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聖神神官長 ルートヴィヒ は 大地の守護者 アイリ に投票した
大地の守護者 アイリ は 大地の守護者 アイリ に投票した
流水の御魂 灰吹 玲緒 エレオノーレ は 大地の守護者 アイリ に投票した
大地の御魂 加地 徹 トール は 大地の守護者 アイリ に投票した
流水の守護者 ベルティルデ は 大地の守護者 アイリ に投票した
火炎の守護者 ミリアム は 大地の守護者 アイリ に投票した
疾風の守護者 ウェルシュ は 大地の守護者 アイリ に投票した
神殿所属 癒者 メレディス は 大地の守護者 アイリ に投票した
大地の守護者 アイリ に 8人が投票した
大地の守護者 アイリ は村人の手により処刑された。
次の日の朝、流水の守護者 ベルティルデ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、聖神神官長 ルートヴィヒ、流水の御魂 灰吹 玲緒 エレオノーレ、大地の御魂 加地 徹 トール、火炎の守護者 ミリアム、疾風の守護者 ウェルシュ、神殿所属 癒者 メレディスの6名。
大地の御魂 加地 徹 トールは、聖神神官長 ルートヴィヒ を投票先に選びました。
― 世界樹:待機場 ―
お、おう。
[アイリ>>3:252の声に、神官長の声から意識を戻す。
石、と言われれば間違えるはずもなく、大地の力受けた精霊石を差し出して]
ああ、わかった。
大切に使わせてもらう。
[そこに込められた、回復魔法と障壁魔法>>3:253。
枝側に残る面々を思えば、一度きりとはいえ有難いもので。
アイリに頷きつつ、返された石をしっかりと握る]
― 『世界樹』根の領域 ―
[ベルティルデと共に白い渦に飛び込んだ直後。
転移の浮遊感と共に、景色は根の上、世界樹の下部へと移る]
さて、セイジやステフと合流する、だったな。
……ベルティルデ、傷などの方は大丈夫なのか?
キミにしてはその、随分と激しい戦闘だった様だが
[果たしてレオとのどの様な戦闘を経てきたのだろうか。
一定の心配を彼女に対して示しながら、周囲の様に意識を向けだした]
[向けられた問い>>255。
共に、という言葉が、戦う場所は違えども途切れることなき絆を感じさせる]
――当然だぜ!
[短く、力強い言葉を向けて。
白い渦へ向かう、アイリとベルティルデを見送った*]
疾風の守護者 ウェルシュは、聖神神官長 ルートヴィヒ を投票先に選びました。
― 根の領域 ―
[路を繋ぐ、その手順については良く知らない。
なので、その辺りはバルタザールとタチアナにお任せしつつ、二人がやって来るのを待って]
お、来た来た。
やほーい。
[相変わらず、と言われそうなお気楽さで、周囲を見回すアイルリート>>+0に手を振る。
様子は変わらないが、周囲を巡る風乙女の力が強くなっているのは十分に感じ取れるもの。*]
― 世界樹・待機場 ―
[賑やかな輪の中で束の間の休憩を挟んでいる。
過酷な試練の間にほんのひと時でも心休まる場があれば良いと思いながら、残る三人の到着を待ち、
先に到着した流水の二人を迎え入れた。]
おかえり、…お疲れ様だったね。
れおちゃん、るてぃるちゃん。
[徹とアイルリートの手当てを終えた時点で、陣は更新してある。
治癒の要請>>239には速やかに移行するつもりだが、
女性ゆえに多少気を遣うことにはなっただろうか。]
火炎の守護者 ミリアムは、聖神神官長 ルートヴィヒ を投票先に選びました。
あ、えーと……俺が治癒して、大丈夫かな?
[ベルティルデの進言はあったものの、
一応、微妙な年頃であろう玲緒に意向を問う。
治癒の概念はフラクシヌスと異世界とで異なるかもしれず、
もし意に沿わぬようなら、と思ったのだった。
問題がないようであれば、今までにしてきたのと同様、治癒の術式を彼女の傷に施す心算。]
しかし、ステフにベルティルデに僕、か……。
偶然か必然か、随分と術師がかたよ……む。
[枝側が皆、近接型なのと逆に此方は魔法を主体にする者が全員集結したらしい。
そんな事をふと考えていると、見覚えある姿が瞳に止まる事になる]
ふむ、ふたりとも出迎えにきてくれたのか?
[気楽そうな様で手を振るセイジは、風精の力を前より濃く感じる。
唯、それに対して片手をあげる仕草をしてみせたアイルリートも、その挙動や、多少物々しいマントを無くしたさっぱりしたシルエットになっている]
るてぃるちゃんは、魔力の回復もね。
よかったら、そこも使うと多少楽かもしれない。
[術士のベルティルデには、アイルリートに勧めたのと同じ、
精神力の充填用の術式>>181を指し示した。]
離れた枝に紗幕もあるから、そこを利用して。
その…、気になるようだったら、だけど。
[破れた領巾と汚れてしまった衣類とを見て、
出来るだけ不躾にならぬよう二人にはそうも告げておいた。
ベルティルデの頬の切り傷には、治癒魔法を薄い皮膜のように重ね掛けすることも忘れない。]
るてぃるちゃんは、魔力の回復もね。
よかったら、そこも使うと多少楽かもしれない。
[術士のベルティルデには、アイルリートに勧めたのと同じ、
精神力の充填用の術式>>3:181を指し示した。]
離れた枝に紗幕もあるから、そこを利用して。
その…、気になるようだったら、だけど。
[破れた領巾と汚れてしまった衣類とを見て、
出来るだけ不躾にならぬよう二人にはそうも告げておいた。
ベルティルデの頬の切り傷には、治癒魔法を薄い皮膜のように重ね掛けすることも忘れない。]
[セイジは別に嫌いではない、しかしあわない、それが確かに認識だった]
まったく。あの経験で多少は意識もかわると思えば。
存外か大概か、セイジの神経は大小なりともズブといみたいだな?
[そう冗談めかして肩を竦めて見せてはたと自身で気付いた。
根本の性質は正反対だろうとか考えていたセイジへのそういう意識が、いつの間にか消えている事をふと感じて内心で首を傾げていた]
―世界樹・待機場―
[格好は傷つき、ぼろぼろでも。
相棒と共にすっきりとした顔つきで、仲間たちの元へと帰還する]
ただいま。
[言葉と共に皆へと向ける真っ直ぐな眼差しは、これまで少女が持ち得なかったもの。
仲間達の視線を受け止め、ふっきれたように笑ってみせる。
やがて、新たな指示を伝える神官長の声>>3:234が聞こえた。
あれほどの試練が与えられたのだ。
『次』の使命の困難さは容易に想像出来る]
――うん。大丈夫だよ。
私の近くにはいつも、ベルがいてくれるって知っているから。
[>>251 言葉と共に指輪を示す相棒に、同じように指輪を示す。
ベルティルデと別れるのは寂しかったけれど、もう不安はない]
アイルリートさんも気をつけて。
……ベルのこと、お願いします。
[二人の無事を願いながら小さく頭を下げ、
白い渦へと向かう後ろ姿を見送った]
[彼らを待つ間に言霊石は二度光を放ち、
その都度彼らの輪から離れ、通信に応じることとなった。
二度目の通信に応じる声は硬く、短い。
石の光が収束したならば、勇者たちの輪を離れ、
周囲の枝から枝に跳び、短い詠唱を繰り返す。]
―――тёц Оиачлк
―――тёц аТки
―――тёц ЁыиЖ
[結界とまでは行かないが、
『最凶』に備え、気配を薄める術式。
効果時間は短いが、ないよりはましと踏む。
忙しなく動き出したその理由は己が話さずとも、
さほど間を置かず空間に齎された声>>234>>235によって推察が出来ることだろう。*]
―根の領域―
[>>+0自分の制御下にない転移は慣れず、緊張する。
周囲を見渡せば、先程とは明らかに様相が変わり、無事に転移が出来た事を知る。]
はい、そうですわね。
[合流の事には頷くも、自分の怪我の事については]
レントナー様に癒して頂いたので傷は癒えておりますわ。
あぁ、これはその…レオの攻撃を領巾で受けてしまったので。
勿論魔力を付与しておりましたし、むしろ怪我が多かったのはレオの方で…。
[魔法を得意とする者としては、正攻法とはいえない戦い方をした事を告白した。
乱れた髪はあの場で直したし、服に付いた埃もある程度落とした。
そんなに酷い格好をしていただろうかと苦笑を浮かべる。]
――…。
[彼に倣い、周囲の様子を確認しながら歩く。
この地は未だ足を踏み入れた事のない場所。
けれど、魔力の消費を抑える為に偵察の魔法は使わない。]
[>+1やがてセイジの声が聞こえれば、耳を揺らし。]
セイジ様。ステファン。
お元気そうで何よりですわ。
[暫く感じていなかった彼らの纏う力の気配。
少女は頬を緩めて彼らに駆け寄っていった。]
/*
段々とアイルリート様のツンの壁が取り払われていく様は素敵です。
ベルティルデは警戒されているのかな。
ログにあったように、接し方が分からずに戸惑われているというのが正しいかな。
まーね。
[出迎えに、と問うアイルリート>>+2に一つ、頷き。
それから、ほんの少し違和感を覚えてあれ? と首を傾いだ]
なんつーか……軽くなった?
[装いもだが、それ以外にも何か、どこか変わったような感じがする。
それを表すのに一番近い言葉がそれだったから、そのまま疑問として投げて]
だってさ、別に変わる必要ってないし。
[肩を竦めるアイルリート>>+3に、返す口調はやっぱり軽い。
元より、迷いなく突き進む、が身上の少年には、試練や翼毒蛇という大物の討伐を経ても、一目でそれとわかる変化はあまりない。
加えて当人の思考がこうだから、余計に変わらずに見えるのだろう]
ま、図太い、ってのは、良く言われるけどなー。
[そんな評価が多いのも、一番弱い部分は未だ人目に晒していないから、というのは、他者の知る由ないが。*]
[ベルティルデに苦笑を浮かべられると、顔に少しの慌てが浮かぶ]
いっ、いや、そういうわけではない!
大丈夫、それほど酷いわけではない!
[驚いたのは寧ろ、箱入りのお嬢様の認識ばかりが強い彼女だから、という付加要素に拠るものだから]
その点なら僕をみてみろ。
一応は、一応は『癒者』の分類に近いのだぞ。僕も。
[まぁ。もう彼女とて流水の勇者と認められたのだ。
子供の頃からの認識もそろそろ改めださないと失礼かも知れない、と内心では思いながらの事だった]
/*
俺のことです。
俺のことです。(大事なので2度言った)
いや、必死にロール打ってるとね、
俺見物人だよね、見物人だからね、
けんぶつにん とは ……? ってなってさ…
まあ、あと1日。がんばる。
―待機場、帰還直後―
[ベルティルデの言葉を受けたメレディスが、
治癒を施しても構わないかを確認してくる]
……あ、はい。大丈夫です。
メレディスさん、お医者さんですもんね。
お願いします。
[つまりはインフォームドコンセントなのだろうと思い、頷くが、
それが思春期の少女への配慮であることには気付かない。
モーイン戦の後、ベルティルデの術式を受けているから
この世界の治療について、全く無知な訳でもない]
上着、脱いだ方がいいですか?
[怪我をしたのは三箇所。
頬と左腕はいいとして、右肩はこのままでは治療できないだろう*]
/*
>>+2
ほんとだ、根側術士ばっかりだ。
根っこ側からずどんずどん
樹上側からどかんどかん
こういう戦闘になるんだろうか。
どきどきする。
よ、そっちも元気そうで何より。
[頬を緩めて駆け寄ってくるベルティルデ>>+6に、ひらり、手を振る。
それから、こてり、と首を傾いで]
……そーいや。
心配、いらなかったろ、やっぱり?
[不意に投げかけたのは、こんな問いかけ。
精霊節前に問われた事を踏まえたもの。
自分とウェルシュは、ぶつかり合う事でより強く絆を結べたから。
彼女たちもきっと何かを掴めたはず、と。
そんな想いがそのまま形になっていた。**]
/*
>>8
ああ、この冷静さ…とてもたすかる。
癒者だからよっぽどじゃなければ
冷静に傷と相対して治療出来るんだけどさ
男の子にしろ女の子にしろ
動揺される子だとこっちも動揺移って
おろおろしてしまうからね!!集中できないよね!
― 世界樹・待機場 ―
[ 皆の集まる場に顔を見せた時には、アイルリートからは、馬鹿だのなんだのと言われたかもしれないが、それに言い返すことはせず ]
やっぱりリートはセインに似てるよねえ...
[ なんだかしみじみ言った意味は、アイルリート本人には通じなかっただろう ]
[軽い。まあ確かに背中が軽いのは事実だな、と片目を閉じてみせて>>+7]
だろうとも。
僕もよくズブとい性格と云われ易いからよくわかる。
[そういう人間ほど繊細な部分もあるものだが。という言葉は云わない。
セイジの場合は本当に見た通りのままな可能性も十分あるから判別まではつかないから。
ただ、あれだけ正反対だと感じていた割りに、共通するかも知れない親近感の混在は、セイジとの会話が意外と滑りやすくさせていた]
……さて。それで、『次』とやらは何だろうな。
[あまり良い予感はさしてしない。そんな胸中を思いながら、随分と高く空も見えない、緑と霧の天蓋を眺めていた**]
流水の御魂 灰吹 玲緒 エレオノーレは、聖神神官長 ルートヴィヒ を投票先に選びました。
ミリアム、心配かけてごめんね。
[ 置いていってしまうことになったミリアムには、そう謝罪を告げる。
流水と大地の勇者の試練の顛末も出来れば聞いてみたいとは思ったものの、その暇は無かった ]
ベル、リート、二人共気をつけて。
[ 「次」に何がやってくるのか、それに不安が無いとは言えなかったが、四つの属性の勇者が揃うことに意味があるとは、解っていたから、二人を見送るのは、星司やステファンを送った時よりは余程落ち着いていた ]
星司達に、ボクらも頑張るからって、伝えてね!
[ もっと伝えたいことがあるような気はしたけれど、結局口に出来たのはそれだけだった* ]
[>>+9アイルリートの顔に焦ったような色が浮かぶのには首を傾げる。
戦いに身を投じる以上、大なり小なりの怪我は避けられないが、みすぼらしい格好はするなと言われて育ってきたので、誇り高い彼が先刻の自分の姿を不快に思ったのではと思ったのだが]
――そうですか?
[良かった、と素直に言葉を受け入れて安堵する。
それなら自分を…という彼の言葉にはゆるく首を振って]
アイルリート様は、回復も勿論、盾の呪文から接近戦まで熟されるではありませんか。
私接近戦は不得意ですから、羨ましいですわ。
もう少し体術を習得しておけば良かったと思いますもの。
[それから、軽装になった彼に視線を向ける。]
先刻、トオル様と試練に挑まれていたのですわよね。
――何だか、世界樹に出発する前よりも素敵に見えますわ。
[気付いたのは彼の纏う雰囲気。
思い出すのは根の領域に向かう前にトオルに交わしていたやり取り。
少女は内緒話をするように声を潜め、笑った。]
― 流水組の帰還直後 ―
[問題はないと聞き、軽く頷く。]
そうだった。
れおちゃんはるてぃるちゃんの治癒を受けてるんだから
あんまり心配することもなかったね。
[治癒の在り方や認識が違っていて
失礼をすることがあれば申し訳ないと思ったが、
懸念であるのなら良かったと胸を撫で下ろす。
『医者』という、文字の配置は同じだが発音の違う単語が、
異世界における己の立場と似たような存在であることは、星司から聞いたのだったか、それとも徹やステファンからか]
上着は――…肩かい?
それなら、うん、取ってくれた方が助かるかな。
[傷口を見たならば、少々の間沈黙する。
試練が始まって以来、この手で治療を行う者それぞれへ違った感慨を抱いたものだが。
これだけの細い肩に使命を背負って慣れぬ土地で戦いに挑んでいるのかと思えば、また、その使命を背負わせているのだと思えば――自然、治癒のために触れる指も丁重なものになったろう。
ともあれ、治療が完了したならば。場を整えて、休息を促した。*]
[>>+10手を振って応じるセイジの元まで辿り着くと、息を少し弾んでいた。
首を傾げて問われた言葉には]
――はい、お二人の言う通りでしたわ。
私達も、ちゃんと相棒になれました。
[問われた意味を悟り、少女は満面の笑みを浮かべて頷いてみせた。
そうして、>>10ウェルシュカーディからの伝言を彼らに届けようか。**]
/*
補完は完了のはず。
あとは館内放送から転送まで、か。
るぅとサンの全体放送読み直してロール打って寝よう λ....
/*
読み返して、今、気付いたのですが徹とアイルリート、模擬戦やってないですね。
完全に捏造してしまってるじゃないですか。
……どうして、そう思い込んだんだろう。
お二人には謝罪します。
― 世界樹・待機場 ―
[ その後、炎に近付いたせいで出来た軽い火傷の治療や、休息による回復には素直に応じ、まだどこか不安そうなセインに視線を向ける ]
セイン、大丈夫だよ、みんなが居る。
[ 視線を向けるのは、試練を経て、力強さと新たな決意をそれぞれに胸に得たのが解る仲間達 ]
それにしても...徹も、玲緒も、魔法より武器が得意なんだよね...
