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[自分の言葉に対してか、訝しそうに歪められた目。
しかしながら、マーティンを想って、憂いを帯びる目。
その澄んだ菫色の瞳に……
一瞬、ともすれば気付かないほどの緋色が灯る……
見間違いかと思う程の刹那の出来事。≫>137
しかし、その目は脳裏に焼きつき、いつまで経っても消えやしない。]
[だから、彼の複数の問いかけ>>138 には、ぼんやりとした返答を返す形になっただろう。]
平気、なわけないでしょう……
悲しいし、親のように慕ってたわよ……
[なんとか静けさを取り戻そうとした心の中に、またもや嵐が吹き荒れる。
きっと、そんな自分に郷を煮やしたのだろう。
カレルに聞きにいくという彼を引き止めるだけの術を持たなかった。
頭の中が疑問符と疑惑と、よくわからない感情に支配され、散らかって、うまく思考の形を作ることが出来なかったため。
呆然としながら、その後ろ姿を見送ることとなっただろう。
(次にゆっくり話をするときは……来ないかもしれないなどとは思考することも出来ずに……そして、カレルを危険に晒すかもしれない選択であったとは、気付きもせずに……)]
/*
ドラにゃん。
さっきは、窓と猫鍋のお気遣い、
ありがとうですにゃん。
ソマにゃんから伝言です。
「今日はカサンドラ襲撃でいくので
その為に何処かに移動して欲しい」
「俺が花屋戻るのには些か不自然さがあるので。後は俺のコア的に時間が…という。
(場所指定は無理にとは言わない)」
とのことです。よろしくお願いしますにゃん〜
― 花屋 ―
[花束を作る。
無心になって、手を動かしていたかった。]
……。
[栽培施設から、切ってきた花の根元を切る。
パチン、パチン。
パチン、パチン……。
パチン、パチン。
心を落ち着けるために、一度頭をからっぽにする。]
[そうして出来上がった花を小分けにした。
ぼんやりとした手つきではあったが、長年親しんだ作業は、滞りなく行われる。]
オズワルド……。
[選んだ花はトルコキキョウ。
淵が紫で中心に行くにつれて白身が増す優雅な花を、これでもかというほどの花束にして。
ミヤコワスレという淡い紫の花もちりばめて、柔らかい大きなリボンで結ぶ。
よくよく話もしないままに、眠ってしまったから。
「よい語らい」という花言葉をもつキキョウをたくさん、そしてミヤコワスレは「しばしの憩い」という意味をもつ。
穏やかに眠ってくれと、そう願わずにいられなかった。]
……アレクシス。
[アレクシスは迷うことはなかった。
レインボーローズ。花の持つ意味は「無限の可能性」
ポップなカラーの薔薇を、これまた派手派手しいリボンで巻いて。
アレクシスは、―……なんだね、これは。なんて言って顔を顰めるかもなと想像できたが、あげたくなったのだから仕方ない。
リボンの結び目にそっと、殺菌効果もあるハーブの一種、チェリーセージを一本差し込んで。
無限の可能性に対する「燃ゆる思い」
『Nothing is impossible, the word itself says "I'm possible"』の言葉のとおりに。]
アリーセ……
[アリーセは……一番迷う。
そして、選んだのはピンク色のカンパニュラ。
風鈴のような形をした可愛らしい花。
その花に赤色と黄色のジニアを合わせて、レースを敷いたバスケットに入れた。
隙間をオシロイバナで埋めて、リボンをカゴにくるくると巻き付ける。
「感謝」そして胸を占める後悔を吐きだすかのように「臆病な愛」
どうして踏み込めないと思ったんだろう。
また喪うことを恐れて、近づかずとも、彼女は逝った。
……近づかなかったからといって、胸の痛さは変わらないのに。
僅かに青ざめたその顔を脳裏に思い浮かべると、ぎゅうっと、胸が締め付けられ、思わずリボンがきつく巻かれる。
フローレンス……アリーセ……
「遠い友を想う」 ]
セルウィン。
[セルウィンは、青い花にする。
ノボタン、そしてアメリカンブルーを使って、輪上に編み上げてリースにした。
つる状に伸びる茎先に冴えたアメリカンブルー青色が目に楽しいように、葉と一緒に編み込みながらぐるりと巻いて。
朝顔を小さくしたかのような花の隙間にそっと、紫色のノボタンを差し込んでゆく。
優しく、明るく、放っておけないような雰囲気をもつ子だった。
数度しか話していないのに、にこりと笑う顔が目に浮かぶようで……。
決して太陽のような輝かしさではなかったけれど、ノボタンのような「謙虚な輝き」
そしてアメリカンブルーのような「あふれる思い」をかみしめながら、パチンと最後のつるを切ったのだった。]
……、……。
まーてぃん……。
[そしてマーティンの花をつくるときは……わずかに手が止まる。
そして、青いヒヤシンスと、白いヒヤシンスを手に取って、暫くじっと眺めておく。
小さな花が無数についたようなその形をみながら、小さな声でつぶやいた。
「悲しみを超えた愛」と。
涙こそ出なかったけれど、泣き笑いのような顔を浮かべて。
そっと近くにシレネの花を散らせた。
込められた意味を知っているので迷ったのも事実。
でも、シレネと一緒にいてほしかったし……偽りの愛だったかもしれないけれど、私はマーティンと過ごせて、うれしかったと表すために。
そんな思いを込めながら、まとめるように、根元を縛る。]
あ、れ?
