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[行く先もなく森の中で迷子になり、寒さと孤独、死ぬかもしれない恐怖。
何より、殺しに来るかもしれない大人達に怯えて泣いていた。
ただただ怖かった。泣いて泣いて泣き続けて、疲れ果ててしゃくり上げていた。
見付かったのは泣き声で見付けたのか別の理由か。
『早く見付かるといいね』>>7:193
と言われながら撫でてもらった手は、とても優しかったのを覚えている。
その一言が嬉しかったから。へにゃりと笑って頷いた。
その後一緒に行動している間は、泣かず、喋らず、質問されても俯くまま。
下手なことは言えなかった。煩いとは思われたくなかった。
家がないと言えば、折角向けて貰った温もりがなくなってしまうと思った。
だから、何も言えず、何も言わず、ひたすら罪悪感を抱え込む形になってしまった。
それでも、その価値は充分にあった。
罪悪感よりも、温もりが心地よかった。
その後あちらの理由だったか、自分が走り出して捲いてしまったのかは忘れたが。
兎に角途中で別れてしまったけれど。
あの頃のことを、謝りたいとずっと思っていたから。]
そんで、ありがとう 一緒に探してくれて
嬉しかった
[そしてお礼を言いたいと思っていたから。
へにゃり、と子供の時分の面影が残る笑顔を見せた。]
[さてこれを見て返事が返って来ただろうか。
返事が来たならばついでとばかりに用事を押し付けよう。]
実は20年前にくそじじ……
……養父の元から飛び出してそのままでな
その時怪我をさせたもんだからさ……
[今のところ、唯一の心残りをこれ幸いと。
テオドール?
金馬号の仲間達が総出で船長押し付けてくれるでしょう。
やってくれると信じてる。というか信じたい。]
親父にさ
『20年前、怪我させて悪かった。もう死んでいいぞ』
って、ゲオルグ・フォルヒャートが言ってたと
伝えといてくれ
[偽名の『シュトレン』ではなく、本名の『フォルヒャート』を名乗ったのは。
あなたの息子だと伝えるため。
50年前の人狼騒動の資料を見たことがあるなら、きっと名字に心当たりあるだろうけど、彼が知ってるかは知らない。
80になっても刀を振り回していたようなチート元気すぎる爺さんだ。
まだきっと生きてるだろう。
覚醒したかしてないか、気が気でないだろうから。きっとまだ生きてるだろう。
酒の飲み過ぎで肝臓やられてくたばってなければの話だが。]
連絡先はエレンが……あー……あー……
[知ってる、と言おうとしてどもったのは、テオドールとエレンが良い雰囲気に見えたからであり。
確かエレンと親父は連絡先を交換していたはず>>1:219。
きっと昔助けた少女が、銀羊号のメンバーになり、船を守るとメッセージを入れたなら>>1:220。
『任せたよ』
と、簡素な文が返ってきたのだろう。
おめでとう、でも喜ばしい、でもなく。
そう言うのを、メッセージで長々と書くのは苦手な人だった。
それでもメッセージをくれる人には、短文をしっかり返す人ではあったから。
知ってる人からメッセージで会いたいと送れば会ってくれるだろうけど……。
どうしよう。むしろそれ以外の連絡手段知らねえんだけど。]
……エレンが知ってるだろうから、
エレン経由で呼び出して会うのが確実かな
各地点々としてたから、どこにいるか知らねえんだ
[聞くかどうかは本人に丸投げることにした。]
……それと、これは覚えてたら、
……いや、俺のことを聞かれたら、でいいんだけどさ
エレンに……、
[散々悩んだ結果、重い口を開いて告げたのは]
私は、どうして人狼になったのか。
分からないんだ。
でも、自分と同じ存在がいるってだけで
本当に心強かったから。
[生まれてから10年間、一人きり。
そうしてたどり着いたグルトップ号。
何もかもが懐かしい。
あの時のマーティンの想いは分からなけれど
母の気持ちは知ろうとも思えないけれど
仲間たちに出会えたのが嬉しくて
同胞に出会えたのはなによりも喜びだから。
ただ、彼も一人は嫌だと言うのを聞いて>>*20
くすり、小さく笑う。
彼のような大人も、一人は嫌いなら
やっぱり自分も、一人は嫌いだ]
そうだったのか?!