[ アイルリートが懸念した通り>>3:253自分も含めて、いわゆる物理系の面々ばかりが残ったことを見て取って、軽く首を傾げる ]
まあ、何が出ても殴り勝てばいいのかな。
『あのね、ウェル...』
[ 呆れた声をあげた風の妖精に、あはは、と笑いかける ]
冗談だよ、魔法も出来る限り頑張るから。
[ 言ってから、ふと、世界樹の樹上を見上げた ]
[ すぐ傍に、火炎、流水、大地の勇者が揃っているせいか、風ばかりでなく、今は四つの属性の精霊全ての気配を感じる事が出来る ]
負けない、よ。大丈夫。
[ 小さく囁く言葉は、*誰に対してのものだったか* ]
― 世界樹・待機場 ―
[無事にウェルシュカーディが到着し、
『勇者』が揃った頃合を見計らってか否か、
それよりも早いタイミングであったか。
世界樹に神官長ルートヴィヒからの声が響いた。
言霊石を介し一足早く警告を受け取っていたゆえに、
次なる指示に対しては眉ひとつ動さずに聞く。>>234>>235]
(『次』を退けられるか否か、
それに『世界』の行く末がかかっている――)
[口中で、ルートヴィヒの言葉を反芻するのは、
己にもその覚悟を刻みつけなければならないという心の働きか。]
― 世界樹へ声が届いた後 ―
[ルートヴィヒの言葉通りに入り口が到着すれば、
慣れたもので、もう何度目かの通信を言霊石に乗せる。>>3:235]
聞こえるかな、ばるたくん、ちあちゃん。
こちらに『路』が現れた。
もう一度共振、頼んでいいかな。
[バルタザールの応答があれば、
もしも出来るなら再びタチアナの力も借りたい旨、伝える。
針に糸を通すような作業だ。たとえその針穴がどんなに大きかろうと、慎重に慎重を重ねてもまだ足りない。]
―――こっちは準備が出来てる。
[彼らが応じてくれるならば、やがて、路は繋がって**]
[自分が何を言うでもなく、白い光を湛える渦の前で
アイルリートもベルティルデも待機を済ませ、
各々の相方や仲間とに激励を交わしているようだ。]
………それでは、
大地のアイルリート。流水のベルティルデ。
どうか、武運を。
[火炎と疾風の勇者を根に送った時と同様に、
精密なタイミングを測り、『路』を繋いだ。
彼らが光の中に消えてゆくのを見送り、
その背が完全に小さくなれば―――
言霊石は光を失い、入り口は閉じられる。*]
神殿所属 癒者 メレディスは、聖神神官長 ルートヴィヒ を投票先に選びました。
分かってるヨ!
でも治癒の優先順位ってあるでショ。
それにボク、イタイものはイタイって言うー。
[精霊の領域での試練を終えた時でさえ、素直にメレディスに痛いと言ったくらいだ。
殊、怪我や消耗に関して意地を張る、と言うことはしていない。
厳しい顔のバルタザール>>3:+81に軽い口調で言ったが、軽んじているわけではないことは伝わるか。
癒者が1人ではないなら、勿論素直に治癒を受ける]
ニーズヘッグも結構オオモノなんだけどネ。
『本命』って言うからには、それ以上の存在なんじゃないかって思うケド…。
[問うセージ>>3:+89に自分の考えを口にするけれど、結局これと言う特定は出来ず。
そうして休息を得てしばらくして。
ルートヴィヒからの指示>>3:234>>3:235が根側のステファン達にも届いた]
アイルーとベルティがこっち来るんダ。
四大の力の均衡……。
上と下、両方に四大属性を揃えて、繋グ?
[結界的な意味合いもあるのだろうか、とゲーマー知識からそんなことを呟いた。
『次』と示すものがどんなものなのかはやはり想像し得ない。
何だろう、と思考していると、隣から言葉>>3:+91が耳に飛び込んできた]
そーだネ!
何が来たってやることはオナジ。
ボクタチだけでもニーズヘッグ倒せたんだモン。
アイルータチが来れば、なんだって退けられるヨ!
[この世界の召喚されて、やると決めたのは自分自身。
ここで逃げるなんて選択肢はありはしない。
セージの言葉に同意を返し、続く言葉にも肯定を向けた]
[しばらくして、開かれた路からアイルリートとベルティルデがやってくる]
アイルー、ベルティー。
ようこそ根の領域へー。
[出迎える、と言うことで無駄に礼節をとって2人を出迎えて。
外見的変化のあるアイルリート>>+2に少し首を傾げた]
あれ、マントどうしたノ?
破けタ?
[口にした推測は極一般的なもの。
雰囲気の変化も何となく感じていたが、アイルリート=ツンデレの認識もないためにその点を疑問に思うことは無かった]
そーいえば枝組に術者居ないんだネー。
治癒はメレディスサン居るから大丈夫だと思うケド。
付与魔法と軽減魔法ならミリアムも使えるし、ダイジョブかナ。
[心配よりも信頼が勝り、枝のある方を見ながらそんなことを呟く]
そーだアイルー!
ボク簡単な治癒魔法と防御魔法なら使えるようになったヨー!
[強度などはアイルリートと比べるべくも無いが、使えるようになったことが嬉しくてそんな報告もした]
『次』かぁ。
案外、カミサマとかだったりしテ?
[アイルリートの呟く声>>+12に、ニーズヘッグより上、と考えてそんなことを言う。
おどけるような軽い口調であるため、冗談と取られるかも知れないが、半分くらいは本気だった**]
[確かにセイジへの意識は薄れた。だがベルティルデのそれはまた別問題らしい事を彼女との話で悟った>>+13]
……はは。キミが殴る蹴るの戦いを覚えたら
里の方々が卒倒すると思うのだがな、僕は。
[あれはまだ5,6才程度の頃だろうか。初対面の時、性別を間違えられた、それ自体は余りよくないが良いのだ。
だが直後、それを知りベルティルデが突然泣き出した時、幼いアイルリートと云えば何をどう対応すれば良いかわからず混乱したものだ>>1:243]
[何故ベルティルデが苦手なのかと問われれば、実はアイルリートはこちらは明確に理由を用意できる]
……あ、あぁ。トオルも認められて…
…… っそ
そういう冗談をいえるなら キミは余裕だな!
[初対面の時や、それ以降顔を合わせる事あるごと、実は今しがたもギリギリ。
流水の一族で大事に成長したお姫様の様なベルティルデを泣かせたり落ち込ませたり、下手にしたくないのだ。
今ほど強くは無いが、勇者願望自体は子供の頃から携えていた気持ち。
しかしそんな勇者が、お姫さまみたいな彼女を泣かせた初対面。
……そんな勇者とか、色々アウトだろう?]
[つまりは子供心から続く、取り扱い最注意なお姫さまなのだ、彼女は。
そも。アイルリートには同じ守護者同士としても最も近しい女性が彼女なのだ。
箱入り姫なベルティルデは他にも知らなかろう。
マガーネルの当主を11で継いだその後、改めた様々な家の案件では、他の守護者三家との繋がりを求める方策のひとつに、幼少の頃から、守護者の家柄に婚約者の打診を検討されてた案件を発見した時はらしくもなく狼狽した秘密がある。
当然当事者の片側はこちら、相手側にベルティルデがいた。加えて火炎の家からミリアム、という案も存在していた。
シルフィオレ家?ウェルが将来当主になれば当時の水面下事情を知る機会もあるのではないかな…?
…然し…内緒話みたいに笑う彼女もステフもだが。
あの試練内容を経て、表面上はそう変わってみえない。
寧ろ少なからず心境の変化は経た自分だけ、皆の様にまっすぐでないという事なのか?と微かに考えたりはしていた。
…ちなみに、家同士の云々は、今は水底に仕舞いなおして、幼馴染の間柄に止めている。
後数年もすれば再浮上せざるを得なかろうが、まだそういう事を考えないでおく今は、まだ先の話にしていいはずだ]
[ステフの方と云えば、此方も相変わらず天然者だ>>+19]
ようこそ、とは先程きたばかりのセリフじゃあないな。
ああ、枝側の方はまあ何とかなるんではないかな?
いちおう、トオルにも少し仕込みはいれてみたけど。
[心配しだすと悩みは尽きない。
然し端から信頼が勝る様で、大丈夫だと口にする彼の精神が少し羨ましくも感じた>>+20]
[ぴくり、と嬉しそうな表情で報告したステフに怪訝な表情]
…… …… ……ん…… ……?
ステフが 治癒魔法 …… 火炎でか!?
[驚き瞠目して、思わずベルティルデを視たのは仕方が無い。
治癒術は、大地と水の属性が最も親和性が強く、逆に火属性の親和性が最も困難。
防御なら兎も角、火の治癒はイメージ上の問題でも、フラクシヌスでも非常に稀な事だから純粋に感嘆と驚愕に瞳を開いて。
逆に、寧ろこれ程、継戦力と防御力を根側に偏らせたと云う事は。
相当な厄介事がこちら側に待ち構えている事に他ならないのでは無いか、と嫌な予感を覚え始めた]
[だからステフが何の気なしに呟いた『カミサマ』などという言葉に。
アイルリートはふと、ベルティルデに視線を投げかけていた]
……なあ……ベルティルデ……。
……キミにも……心当たりがないか……?
[フラクシヌスで、神様と云えば広義的には聖神オルキスを指すだろう。
然し、他にひとつだけ、心当たりはあるのだ。かみさま、と形容される程の敵。
その具体的な答えは敢えて云わない。しかしその予感が外れろとアイルリートが顔色を悪くするのも、フラクシヌスの人間が答えに辿り着けば無理はなかった**]
/*
なぜか、俺のPCから時々青が見えなくなる現象が。
『全員表示』を押し直したら直ったけど、
個人抽出以外のフィルタは使っていないから原因不明。
タブレットからは見えるのにPC上ではログが伸びていなくて、あれ?って思ったんだよね… 何でだろう。
それはそうと、水と土の血が混ざったら凄い面白いことになりそうだよねとか想像してにやにやした俺です
実際、勇者の血脈同士が混ざるとどうなるんだろうね?
一人で二属性美味しい勇者さんが誕生したりするんだろうか、
四属性混ぜたら最強じゃない!(無責任)
― 聖神神殿・儀式の間 ―
……行った、か。
[世界樹の枝と根、それぞれに強い四大の力が生じたのを感知し、小さく呟く。
手にした四つの輝石は、どれも美しく輝き力を帯びていた]
力の強さは『以前』よりも遥かに上か。
……これならどうにか……。
[どうにかなるか、と。
最後まで言い切る事はできなかった]
……っ!
[不意に、衝撃が伝わる。
物理的なものではない──精神的、魔力的なそれは、力を注いでいた結界が揺らぐ事で生じた事]
来たか……『
[これ以上、その侵入を抑え込むのは難しい。
八人の勇者たちが十分に休養を取れたか確かめる暇もなく、神官長は手にした四つの輝石を傍らの台へと置き、愛用の長棍を手元に呼び出した。
真白の上にあしらわれた銀の細工の中央で、大粒の真珠が煌きを放つ]
気配が二つ……ご丁寧に、上と下からの同時攻撃、と来るか。
一方だけでも抜ければ重畳、とでもいうところか?
[梢には聖神の聖域があり、根は文字通りの礎。
どちらが抜かれても大事なのは変わらない。
変わらないからこそ──為すべき事は、ただ一つ]
……全員、聞こえるか!
[最早、物言いを飾る必然も余裕もないから、向ける言葉は素の口調のまま]
『世界樹』の結界が破られ、『混沌の王』が侵入した。
枝と根、それぞれに一つずつ、現身が出てくる。
……こいつを放逐しなければ、『世界』の混沌回帰は免れん……が。
今のお前たちなら、ヤツを叩き出す事ができる!
[きっぱりと言い切る。
短い期間での目覚ましい成長、秘めた輝きの強さ。
それらは、無茶と思える挑戦すら可能だと確信させるもの]
外への影響は、気にするな、そいつは、こっちで何とか抑え込む!
『世界』を救い、全てのものの
[叫ぶように言い放った後、神官長は神殿に残った側近を呼び出し、指示を飛ばす]
神殿に務める者全員と門前町の住人に触れを。
これより、我らは祈りの力を持ってして、『世界』救わんとする者たちを支える、と。
……近隣の町や村にも、届く範囲で報せを出せ。
状況への問い合わせがあったら、現状を説明して、『勇者を信じて祈れ』と伝えろ。
[『混沌の王』の現臨は、世界各地にも影響を及ぼすはず。
それへの対応なども含めた指示を飛ばした後]
……さて、ここが正念場、だな。
史書より抹消されし天の英霊とその血脈を継し者、として。
やれるだけ、やってやろうじゃねーか。
[一人、儀式の間に残ったその口元に浮かぶのは不敵な笑み。
遥か、古の戦いにおいて、四大の勇者と共に戦った者──天聖の勇者。
彼の存在は、とある事情により全ての記録から抹消されている。
その血脈を秘かに受け継ぐヴェルトラオム家の当主として、そして、輪転を繰り返す天の英霊を宿す者として。
何より、この世界に生きる者の一人として全力を尽くす、という意志を言葉に変えた後。
神官長は長棍を構え、静かに力を高め始める。*]
──神官長の声が響いて消えた後、『世界樹』そのものに大きな震えが走った。
震動の後、空間に生じる不自然な歪み。
それは混沌とした色合いの渦を巻き、やがて、その中から巨大な影が進み出る。
現れたそれは、四枚の漆黒の翼を大きく羽ばたかせた後、四大の力宿す勇者たちを眼光鋭く睨み付けた。**
☆4dイベント 『
対NPCバトルです。
最終ボスである『混沌の王』を撃破してください。
最終ボス『混沌の王』:漆黒の四翼を持ち、手には銀色の杖を携えた巨神の姿をしている。身長は、3mほど。
主な攻撃法は杖での打撃、混沌の波動による遠距離攻撃、翼で起こす衝撃波など。
☆4dのみの特殊ルール
前半24時間の間に、1人3回までfortuneを振り、その合計値が最も高かった者が後半、『混沌の王』に止めをさす。
※fortuneは、攻撃のロールに絡めつつ、actで振る。
※ダイス振り自体は強制ではないので、敢えて援護に徹して振らないのもアリ
― ちょっと前の根の領域 ―
ん、やっぱアレ以上の、ってなるんだろうけど。
想像つかねぇよなー。
[問いかけへのステファンの答え>>+17に軽く返す。
考えても浮かばないから、それ以上考えるのは一先ずやめておいた]
[示した意志に返された同意。>>+18
同じ想いがある、と感じて、先を目指す意思はより強くなる]
ああ。
一人でできない事も、みんなでやりゃあ何とかなる。
二人が四人になりゃ、越えらんないものなんてねぇよな。
[そう、返してからアイリルートとベルティルデを出迎えに行き、そして]
― 根の領域 ―
……あ、言われてみれば。
[枝側に術者がいない、というステファンの呟き>>+20に、視線はふと上へ。
けれど、そこに案ずるいろはない]
ま、ウェルシュも結構できるようになってたし。
連携決まれば、大丈夫だろ。
……あいつは、絶対、負けねぇしな。
[続いた呟きは小さなもの]
……俺もだけどな。だから、大丈夫。
[囁く声>>15が直に届いたわけでもないし、こちらからの声も届かないけれど。
風を介して感じる想い、それは同じ所を向いている、と確信できていた]
[片目を瞑っての答え>>+11に、やっぱ色々軽くなったよな、と改めて思う。
アイルリートが自分に対して抱いていた想いは気づく事もなかったけれど、その変化自体はなんというか、嬉しくもあった]
あれ、そうなん?
……ま、確かにちょっとした事じゃ動じそうにないもんなー。
[嬉しいから、口許には自然に笑みが浮かぶ。
根底にある共通項、それに触れる機会はもう少し先になりそうだが。
それが叶えば、今感じているものはきっと、より強くなるのだろう]
ん、そか、良かった。
[ベルティルデの返事>>+15は、予想していた通りだった。
最初に相談を受けた時の不安そうな様子が引っかかっていたから、『相棒になれた』という言葉に感じる嬉しさはより大きなもの]
……ウェルシュが?
ん、あんがとな。
[伝えられた伝言に、らしいなあ、なんて想いを抱きつつ、視線はまた一時、枝へと流れる。*]
……カミサマ、かー。
[ステファンの言葉>>+22に、それなら確かに上だよな、なんて思いつつ。
それを受けて、アイルリートがベルティルデに問う>>+28のにこてりと首を傾げた]
ん? なんか、心当たりあんの?
[投げかけるのは素朴な疑問。
今までと違う神官長の声>>20が響いたのは、それへの答えとどちらが先だったか。
何れにしろ、少年はぱちくり、と一度瞬いて]
……今の、神官長さん、だよ、な?
