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― 飛行船 ―
[ シメオンに指輪を手渡し、リリエンタール・バスタード・クレメンスの名を聞くと、男は愉しげに掠れた声で笑った ]
は、は...
[ 男はすでに、何一つ持たず、けれど全てを持っていた ]
君達、は、息子の、ようだった、よ...
[ いつもの、喰わせものの顔ではなく、ただ慈しむだけの笑みを浮かべ、声を震わせるシメオンの肩を掴む ]
立たせて、くれ、シメオン...ナミュール、が見たい...
[ それが、男の最期の願い* ]
― 飛行船 ―
おっさん…。
[息子のようだったと、その言葉>>327に思わず涙ぐむ。
立たせてくれと言われて、袖で目元を拭ってからクレメンスの腕を取り、自分の首の後ろに回して身体を支えてやった]
ほら、おっさん。
一望出来んぜ。
[上昇した飛行船から望むナミュールの地。
美しい大地が眼下に広がる]
……すっげ、世話になったな、おっさん。
ありがとう。
俺、いや、俺達、おっさんのこと大好きだぜ。
[それを示すため、抱き締めるように支える腕に力を込めた**]
― オプティモ ―
[飛行船がオプティモに戻ると、全てを心得た様子の家令が、男の遺体を引き取り、一通の書状をシメオンに渡す。
それは、自身の死を、内乱終結までの間は隠してくれという遺言で、遺体は海に葬るようにとも記されていた]
[ 同時にもう一通アレイゼル領主ソマリ・フル・アレイゼルへの書簡も手渡される。
そこには、サシャ・ヘイズナイトを始めとした、アレイゼル領に侵入しそのまま消息を絶った私兵達の名が連ねられ、叶うなら、彼等の墓標に名を刻んで欲しいとの願いが書かれていた ]
― シュビト ―
[ そして、そこに最期の手紙が届くのは、全てが終わった、その後のこと ]
『俺の代わりに見届けてから、来い』
[ ベルサリス学館館長、ジョゼフ・ジェフロイ宛に届けられたその手紙に、差出人の名は無かった** ]
/*
ほんともう、天側にはめっちゃ負担になってるんじゃないかと心配なんですが。多分英雄男子ーずと、ソマリさんがなんとかしてくれると信じてる!
皆、がんばって!
それと、ごめんなさい...
[土下座しつつ、退場**]
[死んでから見る物は、気がかりだった家よりもっと気がかりな友人筆頭の解放連盟だった。
その解放軍が西の砦へ進行している。
進行速度は思った以上に早く、喪章をつけた精鋭らの活躍は目にみはる物があった。]
快調だなぁ。…ちと快調すぎるけど。
[ソマリと合流したり、シメオンがやってきたり。
敗走兵の半数程が無事合流出来た時は安堵の息が零れる。]
[>>~8内心落ちた声も届いて苦笑する。]
そりゃ仕事だしなぁ。
働かざるもの何とやらだ。
[それ以外にもあるのかもしれないが、件の人となりをあまりにも知らなすぎた。]
解ってる。
そう思ってる奴らは沢山いて、
でも何もできなかったんだ。
お前が道を示したから、
俺たちはその道を歩いて行けた。
今も…歩いてる。
お前がどんだけ悩んだりしてるかも知ってるし。
何回も泣き言は言ったしなー。
[>>~9>>~10後悔するという声には何も言わず。]
…ん。
[確かめるような声には少し笑った。]
[場面は転じ、ジェフロイとシメオンが顔を合わせる所に顔を出す。]
俺あんまりあの人らと交流なかったけど。
理解しろかー。
[やや上からにも見える言葉には苦笑する。]
当たり前だが、
感覚というか、土台が違う…のかもな。
それに、なんつーか…。
多分俺はそこまで外交官を信用しきれてねーんだろうな。
優位な条件に耳障りの良い言葉、
個人相手なら大して問題ないけど、
国の対話としては逆に不安になる。
何だろな、うーん…
あいつらはあくまで開国を促す外交官であって、
共和国の全部じゃないんだ。
外交官のその奥に座ってる奴らが、
あいつらと同じ思惑だとは思えない。
同じと判断するには情報が少なすぎる。
でも俺たちは外交官しか知らない。
かといって、他を知るためには開国して、
あいつら以外の所から情報持ってこないとなんね。
一度開国したら後には引けない。
ナミュールは開国どうかで真っ二つ。
そして俺らにはさして理解深める時間もない…と
[ジレンマだなぁ、と呟いていたらクレメンスが来るらしい。
お、と思いながらその様子を見ていた。]
…お。
先生?それにルディか。
[会話するような声が聞こえたので、そちらに顔を巡らせると見覚えのある顔にひらりと手を振った*]
/*
おはよー。昨日は無理せず寝たら朝だった。
クレメンスのおっちゃんとアレクシスはお疲れだー。
出迎えは出来ないのでこっちに残しときつつ
あ、ソマリのプリンは有難くいただいておかねばだ(合掌した**
[夜陰に紛れるように、首都ブラバンドを出立する一団の影があった。
その数、400強。
かつて
当代巫女姫その人自身が。
人々の意識がオプティモに向けられている隙を縫い。
ナミュール北西に位置するドルマール神殿に向けて、密やかかつ迅速な移動を開始した]
[翌日。首都ブラバンドでは二つの動きがあった。
ひとつは、“重篤な病にて面会謝絶”となっているマチュザレム共和国大使カナン・リリが養生している宿>>4:340で起こった。
巫女姫シルキーからの公式な信書が届けられたのだ。
『先日の御提案いただいた件、折り良い返事をお返ししたく存じます。
御足労をお掛けしますが、どうか、ドルマール神殿までお越しください。
…もしかすると、貴方がこれを読む頃には近づき難くなっているかもしれませんが。
お得意の空の道はあいております
シルキー・カノエ・ナミュール――』
いつ、彼が見るかは知らない。
けれど巫女姫からすれば、空の風来坊と連絡を取る手段は、此処しか無かった]
[そしてもうひとつ。
ブラバンドの臣民へと、巫女姫からの声明が発表される。
『巫女姫シルキーは、皆様が暮らすブラバンドの街を、戦場にしたくは御座いません。
此処は古くからの営みが紡がれる、私にとっても愛しい場所。
されど解放軍と呼ばれる方々は、古き因習を壊さんと、王府の崩壊を目指して兵を向けてまいりました。
今、王府の一切を任されておりますのは、この巫女姫シルキーです。
古き因習と言うならば、私こそが其の象徴でありましょう。
であれば私さえ此の地におらねば、皆様の安然は保たれます。』
『ブラバンドに解放軍が押し寄せてきたら、どうぞ白旗をお挙げください。
貴方がた傷つくことは、私の本意では御座いません。
新しい時代の嵐は、確かに恐れも感じます。
けれど、…時間が掛かってもいい。それでもいつか、
臣民の皆様が、心豊かに、黎明を迎えられることを祈ります。』]
[ドルマール神殿は、長きに渡って巫女姫と宝珠を護ってきた、堅牢なる砦にも似た場所。
そこに巫女姫率いる400強がたどり着くのは、もうまもなくのこと**]
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