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後世の歴史家 ベネディクト は 王国軍弓騎士 ノーラ に投票した
王国軍司令官 タイガ は 王国軍弓騎士 ノーラ に投票した
連邦軍司令官 クリフ は 王国軍弓騎士 ノーラ に投票した
華冑の影 レト は 王国軍弓騎士 ノーラ に投票した
王国軍弓騎士 ノーラ は 王国軍弓騎士 ノーラ に投票した
老騎士 ナネッテ は 王国軍弓騎士 ノーラ に投票した
王国軍軍団長 ナイジェル は 王国軍弓騎士 ノーラ に投票した
連邦軍騎士 ローランド は 王国軍弓騎士 ノーラ に投票した
王国軍弓騎士 ノーラ は村人の手により処刑された。
今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか?
現在の生存者は、後世の歴史家 ベネディクト、王国軍司令官 タイガ、連邦軍司令官 クリフ、華冑の影 レト、老騎士 ナネッテ、王国軍軍団長 ナイジェル、連邦軍騎士 ローランドの7名。
この頃になると戦闘は消耗戦の様相を呈してくる。
こと、北と南に展開していた騎馬兵は、両軍ともに激しい戦闘を繰り返しており、武器の損耗度合いや兵の疲労も激しかったと思われる。
一方で両軍の司令官が直接率いる本隊は、この時点ではまだ温存されていた。
なおも激しさを増す戦いの中、ついにマルール側の本陣が動き出す。
ティルカン軍もまた総力を挙げてこれを迎え撃つ体勢であった。
── Benedikt Selvidge 『ブリュノーの戦い』第四章
この両国を中心とする広い地域に、流浪の弓使いという伝承が散見される。
物語の細部はいくつかのバリエーションが見られるが、「旅人を襲う野盗や野生動物を、何処からともなく飛来した矢が射貫く」という骨子は共通している。
少女の絵を持っていれば矢は逸れるとするものもあるが、これは伝承の元となった一人と推定されている人物が、年の離れた姪を非常に可愛がっていることで知られていたから、ともいう。
── Hercule Desmarets 『マルールの民話・伝承事典』
/*
今日たぶん、両軍共に一旦軍を引こうかという機運だし、次に落ちる人をどう落とせるかが問題だね。
もちろん投票はそんな事情は気にせずに考えるべきだけど。
/*
ノーラお疲れさまだよぉ。
連邦のお風呂事情は残念だけど
墓下は快適お風呂空間だから
ゆっくりしていってねぇ。
あと、お腹がすいたらこれもどーぞぉ。
[風呂の蒸気を使い、甘味を引き出すためじっくり時間をかけて蒸し上げた人参が、脇のザルに置いてある。*]
― 王都への途上 ―
[王都へ向けて馬を走らせている最中、不意にイルフェが嘶き、落ち着かなげに頭を振り立てた。走るのをやめ、足踏みし、来た方へ戻ろうとする。]
どうどう。
イルフェ、どうした。
[首筋を叩き声をかけ、落ち着かせてやっと再び走り出す。
だが耳は後ろを向いたままだ。
警戒しているというよりは、何かを気にしているようにも見える。]
どうしたんだイルフェ。
なにかあるのか?
[話しかけても馬と言葉は通じない。
ただ、ふと左手に嵌る腕輪が気になって、右手で手首を押さえた。
切れたら願いが叶うと言われることもある紐の腕輪だけれども、今はそこに別の意味が宿っている気がして、切れるなと念じる。
そう思った理由は、自分でもよくわからなかった。
胸のどこかが不安でざわめいた。それだけだ。*]
/*
ノーラへの追悼的ななにか。
まだ死んでないし、何があったか知らないしで、微妙なやつ。
まだだ。まだこれでは終わらんよ。(追悼が)
― 回想 ―
[最初の記憶は随分古い。
ローランドの家は古くから続く騎士の家柄だったけど、少し変わっていた。変わっていたのは最近のことだったかも知れないけど、ともかく、ラルスの母が商家の出だったことからもそれは示されている。
騎士の誇りは忘れることなく、しかしてその見識は広くあれ、と。伝統のしがらみに捉われることない在り様は、しかし伝統を重んじる一派からは変わり者と見られるのが常だった。
それでもルヴェリエ家との交流が許されてきたのは、旧い家柄であったが為か、或いはルヴェリエ家もまた変わった───開明的な家風であったが為だっただろうか。両家は何かと行き来があって、だからその家の子どもたちが顔を合わせるのも自然の流れだっただろう。]
『ねえ、クリフはこの戦術ってどう思う?』
[実を言えば、ラルスは昔の方が余程騎士の家の子息らしい。剣のけいこは欠かさなかったし、乗馬もすれば戦術論だって学んでいた。
だからルヴェリエ家の長男ヒースとの仲も悪くはなかったけど、より話が合っていたのは次男坊のクリフの方だ。たまにはそんな話をして互いに本を覗き込んで、またある時はヒースの絵を二人揃って眺めては目を輝かせて、ある時は一緒に馬を走らせて駆けっこもした。]
( ふしぎだよなあ。 )
[そんな風に思うこともある。クリフとの間には、聞こえない声を伝え合うことだって出来た。馬に乗っていても、家を離れてたってだ。]
( クリフ、クリフ!!! 今日は師範に勝った! )
[自然と一番嬉しいこと、伝えたいこと。そんなことを真っ先に伝える相手は彼になった。声は時構わず響いたから、ひょっとしたら彼は迷惑だったのかも知れないけど、今日までそんな苦情は聞いてはいない。……確か、記憶する限りは。]
クリフ、僕さあ。
騎士になる前に、商人になろうと思って。
[そんなとんでもないことを言い出したのは、ヒースが家を出た後の話だったか。すっかりのんびりした顔つきに成長したラルスは、声を響かせて親友に語ったものだ。]
いや、騎士になるのをやめるつもりはないぜ?
だって僕は跡継ぎだからね。
この家だって嫌いじゃないし、僕らはこの地の守護者だ。
だからその勤めを放り投げるつもりはない。
けど……、けどさ。
騎士として勤めはじめたら、きっとそればっかりになってしまう。
それも悪いことじゃないかも知れないけど、でも、僕はそうなるより前にもっと違う世界を見てみたいんだ。
教会に行って、巡礼してみることも考えたんだけどね。
それならおじいさまのツテで、商人やってみるのもいいんじゃないかって。
きっと、あちこちを歩ける。
今まで知らなかったことだって知ることが出来る。
それはきっと、将来騎士になっても活かすことが出来ると思うんだ。
……だからさ。
待っててくれよ。
君に必要になる時には、きっとここに戻って来るから。
[ヒースは既に騎士よりも絵筆を取る選択をしていたから、ルヴェリエ家の跡継ぎはクリフだろう。では騎士団領領主となるであろう彼を支えるのは、自分の役目だ。
だから、と。約束を告げて家を出た。
それから数年。色々あったけど、家に戻って来たのはクリフがいよいよ騎士団に入るという話を聞いたからだ。そうして1年前、彼が家督を継ぐにあたってラルスもまたローランドを継ぐことになった。
しっかりやれ、と。そんなことを親から後押しされるまでもないのだけれど。心通わせる彼との夢、それを実現するのは既に自分自身の夢でもあるのだから。**]
/*
お、ちょ……!
帰ってきたらなんかある…!!
表でいっぱいいっぱいで申し訳ねぇ、になってたよありがたい。
これは結構前から絆繋がってる感。
8つ違いで、俺が18辺りの時に騎士団入ったことにすると、ラルスが26の時で……。
いや20でも良いか? 遅い気もするけど。
ラルスが商人として旅に出たのがそれよりも前となると、6〜8年くらいやってるとすれば、俺が10〜12の時。
8歳差、結構でかいな…www
まぁラルスが商人になった時、俺は最低限二桁にはなってるだろうきっと。
声はこれ、物心ついた時には繋がってるな。
/*
ところで鬼教官拾われてて笑うw
流石であるよ。
今日出る冒頭にノーラ回収報告の描写は入れたいな。
とメモしつつ、先に休息を入れるのである。
[ レトの声が届く。
いつもの彼らしくない揺らぎ。]
予感、か。
[ 大事なもの、といわれて脳裏を過ぎったのはレトや妻子、家族だ。
彼らを失うより、むしろ自分がいなくなることの方が可能性は高いと思われたが、ここでそれを言ってもレトの慰めになるとは思えなかった。]
おまえは、歌いたいときに歌い、泣きたいときに泣けばいい。
誰にも恥じることはない。
[ そっと傍に置いてゆくように声を送る。]
[ タイガと共に騎馬隊《五月》がクリフを目指して突撃を敢行すれば、やや遅れて南方のマーティン軍団も散開戦術を捨てて戦力を集中し、中央へと馬首を向けた。
ティルカン騎兵との戦いで、その数は800を割るまでに減っているが、血気盛んな軍団長が気勢をあげ、士気を支える。
陣形よりも勢いを重視し、ついて来られない脱落者を残しながらも駆けた。]
「そこな大将、ワシの前を素通りは許さんぞ」
[ 本隊の横腹を狙うローランド隊をさらに横合いから叩かんと呼びかける。>>136]
― 中央平原から東 ―
[後退した部隊の先には補給物資が届けられており、矢の補充。軽傷の手当等々。物資による補給と、水や干し飯など、人や馬に対する補給だ。とはいえ咄嗟のため、投げるようにしてつかわれた短槍は補充されてないし、重傷者は素直に下がらせる編成もある。
ナネッテも軽傷の手当のあと、水をがぶのみし、干し飯をかみちぎりながら、簡単な戦況を聞いていた。
メレディスの坊主は捕虜となったらしい。とか、そういう戦い続けていてわかっていなかった事柄だ。]
[ 一方で、タイガと《五月》の行く手には、道のようなものが開けていった。>>3:139
突撃に恐れをなしたという雰囲気ではない。
むしろ、誘い込まれているのだろう。
ただ、この先に待っているのは落とし穴ではなく、果敢な騎士であろうという確信はもっていた。
同じく道を譲られたらしい1騎が途中から合流する。>>3:123
その首に提げた紋章メダルが裏返しになっているのを見て、知らせの内容は予測できた。
──チャールズが斃れた。
だが、使者は両手を前に重ねて突き出す。
虜囚になったということだ。]
[ガツガツガツガツ!!
ゴボゴボゴボゴボゴクゴク!!]
ふっかーーーーつ!!
お前ら!30秒で支度しな!
『イ、イエッサー!マム!』
[ 事の次第を吟味している暇はない。
承知した、とわずかな動作で伝える。
わざわざ、チャールズが生きていることを知らせるために使者は送られたのだろう。
クリフ・ルヴェリエは戦場にあってもそういうことを重んじる男と見た。]
左。
[ 下した指示はさらに短かった。
それが伝わっていくにつれ、《五月》はタイガを囲う鏃型になる。
左辺の長い歪な鏃だ。]
[ 突撃に備え、これまで視野を広くとるべく上げていたバイザーを下げる。
顔の半ばが隠れたとはいえ、タイガが指揮官であることは明白だろう。
鎧は防御力偏重ではなく、動きやすさと見栄えを重視した高価なものだ。
拍車をかけることなく、一定の速度を保つ。
高い位置からの視線が、通った。
正面に、彼がいる。*]
ラーシュ、
チャールズ軍団長が捕らわれたそうだ。
[ 無口ななりにレトと交流のあった人の状況を告げる。]
ティルカンの陣地に立ち寄ることがあれば、見舞ってやってくれ。
/*
???本陣の騎兵って、どんだけ なんだ。
こっちの手持ち陣に500でクリフのところにもいるとかでなかったのかな……なんかもう良く分かんないな……
/*
そういやチャールズを落馬させたあれ。
るがる9で父上がやられたんじゃなく、父上がやったやつでした(
相手がチャールズだったから無意識に出たかな。
/*
[ブラックアウトから戻って来たら、そこは快適お風呂空間だった!]