[思わず確かめるような声が出たのは仕方ない、と許されろ。
なんて思考は刹那のもの。
伝えられた内容に、精霊石の欠片をぐ、と握りしめる]
『
[呟くその名に、身体の奥で何かがざわめく。
言葉に上手くできないけれど、それを放っておいちゃいけない、という想い。
それが、ごく自然に湧き上がって来て]
て、わっ……な、なんだっ!?
[不意に走った震動。
思わずよろめくものの、風乙女が支えてくれたおかげで、転ぶのは免れた]
みんな、だいじょーぶかっ!?
[他の面々もよろめくようなら、とっさに風に支えを頼んで。
震動が治まるのと前後して、何か、嫌な感じを覚えて。
視線を向けた先には、混沌とした色合いの渦があった]
……あれ、って……。
[嫌な感じの汗がにじんで、背筋が冷えるのが感じられる。
何か来る、何かヤバいものが、と。
そんな事を考えつつ、無意識、右手首の腕輪に左手をかけてぐっと握った。
渦の中から進み出る影。>>#0
漆黒の翼の羽ばたきが、大気を揺るがす。
眼光鋭く睨み付けるその眼差しに、息を飲んだのは僅かな時間]
………………は。
ラスボス、ごとーじょー、ってか?
[開いた口から零れた声は、やっぱり軽い。
けれど、その響きと、瞳に宿る色は今までになく、真剣なもの]
こいつをどーにかしねぇと、『世界』が危ないってんなら、悩む事、ねぇよな。
[翠の光が舞い散り、同じ色の刃が現れる。
同時に巻き起こるのは、疾風一陣。
それは、漆黒の翼が巻き起こした澱んだ流れを吹き払うように駆け抜けて]
翳りを吹き散らしてって、そう、言われたんだ。
……きっちり最後まで、やり通してやらぁ……!
[いつか聞いたコエ>>0:201を思い返し、決意を固める。
迷いの色などどこにもないのは、最早言うまでもなく。**]
― 世界樹・待機場 ―
[アイリ、ベルティルデが渦の向こうに消え。
他の面々も治療を済ませて、しばらく経った頃。
響いた声に、思わず顔を上げた]
あれ、神官長……なのか?
[思わず疑問形になったのは、その口調が今までと随分違っていたから>>20。
それが素だとは知らぬものの、ただ切羽詰まった状況をその声から感じて、緊張した面持ちで聞く]
『混沌の王』……。
[結界を破ったという言葉からも、それが強大な敵であろうことは知れる。
しかし、こちらの陣営も皆、勇者として覚醒を果たした者たちばかりだ]
――そうだな。
俺たちなら出来るさ。
[な、と、試合の前にそうするように、その場の勇者たちへ声を掛ける]
それに、根の方に行った奴らも、な。
[一番に浮かぶ顔は、やはり同じ大地の力持つ者だったけれど]
[神官長の声が消えた後、『世界樹』そのものを揺らす巨大な振動が走る。
男自身も、思わずその場の枝にしがみつくほど。
直後、上方に生じた影と不自然な歪みに、皆を気遣うことも忘れ視線を上げる]
あれ、が……。
[3mほどの巨身。
背に生えた翼に、銀色の杖。
敵だとは理解しつつも、一方で神様というものが居るならあのような姿ではないかと思わせる威容を誇る]
――関係ねえよ。
大事なものを護るためだったらなぁ。
[威厳と鋭い眼光に縮こまりそうな身を奮い立たせ、一歩、二歩と進み出る]
じゃあ――行くぜ!
[一度周囲を見回し、その場の玲緒、ミリアム、ウェルシュ、近くに居るならメレディスへ、視線と力強い声を送り。
俊足でないのは理解しつつも、敢えて自ら先陣を切る。
それはいつか――アイリが盾であるなら、自分はそれよりも更に先を行くと、誓った通りに]
― 世界樹・梢 ―
おらああああっ!!
[振り下ろされる銀の杖を。
かわすことなく、両腕で戦鎚の柄を掲げるようにして受け止める]
潰せるもんなら潰してみな!
力比べなら――得意だぜ!!
[そうして自らへ攻撃と意識を向けさせ、力よりは身軽さ感じさせる他の3人が、巨神へ攻撃届かせる隙を生じさせようと*]
/*
あれ、俺振ったのfortuneだよな?
この分なら全部振り切っても大丈夫か、な……?
(とどめは譲りたいらしい)
まあ、途中で止めるのもありっぽいから、適当な理由付けて止めてもいいんだが。
そーかナ?
ボクタチの方が先に来たシー。
そっか、それならダイジョブだネ。
[アイルリートの言葉>>+26に笑って返しつつ、仕込んできたと聞いて素直に受け取り、信の上に成る安堵を浮かべた]
ウン? そんなに驚くコト?
ボクが知ってる火属性魔法には治癒もあるヨ。
火属性はネ、破壊と再生の意味を持ったりもするカラ。
デモねー、治癒魔法って言っても、浅い切り傷治したり、強度の弱いドク焼くくらいしか出来ないんダー。
[驚くアイルリート>>+27へ最初に返したのは不思議そうな表情。
ゲーム知識のお陰でステファンは想像力だけはある。
故に魔法の発動の仕方も、詠唱ではなくイメージを膨らませることで成立させていた。
その想像力で火属性での治癒を可能としているのである。
勿論、想像力が豊かでも、属性としての限界もあるため、軽度の治癒魔法のみに留まるのだが]
……what?
心当たりあるノ?
[推測を口にしての反応>>+28に、セージ>>+35と共に疑問を口にする。
顔色の悪いアイルリートの様子は、それが事実であれば最悪の状態を意味するような、そんな風にも見えた]
[そんなやり取りの中で唐突とも言えるような声>>20が辺りに響く]
Wow! 神官長サンwild!
…『
ゲームにありそうな名前だネ。
枝と根に1つずつ、カ。
イッペンに2箇所だなんテ、名前のトーリlevel高そーダ。
遠慮なくやれってんナラ、全力でexpulsionするだけだネ。
[ニーズヘッグよりも上級の存在。
さっき言った半ば本気の冗談が冗談では無くなった気がする]
ダイジョブ、ボクタチならやれるヨ!
[ネ!と不安も見せずに周囲を見た]
ワヮ!?
[それから間も無く、不意に走る震動に体勢を崩してしまう。
長杖はまだ出しておらず、身体を支えることは出来なくて。
倒れそうになった矢先、周囲に風が取り巻いた>>+37]
ぁれ。
そっか、セージアリガト!
[風の力を借りて体勢を立て直し、嫌な気配のする方向に視線を向けた]
───……、ッ
[混沌たる渦の中から現れる漆黒の四枚羽を持つ姿。
圧倒的な威圧感を抱くそれに思わず息を飲む]
[ぐ、と唇を結び腹に力を込めて。
こちらを睨み付ける現身を睨み返した]
翳りを照らす
未来を照らす
ゼッタイに、お前の好きにはさせないッ!
[楕円の結晶を長杖へと変え、右手のみで握り後方へと払う]
Accompany attack flame!
[後方へと払った長杖の柄頭を前方へと突き出し、炎を一つ、セージに沿わせた。
ニーズヘッグ戦とは異なり、セージが望めば攻撃に火属性を付与するもの。
火は風によって燃え盛る。
使い方次第では攻撃の威力を上げることが出来るだろう]
ボクは攻撃に集中するヨ。
防御はアイルーが居るからダイジョブだよネ?
ベルティ、左右から挟み撃ちにしてやらない?
[に、とアイルリートへと笑いかけ、ベルティルデには魔法での挟撃を提案する。
その後、前衛はセージへと任せ、ステファンは魔法を放つための集中へと入った]
― 回想:アイルリートとベルティルデが根に行く前 ―
だってぇ……。
[アイルリートの言葉>>3:248に、さらにふにゃんとした顔になって。
伸ばされる手>>3:249にごろごろと頭を押し付ける。]
[戻ってきた友人の姿に目を白黒させたり、ルートヴィヒの言葉>>3:234、>>3:235に首を傾げたり。
そして、ベルティルデとアイルリートが根へと行くのを見送る時も、
ほんの少し、しょんぼりとしていた。*]
[そして、ルードヴィヒの声>>20が聞こえれば、再び目を白黒とさせる。]
『混沌の王』、……。
[こくり、と小さく喉を鳴らして、唇を引き締める。]
[そして、大きな振動と共に現れた姿>>#0に、キリッとした表情になり。]
ゼッタイ負けないんだから!
[根の方にはステファンも、ベルティルデも、シュテルンも、アイルリートもいる。
大剣を飛び出し、トールに続いて『混沌の王』に迫る。]
[現身の形はヒトと遜色ない。
ただ、その身の丈はステファン達の倍はあり、背には2対の漆黒の翼。
それは神と称しても差し支えない姿だった。
既に向こうはこちらを敵と認識しており、ニーズヘッグ戦のように奇をてらっての攻撃は仕掛けられない]
……ツバサ、やっぱりどうにかしたい、ケド。
[現身の背側に回り込む余裕はあるだろうか。
仮にそれが為せたとしても、翼を1枚焼いたところで墜落はし得まい]
だったら。
[最初から全力で叩き込む方が良いか、と魔法のイメージを膨らませた]
Mental concentration……
[ジッと現身を睨みつけ、長杖を両手で握り柄頭を前方へと傾ける]
bird……rear……blast……
[集中するごとに輝きを増す、柄頭についた赤橙の結晶。
宙に円を描くように動かせば輝きは軌道に残り、その円の中に更に五芒星を描いた]
Fly! Burn phoenix!
[宙に描いた陣の中央に長杖の柄頭を添え、宣を掲げる。
陣の中から姿を現したのは、鳥の姿を模した焔。
火の鳥───不死鳥をイメージした焔は羽ばたき宙を舞い、現身を中心に円を描くように翔けて2対の翼がある背を狙った]
[ミリアムの剣が、『混沌の王』へ深い傷を刻む>>30]
おお……いいぜ!
[剣の技量の確かさに頷きつつ、巨神へ意識を戻す。
しばし鍔迫り合いを演じていた銀の杖が無造作に振り上げられ、そして振り下ろされる]
――ぐっ!
[ビリ、と腕へ響く衝撃に、思わず声が漏れる。
力比べと嘯いたが、長身の自分を遥かに超える巨体、更に翼による勢いを加えた一撃に対し、魔力強化があるとはいえこちらは圧倒的に不利だ。
こうしている間に、少しでもダメージを蓄積させられればいいが]
(こんな単純な攻撃だけで、終わるとも思えねえ……)
[如何なる動作も見逃さぬようにと、巨神を睨む*]
[攻撃を届かせることには成功したものの、大爆発の後に見えた姿にステファンは眉根を寄せた]
shit! 焦げただけカ!
[4枚の翼、そのどれもが朽ちることなく現身の背に座している。
ダメージは与えられているはずだが、目的の機動力を削ぐことが出来ずステファンは舌打ちをした]
ワ!
[遠隔での攻撃を煩わしいと思われたか、現身の掌がこちらへと向けられる。
放たれるのは現れた渦と同じ色をした、混沌の波動。
慌てて防御壁を張ろうと長杖を縦に構えた]
[アイルリートの予感を裏付ける様に、それは訪れる。
飾る物言いもなく、真実強くも緊張を何処か孕んでる神官長の言葉>>20]
……ちっ やはりそういう事か。
余りに時間が無さすぎたからこそ
ココまで強引な手段に出たというわけか。
あの馬鹿者が!
この僕に対して調和とか強調とかいうクセに
お前もひとりでデカいのを溜め込んでいるではないか!
これが終われば一発なぐってやる!
[混沌の王、相手が伝説に語られる程の存在という事に驚きはするが。
然しアイルリートはどちらかと云えば、ひとりで溜め込んでいた彼に少し憤慨していた。
だがそれを怒るも殴るも、まずはこのフラクシヌスを『混沌』の手から守らなければ始まらない]
[神官長の声が終われば、『世界樹』全体を震わせる歪みが現れた]
……くっ。
[精霊と相容れない歪んだ空気、不快感を禁じえない混沌。
震動の中、体勢をたもち立つアイルリートは、やがて奴をみる]
あれが、混沌の王……。
そうだ、セイジ、ステフ。
お前達にもわかりやすい表現でいうならば……。
遠い昔の時代、勇者により撃ち果たされた『魔王』、という所だ。
[漆黒の四枚翼を広げる、影の巨神がそこには進み出てきていた。
その存在感と違和感、嫌悪感に、冷たい汗が滲み出る。だが]
[大地の光が輝いて、両拳のナックルに大地の魔石が煌いた。
大地の精霊が、大地の震動を抑えだし、同時にアイルリートが走る]
だが、関係ない!
魔王だろうが闇の神だろうが関係はない!
大切な人々とフラクシヌスを護るためなら、どんな敵でも!
[そして一度だけ振り返り、仲間の顔を見る。
今ここで共にやつと戦う、仲間達の顔]
最後までキッチリとやり通すぞ……!
[大丈夫。トオルだけでない。隣には仲間がいるから。
それは例え危険に晒す心配が付きまとうとしても。
その怖さを補い余りあるほどに、たしかに、ひとりの時よりもずっと強くなれる気がしていた]
― 世界樹・根の混沌 ―
[アイルリートが真正面から突撃した。銀の長杖構える混沌の王へと]
過去の先祖にも適わずにいた三下魔王が!
この僕達を前に、分身して現れるなど良いご身分だな!
[その挑発が届いた故かは知らないが、アイルリートの倍ある混沌の巨神は、その大地も穿ちそうな銀杖の一撃をアイルリートへ振り落とす。
銀の杖が、その瞬間、大地の障壁と激突し、障壁はただの一撃で破砕するが]
その程度っ、予想してるに決まってるだろう!
[跳躍と同時に、混沌の胴に鋭く蹴りを放つ、同時に横なぎに振り払われる銀杖。
大地の魔石が輝き障壁を為すと、中空で激突した障壁。アイルリートに到らない。
三撃目。今度こそ中空から自由落下するアイルリートの障壁が間に合うか危うく思われたが]
甘いぞデカブツ。僕を見すぎだ。
[ステフから放たれた焔の不死鳥が、混沌の背で大爆発を起こした>>+52。
爆発の余波で、安全圏まで飛び怪我もなく着地するアイルリートの姿]
障壁が一撃で割れるのは流石だな……。
だがこの程度、トオルの方がもっと重かった!
やつの攻撃を防ぐのは僕がやる!
この僕を抜けるものなら……抜いてみろ!
[間違いなく自分に、この怪物染みた巨悪を倒す力は無い。
いっそ攻撃に扱う大地の魔力は使うだけ無駄かもしれない。
だが僕はひとりではない。だから僕がヤツを殴る必要などない。
必要なのはただ……
大地の盾として、ヤツの攻撃をことごとく防いでやる。それだけだ]
[ 休む事が出来たのはどれほどの間だったか、再び響いた神官長の、常に無い声音>>20に束の間の平穏は破られる ]
...神官長様、キレた?
[ ぽそり、呟いてしまったのは、普段の笑顔魔人を、他の勇者よりは多少知っている身故、として許して欲しい ]
[今の攻撃で、奴の狙いがステフに逸れた、掌を向けている>>+54]
遠隔障壁…いや…
...Viridi Cant...!!
[長杖を構え防護姿勢をとるステフに向けて、魔法を詠唱して放つ。
障壁魔法は恐らく間に合わない。だから選んだのは、ステフ自身が防御した上から彼を傷つける負傷を癒す回復魔法。大地の恵む緑の癒し]
ステフ!そう簡単に落とせるなら『混沌の王』は名乗ってない!
時間をかけてでも確実にいこう!
[少し悔しそうな様子を見せてるが、まだ戦端は開かれたばかり。
余計な目を向けている巨神に、再び徒手空拳で間近から挑みかかった]
[ その名を知らぬ勇者の血脈は居ない。世界を混沌に還し数多の命を滅ぼすもの...勇者達が最後に立ち向かうべき魔王、とも呼ぶべきもの ]
……とーおぜん。
魔王だか何だか知らねぇけど、俺は、負けねぇって決めてんだ……!
[最後までキッチリとやり通す。
そう、宣するアイルリート>>+57に返し、呼吸を整える。
真っ向から突撃するその動きを見つつ、自身は、ステファンの沿わせてくれた炎>>+48と共に、巨神の側面へ向けて音もなく駆けた。
大地と火炎、二人それぞれが『混沌の王』へと自らの力を向ける中、少年は呼吸を整えて]
……いっくぜ!
[全力で踏み切り、宙へと駆け上がる。
混沌の王よりも更に上、その頭上へと一気に駆けて]
……っせい!
