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[参加者と歩き初めてさほど時間が経っていない時だったか。目の前には二羽の鴉>>5:+111。随分と物騒な言葉を吐いているもんだ。]
あっ、鴉かわいい。
じゃなかった。
どうしてそんな物騒なホログラム作っちゃったっすか!?
[当然のツッコミだろう。
できれば聞きたくない情報だった。]
危険って、どれくらい危険なんすかね。
これくらい? それとも、こーーーれくらいっすか?
もしかして、こーーーーーんくらい危険っすか?
危険が危ないっすか?
[もう滅茶苦茶である。]
随分と手が込んでるっすね。
ここまで完成させるのに、どれだけの時間がかかっただろう。
[この手の器機触れた事のあるものなら分かる。これがいかに常識外れのものなのかが。
部屋の中をきょろきょろと見渡すと、【coin】(鳥籠/ソファ)に興味を持った。]
[天井や照明の様子を見てみた・・・・・・
返事が無い。ただの部屋のようだ。
絶対押すなと書かれたボタンが悪戯だと気が付くのにも、時間はかからなかった。
改めて、部屋の様子を見ようと思った時、聞き覚えのある名前>>+7が聞こえた。]
そうっすよ、けど。
そんな話、とんと聞いた事が無いっす。
[予言の狼・・・・・・終わりの始まり・・・・・・
どこかで、聞かされた台詞。
絶対に知らないはずなのに。
お前は、何かを分かっていたっすか。
呼びかけに答える相棒は、もういない。]
名付け親は、自分も知らないっす。
ただ、今の一番古い船員が入った時に、一番古かったかつての船員も、知らなかったそうっすよ。
[難しい顔をして頷く。
あるいは、名前に呼ばれたか。]
確かに、変わった名前とは思うっすけどね。
そういや自分、ずっと気になっていた事があるっす。
この船と何となく名前が似てはいないっすか?
『【ゴールデン・グルトップ号】
そんな、面白い名前の海賊船があるって。
ラグナロクの情報を、さりげなく流して、おびき寄せよう。
ギャラルホルンを吹かせよう』
え?
[驚いたように、声の主を見つめる。
それは鳥籠の中の鳥。
いや、そんな事はどうだっていい。
問題は話の中身だ。]
その話、詳しく聞かせるっす!
『 そいつァ、云えねえナァ。
オイラは口が堅てェんだ。
焼き鳥にされたって、云わねェよう。
さあ――…世界の終わりの始まりだァ! 』
[それっきり、鳥達は口を閉じた。]
・・・・・・。
[背筋に冷たいものが走る。
思い出せ、ラグナロクを探せと。最初に言った奴は誰だ?
気が付けば、海賊全員が知り得る情報になっていた。
いつの間にかそれが当たり前になって、「誰か」がそう言ったのだろうと、勝手に思い込んで。]
ちいっ、これなら船長にもっと詳しく聞いておくんだった。
[金馬の船員だって、一枚岩じゃなかった。
それぞれが、心に何かを隠し持っていて。
自分だって例外じゃない。
ガルーをこの身に飼い続けて、結果的にラグナロクを探す必要ができただけ、そのはずだけれども。
もし、そう思い込んでいただけだったとしたら。]
鳥籠の中にいるのは、どっちなんすかね。
[誰にあてるでもなく、そんな物騒な事を呟く。]
気に入らないっす。
[全てが誰かの意志なのだとしたら。
それこそ、想像の及ばない何かがいたのだとしたら。
徹底的に、運命に抗ってやる。]
一体何を伝えたいんすかね。
オーディンは二羽の鴉を肩に乗せる・・・・・・
オーディンって鳥籠?
[想像が明後日の方向へ転がっている気しかしないが、それが精一杯。
そしてさらに気になるのは。]
【グルトップ】に乗った神。
[言葉を反芻するが、どうにも腑に落ちない。
自分達は確かにあの船に乗ってきた。
ここまできて、偶然の一致ではなかろう。
だが、いくら思い返しても神に合致する人物は思い浮かばない。
何か、前提を間違えているのだろうか。]
後で、金馬のほうも確認してみるっすかね。
それとも、船そのものが神っすか。
[それが叶うかどうかは分からないけれど。
これは自分の仕事だと思うから。]
[自分が、ガルーであったなら。
借家でなく、根っからのガルーであったなら。
何かが分かったかも知れない。
けれども、いくら呼びかけたところで返事は無い。]
お前は・・・・・・
[その時、すぐ隣から大きな声>>+23
なるほど、確かにそうだ。思わず一緒になって喜ぶ。]
本当っす! 大発見っすよ!
ということは、つまり!
[しばらくの間、なんとかして鴉の機嫌を取って続きを引き出せないかを試していた。]
こいつら、分かっててやってるっす。
ホログラム相手に何やってんだ。
[自分が情けなくなった。
その時、まーた何か物騒な物を発見した奴がいた>>+73
ぎょっとしたように近づき、後ろからそっと覗き込む。]
数日前っすか。自分達が乗り込む前から、異変は起こっていたみたいっす。
この船、ここ数日内に何かあったっすか?