いや、……よく私食べられなかった。
あーでも、もし食べたいと言われてたら
どうなったかは分からないな。
信じてくれて、有難う。
そして、ごめん。
運命を覆すことは出来なかった。
[そうしていつ目覚めるとも分からぬ
眠りについて。
けれど彼が嬉しいことを言ってくれるから
腕に伸ばしたその手を滑らせて
ぎゅ、と彼の手を握りしめる。
彼の笑顔に笑顔を返して]
ゲオルグとハーランも、ナネッテも
頼りになったし、より近い家族のようで
とても嬉しかった。
……ふふ、でも、同胞を食べ過ぎると
いけないからな。
心密かに誇っておこう。
[微笑って、胸を張ったところで。
賑やかに目覚める面々の中
エディが目覚め、自分達を引き取ろうと
そんなことを言ってくれているのが
>>604>>605
耳に入り、目を見開いて彼を振り返る。
ぎう、とゲオルグの手を握る力が強くなって
その翠の瞳が動揺に揺れた。
何かいいかけて、その唇を噛んで。
ゆっくり、その指先を解いていく]
…………スノウ。
私は、その、……………ダメだ。
[声が掠れた。
目頭が熱くなって、それでも笑おうと
スノウに近づいては膝をついて
その毛並みをそっと撫でる]
私は、私の体は、もう終わり。
……コールドスリープが終わったら
夢の中で咲かせた分の種が芽吹いて
沢山の花が咲くだろう。
私の体を、土壌にして。
それを回避できると、思えないんだ。
それを託して良いかも、分からない。
[娘は、純粋なコラサーヴ人ではありませんから。
個が潰える時、皆と共に共鳴できませんから。
水と光だけでは、花たちの養分を
賄ってやれませんから。
だから食事を摂る必要があった。
食事を摂らぬまま、強烈にリアルな夢の中で
芽ぶかせようとした花がすべて咲いたら?
いや、咲くのだ。
それが分かるからこそ]
………だから。
………私、は………。
[一人で、ここに残る。
そう言おうとして、ボロリと涙が溢れて
声を失い肩を震わせた。
一人は嫌だ。
嫌だけれども。
そんな風に死んでしまう自分を、
見せたくは無かったから。
それが、わかってしまったから]
………だめ、なの………。
[娘は純粋なコラサーヴ人ではありませんから。
声を殺して涙して、笑うのでした]**
[不甲斐ない師匠で悪かった]
[俺には出来過ぎた弟子だった]
[“護って”くれてありがとう]
……何も言っていなかった
……と、言ってくれ
[伝えようとして、止めた。
醜い人狼のことなんか、忘れた方がいいのだ。
そのまま聞かれないなら、そのままでいい。
蒸し返す必要はない。だから聞かれたら、と言ったのだ。
幸せに向かって生きるなら、
ごめんなさい、
貴方達を、裏切ったつもりはなかったの
[ けれど、その結末を望んだのはナネッテ。
あの最期のときに。
ゲオルグが暴れ、食い殺すのを黙認すればきっと。
───いいや、
その船を守ると決めた彼女がいたか。
どう転んだとて、この結末は変わりようがなかったのかもしれなくて。
それでも思う。
望みを叶えられず、あまつさえ、自分ひとり生き残ってしまったこと。
それが結果だ。動かざる事実。それだけだ、と。 ]
[ その赤い聲は届いているのかすら分からない。
けれど、伝う涙をそのままに、聲で話し、謝って……。]
ごめんなさい、
ごめんなさい……
私は、"まだ" 死ねない
ううん、死ねなく、なった
ひとつ、賭けに……負けたから。
[ 死ねると思った、けれど同時に、死んではならないと思った。
活かし続ければ面白い、といったゲオルグの言葉を聞き入れたわけではなく。
償いのためでは、あった、けれど。 ]
[ "夢"の中であったとしても、
その記憶を、言葉を、ココロを……
忘れたくは、なかったから!!
身体の裡にひとつ。
緩やかに灯る、焔に、手を合わせ。
目を閉じ、祈る。
我ながら身勝手だと思う。
赦されないのだと、そう思う。
その全部を背負って担いで、血反吐を吐くような泥の中でも
その灯りを道しるべとして、生きてゆく。
それが、定めだ、変えようのない
変わりようのない! ]
[ それでも、
目隠しも、枷も、縛り付けられた鎖も。
もうないのだから。
泥の中で、息を吸う。
光に向けて歩いて行ける。
人生が、
"所為"ではなく、"為"に!
彼の所為ではなく、自分の為に
だから、だから、ね?
─────────? ]
本当はわからないぐらいが普通らしいけどな
最低最悪の人狼実験をしてる
アースガルドが頭おかしいんだよ
[思い出すだけで苛々してきた。
独りは嫌だ発言がそんなに可笑しいのか、笑われれば>>*30、
じろりとそちらを見るが何も言わずに頭を掻くだけ。]
そうですよー
喰おうと思えばいつでも喰えたんですけどー
船長に惚れ込んでしまったのでできませんでしたー
いいんですよ
俺が勝手に信じて、勝手に着いていこうとしただけ
覆せなかったのは俺も同じです
[しれっと暴露>>*31。
もし食い殺しに行っていたら、というifは考えつかない。
思い描けないほど、自分が狙いに行くビジョンがなかった。
でもきっと、殺しに行っても同じ未来にしかならなかった気がするから。
あとは自分が満足するかしないかの選択だろう。
手の方へ滑る手を振り払うことはせず、叶うならば頭を撫でようと。]
そんなに私に惚れ込んでたのか!>>*41
ふふ…ナネッテにヤキモチ妬かれるぞ?