[直後、繰り出すのは急降下攻撃。
気配に気づいた巨神が防御するべく杖を翳すのは想定内、振り上げられたそれを掻い潜りつつ腕を交差させ]
―世界樹・待機所―
[世界を滅ぼすと言われる『混沌の王』の出現。
立ち向かう仲間たちを励ますように、声を掛ける徹>>24にゆるり視線を向けて]
そうですね。
私たちなら、きっと出来ますよ。
[そうして答える声は気負いのないもの。
相棒と相食む試練に比べれば、何も怖くはない。
それに、右の人差し指を飾る、藍晶石の指輪に触れれば
ベルティルデと心が繋がっているのを感じることが出来る]
[ 神官長の言葉に応じ「俺達なら出来る」と宣する徹の顔は自信と力に満ちている>>24
皆の心を支え護る大地の勇者そのものの笑顔 ]
うん、大丈夫。
だって、二つに別れて出てくるならその力も半分だ。
だけど、ボクらは違う。
ボクの中には星司が居て、星司の中にもボクがいる。そして、仲間と一緒なら、それはもっと大きな力になる。
[ 戦う場所は違えど、相棒と認めた相手との絆はそのまま二人分以上の力となり、四つの属性それぞれが互いを補えば、それは数倍に膨れ上がる筈、と、そう口にしてウェルシュもまた微笑んだ ]
Shed bulwark!
[縦に構えた長杖に沿って立ち上がる炎の障壁。
攻撃が障壁にぶつかると炎が弾け、その衝撃によって威力を減じる構造の魔法。
障壁に混沌の波動が届けば目論見通り炎が弾けたものの、全てを打ち消すことは出来ず]
ゥワ!
[通った波動を受け、後方へと弾き飛ばされた。
威力が減じていたため直ぐ後ろへ倒れるだけで済んだが、全身を打ち据える羽目になった]
ッタタ………ァれ?
[痛みに耐えながら身を起こした矢先、暖かいものを感じ瞳を瞬かせる。
すぅ、と身体が軽くなるのを感じ、伝わる大地の力に傷を癒されたことに気付いた]
thanks、アイルー!
分かっタ、持久戦だネ!
[かけられる声>>+60に感謝を返し、作戦の切り替えに応じる。
深呼吸をして、少しだけ距離の離れた現身に向き直った]
[巨神の胸を狙った横一閃は、風の力を纏うもの。
刃が斬り裂いた後、更に追撃の風刃がそこに重なる]
……通った!
[確かな手応えに歓声あげる間もあらばこそ、巨神はその翼を羽ばたかせて乱気流を引き起こすが]
そんな澱んだ風で、この俺を堕とせるわきゃねぇだろっ!
[右手首の腕輪に意識を向ける。
応じて零れる煌きが気流の干渉を弾き、少年は巨神からほど近い位置に着地した。*]
[先程までの少し身体を動かしただけで
泣きたくなるような痛みはもうなかった。
メレディスの治療のおかげで、身体の方はどうやら万全らしい。
ならば――後は如何に心を強く持ち続けられるかだけだ]
それじゃあ、やっつけに行きましょうか。
[『剣の百合』を構えると、唇を引き結び。
仲間たちに続き、戦場へと駆け出した]
[ 徹と玲緒が、異世界の住人だということは、最早欠片も関係なかった。大事なもの、護りたいもの、それは、世界の境界を越えて互いの心の内にある ]
『ウェル、来たわ!』
[ 風の妖精の声に頷き、現れた巨大な悪魔然とした姿を見上げても、その想いに揺るぎはなく ]
〜It est notum ventus clipeo!〜
[ 風の盾を纏う間に、徹が先頭に立ち挑みかかっていく。>>26
それは常に皆の前に立ち、護りの壁とならんとするアイルリートの姿をウェルシュに思い出させた ]
メル兄さん!出来るだけ下がってて!
[ そしてメレディスに声をかけると、ミリアムとほぼ同時に、ウェルシュも世界樹の枝を蹴って駆け出した ]
[強襲から手痛い一撃を加えて行った疾風に対し、巨神が向けるのははっきりそれとわかる憤り込めた視線。
少年は、それを臆する事無く見返す]
相手がどんだけでかかろーがなんだろーが。
……やるって決めてんだよ。
俺たち、みんなで、やり遂げるって……!
[ひとりだったら、とても対せるとは思えない。
けれど、ここには同じ想いを持つ仲間がいる。
そして、霧を隔てた先の枝にも仲間たちが、相棒がいる。
彼らを信じているから、疾風に迷いはなく。
次の一撃の期を計って、一つ、息を吐いた。*]
[風を纏うセイジの刃が巨神を切り裂く、攻防の後に敵にほど近い場所で着地する>>+66]
流石だセイジ。任せろ!
[なれば次の巨神の行動は易く予測できる。セイジに見舞う杖撃だ。
だから、セイジと入れ替える様に現れて、拳甲の魔石を振るう。
予め構築された障壁が詠唱もなく展開されて、銀杖との激突を起こす。破砕の代わりに銀杖の勢いが衰える]
……よっと。
せああっ!!
[アイルリートの拳が、銀の杖を掴んだ。ぞわりと嫌な感じを掌に感じるが。
杖を支点に、中空で身を翻す様にして、杖担う、肉か骨かも判らない巨神の腕へ向けて鋭い蹴りを突きはなった、それは確かに激突したが]
[足りない。多少不意をついた程度では、銀杖を取りこぼす処か揺れもしない]
うおっ わあっ!?
[次の瞬間、巨神が、その銀杖に張り付くアイルリートごと凄まじい速度で振り回し、横なぎに振るう。
咄嗟に杖から掌を離した瞬間、凄まじい物理法則で遠方の地面まで身体が吹き飛ばされる]
とっ……
やはり、変に挑みかかる真似まではしない方がいいな。
[無理な着地で、身体の反動が痛みを訴える。少しばかりは悔しい表情を浮かべてから、再び巨神に接敵する]
―少し前―
[>>+23里の者が卒倒する、と聞けば、少女はきょとりと目を瞬かせ。]
あら、そうでしょうか?
[少女当人は首を傾げているが、実際にそうなれば里総出で頭を抱える案件だろう。
里には女児には男名を、男児に女名を付けて育てる、といった風習がある。
先生からそれを聞いていた少女は、初対面時に中性的な顔立ちをした彼を見て正にそれだと思ったのだ。
「おなじおんなのこどうし、なかよくいたしましょうね」と満面の笑顔で言った少女は両親に窘められ、真っ青になった。
――なんて失礼な事を。
これでは嫌われてしまう。
そんな想いが爆発して、少女は突然泣き出す騒ぎになってしまった。
幼少時のその一件が、彼の奥底に未だに残っているとは知らず。]
[>>+24アイルリートに余裕だな、と言われれば]
まぁ、本当の事を言っただけですのに。
トオル様とアイルリート様も試練を経て、よい絆を結ぶ事が出来たのですね。
[少女は動じず、ころころと笑っている。
>>+25因みに婚約者の件については、勿論少女の家でもあちこちで打診はされていた。
アイルリートの他にウェルシュカーディもその候補に入っていた。
結局は嫁に出すなどとんでもない、との結論になり、結婚関係の話は停滞している。
箱入り少女はその事情を知らされず、のほほんと過ごしてきたのだ。]
[もしも女性陣で女子会なるものをしていたなら、
薄藤色の瞳を輝かせ「伯母様のように情熱的な恋愛の末に結婚したい」などと言っただろう。
――それを里の者が聞けば、両親や伯母を除いて全員が上に下にの大騒動になるだろうが。
少女にとって結婚は遠いものであり―比較対象が少ない為に婚期についても疎い―恋に恋するお年頃であった。]
…そういえば、そうですわね。
[>>+20枝に残った面子に術者がいない、と聞けば、少女は目を瞬かせる。
けれど共に試練を乗り越えてきた所為か、相棒や他の仲間達への信の方が勝った。
治癒の術が不安ではあるが、レントナーがいるから問題はないだろうと。]
えぇ、レオも強くなりましたし。
根の側に不安のないように頑張りましょう。
[こちらを無事に切り抜ける事を考える。]
…まぁ。
[>>+21ステファンがアイリルートに嬉しげに報告するのには、少女もまた目を瞬かせる。
>>+27怪訝そうな顔をしたのちに此方を見たアイルリートと視線が合えば、少女も知識として知らぬと分かるだろう。
火炎の魔法と治癒の力の親和性は低いように思えた。
>>+41ステファンから更に聞かされれば、感心したように聞き入って]
…成程。
私達、オヴニルの撃破に一度失敗し、再生されてしまいましたの。
その時の核も、炎のような色をしておりました。
炎にはそういった力も備わっているのですわね。
[アイリルートの不安には気付かぬまま、そう応じていた。]
[>>+12アイリルートが次は、と語るのに少女はじっと黙っていた。
今まで闘って来た敵とは比べ物にならぬほどの強敵なのは間違いがない。
>>+22カミサマ、という単語が零れて、少女は息を呑む。
>>+28視線を向けたアイリルートには少女も蒼褪めているのが分かっただろうか。]
……えぇ、ありますわ。
――でも…
[先祖達が倒した筈、というのは飲み込んで。
聖神オルキスがこの世界に災いを齎すとは思えない。
それは在り得ない、と断言できる。
七大蛇や翼毒竜らを超え、神と肩を並べる程の強敵といったら、混沌の王くらいしか思いつかない。
少女もまた、予想が外れて欲しいと願い、両手を握り締めていた。]
[やがて>>20神官長の声が響き渡る。
最初はあまりの変わり様に他の人かと思ったが、事情を知っている事、そして声色から本人らしいと悟る。]
……えぇ。
[>>+36確かめる言葉には小さく頷いて。
混沌の王の名前が出て来れば、思わず肩を震わせる。]
――きゃっ?!
[振動によろけそうになり、>>+33セイジの風の支えを貰った。]
あ、ありがとうございます。
…大丈夫、ですわ。
[大丈夫か、という言葉には気丈に応じてみせた。]
[――けれど先刻よりも重く淀んだ空気、膚が泡立つ心地。
そうして混沌の渦から現れし、黒き四枚の翼を悠然と広げる混沌の王の姿を見れば恐怖が少女の胸に生まれ、
>>+56アイリルートがセイジ達に説明しているのに応じる余裕はなくなっていた。]
――…ッ。
[我に返ったのは風が舞い起こり、紅い炎がセイジの身体に纏われた頃だろうが。
少女は歯を食い縛り、胸を飾るオパールに触れて深呼吸をする。]
この為に私達は力を磨いてきたのですわね。
でしたら負けるわけには参りません。
…いいえ、絶対に負けたり致しませんわ。
[負ければ世界が滅ぼされてしまう。
大切な仲間が失われてしまう。
――そんな事には絶対にさせない。
少女は相棒との絆の証、指輪の台座に嵌った藍晶石を見て、心を奮い立たせる。]
はい、畏まりました。
[>>+49ステファンの求めには力強く頷いてみせる。
水流よりは、水珠の方が有効だろうか。
そんな事を考えながら少女は水の気を高め始める。]
清漣なる蒼き魂よ
我の求めに応え給え
疾く――疾く
[紡ぐのは短縮呪文。
濃縮された濃い水の気が少女の周囲に集まれば、少女は形を決める。
それは選択通りの空色の水珠。]
[ステファンに掌より放たれた混沌の波動が向けられる。
詠唱中の少女は味方の名前を紡ぐ事も出来ずに息を呑んだ。]
…ッ、我に仇なす敵を射抜け!
ヴァッサー・クーゲル!!
[練り上げられた魔力は6(3x3)の水珠となり、味方の攻撃の間隙を縫って混沌の王に放たれた。]
[ 風を纏い、立て続けに、繰り出すサーベルの連撃は、どれも致命傷には程遠いが、多少は、徹への負荷を減らす助けにはなったろうか ]
『ウェル!気をつけて!』
うわっ!
[ だが、さすがに相手も黙って斬りつけられるばかりではない。
たかる蠅をはらうように、杖持たぬほうの腕で跳ね飛ばされ、世界樹の幹へと背を打ち付けることになった ]
/*
と、追いついた気になってみる。
大量投下申し訳ない。
明日の昼間に過去回想しよう。
しかし青い世界だと見づらいのでちょっと色変えた方が良いかなぁ。
空色とかどうでしょう。
はあ...は...
[ ミリアムの攻撃のおかげか>>39それ以上の追撃はなく、風の妖精が咄嗟にかけた結界のおかげで宙に身を止めたまま、ウェルシュは背を打ち付けて乱れた息を整える ]
ミリアム、ありがとうっ!
〜Tantus Auster
et auferas me in caelum〜
[ 飛翔の術を使う事にも、もう迷いは無い ]
[大剣と戦槌が乱舞>>27>>30し、サーベルの剣閃が煌めく。
三勇者の電光石火の連続攻撃。
けれど、徹の攻撃は受け止められ>>32、
ウェルシュカーディは反撃を受けてしまう]
それ以上はさせない! ――降り注げ、薊の雨!!
[叫び声と共に空高く投擲された『剣の百合』が
薊の棘雨を呼び『混沌の王』の仲間たちへの追撃を押し止めて。
態勢を立て直す時間を生み出すだろう]
[現身近くで戦うのはアイルリートとセージ。
アイルリートは防ぎ、セージは回避しながらそれぞれ攻撃を重ねていく]
タイミングを合わせれば、もっと効果的になるかナ。
[持久戦で、と作戦を切り替えたが、与えるダメージは効率的な方が良い。
ここには仲間が居るのだ、力を合わせれば効果は何倍にも跳ね上がる]
あの時は失敗したケド…。
[長杖を握り締め、根の上を跳ねるようにして前進。
中距離と言える位置まで進むと、両足でしっかりと根を踏み締めた]
Mental concentration……
grow and grow……vast……surround……
[1対1では集中が途切れ失敗した魔法。
今度は、距離を測り、威力を高め、更に進化させたイメージを膨らませ、柄頭の結晶に力を蓄えた後]
Triple lava geyser!!
[両手で握り締めた長杖を振り上げ、宣と共に柄尾を振り下ろし根へと打ち付ける。
突き刺さったその場では何も起こらない。
変化が起きたのは、現身の足元の根。
セージやアイルリートが一撃を加え、離れた隙間を狙ったタイミングで放たれた魔法は、現身の足元から噴火の如き溶岩を出現させた]
[ まともに顔面を狙ったサーベルによる、上空からの突きは、さすがに意図に気付かれたか、突き出された拳により防がれる、が ]
ヤアァッ!
[ 瞬時に、突きの体勢から、逆手に持ち替えたサーベルが、その拳を斜めに斬り裂き、それなりの傷を太い四本の指に刻みつけた* ]
[玲緒が気負いない声>>35でこちらへ答え、迷いなく戦場へ駆け出す>>37]
[ウェルシュ>>36の言葉にも、微笑みと共に頷いて]
[こちらの隣を駆け抜けた二人が、両腕を、翼を傷つける。
それは巨神の動きを少しは鈍らせた、と思われたが]
ウェルシュ!
[腕の一払いで跳ね飛ばされるウェルシュ>>40。
敵も一筋縄でいく相手ではない。
しかしそこへ割り込むように、玲緒の呼んだ薊の雨が降り注ぐ]
[4人の連撃を受け、一瞬動きを止めた巨神が、銀の杖を大きく振り上げた。
必殺の打撃で勝負を決するかにも見えたが、そうではない。
天へ掲げられた杖の先、混沌とした色が目に見えて集まっていく]
やべぇ……みんな、俺の後ろに下がれ!
[何か大技が来る。
そんな予感に叫びを上げ、自身は柄頭を前に戦鎚を構えた。
柄との接合部に嵌まる巨大な黄色い精霊石が、強く輝きを放つ]
おおおおおおっ!
[振り下ろされた杖の先端から、一瞬遅れて混沌の波動が放たれる。
純粋な、身を苛み蝕むエネルギーを、男は杖から呼び出したアイリの障壁で受ける]
――ッ、フリーエン・ヴァッサー!
[混沌の王の翼から衝撃波が放たれる。
少女にぶつかった瞬間ぱしゃりと水音がして、少女は先刻いた場所から数メートル先へと移動していた。
咄嗟に使った短い距離用の転移魔法だが、完全に避けきる事は出来ず。
常人より聴覚の優れる耳は痺れてしまっている。
その所為か、着地した瞬間に軸がぶれたのは味方に見えただろうか。
ステファンは無事なようなのでそれに安堵する。
アイルリートらの言葉は今は上手く聞こえないが、これは長期戦となりそうだと確信し、扇根を握り締める。]
[巨神との睨み合いは数瞬、任せろ、というアイルリートの声>>+68に、とっさに後ろに跳んだ]
……すっげ。
[展開される障壁と銀杖の激突、その後のアイルリートの動きに上がるのは短い声。
けれど、感嘆している場合ではなく。
アイリルートを振り払うように横薙ぎに振るわれた杖>>+69、それの巻き起こす衝撃から逃れるべく、横っ飛びに飛び退いた後]
……さっすがに、半端な一撃じゃ通じねぇよな。
[小さく呟き、双剣を握り直す]
それこそ、柄まで通す勢いでいかねぇと。
[基本、軽い斬撃を重ねるのが自分のスタイル。
重い一撃は、武器の特性的にもなかなか難しいのだが]
……今なら、できっかな。
[ステファンの炎の援護がある今なら、と。
思い切った所に炸裂する、水珠>>+81と溶岩>>+84。
流水と火炎の連撃、それが生み出すであろう隙は逃せない、と地を蹴り、宙を駆けて巨神との距離を一気に詰め]
……っせぇ、のおっ!