お疲れありがとー。
メレディスさんも落ち日はお疲れ様でした!
上は大将同士の邂逅展開か……あついねぇ……。
[蒸した人参も美味しいよね……! とほっこりしつつ、ひとまず応援もーど]
あは。そうだね。
[歌いたいときに歌い、泣きたいときに泣く。
今までもそうしてきたし、これからもそうだろう。
そのままを認めてくれる兄の言葉は、やっぱり心地いい。]
[その後もたらされた報せは、あまり良くないものだった。
でもこれが予感の正体かはよくわからない。]
へえ、チャールズが。
あのひとでも負ける時があるんだね。
………って、俺に様子見てこいって言ってる?
[どうしようかなー、という気配の間が空く。]
そういえば、向こうの陣地を水浸しにしたら、チャールズも水浸しになるかな。
ちょっと予定立て直さなきゃ。
[口にしたのは、もう少し実務的なことだった。*]
様子見などとは言わない。
彼が望めば連れ出してやってほしい。
他にも身柄を拘束されている者がいれば同様だ。
[ 毅然として無茶ぶった。]
水計をするなら、なおさらだな。
巧まずとも向こうに手勢がいるという考え方もできよう。
/*
クリフのを待ってから、こっちを書くべきだろうなあ。少なくともナイジェルは本隊と合流したいところだけど。
場合によっては、このまま撤退戦になるか?
[前線北。
ナネッテらがいる辺り>>3:142が俄かに沸き立つ。
伝令が走り、ナネッテが敵将を討ったことが告げられた。
その敵将はまだ息があるものの、危険な状態らしい]
後陣で出来うる限りの手を尽くせ。
死なせるな。
[戦場に死はつきものだが、灯火が残るうちは手繰り寄せたい。
伝令兵に後陣への伝令を指示し、意識を戦場へと戻す]
[前線を維持していた歩兵らはじわりと後方へと下がり、前線中央をへこませるように隊列を変化させていく。
前線南を回り込もうとしていた敵歩兵は重歩兵と騎兵で押さえ、数をかなり減らした弓兵を後方へと下がらせた。
本陣前へと出していた投石器も、工兵ごと本陣後方へと下がらせる]
騎兵隊、隊列を魚燐へ。
[正面から来るだろう敵本陣に対し、鱗を模した陣形を組み、陣後方にクリフは陣取った。
やがて、自軍兵が割れた箇所から敵本陣がこちらへ向かい前進>>10してくる。
一際煌びやかな鎧を纏う騎乗の人物。
バイザーが下がっているため顔を視認出来ないが、その姿から彼がマルールの軍司令官なのだと知る。
対するクリフはバイザーのない冑に、周囲よりは軽装と言える
陣形内の立ち位置により、司令官であるが知れよう]
[戦場北側の騎兵隊はその戦力差からじわじわと数を減らし行く。
敵のバリスタ>>3:145により落馬する者も多く、馬を捨て歩兵の一団と化して事に当たるものも現れた。
引く隙があれば自軍本陣側へと下がり行かんとするが、敵軍はそれを許したかどうか*]
/*
はははぁ。おつありだよぉ。
大将同士の邂逅はいいよねぇ。
お互いの力量を認め合いつつの、緊張感というか…
[人参をもぐもぐしながら、この甘みがたまらないよねぇと嬉しそうに頬を綻ばせつつ、地上を見守るのだった。]
― 王都アマンド ―
[しばらく走るうち、王都の城門が見えてきた。
固く閉ざされた門の上には厳戒態勢で並ぶブリュノー兵の姿もある。
さすがに正面から入り込むなどという芸当はできそうにない。
だが王都ほど大きい街なら、抜け穴のひとつふたつはあるものだ。
城門に向かう道から逸れ、側面へ回り込む。
向かうのは王都の中でも外れにあたる場所。
城壁の向こうにはごちゃごちゃとした建物が積み重なるように建っている。]
[一緒に来た仲間が小鳥を真似てさえずる。
幾度か繰り返すうち、城壁の中からも答えがあった。
鳴き交わしは、放浪の民の一部が使う符丁だ。
大きな町には大抵放浪の民がいて、同じ仲間であれば手を貸してくれることが多い。
期待はどうやら正しく報われたようだ。
やがて誘導されて、城門の下を潜る排水溝を発見した。
ここならなんとか人間が通れる。
乗ってきた馬を二人の仲間に託して残し、あとの二人と共に王都へ潜入した。]
/*
うん、この独特の緊張感がね……!
ここからどう流れるのか、から、目が離せないんだよなぁ……!
[蒸すと甘味が増すからなあ、とか味わいながらの見守り。
駆け抜けた分、今はのんびりしたい……!]
[王都へ向かう間に、チャールズが捕縛されたと知らされた。
無口で実直で、ぴしりと伸びた背が印象的な人だ。
自分に厳しく部下にも厳しい、との前評判を聞かされた時には近づかないでおこうと思っていたけれど、会ってみた印象は少し違う。
無軌道もいいところな自分や《猿》たちに、戸惑いながらも理解し対等に扱おうとしてくれる人だ。
この間、土産に南方の揚げ菓子を持っていったら嬉しそうにしていたから、きっと甘党に違いない。
元気にしているといいな、とティルカン軍の方を眺める。
無事かどうか、そのうち確認しておきたい。]
[ 騎馬の動きを邪魔しないだけの空隙がそこに生まれていた。
敵に突っ込ませるならともかく、この状況下で隊列を維持させたまま後退させるのは並大抵の力ではない。
その求心力の源が、魚鱗の後方にいた。>>12 ]
──…ふ
[ 3年分の歳月を重ねていたが、その面差しは容易に思い出とオーバーラップする。
息子が生まれたあの日に出会った若者だ。 ]
/*
地上はそろそろ中盤戦だし、ねぇ。
つい固唾を飲んで見守ってしまうよぉ。
いやぁそれにしてもノーラとナネッテの戦いは熱かった…!
騎馬同士のスピード感ある戦い、格好良かったよぉ。
[いっぱいのんびりしていってね!!と、全力で頷いた。文字通り駆け抜けたものね!]
[ 虚をつかれ、わずかに立ち上がりが遅れたが、それでも前方へ声を放つ。]
マルール王国軍司令官、
タイガ・メイズリーク・ユリハルシラ此処にあり。
── 推し通る!
[ 《五月》は、あえて魚鱗の左手側を掠めるルートを狙う。
盾を持つ側であり、攻撃の出しづらい形となることは承知の上だ。
こちらの目論見が通じるか、相手がどう出るか、そこは賭けであった。
どこかで雷が鳴る。
雨の最初の一粒が、落ちてきた。*]
/*
今日で終わるかどうかはクリフとタイガ次第ね・・・アタシは教え子を応援したいけども、どっちもがんばれ。
そんななかアタシは、あれかしらね。茶番をいっぱいしていれば(略
[王都の中に入り込んだ後、引きこんでくれた者たちと情報を交換する。
勿論、自分がマルールの軍に属しているとは伏せた上でだ。
王都の近くで繰り広げられている大軍同士の戦いに、やはり王都の民は戦々恐々としているらしい。勝った方が占領しようと攻めてくる、と怯える者もいた。
ただ、戦場から来た身からみればやはりどこか暢気だ。
戦っているのがブリュノーの人間ではないからかもしれない。
自分たちの問題で、他人に血を流す役を押し付けたのだったら許さない。
なんて、ふと思う。]
[戦っている連中を見たいと言ったら、教会の尖塔に案内してくれた。
城壁よりも高いそこからは、遠くまでよく見える。
同じように見物している連中もいた。
砂塵霞む平原に、無数の蠢くものがいる。
黒い点にしか見えないそれらひとつひとつが人馬なのだろう。
ここからでは敵とも味方とも判別がつかない。
今、兄はどこにいるんだろうと思えば、急にこの距離がもどかしくなった。]
「あそこ、あれきっと司令官ですよね」
[一緒に連れて来たやたらと目のいい仲間が指をさすけれど、正直わからないから。]
あんたのところあんたのところ。そいつらは前にいるやつらの援護だ。
[補給と小休止は本陣に邪魔にならないように騎馬部隊も北寄りに移動させる必要性とともに終える。
歩兵隊は約二割、弓騎兵の約三割から四割ほど損耗している。唯一先ほど少し戦っただけの騎兵部隊だけはほとんど損耗していない。そんなナネッテ隊の役割を分けていく。]
/*
おう、名乗り恰好いい……!
うん、中盤の山場だからね!
見守るだけでも力が入るわ……!
やー、色々悩み悩みの動きだったんだけど、そう言ってもらえると有難く……!
[うん、と頷き返した。文字通り駆け抜ける事しか考えてなかったから……!]
クリフ?
今、クリフと会ってるの?
[意図して声を届けるというよりは零れ落ちたような声だった。
だが兄の状況を察するなどせず、暢気に聞き返す。]
あれ。タイガってクリフに会ったことあるんだっけ。
[残りに対してはまだ準備を整えさせるだけで、指示は出さなかった。
一緒に敵本陣を叩く。というのもありだろう。だが互いに殺さずに捕虜をとりあっている。更には元からの兵を進めた理由も含めて、戦争の中に政治や外交を挟んでいる戦いだ
相手の先陣を叩き、本陣への道を開いた。敵本陣に突入する栄誉が欲しいものならば真っ先にいくだろうが...は違った]
― 平原北側 ―
[ 待ち受けた工兵の働きが功を奏し、最も厄介だったティルカン騎兵の足を止めることに、なんとか成功したと見ると>>13ナイジェルは、馬首を、南東へと転じた。 ]
進め!
[ 号令一下、角笛が吹きならされ、騎兵達は整然とした縦列を組んで、ナイジェルの後に続く。
一見、撤退する敵兵を追うかのごとき動きだが、その目標はタイガ率いる本隊との合流だ。
歩兵となった騎兵が地上から突き上げる槍をランスの一閃で払いのけ、妨害の意思を見せず逃げる敵兵には構わずに、草原を駆け抜ける。 ]
遅れを取るな!
[ これは予定の作戦行動のうち、だが、暗い色の雲に覆われ始めた空と、湿った風の匂いが、ナイジェルの心を、常以上に急かしていた。
或いは、風に混じる血臭が、何かを予感させていたのかもしれない。* ]
/*
うーむ、なんかこう、どうかな!戦って会談して・・?になるのかな?わからんけども、なんかこの緊迫感だけみてると、最後まで突っ走りそうな気がしてきたよ。
[ 問われて、つい"声"に出していたと気づく。
意図的に話しかけたのではないにしろ、問われたことには律儀に答えた。]
そんな名だとは知らなかったが。
屋敷の前まで来たことがある。
おまえにも絵を見せたことがあるだろう。
あれは兄の方が描いたものだ。
[高らかに宣される声>>20。
顔と名前が一致せぬために、未だ3年前の記憶は喚起されず。
ただ、聞こえた声がほんの少し、引っ掛かるように耳に残った]
ティルカン連邦軍司令官、クリフ・ルヴェリエ。
受けて立つ!
[声を返し、迎え撃つ態勢。
正面から来るかと思いきや、敵陣は長く伸ばした鏃の左側を魚燐へと面するように動き出す。
魚燐の弱点はがら空きの後方だ。
回り込まれると厄介なことになる]
1番、2番、4番、7番。
無理に攻撃するな、専守。
8番、9番、10番。
左翼援護準備。
[左を通られると攻撃し辛いのはこちらも同じ。
魚燐の左翼を護りに徹させ、魚燐後方の3班を直ぐに動けるようにさせる。
敵軍の狙いが回り込みであるならば、待機させた3班の騎兵を、自分の横を擦り抜けさせ小型の偃月陣として突撃させる心算だ*]
/*
さーすがユリハルシラ司令官殿だよねぇ。
あの名乗りの格好良さったら…!