[そっと血痕に近付いてみれば、匂いを嗅いでみる。]
多分、知らない匂い。
自分は犬>>+86じゃ、ないっすよ?
[なんて間の抜けた事を言ったりして。
また部屋へと目を移す。]
このスクリーンに、鴉達。
まどろっこしいのに、隠すでもないし。
自分達に伝えたいのか、伝えたくないのか。
どっちなんすかね。
ま、待つっす。
自分も行くっす。
[慌てたように皆の後を追ってサブラボへ。
握りしめた武器は・・・・・・爆弾。
いや、それは駄目だろう。
なーんてのは、言いっこなしだ。]
はええ、こりゃまた壮観っすね。
自分、本なんてあまり読まないっすけど、これには圧倒されるっす。
[ふと、後ろを振り返った91/60]
・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・?
[それは内に眠る獣の勘か。推理の勘はちっとも働かないのに。
その場で6(6x1)メートルばかり飛び上がる。]
誰だ!
[時を同じくして、気が付いた者>>+104もいただろうか。
移動してきた人々を押しのけ、再びメインラボへ飛び入るが、そこに怪しい影は無い。
まだメインラボに残っている者がいれば、怪訝な目で見られてしまうかも知れない。]
勘違いじゃないっす。確かに、近くに何かがいたっすよ。
[言い訳をするように、そう呟いた。
いいや、過去形ではない。
今なお、こちらを見ている。
警戒を強めるが、やはりそこには何もない。
渋々、サブラボの中へと戻っていく。]
まだ、まだ終わってないっすか。
ここまできて、自分を縛るっすか。
常識の通じない相手は、もう懲り懲りっす。
まさか。
[すり抜けて、の言葉>>+111を否定はするけれども。
もとい、そんなに恐ろしい怪物なのならドアを突き破ってきそうな気もする。]
試しに、壁に突っ込んでみたらどうっすか?
ホログラムがすり抜けられるのなら、きっと自分達にもできるはずっす!
[だが、あくまで人にやらせる!]
自分、アースガルド語なら読めるっす。昔、いた事がある>>0:162っすから。
[捜索に困っている>>+116ようであれば、名乗り出た。
とはいえ、本の数は多い。
まずは27番/50の棚の本を取ってもらおうか。]
ええっと、何々。
ああ、まだめくるの待つっす。
[自分で動かせないってのは、こうも不便なものなのか。
それに全体的にくすんでしまって読みづらい。
だが、年季が入った本こそ重要な情報が載っていたりするのだ!
これは期待が持てる。]
『かみ・・・・・・は・・・・・・』
『噛・・・え・・・・・・威嚇・・・・・・』
おお、何か大事そうなワードが!
え、何?
もっと綺麗な同じ本を見つけたって?
でかしたっす!
[そして先程と同じページを開けると、全文が見てとれただろう。]
『かみぐせを治すには』
『噛んでも良いものを与えましょう。威嚇行動を原因とする場合には・・・・・・』
ってこれただの犬のしつけ本じゃないっすか!
[生身があれば、本を放り投げていたところだ。
やり直しだ、やり直し!]
ノーラ・・・・・・
[なんだい、そんな気なかったろうに。
寂しげな顔をする。
間接的にでも、自分は関わってしまったから。
後悔など、ありはしないが。]
それにしても。
[実はフェンリルの詳しい話>>+126はたった今知ったのである。]
ジンギスカン、自分も食べたかったっす・・・・・・
[違う、そうじゃない。]
[古くなっていても、確かに香る。
間違えようのないそれは]
芳醇な血の香り・・・・・・
[眠りを呼び覚ます。
頼まれた絵本>>+137を読み解いていく。]
見た事ない絵本っすね。この手の本は、大体の人が読んだ記憶があるものだけど。
いや、発行年月日からすると、ちょうど自分が産まれた頃の本っすね。
これが書いてあるって事は、一応公には出版されているみたいっすけど。
国に確認は・・・・・・ああ、できないっす。
[確かに亜空間ではなさそうだった。
だがシルに確認を取ってもらおうにも、肝心の連絡手段は何を隠そう自分が壊してしまった>>1:54のだ!
思わず頭を抱えた。]
おや、この本なんだか開きかかっている場所があるみたいっすけれど?
[促してその場所を開けてみれば、1(2x1)(栞を発見/残念、血を吸ってふやけていただけだった。]
[はらりと落ちたは、一枚の栞。
床に置かれる事となったその栞に書かれた文字を、アースガルド語を読めない者のために、読み上げる。]
【オーディンの箴言】
『一歩を踏み出す前に、全ての扉に気を配れ。 振り返って見渡せ。敵が何処に潜んでいるか 知れないのだから。』
[ごくりと生唾を飲み込んだ。]
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