[距離を詰めつつ、身体を捻る事で反動による勢いをつけた横一閃を叩き込み、直後、頭上に振り上げた左を真っ向から振り下ろす。
十文字の連撃の後、下へ向かう勢いを生かして身体を回し]
/*
ところでですね、数値が何位に落ち着いても、実は最後にやること決まってるので、振らなくても同じだったというね。
でもほら、一応ラ神の仕業を確かめてみたいじゃないか!(理由それ
[薊を降らせた『剣の百合』が手元に戻る。
次の攻撃を繰り出そうとした刹那。
徹の切羽詰った警告の叫びが耳を打つ。
指示に従い、彼の後方に飛び退りながら。
『混沌の王』が掲げた銀杖に、
大きな力が集まるのが見え、息を呑んだ]
――――くっ!!
[咄嗟に徹が展開した障壁に守られながら、
槍の穂先に水の魔力を集める]
[物理的な連撃から魔法の連撃へ。
それを狙っての3連撃は下方から現身を捉え、両腕と背を貫く。
一時ならば動きを止められるものだったが、流石は神と称されるもの。
両腕の溶岩錐は一拍の後に腕を振り回すことで崩され、残る背も4枚翼を羽ばたくことで風化を見るに至った]
ヘヘッ。
[けれどそれだけの隙さえあれば十分。
更に次>>+88が続く。
長杖を根から引き抜きながら、次の手の集中に入った]
どういたしまして!
[ウェルシュ>>41にそう答え、前へと向かおうとしたが。
トールの下がれ、と言う声>>45に応じてトールの後ろまで下がり。]
[刃を用いぬ攻撃は予想を超えていたか、風の鋭さを纏った踵落としは巨神の腹に見事に決まる]
よっしゃ……! って、ちょっ!?
[そのまま蹴り飛ばして距離を取るつもりが、さすがに二度は通じないらしい。
杖を持たぬ方の手が払いのけるように振られ、その勢いに後ろへと吹き飛ばされる]
って、わ、とっ……。
[何とか態勢を整えるものの、着地制御まではできなくて。
絡まり合った硬い根に、べし、と落ちる羽目になった、が]
(切り札一枚、切っちまったな……)
[荒い息をつきながら、手を強か殴られ杖を引いた巨神を睨む。
放出点の目の前で混沌の力を受けた障壁は、その力が途切れる少し前に全て砕けた。
結果、力の余波を幾らか、自身の体で受けてしまっている。
後ろの仲間たちは無事だろうかと思うが、振り向き確認する余裕はなさそうだ]
こんなのが何度もは来ねえと、祈るしかない、か。
[最後に手への攻撃が通った辺り、この力にはそれなりの反動と準備時間が必要なのだろうとも思える。
いずれにしろ、再び巨神が打撃攻撃に移るなら、それを受け止めるのは自分だと考えている*]
……ってぇ、けど。
まだまだあっ!
[すぐに跳ね起き、双剣を構え直す。
疾風の勢いは、まだまだ衰える様子もない]
[二度目の魔法使用は少女の魔力の統制や集中力を乱す。
それでもレオと戦った時よりも負担が低いように感じるのは、試練を乗り越えた事で強くなったからだろうか。]
…次は、
[少女は扇をはためかせ、集中力を研ぎ澄ませながら次に使う魔法を考える。
思いついたのは氷の魔法。
今なら修行していた頃よりも上手く使えるだろうかと、魔力を練り上げ始める。]
[繰り出される迎撃をものともせずに混沌の王と接近し、直接攻撃をするアイルリート達。
間隙を縫う炸裂するステファンと少女の放つ溶岩と水珠の魔法。
間を置かずにセイジが攻撃を加える。
今まで共に戦った事はなくとも、若き勇者達は自分達の長所を生かして戦っていた。]
――これが仲間、なのですわね。
[共に戦う仲間達の心強さに少女は僅かに目を細める。
まだ耳は痺れているが、少女は攻撃を警戒しながら慎重に魔力を練り上げていく。]
[ 玲緒が降らせた薊の雨が>>42、更に『混沌の王』の苛立ちを招いたか、大きな力が銀の杖に集まる気配に、下がれという徹の声が響いたが>>45 ]
それは、無理!!
[ 一言の元に却下する。
疾風は奔り出したら止まれない、だから不動の壁の後ろに隠れることは出来ないが、その気を散らさぬよう、代わりに再び上空へと身を運んで距離を離した ]
徹!大丈夫!?
[ 展開された壁は、混沌の力と相打ちになるように崩れ、徹もその影響を免れてはいないように見えて>>48ウェルシュは上空から叫んだ ]
[結界を維持したまま徹が突き進むのを見ると、
二の槍となるべく間髪入れずに地を蹴った]
りゃああっ!!
[『剣の百合』を長槍へと変化させ、巨神へ向けて刺突する]
/*
今気付いたが、別に大技は今使う必要なかったな。
(ダイス目決まった後24時間弱掛けて決着すればいいんだし)
清漣なる蒼き魂よ
我の求めに応え給え
疾く――疾く
[少女の周囲には冷たい空気が漂い始めていた。
精霊の力を借り受けて呼び出すのは無数の刃。]
蒼き精霊達よ
命に恵みをもたらすその力を凍てつく無数の氷刃へと変え
我の前に立ちはだかる敵を切り裂け
フリーレン・シュベルト!
[攻撃役の二人の攻撃の間隙を縫い放たれた氷の刃は、混沌の王の二対の翼を傷つけんと襲い掛かる。]
[セイジと共に離脱した瞬間、三点の溶岩錘が光を吹き上げる>>+84。
直後には再び障壁を展開して、攻撃を防ぐ。
翼や掌から放たれる衝撃波や遠距離攻撃は、後手になるが、この銀杖はしっかりと止めてみせる]
……よし、あの羽でももぎ取ってやるか。
セイジ!ステフ!ベルティルデ!
大技の準備を!
[セイジが巨神に振り払われたのを確認すると同時に、アイルリートが単身で巨神に突撃する。
然し障壁を張らずに、長い詠唱を紡いでいる、その両拳には大地の魔石が大きな魔力を消化しつつある]
[銀杖が身体を掠める、死の恐怖が頭上を通過する中、詠唱を重ねる]
...Imobul Fort Terr...
...Nult Defendr Amis...
...Tie Chain Becher...
[だがこの程度の死線は、トオルも今潜り抜けているはずだ。
それが出来ないはずがない。僕の。アイルリートの認めた大地の勇者なら。
なら自分も……重ねた魔力に大地が輝き]
集中攻撃、いけるぞ!
来たれ… 『テラの壁枷』 !!
[世界樹の根、地面のそれを強く抑えると、大地が歓喜に震える。
足元には大地の精霊が強く歌を奏でて、杭の様に封印障壁が巨神に競りあがる。
四角推に象られた、大地の障壁封印が巨神を包む。
それは形成された瞬間からヒビが入りだす程に、巨神の抵抗が内側から齎される。
だが2秒、長くて3秒。巨神へ対するその数秒だけの拘束が、仲間達をきっと助ける]
[ミリアム>>47は無事退避出来ただろうか。
一方で、奔り続ける風の勇者は無理の一言を返したが、その身は宙高くを飛んで波動を免れる>>49]
ああ!
大した怪我じゃ――ねえ!
[目に見えない火傷のような状態だろうか、じくじくと熱持った痛みはあるが、動けないほどではなく。
アイリに容赦なく殴られたことを思えば、見た目だけでも随分マシと思えた]
それより、また大技使われない内に、叩きのめしてやらねえと!
[こちらの動きに間髪入れず、玲緒が長槍を突き入れる>>50。
ミリアムもまた隣を擦り抜けるように、炎の剣を放った>>51]
はは、そこは約束出来ねーけど――
[苦笑しつつ、彼女らへ続くように、戦鎚を振り被る]
[>>+96アイルリートに大技の準備を、と求められた時、少女はそれを何とか聞き取って首肯する。
練り上げていた魔法が丁度射出出来る頃合だった。
大地の魔力を帯びて煌めく地面。
打ち震える大地の歓喜。
アイリルートの放った障壁封印が混沌の王を捕えた瞬間、少女は>>+95氷刃の魔法を放った。]
/*
タイミング!(てしてし)
てしりつつ、タイミングを合わせておく。
相方さんの槍に因んだ魔法もしたいんだけどなぁ。
…ベルティルデの呪文増えてますが、大丈夫です?(震え)
[吹き飛ばされるセージ>>+90に、ア!と思ったが、すぐさま跳ね起きる様子>>+91に安堵する。
さっきはアイルリートも吹き飛ばされていた>>+69。
攻撃を受けて尚、即反撃し得る頑健さ。
攻撃が効いているのか不安にもなってくるが、諦めは沸いてこない]
OK、アイルー!
[指示を飛ばすアイルリート>>+96に是を返し、ステファンは右手で握った長杖を高々と掲げた]
もう一度…!
Mental concentration……
bird……rear……blast……
[集中しながら宙に描く五芒星の陣。
先程は1つだったけれど、今回は前よりも2周り程小さいサイズで描き、それを複数作り為した。
いくつ描いたかなんて数えていられない。
アイルリートからの合図がかかるまで延々描き続け]
Yeah!!
Plural burn phoenix!!
[そうして齎された合図>>+98に、描いた陣を一気に柄頭でなぞり上げた。
陣1つ1つから生み出される不死鳥の大きさはやはり先程よりも2周り程小さい。
けれど数を増やしたために、連撃による威力は倍以上に跳ね上がる]
─ 回想 ─
[『路』を通ってきたステファンと星司が即座に動けると解れば、そのまま翼毒蛇の討伐に入ることとなり。
バルタザール達が作戦を立てている邪魔にならぬよう、周囲の掃討に入る手の中に加わり指示を聞いていた。
ステファン達の世界の話などが耳に入れば、もっと聞きたくも思ったけれどそんな暢気な場合でもなく。
いざニーズヘッグに立ち向かう二人から離れた所で補佐に入っていたのだが]
(………こんなに、
強かった、っけ…?)
[目の当たりにした翼毒蛇の威圧よりも、二人が戦う様に目を奪われた。
星司はともかく、ステファンは神官長に杖の扱いを叩き込まれていたのを間近で見ていた。
彼の動きも力そのものも、自分の知るそれとは比べ物にならない程強いと解る。
こんな時だというのに、何故だろうと考えて]
[ 大した怪我ではない、と徹の声が返る>>52 ]
『...さっきのあれって、怪我させるだけじゃないわよ?』
[ 囁く風の妖精に、小さく頷く ]
うん、毒とか瘴気に近い感じがした。
徹は、だんだんリートに似てきたからね「大丈夫」は、あんまり信用できないな。
[ 本人は本当に「大丈夫」だと信じ込んでいるから始末が悪い。大地の勇者の頑健さは、時に頑固さと同義だった ]
でもそれは、きっとみんな解ってるからね。
[ ミリアムも玲緒も、徹が無理をしようとすれば、身体を張ってでも止めるだろう、もちろん自分も同じだ ]
─ 回想 ─
……そっか。
つよく、なったんだ。
[だって彼らは試練を乗り越えてこちらに来たのだ。
強かったんじゃない。強くなったんだ。
勇者である彼らだって、何もしないで強くなれた訳じゃないんだ。
なら、何者でもない自分は、強くなる為に何が出来るだろう]
もっと…がんばらなく、ちゃ。
[弓を握る手に入った力が、更に強まる。
が、次の瞬間ニーズヘッグが墜ちるのが見えて、その力みは一旦緩んだ]
─ 回想 ─
…だいじょうぶ、ですか?
[ステファンの慌てる声>>3:+79に、何があったのかと案じて問いかける。
癒者が治療を施す様子を不安げに見ながらも、大丈夫だと言う星司>>3:+83の声を聞いて。
タチアナ自身も出来る限り疲れを抜けるよう休ませてもらっていた、けれど]
……ルーウィ…?
[程無く響いた声>>3:*14>>3:*15に、人違いなどするはずのない耳を疑った。
自分の知る神官長の口調とはかけ離れたそれは、先の疲れた声音>>3:*6も合わせて何故か不安を抱くもの。
でも、その声に込められた願い、想いの強さもまた、強く伝わってくるものだったから]
─ 回想 ─
わかりました。
[これ以外に答えなど有る訳がなかった。
けれど、何か言わなきゃ、そんな想いが言葉を続けさせて]
力の限り、がんばります。
みんなと一緒に、がんばって、支えます。
だから、神官長も…
ルーウィーも、一人じゃ、ない…です、から。
[頑張っては言いたくなかった。頑張らないでは言えなかった。
どうしても一人じゃないと伝えたくて、でも続ける言葉は持っていなかった]
[今度は得物を手槍へと変じると、
ミリアムの焔の剣技が巻き起こした紅蓮に紛れて、巨神の懐へと潜り込む。
振りかざされる徹の戦槌>>52を裁こうと『混沌の王』が銀杖を構えた瞬間]
――らああっ!!
[駆け抜け様に脇腹を斬りつけた]
[そうして、再度『路』が繋がれれば>>3:235、メレディスから呼びかけ>>*0が届く]
はい。
では、さっきとおなじ、ように。
[バルタザールからも了承が返れば、先程と同じ様に場を作る事となり。
繋がった『路』から現れた彼ら、彼女の姿を確認するとやはり、二人が疲れていないか気にしながら頭を下げた。
状況の説明は先着の二人と隊の要たるバルタザールもしただろう。
タチアナは邪魔にならぬよう、声がかからぬ限り話かけることは無く、次の準備をしながら指示を待っていたが]
[さてどうするか、と考えながら視線を巡らせる。
直後に届いたのは、アイルリートの叫び。>>+96]
……りょーおかいっ!
[何をする心算なのかは、問わない。
問う必要がない。
彼は自分のやるべき事をやっているのだから、自分もそれに応えるだけ、と思い定めて駆けだした]
[詠唱が響き>>+97、大地の精霊が奏でる歌が響く。
せり上がる障壁が築く四角推が巨神を包む。
ここに集中打を叩き込めば、というのは感覚が理解して]
……はっ!
[絡み合う根を蹴り、跳ぶ、否、飛ぶ。
先に強襲を仕掛けた時よりも高く、高く飛んで。
双剣を頭上高くに差し上げた。
刃は風を纏い、美しい翠の煌きを放つ]
……全力で、行くぜぇ……。
[低い呟きに応じるように、添っていた炎が紅く煌いて刃に纏いついた。
風は火を燃え盛らせ、燃え盛った火は風を巻き起こす。
連なる理は二色の煌きをその場に散らし、刃の力を更に高め。
その高まりを感じつつ、疾風は宙を蹴り、拘束された巨神との距離を一気に詰め]
……飛んでけぇぇぇぇっ!
[叫びざま、斜め十字に双剣を振り下ろす。
巻き起こるのは焔を秘めた疾風の刃、その乱舞]
……………────
[声が、出なくなった。
震えすら、忘れてしまった。
視界が揺れる、その振動に倒れた身体が、動かない。
>>+37獣の本能が、その恐怖を全身で受け止めてしまっていた。
近くにいた誰かがそんなタチアナの様子に気付き、名を呼びかける。
その声に、やっと人の理性が戻り]
…だい、じょうぶ。
私、より…みんなを、まも、って。
みんな、ちゃんと…帰れる、ように。
[バルタザールが隊を三つに分けた時に宣した様に、願うのは誰一人欠けないこと。
既に動き始めている御魂、守護者の面々の補佐に回って欲しいと頼み。
自身もまた、少しなりと力になろうと弓に矢を番え、最凶の相手へと狙いを絞った**]
――…!
[氷の刃の魔法を放った直後、淡い光を放ち、熱を持ったのは指輪を嵌めた人差し指。
それは何かを伝えようとしているかのようで。
本能的に藍晶石が自分に導きを与えようとしているのだと感じた少女は、他の2人の大技を混沌の王が喰らっている間に魔力を再び集める。]
蒼き魂よ、その荒ぶる力を以て、
悪しき魂を在るべき場所へと誘い給え
[くるりと回り、紡いだそれは浄化の力を持った呪文。
けれどその続きは――]
毒……か。そうか。
[風の妖精とウェルシュの言葉>>53に、毒持ちの大蛇相手に苦戦したことを思い出す。
大地の魔力により通常よりは耐性があるだろうが、楽観し過ぎるのは良くなさそうだ]
一応気を付けとくわ。
[彼らにはそう答えつつも、もう一つの切り札――回復魔法はまだ使わない。
長期戦になりさえしなければ乗り切れるだろうと踏んでいた]
は、あいつに?
[そこで若干聞き捨てならない台詞を言われた気がするが、釘を刺すような言葉を続けられれば、抗議も出来ず押し黙った]
/*
↑
たすくさん村建ての村のラ神は、大変若者の成長物語が好き、という傾向がありますw
今回成長度が一番高かったの、玲緒だと思うのよね。
勇ましき戦乙女よ、我に敵を打ち砕く力を!