あと最後の雨もいーいなぁ。
戦場の天候変化は浪漫だよねぇ。
[眼福〜と見守り満喫中。]
多彩な動きですごいなーと思って見ていたよぉ。
戦場の華だったさぁ。
[駆け抜けた分、このまったりさが心地よいよねぇ。と、お湯にちゃぷん。]
/*
ここからティルカンの野営地が見えるかな、と検討してみる。
ケノワ砦までたぶん50kmくらいだし、間に平原が続いていることを考えると、見張り塔の頭位は見えるんじゃないかな。野営地は、炊事の煙くらいは見えるかもしれない程度。
/*
やぁやぁ、うちの司令官殿もいいねぇ。
真っ直ぐに受けて立つ若さと力強さという感じで。
[がんばれぇと墓から声援を送る。]
/*
なんかめちゃめちゃ便利なサイトがあった。
https://keisan.casio.jp/exec/system/1179464017
いろいろ自動で計算できるサイトの中の、「地上から見渡せる距離」計算。
ほかにもいろいろあって楽しげ。
― 中央平原 南側 ―
[既にマルール軍と削りあっていた隊の速度を落とさせて後ろに下げ、代わって後方から出た隊が前を担う。複雑な動きをやってのけながら、ティルカン騎兵隊は駆けた。
ラルス・ローランドの姿もその陣中にある。
栗毛の馬、さして目立つ装いでもないが、その立ち位置を見れば小樽は一目瞭然か。]
やれやれ。見逃してくれれば楽なんだけどなあ。
[とはいえ、見逃されると思っていたわけでもない。
第一見逃されて、後背を襲われても厄介だ。遣りあっておかねばならない相手ではあった。声の主、老練たる王国の将を見遣る。>>4]
[戦場北の戦線の維持は流石に限界を迎えた。
馬が無事な者が動ける者を拾って自軍本陣へと撤退して行く。
撤退する者を追わずに進軍を始める敵軍の目的>>25は想像に難くなかったが、それを妨害することは難しいまでに隊は損壊していた。
余力として自軍本陣へ合流したいところだったが、隊を取り纏めることに時間を取られ、直ぐには動くことが出来ないだろう*]
斬り合いをご所望かな?
生憎、押し売りはお断りしてるんだけど。
[軽口のような本音を口にしながら剣を構える。
目の前に垂直に剣を構えて、礼を執った。]
では、一手 ────、参る!!!
[宣して拍車を掛けた。
それを合図に、向こうも同じく掛けて来るのが見える。同時に両軍の兵らも激突した。その最中、馬体をぶつけ合う勢いで剣を打ち合う。
───がっ。と、打ち合ったその重さに思わず苦笑いした。
重い。かなりの年であろうに、老いなど微塵も感じさせることのない重さだ。気迫だろうかとも思う。覚悟かも知れない。絶対にこの先に行かせることはしないとの、気迫だ。]
あー。
そういえば見たことある。
あー、あー、確かに、言われてみればクリフだね。
[見せられた絵と子供の頃のクリフを結び付けるのは難しかったが、成長した当人を見た今なら思い当るところがあった。]
へえ。
あれだよね。祝いの盃あげたっていう。
あー、そうだったんだ。
世界は意外と狭いね。
[子供が生まれた日に、というのも聞いた。
生まれた子にルーリーの祝福をしに行ったときのことだ。]
それでも、僕も──…
…… 待たせてる
[既に号は下った。最早、時はないだろう。
気持ちで負けはしない、これ以上の悔いをさせはしない。腹の底から吠えて、老将の肩口を目掛け剣を振り下ろした。*]
[ 名乗りが返される。
凛として心地よい声だ。
直接に名を交わし合うことは、抱擁にも似ていると思った。
実際、名を知る前にそれに近いことはしていたのだが。]
通してくれればいい。
[ 彼我の距離が近づいたところで、速度を落とし、目庇をあげる。*]
そっかあ。
三年前かあ。
[隣の仲間から、頭は急に何を言い出したんだ、の視線を向けられたけれど、全く気にせずにやにやとしていた。こんな時は大抵、どこかと声を飛ばし合っているのだ。]
♪〜その名はタイガ タイガ
希望の戦士 ユリハルシラの守護者〜♪
[おまけになにか歌い始めた。
何年か前に悪乗りして作ったら、意外とみんなにウケたやつだ。]
/*
どっちの司令官も格好いいよねぇ。
それぞれに魅力があって……!
天候変化が浪漫は同意、同意。
その場にいたら、どう演出するかで悩んだろうけど。
騎馬弓兵って、どっちかっていうと援護っぽい位置かなー、と思ってたからね!
華になれてたなら幸い。
[うんうん、走った後だからこその、だね……! としみじみしつつ、お湯を堪能]
/*
さて、ここからどうなるかもうちょっと見ていたいけど、ちょっと早目に休んだ方がいい気配が出てるんで、お先に落ちますよっと。
次は誰が来るのやら、と思いつつ、お休みなさい。**
[敵軍が駆ける速度が落ちる>>33。
凛と通る声が響き、構えていた兵達は虚を突かれたような顔をしていた。
魚燐の弱点たる場所に鏃が緩やかに到達する。
その動きに怪訝そうにしていたクリフの表情は、目庇が上げられたことで驚きへと変化した]
貴方はっ ────!
[覚えのある顔。
名乗り合わずに別れた記憶が呼び起こされる]
そうか……道理で聞き覚えのある声だと思った。
[耳に残った
ぽつり、天から零れてくる雨粒が、クリフの鎧を濡らした。
突撃待機をさせていた3班の騎兵を、手の合図だけで止め、タイガを見遣る]
回り込むだけとは。
如何なる目的をお持ちか。
[戦場故に再会の喜びは後回し。
油断ならぬ態での応答を相手はどう見たか*]
[ クリフが引き絞られた矢のような班の騎兵を手で制する。
その判断に、小さく頷いた。
いまだ剣は抜かず。
手綱を引いて馬を制し、馬首を返してもう一度、言葉を交わす姿勢をみせた。]
貴殿の意地は充分にみせてもらった。
かつてこれほどの相手と巡り合ったことはない。
貴殿に敬意を表すために推参したが、
今は互いに退くべきであろう。
リンデマンスをブリュノーの二の舞にしないために。
[ 唐突な話に聞こえるか。
だが、根は同じことなのだと、理解してもらえるはずと視線に込める。]
貴殿がそれを果たしてくれるのならば、ブリュノーのこれからについてひとつ提案を申し上げたい。
ただ、ここにいても、考える時間はとれない。
濡れて凍えてはなおさら、だ。
[ クリフが頷けば先に撤退の合図を出すつもりはあると、角笛奏者を示す。
雨が視認できるようになってきた。*]
[中央をクリフ、南をラルスに任せ、北に備えれば王都アマンド辺りにいたであろう部隊>>25が南東方面に進めているのを補足する]
まったく、ここを通って新しく何かをぶつけにいくのかしらね。
[準備が整いました。という騎馬隊に頷く。
約100名からなる騎馬部隊は進路を塞ぐように横陣を敷くが数からして厚みはない。
その後方、西側に弓騎兵が列をなし立ちふさがるように布陣していた]
湿った空気ね。砂煙があがらないのはいいことかしら?
[ただもう少し降れば、馬も足を滑らせる。機動力は正確に落ちるだろう。と考えながら、敵軍の動きを注視する*]
/*
チャールズを助けに行くのはいいけどさ。
野営地に襲撃を仕掛けてみたけど、チャールズはケノワ砦の方にいました、とかだったらすごく間抜けだよね。
そして、水計は野営地の方にし掛けるつもりだけど、負傷者は砦に一時収容するってどこかに書いてあったから、チャールズもそっちの可能性が高いわけで。
[王都にも雨は降っていた。
どこかで雷の音が鳴る。雨特有の匂いが立ち、屋根にぽつりぽつりと模様が描かれ始める。
とりとめもなく歌っていた英雄譚の元凶は、急に歌を止めて窓から身を乗り出した。]
ねえ。タイガの居場所わかる?
相手の指揮官は?
「えっ?ええ。司令官なら多分あそこで、相手は、司令官のすぐ近くにいるのがそうじゃないですかね」
えっ!そんなに近くにいるの?
…あ、でも会ったとか言ってたからそうか、近くか。
[仲間に言われても、やっぱり黒い粒にしか見えない。
おまけに雨で視界が遮られ、見えづらくなってきていた。]
[ すぐさま返る声が可愛いなと思う。
小動物的な感じだ。]
おまえの方こそ何処にいる?
[ 見られているのは好きかもしれない。]
/*
これあれかなぁ。このまま翌日会談。みたいになるのならレト落ちがいいのかな?それとも今日最終日?うーん・・悩ましい。戦争続行ならアタシかナイジェル(あるいは両方)最終日なら最終日。もう一日するけども戦いとかじゃないならレト?でいいかしらね。
『団長!リンザールの領主殿が討たれたらしいとの伝令が!』
[ 中央の陣営が目に入る所まで駆けた時、しんがりを務めていた副官が、自ら馬を走らせ、知らせてきた。
彼は、ノーラとの会話の場にも同席していたから、この報せが、ナイジェルにとって重要度の高いものである事を察したらしい。 ]
ノーラが...?
[ 一瞬、息を呑み、馬脚を緩めたナイジェルだったが、すぐに軽く頭を振って、中央へと視線を戻す。 ]
では、リンザール兵と六月は撤退しているな。見つけ次第、気力体力が残る者は、こちらに合流させろ。
[ 常と、変わらぬ声音で命を降してから、ふと、鞍に結んだ、皮袋に触れ、その中の飴を一つ取り出して、口に含んだ。 ]
(気を解したい時にでも、でしたか...)
[ ガリ、と、硬い飴玉を噛み砕く ]
原因が、貴方だとは、思いませんでしたよ。
[ 甘い蜂蜜を練り込んだはずの、飴の味は、なぜか酷く苦い。**]
[ もうアマンドに入り込んでいるというのも驚きだが、教会の塔の上とか。]
雨が降り始めた。
滑るなよ。
そこで怪我したら、教会の修士たちは手当よりも説教をするぞ。
[一つ目の役目は果たせた、と。
安堵の気配は絆にも伝う]
……ラルス。
今、マルールの司令官と話をしてる。
[唐突に飛ばした声は落ち着いたもの]
[瞳を開き、タイガを見返して。
リンデマンスの名>>38に、頷きを一つ返した]
──── 承知した。
ここは引くとしよう。
[互いに引くべきとの提案に応じる]
[雨粒が次第に数を増やし、辺りを広く濡らし始める]
そうだな、ブリュノーの話をするならば、腰を落ち着けて話したい。
俺がそちらに行こうか?
それとも貴殿がこちらにくるかい?
