人狼物語−薔薇の下国


357 Cross×World

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大地の御魂 加地 徹 トール、星司に手を振った。


【独】 大地の御魂 加地 徹 トール

/*
アイリもこんばんはだ。

エンドロールは大枠書き終わったぜ。
まあこの後のやり取りで細部は変更するが。

(-701) 2015/07/28(Tue) 21:57:29 (suzukake)

大地の御魂 加地 徹 トール

 ― 神殿・儀式の間 ―

[写真撮影タイムも一通り終わった頃、ウェルシュがこちらへ向けて駆け寄って来る>>286]

 お、おう。

[握手の求めに素直に応じつつも、掛けられた言葉に見せるのは若干の照れ。
 それでもこれが最後になるだろうからと、掛けるべき言葉を惜しみはしない]

 俺からもありがとう。
 それが出来たのはその場の皆を信じられたのと、お前が力を巡らせてくれたお蔭だよ。

[対極にある風も巡れば地を支える力となる。
 それを教えてくれたのはウェルシュだった、と*]

(288) 2015/07/28(Tue) 22:36:59 (suzukake)

【独】 大地の御魂 加地 徹 トール

/*
バルタザール>>-706
スターが生まれるほど野球が普及したら嬉しいぜ。

……ああ、混沌の王軍と野球対決する未来が……(駄

(-707) 2015/07/28(Tue) 22:38:32 (suzukake)

大地の御魂 加地 徹 トール

 ― 聖神神殿・儀式の間 ―

 おう、そうだな。

[安堵を見せた所に、ぽふんと背中を叩く手>>308
 服装も交わされるやりとりも、まるでいつも通りで。
 けれどその会話も、最後になる刻が来る]

 ……ん?

[ひとつだけ、と呟く声>>310に視線をやれば]

 そっか、でも――これから、きっと増えるさ。

[アイリにとって、大事な呼び名。
 いつかこの世界でも、そう呼んでくれる人は現れるだろうと――
 それは少しだけ、寂しいような気もしたけれど]

(340) 2015/07/28(Tue) 23:33:43 (suzukake)

大地の御魂 加地 徹 トール

 ああ、行くよ。

[背中に触れる掌と言葉>>312に、はっきりと応えて。
 それっきり、振り返らず。虹色の水晶へ歩を進める]

 俺も、忘れねえ。
 一生分月日が流れたって、絶対にだ!

[背中を、そっと押される>>313
 この世界との、最後の繋がり。
 そして、虹色の煌めきに手が触れる]

 じゃあな、アイリ!
 ホームラン――絶対……!

[叫びはどこまで届いていただろうか。
 視界は虹色に包まれ、振り向いてももう、何も見えない。
 あの世界も、大事な友人の姿も]

(341) 2015/07/28(Tue) 23:34:34 (suzukake)

大地の御魂 加地 徹 トール

 ― 帰還 ―

[そして気付けば徹は、アスファルトの上に立っていた。
 滲んだ視界越しに、すっかり日の暮れた空が映る。
 慌てて目を擦れば、そこは見慣れた近所の路地]

[まるで白昼夢でも見ていたようだけれど、その手には金色の精霊石が、旧式の携帯には小さな写真が残っていて。
 そして思い出したかのように、慌ててポケットの中身を見た*]

(342) 2015/07/28(Tue) 23:35:25 (suzukake)

【秘】 大地の守護者 アイリ > 大地の御魂 加地 徹 トール


[かさり。とポケットの中で紙ずれの音がした。
やがてトオルがその存在を思い出せば、そこには長綴りの紙があった]
 

(_5) 2015/07/28(Tue) 23:36:42 (十六夜)

【秘】 大地の守護者 アイリ > 大地の御魂 加地 徹 トール

『 かつて大地の勇者だった トオル・カジへ

 これをトオルが読む頃は、既に元いた世界だろう。
 白昼夢みたいに感じるか
 夏の暑さがみせた奇跡にも思えるか
 だけどあの短い時間のなかにいた僕達8人の思い出は本物だ。

 痴呆の回る老いぼれになろうともこれは忘れるなよ?