[それは習った魔法ではない。
少女自身が作りだした魔法。
頭に浮かんだ言葉を紡いだ唯一のもの。
煌めく銀の鎧に身を包み、あやめの花の意匠の槍を握り締めた戦乙女が混沌の王の腹に向かって鋭い刺突を繰り出す。
勇ましい戦乙女は一撃を放った後、淡雪のように空気に溶けた。
――その姿は、何処か少女の相棒の姿に似ていたかもしれない。*]
/*
ちょ、嘘でしょうw
セイジさんが止め役だと思っていたのですけれど。
え、え、落ち着いて計算しよう(震え)
あ、相棒への愛でしょうか。
これで三連続76で続いたらネタだなと思ってました、にゃ。
[ こちらの声が聞こえたらしく、押し黙った徹に>>55僅かに笑みを浮かべる ]
護りは確かに大事だけど、壁が倒れたらみんな困るんだからね!徹はちゃんと自分も護ってくれないと。
[ そうダメ押しする間にも『混沌の王』は、銀の杖を振り上げて ]
うあっ!
[ 黒い稲妻...例えるならそんなものだろうか、力の波動が上空のウェルシュを襲い、身を翻そうとしたが間に合わず、足元に強かに衝撃が走った ]
クアッ!
[ びゅう、と音立てて風が散り、風の妖精の結界に包まれながら、その身がゆっくりと降下を始める ]
『もう、ウェルも人ごとじゃないじゃないっ!』
ごめん...
[ なんとか体勢を立て直そうとするが、相手がそれをのんびり許してくれるとは思えない* ]
[連撃を受け、憤怒する『混沌の王』から距離を取り、
槍を構え直す]
加地さん――今更、無茶をするなとは言いません。
でも、みんなの気持ちも考えて下さい。
あなた一人だけ傷ついて、
それで世界を守れても、私、嬉しくないですから!
[視線は巨神に据えたまま、徹へと言葉を向けた]
[玲緒の槍が、巨神の脇腹を裂く。
巨神が反応し、彼女を振り払おうとする隙にもう一撃。
刻まれた傷は深く、数も増えて、『混沌の王』の動きは目に見えて鈍っていた]
よし、きっとあと一息だ!
[皆を奮い立たせるよう叫んで、自身も再び戦鎚を構える。
その時、またしても巨神の動きが変化した]
[ばさり、漆黒の四翼翻して、巨神が高度を上げる。
回避行動かとも思われたが、少なくとも地上から手が届かなくなった所で、巨神は空中停止し勇者たちを睥睨する。
背の翼が、空気孕みぶわりと広がった]
げ、まさか他にも攻撃が――!?
[翼へも幾らか傷を刻まれ、威力は万全ではないだろうが。
打ち下ろすような羽搏きの直後、衝撃波が周囲へ吹き荒れる*]
...セイン。
『なによ、今更逃げろって言っても無理よ』
そうじゃない、力を貸して。
[ 真剣な声に、風の妖精が、まじまじとウェルシュの顔を見る ]
『それって...』
ボクは友達を縛りたくなかった。
でも、絆はお互いを縛る鎖じゃないって、星司が教えてくれたから...
『......』
風の妖精の顔に静かな、そしてどこか満足気な笑みが広がる。
『いいわ、呼んで』
…、…効いたようですわね…。
[一人の勇者による援護から続いた四つの技と魔法。
清浄なる力を宿した槍の一撃を受けて、混沌の王は地鳴りのような唸り声を上げる。
二対の翼はずたずたに破れ、所々穴が開いている有様は波状の攻撃が確かに意味をなしていた事を示していた。
けれどそれに安堵していたのも束の間、消耗していた少女に向かって衝撃破が放たれた。]
きゃあああ!
[逃げ水の魔法を使って移動しようとしたが、
二つの強力な魔法を連続で使った代償は大きく、少女の身体は吹き飛ぶ。]
[火炎の、疾風の、流水の力強き輝きが混沌の王を襲う。
業火と疾風の乱舞が渦巻き、美しい氷槍が封印を貫く]
よし! これで少なからずは……
[次の瞬間、もう、と土煙が立ち込める中、暴力的な混沌の光が、大地の封印を破砕する]
くっ…皆備えろ! デカいのが来るぞ!!
[すぐ傍で乱舞を振り下ろしたセイジの前にたつと同時に>>+110。
障壁封印ごと破壊した混沌の巨神が、邪魔する勇者達、生あるものを吹き飛ばす様な、痛烈な混沌の波動を周囲すべてに向けて撃ちはなった]
[至近にいるセイジごと自分の身を護る様に、大地の魔石が障壁を二重に展開した。
直後、混沌の王から放たれる、闇の衝撃波が全員を襲う]
……うぐ!?
これは随分と、怒らせたか……!
[二重障壁を重ねても、ビリビリと身体が震え、波動の余波がビビ、と頬や脇腹を浅く切り裂くほどの威力。
敵の力は衰える所か、むき出しの憎悪と敵意により高められた気すらする。
仲間の無事を確かめて、ここで回復魔法を惜しまずに展開する]
/*
手負いのラスボスはきっと手ごわい。
と、被弾の状況打ちつつ、自らボロボロになりに行きます。
もう一度皆で力を合わせて、トリを貰う感じでいいです、かね?(震え)
…私、ラ神と話し合いたい。
[ 【斬】パタ を持ってラ神ににじり寄る]
(あの中心に突っ込めば――)
[一瞬脳裏に浮かんだのはそんな作戦。けれど]
[壁が倒れたらみんなが困るとウェルシュが言い>>56]
[一人だけ傷つけて勝っても嬉しくないと、玲緒が強い口調で釘を刺した>>58]
ああ、俺もアイリには、ずっとそう思っていたっけ――
[ここに居ないアイリの代わりの盾として、とは思っていたけれど、心配掛ける所まで真似してしまっては世話がない]
[ 戦い続ける仲間の姿を見据えながら、ウェルシュは歌うような声を紡ぎ出す ]
「我が友にして眷属たる風の娘、セインティア・ルウリア・シルフィエラに希う。
我、ウェルシュカーディ・シルフィオレの盟約者となりて、共に混沌を祓わんことを」
『風の娘、風妖精の女王の子として、我セインティア・ルウリア・シルフィエラは、我が眷属ウェルシュカーディ・シルフィオレと盟約を交わす。
共に混沌を祓い、未来への風を導かんことを』
『行くわよ、ウェル!』
[ ゴオ!と風が鳴った ]
みんな、避けろ!
[そんな、具体的でもない指示を叫んで。
自身も即席で作った土壁を盾に衝撃を凌ぐ]
[アイリの残した切り札の一つ、回復魔法はまだ残っている。
万が一傷を負うとしても、きっとそれで間に合う程度で抑えてくれるだろうと、皆を信じた*]
[ 風が巡る、それは、攻撃ではなく、魔法ですらない ]
[ 遠い昔、混沌の中に生まれた世界。
澱み祓い駆け巡る疾風、闇照らし燃える火炎と、全てを護り支える大地、命を育み潤す流水...
目には見えない天の光に護られて、世界は廻る ]
[ その巡る力を、大きく高める、始まりの風だ* ]
[トールやレオ、ウェルシュの攻撃を受けて、『混沌の王』は徐々に弱ってきていたか。]
レオ、『混沌の王』から離れて、ウェルシュ、合わせて!!!!
[そう声を上げて、詠唱を始める。
声を上げた理由を、ウェルシュは察してくれるだろうか。]
炎の精霊よ!聞け、我が声、我が願い!
我が眼前にいる敵を焼け!
バニシングフレア!
[そして編みあがった術式に、持っている魔力を全て込めて放つ。
その影響で気絶しようが、たおせりゃいいのである。
そんな極論。*]
[大地の封目掛け、風の連撃が、氷の刃が、焔の鳥が殺到する。
封に囚われた現身はどうしていたか、それを確認する前に、一つの影が目の前を過ぎった]
────レオ?
[銀の鎧を纏い、槍を握り締めた戦乙女>>+114。
その面差しに覚えあるものを感じ、思わず呟く。
戦乙女が大地の封へと翔け、一撃を繰り出すまで具に見遣り]
[そんな感動を声に出したのも束の間。
大地の封が割れ、アイルリートから忠告>>+117が飛ぶ]
!?
Shed………ゥワ!!
[少しでも威力を削ごうと、炎の障壁を立ち上げようとするが間に合わない。
距離がある分、前衛たるアイルリート達より受ける威力は幾分減じるだろうが、それでも身を裂く衝撃波にベルティルデ共々>>+116吹き飛ばされた]
[だが気付いたのは混沌の王の狙いが後方に定められていたこと。
魔法の反動か体制を整え損ね、吹き飛ばされたベルティルデとステフへ動きだした]
早く体勢を整えろ! 二人とも!
……このっ。
僕を無視してどこにいくつもりだっ!!
[然し巨神の足は、倍ほどの図体にも関わらずアイルリートより早い。
衝撃波のみならず、直接銀杖で叩こうとしている狙いがとれた。
だけどそんな事させるものか]
[大地の魔力が奔り、地面に黄色い光が鋭く宿る。
ぐぐ、と飛び出す射出体勢をとるアイルリートは次の瞬間に…]
抜かせないと……
いっただろう!!
[足元の大地が、槍を突き出した様な隆起を起こし、走るよりも尚早い矢の様にアイルリートが飛び出した。
向かう先は、巨神が狙う後方のふたりを護る射線上]
[混沌の巨神が、銀杖を振るおうとした次に、影が飛び込んで。
防護の障壁は再び、巨神の銀杖を確実に阻んだ]
…… ……大丈夫だな?ベルティルデ。ステフ。
……よかった。
[振り返らずに、だけど確かに安堵を混ぜた声を滲ませて。
大きく障壁と拳甲で、巨神の銀杖をはじき、攻撃の手を赦さずに戦いだした。
恐らくは無事に皆立て直せるだろう**]
[ 巡る風の中心に、ミリアムの声が届く>>66 ]
〜Read validum ventum per ignem!〜
[ 間髪入れず、唱えるのは、蛇を爆散させた、炎に風の力を合わせる魔法。始まりの風の増幅を受けて、それは、眩く青白い光を伴い、ミリアムの放った火炎に重なった* ]
[力の乱舞を叩き込まれた混沌の王が咆哮する]
結構、通ったろ、今のっ!
[歓声を上げるのと、混沌の光が放たれる>>+117のはほぼ同時]
まだ動け……って、アイルリートっ!?
[自分の目の前に飛び出して来た姿に声を上げる。
備えろ、という叫びにとっさ、風の護りを周囲に巡らせた。
ここで直接対している仲間たちだけではなく、先遣隊の皆にも届け、と念じたそれはどこまで広がったか。
確かめる間もなく放たれた衝撃波に息を飲む]
……っつぅ〜〜。
[至近にいても飛ばされずに済んだのは、アイルリートの護りのお陰。
けれど、それを持ってしても全ての衝撃は凌ぐ事はできず、余波に裂かれた頬や手足が紅を散らす]
は……。
キレた、って事は、通じてるって事だろ。
もう、ちょいって事だよな!
[それでも、覇気は失われない。
ここで立ち止まるわけには行かないから。
飛ばされたベルティルデとステファンを援護すべくアイルリートが駆ける。>>+123
防壁を展開しつつ巨神を相手取る様子に、は、と一つ息を吐き]
……力、貸してくれ、な。
[小さく紡いで触れるのは、右手首の腕輪。
魔法を積極的に使った事はないけれど、そんな事は言っていられない]
あいつが動くより速く、動けるように。
自在に天翔ける風の力を、皆に……!
[願いに応じるように、腕輪の精霊石から煌く風が舞い上がる。
それは仲間たちを包み込み、一時、動きを速める疾風の加護をなす。*]
[ウェルシュとセインが結ぶ盟約>>63。
そして駆け抜ける風は、『混沌の王』が巻き起こした暴風と違い、澱み祓い力巡らせるもの>>65。
風から始まる循環は、対極である大地の力すら高める]
……魔法なんて、器用には使えねえと思ってたけど。
今なら……!
[ミリアムの詠唱に、ウェルシュの力が重なる。
敵に近づけば巻き込まれかねない大技、しかし黙って眺めているつもりもない]
アイリ、借りるぜ、お前の魔法。
[足場となっている世界樹の枝へ、両手を着く。
そこから送り込む地の力は、即ち枝への養分。
急激に成長した枝が、『混沌の王』へ絡みつく]
さあ、これでもう逃げられねえ。
ぶちかませっ!
[残る3人向け、背中押すように声を張り上げた*]
[体勢を整えろと言う声>>+122が聞こえる。
けれど吹き飛ばされた身体を直ぐに動かすことは出来ず。
現身の接近を許すことになるかと思われた]
[けれど]
[現身とステファン達の間に滑り込む影>>+123。
ぽつりと零される声>>+124にその正体を知る]
アイルー、thanks!
[必死に攻撃を防ぎ、現身を引き寄せようとする姿に感謝を一つ。
アイルリートが護る後ろで立ち上がり、再び長杖を握った]
ベルティ、動ける?
[立ち上がれそうになければ手を貸す心算でベルティルデに声をかける]
[空高く舞い上がる『混沌の王』
漆黒の翼が孕む異様の気配に中てられて、背筋が総毛立つ。
あの翼を羽ばたかせてはいけない。
きっと槍を投擲するよりも早く、巨神は力を振るい、
勇者たちを打ち倒してしまうのだろう。
けれど、決して絶望はしない。
ひたすらに手を伸ばせば、望むものに手が届くから。
そして――希望は既にこの手の中にある]
[疾風の加護を飛ばした後、見やるは巨神の背の翼。
度重なる攻撃に傷ついたそれは、今なら落とせそうな気がした]
飛んで避けられちゃ、かなわねぇから、なっ!
[言いつつ踏み切り、翼へ向けて宙を駆ける]
大人しくしろよっ!
[叫びと共に、刃を振るう。
アイルリートが正面から攻撃を受け止めるなら、こちらは後方からの撹乱。
タイミングを計り、翼や背面に攻撃を加える事で、アイルリートが仕掛ける隙を作り出す。
そしてその逆もまた然り、彼の攻撃に対する隙は、こちらが仕掛ける好機となって。
止まらぬ疾風は、支える大地に協奏するが如く、巨神に一撃を加えて行く。*]
[ 『混沌の王』の翼が起こす暴風に拮抗するように力巡らす清浄な始まりの風は、世界樹を取り巻くように廻り、巡る ]
星司、叶うならキミ達の元へも、この風が届くように...
[ 願いはそっと、風に乗った ]
…ッ、みなさま、ご無事、ですか…?
ステファン、貴方は?
[少女は痛みに顔を顰めながら声を掛ける。
混沌の王から放たれた衝撃波は凄まじいものだった。
盾の魔法も使わなかった少女のダメージは甚大で、今も頭がぐらぐらと揺れている心地がする。
傍にステファンがいれば、彼にも声を掛けて。
>>+118アイルリートの回復魔法がかけられれば、少し表情を緩めて]
――ありがとうございます。
[生命を育む力を持つのは大地も同じ。
感謝の言葉と共に僅かに目を細めたのだが。]
――…っ!!
[>>+122混沌の王が此方に向かってくる。
巨大な手に握りしめられた銀の杖を見て、少女は顔を蒼褪めさせる。
武器を操る者よりも、魔法を扱う者の方が厄介と断じたのか。
それとも先の衝撃波で強いダメージを負っている分、御しやすいと判じたのか。
アイルリートに掛けられた言葉で体勢を整えようと手に力を込めて起き上がるが、
大地の守護者よりも早い速度で向かってくる巨神を迎撃するだけの余裕は少女にはない。]
[>>+123黄金にも似た黄色い光。
地面を台座にして、アイルリートが放たれた矢のように此方に向かって飛んでくる。]
アイルリート様…!
[>>+124振るわれた銀の杖は防護の障壁で阻まれる。
振り返らない彼の言葉から安堵が滲むのを感じれば]
はい、お蔭様で。
――ありがとうございました。
[果敢に巨神に立ち向かうアイルリートの背中に向かって感謝の言葉を紡ぐ。]
ステファン、ありがとうございます。
[差し伸べられたステファンの手を取って、足に力を籠めて立ち上がる。]
――先程の攻撃は確かに効いているようですわ。
もう一度…他の皆様の力も合わせれば。
[混沌の王を放逐する為の糸口を探そうと、巨神の動きを見定める。]
[見上げれば、ミリアムの召びし焔>>66が、
ウェルシュカーディの風に導かれて>>67、空をも焼き尽くすほどに高く燃え上がる。
逃れようとする巨神を、徹に導かれた枝が絡め取った]
ベル、私に力を貸して。
そして幼き水精たち――皆を守って。
[『剣の百合』を中心に水の魔力が魔法円を描く。
それはベルティルデとの試練で発動した、魔力を相殺する力。
巨神をも焼き尽くす劫火から世界樹と勇者たちを守るため、
水の紗幕を張り巡らせた*]
/*
そんな、こちらこそごめんなさいですよー。>アイリルート
こちらはあまり詳細描写してなかったのでこれなら合わせられると思ったので。
シンクロしてた事に驚きつつ。
と、灰に埋め埋め
/*
上あまり読めてないんですが、胸が熱くなる展開になってる予感!
