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え、あの……そうでし、たか?
[どうやら彼女は、先の戦闘での術や技を褒めてくれているらしい。
そんな風に真っ向から評価されたことがなかったので、こちらもどぎまぎしたように言葉を途切れさせる]
私は旅をしたり、師匠に教えられたりがあったので……。
[戦える女性と言えばそうなのかもしれないが、少し事情が特殊なのかもと思いその辺りを説明する。
それから思い出したように]
あ、でもすごいと言えば、その師匠に貴女勝ったんでしょう?
私、自分が師匠に勝つ所なんて、一度だって想像したことなかったんですよ!
[自分より彼女の方がずっとすごいというように、興奮した口調で言う。
その時の目の輝きは、訓練に明け暮れていた頃を思い出してか、やや少年めいていたかもしれない*]
だそうだ。ロマンチックな時間は彼が引き受けてくれるようだから、おじさんは素直に身を引こうか。
[そうして彼>>275引き出した言葉とジト目に、くすくすと笑うのであった*]
[握った手は小さくて細くて柔らかだった。>>240
その感触が手に残っているようで、不思議な感じだ。
水気を抜いたフルーツを渡したときの反応は予想外のもので、彼女の目から零れた滴にうろたえる。>>241
けれども、すぐに笑顔に吹き飛ばされていったから、こちらもつられて笑顔になった。
いよいよ別れる段となれば、彼女の纏う空気が変わる。>>243
無邪気で愛らしい生き物から、神魔に連なる神秘の存在へと、笑みひとつで変化する。
改めて胸に手を置き、片膝を落として祝福の言葉を受けた。]
ここまでの心遣いと賜物に感謝している。
いずれまた、そなたらとまみえんことを願おう。
では。これにて失礼する。
[別れの言葉を告げた後、馬に跨がり動き出す。
見える限りは少女を振り返り手を振って。その姿が木々に紛れて見えなくなる頃には、いつしか森を抜けていた。*]
― 散策の果て ―
[領域が閉じるまでの間、ヴェルナーはゾフィヤと共に領域の各所を巡った。
巡って分かったのは、想像以上に広いということ。
そして豊かな資源に恵まれているということだった。
これが『神魔』の力によって齎されているものなのか、このような土地故に『神魔』が護っているのかは分からないが、閉ざさねばこの豊かな資源が狙われるだろうことは想像に難くない。
『神魔』が護っているのは、彼の宝物だけではないのだろう、と考えた]
[散策の間、試練の時にもついてきていた蝶>>263がずっとついてきていた。
時には先導するように、時には周囲から護るように、ひらめく蝶は、森を出る段になってヴェルナー達の目の前へとやって来る]
何?
[手を出して>>264、と言われ、訝しみながらも左手の鋼鉄を差し出す。
紫黒の上に散りばめられたのは、キラキラと光る桜色の結晶。
砂粒のようなそれは、舞っていた蝶が変じたものだった。
目を円くしながら囁かれる声を聞く]
魔力の結晶……。
予想外の土産を頂いてしまったな。
感謝する、蝶の君。
[恐らく『神魔』の下で控えていた人物だろう。
その人から蝶と同じ魔の気配がしていたのを思い出す。
礼を向け、鋼鉄の掌に乗せられた結晶を空いている容器へと移した。
大事にしまわれたそれは、いずれオートメイルの改良に使われることになる]
[結晶を受け取った際、オートメイルの隙間にいくらか結晶が挟まり残ってしまったのには気付かぬまま。
傭兵団へと戻り左腕を修理した際、飛躍的に性能が上がり驚くことになったのは、また別の話**]
[暖かいお見送りの風>>274を受けた]
ここではミーネさんが文化を受け継ぐ仕事です。並大抵のことではないですが後は任せましたよ。貴女や貴女の大切な人にも祝福を。
[風に唱えたのは冗談と祈りを交えたおじさんの言葉でした]
― リュカの故郷へ ―
[そうして神魔の森を出た後のこと。
真っ直ぐ国には帰らずに二人で少し遠回りをしていた。
それは懐かしい旅の一幕のようでありながら、変わったのは成長したことと、互いの関係と、先導する側ということだろう]
なかなか細まった道になっていきますね。
[先導をされながら自然豊かな山々を見遣りつつ、これといった特徴のない小さな村>>265にたどり着く。
巫女の姿は変装したらばれないものだが、どうやら故郷の面々にはあっさりとばれてしまうらしい。それほど人同士が密接にかかわっていた土地なのだろう。
そんな一幕から容易に想像がついた]
[リュカの父母とのやり取りは立ち入るのはなんですので、その間村を見て回りました。]
ほう、これがこの村特産のメンマですか。なるほど辛みもあって…しかしここは立地が悪いですからな。その分ブランド力をつけて行商人に…
[そうして、『ところで一緒に来たあの人は?』と、落ち着いて、探しに来るまでの間、そんな風に時間をつぶしていました。]
一緒に旅をしていた、ローランド・アッシュといいます。
此度はリュカとの試練を共に歩む間柄でもあり、それ以上に親しく付き合わせていただいています。
[両親の前ではそんな自己紹介。ざっとした関係と、今の関係。
その後、どのような旅をしていたかなども少し話したが、リュカにもやることがあるのでそれは少しして切り上げることとなったか]
[村の広間に人を集い、演説をするリュカ。
それは巫女を終わらせるための最初の一歩。彼らを、国を変えていく最初の事業。
その演説、傍らにて見守る修練者という姿は、あちこちで見られる光景であったとか*]
― 森 ―
気をつけてね!
