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― 先の刻/旅路にて ―
せっかく、これまでとは違う在り方をしておるのだから。
楽しまねば、損であろ?
[楽しそう、という言葉>>288に笑って返す。
しゃら、と鳴る耳飾りの音に心地良さげに目を細めた。
眷属の印として与えたそれ──身に着けた者の命が危険に晒されるようであれば、与えた血を介して闇桜の命の一部を与える呪具は、今は番の花である印としての意を強く持つ。
血と魂の共鳴により、命尽きる時は同時。
それは、己が命の父と名付けの母の選んだ路と同じもの……とは、未だ話してはしていないけれど。
遠くなく、寝物語の一つにでも語られる事となるだろう]
[可愛いなどと評されたなら、どうなるかは推して知るべし。
間違いなく、軽く茶化しながら口づけのひとつも落とす事となるだろうが、それはそれとして]
うむ、では、やってみるか。
[返る同意>>289に、力で生み出す賽子ひとつ。
左の耳元、桜の耳飾りが涼し気に鳴るのを聞きつつ投げ上げたそれを広げた扇でひょい、と受け止める。
出目が如何様であり、先に何があろうとも。
傍らに添う燭と共に行くのであれば楽しめるから、闇桜に迷いはない。**]
聖蓮の花神 マレンマは、「ハルトがんばれ」と、ギュー返し
/*
そういえば、耳飾りのネタ晴らししとらんかったな……と、思い出したので織り込みながら完全に〆る。
ハルトは残り時間で頑張れ……!
/*
うん、リリちゃんがハルトに片思いは分かってたよね。
それもあって、ハルト帰るかなと思ってたのもある。
つーか、ハルトがレンを選んだというのは、どうなんだ?恋愛なの?私達www
/*
再会した時にハルト君とかに忘れられてて、おこるリリが目に浮かびますね…。
>>-558
あの突付き方でレン@ふかふかが気づいてるぽいのに気づいてしまったわw
リリの中では、天秤に乗せて切り捨てれる側って認識だから、恋愛ともまた違う気がしますけれどもねw 乙女心は繊細なんだよ!
Epilogue/Lycoris
[風にそよぐ葉の合間から落ちる陽光が、綺麗に刈り揃えられた草の上に陽だまりを作る。
その上に寝転んだ男は、うらうらと浅い眠りの淵を彷徨っていた。
撫でるように肌の上を滑る風が、その赤灼の髪を控えめに揺らす。
同じ色をした燃えるような赤い花が、男の身体の周りに寄り添うように咲き乱れていた。]
……ン、
[もぞり、と身動ぎをして。
ひく、と鼻が動く。薄目から覗いた琥珀は未だ寝惚けたような色で、ゆっくりと何度か瞬きを繰り返した。
なんだか、酷く懐かしい夢をみたような。]
あ"ー…寝てた…くあ、ァ
[のそり、起き上がって伸びをする。
視界の端、群れ成す緋色の中。ちょうど寝転がっていた胸の前あたりに、真白な花弁の一輪が揺れる。
男の指がそれを突いて、ぷつん、と茎から摘んだ。]
[何度巡ったかも分からない季節。
途方も無い時を生きる身に、花の名残りを惜しむ情緒なんてものは、余程退屈が過ぎる時の暇潰しだ。
そうして今まさに、男は暇潰しに興じていた最中で。
けれど待ち人は、今度こそちゃんと、来たらしい。]
────…、
待ちくたびれたぞ。
[近づく足音に、自然、口元が弛む。
手の中の花にそうと唇で触れて。立ち上がると
/*
まあ実はこのこ、性別不詳というか...花だから雌雄同体なんじゃないかと思うんだけどね...
(ぼそお)
おかえり、ルート。
[久々に音にした名前。
それはヒトの時間で少し懐かしいくらい、獣の時間ではほんの少しでしかない筈の、別離。
笑った声と共に、手のひらが重なる。
且て同じ傷痕だったそこにあるのは、
地面を染め上げる緋色が、やっと重なった青年と獣の路を祝うように、そっと*揺れていた。*]
/*
>>-559 ナニー
うむ、背後はそこまでの展開にはならんだろー、と思っていたがまあ、俺的に外せなかったのでなw
つけた時点で聞かれたら聞かれたで、また悪乗りしたと思うが(
言ったら言ったで、また際限なかったと思うぞw[自重しなさい]
― 何時かの刻/異界門 ―
[真名を呼ばれ頷くも、右手を重ねられることはなく。
代わりに少女の熱が、氷華の身に跳びついた>>_89]
暑苦しいと言っておろうが。
……まったく。
[言葉は悪態であるけれど、その口調はどこか柔らかく。
両腕は少女の身を引き離すことはなく、ただ静かにその背へ回される。
その温もりを心地よいと、離し難いと思ったのは、初めてのことで――
しかしそれを口にすることはなかった]
/*
こんな感じで雷華ペアまとめて〆!
