの女王のお膝元。
この街では驚かされてばかりだ!
…は、改めてそう実感した。]
……、魔法か。
ほんなん、信じとらんかったが――この国には“あ”るんやの。
[自分の妖力も、他人から見れば同じようなモノだろう。
しかし、他者に干渉して捻じ曲げる事は出来ない為、
ぽつりとそう呟くと、いい加減手の痛みも引いたのか、
腰を切り株から上げて。]
ほんじゃ、この、<タダのトランプ>は、
妹君にくれたるわ。
俺は、一枚でなんもできん――
金が掛からんゲームにもならん、
<たった一枚のタダのトランプ>には興味ないでの。
[鼻を鳴らして、そのトランプ兵だったものを、
女性に手渡した。]
お前はそのトランプに、どれだけの値段をつける?
たった一枚のトランプでなにが出来よう。
そのトランプを、返してくれないか。
[驚いた様子の男>>116に、手を差し出す。
それでも返してもらえないのであれば、それでいい。
一枚のトランプでは、なにも出来ないのだから。]
って落とそうとしたら返って来た>>120
しかも内容かみ合ってるしラン兄ちゃんマジエスパー
よっこらせ、と。
ほんじゃ、――そろそろ、俺は帰るわ。
妹が小屋で起きとる頃やしな。
お二人サン、ええ祭を。
[荷物を持ち上げると、再び両手は塞がった。
彼らを一瞥して――、
女王の妹には明らかに悪意の篭もった瞳を向けて。
そのまま、森から立ち去り。]
[迷いの森→染物屋・「Chinees klokje」]
― 染物屋・「Chinees klokje」 ―
[小屋の戸口まで来るものの、
両手が塞がっている為に、ドアが開けられず。
鳴り鈴があった為、それを小指の先で引っ掛けて鳴らし。]
ベルー?おるかの?
今帰ったけど、手ェふさがっとんじゃあ。
かやしたらいけんげや。
おるんやったら、開けねまー?
[間延びした声で、中にいるかもしれない妹を呼ぶ。]
話の分かる奴が拾ってくれたようで、助かった。
ありがとう。
[差し出された一枚のトランプ>>120を受け取り、
ポケットへと滑り込ませる。
後で、兄に魔法をかけなおしてもらわなければ。
まさかここで魔法を使う事になるとは思っていなかった。
…元々、自分は兄と違って魔力が少ないのだ。
襲ってくる倦怠感を表に出さぬようにしながら、驚いている様子のルー>>117>>119に視線を向ける。]
ああ。私の兄は、イヴァン・ブラギンスキだ。
[誇らしげに、兄の名を口にする。
敬愛する兄の名が彼の耳にまで届いている事が、ナターリヤは嬉しかった。]
あ、お兄ちゃん?
おるよー!おかえりー!
[兄の声(>>122)が聞こえたので、急いで玄関へ向かい、扉を開けた。
嬉しそうに、尻尾をぱたぱたと揺らしている。]
[そこで、男が荷物を持ち上げる>>121。
チラリと見えたそれは、トーリスの露天に置かれていたもののような気がしたが、
そうであろうがそうでなかろうが、彼女には関係のない話だ。]
お前も、な。
良い祭りを。
[売り言葉に買い言葉…とまではいかないが、
男の声調に合わせて言葉を返す。
鋭い眼力で男に睨まれれば、
怯える事なく自身も鋭い視線を男に投げかけ]
ふん。
[(08)秒後には、男の背から視線を外した。]
[そこで、男が荷物を持ち上げる>>121。
チラリと見えたそれは、トーリスの露天に置かれていたもののような気がしたが、
そうであろうがなかろうが、彼女には関係のない話だ。]
お前も、な。
良い祭りを。
[売り言葉に買い言葉…とまではいかないが、
男の声調に合わせて言葉を返す。
鋭い眼力で男に睨まれれば、
怯える事なく自身も鋭い視線を男に投げかけ]
ふん。
[(06)秒後には、男の背から視線を外した。]
ただいま、待たせて悪かったの。
ベルの為に、兄ちゃんぎょうさん土産買うてきたで。
[戸を開けられれば(>>124)、可愛い妹の姿が見えた。
抱きしめたいのは、荷物で手が塞がっている為に堪えつつ、
(同じく自分の尻尾も揺れている。)
恐らく、妹以外のこの世の生物が、一生拝む事も無いような
気の緩み切った笑顔を、彼女に向けると、
そのまま小屋内に入ってゆき。
台所に紙袋を置いておく。
そのまま布袋を手にして、ベルの元に向かい。]
/*
ランRPでデレ笑顔が使える日が来るとは!!!
そして、キャラ壊しに至る捏造は〜と言いつつ、
自から破壊する辺り、本当に酷いですね。(まがお
*/
[不思議の国は魔法の国。
そんな国の女王陛下ともあらば、その魔力はいかほどか?
ランはつまらなそうにトランプをナターリヤへ差し出し、
切り株から腰を上げると、こちらを睨(んだように見えた)み、
その場から立ち去っていった。]
…うん、よい、お祭りを。
[ピリピリとした空気を敏感に察知して
そう彼にかけた言葉は少しだけ引き釣っていたかもしれない。]
[不思議の国は魔法の国。
そんな国の女王陛下ともあらば、その魔力はいかほどか?
ランはつまらなそうにトランプをナターリヤへ差し出し、
切り株から腰を上げると、こちらを睨(んだように見えた)み、
その場から立ち去っていった。(>>121)]
…うん、よい、お祭りを。
[ピリピリとした空気を敏感に察知して
そう彼にかけた言葉は少しだけ引き釣っていたかもしれない。]
─ 回想 ─
[狐耳の男は、沢山の小さな玉が付いた…には見知らぬ何かを取り出した(>>77)。
これまでの男の行動により、武器だろうかとぎょっとした顔つきで…が見つめていると、次々とその小さな玉を弾き出す。
ぱちぱちと鳴る音が、まるで音楽のように聞こえたのは…が、それを知らない所為だろうか]
なんだろう…?
楽器見たいだ…。楽しい音だなぁ。
[ぼそりと、ひとりごちている間も、狐耳の男は指を止めない。
軽快に音楽を鳴らしながら、男は軽い口上で差し出した品に値段をつけていく。
その値段は(30%3=n){n = 0:相場通り 1:相場よりも高い 2:相場よりも安い}のものだった。
丁寧とはいえない手つきで札を寄越す男の表情は、おそらく今までで一番自然な笑顔だろう。]
ううん、買いに行かせてしもてごめんなー。
うちも一緒に行けばよかったわぁ…重かったやろ?
