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[ 弟と重ねていたからでなく、
故郷すらもたず、地獄のような、暗闇の中で育って
苦しみも痛みも絶望も知りながら――・・・
短い命の灯火を燃やしながら
それでも――…誰かを守るために、笑える彼が。
その柔らかな強さが、眩しかったから…
残り僅かな命の灯火が愛おしかった。
消えないよう大切に掌で包むように――…護りたかった。]
なのにどうして――……
私は、また、誰も護れない…っ!?
[血を吐くような慟哭は、三つ目の月への咆哮のように。
人間の姿をしているだけの獣に、泣く資格はない。
役立たずの心臓は、いまも役立たずのままだ――…
ただ、大切な人達を守りたいと願っただけだったのに。
その感情が強ければ強い程、裏返しのように湧き上がる。
奪った存在への、哀しみ混じりの怒りと憎しみ。
奪った存在――…“人狼”への。 ]
・
[ この牙で、“仲間”を守るために
同胞である父の喉笛を、食い破った時のように。
この手で、部下達を守るために
戦場で数えきれない程、命を殺した時のように。
殺せ! 壊せ!
喰らって喰らって、喰らい尽くせ…‥!
脳内のガルーか、嗤いながら囁く。
燃えるような憎しみと怒りに、全身の血が沸騰するように滾る。
人狼だった父を引き裂き喰らった牙が、
血肉を引き裂く破壊の衝動を愉しんだ爪が。
疼くように熱をおびて―――……。]
うるさい! 煩い! 黙れ……っ!
お前達が……”ガルー“がいるから、
"人狼"なんていう獣が生まれるんだろうが‥っ。
[衝動的に、ホルスターの銃を引き抜き、
米神に銃口を、あてた。
自分の脳内のガル―を、自分ごとぶち殺そうとして。
何よりも、誰よりも憎いのは、赦せないのは――…
「何があっても見捨てない。
最期まで傍にいて守る」
その約束を果たせずに、
また守りたい人を死なせてしまった、役立たずの心臓。
一緒に逝くこともできずに、生き残ってしまった、私自身。
脳内のガルーごと、叶うことなら自分で自分を
喰らい殺してしまえたら、どんなによかっただろうに。]
[壊してしまいたい、殺してしまいたい、滅ぼしたい‥!
赦せない、赦さない、赦されてはならない――…
すべてのガルーを、全ての“人狼”を、一匹残らず。
全ての人間を、一人残らず。
この爪で引き裂いて、脳から抉り出して、
この牙で食い破って、喰らって喰らって、喰らい尽くして――…
何もかも 壊して、喰らって、
人狼だろうが、人間だろうが…邪魔するものは全部、全部
この船ごと―――……全てを、滅ぼしてしまいたい!!
それでもまだ、きっと。
この憎しみと怒りと哀しみには――…足りない。]
・
─ホテル・自室─
……すまない。僕も一緒に行けば良かったのだけど
今の僕では、あの場所に居るのは耐えられなかった
と判断した。
[ 約束通り彼女が来れば、ソファへと通し
温かい紅茶を淹れて、眼前に置く。
口にできる状態ではないかもしれないけれど。]
……ディーク君からの伝言だけれど。
『 会えて、良かった
笑っててほしかった
これ以上望むものなんてないと
思っていたはずなのに
君にまた会えて、もう少しだけ生きていたいと
思ってしまった、と。
そして──幸せだった。と>>4:386。』
彼は、最期の最期まで人のことばかり心配して。
……本当に彼らしかったよ。
[ 彼の想いを、ゆっくりと時間をかけて伝える。
ネガティブな感情や言葉は伝えず、僕の中で確かに
預かっておこう>>4:396。
必死に平静を保ち、言葉を伝えたつもりだけれど
途中で何度も言葉に詰まり、下を向いてしまった。]
……馬鹿な奴だ。
どうしてまだ若いのに……
希望も未来も何もかもが存在したのに……。
死ぬなら、僕の方がっ……!
[ 僕は彼の身体のことを何も知らずにいた。
例え真実を知っていたとしても、彼を守りたい、
彼の力になりたいと思ったのは、変わらなかっただろう>>1:162。
──寧ろ、似たような境遇にあったと知れば。
ますます過保護心配性を発揮していたかもしれない。
身が震え、感情を止められず
裡に秘めたねがいをぽろりと零してしまったが。
──どうせ、この身は
近々 から。]
[全身が沸騰するように熱く沸き立ち、
役立たずの心臓が爆ぜるように、
どくんっ、どくんっと大きく鼓動する。
口腔内の牙が、じわりと熱をおびる。
爪先が、疼いて疼いて―――…
傷つけたい、壊したい、殺したい!!