……そういえば……
[セルウィンが亡くなったと告げたとき、彼は驚いただろうか。
表情が固まる様子は見せた。>>135
言葉に詰まり、俯いた。>>135
……でも。
マーティンの事を伝えたときほど、驚いていなかったのではなかったか?
――セルウィンが死んだことを知っていた?
スノウちゃんはきっと、知らせてくれたはず。
そしてマーティンとセルウィンの通達はそれほど時間が開いたものではなくて……。
じゃあどうして……
――マーティンの死は知らなかった?
嫌だと、首を振る。
行き着きたくない思考の先に。
……たどり着いてしまったから。]
……殺したから、
……、……知ってたの?
[ポツリと、掠れた、頼りない声で……呟く。]
["お願い"の対価に歯切れ悪かった理由。>>3:126
アレクシスとアリーセの痣に気付かなかった理由。>>4:159
自分のことを、普通の人間だと確信したような言葉。>>4:216
どれもこれも、ほんの僅かな、欠片のようなこと。
でも、白い紙は、黒を求めるように見る見るうちに黒を広げてゆく。
それはいつから、"黒い紙"と呼ぶようになるのだろう。
"約束"
その言葉>>3:126を口の中で噛みしめて、大きく、大きく詰めていた息を吐き出した。
……無性に泣きたくなった。
声を上げて、喚き散らして。
でもこんなときにも関わらず、涙は一滴も出やしない。
暴れ狂う負の感情を、殺すすべしかもたない自分は、内心を吐き出すことすら上手く出来ず。
ただ吐き出せるのは……吸った分の空気だけ。
嬉しい、楽しい、幸せ、ありがとう、そんなことなら、簡単に口に出せるのに……。
怖い、悲しい、辛い、苦しい、助けて……。
張り裂けそうな胸の中、無意識に唇を噛んだ。
……血の味も気にならない程に、きつく……**]
/*
この捨て身タックル感はうみねこさんだなぁって思う。
心配かけるのが嫌だなっていう理由が、自分に何かあった時に相手が心配ってのがなぁ……胸にきゅうっとくる。
降りかかる危険が怖いとかじゃなくって、降りかかった"後"のことが怖いっていうのが、本当に捨て身タックル感高い……。
ローの立場だったら、もう放っておけなくてハラハラするほかないよ……カレルぅぅぅ!!!><
/*
あーーーーー!!
あああーーーー!!
泣かせにきてやがる!!!
うぇぇぇぇ、2人で幸せになってほしいよぉ……。
― Nルームに向かう前 ―
[花束の入ったバスケットを持って、Nルームへと向かおうとたちあがる。
そして、ふと、気付き……スノウちゃんを呼び出した。]
……スノウちゃん、昨日はごめんね。
ちゃんと偉ぶって決めたのに。
[そう一言呟いて、最も疑わしき者の名を告げる。
……どうしてか、今日はスノウちゃんを撫でることすら戸惑われるような気がして。
ちりん、と鈴の音が消えるのを見送ったのだった。]
調合師 カサンドラは、流浪人 ツェーザル を投票先に選びました。
― Nルーム ―
[並ぶコクーンを見ると、この状況は永遠に終わらないかのような錯覚を覚えつつ、目的の繭へと近づく。
それぞれに花を置いて、彼らの顔を目に焼き付ける。]
みんな、眠ってるみたいなのにね……
[蓋の銀色の部分の羊の刻印を見ながら、皮肉なものだなと口を歪めた。
"安らかな眠り"であれば、どれ程いいか……。
おはようと、起きてくれるのであればなんて、……そんな非現実的な逃避すら起こさせる。
全体が見える位置まで下がり。
目を閉じて黙祷を捧げる。
大きく息を吐きだす代わりに、覚悟を拾い。
……次に目を開けたときには、いつものように笑えるだろう。
(恐怖や悲しみ恐れや不安……都合の悪いもの全部……預かっててくれるかしら。)
(やることを終えたら……また取りに来るから。)
"今"を、ちゃんと動ければそれでいい。
後に押しつぶされそうになったとしても、……後悔がないように、と。
ただそれだけを……想い祈った。*]
[黙とうを捧げ終わり、そして覚悟を決めた。
それは、じわり、じわりと染みを広げたその紙を、"黒い紙"と決めただけのこと。
白く見える黒い紙……なんてものは存在しないのだから。
そして、カレルへと通信を飛ばす。
初めから通話目的ではなく。
