人狼物語−薔薇の下国


491 【SF人狼騒動村】Sleeping Silver SheepB〜敵は海賊!だけじゃない〜

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操縦士 ナネッテ

 
── 少し未来の話 ──

[ そして、ふ、と思い出した。
あのとき、Nルームでミーネが言った言葉。

いい目をしていた。>>63
痛くない筈がないのに、手で庇いつつも、こちらを睨む目。
闘志を揺らめかせ、先を見据える目だ。
負ける気はしなかったけれど成長すれば、分からないと思った。

去る背中に、かけられた言葉。>>65
それは、"また" があることを信じる強き言葉で。 ]


  …………っふ、


[ 思い出し、口角を吊り上げたものの。
身体中から力が抜けてゆくようだった。
だくだくと、血だまりが、自らの周囲を広げ。
最早、痛い、ということが分からなくなる程。

体温が下がる。
酷く眠い────、でも。 ]
 

(170) 2017/12/08(Fri) 22:11:25

操縦士 ナネッテ

 

  ──────……すのう、

   ミーネを、よんで?
   もう、おわったから、って……


[ 弔いか、嘆きか。
何にせよ、やりたいことがあるかもしれないと思った。

そして、一つの賭けだった。

放っておけば、そのまま。
冷たくなって死にゆくだろう、けれど。

ミーネがナネッテを"生かす"ならば。
"また" が訪れるのであれば。

     そのときに、答えを返そうか。
     肯定の、返事を。 ]**
 

(171) 2017/12/08(Fri) 22:13:04

【銀羊】副艦長 ガートルード





 ―――…ぐっ!…‥あ、……っ…!!!




[ゲオルグだった獣の牙が、喉元を食いちぎる
灼熱の痛みが、身体を貫くのと。

私の牙がその獣の喉笛を食い千切るのは、
ど同時だった。>>155。]

(172) 2017/12/08(Fri) 22:14:19

【銀羊】副艦長 ガートルード



[食い破られた喉元から、大量の血飛沫が迸り
せり上がるように口腔内からも溢れたが、唇を濡らす。
  
喉元の燃えるような激痛と、
失血の酷さに、手足の先が冷たく痺れ
視界が真っ赤に染まる。

獣になった私に、
呆気にとられたような顔をしていたナネッテ>>151
怒られるだろうな、とは思っていたけれど>>152.
ごめんなさい、を伝える時間など、なくて。]

(173) 2017/12/08(Fri) 22:16:53

【銀羊】副艦長 ガートルード


[ゲオルグの左前脚の爪が、
駆け寄るナネッテの肩口に食い込む>>155>>159

ぜぃ、ぜぃと、
喘ぐような辛うじての呼吸のと意識の狭間で、
やっぱり役立たずの心臓が、
張り裂けそうな悲鳴をあげた。

けれど、もはや、
為すすべなく、見ていることしかできずに。

ゲオグルにナイフを滑らせるナネッテ>>155
おやすみなさい、と囁く優しい声を聴いていた>>164]

(174) 2017/12/08(Fri) 22:23:18

【銀羊】副艦長 ガートルード


[ナネッテが
様子を確認しにきてくれた時には。

もう獣の姿を保てずに、
人間の姿に、戻ってしまっていただろう。

ナネッテは、止血や救命を試みようとして――…

助からないと悟ったのだろう、
その手を止めたのだったか。>>168.]

(175) 2017/12/08(Fri) 22:40:36

【銀羊】副艦長 ガートルード



[「無茶しすぎです」、と。
まるで、普段の日々の小言のような声音で言いながら、
けれど、“ガートルード”と呼んでくれたことが>>168

かつての少女が、憧れた貴女が、
「頑張りましたね」 と言ってくれることが。

髪を撫で、目元に触れてくれる優しい手が、
こんな時でもやはり、ぼんやりと、嬉しくて。]

(176) 2017/12/08(Fri) 22:42:05

【銀羊】副艦長 ガートルード



   ( ――…ごめん、なさい。 )


          ( ナネッテおねえちゃん…  )


[最期くらいい、いいでしょう?と笑う貴女に>>169

知ってる。貴女は、本当に、何だかんだ言って、
いつも、私に甘すぎるんだから…と、思う。

まるで、本当のお姉さんみたいに。

微かな呼吸を零すに濡れた唇が、
ごくわずか、微笑を浮かべたのは、見えただろうか。]

(177) 2017/12/08(Fri) 22:47:18

【銀羊】副艦長 ガートルード


[だから…最期に、私の我儘を、聞いてくれる?
 私が貴女を赦してもいいですか。
霞かける視界に映る、藍玉を見上げて、
瞳で問いかける。]


 (  ナネッテおねえちゃん…… )


[それから、残る左手の指先を
ナネッテに伸ばそうとする….