人狼も、人間も、何もかも全て、この船ごと――…
翠緑に、破壊の狂気を帯びた赤い光が灯る。]
・
[ 彼女の様子はどうだったか。
しかし、一息吐いたところで彼女の双眸を見据え、
次の伝言を告げる。
──これは、僕自身からの伝言。]
それと……君が信じるか信じないかは別として。
これから話すことはすべて真実であること。
君なら信頼できると思うから、遺しておく。
ベルガマスコ議員と、ジークムント先生は人間で
ハーラン君は……人狼だ。
ハーラン君のことについては、既に言ったけれどね。
[ 信じる信じないかは彼女次第だが。
それでも「ひとつの情報」として告げる。
表情を変えず、殺して伝えることが出来ただろう。
彼女自らが手を下した者達が人間であった事実。
──僕は酷い奴だ。この状況で傷心の彼女を
更に突き落とすようなことを言うのだから。
ディークの伝言といい
「何故そんなことを言う」「ただの虚言ではないか」
等の疑問は出て当然だろう。
それでもこの身が、この心が
自分自身のものである間に。
きっと、もう長くはなさそうだから
真実を伝えておきたかった。
とりあえずは、黙って彼女の反応を見る。]**
[暗闇に差し込む、一筋のほのかな光のように。
ふと心をを照らしたのは。
“ じゃあ、またあとで。”
最期の彼の、守りたかった笑顔と.
冷たいのにあたたかい、彼の掌のぬくもり>>4:297
最期の虚空に伸ばされた手は、心は知らずとも>>4:381.
どうしてだろう、今この瞬間も、彼が傍にいて、
私の手を握りしめていてくれるような、そんな気がして。]
……ディーク、傍にいてくれるか?
[幻のぬくもりの手を、ぎゅっと強く握り返せば>>4:382.
全身の沸騰するような憎しみと怒りと哀しみが、
微かにやわらぐような気がして。
ぎりと血の滲むほどに唇を噛み締めて、
衝動の大波をやりすごせば。
底なしの赤い暗闇の深淵の――…
崖淵に、まだ辛うじて立っていた。]
[次いで脳裏に響いたのは、かつて託してもらった、
大切な教え。
“ 刀を抜くときは、“守るため”に抜けってさ
自分が命を賭けてでも“守りたい”と思うものを守るために
絶対に、“傷付けるため”に抜くんじゃない“>>3:48
“あの人“が、ゲオルグに託し、
かつてのまだ“あの人の愛した子”だった、ゲオルグが
私に託してくれたこと。>>3:313 ]
[ゲオルグを信じたい心の奥の、
パンドラの箱に、今はまだ眠る
紅い疑心>>3:318と
“守る”為の決意>>3:319が、ふっと脳裏を過る。]
/*
人狼ズには申し訳ないが、ニンゲンの勝ちが見たい………。
いや、そこまで言わずとも、ガートルードのGJが見たいなあ〜〜。
RP村でもGJはあるのかな? あるんだよね?
― ??? ―
「テオ。」
[誰かが呼んでいる。]
「テオ、起きて。」
[――誰だろう。]
「――ほら、プロキオン。」
[――あ。わかった。]
…姉上。
「正解よ。本当に、貴方はお寝坊さんなんだから。
さあ、トールに手伝ってもらって着替えて。
兄さんたちも待ってるわよ。」
ああ、うん。
――姉上?
「どうしたの?」
――生きてるの?
「どうしたの?」
…姉上?
「なあに?」
[何か変だ。何かおかしい。
姉上は変わらずニコニコと笑って――あれ?]
[顔がよく見えない。
まるで霧がかかったようにぼんやりとしている。
でも、笑ってる。それだけはわかる。]
ねえ、姉上。国はどうなったの?
「…気にしなくていいのよ、テオ。
女神は笑っていないけれど、泣いてもいないわ。
貴方は悪くない。」
――姉上?