[馬上の人>>283が何度も振り返りながら去ってゆく。その姿が見えなくなるまで。童も手を振り返していた。
またいつか。その言葉は胸に染み込んで*]
[ クレステッドとともに森を後にする。
ここに来る前と今とでは、別の人生のようだ。]
養い親にもお土産を?
[ あなたの無事な姿が一番でありましょうが、と思いつつ尋ねてみる。*]
はい、そうして頂けると
うれしいです。
[>>273ありがたく受け取っておこうというローランドに、言葉通りの笑顔を浮かべて。
お礼はその笑み一つで十分と言われたのに、こちらもありがとうございますと礼を重ねようとした所で、次は、と続いた軽口にはきょと、と瞬いて]
ろまんちっく、ですか?
[あまりそういった言葉には馴染みが無くて、どういう時間なのだろうと問うように繰り返したところで>>275イェンスから突っ込みが入って。
>>282彼が引き受けてくれるようだから、とくすくす楽しそうに笑うローランドに、きょとりとしたまま、はいと頷きを返した所で話の区切りはついただろうか。
彼が、鳥と言われてはっきりと頷いた私にほっとしていたとは、気付くことなく]
[そして、長々と待たせてしまった女性へと向き直ってまずは謝罪を紡いだのだが。
>>279気になさらずと返された彼女が、話したかったといった私の言葉にきょとりと見せた瞬きは。
>>280続けた言葉に、どぎまぎとぎこちない表情に変わったものの、>>281すぐに私と同じような輝きを宿した瞳に変わって。
師匠に貴女勝ったんでしょう?と問われたのに、一応は頷いた、ものの]
私も、まさか
勝てるなんて、思ってなかったんです。
ローランドさん、
本当に強くて、どうしたら
勝てるんだろうって
思いながら、必死だっただけで。
[そんな風に恥じらいつつ、けれどこういった話ができる嬉しさに頬を染めながら同じような目の輝きに笑顔を返した*]
― 神魔の領域 ―
あのね、かぁさま。
みぃ、もっと大きくなったら、自分でも外を見にいきたいな。
それでね、かぁさまといぃさまに、いろんな楽しいことを届けるの。
[それは外の人々との邂逅を経て。
森から出ることのない神魔と、その傍を離れることは少なく思う魔人に対して、自分は何ができるだろうと童なりに考えたら生まれた思い]
みぃは、かぁさまの、こ。
だからこそ、かぁさま達が出来ないことが出来るなら、そうしたいなって。
ダメ、かなぁ?