相棒さんのロルに自PCの名前が出てくるとそわぁしてしまうね。
[駆け抜ける風、燃え盛る炎。
その強烈な力が世界樹へ及ばぬよう、水の紗幕が生み出される>>72]
おう、助かったぜ。
[枝から世界樹へ炎が燃え移れば、巨神が倒れた所で大惨事となる所だった。
打ち倒すための強き力と、護るための優しき力。
互いに互いを高め合う勇者たちの力が、ついに『混沌の王』へ届く――**]
[重なる手>>+135を支え、ベルティルデと共にアイルリートが相対する現身を見る]
ウン、もう少しだと思う。
ベルティ行けル?
合わせるヨ。
[声を返しながら、ふわり舞う風の力>>+128も感じ取った。
この4人が集まって不可能なことなどあるものか。
ここより遥か上空、枝の方でも皆が奮闘しているはずだ。
魔法の発動の連続で消耗は激しい。
けれど逆に力が漲る、そんな感じがした**]
……っ!
[幾度目か、巨神の背面に一撃を加えた時。
周囲に、今までと違う風が揺らめいたような気がした]
……ウェルシュ?
[零れ落ちる、小さな呟き。
それに応えるように、腕輪の精霊石が煌きを零す。
相変わらず、声が届くわけじゃない、けれど。
願うような感触>>71が、ふと、伝わってきた]
[巨神の背を思いっきり蹴っ飛ばして距離を取り、ふわり、空中に留まり目を閉じる。
風が巡るのが感じられる。
世界樹を巡る、清浄なる風]
…………。
来い。
[短く紡いで、右の刃を上に、左の刃を下へと向ける。
翠の煌きまとうそれに導かれるように、根の領域に清浄なる風が吹き込み、巨神の散らす混沌の波動を散らしてゆく。
距離を隔てても、風はどこかで繋がっているもの、と。
そんな事がふと、過った。**]
[ 徹の魔法によって成長した枝が『混沌の王』の動きを止め>>69玲緒の紡いだ水の魔法が紗幕となって、勇者達を護る>>72 ]
は、あ...
[ 優しい流水の力に触れて、息をつく。黒い稲妻に打たれた両足は、痛みと痺れを強めているが、地に降り切らずにいれば、耐えられると ]
立ち去れ...
[ 燃え上がる黒い羽根の魔王に、その声は*届いたか* ]
[玲緒の想いに呼応するかのように、
藍晶石の指輪に瑠璃色の輝きが灯る。
水精に与えられた祝福を解き放つと、
命を育み潤す流水の魔力が、
始まりの風に乗り世界を巡っていく]
――どういたしまして。
何しろ私、勇者ですから。
[助かったぜと、破顔する徹>>73に悪戯っぽく笑いかけながら、
自分たちの力が導いた結果を見届けようとする**]
――勿論ですわ。
[>>+136いけるか、との問いに少女は顎を引いて頷く。
ステファンも魔法を使い、さぞや消耗している事だろう。
けれどこうして共にいてくれる事は心強い。
>>+128ふわりと風が吹き抜けたような感覚の後、感じたのは疾風の加護。
動きを速める魔法が自分に掛けられたのに目を瞬かせ]
――セイジ様も、ありがとうございます。
[微笑んで感謝する。
休む事無く混沌の王の背中に回り込む彼の想いを無駄にしてはならない。]
[少女は少し考えてから、彼に提案する。]
ステファン、今度は同時に私達の魔法をぶつけてみませんか。
正反対の属性の魔法を同じ出力で浴びれば、あの巨神とて無事ではいられないかと。
水と火では相性があまり良くないので私は氷の魔法に致しますわね。
[少女が選択したのは無数の氷刃を呼び出す魔法。
水より一段階発展させる分、彼の炎と合わせても簡単に沸騰してしまう事はないだろうと。]
[そうして打ち合わせを終えれば]
それでは、宜しくお願い致しますね。
[少女はにっこりと笑うと、一礼する。
移動を早めてくれる疾風の加護に逃げ水の魔法を合わせ、瞬時にステファンとの対称、混沌の王を互いの位置で挟む場所へと転移した。]
[降り立つと、開いた扇に水の魔力を集め始める。]
清漣なる蒼き魂よ
我の求めに応え給え
疾く――疾く
[扇を空に滑らせ、舞うように体を動かし、精神を集中させる。]
[少女の周囲には冷たい空気が漂い始めていた。
先刻は緊張気味に練り上げた魔力が研ぎ澄まされているのが分かる。
魔法を放った後は、セイジの魔法の加護で瞬時に移動する手筈となっている。
――先程のような失態は犯さない。
そんな誓いを胸に秘めて。
正面を見ればステファンと視線が合うだろうか。
少女は彼に向かって微笑んでみせる。
そうして]
蒼き精霊達よ
命に恵みをもたらすその力を凍てつく無数の氷刃へと変え
我の前に立ちはだかる敵を切り裂け
フリーレン・シュベルト!
[三人で合わせた時に使用した無数の氷の刃が混沌の王の右側面を容赦なく襲った。**]
― 世界樹 ―
[世界樹全域に神殿からの指令が轟く。>>19>>20
同時に、激しい衝撃と振動が襲う。
梢の間に羽を休めていた鳥たちは一斉に飛び立ち、
『勇者』を物珍しげに遠巻きに眺めて忍び笑いを立てていた
ちいさな住人たちも、逃げるように姿を隠した。]
―――っ!!
気を付けて!!
[もう言うまでもないだろう、それでも、つい、
振り落とされぬようにと鋭く注意を喚起して
『それ』が姿を現す位置、大きさを慎重に測る。
渦を巻くように漆黒の気配が集まりつつある場所に、
巨体が姿を現せば思わず眉をきつく寄せた。]
[目測では成人男性の1,5倍を超える程度かと思われたが、
漆黒の四翼を広げたその姿、身に纏う闇色の混沌は、
見たものの瞳へと、酷くその巨躯を強大に映す。]
[それは正しく、
[かつて、己がこの地に生を受けるよりも遥かの昔
世界を混沌に落とし入れんとした強大なる『禍』。
その威容ゆえか「神」に形容されることもあると聞くが、
己に言わせれば、あれは似て非なるモノ、魔の王、だ。
姿を現した王の咆哮で瞬間的に連想したモノ、それはまるで、
深淵を統べる無形の悪意の凝縮、極小サイズの…地獄。
―――背筋が凍るような恐怖すら覚えた。]
[しかし、四人の表情に浮かぶ表情はどうだろう。]
とーるくん……かでぃ、
みりーちゃん、 … れおちゃん。
[勇者としての覚醒を果たした彼らのかおは、
己の知るそれよりも、ずっと大人びて見える。
四対の瞳には既にあの巨躯に立ち向かう意思を宿し、いっそ不敵なほどに。]
[ウェルシュカーディの声>>38に頷き、一旦は退く態を見せる。
混沌の王の注意から逃れる為と、彼ら4人の邪魔をせぬよう。
だがしかし、隣の枝に退避するかのように下がりつつも、
己の魔力を導具へと緩やかに流し込んでゆく。]
不思議なもの だね……。
(数年とか、数ヶ月とか、
そういう長い間じゃないとはいえ、
それなりの期間、彼らを見てきたつもりだった。
任務の一環として「観察」もしてきた。
それでも、短い試練の間に、こんなにも違ってゆく。
変わってゆく。成長してゆく。)
[一際体躯と力に恵まれながら、その生かしどころに悩み
相棒の厳しさに圧されがちに見えた徹は、
いまや、同胞を鼓舞し牽引する大地。>>24>>26
マイペースでほやっとした性質が美徳であり
一方で懸念でもあったミリアムは、
暖かな灯火から敵を排す力持つ強き火炎へ。>>30
少女らしい繊細な心の動きと、頑なさの共存。
突然の使命への困惑が垣間見えた玲緒は、
押し流す強き意志でしなやかに流れ導く流水。>>37>>50
そして、昔から知る風の大魔法使いの末裔は
風妖精の加護を手にし、絆得て意志宿せば
優しいそよ風を越え鋭き疾風へと――]
にしても、「下がってて」……か。
ははっ、かでぃも言うようになったな〜。
[小さな弟が手を離れてしまったようで、
嬉しいやら、寂しいやら、悔しいやら、
兄というより父親のような心境だ。]
………でも!
[ぎ、と右手指先に喰らい付き、
片手覆うグローブを引き剥がす。
双眸を細め、王と相対するかれらを睨み、見据える。]
るぅとサンから、言われてるからね。
全力を持って、『四大の勇者』たちを支えるように、と!!!
[右手薬指の
凝縮し詰め込まれた魔力ではち切れんばかりの
いっそ眩しいほどの輝きを湛えている。]
[魔法には属性の相性というものが付き纏う。
また、それでなくとも、勇者の力持たぬ己の魔力では
混沌の王に通ることはないと推察する。
打撃武器を主体とする勇者とその血脈が集い、
連携の下電光石火の連撃で畳み掛けるこの場では、
自身の魔力は逆効果に…却って邪魔になりかねない。
では、どうするかといえば。]
……補助、しかできないんだけどっ!
俺の魔力全て、今、この場で混沌の王討たんとする
勇者たちの回復と体力補填に充てる!!!
―――оЧЪёЖ МвжШха!!!!
[彼らの元へ届けと両腕を伸ばす。
開放に焦れて揺らめく光は刹那、動きを止め。
宣により、直後、全てを解き放つように霧散した。
蛍のような、雪のような、淡い光が降り注いでゆく――]
[方法は癒者の数ほどあれど、
自身が癒者として用いる治癒魔法は通常、治療対象に近接して行うもので、近距離ゆえに消耗も微々たるもの。
しかし、遠隔回復魔法の魔力精神力の消耗はその比ではなく、]
……ッ、 はは。
流石に、きっつい。欲張るんじゃあなかった。
[混沌に覆われつつある不利なフィールドでの
全体回復魔法ともなれば、現状、一度きりが限度。
損傷した枝葉の回復をも同時に行おうとしたものだから、
視界の端が少々霞み、近くの枝に背を預けた。]
どの程度足しになるかは分からないけど…
とーるくん、れおちゃん、みりーちゃん、かでぃ。
…頼んだよ。
[彼らの名を、確かめるように一つ一つ紡ぎ。
決着を見届けるべく、其処に。**]
/*
動くにしても邪魔したくないしなーと様子見てたけど
ヒーラーは大人しく全体ヒールでもしておけばいいと
何かが俺の傍で囁いた。(ピコーンAA)
るぅとさん、貴方の託守りましたからね!!
/*
それにしても、
それにしてもだよ……
昨夜言わなかったけど、ラ神あらぶりすぎ!
とーるくんの二桁もアレだけど(エアーでなでよう)
50とは言わず70以上ががっつんがっつん出てるのが凄いよ!
― 回想 ―
日々是精進……かな。
[神官長と同僚に向けた言葉に対する両者の反応に、
バルタザールは、自戒を込めてつぶやきと共に小さく肩を竦める。
その動作は、>>+16ステファンに対しても同じことだった。
バルタザールとて、優先順位等々判ってない訳ではないし、
同時進行出来るからこそ厳しく言ったのだが……。
軽んじている訳でない口調に肩を竦めるしかない。
神官長と同僚の反応も相まって、こんな時、自分が癒者であった方がより役に立てたか……と詮無いことを考えてしまう。しかし、治癒系の能力はからっきし故に、小さく苦笑を浮かべた――自分ができることを、そう思い直す]
[やがて再び2人の勇者を根側に、
向かいいれる為の路を開くことになる。
メレディスからタチアナへの協力の声がかかるが、
バルタザールからは通信の前も、メレディスの声がかかってからも
何も云わなかった。
――…自分にできることを。
きっと同じようなことを思っているだろう彼女は、
何も云わずともするのだろうと思っていた。
だから、ただ、タチアナには頷いて了承を見せた]
― 現在軸 ―
[そして路は繋がり、新たに2人の勇者を根側に迎える。
通信で無事合流できたことを伝えたり、
必要あれば彼らに説明をしたりしているうちに、
神官長より『混沌の王』の襲来が伝えられた]
防御魔法が使える者は、
世界樹を護る為に展開せよ!!
[始まる戦闘を、束の間見つめたバルタザールが
率いた隊に告げた判断はそのようなもの。
あの4人の中に無駄に入って行っては、チームワークを崩しかねない。
それに術を得手とする4人故に、フィールド――特に世界樹への余波が気になった。
『混沌の王』を倒せたとしても、世界樹に大事があれば意味がない。
神官長の言い分で、何も対策をしていない訳ではないだろうと知れど、護りがあるならばより強固なものにするための処置。
そしてそれが――自分ができること、でもあろう。
治癒魔法はさっぱりだが、防御魔法は何気に出来るが故に両手剣という得物を選んでいる(盾を必要としない)バルタザールも、防御魔法の展開に加わりながら、正反対の魔法をぶつけるという荒業に持っていこうとしている4人の勇者を見つめた**]
―回想:世界樹・待機場―
[レオと共に至った先、>>2束の間の癒しを得られる待機場でレントナーらに迎えられる。
>>5ふっきれたような相棒の笑顔には、試練に挑む前の危うさは感じられず。
るてぃる、という独特な呼び名には思わず笑みが零れ、試練の場から無事に戻ってくる事が出来たのだと思えた。
>>28帰ってきた自分の格好に目を白黒させる友人には心配はいらないと笑い掛けてみせ。
>>4魔力の回復の為に勧められた充填用の術式はありがたく使わせて頂く事にしようと。]
まぁ、お気遣い感謝致しますわ。
――それとその…連絡が滞ってしまい、申し訳ありませんでした。
[少女は感謝の言葉と共に軽く頭を下げ、彼に通じる連絡手段があったのに連絡をしなかった事を謝罪した。]
[そうしてレオの後に治療を受ける。
頬の切り傷に掛けられた治癒魔法は丁寧に重ね掛けされており、彼の癒者としての確かな実力を感じさせた。]
…これで大丈夫ですわね。
ありがとうございました。
[治療に感謝した後、用意して貰った紗幕の方へと向かった。]
[紗幕の中で汗を拭い、乱れた髪を梳いて衣類に付いた埃を払った。]
…気に入っていたのですけれど。
仕方がないですわね。
[領巾は破れてしまったので、この後の闘いでは使用できないだろう。
繕うには道具や手間がかかるし、時間も余裕はない。
虹色の光を放つ布地は畳んで荷物の中に入れてしまう。]
[いつも纏っている領巾がない事は寂しいが、あの瞬間、相棒の攻撃を受け止めた事に後悔はしていない。
これもやがて思い出の一つとなろう。
――この後に控える最終決戦を無事に乗り越える事が出来れば、だが。
集中せねば、と休息に専念する。]
[>>6揃いの藍晶石。
相棒が近くに自分を感じてくれる事に喜びを感じる。]
はい、いつだって見守っておりますわ。
[微笑んでしっかりと頷いてみせて、指輪の宝石に触れる。
共に根の領域へと赴くアイルリートに向かって掛ける言葉には思わず笑みが零れた。
>>28遠目にしょんぼりとしたミリアムの姿が見えれば、彼女にも加護あれと願いながら、根の領域へとつながる渦の中へと。*]**
/*
そうして領巾ロストへ。
>>+150>>+151
いつもあるものがないのは寂しいという感覚、割とある。
けど破れた領巾は装備できないしね。
真っ二つになったイメージ。
― 回想/世界樹・梢 ―
[『混沌の王』へ、4人が渾身の一撃を繰り出す少し前]
ぐっ……!?
[大技のため一度敵と距離を離した男は、呻き声と共に膝を着いた。
混沌の波動による毒が、全身へ回り始めていたのだ。
激しい攻撃の応酬に、ダメージの蓄積は意識の外に追いやられていた]
くそ、こんな時に……。
[無理はするなと皆に言われたけれど、肝心な時に手をこまねいていられる性分ではない。
どうにか立ち上がろうとしたその時、雪や蛍を思わせるやさしい光が、男や他の勇者たちへ降り注いだ>>83]
これ……メレディスの回復魔法か?
[熱にも似た痛みがすっと和らいでいき、動きを止めるほどの息苦しさもなくなった。
――アイリの使う回復魔法を間近で見た自分にはわかる。
これだけの回復魔法を、遠隔で、しかも複数人にかけるのが、どれだけの負担となるか]
ありがてえ……。
[痛みの引いた身を起こす。
見れば、『混沌の王』の攻撃により損傷した枝葉へも、彼の回復魔法は行き渡っていた]
もう、負ける理由はなくなったな。
さあ、いくか!
[力強い笑みと声を他3人へ向け、決着のための力を紡ぎ始める*]
― 回想・了 ―
同時に、ウン、やってみよう!
水と火は確かに相性良くないケド、打ち消すばかりの相性じゃあないカラ。
きっと上手く良くヨ!