「テオ。
ここに帰って来る必要は一つもないのよ。」
[姉上、そう口にする前に、視界が眩む。
聡明な貴女の言うことが、
[大丈夫。どう生きたって、どう死んだって。]
[貴方が“これでいい”と思えるなら。]
[誰も貴方を怒らない――。*]
― 現行・機関長室 ―
[テオドールはゆっくりと目を覚ました。
変わらず、自分のではない機関長室の椅子に座っている。覚醒に時間を要して、少しだけぼんやりとしているが、やがて意識がはっきりしてくると、ゆっくり体を起こした。ここに本来座っている機関長に悪いと思いながら、目の前のデスクに乗った書類を全部床に雪崩れ落とす。
そうやって机の上を綺麗にすると、テオドールは義手を開けて、中身を机の上にぶちまけるようにして、全部出す出した。本当に、いろいろ入っている。
メモ帳とペンもあれば、飴玉なんかも混じっている―ただ、禁煙中に入れたもので、現在は失敗しているから、いつから入っているのかわからない―。
ジッポーには装飾でサンストーンがちりばめられている―装飾というか、オイル替わりなのだけれど―。シガーケースの中には、葉巻はいたって普通の地球産。ただ、シガーケースを開けてみると、長さも太さもバラバラで、長さや太さによって決まった銘柄はあるものの、気分によって長さも太さも変わるのか、適当にしまわれた葉巻がすっぽ抜かれているようだった。
携帯灰皿は、葉巻が丸々一本入るような厚い長方形をしている。
一度、強引にもみ消したせいで、一本分の葉巻の葉がバラバラになって入っている。テオドールはシガーケースを開けて葉巻を一本取ると、ギロチンカッターで吸い口をカットして、火をつける。]
[テオドールは葉巻をふかしながら、さらに散らばったものを確認していく。
いつしたのかわからないぐしゃぐしゃに丸められた計測器のメモ。
誰かの無線のコードのメモ。
死んだ仲間の誕生日。
忘れた自分のスペリングを思い出したかったのか、何度もいろんなスペリングが書かれたメモ。
必要物資のメモ。
伝えたかどうか思い出せない伝言メモ。
メモ、メモ、メモ、メモ―――。]
メモしか入ってないのか?ワタシの義手は。
[自分でも驚いた。
自分で自分にいらないものは捨てろよ…と言いたくなる。
とにかく、必要ないメモは再び義手の中へ。何度も替えているはずの義手からこんなにメモが出てきたら、自分の神経を疑いたくなる。――ああ、携帯ゲーム機もあったな。]
―――、
[出て来た。
太陽の色をした美しい指輪。
どうしようかというように、指先で少し弄んで、それから左の薬指にもっていく。]
…入りそうだな。
[小さく呟いて、左手の指輪を全て外して机の上に置く。
それから、左手の薬指にそれを通す。]
[左の薬指に王家の指輪をはめる理由。]
[それは太陽に生を捧げるという証。]
[だけど、その指輪はここへ置いて。]
[ただ、たった一人の人間として。]
[女神の加護を受ける者として。]
[彼女が女神でないことは、わかっているのに。]
[ゲーム機を起動して、セーブデータをロードする。
物語の進行は、既にラスボス手前。
心残りがあるとするなら、このクリアしていないセーブデータぐらい。
すぐに終わるから、ここで隠れてやったって誰にも怒られやしないだろう。
これが終わったら。
許されるなら、ちょっとそこまで逝ってこよう。
何もしないまま生き残るのは、それはあまりにも恥ずかしい。*]
[ゲームのラスボスはアザトース。
船員が「アイェェナンデ!?」と目の前で言ったのを見て、腹を抱えて笑い転げたのを覚えている。]
[なんでアザトース!?]
[いや、だって…宇宙の中心で悪事を働く存在だし…。]
[なんか絶妙に間違ってる気がする…。
あれ、でもテオっち、アザトース…。]
[ああ、うん。
あのね、好きなものにすり替えたら多少は気持ちが和らぐかなって。]
[それで、結果は?]
[ダメだった!]
[やっぱり!]
[なんで笑うし!―――]
[今は削除しているシステムだが、初期の頃はラスボス戦に入る前に正気度確認が入っていた。大抵みんなここで死ぬ。]
[もしも、今の彼が、
私や“あの人”を嗤いながら破壊できる獣に堕ちても>>5:191
[壊したくない 殺したくない 食べたくない]
血色の咆哮をあげる獣>のなかに、
“あの人”が愛し、刀を教えることで“守ろうとした”>>4:193
かつての泣き虫の子どもは、泣いているだろうか。
[きみはぼくを“守って”くれる?]
[絶対に見捨てたりしない。
最期まで傍にいて、守る」 果たせなかった約束を、
敵うか敵わないかは、わからなくても、それでも――…
“あの人”のように、私も貴方を守れたなら。
あの人が守ったこの船を、貴方がかつて夢見たこの船を。
私も 守れたならば――… ]
[相反する想いと、託された想いと>>3:313。
その狭間に、投げこまれた、
血色の賽の転がる音>>4:194
どちらが勝つか、どちらの想いが強いかは――…さて。]
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