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[流れかけた剣を腕の力で強引に引き戻し、
更に持ち替えて軌跡を変え、
ヨセフへ斬り下ろす――]
[その刃が男の首の根へ吸い込まれる直前で、止まった]
… ぁ 、
[ 魔王の掌に輝く刃が触れた瞬間、ひび割れたカーネリアンが煌めきながら砕け散り、白き祓魔の光と、金の陽光の光に、銀の月光の輝きが重なり、混じり合う ]
/*
追撃ってそっちか!!
[アーデ本命、巨狼追撃、って思った人]
[だから文章見てあれ???ってなってたんだけどそのまま書いたごめん]
― 下層 ―
[天使の交渉に、壁はそよぎ]
『む…』
[我が王の元へ、傷つけようとする者をこれ以上近付けることはできない。
ツィーアは我が王が消耗していることを理解していた。
旧き魔法兵器に封印を施し直すことは容易ではない。
巨なる魔法兵器を空へ浮かべることは容易ではない。
誰にもなし得ぬはずの奇蹟を、その力と才だけで成し遂げる者。
いつか共に空を飛びたいという願いを、叶えてくれた者]
『……では、壊して入るがいい』
[棘が消え、壁自体が薄く変じた*]
[ そして、刃は、あらゆる魔力の障壁を貫き、魔王カナン・ディ=ラーグの胸に、真っすぐに吸い込まれていく ]
定めとは、自分自身で決めるものだ...
お前でも、俺でも、なく、
この地に生きる全ての命が、自分自身で!
[ 深く刃を埋める、魔王の体液はマグマのように熱い、そう忠告したディークの言葉が頭を過ったが刃を引くという選択肢は無い// ]
[鋭い牙がロングソードの刃を砕く。
その衝撃が金属越しに手に伝わったが、構うことなく振り抜いた。
半壊した剣が巨狼の頭を薙ぎ、半透明の躯が崩れて行く]
っ!!
[一方で、騎士剣を受けた左腕の籠手もまた衝撃で砕け散り、それでも斬撃を往なすことに成功する。
ただ、左腕は衝撃により痺れが走り、しばらくはまともに動かせない]
[振り切った右腕は己の後方へ。
騎士剣を往なした左腕もまたやや後方へと流れ行き、男は上体が開く体勢となってしまう。
ましてやアーデに対して横向きの体勢。
騎士剣を引き戻し、男に向けて斬り下ろされるその動きを防ぐ術はなかった。
せめてもの抵抗に、身体を反転させながら強引に右腕を引き戻しにかかる]
─────!?
[半壊したロングソードを叩きつけるより早く、男の首へと落ちるかに思われた騎士剣の動きが直前に止まった。
動きを止め切れぬ男はそのまま騎士剣にロングソードを叩きつけるが、ロングソードが完全に砕け折れるだけで終わる]
[金属が折れる甲高い音の余韻の中に、アーデが零した声が混じった]
………アーデ?
[戦いの最中であるが、奇妙に落ちた沈黙と静寂を破り、男は名を呼ぶ//]
[壁を覆っていた茨が音もなく消える。>>263
壁自体が、カードのエッジで切り裂けるほどに薄い。
昔話のようだ。
ティークは、魔王を想う Z の選んだ方──封じられた実験室に足を踏み入れる。
そこにあるのは、無理を押し通せば死ぬ玩具で、かつ死ねばディークが悔いるような何かだと、予測と覚悟はしていたものの、]
…っ なに、
[まだ幼い子供と、二種の魔獣が、赤い管で繋がれていた。
嫌悪に目を細めながら、そっと手を伸ばす。
子供の肌は柔らかく温かで、胸はかすかに上下していた。
そして、その顔には、ある男の血筋が伺えた。]
[貫いた刃の先は背中から突き出し、溢れる緋色が背を伝って床を溶かす。
だがみっつの色の光に守られた剣は溶けることなく、さらに輝きを増す。]
… は。
くだらぬな。
卑しきゴブリンどもや、塵埃のごとき家畜どもに、
定めを己で決めることなど、
[言葉が途切れた。
皇子の喉へ伸ばそうとした腕が届かなかった。
膝の力がなぜか抜けて、視界が滑り落ちた。]
[なぜ、と口に出そうとして、不意に理解する。
魔力が、己を構成するだけの力を保てなくなっているのだ。
剣の力と、そこに集まる得体の知れない力に散らされて、消えていく。]
そうか。
我も死ぬのか。
[意外なことを発見した。
そんな顔で、ぽつり呟いた。]
人間は、なんと愛しく、面白いものだろうな。
まさか、我を凌ごうとは。
ああ、実に面白い。
[微笑んで、床に、ツィーアに手をつく。
そこに、残る最後の魔力をかき集めた。]++
─── こど も ?
[はた、と瞬くような気配。
死なせてしまったと思っている男は直ぐにその可能性には至れない。
呆けるようなコエがディークへと届く]
おまえに褒美を遣りたいところだが、生憎と何もない。
我の最後は、これに呉れてやることになっているのだ。
[皇子を、己を貫いたものを見上げて薄く笑い、言葉を紡ぐ。]
───
我はおまえを解き放つ。
[世界を破滅させる魔法兵器に己が掛けたすべての封印を、解き放った。]//
男の子だ、 あんたの息子だろう。
生きている。 ただ──、
[Z が暗示したとおりだ。手を出すのが躊躇われる状態である。]
来られるか。
[戦いはどうなっている、と気配を探りながら。]
[殺したくないと思っていた。
エルフの民を迎え撃った時も、
人間の難民を襲撃した時も、
鉄底族と対峙した時も、
クレステッドを殺した娘にさえ。
けれど人形が逆らうことはない。
今も、ヨセフの剣がもし彼の大剣であったなら、この一撃を止めてくれただろうにと。
この腕に どうか止まれと念じながら、]
――
[止まった姿勢のまま、沈黙と眼差しだけを親友へ注ぎ。
アーデの顔が歪んだ]
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