[相手の出方を見るように、そんな提案をした*]
大丈夫だよ。これくらい平気。
ちゃんと屋根の下にいるし。
教会の連中にも見つからないし。
[ちゃんと鐘楼の中にはいるが、そこに至るルートが正規のものではない、とまでは言わずともいいところ。
説教は聞きたくないなあ、と内心が漏れる。]
うちの上のやつと同じようなこと考えてるっていうなら、若いってのは発想が自由なもんだね。ガタがくるより先に老いを自覚することになるとは思わなかったもんさ。
その辺りの答え合わせは各々でやってもらうとして、だ。
[今後に通じるものの一つとしてラルスには伝える。クリフに伝えないのは、彼自身の決断に影響を与えないためだ。引きずられた決断など許さん。といわんばかりの教え子への愛である]
今回のことでつくづく思ったね。
憎しみや妄執を時代の流れに落としてはいけないね。
[国としてやらざると得ない点は多々あるとはいえ、それも過剰となれば毒となる。益をもってくる。なんて曖昧な条件など如何様にも扱えるものだ。――だから利用しようともできるわけだが]
……そのせいで死ぬのはいつだって若い者だ。
本当は大人が子供を守ってやるべきだと思うんだけどね
[だから...は戦場に参加した。新しい時代を作る存在を少しでも守れるように。と思ってだ]
[ 思案の後に告げられた承諾の返事に、得たりと頷く。
どちらの拠点で話し合うかという問いかけには、]
屋敷に戻れば、貴殿の兄からいただいた絵を一緒に眺めることもできるのだが、そこまで戻る余裕がないのが残念だ。
[ わずかに私事を挟んで、久闊を叙す。]
貴殿が来てくれれば、喜ぶ者がいる。
[ ナイジェルの顔を思い浮かべながら告げた。
このまま来てくれるなら話も早かろうが、他に軍をまとめられる者がいるのかどうか。
会談のタイミングは任せ、王国軍に引き上げの合図を送った。**]
あの教え子は心根は誠実だ。
[クリフを教え子と言い直していう。]
他の国では困りものかもしれないが、連邦という集合体では稀有な才能だ。
なにせ、人ってのは冷酷な者には恐れて従うが、慈悲深き者には心から従う。
恐怖での支配は裏切りと反乱がいつ起きてもおかしくはないし力の差が逆転すればすぐに入れ替わるもんだからね。
とはいえ、世の中には優しさや慈悲ではどうしょうもない存在が少なからずいる。
メレディスの坊主も色々と甘いし……あんたの出番も多そうだ。
[時に冷酷な判断を下せる親不孝者だ。
商人として旦那に育てられたのだ。それぐらいできてもらわないとむしろ困る。]
だから支えろ。なんて、いちいち言う必要のないことをアタシは言わないよ。
ただ……ちゃんと生きるんだよ。時に死ぬことが仕事。なんて後ろ向きなことアタシは許さないからね
"義母さん"からのお願いだ。聞いてくれるだろう?
[首を傾げながら見て言う。
昔は自分より背が小さかったかしらね。手を伸ばし、今では自分より大きくなったラルスの頭から頬までを撫でるように滑らせた*]
/*
最終日判定以外で希望を出す。というのでしたら
レト。でお願いします。(あくまで第二希望です)
/*
ちなみにラルスへの回想はまだ戦うのだろうなー。ひとまず落ちる前にじっくりしゃべってないしなー。というあれこれを考えながら書いていた回想であったが、流石に放棄するのもなんなのでだすのであった
/*
なるほど最終日。
確かにここからまた話し合いのターンを挟むと、まだやるの?ということになりそうですからね。
そもそも最初から戦う理由を見つけるのが(げふん
連邦軍騎士 ローランドは、連邦軍騎士 ローランド を投票先に選びました。
[絵の話>>49を聞けば、小さく笑って見せて]
あの時頂いた杯は屋敷に保管しているのだが……それを取りに戻る余裕は確かにないな。
[飲み交わす約束をしたことを挙げ、同意の意思を向けた]
喜ぶ者?
誰だろうな。
[思い浮かぶのは2人。
顔を合わせていないのは1人。
後者かもしれないな、と刹那思う]
[引き上げの合図を受けた連邦軍は、緩やかに纏まりながらケノワ砦傍の野営地へと向かった。
動けるものは怪我を負ったものを支え、重傷者は荷車に乗せて移動して行く]
ここらが”落としどころ”なのだと思う。
マルール軍の陣営に行って話をつけてくるよ。
[ローランドやナネッテを始めとした軍団長にそう告げて、クリフは簡易兵装に着替える。
護衛としてついてくるのであれば、受け入れて共に行くこともしよう。
司令官代理は騎士団の誰かにやらせれば良い]
怪我人に優先順位をつけて効率よく作業に当たれ。
衛生管理も忘れるな、感染症なんて起きたら二次災害が起こるぞ。
そうだ、リンデマンス隊の者達は戻っているか?
あちらへの土産にリンデマンスの野菜を持っていきたい。
日持ちのするものを頼む。
[指示を残していく合間にリンデマンス兵を探し、樽に目一杯野菜を詰めてもらった。
日持ちの観点から主に根菜が詰められた模様]
[そうして準備を整えて、樽を乗せた荷車を馬に繋ぎ、護衛を率いて砦を出発した。
街道を通っての移動のため、数日かかることになるがクリフはマルール軍の陣営へと辿り着く*]
― 中央平原 南側 ―
[互いに信念を以てぶつかり合うならば、遺恨はない。ただ全力で切り結ぶのみだと、思ってはいたけれど───]
………っ !
[不意に呼吸が乱れた。手が緩む。
その隙を逃す老将でもあるまい、鋭い斬撃が襲って来た。避けきれず、咄嗟に掲げた盾は間に合わずに深く腕を切り裂かれた。痛みに顔を歪めながら、ともあれ距離を取れただけ重畳だろう。]
待───、て。 停戦、……だッ!
[なに?と問う色が老将の顔の面に揺らぐ。
時を置かず響く声のことを説明する猶予はない。だが、一先ず相手の手が止まったことをみとめて、声を張り上げた。]
戦いを、停止せよ!!
[指示は漣のように広がり行く。やがて王国軍にも引き上げの合図>>49が出れば、平原の南側で繰り広げられていた戦いも終息をしていくだろう。雨が、草原を濡らし始めている。**]
そ……、っか。なら良かった。
[声が返るのには、少し時間を要した。
もう少し早ければと言うも詮無く、響きは苦笑めいた色を乗せる。]
ならこっちも引き上げるよ。
お疲れさま、クリフ。**
うん、ラルスもお疲れ様。
……大丈夫?
怪我してない?
[返答に時間がかかったのを案じ、問う声を向ける。
怪我の有無は後で会えば分かることだが、問うてしまうくらいには気が急いていた*]
― 回想 ―
[その声は、物心ついた時から傍にあった。
自分より年上、兄と同じ年頃の、いわば幼馴染。
最初は兄と一緒にいたところに混ざり込んで、事ある毎にくっついて歩いたりもした。
幼い頃から騎士に憧れを持っていたクリフはローランドと話が合った。
剣の相手をしてもらったり、一緒に乗馬をしたりして。
友であり、兄のような感覚をクリフは抱いていた]
『うーん、地形によっては有効、かなぁ?』
[8つも歳が離れているため、ローランドの知識に追いつけない時もあったけれど、言葉を重ねるうちに徐々に物事を覚えていって。
齢二桁になる頃には、父に「どこで覚えてきたんだ」と驚かれることがままあったと言う]
(うん、ふしぎ)
(でもラルスとお話出来るの、うれしい)
[どうして秘密の会話が出来るのか。
不思議には思っていたが、原因なんてどうでも良かった。
話せる事実が、ただただ嬉しかった]
(えっ、ホント!?)
(ラルスすごーい!)
[師範に勝ったと報告が届けば、一緒になって喜んだ。
クリフもまた、あれが出来た、これが出来た、父に褒められた、などなど。
取りとめのない話であってもローランドに伝えたりもした]
[時には]
(ラルス、宿題教えて!)
[そんなしょうもないことも伝えたりしていたのだから、迷惑や苦情はお互い様だったのだと思う]
[商人になる、とローランドに打ち明けられた時、クリフは大いに驚いた]
えっ、何で!?
騎士にならないの!?
[騎士になる前に、と前置いているのにそんなことを言ってしまったのは、それほど衝撃的だったからと思って欲しい]
あ、そっか……。
[跡継ぎだ、と言われれば、安堵のような声が落ちる]
[商人になる、と言い出した理由を絆結ぶ声を介して聞く。
見識は広くあれ。
そんな教えの下に育ったローランドの選択は、今でこそその大切さを理解出来るが、まだ歳若い時のクリフには少々納得が行かなくて。
けれど、ローランドの選択が間違ってるとも思わなかったから、我侭を言うのはぐっと堪えた]
……絶対、戻ってきてよ。
待ってるから!
[疑っているわけではない。
その約束が果たされるよう、無事に戻ってきてくれという願い。
声は届くのだから、逐次確認は出来るのだけれど。
約束として交わされるものは特別となり得た]
[そうして、彼はクリフが騎士団に入る時に、約束通りに戻ってきた]
お帰り、ラルス。
待ってたよ。
[送り出した時よりも心身共に成長した姿で出迎え、ローランドを抱擁する。
それから共に騎士団で地位を上げ、
重ねた夢の実現を目指し、これからも
/*
最終日希望、として
投票【ベネディクト】
で。
続く流れになった場合は
投票【ナネッテ】
でお願いします。
(こう言うことでいいのかな>続く場合も考慮して普通の投票も)
/*
まあ私が最終日と言い出したのも原因でしょうけれど、すっかり戦争終わりの空気になっていますね。
これで終わりはあまりにあっけない、とはおもいますが…
/*
昨夜村たてメモを見る前に寝てしまったので、エピ入り可能であればベネディクト票を加えていただけると助かります。
すでに決定済みで変更不可であれば、申し訳ありません。
/*
おいらが連続バトルっていう、バランス悪さは、あるけどな!
あと、レトの仕掛け見たかったのがあるけど、たぶん、それは無理っぽい。
/*
どっちにしても、もしかすると、死亡者ゼロでおわるのか?
グラサガ始まって以来では?
あと、なんで今日、私に票が入っていないのか?
いやまあ、多分ノーラが落ちたら、落ちれなくなるって、知ってましたけどもね(遠い目
/*
とにかく夜までに、なんとか、花の話をまとめて出したい。箱前に行く時間あるかしら?
(ただいま出先モバイルなので長文が、難しいらしい)
後世の歴史家 ベネディクトは、後世の歴史家 ベネディクト を投票先に選びました。
華冑の影 レトは、後世の歴史家 ベネディクト を投票先に選びました。
連邦軍騎士 ローランドは、後世の歴史家 ベネディクト を投票先に選びました。
― 中央平原→ケノワ砦 ―
[北方のマルール部隊とはなんらかの交わす言葉があったかどうか。
雨足の強くなる中、撤退の合図が互いの軍になされ、緩やかに、乱れた兵を集めていきながら東へと撤退していった。
いまいち勝ったのか負けたのかわからない。不満というよりも不可思議な気配を漂わせながら特にそれに言及することなく...は、部下にあとを任せ、司令官>>55によって軍団長たちを集められ、説明を受ける]
司令官殿がそう決めたならアタシからは文句はないさ。
[諸国の集いといえども戦場において、目に見える形で功をあげた者の言葉というのはそれだけ効果があるものだ。
真っ先に賛同することで流れをそのままにしていく]
[ 前方のティルカン兵が矛を納めて道を開ける。
やはりクリフは思ったとおりの男だった。
刃を向けず懐に飛び込んできた者の声には耳を傾ける。]
ではまた会おう。勇者よ。
[ 威風を示したまま、クリフの前を通過した。
背後から斬られる心配はしていない。
今のところは。]
司令官殿につきましては、できればリンデマンスの兵達に一声かけていっていただきたく…
[彼らは王を目の前で囚われているのだ。とり返してくる。だとかそれだけでもいい。連邦所属国の目というのもある。そんな願いを口にした]
老騎士 ナネッテは、後世の歴史家 ベネディクト を投票先に選びました。
歌を。
[ 短く命令すれば、マルール兵は勇ましい軍歌を歌い出す。
これは単なる退却であってはならなかった。
本隊へ突撃し、戦場から意気揚々と引き上げる、そんな様相を見せつける。]
[ それとともに伝令を走らせ、各隊に、街道分岐点の砦への移動を指示した。
《双六》には負傷者を探索し、野営地まで連れ帰るという任務も与える。
死者のためには仮の殯屋を建てて瞑らせよと。
《双六》はそのための工具を持ち、一番余力を残している隊ではあるが、キツい任務には違いない。
熱い風呂を用意しておくと約束した。]
[ 本隊は兵を置いてきぼりにしない程度に行軍速度を落として北へと抜ける。
警戒は、怠らなかった。
総司令官のクリフが撤退指示を出したとはいえ、ティルカンは連邦軍である。
それぞれの国益を背負った兵がいる。
殊勲目当ての暴挙に出る者がいないとも限らなかった。
そうなった場合、かなり厳しい状況に置かれる。
兵らは満身創痍だ。]
[ そうして進む先、ナイジェル軍団の手前に布陣する部隊が視界に入る。>>39]
退却しないのか?