[「待たせて悪かった」と言われれば、首を横に振って。]
えっ、お土産?
ほんまに?むっちゃ嬉しい!お兄ちゃん大好きや!!
[「お土産」と聞けば、満面の笑みを浮かべ、千切れんばかりに尻尾を振りながら兄に抱き着いただろう。]
/*
Cはチシャ猫かな?結構話してる感じするから、
ここCなら、打ち合わせ程度しか赤でしてなさげ。
ベルも、昨日の発言の減り方省みるに、
ある範囲な気がする。
と真面目にC予想。
*/
【Ivan Braginski】
―ピーターの部屋の前―
ピーター君、居る?
[コンコン、と扉をノックして、少年が出てくるのを待つ。
物音はする>>+23のだから、彼は部屋に居るだろう。]
[>>128 (30%3=0) 相場通りの値段らしいが、宇宙からタダ同然で持ってきている…には知る由もなかった]
はい、242ヘタですね。
ちょうどお預かりしました。
…妹さん、喜ぶと良いですね。
多分お兄さんからの贈り物であれば何でも嬉しいとは思うんだけど…うん、少しでも喜んでくれたら俺も嬉しいな。
[狐耳の男自身はただの怖い人だという印象しか…は持っていないが、妹の話が出てきてからは、優しさも持ち合わせているのだろうと予想が出来た。
そうでなければ、わざわざこんな土産など買わないのだろう。
しかも払った金額は誤魔化すことなくぴったりだった。
まだ少し怖いが、すっかりとても良い兄という印象に変わっていた]
──なんじゃ、見世モンとちゃうぞ。
[扉が開かれれば、イヴァンはピーターに話かける。]
おやつ届いたんだね。よかったぁ。
まだ食べていないなら、食べてからで良いんだけど。
[そこで少し喋るのをやめ、恥ずかしそうに頬をかく。]
飾りつけするための道具…なんだけど。
どんな飾りがいいかとか、選んでくれないかな。
僕一人じゃよくわからなくて。
[それに、用意する数も多い。
一人で準備するのは至難の業だ。
トランプ兵に任せてもいいが、
どうにもおかしなものを持ってきそうだったため、任せようとは思えなかった。]
[一通り商品とお金の交換が終わると、少しだけばつが悪そうな顔をして男が声を上げた(>>82)。
…も、釣られて顔を上げるといつの間にか人だかりが出来ていたらしい]
ひぁ…!
[悪いことではないだろうが、予想もしない事態に…は情けない声を上げる。
もともと目立つような性格ではないため、大勢の中の中心と言うのは滅多にないことだった。
見られている恥ずかしさに慌てていると、更に狐耳の男が追い討ちをかける(>>83)。
途端に周囲の野次はどよめき、お互いの顔を合わせているのが見て伺えた。]
あ、いや、別に俺の持ってきたのそんな大層なアレじゃ…!
ガラクタじみたのも一応ありますから!
[何故か…が、狐耳の男の発言を否定していると、ニヤリと口角を上げて男が小声で呟いた]
──…商売ちゅーんは、こうやんのじゃ。
──今時サクラもおらん店じゃ、マンマにあぶれんぞ、兄ちゃん。
[居心地が悪そうにしているルー>>127に気づき、眉尻を下げる。]
……、
[しかし、気の聞いた言葉が出てこない。
しばらく視線を彷徨わせた後、口から飛び出た言葉は]
…すまなかった。
[なんのひねりもない…しかも、言われた方は何故謝罪されたのかもわからないかもしれない、謝罪の言葉だった。]
[商売と言うものに精通しているのだろうか、さっきの声もどうやら…への商売への応援のようにも感じられる。
そのまま商品を持った狐耳の男は、…の店を後にして去っていった。]
あっ!
その、すみません、色々とありがとうございました!
また機会があれば是非、今度は妹さんも一緒にどうぞー!
[その背中に慌てて礼と、何度目かの謝罪を口にする。
ちゃんとお金を払ってくれた上に、宣伝(?)までしてくれたのだ。これほどの客はいないだろう。
本当ならもっとお返しをしても良いくらいだが、すぐに狐耳の男は人ごみに消えていった。
きっと、…の声は届かなかったかもしれない]
[男がいなくなると、周りにいた野次馬が少しずつ客へと変わった。
あれはないか、これが欲しい、次々に注文を受けて…は、目まぐるしくも狭いスペースを動き回り次々と対応をする。
決して手際が良いとは言えないが、持ってきた品物の93%が売れ、このときまでに81*10ヘタの売り上げを記録した。]
─ 回想終了 ─
[一緒について行きたそうだった妹の様子(>>39)を過ぎらせ。
荷物を持ち運ばせた事に対しての心配(>>129)を聞くが、
首を緩く横に振り。
土産(>>68 >>69)の入った布袋をテーブルの上に、
壊れないように優しく置き。]
はは、ベルを驚かせたかったんじゃ。
珍しいもんばっか置いとる店見かけたもんでの。
あと、この妖精も――笛吹きの男からもろたわ。
一日しかもたんらしい(>>103)が、手伝い出来るらしいで。
[抱きついてくるベルの身体を優しく抱きとめて、
ふわふわと浮かせるように、彼女の身体を抱きかかえた。
どう見てもシスコンにしか視えない姿だったが、
突っ込む者が居れば、ランの手によって焼き殺されて居ただろう。]
[ まだ湯気の立つ熱い紅茶に、ふぅ、と息を吹きかけて冷ます
砂糖をたっぷりと入れた甘い紅茶を味わいつつ、ティースタンドから小さな苺のケーキを小皿に置こうとするトランプの小人を見ていると、
不意にコンコン、とノックの音が鳴る>>*31 ]
「――ピーター君、居る?」
[ その声には聞き覚えがあった。 ]
あの女王様ですか?
[ 一旦カップをテーブルに置くと、ドアを開けるべくそちらへ向かう
さして迷うことも無く、ノブをひねって相手を迎え入れた ]
― 回想(マーケット) ―
…俺の目ェつけた店は、必ず繁盛するんやざ。
招き猫も裸足で逃げ出すわ。
[礼を告げる声(>>133)は、
ランのニンゲンの比較にならない聴覚には、
しっかりと届いていたらしい。
客足の途絶えない彼の売り場を一度だけ振り返って、
満足そうに笑った。]
[直視するとカチンコチンに固まってしまうようなランの視線を受け、
ナターリヤも負けず劣らず鋭い視線を彼に投げかける。
突然彼女から謝罪の言葉(>>132)をかけられ、
その様子を見ながら、んん、と唸った。]
…ねぇ、ナターリヤ。
ラン――ああ、さっきの狐の男のことね。
あいつのこと、悪く思わないでほしいんだよー。
おいらも初めて会った時、すんげー怖くて
食べられるかと思っちゃったんだけどさ、
そんな怖い奴じゃないよ、あいつ。
だからそんな顔しないでよ。
ほら、あの花だって君が悲しむと萎れてしまうよ!
