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違う、えもの、じゃない
対戦相手
戦って、勝って、見つける
ぼくの生きる意味
[理性と本能が交互に押し寄せるかのよう。
軸の無さからくる不安定さが滲み出ていた*]
― 個別領域 ―
自分がやれといってるわけでもなし、そういわれてるわけでもなし、もてなさられていい気分でいるだけだぞ。
そうみたいだな。別々だとしても似通ったところはあるか。
ほう、ずっと寝ていて―――そんな隠棲生活をしてるものもいるか。
[>>49にはあっさりとした口調で答えながら、二彩を持つ竜>>50について、ふむふむと頷く。生態系が違えばそういうことも可能。ともいえるのだろうが、それが、密やかに聞いた言葉と同じような意味もあってのことならば、良い召喚者に巡り合えれば幸せだろうか?
少しだけ広がった価値観がそう思わせた]
今、俺がその真っ最中だからな。
[上を目指していた頃。というアデルの言葉。自分は真っ最中であり、たどり着いた先については想像もできない。
良いこと>>50というのにも頷いたりしたはした。ただ鍛え上げた自分を振るえないというのは窮屈そうである。
筋肉は裏切らないが、自らが裏切ると筋肉は衰えてしまうのだ。]
むしろ、自制せねばならんか。
それならば確かに召喚されるのも悪くはない。ともいえるか。
なら…いや、今はいいか。
[少し思い浮かんだことがあったが、それは今はやめておくことになった]
[そんな感じに茶会を過ごしつつ、確認を。と行ったのだが]
お!…お、お、おぅ
[言葉がどもった。べしべしデコを叩かれて驚いたように目を瞬かせた。
手加減なしに叩かれて、肌が赤くなったりはしたが、竜の嘴を受け止めれる男には、ある意味衝撃不足であったりしたが精神的にはたじたじであった。]
いや、可愛いはない。とかいわれたからな。
[そういわれたので、可愛いという評価が嬉しくない性別なのかと思ったのもあった]
俺の家は魔術に長けたものはだいたい両性であったりで、はぐらかされる。見た目や聞いたところで参照にならんこともある。
[自分は別だが。とはもう説明もせずにわかったことだろうけど]
悪気はなかったんだがなぁ。すまん。
[気が済むまでぺしられながら謝る。親しみのある感触はまあなかったわけで]
なら、可愛いは特に間違いじゃなかったんじゃないか?
[素朴な疑問とでもいうように首を傾げはしつつ、ため息交じりに言われた言葉には、いまいち返す言葉も浮かばずに、うーむ、と神妙そうにうなずいて返すのであった]
そうだな。
俺は気難しそうなやつか親切なやつか。そのどっちかと戦うことになるわけだし、どっちも応援しとくか。
[お互いに対戦相手が気になるというものなのは同じだろう。
小声には首を傾げたりしつつ、必要なことなら伝えるだろうからと、アデル>>51の手をとって、月の舞台へと戻っていく]
― → 月の舞台 観客席 ―
[観客席といっても、別に椅子があるとかではなかったりでの立ち見観戦]
ふむ、あの翼は飾りではないと思っていたが、あちらもまたどうして
[有翼人のほうは予想通りともいえるが、あちらもまた様々な動物の形態をとるように見える。]
あのように距離をとるならば、俺も――――――を使わざるを得ないか。
[腕を組み、神妙な面持ちでうなずいた*]
[放った刃は、宙へと舞うための時間を稼ぐための牽制。
故に、かわされるのは予想の内。>>*29]
しかし、何というか。
[傷を負う事を厭う様子が殆ど見られない。
それだけ、己の身体能力に自信があるのか……などと思いつつ。
躊躇う事無く挑み続ける姿は、眩さを感じさせるもの。
とはいえ、感心してばかりもいられないのだが]
[幾度目かの変化の様子>>*30を見つつ、上へ向けた弓から光を一矢、放つ。
それは宙に留まり、くるくると横回転を始めた。
それと確かめてから改めて見やった騎士は]
……なん、だ?
[薄い、板のようなものを踏んで、宙を駆けていた。
踏み出すごとに響くのは、何かが砕ける甲高い音]
一体、どれだけ……!
[変化のパターンがあるんだ、と。
紡ぐより先に、弓弦を引き絞る。
生じた光の矢が飛ぶのは、騎士の更に下へ向けて。
先ほど、舞台上に突き立てた矢──五芒星の頂点の、その中央に当たる位置に真珠色を突き立てる]
[そうして仕込みに意識を割いていれば、近接を許すは必定。
ランスを繰り出すべく、腕を引く動きを阻むには鳴弦が生み出す刃も光の矢も遅い]
……仕方ない、か!
