……ばーちゃるりありてぃ?
[小さな子供のように聞き返す。
そのくらい、自分には耳慣れない言葉だったから。
それが分かったのか、彼女、ドロシーは流暢にその説明をしてくれる。>>180]
…疑似体験?……ゲーム?
も、もしかして…
[その内容を頭の中で咀嚼し、吐き出された答えは、最悪なものだった。
自然に、ぐっと眉が寄っただろう。
このプログラム…もしかして貴方が作ったのですか?という問いは、彼女にはきちんと伝わっただろうか。]
……悪趣味、ですね。
[使い方によれば、素晴らしいプログラム。
しかし今回の使用については、…その一言に尽きた。
それに対し、彼女は何か言っただろうか。
くるりと踵を返した自分には、届かなかっただろうが。]