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[ その直後にナネッテが来たのだったか。
意味血から意識を反らさせるには絶好の機会だった。
ミーネがナネッテに対して距離を取ったのは知らない>>95。
当時の僕にそのような心の余裕は無かった。
ただし、僕がナネッテに対して向ける表情、言葉を
見ていたのならば。
何か察することができたかもしれない。]*
ついに本性を現したか。
……友人が見たら本当に飛び降りそうな
とびきりの冷たさだね。
[ 女神像のように整った顔から笑みが漏れる。
それは非常に美しく──酷く冷たい>>93。
もう遠慮は要らない、と
手にしていたナイフを抜こうとした時だったか。
“来客”が現れたのは>>96。
反応の速さを見られていたなど知る由も無い。]
こんな所を通りすがるだなんて珍しいね。
死者の冥福を祈りに来たのなら、わざわざ横入り
しなくても良いだろうに。
……単刀直入に聞く。君も彼女の仲間か?
[ 自称ただの通りすがり男を訝しげに見る。
この状況で余裕過ぎる登場。
通常の感覚からすると考えられない。
──そして、この身に流れる血がぞわっとする感覚。]
[ 人狼をも食い殺す変異体──スルト>>1:11>>1:12
実験を受け、この身にガルーが宿って数年後のこと。
僕がガルムに所属していた頃。
フェンリルの方で騒動があったのは有名な事件であり、
僕も実験経過観察を兼ねてムスペルヘイムへと
捕獲隊の一員として駆り出されたのだから。
結果、逃げた被検体を発見することは出来なかったのだが。
見知らぬ間にすれ違っていることはあったかもしれない。
──その子が可哀想、だとは思っていた。
その子が生き延びて、その先に幸せはあるのかどうか。
様々な思いを張り巡らせていたものだが。
──当然、目の前の男がそれであるとは知る由も無い。]
参ったね……。
二対一で勝てるはずなんて無いのに。
僕の命運もこれまで、ということかな。
[ 言葉とは裏腹に、意識とは関係なく
薄藍は静かに色を落とし、焔のような緋を宿す。
それでも緋はまだ薄く、薄藍の欠片は残っている。
それは無意識の間に発動した防衛本能。
ガルーの遺伝子が身を守る為、意識を奪う。
既に限界近くまで罅割れた心に、
一度は堕ちる寸前まで経験していた>>52。
更に死者の聲が良く響く地。
ミーネの手から流れ落ちる新鮮な血。
ナネッテに言葉尻を強くしていたのだって
僕自身がガルーだと認めたくないのもあった。
故に、彼女が言っていることは事実である。]
[ ──既にこの心は堕ちている。
現段階では人として。
獣としては片足を突っ込めどまだ堕ちていない。
──きっと。
自ら襲い掛かることは無い。
警戒と回避に全神経を集中させて出方を待つ。
──しかし、それがどこまで続くことか。]**
[ ──僕の願いは。
人である間に、人として生きている間に こと。
生きていれば、この先完全なガルーとなるのは
避けられぬ定めなのだから。
だから──…… ]*
/*
つまり:ナネッテに八つ当たりをしたということ
こいつはひでえクズ野郎だ!!!!
とりあえず箱が今日に限ってまたやばいんだけど…
ああああもおおおおお
/*
むちゃ同胞になりたい(※PL目線)
しかしPCがそれを許さないせつなみ
ので狼勝ちエンドになったら堂々となれるんだけど…
今日▼ドロシー▲僕かな?