[にっこりと優しく微笑みながら、ね?と首を傾げた。]
まあ…祭の合間に、ベルとまた顔出してやってもええな。
しかし、祭が済むまでに――骨の折れる仕事もある。
元気やったら考えとくか。
[どこか、憔悴しきったような――
気恥ずかしそうな表情で、ぼんやりと呟いた。]
― 回想終了 ―
[ 扉の向こうにいたのは、予想通りイヴァンだった ]
あ、女王様!
おやつすっごい美味しそうなのですよ!ありがとうなのですよー!
[ まず真っ先にそのことを話すと、彼の言葉を聞いて>>*32 ]
飾り付けですか……。
ぴー君正直やったことねーですけれど、出来るですよ!
ぴー君に出来ないことはない筈なのですよ!
[ 胸を張って言い切った。
彼の指示があれば、素直に従うだろう。だが今は、ケーキを食べたい気の方が勝っているようだ ]
[次々と現れる客に対応していると、新しく客が目の前に現れた(>>118)。
いかつい男は、スペース内の品を定めるように見ていた。]
[雰囲気は先ほどの狐耳の男よりは大分、とても、ものすっっっごく柔らかいが、体つきが…よりもかなりむきむきしているため、少しだけ引け腰になったのに気づかれたかどうかはわからない。]
おわっ…ととと。
あ、えっと、いらっしゃいませ!
何かご入用でしょうか、ゆっくり見てくださいね。
[驚きに声を上げるが慌てて口を塞いで、取り繕うようにぎこちなさを乗せた笑顔を向ける。
どうやら男には目的の品があるようで(>>118)、具体的な要望を告げた]
うん、むっちゃ驚いた!
そないに珍しいものなん?中身見るの楽しみやわ!
[抱きかかえられて(>>134)、さらに嬉しそうに耳をぴこぴこと動かし。
彼女も兄に負けず劣らずブラコンであるようだが、気に留める様子はない。]
笛吹き…ルー君の事やろか?
ほな、今度会うたらお礼せなあかんね。
[妖精を見て、「かっわえぇなぁ〜…」と呟きつつ。]
あ、お兄ちゃん、お腹すいてへん?
パンケーキ焼いたるから、お腹すいとったら好きに食べてな。
[自分のプレゼントのハンカチはいつ渡そうか...なんて考えつつ、嬉しそうに目を細めた。]
「シンデレラ」アントーニョ トールが「時間を進める」を選択しました
いや、あの男の事は、別に…。
[ルーの優しい微笑み>>136に、口ごもる。
あの男―ラン、という名の男の事は、そこまで悪くは思っていない。
第一…いや、第二印象はあまり良くなかったが―]
あの男は、トランプを返してくれた。
………そこまで悪い奴ではないとは思っている。
[向こうはこちらに悪意を持っている様子だったが、というのは飲み込んで。]
私が悲しむと花が萎れる、なんて話は初めて聞いたな。
[ふ、と微笑んだ。]
えっと、ビー玉…ですか?
ビー玉…ビー玉…。んーっと、ちょっと待ってくださいね。
[背後の箱を探りながら、(08)分後に…は手に持った商品を男の前に置いた]
こちらなんていかがでしょうか?
【銀河系惑星】の小型モデルです。
太陽から始まって冥王星までの惑星を小型にしました。
ビー玉のようなガラス球ではなく、透明度の高い鉱石で出来ています。
叩いても熱しても振っても落としても滅多に割れることはありません。
そしてこうすると、
[いいながら、…は商品を掴んで空に放り投げた。バラバラに地面に落ちると思ったそれらは、ふよゆよと宙に浮かんでいる]
飛行石の成分が入っているので、こうしてインテリアになるんです!
[…短時間での集中した接客で鍛えられたのか、…は自信満々に商品の説明をする。
はたして(>>118)が気にいるかどうかはわからない。もし、これ以外のものといわれたら普通にビー玉を取り出してくるだろう]
【Ivan Braginski】
うふふ、気に入ってもらえたみたいで良かった。
[ピーターの礼>>+25を聞き、嬉しそうに微笑む。
彼の言葉からまだおやつを食べていない事を察したイヴァンは、
クス、と笑ってピーターの頭をぽふぽふと撫でた。]
うん、よろしくね。
ピーター君がおやつを食べてる間に、もう一人の子を呼んでこようかな。
君と一緒で、飾り付けをお願いしてあるんだ。
[それじゃあもう少し待っててね、とピーターに手を振ると、
今度はイースの部屋へと足を向けた。]
―ピーターの部屋→イースの部屋―
ああ、買うてきたもんは、俺が今まで見た事も無いような、
ちっかっぺ珍しいもんやっちゃ!
多分、誰もこの国で持っとらんもんばっかやざ。
後で、ゆっくり開けてみたらええ。
[彼女の身体をひとしきり抱きかかえて満足すると、
地面に優しく下ろしてやり。
尻尾は妹の喜ぶ声や表情で、相変わらずせわしなく動いており。]
パンケーキか、助かるのお。
腹減ってたし、折角やから――
――……あ。
[何かを思い出した様に、途中で口をつぐむ。]
…ほやった、
――兄ちゃんさっき飯食うて来てもうたんじゃ。
ほやから、ちょっと昼寝したらその後に食うからの。
それまで、兄ちゃんの分――とっといてもろうてもええか?
[実際は空腹だったが、それを上手く誤魔化して。
そして、事実として寝ずに動きまわって居た為に、
少しの休息を取りたいから寝床を提供してくれ、と妹に頼んだ。]
[…は、商品説明に(>>141)渋い顔をした。]
うーむ、用途的に浮くのは困るな…。
珍しくて良いモノだとは思うのだが…。
ちゃんと転がるモノは無いか?