ボイスメッセージで、「ソマリがそっちに向かったけど大丈夫?……気を付けて。」とだけ吹き込んで。
それは"万一"の保険であった。
カレルに頼むのは、とても心苦しかったけれど……。
もしソマリと会っていたならば、違和感を感じているかもしれないと思ったからで。]
[偶然だなという彼>>254には、そうね、と答えた。
まっすぐにセルウィンのコクーンに向かいう様子を眺めながら。
その黙祷の間は沈黙を保つことにする。
自らが殺した男に、黙祷する様子には眉を顰め。
……たとえ殺された本人がそれを望んでいたとしても。
そしてそれが終わり、先ほどはすまなかったと言われれば。>>259]
ええ、構わないわよ。
私も、ちょっと気が動転してたみたい。
ちゃんと告げればよかったんだけれど……。
マーティンが恋天使じゃないか……ってね。
[つい、口に出せなかったと困ったように頬を掻く。
花に目を細める様子は、いつものソマリ。
……でも、もう……知っているのだ。]
[どうかしたのか?と不思議そうに聞かれれば、再びにこりと笑う。
上手く笑えていると思ったが、やっぱりいつもみたいにはいかないようだ。]
やっぱり、ソマリは分かっちゃうのね。。
[そう言って、困ったように苦笑する。
そして、そのまま彼と視線を合わせ……理由も動機も全部すっ飛ばした結果だけの言葉を放つ。]
……"約束"覚えてる?
ねぇ、ソマリ?
それを果たしたいって言ったら……
大人しく殺されてくれるかしら?
[ごくごく自然に、花屋のテーブルで向かい合い、世間話でもするかのように。
そう言って、にっこりと微笑んで、滑らかな動作で腰のナイフを抜いた。
それは本気をと覚悟を示す証。
迷うことなく切っ先をソマリに向けたのならば、彼はどんな反応をしただろうか。]
[
捨てられたと思った感情のかたまり。
それは得意の見ない振り。
きっかけは、何であれ。
閉じ込め切り離したりは出来ないもの……。
]
/*
拙くってすまねぇ……。
もっとこう、疑い先とか、準備できればいいんだけれど……ちょっと余裕の技量も……にゃいのだ。
[隠さないとすぐに命を狙われるという言葉に、酷く切ない音を感じて。
一瞬表情が揺らいだことに気付かれただろうか。>>266
感情は置いてきた……なんてそんなものは思い込みにしか過ぎない。
少しのことで簡単に蓋は開く……。
それでもナイフの切っ先はずらすことなく、ソマリの顔を逸らすことなくジッと見つめた。]
私もやりたいとは思わない。
この行動が人狼にとって……
酷く身勝手で、人間の独りよがりな行為
だってことも理解する。
……でもね。
ソマリが誰かを殺すのを見るのは嫌よ。
[自分ならば、殺されても仕方がない。
しかしその爪が、カレルやロー、ヴィクトリアといった大事な人に伸びるのならば。
私は貴方を"止めなくちゃ"ならない。
それが殺すという行動とイコールなのだとしても。]
[彼にはそう告げたのを最後に、トンっと、軽い動作で地面を蹴って……。
身軽な体躯を生かして、その懐にもぐりこもうと距離を詰める。
突っ込んだ勢いのまま、ナイフを真横に一直線に振ったならば……
その切っ先は、彼の皮膚を捉えただろうか。*]
.
じゃあ何?
ソマリを殺さない、だから私達も殺さないでって言えばいいのかしら。
それとも、殺しても本能だから仕方がないっていうのかしら。
そういう種族だから仕方がないって?
……傲慢よ。
それを許可していたら、人間だって殺人を犯す犯罪者で溢れてるわ。
人間も人狼も同じよ、それは理解できる。
でも本能だからって、その本能に、ただ従うだけなのは納得できない。
分かるか?ですって?
分からないわよ!!
分かる訳ないじゃない!!
ソマリが私を完全に理解できないように、私も貴方を完全には理解できないわ。
[一息でそう言って、ナイフを振りぬいた。
しかし、鋭い切っ先が彼を、捉えても、捉えなくとも。
力の差は火を見るよりも明らかで……。
ソマリがそのナイフを持つ手を捉えようとするならば。
いとも容易くとめられてしまうだろうが。]
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