今日僕吊られる予定でいたのに(※ので「襲撃先争奪戦」には入ってなかった)
この最終日メンバーじゃゲオルグ釣られそうだしなぁ割と女4人の最終日キャットファイトも見てみたくはあった
何だ、君そんなに笑えるんじゃないか。
最初からそうしておけば良かったのに。
[ ナネッテがテーザー銃を抜き構えるが>>141
特にを気に掛けることも無く、目は笑っていないまま
冗談を投げる。
寧ろ気になるのは首筋から流れ落ちる鮮やかな血。
何故出血しているのかなど知ることは無いが、
血が滴り落ちると共に、薄藍を覆う緋色は
徐々に色を深く紅く塗りつぶす。
──身体が熱い。
ついにこの身まで支配されてしまうのか。]
[ 間に入ってきたゲオルグの反応は尤もだった>>145。
しかし、警戒が解ける筈も無く。
彼を見る目線はナネッテへ向けるものと似たようなもの。]
……6人、か。
もう、この船の未来は終わりしかないのかな。
[ 思えば随分と少なくなったものだ。
自分よりも若い者が死んでいくのは辛く、悲しい上
毎夜死者の聲が響き、心を削っていく。
血の充満も、この心と身体を狂わせるには十二分。
そのとき、ゲオルグの反応が、纏っているものが
──何か変わったような、気がした>>153]
……そうか。
ナネッテじゃなく、君だったのか……!
[ しかしそれを叫ぶのが、彼と同じ瞳に赤を宿した者という皮肉。
説得力など欠片も存在しない。]
[ 身体が熱い。
きっと彼は僕と同じ……
──いや、同じではない。僕は人間だ。
でも──誰が認めてくれるのだろうか。
そんな時、聞こえる誘惑の囁き。]
[ ──分かってる。
ガルーになれば、こんなに苦しむことは無くなるのだろうに
何故僕は人間に縋りついている……?]
……違うっ! 僕は人間だ……!
君が、この船の無実の人たちを殺したのかっ……!
なら……僕は人として……
[ 感情を抑えきれぬまま、レーザーナイフを握り締め
男の前へと単身駆ける。
今の自分は自らの力を100%も出せぬ状態であり、
更に人狼をも食い散らかす変異種相手に
勝てることは──まず無い。]*
[ 一瞬でも堕ちそうになったこの心。]
[ 幾多と無く衝動が襲い掛かるこの呪われし身。]
[ なら…… 僕は人として……死を…… ]
/*
吊り先争奪決定戦には負けたけど襲撃先には入れた…!
ああやっと墓行けるうぅぅぅぅ
結局ソマリのときと同じだけ生きてたじゃないか!!!()
つかこの大事な日に箱の調子悪いのまじやめてええええもおおお
調査員 クレステッドは、【海賊】船長 ドロシー を投票先に選びました。
ああ、僕はお前達とは違う。
人の死に醜く表情を歪め、嘲笑うことなんてしない!
[ 瞳には緋を浮かべたまま。
怒りの感情のみで突っ走ると間もなく
鋭く伸びた獣の爪が目に入る>>171。
躱そうと試みるが完全に躱すことは不可能、
右肩にさくっと爪が食い込んだ。
感情は正確にスナイプする力をを著しく下げ、
無駄の多い行動が当たるはずも無く。
気がつけば身が壁へと叩きつけられていた。
ゴロゴロ、と音を立てて壁の一部が崩れ堕ちる。]
……っ、ぐあぁ……っ……!
[ そして、自身の身も崩れ落ちる。
流れ落ちる自分の血が熱い。
肩から、頬から、腕から。
どくどくと熱く、赤い血が滴り落ちる。
痛みよりも先に熱さを感じる辺り、体内のガルーは皮肉にも
僕を守ってくれているようだ。]
[ 流血の激しい肩を庇おうと、右手で庇いながら
凭れていた壁から立ち上がる。
──指先からは男の持つそれと似たような、
鋭く、長い爪が伸びていた。
かつて能力を暴発させ、戦友を手に掛けた時以来に
出たもの。
寧ろあの時から今まで一度も出さずにいられたものだが。
そんなこと、思っている余裕すら無い。
焔を宿し双眸のまま男を睨みつけ、
人の形を保ったままの──利き腕ではない左手に
ナイフを持ち替え、振りかざす。
利き腕ではない段階で命中するかすら危うい。
自然と大振りとなり、躱すことも容易いだろう。
もしかしたら風圧で僅かな切り傷が出来る程度は
あるかもだが、身を深く切り裂くことは無いだろう。
ガルーのそれと成り果てた右腕を使わぬままに
逆の手で武器を振りかざす姿はさぞ滑稽に見えるだろう。]*
/*
キャーミーネちゃーんりりしいー!