[こうして離していれば少しは気が楽になる。
自分が死に直面している事実も
同胞も仲間も皆巻き込んだ事実も薄れるから。
相手の手を握り、そして頭を撫でられれば
嬉しげに目を細めた。
頭からじんわり、優しさが広がっていく。
そんな気がして、その掌に頭を軽く寄せた。
頭を撫でられるのが好きなのは昔から。
じわ、と涙がにじむが、それはきっと
手の大きさに安心したからだ。
けれど、その手に甘えてばかりはいられず。
エディの言葉に、スノウの元へと向かう]
うん、一人は寂しいね。
有難うスノウ、でも。
[花の養分となり干からびた自分を
見せたくないと思うし
もし、なんとか生き延びられたとして。
それは何年後のことだろう。
生きていればどうにかなる?
自分にはそうは思えない。
変わり切った世界についていける気もしないし
きっとその時、今のように
今まで通りの彼らがいないなら嫌だと
そんな子供みたいな我儘な気持ちもあったから
なによりも
そう、何よりも。
嗚呼 でも
そんな我儘、言えないなあ………
自分はこれから死にゆく人なのに]
わたしは、責任を、とる。
銀羊を襲った海賊
ゴールデン・グルトップの船長として。
そして人狼として暴れまわったのは
事実なのだから。
だから、ここに残らずとも
あの身体は、政府の好きなように。
けれどゴールデン・グルトップには
……エディには、渡さないでほしい。
[本当に良い?>>612 ……わからない、けど。
そんな最後を見られる事も
微かな可能性として自分が生き延びて、けれど
そんな時に変わっているだろう周囲に新たな
孤独を味わうだろうことも推測できたから。
そして、きっと、
コールド・スリープを終えたその時
本当に死ぬだろうとわかっているから。
スノウをぎゅっと抱きしめて、
はらはらと大粒の涙を零す。
寂しくない訳はない。
怖くない訳はない。
けれどゆっくり深呼吸して]
エディに伝えて欲しい。
『私は騒ぎを起こした海賊
ゴールデン・グルトップの船長としての
責任がある。
その最後の仕事を、全うさせて欲しい。
船長は責任を取るのがお仕事だから。
気持ちは嬉しかったよ、有難う。
[そこまでスノウに伝えて、スノウを解放する。
涙をごしごし手の甲で拭いて、
投げかけられたゲオルグの言葉に>>*42]
気持ちは、ありがたいと思う。
けど、私は私の仕事をするだけだから。
それにエディから家族を
取り上げたくないし、
もし万に一つ生き延びたとして
……W周りは変わって取り残されましたW
そんな孤独が嫌な、私のワガママ。
ゲオルグ、もしゲオルグが
ゴールデン・グルトップに帰れたなら…。
[そして、目覚めることができたなら]
エディを支えて欲しいんだ。
[私にはもう、無理だからと。
娘は、微笑った]*
……『仕事』ねえ
[釈然としない、という風に頭を掻けば>>*471つ溜息。
ここまで我慢させているとは思ってなかった。
……いや、知っていたはずだ。見てこなかっただけで。
最後の最後までこの人は、我慢をし続けなければならないのか。]
……最期ぐらい、我が儘言やいいのによ
[自分の“我が儘”で傍にいようかとも思った。
しかし、エディのことを“ワガママ”だと言われてしまえば>>*47、それも無碍にできなくて。]
……頭撫でられて喜んでるような>>*44、年端のいかないクソガキが
一人前なこと抜かしやがって……
[側にいてやりたい。でも無碍にできない。
散々悩んだ挙げ句、霊体でも腰に佩いていたらしい刀を抜くと、彼女に押し付けた。]
……餞別だ 持ってろ
[どうせ起きれば本体あるし。なくても調達すればいいし。
そもそもどこまで持っていられるかも怪しいけど。
形だけだが、形が大事。
何かを守るために抜く刀。
護るための手段として大事な、命よりも重いもの。
それを預ける意味は『あなたを護ります』]
1人は嫌なんだろ
物しか渡せねえけど、何もねえよりマシだろ
[意味なんか知らなくてもいい。
それよりも、彼女が僅かでも楽になるなら、それに賭けたかった。*]
[ナネッテを見付ければそちらへと向かう。]
よお、ナネッテ
お前にはしてやられたよ
[彼女が溢した謝罪も、思いも、何も聞いてはいなかったから。
こちらが思ったことを一方的に伝える。]
正直な、てめえを今ここで食い殺してやりてえよ
最後の最後で邪魔しやがって
本当、とんだ“協力者”だったよ
[恨み辛みを述べていく。
それだけ信用していたし、裏切りはキツかった。]
……でもな、同時に殺して貰えてよかった
とも、思えるんだよ 不思議なことにな
[どっち付かずになってしまった心。
どっちが本当でどっちが嘘なのか。
――きっとどっちも本当だから、両方伝えよう。]
苦しんで苦しんで、幸せになれないまま最後に死ね
……俺を殺すの、辛かっただろう ごめんな
助けてくれて、ありがとう
そろそろ自分を赦して、幸せになってくれ
[矛盾した言葉を述べると、そのままその場を後にした。*]
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