その目元の傷跡に。
いつも、泣いているように見えていた藍玉の近くに。

もしかしたら、少しだけ擡げるのが、
精一杯だったかもしれないけれど。

その手は彼女に触れえただろうか。]

(178) 2017/12/08(Fri) 22:56:15

操縦士 ナネッテ

 
[ 人の形をとるガートルードは、先ほどまでの獣の姿が嘘のよう。>>175
牙も爪も、毛皮も無くて。
その命の砂時計が、落ちてゆくのを。
なんとか、留めようとしたけれど。

ひっくり返された砂時計。
その命の砂が落ちてゆくのは止まらず。

だから、いつものように呆れ声。
緊急事態になると、司令塔のくせに、動き回る長だった。
いつもどこか怪我をして、その血を拭う事すら忘れて。 ]
 

(179) 2017/12/08(Fri) 23:53:01

操縦士 ナネッテ

 
[ 彼女の髪や、その目元は、ほんのりと温かいのに。
その温度がゆっくりと失われてゆくことが、怖くて仕方ない。
抱きとめた兄も、だんだんと冷たくなったから。

それを誤魔化そうと。
軽口を叩いたのに、バレていない、筈なのに。
それは、本心からであったけれど……

ふ、と僅かに微笑む口元に……
 ─── 堪らなくなった。 ]
 

(180) 2017/12/08(Fri) 23:53:32

操縦士 ナネッテ

 
[ いかないで、とみっともない子供のわがままが、零れそうになる。

本当は殺したくなんてなかった。
それでも、"ココロ"を喪って、壊れるよりは、と。
エゴのかたまり。
望んでいたかなんて、分からないのに。
  ゲオルグも、ジョエルも……


揺れる視線に、気付いたのだろうか。
じぃ、とぼんやりと揺れる翡翠が、藍玉を覗き込んだ気がして。 >>178 ]
 

(181) 2017/12/08(Fri) 23:55:27

操縦士 ナネッテ

 

  っ、まったく、
   こんなときまで、……


[ ナネッテが何をしたのか、どんな心境か。
分かっていながら、そんなことを言うのだ。

その我儘は、酷く優しく、そして甘い。

赦されない、赦されてはいけない……と、雁字搦めに縛られた枷。
魔法の紐を緩めるのは、彼女だったのか。
息ができた。ココロがふわ、と僅かに解れた。
だから。
少し、ほんの少しだけ、自分を"赦して"あげてもいいだろうか。 ]
 

(182) 2017/12/08(Fri) 23:56:07

操縦士 ナネッテ

 

  …………ジョエルに、
  兄に、会ったら……

  "もう少ししてからいく"と
       ……そう、伝えて。


[ 懸命に目元へと伸ばす指先。
救い上げ、両手で包み。
望むように、てのひらを誘導して。

その手が目元に触れたなら。
   潤み、湿っていることに、
   気付かれたかもしれないな。 ]
 

(183) 2017/12/08(Fri) 23:56:40

操縦士 ナネッテ

 

  おやすみなさい、
   ガートルード……


[ 私の可愛い妹。
その"太陽"に、小さな子供を寝かしつけるように。
ひとつ、口づけを落として。

しばらくは……
  ゆっくりと、髪の毛を撫でていただろう。 ]**
 

(184) 2017/12/08(Fri) 23:57:11

操縦士 ナネッテ

 
──── ──── 


[ 瞳を閉じれば、真っ暗闇が訪れる。
その瞼の裏側に、ちかり、ちかり、と輝く星々。
星の意味を、もう、知ることはないけれど。

きっと、その星々に込められた意味は、
皆、それぞれで。 ]
 

(185) 2017/12/09(Sat) 00:20:30

操縦士 ナネッテ

 
[ 海賊船の中。
そこら中に夥しい量の血液が散っていた。
ナイフを手にした少女は泣いたのだ。

生きていたことを、絶望して。
殺してしまった十字架を背負って。

生きていなければならない、と
ナネッテに枷を掛けた。
透明な鎖で繋ぎ、泥濘つもる暗闇の中で
一筋の光だけしか見えないように、目隠しをして。 ]
 