[やや申し訳無さそうに店主に尋ねた。]
/*
こうやって、他の人から見たらCかコイツ?と思わせつつ
(三食おやつ付き〜)
さりげなく、共鳴COもしておきます。
ロヴィーノが、白ログノーヒントなら、
私がフラグ立てといた方が良いね。
*/
/*
ロヴィーノがノーヒント気味で動いてる感じがするので、
こちらの方でさりげなく、共鳴(orC)っぽいフラグ撒いておきますね。
共鳴イベントを表でフラグ立てはしなくて結構です。
*/
― 城下町・公爵夫人の別邸 ―
『お陰で怒りを主題にした曲が、またこの世に生まれ落ちました。
私が母で貴方が父です。…子の産声を聴いて感想を仰いなさい!』
[裾の広がりを抑えた薄青紫色の短いドレスに、ズボンを履いた
公爵夫人はそう宣言すると、優雅にグランドピアノの前に座し、
戦慄の旋律を奏で始めた。それをカエル顔の召使いは直立不動
の姿勢で聴いている。鬼気迫った様子で鍵盤に叩き付けているのは怒りの感情なのだろうが、音楽表現として素晴らしいものだった。
居間の少し離れた位置にあるソファに腰掛けている公爵は、
一心不乱にスケッチブックにその光景を写生していた。
その横に急にチシャ猫が現れる]
……ブベ、何してんの〜?
『わっ、フェレクちゃん! ごめん、今いいところなの。ケーキ食べていいから、演奏が終わるまでちょっと静かにしててくれる?』
[亜麻色の長髪を後ろで一つに纏めた公爵は、トーンを落とした小声で、テーブルの上のケーキをフェリクスに奨めた]
へぇ…お兄ちゃんも見たことあらへんもんやったら、相当珍しいんやろなぁ。
[そないに珍しいんやったら、高価かったんちゃうかな…と思った事は口にはせず。]
うん、わかった。パンケーキは取っとくさかい、食べたくなったら食べてな。
寝る所は、嫌やなかったらうちが寝てた所使てえぇよ。
あそこがいっちゃん気持ち良う眠れるんやで。
[兄が何かをごまかした事には気づかず、にこにこしながらランを寝床へ案内しただろう。]
[ここは、城下町の北地区の一角にある公爵夫人の別邸である。
公爵夫人の本邸は女王の城から{5}kmほど離れた地にあるが、
祭の季節など年に決まった数ヶ月間は貴族同士の社交の習慣か
流行か何かで街に滞在するのだった。作家の真似事をしている
公爵曰く、創作活動にもいい影響があるらしい]
『一体いつになれば貴方は、他人の家を正式に訪問出来るように
なるのですか? 出入り禁止にすると再三通告しているでしょう』
だって、なんか取り込み中だったみたいだし。
…っていうか、どうやって俺の出入りを禁止するん?
[珈琲を飲み落ち着きを取り戻していたが、チシャ猫の口上に再び
怒気を帯び出し、微かにカップを震わせて皿の上に置いた公爵夫人を、目聡い公爵は見逃さず『この子に怒るだけ無駄ですよ!』と尤もな事を言って仲裁に入る。納得したのか、彼は猫に用向きを訊ねた]
[やっと笑顔の戻ったナターリヤにほっとする。(>>140)]
ふふ。
やっぱり、女の子は笑っていた方が可愛いんだよ。
[そうして、またも芝居がかった手つきで膝を付き、手を差し出す。]
さぁ、姫。
宜しければ、このナイトがお伴をいたしましょう。
…なぁんて。
[もったいぶった台詞から一変しておどけた口調に。
すっくと立ち上がり、軽く膝を払う。]
お仕事の邪魔にならなければ、街まで一緒に戻らない?
ありゃ。
……浮いちゃダメでしたか…。
[>>144 どうやら、【太陽系惑星の小型モデル】は男の求めるものではなかったらしく、自信満々に説明していた事に…は恥ずかしくなる]
転がるものとなると、ごくごく普通の、普通過ぎて何処にでもありそうなタダのビー玉になりますよ。
[再度背後にある箱からタダのビー玉が入った大きな瓶を取り出して机に置いた。
大きいのは手のひらサイズ、小さいのは子供の前歯ほどの大きさだ。
色や大きさもさまざまで、淡色もあれば複雑な模様がついていたり、ゆっくりと淡く点滅を繰り返す球体もあった]
これらはほんっとうに普通のビー玉ですが、こっちで良いでしょうか?
むー……見えへん。あかん、眼がチュロスやで。
[アントーニョが時計塔の時間を確認しようとごしごしと目を擦って目を凝らそうとしている所で、見るからに上等な衣服の青年ロヴィーノが声を掛けて来た>>98。寝惚けているからかへにゃっとした笑顔で片手を挙げて応じる。]
うん、おお?…おー!お目覚めやでー!……もう夕方やん!
通りで太陽がトマトみたいに真っ赤になっとる訳やなぁ。
風がむっちゃ気持ち良かったからシェスタし過ぎてもうたわ。
[アントーニョは昼寝のし過ぎで時間が経ってしまったことに頭を抱えて]
あー
家帰りとうないわ……はぁ。
トマトやったらいっぱいありますけど。
んで、どちらさんです?
[自分と応対している青年が誰かを問い掛けるアントーニョ。それに対して青年を何処かで見た顔だ、とトマトの精はアントーニョの周りを飛びながら考えていた。]
おお、すまんの。
兄ちゃんもおめえを手伝いたかったんやけど、
起きたら染めもん手伝うわ。
兄ちゃんに寝とるとこ貸してくれるんか?
ほんじゃ、ぐっすり休めそうやの。
ほんまに世界一ええ子やの、俺の妹は。
[案内してくれた妹の頭を、優しく掌で撫でる――
ありがたく彼女の寝床を借りて、横たわった。
70分後には、眠気もやってくるだろう。]
そうそうロツに、これを見て欲しいんよ。
[フェリクスはポシェットからハンカチに包まれた赤い飴の石を
取り出し、公爵夫人に見せた。彼は愛称で呼ばれる事に対し
下品だと難色を示したが、石を見るや魚顔の召使いに命じて
ルーペを持って来させると、眼鏡を外して鑑定に入った。
その姿に興奮した公爵がまたもやペンを動かし始める]
『…ルビー、それもピジョンブラッドですね。何処でこれを』
森で迷ってた王子様に貰ったんよ。
鳩の血だから甘かったんだし? なあそれ、いくらになりそう?
[よもや盗んだ品ではあるまいか、と眼鏡をかけ直しフェリクスに
疑わしげな視線を向けた公爵夫人に対し、『悪戯猫ですけど
嘘吐き猫ではないと思います!』と公爵が助け船を出して庇う。
思い直したのか、公爵夫人は宝石を買い取ると言い、今度は
先程珈琲豆を切らした咎で説教したカエル顔の召使いに命じて、
現金1000ヘタを持って来させた。フェリクスは買い取りの申し出に
喜んで応じると、礼と挨拶を述べて、公爵夫人邸を後にした]
─ 回想 ─
[狐耳の男に商品を紹介し終えた後(>>69)、机の上に見覚えのない小さな何かが置いてあるのに気がついた]
(なんだろう、これ…)
[不思議に思い、それを手に取るとどうやらハート柄の袋に包まれた飴のようだ]
(ハートって言うと…ナターリヤちゃん…?)