 例え親兄弟だろうが親友だろうが。
 十年も、何十年も時間が流れればそこにいた声や顔は忘れていく。
 悲しいがそれが時間の摂理で、僕達という人間の限界だ。

 だけど、例え顔を忘れても声を忘れても。
 僕は天寿を迎えるその時間まで忘れられないだろう。
 この日、あの時間にめぐり合えた仲間達と。

 頑固に固まり付いていた僕という殻を追いつき破ってみせた。
 馬鹿でお節介な、トオル・カジという大地の勇者がいたという事を』

(_6) 2015/07/28(Tue) 23:36:55 (十六夜)

【秘】 大地の守護者 アイリ > 大地の御魂 加地 徹 トール

『トオルに出逢えて本当によかった。
ひとりで行くつもりの道までトオルは追いかけてきた。
僕の弱さごと撃ち砕いて助けられた。

…最後にわかれた時の僕は。
ちゃんとうまく笑いながらさよならをいえていたか?

何度もお前を引き止める言葉は考えたよ。
僕がアイルリートでも大地の勇者でもないアイリなら。
トオルと共に何も知りもしない異界に行ったかも知れない。
今でも別れるのがつらい。
後三時間もすればお前が帰る時間なのに手紙の言葉が迷う。

だけど僕たちにはお互いの道がある。
だからこの手紙が本当に最後の僕からの気持ちだ』

(_7) 2015/07/28(Tue) 23:38:17 (十六夜)

【秘】 大地の守護者 アイリ > 大地の御魂 加地 徹 トール

『もしいつか。そうだな。

老衰してオルキスの膝元に召された後の。
更に数百年か数千年が経過して。
またフラクシヌスが危機にでも陥る時がもしきたとしたら。

その時は、また、僕の友達になってくれ。

ずっと。お前の道行きを祈っているよ。
トオルがいてくれたから。
大事な友達がいてくれたから。
僕はもう大丈夫だ』

(_8) 2015/07/28(Tue) 23:38:42 (十六夜)

【秘】 大地の守護者 アイリ > 大地の御魂 加地 徹 トール

またいつかあおう。

フラクシヌスという世界と、アイルリートという僕を救ってくれた。
トオル・カジ。かつて大地の勇者として僕が認めた。
僕の大事な友人へ…

                 アイルリート・マガーネル――

(_9) 2015/07/28(Tue) 23:39:09 (十六夜)

大地の御魂 加地 徹 トール

 アイリ……。

[大事な手紙を濡らしそうになって、慌てて顔の下からどかす。
 路地裏に隠れるようにして、最後まで読み切るのに結構な時間が掛かった。
 言いたいことはたくさんあったけれど、ただ、遠い未来へ託された願い>>_8に]

 当たり前だろ……!

[誓うように、声を出して答える]

(344) 2015/07/28(Tue) 23:52:06 (suzukake)

大地の御魂 加地 徹 トール

[家に帰ると、普段より遅かったことや腫れぼったい目に、両親から心配そうに声を掛けられた。
 レギュラー争いに落ちたと嘘ではない理由を告げれば、一応は納得してくれたようだけれど。
 思わず両親へ抱き着いたりしたのは、さすがに驚かせてしまったようだ。
 しかし結局は何も言わず、それを受け止めてくれた]

[部屋に戻り、アイリからの手紙を一番大事なものを仕舞う場所に入れて。
 それから、夕飯に顔を出す頃には、すっかり元気な顔になっていただろう]

(345) 2015/07/28(Tue) 23:52:31 (suzukake)

大地の御魂 加地 徹 トール

 ― それから ―

[翌日、何事もなかったかのように、徹は部活へ顔を出した。
 フラクシヌスでの出来事を明かすことはなかったが、ただ、お守りと称する石を眺めている姿は、時折目撃されるようになった]

[フラクシヌスでの日々を経て、部活で活躍する機会が増えたかといえば――
 実を言うとほとんど変わりはなかった。
 元々出来る努力は最大限にしていたのだから、精霊魔法という反則能力がなければこの程度だ]

[ただし、心境的にはかなりの変化が現れていた。
 部活内のライバル相手でも、負ければ本気で悔しがるようになったのだ。
 また、顧問や先輩の方針でも、疑問があれば積極的に意見するようになった。
 それを輪を乱す行為と見る向きもあったが、一方で納得さえすれば、すぐに引き下がり引き摺らない潔さもあったから、部内でもその変化は次第に受け止められていった]