(186) 2017/12/09(Sat) 00:20:48

操縦士 ナネッテ

 
[ ずっと、ずっと泣いていた。

兄の瞳を奪ってしまったことが哀しくて。
ひとりぼっちが、寂しくて。
生きていることが辛くて。

赦されるためだけに生きる人生は。
どれ程くすみ、灰色の味であっただろうか。
それなのに、あまつさえ
ほんの少しの"幸せ"を手放すこともできずに。 ]
 

(187) 2017/12/09(Sat) 00:21:05

操縦士 ナネッテ

 
[ 怒りと憎しみの矛先を、海賊へとすり替えて。
自分が赦せない、憎い!ということは沈めて沈めて。

死ぬためだけの人生に……
償いもせず、赦されるのを待つだけの人生に……
意味なんてなかったのかもしれない。

          けれど。 ]
 

(188) 2017/12/09(Sat) 00:21:24

操縦士 ナネッテ

 
[ 今は、少しだけ思うのだ。

もしかしたら、
  この日のために、
  生きていたのかもしれない、と。


裏切った、そして知った。
自らの愚かさも、醜さも、未熟さも、全部を。

  残っていた"ココロ"が
  痛い痛い、と悲鳴をあげた。

貴方を "赦す" ために……
  貴方に "赦される" ために……… ]
 

(189) 2017/12/09(Sat) 00:21:42

操縦士 ナネッテ

 
[ 償いも、贖罪も、十字架も。
その全部が、消えることはないけれど。

獣の瞳を、ゆっくり閉じた。
 ただ、束の間の、休息を……。

その暗闇の中で、ナネッテはひとつ、呟く。

  ── ごめんなさい、
        ありがとう……


    もう、泣き声は聞こえない。]**
 

(190) 2017/12/09(Sat) 00:22:10

【銀羊】副艦長 ガートルード


[ナネッテの気配が、
少しだけ やわらいだ気がして。>>182

それが彼女が、ほんの少しだけ、
自分を"赦して"あげてもいいだろうか。と、
思えた為だと知ったなら、
微笑んで頷いて抱き締めただろうに。

その代り、ジョエルへの伝言の了承も込めて、
潤んだ目元の涙を拭うように、
そっと指先で撫でて。


 ( ありがと、う……ナネッテおねえちゃん…‥)


[姉のように愛した、大切な人。
額にふれる口づけと、撫でてくれる手に微笑んだ。]

(191) 2017/12/09(Sat) 00:26:01

諜報員 ミーネ

[ スノウからの連絡を聞き>>171
伏し目がちであった瞳をハッと瞬かせる

メインサロンへ着く前に
医務室に寄り救急キットを持ってきたから
着いたのはきっとナネッテとガートルードが
話し終わった後だった。

そこは一面の血の海で。
もはや誰の流した命かさえ分からぬ程に
に塗りこめられていた

倒れ付すガートルードにまだ息があったかは
分からないけれど、唇をぎゅっと結び
少しでも見込みの高いナネッテに向き直る ]

(192) 2017/12/09(Sat) 00:27:13

諜報員 ミーネ


  …、ナネッテさん

  少し痛むかもしれませんよ


[ 肩口から身体の前面を走る爪痕。
酷い怪我に思うことは色々あったけれど

もし彼女に拒まれなければだが
まずは止血し治療しようとした

瞬かせた瞳に浮かぶ色は心からの心配の色 ]**

(193) 2017/12/09(Sat) 00:27:18

【銀羊】副艦長 ガートルード


[自分を赦すことほど、
苦しいことはないのかもしれない。


[太陽が全てを許すように、エレン。
         君が自分を許せますように。]

テオドール…ううん、テオドロス。
愛していた大切な人が遺してくれた、
言葉と心を想った>>5:78

そういう貴方の方こそ、
自分を赦せないでいたのを、知っているわ。

だから、私が貴方を赦してあげたかったのに
…ごめんなさい。

王家の子どもでもない、女神の護り人でもない、
ただの、テオドロスを。
私の大好きな人を。

王家の指輪は、弟のくれた十字架と一緒に、
首に掛かっている。>>5:81]