[こっそり周りを見ても、分かりきっていたことだが彼女の姿などどこにもない。]
(…貰っても、良いのかな)
[男が鬼気迫る顔で呪文、もとい、金額計算(>>77)をしている隙に、雪色の飴を口に含んだ。
優しく、そしてどこか切ない味がしたが、とても*綺麗な味*だと思った]
[自身に手を差し出すルー>>148を見て、きょとんとした表情になる。
昔―どれだけ前かは忘れてしまったが、
兄の開催したパーティに出席した時に、このように手を差し出された事があった。
警戒心が強かったナターリヤがその手を取ることは無かったのだが。]
…ふん。
お前に守られるほど、私は弱くない。
[手を取らずにそっぽを向いたその頬は少し赤くて。
女性のように扱ってもらえるのは、嫌いではなかった。
ただ、素直になれるかは別の話。]
/*
フェリクスは、も少し改行周り、気ィつけた方がええな。
せっかくええ話出しとるのに、目が滑る。
*/
…街に用があるから、
[一緒に戻ってやると、ぽつりと呟いた。
ルーが歩き出したならば、彼女も歩き出すだろう。]
[多くの客を相手にし、…の喉はすっかりとからからだった。
何気なくポケットに手を入れると、指先に何かがあたる。]
(…そういえば)
[狐耳の男が、最後に耳打ちをした際(>>83)に何かをポケットにすべり込ませていたような気がする。
おそらくそれだったのだろう、取り出してみるとシンプルな包みに包まれた飴だった]
(んー、あの人らしい。無駄のないシンプルな飴だなぁ…)
[金額をぴったりと払った姿を思い浮かべて、こっそり苦笑する]
(せっかくだから、今食べちゃおうっと)
[狐色の飴を舐めれば、不味くはないが、なんとも無骨な味がした。
ただ、なんとなく、…は自分に自信が持てた気がするのも確かだった]
─ 回想終了 ─
― 寝室 ―
[ベッドに横たわったものの、なかなか寝付けない。
一度身体を起こし――
妹が化粧に使っているであろう鏡台に、のそりと顔を近づけた。]
…………居るんか、<ラン>。
[鏡の中のランは、ランでは無く、<ラン>の姿だった。
<ラン>は、鏡越しに――自分を嘲笑う様に見ている――。]
[…は、恥ずかしそうにする店主(>>149)に苦笑した。]
わざわざ選んでもらったのにすまんな。
普通のビー玉でも十分だ。
[…は、25個ほどの同じサイズのビー玉を、■gray20個と■tan5個を選んだ。]
それではコイツを…。
[言いかけたところで、ふと良いアイデアが浮かんだ。]
コイツと、さっきの空飛ぶビー玉も一緒に買おう。
良いアイデアを思いついた。
全部でいくらくらいになる?
[…は、若干機嫌良さそうに店主に尋ねた。]
えぇよ、お兄ちゃんは休んどって。
こっちまで来て疲れとるやろ?
染物くらい、うちひとりでちゃーんとできるさかいに。
[ぐいぐいと兄の背を押すようにして、休むように奨める。]
…えへへ。
ゆっくり休んでな、お兄ちゃん。
[頭を撫でられると(>>151)、嬉しそうに笑って耳をぴこぴこさせ。
兄が身体を横たえたのを見届けてから、染物の作業へ戻っただろう。]**
【Ivan Braginski】
―イースの部屋―
[イースの部屋の前に立ち、コンコンとノックをする。
彼を部屋に送り届けてから19分が経過していた。]
ちょっといいかなぁ?
[イースが部屋から顔を出せば、
先ほどピーターに話したお願いごと>>*32を、イースにも告げるだろう。]
【――のおのお、仕事やのうなったら、――どうするつもりやざ?
おめえは、――タダの<ずる賢い化け狐>やろ?
――しっかり、<自分>で居てくれんと困るわ。
<妖力>は、そう長く保たん。
<夢>から、抜けだせんようにせんと、
――<貴方>が<俺>に憧れて――
もう、<貴方>に、戻れんようになる。】
―村建てからのお知らせ―
全員のコミット宣言を確認しました。
ご協力ありがとうございます。
4時ごろに更新されるように、コミットさせていただきます。
いま一度、「時間を進める」にセットできているかをご確認ください。
(確認発言は不要です)
もしできていなかったら、こっそりとコミットセットしておいてください。
[鏡の中の<ラン別人>は、
スッ…と消えていった。
そこに残るのは、青ざめた自分の姿を映した、
鏡台でしかない。
大きくため息を漏らし、シャツを握りしめた。]
……ほやのぉ、だから、――うまくやれる訳が無い。
<あんた>の言うとる通りやざ。
俺は、<あんた>にはなれん。
[妖力で作ったセカイはどうせ、まがい物。
喜びを感じても、それはただのまがい物のはずだった。
再び寝床に入ると――、
今度こそ、疲労感に吸い込まれるように眠る事が出来た。]**
確かにここはすごくいい場所だから、気持ちはよくわかるけどよ…
そろそろ冷えてくる時間だから、
あまりここで寝ていると、風邪ひくんじゃねーの?
[少し呆れた顔でアントーニョを見やる。
どちらさんです?という問い>>150には、
普段なら相手の方から名乗らせる質だが、
探し求めていたトマトがたくさんあると聞き、
トマト欲しさにそこには素直に答える。]
俺はロヴィーノ。
トマトクリームのパスタを作りたいけど、
肝心のトマトが街にねーんだ。
俺の記憶じゃこの辺りにトマト畑があった筈だから、
知ってるならそこまで案内してほしいんだ。
…別に無理にとは言わねーけどよ。
[ふにゃっとしている笑顔のわりに、
家へ帰りたくないというアントーニョをちょっと気にかけて、
最後の言葉をボソッと呟く。
そしてふと下を向くと、何か小さい物体がワラワラと
アントーニョの元に集まっていて、思わず後退りする。]
な、何だこいつら…?!
[トマトの精を指さして、…は驚いた声をあげた。]
はい、この色のビー玉20個とこの色のビー玉5個ですね。
[男が選んだビー玉を、…は瓶から取り出して*夜の帳袋*に丁寧に入れた。
外から見ると真っ黒な袋だが、中を覗くと外からの光を取り込んで、袋の中身を月明かりのような優しさで照らし出す。
ビー玉のようなガラスであれば、幻想的に映ることだろう]
えっ、太陽系惑星の小型モデルも、ですか?
