― 散策の果て ―
[領域が閉じるまでの間、ヴェルナーはゾフィヤと共に領域の各所を巡った。
巡って分かったのは、想像以上に広いということ。
そして豊かな資源に恵まれているということだった。
これが『神魔』の力によって齎されているものなのか、このような土地故に『神魔』が護っているのかは分からないが、閉ざさねばこの豊かな資源が狙われるだろうことは想像に難くない。
『神魔』が護っているのは、彼の宝物だけではないのだろう、と考えた]
[散策の間、試練の時にもついてきていた蝶>>263がずっとついてきていた。
時には先導するように、時には周囲から護るように、ひらめく蝶は、森を出る段になってヴェルナー達の目の前へとやって来る]