ルートが現世のケジメ着けるまで待ってた感じかなー、というエンディングの一つの形として。
だいちさん勝手にごめんよ!みなさんありがとございましたー。
― それから/凍柊の領域 ―
[リリが異界へ去った後。
帰還した自身の領域は、どこか常よりも広く、気温が下がったようにも感じられた。
常雪の空間に独り。
しかしそれを寂しいかと問われれば、否、と返したであろう。
それは決して、強がりなどではなく]
――寂しくはないのだと。
そなたが、教えてくれたのだ。
[雪の兎が足元で跳ね、クマのような雪像がのっそりと立ちこちらを見ている。
領域の片隅には、冬でも咲くと教えられた花が、ひっそりと植えられていた。
いずれは先の対応に味を占めた不届きものたちが、氷を得るために踏み込んでくることもあるだろうか]
[それでも、氷華の凍り付いた心すら融かしたあの熱は、千年を掛けても得られぬものであった。
だからただ、その地位のために、氷華は強くあろうとした。
いずれ彼女と再会出来たなら――その時こそは]
――そなたはこれより、柊の護花である。
花咲き乱れる千年は終わりを告げた。
これより、共に王華の選に挑もう――
過酷なる冬と、それに耐える力を、譲葉へもたらすために。
[偽らぬ理想と共に、氷華は護花の手を取った**]
― 何時か先の未来 ―
[冬を越えたら、華が咲いて、夏を越えたら秋に散る]
いよいよ、もうすぐだな……
[あれから気の遠くなる程に数え切れない時間が流れた。
譲葉というひとつの世界を治める王華を照らす陽。
そうある様に、俺はあの日きめて、この世界にとどまる事を選んだ]
はは、千年越えても
相も変わらず、四君子のみんなと見えるのは武者震いに慣れないな。
[赤備えた蓮の外套、腰に水の剣と紅蓮の銃。
そこはもう、俺の故郷。
水を歩き、蓮を渡り、俺は巡る時を迎えにいく]
[またあの人たちと華を咲かせ彩を競う選が訪れる。
あの始めの時には氷の様な冷たさを思わせたあの華も、もうすぐ従華を呼ぶんだろう。
誰を呼ぶかを訊いたことは無い。だけど、何処かで予感はしてる。
水と蓮の彩に包まれた道をゆき、水面に足音を立てる。
また、会える。季節を巡り華が咲く様に、巡る。
今の俺はあの頃と比べてどんな人になれただろう。
今もこうして、あいつを支えて共にある為の太陽になれてるだろうか。
だから。それを確かめる選が、もうすぐ足音を立てて来るんだ。だから]
[美しく咲き誇る、色とりどりな聖蓮の座に訪れて]
そろそろ時間だぜ、我が王サマ。
[冗談めかした口で、薄紫の手袋に覆われたその手を差し伸べた]
次の1000年も、その次の1000年も
華が枯れることなく、水も陽も巡る、そんな世界の為にさ。
[そして彼がその手をとれば、俺は笑い、共に往く]
/*
ルートにあげるものだけは色が違う、という感じですかね。
楽しかった、みなさま良い人狼ライフを!
/*
>>-561
▼レン
じゃなくてw
>>-564
そこまで今回読みきれてなかったので、素直に凄いぜふかふか!と言っておきたい気持ちになった。
/* ふにゃあああぎりぎりの滑り込み!!
挨拶できずで終わりそうすみませぬ!
十六夜です!
ふかふかさんありがとう、愛してる!
お付き合いしてくれたみんなありがとう!
リリちゃんも好きレンも好きでぼかしてくすたいる!
ほんとうありがとう!!
またどこかであえましたらなありがとうございましたああああ!!**
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