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(先生達も勝手だよな……
詰まるところ王家に恩を売るために俺をダシに使ったんだろ)
[留学先への移動中も、シメオンはぶすくれた表情をしていた。
ちらりと横目で共に移動する第二皇子──カナンを見遣る]
……言っとくけど、俺はお前を皇子扱いしねーからな。
[師達からは、くれぐれも皇子に粗相の無いように、と言い含められていたが、そんなことは知ったこっちゃなかった。
おまけで留学出来たと受け止めたが故の反発心と劣等感]
留学先では皇子でもなんでもねーんだからよ。
[負の感情を隠せるほど大人でもなかったシメオンは、尤もらしいことを言って対等の立場に立とうとした]
…そもそも、なんで留学なんかするんだ?
[次いで投げかけたのは、留学の話を聞いてから抱いていた疑問。
留学先は母国セドナを開国に至らしめたマチュザレム。
シメオンの頭には”人質”の二文字が浮かんでいた**]
― ブラバンド・風花祭 ―
キール。
……なんて、呼べないか。今は。
[舞殿の上で舞う陽光に懐かしい視線を投げ、
舞がすべて終わるより先に身を翻す。
急いで帰らないと、集会に間に合わなくなる。
馬と、舟を乗り継いでぎりぎりといったところか。]
− ウェントゥスの里 (回想) −
[自分がどのようにしてその里へ、部屋へ運ばれたのか、その過程でどのようなやりとりがあったのかはカナンの知り得ぬ範疇のこと。>>141>>143>>144
しばしは高熱にうかされて、自身の名も所属も失った。
もっとも、カナンの懐にある親書を読めば、彼の役割は知れるところとなる。]
「───カナン、聞こえるか?」
[脳裏に響く声の出所に惑乱し、看病してくれた
…おれに、 力を貸してくれ。
[毛皮ではなく、藁と毛織物の寝具の肌触りに、生国セドナとも、木綿を主とするマチュザレム共和国の生活ともいささか異なる感触を覚えつつ。]
ルディ、そっちの準備、順調か?
[声を投げかけるのは、遙か遠いシュビドにいるだろうガートルードへ。]
巫女姫は見た。綺麗だった。
マチュザレムの使者も正式に巫女姫と面会したらしい。
王府からは反乱鎮圧の軍が出てるとさ。
あと、串団子美味かった。
だいたい見たから帰る。
土産は話だけで勘弁しろよ。
[陽気な気配を思念に乗せて、馬を走らせる。
見るべきは見た。あとは動くだけだ。]
[ 斜面の日陰に残った雪を慎重に踏みしめながら歩く。
月に一度、少数の兵と共に必要最低限の食料と水だけを持って山に入る事を繰り返し、この程度の道は慣れていた。
主に平野の演習と異なる荒れ果てた自然の猛威に晒されながらの調練は、心身を鍛え上げるだけでなく五感を研ぎ澄ませ、軍としての行動の大事さと個としての判断の必要性を兵士に植え付けさせる。慣れぬ者は脱落していくが、我慢強く締め上げ続ける事で脱落者を徐々に減らしていっていた。]
( と、書いてある事を続けているだけです。)
[ 祖父の書き残した軍書で得た知識を真似事として披露する事で今の地位を得た。父も似たようなものだったのだろう。戦争のない国での地方軍など、腕の良い猟師に毛が生えたようなものだと言ったのは酔っ払った父だった。
この地方の民衆は耕作地が少なく沿岸部は船を出して近海で魚を取り、山岳地は罠や弓を用いて獣を取って生計を立てるものが多い。鉱山の類は貴族が国の監視下の元で管理し、ここらで取れたものの大概はシュビトに持ち込んで加工して商品となる。
魚や獣の肉は腐りやすいが、毛皮は溜め込んで商人の注文を取って流通させることもできた。]
山岳の民の一部も、町に出るようになったとか。
[ 族長の長子が件の学館に通い始めたのは数年前だったか。目まぐるしく世界が変わっていく。*]
俺たち一人一人が国を守る気概を持って武器を取る。
いざというときには国の全員が立ちあがる。
その覚悟と気迫が、国を守る力になるんだ。
外の国の脅威を伝え、みなに備えさせることが、
ここで学んだ俺たちがするべきことじゃないか?
