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─ 平原 ─
[大きな鳥翼、あるいは黒竜が舞ったかと思った影は、
ヒトガタへ向けて飛翔の先を変えた>>302]
なんだ…?
[逆光、
いや、それすら凌駕する光る剣。
降り注ぐ殺気と捉えたヒトガタはその場で腰を落として身構えた]
……!
[急降下した獣の影が、眼前で鋭く動きを変える。
大きく飛び退ることはせず最小限の距離で躱そうとした胸の布地を浅く白刃が裂いた]
──っ
[間合いをとり身を守るよりも、狂猛に傾いて植えつけられた戦闘記憶が即座に反応する。
引いた足を軸に回転をかけて、人間離れした軌道で跳躍した。
急上昇するグリフォンを片手で掴み、地上を離れようとする加速度に逆らって騎手である男の背へ蹴りを放つ]
あはっ。だったらどうするんだい?
[矢継ぎ早の質問には、無邪気さとは異なる冷たい笑みを返し。
相手がクレイモアを抜く間に、双子も呪具の本を取り出し開いた]
…… 星は我らの
…… 『天は我らの遊び場』
いでよ流星!
『こわれちゃえー』
[途端、皇子サマの周囲を巻き込んで天から流星が降り注ぐ。
相手は間違いなく手練だろう。その相手に、体格の劣る自分たちが武器のみで渡り合う理由は無かった]
テディ……
[改めて相手へと向き直り、剣を構える。
普段愛用するクレイモアと異なり、この祓魔剣はロングソード程度の長さだ。
右手だけで握り、ヒトガタへと切先を向ける]
…奪われる前に、
[闇に翳る黒い瞳を向け、男は操られるかのようにヒトガタの胸へ突きを繰り出した//]
物見遊山…それは楽しかったか
[問いのようで問いでない波動]
つまりお前が私を見出した時に、私と共にあるお前も生まれたのだな?ならば好い
お前が変容させた私は、私の誇りだ
私はお前のためにあろう
お前の死を得る時までは
[永遠を誓う宣を告げる波は、嬉しげに揺らいでいた]
[挑まれて拒む鉄底族ではない、という読みは正しく、ゴルバは鼻息も荒く受諾した。
ただし、ロー・シェンの方から出向いて来いと。]
委細承知。
[コエで確認するまでもなく、ディークは応えた。
峡谷にはいろいろトラップが準備されているが、ロー・シェンも果たし合いにそれを用いようとは思うまい。]
戦場は族長がお選びください。
族長のおられる場所まで、ロー・シェンと副将は艱難を突破して参りましょう。
ロー・シェンは、鉄底族の武と誇りをこのまま魔軍に汚させておくのは忍びない、
彼が勝った暁には、是非、味方になってもらいたい、と申しております。
[一族もろとも受け入れる準備がある、と宣誓書を示してみせた。]
負けるわけがないのであれば、これを受けても害はないはず。
ロー・シェンからの表敬をいれると思って、諾とお答えください。
[ それでも、この瞬間、男は彼等に殺意は抱いていない。
捕らえて、姉姫殺害の真実を聞き出すことを優先と考えてもいたからだ ]
[ 駆けた先、双子に向けた刃は、呪具を持つ腕を狙って揮われる// ]
……っ!
[天から不意に星が降る。
それが行こうとしていた先に落ちるのを見て、息を飲み]
おにぃ、無事っ!?
[最後の一駆けと共に上げた声は、呼び方共々完全に素だった。*]
[落獣した男に続いてグリフォンから飛び降りれば、獣は鳴きながら上空へ一度離れていく]
…ヨシュか?
[片手剣を抜いたヒトガタは、ぽつと呟いた。
体を傷つけなかったはずの胸で、しゅうしゅうと薄い煙を吐いて魔法鉱石が表面を溶かしていた]
[男が口にする名>>314は、彼が親友を呼ぶ時に用いたもの。
相手を眺め、切っ先の軌跡を追う]
……うばわれるまえに
[突きの動きで迫るそれをまともに受ければ、どうやらこの体は容易く破壊されるよう。
だが、相手の動きには記憶にある彼の剣技の鮮やかな精彩──怜悧さが足りないと見えた。
突きを躱すのはやはり紙一重。体のどこかに熱が走る。
踏み込み、すれ違う動きで胴へ向け剣を振るった。
黒のプレートメイルへのそれは斬撃というより力任せの打撃に近くなる]
[避けられないと悟り、双子は呪具を持つ腕を見捨てた。
どちらのか、それとも両方か、クレイモアで抉られてごとりと片腕が地に落ちる。
ひかりのイキモノらしい赤い血を撒き散らしながら、
痛みも、我が身を顧みず皇子に肉薄して、]
――今度は外さない。
『苦しんで』
[毒の短剣を、今度は至近距離で振るった]
[委細承知と発する人間を、ゴルバは髭を撫でながら睨む]
誇り高き鉄底の一族は、常に最も激しい戦場にいる。
いつでも来るがいい。
[これで接見は終わりだとばかり、族長は人間に背を向けた。
その後で氏族の若者が念のためと果たし状を受け取った。
そのまま、宿舎の出口まで案内する。
拒まなければ、そのまま魔軍宿営地の端まで共に行っただろう。
鉄底族にちょっかいを掛けようという亜人は、そうそう多くは無い。]
[狙いなどつけられなかったから、結果がどうだったかは分からない。
でも相手の刃が襲ってきたから、
ああ、……失敗したのかな、なんて、*思った*]
……、…ねえ、先生。
『…お願いがあるの』
次の誕生日の…おくりもの、
『おねだり――してもいいですか…』
[途切れ途切れになりながらも、繋がりたくて…声を、紡ぐ]
あのね、…このお仕事を終えたら、
『先生のお傍に…もどったら、』
ボクと…ローズマリーの……頭を
『……なでなでして、ほしいな――』
[それはニンゲンの…ヨセフの家で見た光景だった。
ヨセフが、ヴェルザンディが、息子二人の頭をいとおしそうに優しく撫でている風景――。
なぜか、それがずっと心の底に残っていた]
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