[懐許したなら、使えるものは文字通りの己が身体のみ。
右手の変化を解き、晒すのは鋭き爪を備えた竜のそれ。
掴んで阻むのは難しかろうが、弾いて直撃を逸らせたなら重畳、とばかりに手を振るう。*]
あちらもまた器用なようだな。
[多少の羨ましさはある。
飛べないまでも器用に魔力か何かわからないものを武器に防具にし、堅実に戦う潮の香りがした竜。
空を飛び、幾多の魔弾を放ちながらも駆け回り攻めの姿勢で戦う森の香りがした竜。]
あの攻防一体ともいえる武技。回避と攻撃を一体とした妙技
あれぞ民冥書房にあったやつか!
[武術体系を竜の戦う姿から想像していた。
そんな感じでアデルとともに観戦していた*]
[ヴィンセントから放たれた矢は、またもやメルヒオルを擦り抜けて舞台へと降り下りる>>*32。
何を狙っての行動かは読めぬものの、本能的な警戒だけは抱いた。
とは言え、意識は舞台に突き刺さる矢よりも、中空に在るヴィンセントへと向く]
はあああっ!!
[後方へと引いた右腕を、跳躍の頂点、ヴィンセントの目の前で腰を捻る要領で突き出した。
足での踏み締めが無いために威力は減じるものの、速さは乗る。
ランスの間合いであれば弓も使えまい、と思ったのだが]
──── !?
[がきん、と。
風ではない何かでランスの軌道が逸らされた>>*33。
円くした天色が捉えたのは、ツェーザルと闘った時にも見た鋭い爪]
……おなじ……?
[竜と同じ爪。
己と同じ変化。
二つの意味を込めて呟いた]
[弾かれたランスの切先は上方へと逸れる。
弾かれた力が強く、引き戻すには時間がかかりそうだった]
はぁっ!
[ランスは弾かれる動きのまま右腕ごと上方へと流して、もう一度、足元で甲高い音を奏でる。
跳躍は前方、山猫の足のままの左足を突き出し、ヴィンセントの腹部を蹴り飛ばさんとした*]
[繰り出される一撃は速さをのせたもの。
大きく避けている暇はない、という読みはどうやら当たったよう。
繰り出した爪の一撃はランスを捉え、上へ向けて跳ね上げた。>>*35]
ま、ある意味じゃ竜と同じ、なんでな!
[呟きににぃ、と口の端上げて返しつつ。
新たに響いた甲高い音に、まだ来るか、と意識を引き締めた]
まったく……どこまでも、食らいついてくるな!
[言いながら、左手の弓を振り上げて]
だけど……嫌いじゃないぜ、そういうのは!
[楽し気な声音で言いつつ、振り下ろす。
弓そのもので真っ向殴りつけるという暴挙から、狙うのは陣の内へと叩き落とす事。
もっとも、向こうも飛べる以上は狙い通りに行かないのも承知の上。
ついでに、繰り出された蹴りをまともに喰らって身体のバランスが崩れるのも已む無しで。
腹に伝わる衝撃に、うぐ、と呻くような声が漏れた。*]
/*
(実はいた)
えーと、更新跨いでも地上と墓下でやりとり可能…と。
ツェーザルさん、何事もないならいいのですが。
とりあえず待ちましょう。
─ 個別領域 ─
うむうむ。
主のように素直に受けとってもらえると、こちらも持て成し甲斐があるというものよ。
[>>52茶を淹れながら、交わし続ける言葉は男にどんな思案を与えるか。
それはこちらには分からぬ事と、問われるままを答えるのみで]
隠棲の為かまでは儂には分からぬがの。
何らかの理由があって、ではあろうのぅ。
[森に眠る二彩の竜との噂しか知らぬ己に言えるのはこれだけ、と。
憶測はここまでとして、>>53舞台へ誘う男の手に引かれた]
[その手が差し出されるより前。
竜の願いを読み取った男の、真っ最中という言葉にはそうじゃろうのと頷いて]
もっとも、主は儂とは違うじゃろう。
主の願いは求める力を得た所で終わるものではあるまいし。
むしろ力を得てからが本領じゃろう?