[先導者たり先駆者たれ。
自負と若い責任感を口にする。]
― いつか・ベルサリス学館にて ―
[万が一、本当に金の貸し借りならたんまり金利を吹っかけてやるところだったが、やはりそういう話ではなかったようだ。
クロードが真面目な顔をすると>>148、こちらも話を聞こうと真剣な顔つきになった]
ん?ああ。お前らの活動な。
わざわざここにこなくても、世界のことやら身を守る術を教えてもらえるって評判じゃねーか。
[学館は貴族から庶民まで、出自も性別も関係なくあらゆる階層に門戸を開いている。
とはいえ毎日の仕事に追われるのが精一杯の者たちには学べるだけの時間は作る事ができない。
それらの――日々の生活以外のことも知りたいと願う好奇心溢れる若い者にとっては、クロードたちの活動は歓迎されていた]
……護身術を?オレが?
[そもそも戦いかたを学館で指導している身。
教えるのが学生か、職人や農民かの違いだけで、クロードの期待に応えるのは難しいことではない。
それに自身の持つ知識を教えるというのはとてもやり甲斐のある仕事でもある。
ああ、別に構わねーぜ。
[口を閉ざしたのは、僅かな間だった]
− 14年前・北方の小国セドナ (回想) − >>155>>156>>157
[幼少の頃は病がちだった兄皇子も成長期になれば立派な男になって、”
マチュザレム共和国政府からもたらされた留学の話に、カナンは乗り気だった。
学友として抜擢されたシメオンがその慧眼で推察した”人質”という政治的カードを理解はしても、実感が湧かなかったのもある。]
ん、 留学の理由?
おまえは知りたくないのか?
世界の中心で起きていること、最新の技術、人間の可能性──
この国にいては、半年たってようやく伝わるジャーナルを、最前線で手にすることができるんだ。
あるいは、自分たちの手でそれを開発、発見できるかもしれない。
おれは、自分を、世界を、もっとよりよいものにしたいんだ。
>>110 まで読んだ。
(自分用/個人的なメモ)
・>>24:「王府としては、鎮圧部隊だけで事が済むとも思っており、この増援は、シュビトの集会に乗じて浮き足立つ周囲諸侯や国民への心理的な圧力を兼ねている」
・>>26:「先日受け取ったマチュザレム共和国の親書。」
・>>27>>29>>78>>79>>80>>81>>82>>83>>84>>85>>86>>87>>88>>89>>90
:シメオンとシルキー面会
・>>3>>37:クレメンスとジェフロイ「かつての旧友の息子」
・>>61「巫女姫を暗殺」?
・>>64>>65>>69>>70:学館回想
・>>77:シメオン⇒「また学館で非常勤だが剣の指導をしにくることも。」
― 回想/飛行船遭難後しばらく後 ―
いくらでも提供するなどと簡単に口にしては、つけ込まれるぞ?
[カナンは無事、と、断言したシメオンに>>126仄かな微笑を浮かべたのも一瞬、プディングのレシピで取引を持ちかけた男に返された言葉を聞くと、男は呆れたように肩をすくめた]
たかが菓子、と思っているかもしれないが、どんな小さなものであれ、未知の情報や技術は、大きな価値を持つ。ことにこのナミュールではな。
[千年の長きに渡って閉ざされたまま醸成された文化は、独自の美しさと完成度を誇りはすれど、同時に新しいものを取り入れる余地のない程に完成され尽くされてしまっている。鏡のごとき不動の水面に、小石が一つ落ちれば、その波紋は思いも寄らぬ程に広がるものだ]
しかしまあ、教えてくれるというなら喜んで受け取ろう。なかなかに大もうけ出来そうだ。
[男の頭の片隅に過ったのは、アレイゼル家の若き当主が、好んで口にする紅茶に合う菓子が無い、と、何かの折に零していた記憶]
[アレイゼル領の統治の難しさに比べ、豊かな穀倉地帯と、金の成る木ともいうべき貴族の別荘地を領内に抱えたクレメンス領…地の利に甘えて放蕩を重ねる不埒者と、その目には映ったか、先代の頃には何かにつけ張り合うような態度をとっていたアレイゼル卿も、当代となってからは、賢明かつ細心をもって並み居る官僚貴族の間を立ち回り、若くしてその実力は明らかに認められ始めている。
しかし心底を容易に明かさぬ慎重さは、男にとっては先代以上に、油断のならないものと思えていたから、その挙動に関心が向くことは多かった]
[実際、目の前の客人を拾って後、密かに情報と客人の落とした残滓を探って回る者達が居ることも不確かながら把握している。
尤も、墜落したという飛行船の残骸や積み荷は、救出に向かった際に可能な限り回収して領内の倉庫に厳重な警戒を施して保管していたから、彼等が得るものはそう多くはなかったかもしれない]
― 回想/飛行船遭難後しばらく後 ―
それにしても、外国の習慣は知らんが、菓子職人でもないのに、男の身でその腕前というのは、さすがに珍しくはないか?