(194) 2017/12/09(Sat) 00:27:27

【銀羊】副艦長 ガートルード


[
   一つめの月に、願ってはいけないんだって。

   賢い囁きは、
   もう、”ほんとう ”をなくしてしまったから。



   二つめの月に、祈ってはいけないんだって。

   優しい目の奥の心は、
    もう”からっぽ ”だから。
                        ]

(195) 2017/12/09(Sat) 00:28:43

特攻隊長 ゲオルグ

[背に掛かった痛みに、反射的に攻撃すれば、その爪は肩口に食い込み切り裂いていく>>159
それで終わると思ったのに。
これで終わりだと思ったのに。

何故か抱き締められて。
ああ、何で今更そんなことを。

それは“誰”のためにやるものなのか。

僅か身を捩ってみるが、離れる気配もなく>>160
それほど体力も残っておらず。]


 くそ、たれ……が……


[だから、最後に怨嗟を吐き捨てて。
滑らせられるナイフに引き裂かれ、獣は事切れた。]

(196) 2017/12/09(Sat) 00:29:08

【銀羊】副艦長 ガートルード


[ 私の中には、まだ一つ目の月の
“ほんとう”の欠片があるだろうか。
 私はまだ、“からっぽ”ではないだろうか。

 分からない…でも。]

(197) 2017/12/09(Sat) 00:29:23

【銀羊】副艦長 ガートルード

[ ディークの掌の温もりを。
 ナネッテの名前に籠めてくれた信頼を
 テオドールが遺してくれた心と言葉を。

 私を信じてくれたクレステッドを。
 心を守るように抱きよせてくれたミーネを。

 撫でてくれた”あの人”の手を。
 刀の教えを託してくれた、あの日のゲオルグを、想った。

 それは、私にとっての三つ目の月の光のように**]

(198) 2017/12/09(Sat) 00:29:46

特攻隊長 ゲオルグ

[子供は泣き腫らした目を擦っていた。
彼女たち>>175>>161にとびきりの笑顔を向けていた。

ぼくは生きとし生けるものが好きだった。
奴隷の身分だったけど、それでも日々強く生きる人間が好きだった。
みんなみんな必死に、力強く生きていく生き様を見るのが好きだった。
だけどぼくは、それを奪い去る側の者だった。
それがどうしても哀しかった。
苦しかった。辛かった。
これでやっと解放される。
自分勝手なことに巻き込んでごめんね。]


 ごめんなさい、ありがとう


[最後にそれだけ残すと、涙を湛えたままふわりと*消えた。*]

(199) 2017/12/09(Sat) 00:29:47

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生存者 (5)

ミーネ
11回 残19115pt(8)
ドキドキオフ
ラヴィ
0回 残20000pt(8)
ナネッテ
20回 残17619pt(8)
心しんどオフ
ガートルード
30回 残16715pt(8)
スノウ
25回 残18059pt(8)

犠牲者 (6)

ローゼンハイム(2d)
0回 残20000pt(8)
ベネディクト(3d)
49回 残14023pt(8)
 オフ
エディ(4d)
10回 残18081pt(8)
第3エリア倉庫オフ
ディーク(5d)
100回 残9015pt(8)
花園/副艦長室オフ
テオドール(6d)
54回 残12652pt(8)
青褐の底オフ
クレステッド(7d)
35回 残14323pt(8)
ねむいオフ

処刑者 (6)

ベルガマスコ(3d)
16回 残17870pt(8)
ハーラン(4d)
30回 残18451pt(8)
ジークムント(5d)
15回 残17462pt(8)
ノーラ(6d)
17回 残17977pt(8)
逃亡2号オフ
ドロシー(7d)
49回 残13689pt(8)
寝落ちるかもオフ
ゲオルグ(8d)
35回 残13215pt(8)
噛み締めてる

突然死者 (0)

見物人 (0)

退去者 (6)

ヴェルナー(1d)
45回 残16508pt(8)
眠るオフ
キアラ(1d)
0回 残20000pt(8)
セルウィン(1d)
5回 残19471pt(8)
生きてますオフ
フレデリカ(1d)
14回 残18284pt(8)
ふわふわオフ
ルージュ(1d)
18回 残19208pt(8)
シルヴェストリス(1d)
158回 残9884pt(8)

発言種別

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死者のうめき

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