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赤虎目石の剣士 イェンス に 3人が投票した
翡翠の巫女 リュカ に 4人が投票した
翡翠の巫女 リュカ は村人の手により処刑された。
次の日の朝、柘榴石の修練者 ローランド が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、菫青石の神魔 カサンドラ、赤虎目石の剣士 イェンス、空晶石の守り子 パメラ、桜石の魔人 イングリッド、砂金石の眷属 ミーネの5名。
― 湖上 ―
[ゆらゆらり。
意識戻した人達の邪魔にならぬよう、周囲の風に気配を溶け込ませて揺蕩って]
いいなぁ。
[囁く声も風が散らしたか。
相手からは見えぬだろうが、出会い全てへの感謝を口にした人へ、両手組んだ形の表敬の一礼を送り。
すぅ、と流れていった*]
ああ、姉さまが怒られちゃ大変だ。
[ 神魔が世界の柱に選ばれた時、何故、その対が自分ではないのか?と、魔人は正直不満だった。
けれど、そうであってはならなかったのだ、と、今は知っている。
だから、笑って言うのだ。 ]
ほら、どうやら、決まったようだよ。
[ ひらひらひらり、蝶が舞う。* ]
[>>+0私の答えを聞いた男性の反応は、ここまでと変わらず飄々としたもの。
けれど、左足を布に巻き取られ、身動きが取りづらい拮抗の体勢になって。
負けてしまう可能性の方が高いという思いが、奥に押し込んでいた身勝手な想いを堪えられなくさせて。
堰を切ったように紡ぎ出してしまった私の言葉を聞いたその顔からは、軽さ以外のものが伝わった。
>>+1あっさりとした態度で笑う言葉も、男性の積み重ねてきたものからなのだろうけれど]
…………じぶんのねがい、こそ。
[最上だ、と言い切った彼に、迷いの欠片も見えはしなくて。
助言だと続けられたその言葉に大きく目を見開いたのは、そんなこと、考えもしなかったこと。
だけど、言われてみれば確かにそうだと、思ったこと、だから]
……ありがとうございます。
ローランドさん。
[助言への感謝と、>>+4真っすぐに見返されるからこそ雄弁な瞳とに礼を紡いで。
八相の構えから駆け出し、真っ向勝負とばかり、だが刃の背を向けて彼の銅を叩くように振り下ろした*]
[振り抜かれた刃は、杖によって受け止められる。
その直前、聞こえた呟きにひとつ、瞬いた。>>+5]
…………。
[初めて相対した時には、己が在り方に迷っているようには見えなかった。
だから、零れた言葉は少し、意外なもの]
[向けられる称賛と、問うような言葉。>>+5
それに、青年はは、と小さく息を吐く]
……それは否定しねぇ、けど。
そこにこだわって、道を踏み外す事だってあるんだよ。
[認められたい一心で突き進んだ挙句の暴走。
シュラハトで生きた12年間には、そんな出来事もあったから。
ぽつり、呟くような言葉を落とした後。
こちらを押し返し、反動で跳ぶ巫女を追う事無く、その場で態勢を整えた]
なん、だっ!?
[神意を量る、という言葉と共に、地に落とされるオブジェ。
生じた地響きと振動に声を上ずらせたのは短い刹那]
真っ向勝負、ってわけかよ……!
[これが得た力、だと。
そう宣して駆ける巫女に合わせるように地に起きる変化]
ちっ……読めねぇ、か!
[斬り込むための距離も、術を放つための間合いも読めない。
ならば、と取るのは迎撃の構え]
……天命、『紅雷』、『龍爪』……力、貸せ。
[迎え撃つにしても全力で。
そんな思いから、紡ぐのは己が宿す属の力を高める言霊。
赤い光がふわりと舞い、それは手にした刀に彫られた龍に纏いつく]
……それが、そっちの得た力だってんなら。
[巫女の動きが弾かれるように加速する。
文字通り何かに弾かれたかのようにも見えたが、確かめる暇はなく。
加速からの強襲、胸の一点を狙った突きの閃は、僅かに身を沈めつつ、横に滑らせる事で右の肩で受け]
こいつは、俺の……。
俺がここで、取り戻した、力、だ!
[叫びざま、迎え撃つように横薙ぎの一閃を巫女の胴に叩き込む。
刃はこちら向き、即ち峰での一撃だが。
刃の纏う雷の衝撃は、軽く吹っ飛ばすくらいの威力は宿すもの。*]
[>>+8正面から向き合い、こちらの構えに合わせて傾けられた長柄が音を立てて私の薙刀を受け止める。
真正面からでは力負けするから、支点をずらして少しでもこちらの優位にと思っての斜め上段からの振り下ろしは、選択として正しかったよう。
ぎり、と押し込んだ力は、つかの間の拮抗の後、振り切れて]
───…ぇ…
[>>+9打ち付ける手応えが返るその身、表情は。
直前向けられた、その声に瞠った瞳のまま、けれど横転した相手にすぐ、我に返って]
…ローランドさんっ
[自分自身が打ち込んだ結果、ではあるものの。
想像以上にしっかりと入った手応えに、大丈夫かと案じて地に転がったその人へと駆け寄った*]
─ 湖畔 ─
[どんな経緯ではあれ、相手に一刀を打ち込んで、地に倒した。
これで、試練は乗り越えたといえるのだろうか、と。
ローランドへと駆け寄りながら、もう一方の彼と彼女へとほんの少し、視線を向けた*]
[振るった刀に返るのは、相手を捉えた、という手応え。
一撃に乗せた力と雷の衝撃が巫女を吹っ飛ばす]
……は。
[直後、突きを受けた右肩が痛み、振り切った『紅雷』が力なく下がった。
それでも、刀を取り落とさなかったのは、意地と矜持のなせる業]
[地に転がった巫女が漏らした短い言葉。
それに、は、と息を吐く]
……てか。
結構、きつか、った……。
[棘の生えた蔦の一撃と最後の一撃、どちらも重い衝撃を身に与えていて。
思わず、その場に片膝を突きつつ、吐き出したのはこんな言葉]
― 湖畔 ―
……っと。
[それでも、こちらに向けられる視線>>2に気づいたなら。
痛みを押し込んで、微か、笑んで見せる。
そんなカッコつけをするくらいの余裕は、あった。
その辺り、完全に無意識の仕種ではあったけれど。**]
普段滅多に怒らないけど、怒ると怖かったからねぇ。
[く、と漏らすのは思い出し笑い。
『絆石』を得たから中枢に行く、と告げた時の魔人の不満げな様子は覚えている。
けれど、神魔は魔人が対でなくてよかった、と思っていた。
務めを終えて戻った時に、出迎えの声を聞いた時に、それをより強く感じた――というのは、例によって口にはしていないのだが]
ん、ああ。
どうやら、そのようだねぇ。
[繰り広げられる対峙、その果てを見やる神魔の瞳は、どこか楽し気で。
同時にどこか――安堵しているようにも見えて。*]
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