[ふと思い浮かんだ疑問には、客人から確たる答えは返ったろうか?*]
― 回想:王府にてシメオンと ―
[ひこうせん、と慣れぬ単語>>85を繰り返したのは胸の裡。
難破というのであれば船の一種だろうが、ひこうが『飛行』であれば
文字通りの意味をなぞれば空飛ぶ船となる。
当然ながら、ナミュールには無い技術だ。
進んだ外の国――かつて学館で学んだ事実>>71を改めて苦く噛む]
……、痛ましいこと。
早くお仲間の皆様が見つかると良いですね。
[だが表に出すのは心配の色のみ]
そうですか、クレメンス殿が…。
であれば、クレメンス殿にお任せいたしましょう。
慣れない異国の地。少しばかりでも世話になった相手の方が、貴方がたも寛ぎやすいでしょうし。
[滞在の希望地を聞き届け、ゆるりと頷く]
― 回想/ウェントゥスの里 ―
……最近、慌ただしいな。
[来訪者に宛がわれた部屋へと戻る途中、空を翔ける伝令の翼を認めて小さく呟く]
前は、奥まで踏み込んでくるのなんて、そんなにいなかったのに。
[月に一度、山に登って来る集団が複数あるのは、把握している。
それでも、一方とは境界線を築き、互いに干渉せぬようにしているが。
もう一方はここの所、以前よりも奥地に踏み込んで来ているような感覚があった]
……そりゃ確かに、北島の連中は、結構派手に諍い起こしてる、とは聞いてるけどさぁ。
[少なくとも、ウェントゥスの一族が揉め事を起こした事はない。
故に、巡視の名目で踏み込まれるのはなんというか、納得がいかない]
何でも押さえつけりゃいい、ってんでもないだろーに。
[そんな呟きが漏れるようになったのは、学館で学ぶようになってからの事。
ともあれ、今は、と意識を切り替えて来訪者の部屋へと向かい]
― シュビト中央広場・決起集会 ―
[広場にはすでに若者が集まり、熱気で溢れていた]
それなりに集まるとは思ってたが。
こりゃ大したもんだ。
[在学中から自衛の力を保たねばならないと他の学生たちと熱く議論をかわし、彼の持論のために実際に行動を起こしていた。
その地道な努力があってこそのこの人だかりだろう。
賞賛に値する、と口笛を吹いた。
この集会には学館の学生も多く参加する。
こうして集会に立ち会うのは、彼らが暴走しないかと自称お目付け役を買って出たわけだが、クロードがこの場で何を語るのか。
それを見たかったこともある。
まさか当の本人が舞台裏でかぼちゃなどと呟いているとは思いもしない]
んー。
うなされてる……夢見でも悪いんかな。
[来訪者の内に響く声の事は知る由もなく。
額に乗せた布を取り換えようと、何気なく伸ばした手が、不意に掴まれきょとん、と瞬いた]
……え?
な、なに、いきなりっ!?
[突然の事に戸惑う所に聞こえた言葉>>159に、上がるのは上擦った声。
常ならばすぐさま振りほどこうとするところだが、それすらも頭から抜け落ちていた]
あ、えと、ねえ。
だ、大丈夫??
[どうしたものかと思いつつ、そのまま呼びかける。
今は頭の上の小猿もどこか落ち着きなくきぃ、と鳴いた。*]
― 回想/王府:シメオンと ―
――――……初めまして、
[>>0:90 巫女姫との謁見をシメオンが終え、丁度、話がひと段落したころ。
物陰から声を掛ける。いつから其処に居たのか。何処から現れたのか。まるで存在感の無い、蜉蝣のような身振りで一礼をし。
優美な笑顔のままでアレクシスは挨拶をした。]
ああ、どうか警戒なさらないで下さいませ。
アレクシス・ユレと申します。
[もし彼が警戒をするようならば、お辞儀の恰好から身を崩さず。
穏やかな表情のままで、名を告げた。]
シメオン・オリオール様。
この度は、遠路はるばるよくぞ王府まで。
嵐のなか、ご苦労様でした。
[蠍のような緋色の双眸を眺めながら、否、値踏みしながら。影は、見据える。
窓から、季節外れの薄羽蜉蝣が入り込んできた。]
[皇子扱いしない、というシメオンの宣言には陽気に笑い、]
そうだなあ、 皆がおれを皇子扱いしない場所で、おまえだけがしても”浮く”だろう。
マチュザレム共和国は平等主義らしいし、おまえがフツーでいたいならそれでもいいんじゃないか?
[と肩をどやしつけた。
鷹揚なようでいて、少し挑発的だったかもしれない。
とはいえ、その後、対等の扱いをされて苛立つことなく、それでいてナチュラルにアレ頼む、コレやっといて、とシメオンに頼むのは信頼の証であった。]
村の設定が変更されました。
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