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………………あぁ。
そういえば、フレデリカに出会ったぞ。
トール先輩の警護をしていた。
[数日前のリエヴルの言葉>>2:104が、改めて記憶の中に蘇る]
[引継文章の隙間に、蜂蜜色の便箋。
――……ソマリ・イェーガー宛の、最後の手紙]
ソマリへ
――……おつかれさん。
しんどい思いさせてるかな。ごめんな。
.
この遺書を更新するのも、もう何度目かわからないが。
今度こそお前にこれを読まれることになった、みたいだ。
これを書いている俺はまだ生きていて、きっとお前の前の俺は死んでるってのが。
当たり前だが、不思議に思う。
お前に何かを言うことはたやすいようで難しくて。
かと思えば、時に言わなくても伝わってしまったりするから。
改めて何を書き残すか決めるのは、結構大変なんだ。
.
…………
そんなはずはない。
あるはずがない。
あの子は…トール先輩附きなら、こんな場所には出てこない。
違う。
人違いだ。
あんな話を聞かされたから…そう思い込んでいるだけで…
[無意識に引かれたようにその、「公国兵」の傍まで近づく。>>5:467
金髪の女性兵なら公国にいくらでもいる。
そう、言い聞かせながら無防備に近寄る。
死んでいたように見えた公国兵の手がすっと伸び、かちりと安全装置が外れる音がした。>>5:469]
[撃鉄の上がる音。
冷えた肌に当る銃口の感触に、男は、ほんの少し、笑ったように見えた]
(本当に、馬鹿だ)
[唇は、そう、形作られただろう。眩めくような貴石に触れたまま。]
お前が俺にしてくれたことを数えたらきりがないけど、
どうせ何の話だかお前にはわからないだろうから、少し書いておく。
会って話せりゃ早いんだけどな。そうもいかないし。
だからちょっと長くなる。
俺からの最後のお願いと思って、時間のあるときに読んでくれ。
.
お前が囚われているものの正体も知らず、俺は好きな事を言った。
後悔はしてない。お前がどう思ったかはわからないけど。
……ひとつ、言いそびれたのは。
もしお前がいつか、そこから出たくなって。外に出た時の事。
引継ぎの時に、お前の気持ちを聞いた。きっと、そんなに遠くないはずだ。
.
・・・・・・・・・・・・・。
大佐。
ひとつだけ、 進言しても宜しいでしょうか。
[もしこの時、周りに兵がいるならば、全て人払いして]
外に出ると、お前の世界は広がる。
しがらみが消えて、きっと身体は軽い。
――……でも、その時多分お前の中は、
空っぽになってるってこと。
本当は空っぽじゃないんだけど。
ずっといた場所が消えた、空虚感はすさまじいものがあるだろう。
その時に、できるだけ。あったかい人の側に居てくれ。
俺の側に居てくれたお前みたいな。
……ほんとは俺がそこに居たかった。
あったかいかはわからんけどな。
そうして少しずつやり過ごしていけば、
何もないように見える世界に、少しずつ色が戻ってくるのを。
驚きと悔しさと諦めと共に、眺められるんじゃないかと思う。
俺がそうだったように。
なんで悔しいかって?