[――そして、1年が過ぎた]

(346) 2015/07/28(Tue) 23:53:18 (suzukake)

大地の御魂 加地 徹 トール

 ― 1年後 ―

[そして再び、夏の大会の季節がやってくる。
 3年生になった徹にとって、これが試合に出る最後の機会。
 ――だが、スタメンの中に徹の名はなかった]

[チームメイトたちはいつになく好調で、地区大会を難なく勝ち進み、ついに甲子園の切符を手にした。
 それ自体はとても嬉しいことなのだけれど、徹が約束を果たす機会はどんどん遠ざかっていく。
 私情で打席に立つなんてことは、自分自身が一番許せなかったから、それも出来ないままに]

(347) 2015/07/28(Tue) 23:53:46 (suzukake)

大地の御魂 加地 徹 トール

[そして迎えた、甲子園初戦。
 相手の須戸来高校は幾度も優勝を経験している強豪校で、更に今年は世代最強と目されるエースピッチャーが在籍していた。
 法村学園は苦戦を強いられ、9回表の時点で1-4。
 どうにか満塁まで持ち込みはしたものの、既に2アウトを取られており、あと1アウトで試合が終了する瀬戸際に立たされていた。
 その場面で監督は、代打を指名する――]

『加地、お前が行け』

[ずっとベンチに座りっぱなしだった男へ、監督が視線を向ける]

 え――ちょっと待ってください。
 諦めるのはまだ早いですって!

[狼狽しながら徹は反論する。
 敗色濃厚な場合、引退する3年生にとって最後となるであろう試合に、それまで補欠だった者を出場させる――所謂思い出出場だと思ったのだ。
 しかし監督は、そんな徹を一喝する]

(348) 2015/07/28(Tue) 23:54:15 (suzukake)

大地の御魂 加地 徹 トール

『馬鹿野郎、誰が負けるつもりで試合をするか!』

[怒鳴りながらも、監督が徹に向ける目は真剣で、感慨に満ちていた]

『手前は確かに下手くそだ。100回やって99回は、使い物になりやしねえ。
 だがな――100回に1回のチャンスなら絶対に掴み取る、手前はそういう男だ!』

[監督は思い出す。
 2年でレギュラー争いに落ちた時、徹は確実に変わった。
 心の中に別の人間が居て、そいつの声に背中を叩かれているような――そんな変わり方だった]

(んなオカルトにハマる性格にも見えないがな……)

[それでもやはり、彼一人では為し得なかった変化だと、監督は思う。
 その原因となる人物は、皆目見当がつかなかったが――]

(349) 2015/07/28(Tue) 23:54:49 (suzukake)

大地の御魂 加地 徹 トール

『手前はこのチームの切り札ジョーカーだ。
 ババじゃねえとこ見せてやれ!』

 ――はい!

[はきと答え立ち上がる、その決意に満ちた眼差しは。
 この球場の客席よりも、遥か遠くを見詰めているように見えた]

(350) 2015/07/28(Tue) 23:55:21 (suzukake)

大地の御魂 加地 徹 トール

[ずっと憧れていた甲子園の打席に、徹は立つ。
 向き合う相手は相手校のエースピッチャー。
 実力に甘いマスクも手伝って、声援の多くが彼に向けられているようだった]

[交わされる幾つかの視線とサイン。
 ピッチャーが初球を振り被って――投げる。カーブ。
 徹は思いっ切りバットを振るう。
 空振り、1ストライク]

          『――出来るよ』

[アイリの声が聞こえた気がした]

(351) 2015/07/28(Tue) 23:55:50 (suzukake)

大地の御魂 加地 徹 トール

[2球目。ストレート。
 徹は思いっ切りバットを振るう。
 空振り、2ストライク]

          『トオルなら、絶対に最後までやり通せる』

[アイリの声が聞こえた気がした]

(352) 2015/07/28(Tue) 23:56:11 (suzukake)

大地の御魂 加地 徹 トール

[3球目。ストレート。
 徹は思いっ切りバットを振るう]

          『それを絶対に果たせるのが』
          『僕の友達だから』


[球場に、快音が響く]

(353) 2015/07/28(Tue) 23:56:45 (suzukake)

大地の御魂 加地 徹 トール

[ボールはピッチャーを、相手守備の頭上を。
 観客席すらも超えていく。
 そして、フェンスすら越えようかというところで、ふっと青空に溶けるように、その姿を消した]

 消え……た……?

