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そう言えば……オクタヴィア様はどうされているかしら。
[心残りはどうしても言い出せなかった大切なお友達への謝罪。
法案が出された以上判ってはいるけれど、
私からちゃんと話していないことが胸に残る小さな棘。
交流が解放されたら、真っ先にお手紙を書こう。
そう決めて私は絹のリボンに刺繍を施すことにしたのです。]
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リアル大事に、の通りこの、コアタイムなど気にせず気ままに過ごせる手紙村のお陰で毎日頑張れました村建てのももてんさん改めましてありがとうございます。
入るなら相手が解らぬタイミングで、そしてできれば誰もいない状態で入りたいってことも叶い、かっこよくそしてかわいい花嫁さんを迎えられるの嬉しい。
ラートリー様は成婚後もよろしくちゃんです。
って一区切りおいておやすみなさーい。
[婚姻の儀から二週間ほど経過した。
ウェルシュさまと父はこれからの方針だとかお話しているようだけれど、
生憎その場に娘は呼ばれず、相変わらず別居生活が続いていた。
街へ下れば、民衆は口々に祝言をくれるけれど、
ふたり暮らす新婚生活はまだまだ先のよう。
ギィさまとアプサラスさまが正式に成婚となったと聞き、
次の慶事の通達も父伝いに聞いた。
お二人にお手紙を送らなくっちゃ。
ああ、お祝いの品、何にしようかしら。
…なんて考えていた娘の思考を裂いたのは、文を届けるの馬車の音。
待ちわびた、今は夫となったウェルシュさまからの手紙。
胸の上で合わせた手の中に大事に仕舞い込んで、自室へと駆け戻る。
自分だけの部屋で、誰もいないというのに周りを見渡してから、
丁寧に、その封を切った]
[そして新たに届いた手紙に目線をやると。]
………………
[イヤ、とは違う。でも嬉しい、ともちょっと違う気がする。他の手紙を開ける時にはない感情。
マイナスの感情ではないことは確かなのだが。なんと表現していいのか、少女にはわからないまま。
―――封を切った。]
…まい、ふぇあ…?///
…こうしてみると、しっくり来ないわね…
でも、お転婆とは言わせないんだから。
[そう言いながら、羽ペンを走らせる主の顔は…心なしか、少し赤かった。]
臥せって……とな。
[手紙の冒頭に、不安げに眉根を寄せるも
その後の言葉にほっと一安心。
むしろ臥していた時の思惟についてを読めば
頬に赤みが差す。]
……嗚呼、
[少年が大人になったと感じる。
それなら自分は、彼にとっては最早
おばさんのようなものなのかもしれない。
それでも、そんな自分でも受け入れてもらえると感じるから。]
私が、花嫁さん……。
[耳まで赤くなって、三十路らしかぬ
淡いときめきに心音が速くなる。
金色と、白との、美しい便箋を優しく撫ぜ
浮かべるは少女にも似た、笑み。]
[すう、と息を吸って、便箋を開く。
紙面をなぞる視線は、何時になく真剣なものだっただろう。
愛と恋の話だなんて、難しい話は出来ないけれど、
その内容は、今に流されてばかりの女にとってショッキングなもの。
けれど、私の心はそれをちゃぷんと沈めて、
気付けば、静かに、柔らかく凪いでいた。
―― 暫くして、また、ペンを取った。
うまく言葉に出来るか分からないけれど、
思ったことを素直に、伝えられるように。
撫子柄の便箋に、静かにインクを垂らした]
ウェルシュさま
お手紙、お待ちしておりましたわ。
つい、宛名をフルネームを書こうとしてしまって、
今はおなじ姓なのだわ、とうっかりしてしまいましたの。
私は、憧れだった彼の人のご成婚を知りました。
けれど、憧れは憧れで、今もまだ憧れであり続けているのですけれど、
きっと、また、違う感情だったのですわ。
情緒の落ち着かない困った女と思われるかしら?
けれど、女ってそういうものなのだと、諦めてくださるかしら。
…なんて、私も、調子に乗っているみたいですわ。
貴方の、いのちのお話。
お話ししてくださって、ありがとうございます。
事情を知らず、軽率に尋ねてしまったこと、どうかお許し下さい。
貴方も、短い命だとは限らないのですわ。
運命なんて、分からないですもの。けれど、
もし、"そのように"なってしまわれても――
どうか、私を不幸だなどと思わないで。
私は、貴方と、結ばれたこと、無駄だとは思いません。
貴方と私の幸せを、これから作っていきたいと思っていますのよ。
共に暮らせる日が早く訪れることを、首を長くして待っていますわ。
貴方の妻、オクタヴィア
追伸.