全部どうでもいい、誰が死んでも構わないと思ってんのに。
周りの奴があったかいと、ちょっとずつそれが、……どうでもよく、なくなっていくんだぜ。
俺はあれが悔しかった。
[金の髪、大きな瞳。
女性らしさを増した外見に変化はしていたものの、当時の少女がそのまま成長したことを疑う材料は何もない。
手から滑り落ちた銃が乾いた音を立て、赤の滲んだ土の上で止まる。]
[相手の軍服の所属を忘れて声をかける
唇が微かに震える。
腰の何かを指し示す仕草。
薬か何かが入っているのかと慌てて探ると、公国軍の認識票が大量に詰められた小箱を見つける。
一番上の認識票に刻まれた名前は…]
…………
――西寮:自室――
[トールの言葉>>+202を聞けば、ゆっくりと首を振る。]
……それでも。
貴方と共に死んで、そしてここで再び出会えたのだから……。
[こちらからもそっと手を伸ばし、トールの髪を梳く。
触れる指も。自らに触れる彼の温もりも、どちらもじん……と身を焦がし。
自然と、切なげに息が零れるのだった。]
驚いて、悔しくて、
……しまいには、降参するしかなかった。
お前のしたことだよ。
俺はかなり自棄を起こしていたから。
お前が居なかったら、早々に軍法会議モノだったと思う。
まあ、その前に生きてねぇだろうなぁと。一時期の薬の使い方は本当ひどかったし。
感謝してる。
…………俺、も。
先輩がいないとダメなんだって。
それを強く感じた五年間でした……。
貴方がいる生活を、知ってしまったから――…。
[ずっと、自分からは言えずにいた想い。]
ここからちょっと追記、な。
……鈍感と言われると、苦笑するしかなかったな。
俺は阿呆だと思うが、よく考えてみると、お前も結構阿呆なんじゃないかなと思う。
俺の側にいてくれてありがとう。感謝は本当に、しきれない。
どうせ恩も返せんで死ぬんだろうなぁ。すまないな。
でもそれは、俺が戦いの中で死ぬからじゃないこともわかってる。
貰ったもんが多すぎて、俺の一生では多分無理だ。
[長い間、恋い焦がれ続けていた。
でも、それを告げることは、なかなか出来なくて。
彼は人柄もよく、皆から愛されているから。
自分の性格も、よく知っていたから。
想いを告げられても、迷惑になるのでは、と――…
――――ずっと、自分の胸に封じていた。]
[でも、もう今は――――…。]
…………先輩。愛して、ます。
[想いを隠すこともなく。
また、互いの立場を慮ることもなく。
ただ、胸にこみ上げる想いを、正直に伝えた――。]
公国は俺たちの敵です。
でも、…俺たちと同じく、血の通う人間です。
俺たちは、――…他でもない、“此処”シュヴァルベで、学びました。
だから、…知っています。知っている筈です。
単一の存在という意味においては、どちらも、違いは無いのだと。
[ジェフロイから視線を逸らさず、薄く微笑う]
魔兵器を使う。
会議の時は、それが効率のいい手段だと思いました。
でもこうして、実物が目の前にあると……俺は、今、
…少し怖いです。
[拳をぎゅっと握り込む]
甘い、かもしれません。
でも俺は――…流れる血は、最小限であればいいと、思います。
今更、ですけど。
…だからこそ。
[魔兵器を使って、実際どれ程の被害が出るのか。
専門分野ではないため知識に乏しいが、
それでも、単純に兵がぶつかる以上の血が流れると予想出来るから]
――できたら。
俺の死がお前をあまり痛めないといい。
無理かな、と思うくらいには自惚れてるんだけどさ。
……会えて良かった。
幸せな時間を、ありがとう。
お前と、お前との時間を。
たまらなく大事に思ってた。
ダーフィト・カディーネ
[暫し時が経てば、幾分酔いも収まり、彼の腕に甘えるようにしながら。]
………………伝言?
[トールの言葉>>+214に、小さく首を傾げる。
が、続く言葉には、僅かに目を見開き。
やがて、ふんわりと表情を綻ばせた。]
…………そう、ですか。
ディーク先輩がそう言ってくれるなら、心強い。
[そう応え。
そっと、トールの胸に身を寄せた。]
…お伝えしたかったのは、それだけです。
まァ、余計なことだったかもしれませんけど。
お時間を取らせました。
それでは。
[目を伏せ敬礼し、踵を返した*]
[慌ててやってきた部下達が、自分とフレデリカの間に入る。
「この兵は死んでいます」「近づいては危険です。」
矛盾した言葉を述べながら、自分を陣のある後方へと引っ張ろうとしている。]
[その後、フレデリカがどうなったのか。
シェットラントの認識票をどうしたのか。
託され、公国に向けて放つはずの
[全ての記憶が、薄闇の中、塗りつぶされ磨り潰されでもしたかのように思い出せない。]
「近づくな!!
[いくつもの銃声と魔法弾の発する魔力音。
耳をつんざくような音の奔流の中で、誰かが叫ぶ声がした。
誰か……
いや、自分の…声…… ? **]
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