[徹は茫然と立ち尽くす。
 その耳に、少し遅れて割れんばかりの歓声が届く。
 そして、監督とチームメイトたちの、回れ、という声も]

(354) 2015/07/28(Tue) 23:57:05 (suzukake)

大地の御魂 加地 徹 トール

 ――……あ、

[震える手からバットが落ちた。
 決して速いとは言えない足で、ベースを踏みながらグラウンドを回る]

[三塁を踏んだ時、監督とチームメイトたちの姿が見えた。
 まだ勝ちが決まった訳でもないのに、みんな、馬鹿みたいに泣いていた。
 多分、自分も同じような顔をしていただろう。
 ホームベースを踏みベンチへ戻った時、歓声を上げ抱き合う徹たちの姿は、相手校どころか事情を知らぬ自校の応援団にすら、奇異の目で見られていたかもしれない]

(355) 2015/07/28(Tue) 23:57:55 (suzukake)

大地の御魂 加地 徹 トール

[結局その回はそれ以上点差を広げられないまま、9回裏。
 相手校がサヨナラの2ランホームランを放ち、私立法村学園の初戦敗退が決まった]

[エースピッチャーに一矢報いた徹のことは、翌日のニュースや新聞に取り上げられはしたものの。
 やがてそれは、エースピッチャー最大のピンチと、それを乗り越えた仲間たちの絆という物語に取って代わられ、多くの人々の記憶からは忘れ去られていった]

[こうして、徹たちの夏は終わった*]

(356) 2015/07/28(Tue) 23:58:22 (suzukake)

【独】 大地の御魂 加地 徹 トール

/*
大連投失礼した。

読み返してる時間なさそうだな。
取り敢えず挨拶用意する!

(-738) 2015/07/28(Tue) 23:59:26 (suzukake)

【独】 大地の御魂 加地 徹 トール

/*
ご挨拶。
suzukakeです。割と馴染みになりつつある方も、お久し振りの方もこんばんは。

少年少女で友情でペアとか、私得にしか思えない村で、企画が上がった当初からとても楽しみにしていました。
途中トラブルでご迷惑をお掛けしたと思いますが、それ含めても大変楽しく、考えていたことやりきった、どころかそれ以上の村になりました。
アイリは入村発言から濃さに驚いて、その後も意外性に驚かされたり何かと引っ張ってもらったりで。
こんなにいろいろしてもらっていいのかと思うこともあったのですが、この二人でしか出来ない関係性を築けたと感じられて、大変満足しています。
本当に、最初から最後までありがとうございました。
他の皆さんとは十分絡めたとは言い難いのですが、それぞれらしいペアや立ち位置を見られて眼福でした。

tasukuさんは、毎度素敵な村をありがとうございます。
中身発言の件もご配慮いただきありがたかったです。

では、またどこかで同村の機会がありましたら、よろしくお願いします。

(-748) 2015/07/29(Wed) 00:09:58 (suzukake)

【独】 大地の御魂 加地 徹 トール

/*
おおう、時間ない中で反応ありがとう!
わかる人にだけわかる活躍をしたかった。
ボール……届いてるといいけどなぁ。
(甲子園の土は精霊いるなら好みそうだけど)

で、ウェルシュwww

(-753) 2015/07/29(Wed) 00:17:41 (suzukake)

【独】 大地の御魂 加地 徹 トール

/*
挟まったああアイリありがとう!

俺は諦めます(続きはSNSで!)

(-757) 2015/07/29(Wed) 00:23:36 (suzukake)

【独】 大地の御魂 加地 徹 トール

/*
アイリが……パパになるのか……?
IF話も気になるが!
まあ無理には書かない方がいいかもな。

(-764) 2015/07/29(Wed) 00:26:50 (suzukake)

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