[答えは如何なるものだったか。
どちらにしても、まだ直ぐに成し得るものではなく。砂金石が熟すまで。童は神魔と魔人に抱かれ過ごすのだった**]
[突っ込みへの切り返し>>282に、こんにゃろう、とは思うものの。
当のパメラがきょとん、としている様子>>295に突っ込みを続ける気力は失せた]
(……これ、絶対いぢられまくるな、
[連れて帰った時の養母と義妹の反応が容易に想像できて。
は、と密かに息を吐いた。**]
― 時は流れて ―
[まあ色々ありましたね。
巫女に侍るものを、時に従え、時にこっそり流行病なんかにかかってもらい、なぜかそのものは巫女や神魔様の意志に反するものであったなんてこともあったせいで、少々捕り物劇もありました。
国内の有識者に呼びかけ、大衆の前で、巫女が神魔様よりいただいたお言葉を発表することで人々は衝撃を受けましたが、それも変わるための劇薬染みたことでしたね。と懐かしいものです。
国外については、縁を頼るのもありましたが、脅威にはなぜかマグマが襲ってくる地を誰が欲するものかと納得いただくことともなりましたね。
軍勢が飲まれ価値のない土地しか残らなければ意味もないものですしね、それこそそのような火の大地に植物を作れる巫女以外は、ということもありますけどね。
そうして徐々に拠り所によって立った国は、人の力で立つ国へと変わったわけで]
長かったな。
[色々といえば、その一言に集約される。
自分はずるい大人なまま、リュカもわるい女になっていきました。といっても心根が変わったかというとそういうものでもなく、臆病で甘えたがりなところは変わらずであったか。]
俺はな、リュカと一緒にいきたいとこがある。
しばらくは身を隠さなきゃならないだろうし、だからちょうどいい場所さ。
[おかげで旅をするにも弊害が出る程度に、巫女であったリュカは顔が売れてしまった。旅に出たとして、あちこちで発見されてしまうのが関の山だ]
生まれたものは、大地に出でる。
失われたものの力を糧として…では、失われたものはどこにいくか。
それはな、海底…というか大地の裏側だ。
[元は不可思議で似通った力を感じたから訪れて、リュカと再会した森。
そして願いに関しては手っ取り早くそこにいくための道具が手っ取り早く欲しかったのが、神魔の森での願いだろう。月日の流れによる技術と道具、機構の力を持つ知り合いの伝手も頼っていって]
失われた太古の世界はそこにある。ときどき手紙を流す程度にな。
[時折、あの浜辺に戻り、誰かにあてた手紙(>>1:2)を受け取って読み解いていた修練者は笑ってリュカの手をとって]
―― 試練の後/散策の風景にて ――
……思ってたよりもずっと広いんだねえ。
[あの後、ちゃんと乗り捨てた二輪車を先に回収してから、
ヴェルと神魔の領域をあちこち巡っていた。>>284
地図に記される範囲をよりずっと広いことが、何よりゾフィヤを驚かせていた。
こんな広い領域がずっと、周辺地域の緩衝地帯になっていることの凄さも察するにあまりあることだった]
あ、……蝶。
[やがてふたりが森を出ようとしたその時、
ひらひらと舞い降りてくる蝶があった。
散策している最中も時折見かけた紋様の……]
ミーちゃん...
[ 小さな眷属の言葉に魔人は目を細め>>298 ]
お前は良い子だね。
[ 伝えた声と同時に、桜の香りの風が、その身を抱きしめるように、ふわりとミーネを包み込んだ。** ]
え?
[手を出して、と、聞こえたその声に戸惑いつつもそうすれば、>>264
掌の上にとまった蝶が形を変えていく。
さらに聞こえた声に戸惑うようにまばたきひとつ]
わたしたちが、集めた……。
[これは本当に予想外のお土産にすぎる。>>286
これを活用すればあるいは、戦争の災禍の中で、
助けられる範囲を広げられるのかもしれないと思ったから]
あの、っ、ありがとう……!
[声はただ領域の中に響いていた**]
[森を出たところで、きょうだいに養い親のことを問われる。>>293
失念していた、という顔をしてから、彼の顔を見た。]
今は、そなたが一番の土産だな。
[無事であることと、かけがえのないものを手に入れたこと。
それと知らせれば、きっと喜んでくれるだろう。
きょうだいを取り戻して、私はようやく私の道を歩んでいける。
ここからが私たちの始まりだ。*]
光栄です。
[ クレステッドの答えにはにかむ。]
その方に立会人になってもらい、改めてあなたに打ち直した剣を捧げる誓いをたてたいのですが、引き受けてもらえましょうか?
けれど、もうしばらくは、あなたを独占する時間を、堪能させてください。
── 我がきょうだい。
[ いつか、この視界に色が戻ることを疑わぬ声で囁いた。***]
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