アデルさまに、お星さまの貝殻をふたつ、頂きましたの。
どうも、ウェルシュさま宛だったみたいなのですけれど、
心当たりは御座いますか?
親愛なる アデル殿へ
間が空いたことは気にしないでほしい。
本音を言えば寂しくもあったが、病床と聞いてそんな考えは吹き飛んだ。無理はしてはいけない。今は健やかなようで、安心したよ。
どうか、次に顔を合わせる時には、元気なアデル殿でいてほしい。
その時には既に成婚していると思うと、不思議なものだね。
共に過ごせるようになったら
星や、月や、太陽や、――君の知識も、君自身のことも
たくさん、話して聞かせて欲しい。
私も今までの人生を語ろう。
互いを知り、互いを受け入れられたら、とても素敵だ。
然程時間はないけれど、私も女を磨くとしよう。
私の花婿さんの隣で、輝かしい月の如し花嫁であれるように。
君の伴侶となる ラートリーより
[相変わらずの古びた羊皮紙には、
淡く、ローズマリーの香りが染み込んでいた。
その花には結婚に因むお噺があることを、
ラートリー自身が知っているのか否かは、わからずとも。]
親愛なる友 ベルティルデへ
男女間の手紙というのは、やはり緊張するものよな。
弟の友の手紙が私に間違って届き開封したら、私の噂をされていた、なんてことも、今では笑い話だよ。
さて、もしかしたらそろそろ成婚の時期が近づいており
私が先か、ベルティが先かはわからないが、
手紙をやり取りできなくなるかもしれない。
こんなことを書くのは照れくさいけれど、
君は――ベルティは私にとって大切で、大好きな友人だ。
好きの安売りはしないからな!
私の友愛をありがたく受け取り給え。……なんてね。
私たち、それぞれが幸せになって、
お互いに幸せのお裾分けをして、もっともっと幸せになれる。
そんな未来に思いを馳せながらね。
それじゃあ、また。
ラートリー・アンダースン
…『レディ』ってあらためて文字にして綴られると、なんか違う気がする。
でも早くない。早くない。
あの話…言われた時は、受け入れられなかった。
『なんで領民たちと同じじゃダメなの?』って。
でもね、領民たちみんなを愛する権利や義務や責任が私たちにはあるって、だからこれは私たちにしかできない経験だって考えたら…なんかストンと落ちた。
恋は、してみたいけど…でも、それは貴方が教えてくれるのでしょう?そう信じてる。
だからお転婆娘じゃないってばぁ!!
これでも、音楽全般とダンスはできるのよ!リュートのセッションとか、どうかしら?
…………花なんか、いらない。『王子様』じゃなくても、いい。
花なんかよりもほしいもの…ここにあるんだもの。
[どう表せばいいのかわからず、こんな書き方ではあるが。花も『理想の王子様』も求めぬとする少女の想い。
―男には伝わるだろうか。]
ディーダー・ドゥカス殿
やあ、ごきげんよう。
理想の夫婦については、きっと女同士だから伝えてくれた部分もあるのだろう。なんといっても、ベルティとは親しき友だからな。
気安くという言葉に笑ってしまった。
そうだな、私と違ってベルティは淑女だから、
最初は恥じらいもあるだろうし。
けれど凛として立派な女性だ。
すぐに、打ち解け、笑い合えるさ。
お祝いの言葉もありがとう。
アデル殿とのロマンスは、年の差ゆえのときめき、
……いや、書いていて恥ずかしくなってきた。
詳しくはいつか式典などで自慢しよう!