ゲオルグにゃん超ごめんなさいこのペースだったら確実に更新に間に合わないよね
あとテッドにゃんのヤンデレかっこいいよね(
/*
>>166でこいつゲオルグが首無だって知ってるようなト書きになっちゃってるけどしりません()
時間的に次でゲオルグが殺してくるかな
[ 爪についた血を舐める姿が見える。
──先程、堕ちる手前で僕がしようとしたことだ。
口元が歪む。]
……くくくっ。
良かった。
僕はすっかり堕ちてしまったと思っていたけれど。
君を見て、僕はまだ立派に人間だと認識できたよ。
[ 人から見れば人狼、人狼から見れば覚醒し損ない。
今の僕はこのような位置なのだろう。
ならば、次の行動は決まっている。
男の爪が、腕が。
再び伸びるのが見えた>>186。──狙いは心臓か。
ガルーの瞬発力で心臓直撃は躱すものの、
掠った脇腹から大量の血が流れ出る。]
( ただでさえガルーに身を侵食されているんだ。
最期までガルーにこの身を汚されてたまるか!)
[ 間もなく周辺は血の海となり、僕の意識も無くなるだろう。
治癒力の高いコーシスの血にガルーの遺伝子が備わっても、
治癒の追いつかない出血量。
──意識が、遠くなり始めた。]
[ かつて、ムスペルヘイムで脱走した『スルト』を捜していた時のこと。
ひとりの泣きじゃくる少年に声を掛けたことがあった。]
どうしたんだい? 迷子?
僕も一緒に探すよ。早く見つかるといいね。
[ 泣きじゃくる少年は全然泣いてくれずに。
その時は偶然血に塗れていなかったから。
一緒にその子の家を捜そうとしたのを覚えている。
結局あのまま見つからず、別れてしまったのだけれど。
その子が無事戻れて、元気で暮らしていければいいなと
思っていたけれど、もう何十年も前のこと。
生きていれば立派な大人になっていることだろう。
どうしてこんな時にこんな昔のことを思い出したのだろう?
年を取ると記憶もあやふやにはなってくるけれど。
不思議なこともあるものだな。]
[ 手配書の合成写真なんて随分と着色されたもので。
似ても似つかぬその少年の頭を撫で、安心させようと
何度も頭を撫でて。
──フェンリルのスルトの話を聞き“かわいそう”という感情を持ったけれど>>128。
“かわいそう”は上から目線の言葉。
僕自身も似たような実験の被検体ではあるけれど、
成功作であり日常生活を送るにはほぼ支障は無かった。
少なくとも、当時は。
僕が彼のようになっていた未来だってあったのに。
全く、酷い思い上がりだ。
だから、
そんなことを思うようになったのも、この身のせい。
ガルーの哀しき聲だって、既に何度聞いたか覚えていない。
──だが、ガルーも危険種であれ親から生まれた生物だ。
仲間や家族を恋しいと思う気持ちは、人と変わらなかったのだから。]
[ ──でも、ガルーの宿ったこの身体に
一度だけ感謝したことがあったんだ。
それは、前にも言った通り>>5:7。
大事な人の最期の聲を聞くことが出来て。
大事な人に伝えることが出来たから。
……ごめんね。エレン。
保護してくれて、守りたいと言ってくれてありがとう。
僕は先にディークの元へ行って、怒られてくるよ。
エレンは、生きるんだよ。
生きているだけで、きっと必ず良いことがあるから。]**
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