[ 雨を吸った旗印を見やった。*]
王国軍司令官 タイガは、後世の歴史家 ベネディクト を投票先に選びました。
王国軍軍団長 ナイジェルは、後世の歴史家 ベネディクト を投票先に選びました。
はは…、ごめん。
少し、しくじったかなあ。
これはナネッテさんに叱られる。
[怪我よりそっちの方が怖い。とは、本気で返した。>>7]
― 中央平原→ケノワ砦 ―
[退却の報があれば剣戟の音も止み、両軍共に兵を引いた。
大きな混乱の見られない手際の良さに、マルール軍の練度の高さも知れる。]
…、そうか。
うん、それでやれるなら良いと思う。
どちらにせよ、話が出来るならそれに越したことはない。
[メレディスのこともある。
ナネッテが取った将の身柄がそれに匹敵するのかは分からなかったけど、恐らくは問題がないとの判断だろう。
ナネッテ>>59に続き賛意を示して、頷いた。
大勢は決しただろう。ナネッテからの願い>>61が告げられるのには、少し目元を綻ばせた。]
では僕も行こう。
護衛の人選は任せて頂いても?
[クリフの言>>55にはさらりと立候補をしておいた。
構わないかと視線を流して、了承あれば顎を引く。]
────、はぁ。
いやあ、ちょっと。タイミングが悪くて。
[ナネッテに掛けられた声>>64には、はは。と、眉を下げて笑った。
盾を構えていた左腕、それは今は包帯で巻かれて固定されている。どうにも間抜けな姿であるが、命があっただけ儲けものだ。]
剣は振るえますよ。ほら。
[と、右腕を振って示す。
どうにもぎこちない動きで、護衛の役が務まるのかは疑問があるけど。]
ただ……、そうだな。
義母さんが手伝ってくれるなら、心強いんだけどな。
[と、最後は他の人間には聞こえない声で囁いて笑った。**]
― ケノワ砦 ―
[マルール軍野営地へと向かう前。
ケノワ砦には疲弊した兵達と共に死傷者も運ばれるに至る。
死者達が母国へ帰れるよう、身元を照らし合わせて国ごとに安置した]
[重傷者はケノワ砦の中で、軽傷者は天幕で治療が行われ。
兵達は皆、疲弊した身体を各々の方法で休める。
風呂にでも浸かれたなら回復も早かったのだろうが、野営地でそれは叶わず。
沸かしたお湯で身体を拭いたり、お湯を被る等の方法で、雨に打たれた身体を温めたりもしていた]
[クリフは短い休息を挟みながら、戦場での邂逅を思い出していた]
華冑公婿、か。
あの人がそうだったとはな。
[逸話を色々と聞いた人物だったが、3年前の邂逅では同一人物であるとは気付かなかった。
何せクリフが会った時の彼は、我が子が生まれ来る時に右往左往していたわけで。
絢爛な伝説を持つ者とは繋がらなかったのである]
上に立つ者とはかくあるべきなんだろうなぁ。
[威風堂々を体現する存在感。
勝敗をつけぬ退却の際でさえ、兵を鼓舞するような様相を見せた。
あれもまた戦略の一つなのだろう。
その堂々とした振る舞いには一種の憧れさえ抱く]
[引き上げを指示した時、退却する王国軍には手を出さぬよう厳命もしている。
接敵していた兵達のほとんどは騎士団、もしくはナネッテの隊であるため、その命は行き届いていたはずだ。
他の連邦諸国の兵は、リンデマンス隊は既に撤退していたし、残りは工兵と弓兵、そして戦場北で激戦を繰り広げた騎兵だ。
殊勲を狙おうにも手段が無かったり、隊の損害の方が大きく、大人しく引き下がることになっただろう]
[出発までの間、ナネッテの願い>>61を受けて、リンデマンス隊が集まる天幕を訪れる。
王国軍への土産>>56のことに加え、メレディスの話題を出せば彼らの目の色が変わった]
君達の王は必ず取り戻す。
俺に任せて欲しい。
[そう宣すれば、口々に「お願いします」と頭を下げてくる。
「馬にも乗れない人ですが、それでも俺達の王なんです」なんていう兵もいて、弄られっぷりに苦笑すると同時、愛されてるな、なんてことを思った]
[一騎打ちの果て、投降するに至ったチャールズの下へも訪れる]
怪我の具合は如何かな。
[鎧を脱ぎ、しっかりと手当てされた右肩を見て、小さく笑みを向けた]
動けるようなら、道案内をして頂きたい。
貴国の司令官殿と会談することになった。
[そう告げると、チャールズは片眉を上げる。
道案内として連れて行くと言うことは、返還の意思があるということ。
それは相手にも伝わったらしい。
しばしの間の後、是の答えが返った]
よろしく頼む。
貴公が乗っていた馬も保護してある。
共に戻ると良い。
[虜囚という扱いである以上、移動は馬ではなく幌付きの荷車でとなるが、そこはご容赦と言ったところだ]
[ケノワ砦に集められた重傷者の下にも訪れた。
朦朧とした意識の中にいる者達に声をかけ、その手を握ってやる。
その中に、意識を失ったままの敵将の姿があった]
ナネッテ殿が討ち取ったという将か。
馬上で二刀を操るとか。
弓の腕も相当なものだというのだから、大したものだ。
彼を失えばマルールの大きな損失になる。
それは避けなければいけない。
[これから交渉に向かうと言う時に、彼の灯火が消えてしまうと少なからず影響が出かねない。
予断を許さない状態であるため、彼を連れてはいけないが、マルールに良き報告が出来るよう、看護者には手を尽くさせた]
遺したくない者がいるならば、意地でも戻ってくることだ。
[誰であれ大切な者はいるだろうから、と。
他の兵達に声をかけていたように、名も知らぬ敵将の無事な方の肩にそっと手を当てながら声をかける。
やや体温の下がるその肌に、いくらかの温もりを残し立ち去った*]
うわ、マジか……。
一緒にいた方が良い?
[うわ、と言った時の表情は、きっと友も想像出来たことだろう。
続けたのは、少しでも緩和出来れば、と思っての言葉]
― 撤退後 ケノワ砦 ―
まったく、うっかりだね、アンタは。
[利き腕ではないとはいえ心もとない腕の動き>>70に苦笑しつつあえて軽口を叩き、二度と使えないわけではないし、先まで戦争だったのだと割り切る気持ちと、そうでない気持ちの混じった笑みであったが、小声でいう言葉、表情を和らげ]
そうだね、なら人選の中にアタシもいれておいてもらおうか。
[しょうのない子だ。とでもいうような意味合いの笑みへと変わり了承する
護衛の人選、騎士については訓練でしっていても各々の特質まで細かく把握してるのはそちらだろう。ほかに口出しはしないつもりであった。*]
撤退後:ケノワ砦
分かった。
人選は任せるよ。
[会談へ向かう話をした時の、護衛の話>>69には是を返す。
ローランドが来るなら、司令官代理は騎士団でも所属の長い者を指名しようなんてことを考えながら、ローランド>>70とナネッテ>>64>>79のやり取りを聞いていた*]
― 撤退後:ケノワ砦 ―
分かった。
人選は任せるよ。
[会談へ向かう話をした時の、護衛の話>>69には是を返す。
ローランドが来るなら、司令官代理は騎士団でも所属の長い者を指名しようなんてことを考えながら、ローランド>>70とナネッテ>>64>>79のやり取りを聞いていた*]
/*
おお、変更あって最終日になったんだ、ねぇ。
戦闘は終結しているからなぁ、うん。
今宵もゆるっと見守っているよぉ。
/*
>>61>>75
ナネッテもクリフも、リンデマンスのことを気にかけてくれて感謝だよぉ。
王国への野菜の土産のくだりとかも嬉しくてたまらなかったよねぇ。
そしてまた弄られる馬…ww
[ 位置的におそらく殿軍を担うのだろう隊から問いかけがあった。>>67]
女の騎士が率いているだと?
[ ティルカン騎兵にはそのような将もあると知り、かの軍の強靭さの秘密をひとつ知った気がした。
海運国マルールもまた歴史を紐解けば、たびたび女王を戴き、女性が君臨していた時代の方が繁栄してきたのだ。]
/*
こんばんはー、っと。
今日最終日になったんだねぇ。
まあ、戦闘はいい感じに終わってるし、なぁ。
[というわけで、のんびり見守りもーど]
[ ナネッテの問いに、満足の笑みを返す。]
戦ってみれば人となりはわかるものだ。
今日までのルヴェリエ殿と、今日の彼とでは、どちらが魅力的だろうか?
[ 客観的な印象を問い返した。*]
今日までと今日の…ね。アタシからすれば今でもまだまだ半人前さ。
[最初は厳しいともいえる主観でいう]
でも、理想を胸に抱いていたところから、手を伸ばしたんだ。
成し遂げた。となるかどうかは貴殿ら次第ともなるだろうけどね。
[客観。と、世評に類する評価]
ただアタシは、これが成長といえないような無粋な心ではいないつもりだよ。
[最後は素直じゃないようなものとして応え、少し探るように王国司令官を見つめたが、それに意味がないことを思ってあっさりとやめた]
あ、そうそう。そちらの先陣…レオノラ・リンザールはこちらで捕虜になってる。
[討ち取った。なんていってしまったからね。最高責任者であろう人がいるならば手っ取り早く伝えるのがいい]
一応生きてるけどかなり深手でね、治療させるためにこちらで引き取ったけど、もつかどうかは当人の根性次第だね。
[戦場のやりとり故に、深手に関しては責任はもたない。あとはそのものの生命力次第だろう。そんな見立てとともに彼の所在をつたえた*]
― 平原北側→中央 ―
[ 平原中央に近づくと、後退してきたリンザール兵のうち、十数騎が合流する。どうやら殿を務めた、領主側近の手勢らしい。 ]
...リンザール卿の行方を捜すために手を割くことは、今は出来ませんが。
[ それでも同行したい、と、願った者達を、そのまま最前列を走る部隊へと組み入れる。 ]
『ナネッテ・マドゥーラ...!』
[ やがて、ナネッテの敷いた布陣に行き当たると>>39先刻、その姿と特徴あるハルバードを見覚えていたリンザール兵が、緊迫した声をあげた。 ]
あれが、稀代の女騎士殿ですか。
[ 妖怪だのなんだのという同僚からの評を口に昇らせぬ程度には、頭が冷えていたのは、幸いと言うべきか。 ]
全体、止まれ!
[ 後衛の弓騎兵の射程に入らぬ位置で、停止の号を告げる角笛が鳴り、両軍睨み合う形となる。 ]
ただでは、通して貰えないようですね。
[ 一見して、相手の布陣は薄い。突撃して突破することは出来なくもないだろうが、マルール軍は北の戦いで奮戦したうえ、ここまでを駆けに駆け、人馬共に疲弊気味だ。
対して、相手の騎兵は気力体力十分に見える。
正面からぶつかれば、こちらにも多くの犠牲が出るのは確実だろう。 ]
ノーラに倣って一騎打ちでも申し入れて見ましょうか。
『団長!こんな時に御冗談は...!』
[ ため息混じりに零されたナイジェルの言葉に、副官が慌てた声をあげる。 ]
冗談だと思いますか?
『...冗談にしておいてください、お願いですから。』
[ 笑顔を向けたら、今度は本気で懇願されて、ナイジェルは、仕方ないですね、と肩を竦める。 ]
こんな形での敵討ちなど、ノーラも望まないでしょうから。
それに...