まぁ、自制は要るやもしれぬがのぅ。
[男の独り言ちるそれは、男自身のみならず竜の願いへの理解でもあろうが。
それ以上の言葉は続けることなく、というか男の行動によって話どころではなくなった]
[扇の一撃程度、男の肌に傷をつけられぬことなど百も承知。
そも、ダメージを与える為ではなく憤りを発散する手段に過ぎない行動は中々止まず。
こちらの勢いに圧されたらしい男の弁解?にも、扇を動かす手は止めぬままだったが]
そりゃ、確かに儂らでも無性だったりする者もおりはするがの。
悪気はないからというて何でもしていい訳ではないぞ?
[ぺしぺしぺしぺし。
叩く威力は段々弱まり、けれどリズムを取るように動かしていた手を、最後に一度大きくぺしっと音を立て]
あれは可愛いと言われたが不服という意味じゃないわ。
年寄りに言うことでは無いじゃろと言うたんじゃ。
…まぁ、主がそう思うてくれたという事は有り難く受け取るがの。
まったく、主の番いは苦労していそうじゃのぅ。
[いや、この男を伴侶とするならばこういう面も好ましく思っているだろうかと思いながら大きく息を吐き出した]
─ 月の舞台 観客席 ─
[男に手を引かれて、小さな舞台から二組が舞闘を望む。
>>54傍らの主が感嘆を零すのに、そうさな、と返して]
喚び主に人が居らぬも珍しいが。
此度は特に珍しい喚び主が揃っておるようじゃのぅ。
まさか竜の子が居るとは思わなんだ。
あのおのこの親は、よほど竜に惚れ込まれたのじゃろうの。
[視線を向ける先、どちらと戦う事となっても主たる男は苦労しそうだが。
その苦労もこの男は前向きに受け止めるのだろうと思いながら、視線を更に動かした]
[視線を向けたもう一方。
竜同士の戦いも、熾烈を極めるものだ。
若いながらに自身の強みを正しく理解し利用する海蛇と、奥底見えぬ多彩さを見せ空を己が領域と示す二彩の竜。
どちらも強く、美しい舞闘といえよう]
…のぅ、主。
民冥書房とは一体なんじゃ?
[ここまでも度々分からぬことを聞いてはきたが。
>>55また分からぬことを言い出した主に首を傾げて問うてみた*]
[ある意味では竜と同じ>>*37。
それを意味するところを理解する前に、弓がメルヒオルの腹部を捉えた]
っつ……!
[相手の腹部を蹴る感覚はあった。
呻くような声も聞こえていた。
それを代償とするように、振り下ろされた相手の弓は確かにメルヒオルを捉え、その身体を舞台上へと誘う。
落下の先には矢により作られた五芒の陣]
まだ、だ……!
[落ちきる前に足掻こうと畳んでいた皮膜翼を広げようとした*]
― 月の舞台 ―
いってえな…一歩間違えば、死んでたぞ?
[ 魔光を放った竜の身には、無数の傷が刻まれている。
ほとんど回避行動らしきものをせず、棘の円盤に身を晒したのだから当然だ。
魔光を放った鱗が、棘の侵食そのものを抑えていなければ、多分もっと傷は深かったろう ]
竜を呼ぶ舞台において、竜の子が混ざる。
なんとも奇縁だな。
[普通の人タイプは自分だけではないか。そういう考えをもった]
姿形は違えども、競いあう相手だ。
願いがあるならばぶつけあうのみだ。
アデルと話したことで、多少の違いがあれど、そうそう変わりはせんと思えたからな。
どこかで妬むようなそんな感情を抱いていたかもしれん。そうならずによかった。
[アデルの感想>>57を聞きながら、むんっと、気合をいれるように筋肉が隆起した]
なんと……そうか。アデルは民冥書房を知らないのか
それも仕方ないか。
なら説明しよう
とある地に、書に記すために生をうけた魔族がいた。そのものの名はミンメイ。当初はうまくいかなかったこともあったようだが、とある日より、開眼。武術書、自然学、宗教、様々な知識分野を世へと送りだされていく。
特に武術においてはその出生まで詳しく語られており
[なんやかんやいいまくること9(10x1)分ぐらい]
…というような書物だ。
[とあるときに言えばいい、そんな便利グッズであるという感じである]
[ 腕にも流れる血をぺろりと舐めて、小さく笑う ]
あいつの血の方が美味いな…
[ 呟く間にも竜はばさりと羽ばたいて、傷つきながらも地に凛と立つ海の竜に向かって急降下する。
魔光弾の攻撃から近接への動き…交差の瞬間には、その手に鋭い短剣のような鱗が握られている* ]
[そんな説明に時間をとっていたりもしつつ、観察をしていたからこそわかるのは]
そろそろか?
[勝負の大まかな流れを敏感に露出しまくってる肌で感じ取って、そうつぶやいた*]
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