魔力の結晶……。予想外の土産を頂いてしまったな。感謝する、蝶の君。[恐らく『神魔』の下で控えていた人物だろう。その人から蝶と同じ魔の気配がしていたのを思い出す。礼を向け、鋼鉄の掌に乗せられた結晶を空いている容器へと移した。大事にしまわれたそれは、いずれオートメイルの改良に使われることになる][結晶を受け取った際、オートメイルの隙間にいくらか結晶が挟まり残ってしまったのには気付かぬまま。傭兵団へと戻り左腕を修理した際、飛躍的に性能が上がり驚くことになったのは、また別の話**]