[ 呟いて見上げた空から、本降りとなった雨が落ちて視界を烟らせている。 ]
[ 魚か。
ならば優勢も何もありはしないな、と笑う。]
ティルカンの大将がマルールの野営地まで来るとの約定を交わした。
というわけで兵は引き上げる。
安心していい。怪我はない。
[ 間も無く撤退を告げる角笛と伝令が届き、両軍が引き上げ態勢に入った時、ナイジェルは、単騎でティルカンの陣へと近づいて行った。 ]
『軍団長!?』
来るな。すぐに済む。
[ 慌てて後を追おうとする副官に言い置いて、声の届く位置まで近づく。 ]
私はマルール軍軍団長ナイジェル・ソン・ベルク!
ナネッテ・マドゥーラ殿にお願いがあります。
[ 用向きを問われたなら、バイザーを上げ、素顔を晒してから胸に手を当て、騎士の礼をとる。 ]
この後、戦の帰趨が如何なることになるか、分かりませんが、いずれ、機会が巡りましたら、是非、お手合わせを願います。
[ 以前に彼女の教え子であるクリフへ向けたと同じ願い。さて、その願いには、どんな返答が返ったか。
ナイジェル自身は、帰陣した後、ノーラが存命しているらしいと知らされれば、「早まりましたかね?」と、苦笑することになるのだが。* ]
― 中央平原 ―
おや、止まったね。
[突っ込んできてくれれば話は速かったんだけどね。
どうやら冷静なようだ。
まだ撤退の号が届く前のこと...はこの時は戦うことを念頭に動いていた。
兵数300程度のこちらとでは差が大きいが、それでも戦うという選択をとるつもりでいた。]
現在、王国、連邦の司令官が互いの意地を張り合ってるんだろうさ。その意地に類するものがない限り、ここは通さないよ!
[停止する北方面の王国軍とにらみ合うように布陣したまま、空気を震わすような大喝をぶつける]
[ ティルカンの先鋒だと女騎士は名乗った。
先鋒かつ殿軍とは、戦の機を見るに敏な上に肝が座っている。
レオノラのことを連想したのは偶然ではあるまい。]
マルール王国軍の司令官タイガ・メイズリーク・ユリハルシラだ。
丁重な回答をいたみいる。
[ こちらの名乗りを聞いたところで驚くともいきり立つとも思えない相手であった。
答礼は敵意を含まぬ涼やかなもの。]
─ 王様のマルール風呂探訪記 ─
[マルール王国の後陣に護送された王様。
到着するなり、まずは医者がやってきて、負傷の手当てをしてくれる。どうやら左側の肋骨が折れているらしい。通りで馬で移動中、振動がいつもより身体に堪えたはずだ。しばらく風呂でも浸かって安静にしていなさいと言われる。……風呂?]
ここって野営地。 …だよねぇ?
[付き添ってくれた騎兵に疑問を呈すると、“これがマルールの技術力だ!”といわんばかりに、野営地の奥に造られた風呂へと案内された。]
…………… へ?
[風呂だ。まごうことなき風呂だった。
────否、ティルカン連邦で一般的に想像される普通の風呂の範疇ではない。
まず最初に見せられたのは小屋仕立ての蒸気風呂>>0:260だった。
大勢の兵が気軽に汗を流せるのだという。
マルール王国からブリュノーまでの長旅の疲れも、日々の労働の疲れも、すべてまるっと癒してしまう魔法の風呂だ。
実際、つやつやした顔で風呂小屋を出てくる兵らとすれ違った。
これから眼前の冷たい水に飛び込むのが、なんともたまらないと自慢げに語ってくれた。]
[次に案内してくれたのは温浴可能な浴槽だ。こちらは将官用だという。
湯を運ぶのも一苦労だろうに、それを惜しげもなく提供するサービス精神には恐れ入る。野営地での贅沢なひと時は、次の戦場へ赴く活力を生む一助になってくれること間違いなしだ。
──ちなみにティルカン連邦では、風呂を野営地に造るなどという発想がそもそも無い。一般兵は濡らした布で身体を拭くのが基本で、上官であっても沸かした湯で、軽く身体を流すくらいだ。]
…はははぁ
風呂に関しては、完全に
[率直な感想を述べると、案内してくれた騎兵は自慢げに付け加えた。
『これらの風呂を設営したのは、ナイジェル軍団長なのですよ』と。]
[それからしばらくして角笛がなり、こちらにも撤退の報が届く。
撤退の姿勢をとるのを確認した後、自分たちの部隊――歩兵隊たちに下がるように伝えたりなどしているころ、単騎で駆けてくる一人の騎士>>90がくる。
弓騎兵隊がどうしましょう。とでもいうような感じでこちらを見るのに、軽く手を横に振った]
アタシのことを知ってるようだが一応名乗るよ。ドゥーハンのナネッテ。マドゥーラだ。それで、マルールの軍団長殿は老骨にわざわざなんのようだい?
[わざわざ危害を加える気がないというように、単騎で前にでて朗々と名乗りをあげるナイジェルの意気に応えるように、自身もまた単騎で前にでて用向きを聞くと]
物好きな提案だね。ま、いいよ。状況が許せばその時は相手してやるさ。
[誤解のことは特に知らずに、あっさりとした態度で応じた後、去っていくナイジェルを見送り自分も撤退の準備に入った*]
ナイジェルって… さっきの大将だよ、ねぇ?
[兵法の腕だけでなく風呂建築の腕も一流とは…。マルール軍の将官の多才さには脱帽だ。
更に離れた場所に、もうひとつ──ひときわ大きな温浴槽>>0:261が設置されている。]
んん、あれはぁ…?
『あちらは
[ヴァラナって何だろうという疑問は、垣間見えた大きな滑り台>>1:121によって勢いよく流されてしまった。
中を見学させてもらうと其処は風呂というより、もはやお湯を使った遊戯場だった。大小のスロープや浮き台が風呂に入るものを手招きし、めくるめく風呂遊びへと誘う。水面に浮かんでいる葦で編んだボールは、湯船での健康的な運動にぴったりだ。]
『泳ぐことも出来ますよ』
[なんでも浴槽を深く掘ってある場所があるのだとか。利用者の要望>>2:5に沿って改良を繰り返しているらしい。]
[一時的な野営地の娯楽施設に、何故そこまで全力なのか…
この“なんでも全力”がマルール王国の特色なのか…]
いやぁ、…凄いねぇ。
[風呂を通じて学んだ異文化に、王様はただただ感嘆した。
その後──将官用の風呂を体験させてもらった王様は、『ティルカン連邦にもこの技術と文化を持って帰ろう』と固く決意したという。**]
[ ナネッテのクリフ評に口を挟むことはなかったが、レオノラの消息を知らされた時には、瞬きを繰り返した。
チャールズに続いてレオノラまでも、と。
深手、という言葉に唇を引き結ぶ。
先鋒という重責の中、レオノラがあくまで退かなかった証であろう。
それだけの意思のある男と見込んで先鋒を託した。]
──彼を待つ者たちのところへ戻れるよう微力を尽くそう。
[ その機会を与えてくれたことを感謝する。]
クリフ殿は、そうだな──
[ ああ、おれが魅了して虜にしてやった、と答えてもよかったが、誤解されても面倒なので置いておく。]
大胆不敵だ。
どこかおまえに似ているかもしれない。
[ と、ナネッテからもたらされた情報に、空気が波立つ。 ]
レオノラ・リンザールが深手を負い、ティルカンの捕虜になっていると…
あ〜……。
ふふっ、ありがとう。
でも一緒にいたらクリフまで飛び火しないかなあ。
[とは言ってみたものの、幾ら容赦のないナネッテだって今のクリフを叱ったりはしないんじゃないか。そんなことを思いながら、でも気遣ってくれる友の声が嬉しくて言葉を紡ぐ。]
でも、うん。
こうやって話してたら、少し気が紛れてきた。助かる。
[続く礼は心から。
やっぱり痛いものは痛いと、情けない顔で笑った。]
― 撤退後 ケノワ砦 ―
そこは良く無事に戻ったと褒めてよ。
はははっ、その言い方だと自分で腕を斬ったみたいだ……
〜〜…っ …、って !
[ナネッテの辛辣で温かい言葉に笑ってうっかり身体を揺らしたら、まんまと生傷が痛んでラルスは顔を歪めた。確かにうっかりと言われても、これは仕方ない。]
はは───…、ええ。助かります。
[けど、続いて返された了承>>79には頬を緩めて身体を折った。本来なら少し休ませてあげたい思いもなくはないけど。でも、彼女が来てくれるなら心強いのは紛れもない事実で。]
[それから砦を出発するまでの間を、ローランドは護衛の人選やら手配やらをこなして過ごすことになった。
護衛には騎士団から中心に、怪我など消耗の少なかった者を多く選ぶ。連邦内の他国から付き従う者もあったが、それはやはり少数となった。マルールを刺激しないよう、人員を最小限に絞ったという事情もある。
その準備の最中、怪我人を見舞うことがあった。
主には連邦の兵士らを見舞うのだが、王国軍の将兵らが収容されている辺りに見覚えのある顔があった。
レオノラ・リンザール、と。その名前に覚えはなかったけど。]
…………………… ノーラさん?
[二度、三度瞬いてベッドに横たわる人の名前を呼んだ。
お知り合いですかと傍らの衛生兵から問われるのに、信じられないように意識のない若い男の顔を見下ろして、また長い息を吐く。]
ああ…、いや。
レオノラ? …だからノーラか。
あ〜…、うん。
多分、昔の僕の命の恩人。だと、思う。
なんで王国軍人なんてやってるんだ…………?
[多分お互いさまになるような疑問を呟いて。
意識ない人の顔を見遣って、少し首を横に振った。]
ああ、すまない。邪魔をしたね。
この人の意識が戻ったら、連絡をくれないか?
それまで、頼むよ。
[衛生兵に向け、殊更に彼を頼むことはしない。助けてやってくれと頼むこともしなかった。それは彼らの仕事であり、言われずとも全力で務めを果たそうとしていることは見れば分かる。
だから頼むとのみ言い置いて、その場を離れた。かつて見たとは違う血の気を失った顔に、また一つ重い息が零れた。]
そうしてやりな…それが上の仕事だからね。って、いちいちそんなこと言う必要もないか。
[上にたつものの責任を重々承知していそうだ。クリフと比べても頼もしさを感じれるのは年月の差もあるだろう。言おうとした言葉は途中で引っ込めると]
うちのメレディスもそっちにいってるんだろうし、どちらも自国の存亡をかけて戦うでもない状況で亡くすには惜しい男さ。
さぼらせずに治療をさせるからそっちも頼むよ。
[そっちにいる捕虜のことも頼むようにいって、軽く振り返れば、殿としての仕事を果たしていくように、退いていく旗下の部隊を見る。]
そうだった、もう一ついいかい?戦地での会談に女騎士が混ざってもマルール王国にとって失礼にはならないかい?
[そろそろ撤収の時間だな。と、馬首を返しながら、思い出したように、タイガへと肩越しに振り返り、先のことを見据えて一つ質問をした*]
[だが、暢気な空気はもたらされた報せの前に吹き飛んだ。]
ノーラが?まさか、そんな!
……俺、すぐ行って取り返してくる。
[常よりは低い声で告げる。
こんな時はたいてい、即行動に移しているのだ。]
― 砦 ―
司令官殿の凱旋を迎える!全員整列!!
[ 騎兵ばかりの足の軽さから、本隊よりも先に砦まで駆け戻ったナイジェルは、怪我人の手当や、遺体を持ち帰る事の出来た戦死者の安置を手配した後、軍歌を歌いながら悠然と戻る本隊を出迎えた。
勝敗を決したとは言えない戦に凱旋も無いものだが、恐らく戦略的には両軍勝利したのだろう、という想いがある。 ]
会談ですか。ルヴェリエ卿がこちらに?
では、歓迎の準備をするべきですね...いっそ、温浴場で会談というのはいかがです?