浮かんじゃいますが…。
[少々懸念しつつも、ふわふわ浮かぶ小さな星を包み込むように手を動かすと、一箇所に集まった。それを…は星雲が描かれた箱に入れ直した。
男の機嫌の良さそうな顔につられ、…も恥ずかしさは忘れてしまったように笑顔で話しかける。]
ビー玉のほうは…そうですね1つ(08)ヘタでどうでしょう?
小型モデルのほうは24ヘタくらいでしょうか。
あ、惑星のほうは、どこかに行ってしまっても名前を呼べば戻ってくるので安心してくださいね。
[狐耳の男の出した値段を参考に、…も商品に値段をつける。
もし男が納得しなければ、…はプライスダウンに快く応じるだろう]
/*
一応設定として、アーサーの野郎と血縁でも対応できる伏線(紅茶の嗜み方をちゃんと知っている)を張ってみるテスト
アーサーの野郎が素性不明なだけにこの辺はすりあわせねーと分からねーですね……www
*/
[差し出した手が取られることは無く、そっぽを向かれてしまった。(>>153)
クールな印象である彼女のその反応は想定の範囲内で、
苦笑しながら、つれないなぁ。なんて軽口を言いかけた、時。
ぽつりと落とされた言葉(>>154)に
思わず顔を挙げて、彼女の顔を見る。
その頬は常より微かに朱に染まっているように見えた。
数秒のち、ぱぁぁ、と嬉しそうに顔を輝かせる。]
……ありがとう!
…それでは。参りましょうか、姫!
[そう明るく告げると、街へと向かって歩み始めた。]
/*
ハッ…明らかにCじゃなくて共鳴バレしてる表現だこれ。
気を使って色々ばれないようにしてたのにェ…
だからもちもちは潜伏役職には向かないと(ry
*/
/*
だが、俺が裏で蘭姉ちゃんしとるって事だけは、
今ばれんように一人称もそのまんまにしといたし
…!!
*/
/*
根本的な設定としては、ピー君はそれなりにいい家柄(>>+12よりは少し劣る)の家を、家出している設定なのですよ。
家出の理由は状況に応じてつくろうとしたのですが…
>>+12の「お仲間」さんたちがピー君の家に打ち壊しに入って、そこで出会った設定とか?
そういうさっくりした設定しか練っていなかったのですよ……
というか魔人さん出番だしにくい……そして正直に言いますと、魔人さんに誰RP出すかまだ決めていないということに今気づいたのですが
*/
/*
←き つ ね C O
村人の数が人狼以下になるまでに人狼と妖魔が全滅すれば勝利です。
ただし、人狼を全滅させた時点で妖魔が生き残っていると敗北になります。
*/
[…は、店主(>>162)の説明を聞いている。]
ほほう、名前を呼べば戻ってくるのか。
そいつはありがたいな。
了解、224ヘタだな。
[…は、商品を受け取ると224ヘタに[11]ヘタほど色をつけて店主に支払った。]
少々多いが、折角の祭りだ。
チップだと思って受け取ってくれ。
[…は、悪戯っぽく微笑んだ。]
良い買い物をさせてもらった。
それでは、良い祭りを!
[店主に手を振ると、自宅への道を歩き出した。]
[ランが椅子に座ったのを確認して、自分も椅子に座る。
店員が水の入ったグラスをテーブルに置くと、
その一つをランの前に差し出して。]
どうぞ。………っ!!
[その時、ついその先にある、ランの胸元に視線がいってしまう。
先程の事を思い出す。
この店に来る途中、急にどこからか出てきた、
ハツカネズミに驚いたランが、自分にしがみ付いて来た時に、
感じた柔らかい胸の感触…
健全な青年ならば、反応しないわけがないわけであって。]
[しかし、すぐに足を止めると、露店に引き返した。]
…すまん、何と呼べば戻ってくるのかを聞き忘れた。
[…は、バツが悪そうに頬を掻いている。]
コホンッ…
[顔を赤くしながら、咳払いをして、胸元から目線を外し、
雑念を振り払うかのように、メニューに目を通す。
そして、文字が読めないからと、注文を任せられれば>>=30、
自分のお薦めはやはり―{4}だ
奇数→トマトとモッツァレラチーズのパスタ
偶数→オリーブオイルの効いたバジルソースのパスタ]
[姫、と呼ばれたこと>>163に、眉を顰める。
(02)分程歩いた頃に、口を開いた。]
…名前で呼んでくれ。
誰を呼ばれているのか、分からなくなる。
[そして魔法を使った後の倦怠感を身体から追い出すように、ふぅ、とため息をつく。
ため息をつくタイミングが悪かったため、ルーにはなにか勘違いされてしまったかもしれない。]
これとかどうだ?
[メニューにある、オリーブオイルの効いたバジルソースのパスタ
の写真をランの方に向けてみせる。
もしそれでランがよいと言うのであれば、自分も一緒に同じ物を二つ注文するであろう。]
あ、後ラン…さんはタバコ吸う人か?
[目の前にあった灰皿を差し出して。
そして、やはり見れば見るほど可愛い。
そんなことを思いながら、正面にいる彼女を見つめた。]
[男から、こちらが提示した金額よりも多い、235ヘタを受け取って…は慌てていた]
えええ、チップだなんてそんな…!
困りま…いや困ることはないんですが…!
[少し多めに貰った11ヘタをつき返そうとするが、既に男は自宅への帰路についていた]
あ、あの!
どうせならこれも貰って下さい、おまけです!