お会いできる日には、直接二人に祝福を贈ろう。
ラートリー・アンダースン
[あの手紙はもう彼女に手元に届いた頃だろうか。
手帳の暦を見て、また一週間が過ぎてしまった事に気付く。
形式上は夫婦となったものの、
忙しさに翻弄され未だ、会う事が出来ては居ないのだった。
そのうち愛想をつかされてしまうのではないか。
そんな事を思いながらも、
無理やりにでも時間を作って会いに行こうとしないのは、
あの告白をどの様に受け止められるのが怖い
という気持ちが何処かにあったのかもしれない。]
[木枯らしが窓をがたがたと鳴らすと、
部屋まで揺れているような錯覚を起こした。
頂き物のお茶に、口をつける。
何時も飲んでいる紅茶とはまた違った味わいで。
少し飲んだだけで、体がぽかぽかと温まるのだった]
異国の、としか書かれていなかったけれど。
どのくらい、遠くなんだろう。
何時か旅行にでも行ってみたいものだなあ…
[その時には、彼女と。
異国だけでは無く、この国をあちこち廻ってみるのも悪くないだろう。
…そんな気持ちになるのも、きっと、
誰かを強く意識しているからなのだろう、と、思う――]
/*
会いたい
会いたい会いたい
会いたい会いたい会いたい
会いたい会いたい会いたい会いたい
会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい
会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい
ぐらいの気持ちがあってですね、
でも会えないから何とか整合性をつけるのに必死で…
エネルギーがそちらに持っていかれてしまう ヾ(:3ノシヾ)ノシ
[羊皮紙にペン先を引っ掛け、悪筆のサインを綴る。
うららかな真昼の陽射しの中でも、肌寒さを覚えるようになった。
やがて訪れる冬は、今年も北方にとって厳しいものとなるだろう。
貯蔵に、凍結される街道、川の恵みは減り、雪が降る。
まだ暖かい海に面している為、山岳領よりは過ごし易いものの、
第三領から買い付ける燃料費は毎年莫迦に出来ない。]
…お、噂をすれば。
[悩みの種であるが、第四領には良い鉱山が無いので仕方がない。
そんな思考を巡らせていれば、公私入り交じる手紙の山の中に、
そろそろ見慣れた名前を見つけた。]
――――…ん、鶏か…?
[だが、封を切ると、自身の眉は困惑のカーブを描いた。
デリカシーに欠ける言葉を吐いて、視線を滑らせ、羽ペンが閃く。
小さな鳥籠に、書き足すのは開いた扉。
シンプルながら、分かり易い解の一筆。]
……どいつもこいつも。
俺は不器用じゃねぇよ、――― 今回だけだ。
[言い訳にも弁明にもならない声を、紙面の二羽だけが聞いていた。]
[絵心なんてない男は、扉を書き足した手紙に花を押した。
小さい花、細い花、黄色い花、白い花、青い花。
鳥籠の中を巡る小鳥を導くように並べたのは、
第四領でよくみられる野草ばかり。
宮廷で王子が片膝を付いて姫君に求婚する為の薔薇でなく、
貴族が美しい娘の気を惹く為に束ねる百合ではなく。
ありのまま、自身が心揺れた花々で手紙をずっしりと重くする。
愛の言葉は知らないし、子供との付き合い方も知らない。
ただ、天真爛漫で屈託のない彼女に、
冷たいだけの結婚だと思われるのが嫌だった。]
[ただの一筆も綴れないのに、雄弁な花々が騒がしい。
封筒の中にも、遅咲きの銀木犀を沢山詰めて香りを移す。
その花言葉など無骨な男が知る由もないが、
案外間違って居なかったのは、きっと運命とやらの思し召し。
解答を足した手紙を封筒にしまい込み、封蝋を捺して。
最後は悪筆で綴った彼女の宛名に、
――― 少し躊躇い、頭を掻いて、周囲を見渡し、呼吸を整え。
引き寄せた手紙へ、秘して静かな接吻を翳した。
彼女へのエスコートを願い出るように、恭しく。]
[らしくないことをしていると、自身の行動を振り返り、
誤魔化すように他の信書を取り上げた。
偶々二通揃って取り上げたのは、此度成婚が決まった両名から。
夫婦は似るものだと言うが、似たもの婚約者でもあるらしい。
つい、微笑ましさに笑みを噛んで、封を切り。]
照 れ て ね ぇ 。
―――…ああ、これはギィが白旗を翳す訳だ。
まぁ、あいつは時々飲み込むから、これくらい察しの良い方が。
[思わず手紙に強張った声を挙げてしまったが、
友人の伴侶は噂通り聡明さを感じさせる女性だった。
それと並べた友人の手紙も、何故か胸が熱くなる。
稀代の色男と噂される友人だが、彼は女性だ。
男のように気安いが、それを間違えたことはない。]
[男女の間にも友情が成立すると思う己は、
その性差を掘り下げたことは無かったが、友の幸せは喜ばしい。
挙句、妙に見透かされているような手紙を貰えば、
ふ、と呼気が漏れた。]
……賢妻を貰うなら、名君になれよ。
―――…ありのままのお前さんで良いんだ。
[口にしてからふと、その言葉が自分に返ってくるようにも思えた。]
身体は心についてくる。
太い腕を持つよりも、お前さんの優しい心が雪を解かす。
―――…真摯に、扱ってやりな。
姐さんはきっと、アレでいて……、結構、乙女だ。
オズ
[成婚間近と云うことで、貞淑を是とする国教に従い、
彼へ対する手紙は短いが、的は射ていると自画自賛。
最後の署名だけは、親交を発露させるよう、
領主としてでなく、友へ綴るように。]
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