[ やがて、ティルカン連邦との会談が為される事を聞けば、以前に軍議の事でタイガが口にした冗談と同じ事を言って、悪戯めいた笑みを浮かべた。
そして、次の瞬間には、真摯な表情で再び口を開く。 ]
私は以前、王妃様の御実家に従騎士として伺候していました。
家格が無駄に高いというのに、この外見がひ弱に見えたのでしょう、同僚とは折り合いがあまり良くなくて...
[ 実際は、その頃には兄達にも鍛えられ、そこそこに強くはなっていたが、無駄に争うのを嫌う性格のせいで、相手を増長させ、大分虐められたのだ、とは、口にしなかったが ]
そんな私に、レイディ...王妃様は、随分と優しく接してくださいました。
恐らく、全てをご存知の上で...口出しはせず、ただ気遣ってくださった。
あの方は、そういう方なのです。今もきっと。
ですから、司令官殿...どんな思惑が周囲にあろうと、御本人が身内での争いを望まれた筈はない、私はそう信じています。
[ ブリュノーから逃れて来た王妃に会える立場ではなく、実際のところはわからない。
けれど、ただタイガに、その思いを伝えておきたかったのだ。 ]
レイディに、頂いた押し花です、今も私のお守りですが......『苦難に耐えて生まれる力』という花言葉を持つと、教えてもらいました。
[ 本当は、その白く可憐な花を守る騎士となりたかった...
口にはしない叶わなかった若い夢の欠片を英雄たる男に示して、ナイジェルは、静かに微笑んだ* ]
― ケノワ砦 ―
[まだ出発まで時間があるころ。]
仕事がんばってるかーい。差し入れもってきたよー。ご苦労様。
[見舞い。というよりは後方で忙しく働いている面々への差し入れと労い。そんな中、先陣として戦っていた王国の弓騎兵の隊長を見つける]
ああ、ここにいたんだ。ほら、根性出して生きるんだぞ。
[そんな話も、あちらの司令官としたからだ、当人としては軽く励ますつもりでいったわけだが、顔色の悪いレオノラにちょっとだけ反応があった。ただまあそれは悪い意味というか、魘されてるという意味というか]
なんかこう……失礼ね。
『それはそうですよ…だって、ほら、貴女が斬ったのでしょう?そんな人の声を聴けば普通……といいますか。』
[気遣うような言いづらそうな医務官にはいはい。と応える]
ああ、はいはい、わかったわかった。邪魔しちゃ悪いからね。そんじゃ差し入れここに置いとくから。またねー。
[仕事がどうこうなど問わない。暖かさと気軽さをもって、連邦兵の支援を主として働くものたちへと労いの訪問をしていった*]
飛び火したらその時はその時だ。
[まぁきっと大丈夫なんじゃないかな、なんて楽観的な思考で紡ぐ]
そっか。
気が紛れてるならいいけど、無理だけはしないでよ。
[痛いものは痛い、と言ってくれる分、余計な心配はせずに済むけれど、案ずる想いが消えるわけではない。
無理をさせるのも本意ではないから、と願う声を乗せた]
[意識が落ちた後の事は当然知る術もない。
向けられた言葉と苦笑>>3:143を見聞きしたら、へらっと笑って憎まれ口の一つもきいたかも知れない。
ついでに言うと、死んでいない、という情報が伝わっていなかった事が何やら思わぬ事態を招いた事>>90も、知る術がなくて良かった……のかもしれない。
多分]
[ゆらり、ふわりと漂う意識の狭間。
なんの感覚もなかったそこに、不意に、熱が生じた。
呼びかけてくる声>>78はどこか虚ろだった意識に穏やかに響く。
帰りを待つ者の存在。
言われるまでもないもの。
それを認識した事で、意識はより一層、目覚めの方へと揺らいでいく。
それは、知らぬ間に再会を果たしていた旧知の願い>>100をも受けて、より加速した──のだが]
[それでも、さすがに。
やりあった御当人の声>>108が届いた時には、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ。
『あんたがいうか!』
って感じの揺らぎが生じたのはきっと、仕方ない事。
……多分]
[それでも]
(帰らねぇと、なぁ……)
(まだまだ、ウェルやミーネに、押し付ける、わけにゃ……)
(それに……)
[まだ、奢ってもらってねぇし、とか。
伝言頼まれてるし、とか。
何より、自分に務め託してくれた御仁に挨拶もできないままなんて情けなさすぎるから、と。
そんな思いは、ゆらゆらと、光の側へ意識を寄せて行く。**]
/*
上から投げられてるあれこれへの反応をつらつらっと堕としたところで、今日は早く寝ないとヤバかった事を思う出した……!
みんな、夜更かしほどほどに、と上へ向けて念じつつ、お休みですよ、と。**
[ 行くな、とは言わなかった。
自分でも動揺しているくらいだ。
ましてレトとレオノラの交流はよく知っている。]
あちらの将は、治療させるためにこちらで引き取った、と言っている。
[ 無体な扱いは受けていないはずだ、とそれだけは付け加えた。]
/*
うーん、文章何か書こうとするんだけど、瞼が落ちてくるのと、頭が思考停止になるのとで進まない。
会談まで進んでないけど、今日は寝た方が良いかな。
― 砦にて ―
[王国軍との会談に向けて準備する合間に、戦いの前にナネッテと交わした言葉を思う。怪我をして彼女に叱られるかな、なんて思ってしまったのは、実のところあの会話>>52も大きかった。]
少し、いいかい?
[出立前、ローランドは準備の合間を縫ってナネッテの元を訪れた。開戦前のあの時と同じ、二人の時間だ。あの時とは違って、今はみっともなく左腕を怪我してるけど。]
どうしてるかなと思ってさ。
疲れただろ? 大活躍だったって聞いている。
…… やっぱり敵わないなあ ……
[商人としても、軍人としてもだ。
どうしても自分はこの人には敵わない、まだ。そんな思いを苦笑と共に滲ませて彼女を見遣った。一時は”義母”とすら呼んだ人を。]
[ かの女騎士は男と張り合おうとするような性格ではないようだった。
面倒見のいいおばちゃんの気配もどこかに漂う。
むろん、口にしては言わなかったが。
わざわざ馬首を返しての質問には、胸に手を置いて答える。>>102]
クリフ・ルヴェリエ殿が許すのであれば。
[ 風呂で会談するかもしれない、とは言わなかった。*]
いよいよ、ここだね。言ってただろ?前に。
「落としどころ」の話さ。
まだこれからだけど───…、うん。
[大した昔の話でもないのに、なんだか随分前に話をしたみたいだ。そんなことを思いながら、開戦前の会話>>46を引いて。]
結構、悪くないところに落ち着くんじゃないかな。
どう思う? 戦場で見たんだろ、向こうの司令官。
あなたの目にはどう映った?
結構な人物らしいとは聞くけれど。
[ナネッテの目にはどう映っただろう。この人を見るにシビアで現実的で、目の肥えた人の目に。緩く、そんな問いを向けながらラルスは穏やかに目を細めた。]
もっとも……クリフが出来る、って判断した。
僕はそれを信じてもいる。
自分でも言ってただろう?
あの教え子の心根は誠実だ、って。
クリフの目は歪んでいない。
だから人を見る目も良く持っている…と思う。
誰に脅されたわけでもなく、クリフが王国側に行って会談するという。それだけ信用するに値する人物───なんだろうと、思ってる。
だから、会談には僕も行く。
その判断が正しいように。
そして、もしものことがあったら…、
…まあ、この腕じゃ壁にもならないんだけど。
[やや情けない顔で、怪我をした腕に視線を遣って]
でも、その時には是が非にでも彼は連れて帰らないとね。
言ったろ? 稀有な才能の持ち主だって。
クリフは本当に、大事だからさ。
[ラルスの顔に、自然と笑みが浮かんだ。
友を自慢するように、誇るように。]
でも………、うん。
死なない。
死んじゃだめだなって、強く思ったよ。
今回、こんな怪我をして特に。
僕は生きて、きちんとこれからも働かなきゃ。
だからその、……ごめん。
あと、ありがとう。
[結局、叱られるなんてことはなく。
温かい手に、肩に手を触れられて。>>130]
何やってるんだって、叱られるのかなって思ったんだけどさ。
…生きて、帰って来て嬉しいって言われて。
やっぱ大事にしないとなあって ……
[完全に息子の感慨を零して少し笑った。]
クリフ、あとでそっちに行っていい?
この怪我だから、酒は飲めないんだけど。
お土産、渡してなかったからさ。
[それはいつぞやのリクエスト。>>1:=0
メレディスに届けて取り分けておいた>>2:136素朴な焼き菓子。彼には直接手渡したくて、ずっと持ち続けていた小さなお菓子だ。]
僕もまだ食べていないんだけどね。
きっと美味しいと思うんだ。
あとで、お茶を用意して待っててくれるかい?**
― 王都アマンド ―
[遠くから眺める戦場では、つぶつぶ黒々した渦がぶつかり合い分かれ混ざり合い、まるで海岸に集まる魚の群れのようだった。
しばらくその様を眺めていたが、ふたつの群れが東西に分かれて流れ始めた頃、不意に駆け出した。
来た時と同じルートを通って外に出る。
慌ててついてきた仲間に《猿》を集めろと言い置いて、自分はイルフェに飛び乗った。]
[ティルカンの兵の流れを遠望し、ケノワ砦に向かっていることを見て取ると、追いついてきた《猿》たちと共に砦へ向けて駆けた。
制止する者がいても構わず、止めれば斬り倒すという気迫で砦の前まで駆け抜ける。
集まってきたティルカンの兵と一触即発になりながら、砦へ向けて叫んだ。]
ノーラに会わせろ。
邪魔だてするなら推し通る。
[騒然とする周囲の空気を貫いて声が通る。**]
[ ナネッテ隊が去り、ようやく身の安全を確信できた。
この先はナイジェルが制圧しているエリアだ。
当のナイジェルは騎兵を率いて先に戻ったという。
街道を戻り砦を視認したところで、彼が先回りして手配したものを知ることとなる。>>105
歓呼に応え、兵らの活躍を讃え、騎馬を降りてナイジェルを傍らに従えた。]
クリフ・ルヴェリエに会った。
なるほど、君が絆を結ぶのもわかる。
しかしまあ、ティルカン騎兵と平地で戦うものではないな。
あれは無敵だ。
[ 兵らの耳には届かない距離で、率直な感想を漏らす。]
だが、おれは負けてはならなかった。
[ ゆえに、打って出た。]
君が来ると信じていなければ、あんな危険はおかさない。
[ 世辞ではなく、本当のことだ。]
おれの策の先に、どういうわけか、いつも君が準備を整えて待っている。
まったく…君が味方でおれは幸運に思う。
[ 幾重もの感謝と感激を眼差しに込めた。]
[ ナイジェルは問わず語りに、過去を語ってくれる。
この戦に参じた純真な理由を。]
君は──…
[ 自分がクリフに提案しようとしていることを、ナイジェルは察しているのだろうか。
それを受け入れることはできるのだろうか。]
そりゃ疲れたさ。それを表に出すほど軟じゃないけどね。
[指揮官として、そして、騎士団内部においても鬼教官として知れ渡ってる身として、無様な姿は見せれないのもある]
あのね、何年こっちのほうが長く生きてるとおもってるんだい?そうそう抜かれてはやれないさ。
[一種の目標とされるべき存在ならば、容易く達成されるわけにはいかない。
特に、旦那の商人として在り方と、自分の騎士としての在り方。
ある意味でそのどちらにも関している"義息子"にがいるのだ。猶更である]
ええ、「いよいよ。」でもあるし、「ここから。」でもあるわね。
[戦争は勝つことも大事だが、終わらせかたはもっと大事だ。上にとってある意味、一番、ドゥーハン王から渡した「胃薬」が役にたつ時間ともいえる]
そうね。あちらも全力でやる気はなかったわけだしね。
少なくとも悪くないところにはいきつけると思うわね。
王妃がいいか王子がいいか。為人もわからないアタシにとってはどっちがブリュノーっていう国のためになるかはわからないけどね。