[…は、男に追いすがり、手元にあった{2}を男に差し出した]
1.砂漠の砂 : 金に輝く砂。インテリアに最適
2.忘れるための酒 : 恥ずかしさを忘れるために飲むお酒
3.羊の絵 : 箱に入った羊の絵。よく羊が逃げる
4.宇宙船のボルト:どんな穴にでもぴったりとはまる
5.5000本のバラ : 多いので縮小パックに入っている。開くと一面がバラ園に。
6.ブラックホールンバ:小さなブラックホールがゴミだけを吸い取ってくれる
[男が受け取るかどうか、…は64%の可能性にかけたが、受け取らなければ大人しく引き下がるだろう]
[追いかけたが男がくるりと向きを変えて戻ってきた(>>165)。]
わわわ
[走っていたため、…は男の体に{2}{奇数:ぶつかった 偶数:寸でで避けた}]
【Ivan Braginski】
―回想―
[ふぅ、とため息をひとつ。
トマト運びの青年に、サプライズパーティーの事を知られてしまった。
彼が口を滑らさないように、ナターリヤに監視を頼むべきか。
しかし、花たちがうっかり口を滑らせた事を知ったら、彼女がどう思うだろう。
ナターリヤの落ち度ではないのだが、
それでも彼女は責任を感じてしまうのではないだろうか。]
でも、他にお願いできる子は居ないし。
[しかたないなぁ、と苦笑しながら、手紙をしたためる。
(07)分して書きあがったそれを、窓から風に乗せ、飛ばした。
白い鳥が、羽ばたいていく。]
―回想終了―
― 城下町・北地区 高級住宅地 ―
[邸の扉は開けずに擦り抜けて出た。何分不思議な猫である。
質量や臓器など体の構造は考えても詮無い事だ。
ケーキの食べ滓のついた口をぺろりと舐めてはいるが、
そもそもこれが生物なのか非常に疑わしい。
北地区のこの一帯は、貴族や気取った金持ちが住む瀟洒な勝者の高級住宅街だ。現在地から街の北門まで、距離はおよそ(04)00mある。フェリクスは北門、ひいては女王の城までのルートを一瞥した。
城下街の各地区の住民性を大雑把に大別すると、北へ行くほど
親女王派(女王のファンや忠実な犬連中)、南へ行くほど
どちらかというと反女王派(叛逆心や反発心があると言うより、
女王を恐れて距離を置いているというのが正しい)だった。
ちなみに西は田舎者の保守派、東は都会っ子な革新派という風説もあったが、ノンポリ中庸な中央も含めてどうでもいい事である。
地理や防衛的、心理的に自然とそういう配置になっているので、
もしかしたら猫の手など借りずとも、北門は女王の信奉者達が熱意で以て門の装飾を自ずと仕上げてしまうかも知れなかった。
そんな背景を余所に、猫は次にレンガ工房に向かう事にした]
せやろー?景色もええしええとこやろ?
俺のお気に入りのとこやねん。
風邪は……引いたら困るねんな。仕事がしにくくなんねん。
そんくらいで休ませてくれる姉ちゃんたちとちゃうしな。
トマトに無理させるわけにもあかんし……。
―あの姉ちゃんたちにはあかんねんな。
あんたがくたばっても楽しくあらへんよ?
[>>160の言葉を聞きつつ、アントーニョの周りを飛んでいるトマトの精に語り掛けながら、地面にわらわらといるプチトマトの精を指先でちょいちょいっと擽るようにしながら構う。プチトマトの精たちがトマトの精の言葉の後に続く。]
―そーやでしんでれら。ぼくらがつまらへんやーん
―そーやでそーやで
―ねー、せやせや!しんでれらあそんだってー
[妖精たちの様子に幸せそうな笑顔をアントーニョは見せる。]
[…は、引き返そう振り返ったところで店主(>>168)にぶつかりそうになった。]
っと、大丈夫か?
丁度良かった、呼び戻すための名前を聞き忘れていてな。
[…は、店主に話しかけた。倒れているようならば手を貸すために手を伸ばすだろう。]
おお、気ィ効くの。喉乾いとったんじゃ。
[水の入ったグラス(>>=32)を手渡されれば、
若干自分も緊張して居た為か、
目を伏せた状態で、水を煽るようにして飲み。
目をつぶっていた事が幸い(?)か、
王子の目線(>>=32/>>=33)が何処に向かっていたのかは、
ランは全く気づかなかった。]
コミットまで起きてようと思ったけど眠い…
仕事から帰ってきてから1時間昼寝したんだけどなー。
涼しかったからって床で寝たのがいけなかったのかそうか
あ…
[名前で呼んでほしい(>>166)と言われ、
一瞬目を伏せ、視線が泳いだ。
こほん、と咳払いをひとつ。演技腐った調子を取り払う。]
ごめんよー。
そうだね、ナターリヤ。大事な君の名だものね。
[深く頷き、ナターリヤ、ナターリヤ。と歌うように告げる。
時折ふふっと笑いながら、彼女の名前をしっかりと*呼んだ*]
[広げられたリスタ(>>=34)に、視線を寄せるようにして、
覗きこむと、そこにはバジルソースのパスタの写真が、
青年の指によって示されていた。]
ン、ええぞ。
俺、肉や魚ばっか食っとるし、
そういうニンゲンの食いもんは、食った事ねえしの――
…………あ、すまん。これじゃおかしいか。
――ええと、それをロヴィーノと食ってみたい。
[今は、自分では無い存在で居るべきだと、
<一般的なニンゲンの貴婦人>で居なければ、何も仕事を果たせないだろうと、思い直し。
言葉を言い直して、首を縦に振って告げた。
自分から同じものが良い、という風に要望を入れた事に
後から気づき、ハッ、と口元を一瞬抑えたが、
そのまま聞き流してくれたら良い、と期待した。]
[灰皿を出されると、吸いたくてたまらなかったのか、
そわそわとしていたのがバレたのかと、ぴくりと狐耳が震え。]
あ、吸う。おおきにの。
……のお、俺の顔になんかついとんのか?
それとも、化粧…どっかおかしいんか?
[きっちりと、顔に合わせた化粧が施されている筈だが、
と思いながら、自分の顔を見ているロヴィーノに、
不思議そうに首を傾げさせて、変なら言えとせかし。
ハンドバックから、■dodgerblue色の煙管を取り出すと口に咥えた。
不思議な空間なだけに、
その煙管の色と同じ色の紫煙が立ち上る。]**
っと!
あわ、わっ。
うわっ!!
[…は、男との衝突は避けられたが(>>168)、その場に尻餅をついてしまった。
持っていた忘れるための酒(>>167)は…が身を呈して守ったために無事だった]
あいたたたた…。
[痛みに呻いていると、上から男が声をかける(>>171)。
どうやら戻ってこようとした用件のようだ]
えっと、名前…ですか…。
そういえば惑星の名前、教えていませんでしたね。
すみません…。
[…が見上げて、もし男が手を差し伸べていたらその手を掴んで立ち上がっただろう]
姉ちゃんが休ませてくれねーから、
家へ帰りたくないってところか?
[そんくらいで休ませてくれる姉ちゃんとちゃうしなと言う言葉に
ふとそんな疑問を覚えてアントーニョに聞いてみる。
自分なら、外へ出るのはめんどくさいと思っても、
家にいたくないと思うことは滅多にないからだ。
自分の家では常に美味しい料理と、温かく広いベッドがあり、
そしてたくさんの人が集まって、自分の為に何かをしてくれている。
そんな家にいたくないとは微塵にも思わない。
だからこの男の考えがわからなかった。
目の前の男は常に笑顔ではあるが、
どこか疲れた顔をしているのが見てわかる。]
仕事とかさぼっちまえばいいと思うんだけどな。
[働くことが嫌いだからといって、身分もあり、
ずっと避けてこられた自分とは違うということに気づかないまま、
思ったことを口走る。]
嫌なことがあればパーっと遊べばいいと思うんだけどよ。
近々城下町で祭りも開かれるしな。
[この男に悲しげな顔は似合わない。
何故そう思ったのかはわからないが、
彼には太陽のような笑顔でいてほしい、そう思った。]
[青年の名前<ロヴィーノ>を聞いて、トマトの精は腕を組んで考える。そんなトマトの精を余所にプチトマトの精たちははしゃぎ、アントーニョは話し続ける。]
へー、ロヴィーノ言うん?ええ名前やん!