一応…連邦を頼ったからとは関係なく、幼い王子や王子のほうが王妃よりマシだとは思うけどさ。
[幼い王子と王妃を別枠として捉えながら、そんなブリュノーについての所感を口にする]
ま、他国に刈り取り場を渡したブリュノーについてはどちらでもいいさ。
[どうせ都合よく使えるほうがどちらがいいか。となるのだ。ある意味そこは達観していた。司令官ことタイガについて聞かれれば少しだけ苦笑する]
あら、耳がはやいわね。
[そういうところは、実の息子のほうも同じようなものだが、旦那譲りともいえるだろうか。と苦笑する。]
手強いよ。戦争は政治の手段だ。というのをしっかり理解してる男さ。
あちらは海洋王国。にもかかわらずこちらと同数の陸戦兵を集めてきた。それだけでも舐めてかかれないとはおもっていたけどね。
[性質上海軍と陸軍を要する王国と、陸軍一極の連邦では同数の兵力であってもその意味合いや重みは違う。あちらはブリュノーという立地を、あるいは連邦を一切軽視していない。そう考えるぐらいでちょうどいい]
クリフはこちらから尋ねる。といったようだがね。尋ねるというのは、本来下のものがやることだ。それを受けてか知らないが凱歌を歌いながら帰っていく。対外的には勝利した。というのを暗に示していくというのをとっていったわけだ。
メンツを取る。という意味で王国は一勝もっていった。そんな強かがあるね
女の老婆とみても侮ることなく、名乗りをあげる胆力もある。もうやる気もなかったのを見抜いていただけだったかもしれないけどね。ただアタシが一気に詰め寄って首を狩れる位置よりも間合いをとっていた。用心深さも兼ねているよ。
……でもね。戦争や政治にも血を通わせているものだ。と、そう思ってるようにも見えたね。
[レオノラが捕虜となったことを伝えたとき、声を荒げることはなかった。
だがそれは冷徹ではなく自制だ。と思える。硬く唇を引いていた顔を思い出す]
甘くはないが、話がわからない相手ではない。捕虜の話をしたとき、あと、クリフの人となりを測りながら、あちらも「落としどころ」を選んでいたようにも見えたしね。
[王国司令官について雑多に思ったことを評し終える]
ま、うちはメンツよりも実利をとるんだ。むしろ、連邦所属国の一つである国の王様が囚われるまで戦った。という事実もある。
不名誉ではあるが、周辺からすれば"連邦は友好国にはそこまで力を尽くすのだ。"と思わせることができるだろう。それは国の防衛にもつながる。"戦うにはそれだけの覚悟がいるのだ。"とね。そして連盟国もまた増えるかもしれない。"そんな連邦にならつながりをもちたい。頼れるんだ。"ってね。
メレディスが囚われたのはいいほうに働くかもしれないさ。
[こちらについては王国に対しての勝利ではなく、思わぬ拾った勝利の一つ。であるだろう。あるいは打ち破ったという名誉をえた王国と、力をそこまで尽くした連邦という、両者一勝ずつか。]
それに、こちらから尋ねる。ということでマルールに花をもたせたんだ。ならあちらからの譲歩も引き出せるだろうさ。
[それは捕虜の返還であったり、今後についてでもあったりだ。あちらが一個とったなら次はこちら。というものだ。
そんな会談の予想図ともとれることを聞きながら、彼自身の決意>>114 >>115を聞いていく]
ふふん、勇ましい男の顔をするようになったが、アンタにはまだ早いさ。
教え子が夢に向かおうとしている。それについてどうこういう気もないし、失敗してもそれはそれだ。世間の辛さを学ぶ機会だろう。――だがそれが卑劣によって無残なものとされるというなら……
[そこで言葉をとめてラルスを改めてみる]
ラルス。それはアタシからみて、クリフ同様に、アンタも。なんだからね。
[近くにいる以上は死なせないよ。とはその強い瞳が言外に語る]
ラーシュ、
おれは拠点に戻っている。
[ レトを救うためなら、もう一度、戦いを挑むことに何らためらいはなかった。]
死んでも守る。なんて後ろ向きなことをいわなかっただけほめてやるさ。
…といっても、尋ねるからこそ、あちらはしっかりと歓待しないと見縊られることになる。そんな誤りを犯しはしないだろうとわかるからその分は気楽にいけばいいさ。
[安心させる母のような笑みを浮かべて、小さく恥ずかし気に呟かれる言葉には、目を瞬かせ]
ふふふ、可愛いこというじゃないか。
…… アタシのむすこはさ
(ね、貴方)
[既に世にいない旦那にだけ心の声を傾けながら、ついついわしゃわしゃと頭をなでた*]
― マルール軍野営地 ―
[ナイジェルが捕縛したリンデマンスの王が面会を希望していると聞き、承諾の意を伝えた。
会うのは青空の下。
王国軍兵の中で傍聴したい者がいれば来てもよい、というオープンな場とした。
やがて、衛生兵に付き添われてメレディスが案内されてくる。
武具は外されていたが、枷はない。
散歩をしているような、そんな足取りだった。]
[丁寧ながらも、庶民的な訛りの残る挨拶に、見守る兵らの間で失笑が漏れる。>>2:190
それを制することはしなかったが、タイガは他国の王侯に対する礼遇で接した。]
自分がマルール王国軍を預かるタイガ・メイズリーク・ユリハルシラです。
陛下にお目にかかれて光栄に存じます。
[ 負傷を鑑みて床几を勧め、会見希望の趣旨を聞かせていただきますと促した。]
[ メレディスが品種改良だの作物だのと語りだせば、兵らは、もはや隠しもせず屈託のない笑い声をさざめかせたが、話が進んでゆくにつれ、その場は水を打ったように静まってゆく。
真摯な眼差しと朴訥な言葉で語られる志に引き込まれたのだ。]
陛下、 あなたの野菜には、我が弟も命を繋いでもらったと聞いております。
[ 文字通りの草の根の交流を取り上げ、地の声に相槌を打った。
メレディスが国や文化を農作物で語り出した当初は面食らったが、これが彼の飾らない持ち味なのだとわかれば親しみも増す。
レトもよい土産を贈ったものだ。]
陛下の人となりと考えを、こうして直接に確かめることができ、良かったと切に感じています。
陛下がその身を賭してお運びくださった
[ 互いに顔を巡らせた兵らの表情は柔和でほころんでいる。
美味しい煮込み料理を思い浮かべているのかもしれない。]
クリフ・ルヴェリエ司令官殿は近いうちに、ここにおいでになる。
それを、お伝えできて幸いです。
[ もうひとつのお願いと言われた「このまま捕虜に」というメレディスの申し出は、わざわざ認めるまでもない状態であったのだけれど、告げられた理由の律儀さに、やはり良い男なのだと感服する。>>2:201>>2:202]
畏まりました。
御身は我が軍でお預かりさせていただきます、陛下。
[ 胸に拳を当てて責任を引き受けた。
滞在中、彼が望むだけマルールの雰囲気を味わえるよう兵らに指示するつもりだが、むしろ厨房の方でメレディスを離してくれないかもしれない。明日からの食事が楽しみである。]
[ メレディスが微笑んで呟いた悟りのような一言に、彼はこの騒乱を経て、王として急速に経験を積んでいるのだと感じた。>>2:203
タイガもそれを願う一人だ。]
自分からも、お頼み申し上げたいことがございます。
[ 地に足のついた明眸を見つめる。]
この戦いの前、弟に託して、陛下にメッセージをお送りしました。
農夫の知恵を持っておられる陛下にこそ、今一度、お願い申し上げたい。
[ 一呼吸おいて、土に水を撒くように言葉が染み込むのを待つ。]
マルールにとって、王妃と嗣子の正当な権利がブリュノー臣民に認められ、この地での安寧な暮らしを取り戻すことが、騎士たる者の誇りにかけて果たすべき義務であります。
女性にとって、嫁ぐということは、そこに骨を埋めるという覚悟を伴う重要な決断。
それを権力争いで追い出すなど、してはならない。
一方で、ティルカン連邦が、身ひとつで飛び込んできた第一王子を庇護したことも、人道にかなう正しい行いです。
けれど、残念ながらティルカンは、この機に港を得たいという欲を抑えることはできますまい。
あなたほどの方をもってして、自国を「属国」と呼ばざるを得ない権力。
軍司令官がいかに立派な方であっても、その後ろにあるものが、ブリュノーに押し寄せるでしょう。
陛下の言葉を借りていうならば、それは作物の出来栄えを確かめながら丁重に行われる品種改良ではなく、在来種を駆逐する異国種の人為的移植です。
今の乱れたブリュノーには、それを阻止するだけの地力がない。
そして、ティルカンがブリュノーを領有しようとするならば、マルールも看過はしない。
軍を派遣し、戦いは繰り返されるでしょう。
[ それは、政治の世界も知る者としての素直な分析である。
ただ、その先に語るのは、自らの絵図だ。]
マルールとティルカンのブリュノーにおける軍事衝突を回避するには、リンデマンスの協力が不可欠です。
ティルカンの過ぎた欲を堤防で調整し、程よい灌漑用水に変えてブリュノーに届ける。
これが、自分があなたに望むことです、陛下。
[ むろん、すべてのやっかいごとをリンデマンスに押し付ける意図はない。
ティルカンがブリュノーを併呑せずに矛先を収められるよう、協議したい腹案はあるが、それは王妃らの安寧保証と一体であり、ティルカン司令官の同意が必要なものであった。
タイガは、ブリュノーを独立したブリュノーとして残したいと考えている。
それはこの地を両国の緩やかな交流の場として、新しい品種を育んでみたいというメレディスの想いにも沿うもののはずだ。]
ご自身にそれだけの力があるだろうかと躊躇らわれるかもしれませんが、
陛下には、助言を与え、支えてくれる仲間がいて、また、陛下の作り出すものを楽しみにしている
それは、陛下の宝です。
"不可能と決めてしまうのも勿体無い"ですから、
マルールの風呂に浸かりながら、考えてみていただきたい。
ちなみに今日は、香草の束を入れてあるそうです。
[ この巡り合わせに感謝をし、日替わり風呂のメニューを伝えて見送るのだった。**]
[『ママー』という情けない声を背後に、相対する]
で?坊主がここにいるのは驚きだが、まあそれは横においておこうか。
[レトとの再会をどうこういうものではないという空気がある。改めて用件を聞くが]
…ノーラ?王国軍の人間かい?
[レオノラ。と聞いていた...はノーラと聞いてもそれが誰かわかっていない。まあ知らない間誰かがとった捕虜か何かか。という解釈を持ちつつ]
で、会わせろ。というが、会わせてなにをする気なんだい?あいにく、連邦の人間はもちろん、今は捕虜や王国軍であろうが、危害を加えようと考えるならいかせる気はないね。
アンタが捕虜となったそのノーラってやつを殺すように依頼された。なんてこともこっちは考えなきゃならないんだ。先に用件をいうんだね。
[相対して応じる。用事をいえ、まずはそれから。という態度だ。
そうこうしてるうちに、他の面々がきたりして応対したか。ナネッテ自身は特に危害を加える。などではないならば、ひとまずクリフに連絡を繋ぐなりして、監視付きではあるが奥に通れるようにするだろう。]
― 馬上 ―
[出発である。今度は軍ではなくローランドが選んだ護衛とともに使者としてクリフとともに参じる。その道中のこと]
考えは……覚悟は決まったかい?クリフ
[クリフの横に馬を並べるように近づけ、司令官。と畏まったように言わずに、名前を呼び、どうかしら?と聞いた**]
― 王国軍野営地 ―
[ クリフを橋を渡った先まで出迎える役をナイジェルに命じた。
むろん、そのまま会見に同席するよう伝える。]
ところで、君はどこで彼と知遇を得たのだ?
[ 自分とクリフの縁をかいつまんで教える。
あんな風にマルールを訪れていたのであれば、どこであっても不思議はないと思う。*]
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