俺の名前はアントーニョ・ヘルナンデス・カリエドや。
まぁ、周りの奴らからはシンデレラとか親分とか言われるねんけどな。
気軽に親分って呼んでええで!
トマトいるんはトマトクリームパスタ作るんか、ええやん。
……俺も食いたいわぁ。
この間城下町に降ろしたばっかやったんやけどもうおいてなかったんか。
祭の料理にも使うしトマティーナでも使うししょうがあらへんな。
[トマトの売れ行き具合を聞いて満足そうにしたアントーニョは、ロヴィーノがトマトの精とプチトマトの精に驚くのを見て笑い声を上げた。]
なんやのロヴィーノ、トマトの妖精たち知らへんの?
地面にわらわらおるちっこいのがプチトマトの精で
この俺の周りを飛んでるんがトマトの精やで!
―よろしく頼むでロヴィーノ、私の子たち欲しいんやろ?
―わー、ろヴぃーのいうんやって!
―ろヴぇーの?ろヴぁーの?
[何度も自身の名を口にする姿>>172を見て、
恥ずかしそうに視線を逸らす。
しかし名を呼んでもらえたことは嬉しかったようで、
眉間によっていた皺は、いつの間にか消えている。]
ありがとう、ルー。
[それに応えるように、しっかりと。
ルーの名前を呼んだ。
あべこべに飾り付けられた門が二人の視界に入った、その時。]
[白い鳥が一羽、ナターリヤの肩に止まる。
それは、兄からの手紙。]
……?
[ルーに一言断ってから、手紙を読み始めた。
もしかしたら、以前使役に失敗した鳥>>0:61>>0:62と同じものだと、ルーに気づかれてしまったかもしれない。]
[手紙を読み進めるうちに、サァッと顔色が悪くなる。
そして手紙を丁寧に折りたたみポケットの中に突っ込むと、]
急用が出来た。
[と、ルーに告げた。]
森に居たときは、あまり聞けなかったが…
また、ルーの笛を聞けるのを楽しみにしてる。
良い祭りを。
[慌てているせいか、口早に。
しかし、しっかりルーの目を見据え、言葉を口にする。
もしルーが鳥のことを聞こうとしても、その時には既にその場を去っているだろう。]
―街の近く→???―
― 城下町・中央地区 ―
[大金を手にしたフェリクスは、用心できる脳味噌があったのか
体を一切分解せずに、ポシェットを落とさないようしっかりと
押さえながら、街の中空を時速{4}kmで飛んでいた。
眼を透明にしてしまうと色が認識できなくなるので、ペリドットに似た
鮮やかな両眼、それからトレードマークの三日月型の口だけを
顕わにし、賑やかな街の風景を眺めつつ目的の工房を捜していた。
立ち居振る舞いの行儀の悪さから、公爵夫人からはお世辞にも
好かれているとは言えなかったが、宝石に詳しい蒐集家の彼は
唯一、猫の黄緑色の眼だけは好ましく思っている――とは、
チシャ猫を文字通り猫可愛がりしている公爵からのこぼれ話である]
>>174うーん……それだけやあらへんけど。
俺の母ちゃんと姉ちゃんな、ほんまの母ちゃんと姉ちゃんとちゃうねん。
ほんまの俺の母親……
お袋が亡くなってもうて親父が再婚したんやわ。
んで、そっから俺が母ちゃんと姉ちゃんの小間使いな事やらされてん。
あと畑仕事と……親父のやってた出荷やらもやんな。
俺の親父、どっか行ってもうたんよ。
[俺がこーんくらいちっこいときにな、と言って笑顔でアントーニョは親指と中指だけで挟むようにして大きさを表す。実際にヒトがその程度の大きさであった訳がないのだが。]
>>175
んー、仕事さぼってばっかおるんはあかんで?
太陽の下で恥にならへんことを太陽の光を浴びてする、ええことやで。
……それに、まぁ。
俺が居らんくなったら親父が戻ってきたときに親父が困るやん?
[アホな事ばっかしよるけどそれでも俺の親父やしな。とぼそりと呟き、苦笑する]
―アントーニョの胸中―
ロヴィーノも祭に行くんやろか。
せや、ロヴィーノにサプライズパーティとか言う話
訊いてみよかな……?
街に詳しそうな奴やったらわかるんちゃうか……?
―アントーニョの胸中終了―
[…は立ち上がり、ズボンを軽く払って佇まいを治す]
えっとですね、実は先ほどの子たちはまだ初期値なので、ご自身で名前をつけることが可能だったんです。
名前の付け方はひとつずつ手にとって、付けたい名前を囁くだけです。
もしも軽く光れば、名前が気に入ったという了承の明かりになります。
といっても、中々決まらない場合もありますよね。
デフォルトの名前なんですが、
緋色に輝く太陽は「ソル」
濃藍色の地球は「テラ」
亜麻色の火星は「マルス」
銀鼠色の水星は「メルクリウス」
飴色と灰桜のマーブルは木星で「ユピテル」
象牙色の金星は「ウェヌス」
わっかのある枯野色の土星は「サトゥルヌス」
秘色色の天王星は「ウラヌス」
瑠璃色の海王星は「ネプトゥヌス」
青褐色の冥王星は「プルト」
以上の10個ですね。
そうだ。
一応、忘れてもいいようにメモにも書いておきましょうか。
[…は、ポケットから手のひらサイズの手帳とペンを取り出してさらさらと書きだした]
多分これで忘れてることはないかな…?
[…は、持っていた酒と、メモ書きを男に差し出した]
このお酒は、おまけとして受け取ってください。
恥ずかしいことをした後で飲むと忘れられますし、忘れさせたい相手に飲ませても良いかも知れません。
忘れたいことがなくて普通に飲んでも悪酔いはしない良いお酒ですよ。
それでは、貴方も良い祭りを!
[男は差し出された両方を受け取ったかも知れないし、片方だけを受け取ったかもしれない。
先ほど男が去り際に掛けた言葉を(>>164)を…も返し、自身のスペースに戻るために踵を返した。
男が、他にも用件があるというのならこの場にとどまるだろう]**
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