[対消滅も多い属性だが、火は水を変化させることも出来る。
氷から水へ、水から蒸気へ]
氷が溶けたら、そこから更に水で連撃出来たりシナイ?
[不意に思いついたことを口にしつつ、同時魔法を放った後は離脱することに同意し、ベルティルデの案>>+140を実行するために左右へと分かれた]
[セージがかけてくれた加護のお陰で身が軽い。
いつもより速く、長く跳躍し、ベルティルデと正対する、現身の左側へと陣取った]
Mental concentration……
[集中しながら自分を含めた4人の配置を見る。
現身の前方には大地のアイルリート。
後方には疾風のセージ。
右方には流水のベルティルデ。
左方には火炎のステファン。
それぞれが相対する属性、その配置には覚えがあった]
フフ、四神みたいダ。
[ゲームでも良く見かける神を引き合いに出し、楽しげに笑った。
厳密な配置は若干違うのだが、下方視点でならその配置も副う]
ナラ、やっぱりアレかナ。
[放つ魔法は直ぐに決まった。
集中と共に長杖を右手に持ち、高く掲げる]
bird……many……blast……
[宙に陣を描く傍ら、現身越しに反対側に居るベルティルデと目が合った>>+143。
微笑んでくれる様子にこちらも笑みを返す。
左右から感じる大地と疾風の力。
正面から伝わる流水の力。
そこに己の火炎の力を重ねた]
Plural burn phoenix!!
[ベルティルデ>>+144同様、先程と同じ焔の不死鳥──鳳凰とも呼ばれるそれを現身の左側面へと放つ。
相対する位置から放たれる氷刃より数は劣るものの、十分な威力を備えた連撃。
術の完成と共に手筈通りに後方へと大きく飛び、同時攻撃の結果を注視した*]
[無数の氷刃>>+144と、焔の不死鳥>>+157が、翔ける。
その様子を見つつ、上下に伸ばしていた双剣をくるり、回して左右に向け直した。
呼び込まれた風が巡る。正しい流れを生み出そうと廻る]
…………星の廻りが、変化しながら進むように。
皆の力も、変わりながら、流れて廻れ……!
[自身の名前の意味にも関わる言霊ひとつ、紡いで。
力の循環が正しき結果を引き出すように、清浄なる風を巡らせる。*]
[巨神の攻撃をひきつけ、その銀杖を防ぎながら声を張る]
まだこれだけでコイツは終わらないぞ!
全員、引き締めていこう
[流石は混沌の王と呼ぶべきか、その攻撃のひとつひとつが命を危うくする死神の手を想起させずにはいられない。
それでも尚、最前線でアイルリートはセイジと呼吸を合わせつつその拳を振るう>>+131。
嘗て、精霊節前に、アイルリートと話した際のメレディスが感じた感覚は今、正しく機能している>>1:213。
人を率いる立場、独善志向、協調性に難あるアイルリートは確かにまだ、人を使う立場の方が合って移る]
[だがやはり大地の守護者の本質とは大地だ。
そこに逆境を破壊する攻撃の力が無いとしても、仲間達を支えて助ける、人々が走る足場を確かに形作る、調整者]
...Orationem Terr!
セイジっ!
[果敢に巨神の真正面からその胸元を、顔面すらも跳躍して殴ろうとする傍ら、振るわれる銀杖と障壁魔法は激突して、硝子の音色を歌わせながら身体は反動に跳ぶ。
巨神も攻撃の手札を増やしてきている。
セイジの攻撃とあわせて再びアイルリートが飛びで、巨神の足元を殴ろうとすると、巨神は地面へ固く戒めた銀杖を支えに、アイルリートを、セイジの腰から下を刈り取らんばかりに、重くも鋭い回転蹴りを放ちだした。
然しそれも風を止ませ大地を揺るがすには至らない。地と空で重ね合わさる、大地と疾風の協奏は、堅くも激しく、巨神と抗い続ける>>+131]
[次なる攻撃の手に臨む、守護者達へ向けて、拳甲が強く打ち払われる]
…緑も育み世界を支える大地の礎
…硬く頑強に誇りを詠う生命の加護
…いけっ!!
[詠唱を省かれて、拳甲から放たれた魔力が、勇者達に大地の加護を与える。
生命の力を強め、身体を頑強にする強化魔法。
セイジが施す疾風の加護とあわせて先程の様にはなるまい。
巨神を囲み四方に散る形となり、双方から火と水の詠唱が紡ぐ音色]
― 聖神神殿・儀式の間 ―
[自身の力を高めつつ、同時、拾い集めるのは祈りの力。
各所で高まり、集うそれを集中し、『混沌の王』へと挑む勇者たちへと向ける]
…………。
[戦っているのは、彼らだけではない。
そんな事は、改めて言わずとも理解しているだろうから今更は言う事はなく。
ただ、己が為すべき事を粛々と果たしていた……のだが]
……別に、一人で背負ってるわけじゃあねぇんだがな。
[ふ、とぼやくような声が漏れる。
根側に指示を出した時にタチアナに言われた事がふと、過って消えた。
あの時はこちらも余裕なく、なにも返す事は出来なかったのだけれど]
そも、一人で背負えるもんでも、背負っていいもんでもない……そのくらいは、わかってる心算なんだがねぇ。
[それが伝わりにくい原因は、何となくわかっているから。
零れ落ちる言葉には、その原因に対してぼやくような響きが混じる]
……天は全てによって支えられ、天は全てを包み、護る。
[小さく呟くのは、天の英霊の魂に刻まれし言葉]
どれか一つが欠けても、どれか一つが特化しても……成り立たん。
[だからこそ、勇者たちの覚醒を急ぎ、協調を、と繰り返した。
その成果は確実に現れている──だから。
自らの意思でその道を拓いた彼らに応ずるべく、再び、力の制御に意識を向ける。*]
/*
>>86
おう、とーるくんが拾ってくれている!
ちょっとでも届いたのなら嬉しいよ〜!
回想なのにありがとう。
>>+159>>+160
そして…こっちも格好良いね!
こういう風に使ってくれたのを見るとお話させて頂けて良かったなぁと思うね。
結構俺の印象だけでアレコレ言っちゃった感があったんで
的を外したら困らせるんじゃないかヒヤヒヤでね…
りーとくんにもありがとうだなあ…!
[万の軍勢を思わせる氷刃と共に、翼を広げる不死鳥が激突する。
更にそれを見届ける視線の先からは風の力が高まりを見せていく]
何か来る……また新しい攻撃か!
[混沌の王も、ここに来て更に本気を見せ始めたのか、攻撃法が一気に増え始めた。
これまで圧倒的な力を以って殴る行為しかしてこなかった巨神の銀杖に、澱んだ魔力が集まる。いや、巨神に集められた魔力が澱んでいく。
黒く邪悪な色に燃える火炎。
濁り澱んで生命を呑む流水。
雷も纏い暴力的に荒ぶ疾風。
地を割り破壊に雄叫ぶ大地。
何れも混沌として歪められた魔力を放つ、歪な魔力をしている]
[ここに来て巨神がこれほどの手札を見せてきたという事は
いよいよ戦いも大詰めである事は理解している。
大地に息吹が宿り魔力が流れる、正常な流れへ調整しようと]
……んっ……!?
[然しその時、真正面で混沌の王と依然戦闘を続けていたアイルリートが、ふと顔をあげた時。
アイルリートはその時確かに、魔力の高まりを感じると同時に]
うわっ!?
[混沌の王の瞳が、目が合う瞬間に怪しくも暗い輝きを放ち…]
[アイルリートの周囲に、突然黒い霧が吹き荒れた。
黒い霧は抵抗もできずに瞬く間にアイルリートの姿をかき消す]
こ、この霧は……っ
[外傷はない、強い魔力を感じるが、直接的な害は現れない。
然しアイルリートの瞳の裏に、混沌の王の暗く光る瞳が焼きついた様に映り続けていて。
時間にしてはほんの数秒だろう間、意識が暗転する*]
/*
壁】・)何気にこれが初独り言だった……。
何やら心配させてる気がするので、ここにカキカキ。
いやね、夜連続してRP発言しにくいってのは本当。
ついでにいうと、4年だったかそれくらい人狼離れてまして……発言感覚やキャラ構築感覚とかもすっかり忘却の彼方orz
さらに追加すると、所謂演劇村ってのは初参加で、どれだけ設定に沿えばいいのか、どれだけ外していいのかってのが、良くわかってなくて(;ノノ)へへへ。
見物人も10代じゃないと駄目?って聴いておけばよかったなぁ……と、バルタザールを良い子にしすぎて動かしにくくてゴロンゴロンしてる中の人でした。
元々本参加で完結してる関係性に、見物人として入っていくならば、治癒者にしとけば……もしくは騎士でもおっさんなら、もう少し上手に動けたかもしれないなぁ。ごめんね(ゴロンゴロン
[鮮やかに奏でられる疾風と大地の協奏。
その響きに感じていたのは、言葉で言い表せない高揚感。
……おうよっ!
[名を呼ぶ声>>+160に返しつつ大気を蹴り、放つは前方へ回転しながらの斬り下ろしの連閃。
その後に放たれた回転蹴りは、更に高く飛ぶ事で回避して、次の一閃へと繋げて行く]
……お?
[強く打ち払われる拳甲、そこから放たれる魔力が身を包む。>>+161
大地の加護、護りの強化。
自身の飛ばした加速の強化とは真逆で、けれど、心地よく響き合う力の旋律。
知らず、浮かんだ笑みは刹那。
上から感じた風を呼び込むべく、少年は蹴りと同時に飛びあがる]
― 風が巡り始めた時 ―
[ 始まりの風が世界樹の周囲を巡り始めた、丁度その時、淡く光りながら降り注ぐ癒しの力に触れ>>83、ウェルシュは目を細める ]
『ウェル、メレディスが...』
知ってる...
[ 知っている、逃げろと言っても彼は逃げない、だから下がってとだけ願った。黙って後ろに居るだけではない人である事も解っていた。
きっとこの魔法も限界までの力を振り絞ってのものだ ]
知ってるから...
[ だからこそ、振り向かない。前だけを見て、怯まず、戦い続ける ]
……っ!?
なん、だっ……?
[アイルリートの声に>>+162に視線を向けた巨神は、澱んだ魔力に包まれていた。
それは、今や世界樹全体を包み込んで廻る始まりの風に抗するがためのものか。
何れにしろ、それは見過ごせるものではなく]
風、廻れ……澱みを吹き払うために!
[右の刃を巨神へと向け、清浄なる風を持って高まる混沌を払おうとするものの、慣れぬ魔法の行使はやや遅い]
……アイルリートっ!?
[黒い霧が、対面で戦う彼を包むのが見える。>>+164
何が起きているのかを、ここから判別する事はできないが、今自分がやるべき把握できていた]
……やらせねぇっ!
[直接飛び込んで庇う術はない。
だから、廻る風を彼と巨神との間に吹き抜けさせた。
同時に左の刃を思いっきり横一閃。
疾風の衝撃波を叩き込み、巨神の意識をこちらへ逸らす。*]
――はい!
[>>+153ステファンが提案を受け入れてくれた事に安堵しつつ、提案には目を瞬かせ]
分かりました。
やってみますわ。
[相剋の属性を持った魔法の後に追撃をすればどんな結果になるのかは想像が出来ない。
魔法を合わせる経験など滅多になかったからだ。
けれどこの場では試せるものは全て挑戦してみようと思い、頷いた。*]
[ メレディスだけではない、地の底で戦う仲間も、彼等の傍に在るバルタザールやタチアナ、そして神殿のルートヴィヒ...皆が『勇者』を支え、共に戦っている、と、知っているから ]
ボクらは、みんなを護る。
必ず...
[ 淡い光が琥珀の瞳を過り、頬を撫でる。満ちる力の暖かさに、唇を噛んだ* ]
[詠唱中に大地の加護が付与されたのを感じた。
身体の力を高める守りの力。
少女は心の中で疾風と大地の守護を与えてくれた仲間に感謝する。
混沌の王は心を合わせて対峙する勇者達に対抗するかのように攻撃の数を増加させていく。
大地と疾風の二重奏に、タイミングを合わせて流水と火炎の力が加わり、四重奏となる。
この世界における四つの力の祝福が絡み合い、互いを打ち消すのではなく高め合い、力を増幅させていく。]
――ッ!
[氷の魔法を放った後、移動した先。
更に水の魔法を重ねようと扇根を握り締めた少女は巨神の周囲の魔力の質が変わったのを見て顔色を変える。]
/*
(91) 2015/07/24(Fri) 21:42:50
(+167) 2015/07/24(Fri) 21:42:51
ある意味すげぇ。
[感じられた力の種類は自分達の慣れ親しんできたものと同じ四つの力。
けれど加護の力ではなく、歪められ、生ある者を拒絶し――排除しようとするかの暴力的な力。]
…いけませんわ…。
[すぐに清めなければ――セイジが風を起こしたように、少女が急ぎ水の魔力を集めようとしたその時。]
アイルリート様!!
[>>+164黒く濃い霧が大地の守護者に吹き付けられる。
少女は姿が見えなくなってしまったアイルリートの名を叫ぶ。]
――ッ、
[少女は唇を噛みしめる。
どんな効果があるのかは分からない以上、あそこに行くのは得策ではない。
であるならば、やる事は一つ。]
清漣なる蒼き魂よ
我の求めに応え給え
疾く――疾く
[本能的にこの淀んだ魔力をそのままにしていてはまずいと悟る。あれは巨神に力を与えるものだ。
それに世界樹の事はバルタザール達に任せてはいるが、これだけの魔力を防ぎ続ける事は大きな負担となろう。
場を清めようと選択するのは奔流を呼び出す魔法。]
[短縮呪文を唱えながら、扇を閉じる。
そうして真っ直ぐに指し示す先には巨神がいた。]
猛る水よ、漲るその力で我の前に立ち塞がるものを打ち払え!
ヴァッサー・シュトローム!
[セイジが巨神の注意を引いた後、
荒れ狂う水が混沌の王が纏う歪んだ魔力を相殺せんと襲い掛かる。]
― 世界樹・梢 ―
[4つの力が巡り、絡み合い、『混沌の王』を押し返していく。
それは勇者自身の、そして精霊たちの力。
そしてもう一つ――地上から世界樹の幹を伝うように、樹上へ届いた力が、4つの煌めきをより一層強くした>>88]
――こいつは……!
[護り、支える大地の勇者は――そして生粋の野球少年は、その力をよく知っている。
それがこんなにも自分に力を与えてくれたのは、初めてだと思ったけれど]
みんな、応援してくれてるんだな……。
[この力は、根へ向かった勇者たちへも届いているのだろうか?
アイリがその盾で護ると誓った人々が、今は自分たちの力となっている。
そのことが、無性に嬉しかった*]
[疾風の加護に重なる大地の加護>>+161。
二重のブーストアップは現身の攻撃に抗うには足るもの。
それらを身に宿し放った氷火は違わず現身へと届いたのだが]
───これ…ッ!
[言葉が途切れたのは歪んだ魔力>>+162を感じたが故]
させるもんカ!
[長杖を右手で掲げ、柄頭を現身へと突きつける。
輝いた結晶から放たれるのは、現身の下にある黒炎を包まんとする紅炎。
歪んだ魔力をそのままに出来ないと思ったのはステファンも同じ。
アイルリートが黒い霧に飲まれる>>+164のも見えたが、彼がこれしきのことで屈するはずがないと信じ、自分が出来ることを為すべく魔力を放ち続けた]
/*
>ミリアム
うーむ、上手く言えないけど、あれでとどめの一撃なら敵が倒れたり退散する描写まで入れてくれる方がありがたい、かもしれん。
(今の書き方だと、必殺技は放ったがその結果が書かれていない、ように見える)
NPCだから扱いにくかったのかもしれないけど、多分そこまで書いても怒る人いないと思うぜ。
/*
ああ、倒れたり退散〜まではいいか。
「敵に当たってどうなったか」が書かれてれば、みんな反応しやすかったと思うぜ。
― ??? ―
[黒霧に呑まれたアイルリートの意識が覚醒した時。
目の前に広がるのは、全滅の光景]
――――っ!? おい、皆!?
ウェル!なんでここで……
と、トオル!?
[仲間の勇者達が、神殿の騎士達、癒者達。
枝の側にいるはずの仲間達もそこで倒れていた。
アイルリートの知る限りの人達が、全滅している光景に、受け入れられない動揺と共に声を荒げてしまう]
[トオルがやられた?その信じ難い事実に顔が深く蒼褪める自分を制御できない]
なっ……何をしているんだ、トオル……
こんなところで倒れている場合では……ないだろ……
最後までやり通すのが、トオルではないのか……?
僕をひとりにしないとかのたまったのは誰だ……っ
[現実的に何故トオルがここに居るのかと考えるとありえない光景にも関わらず。
受け入れられないその凄烈な光景に声は震えている]
[凄烈なといえば、アイルリートの心を抉る光景に思わず駆け出す]
なっ……何故近づけない!
おい、起きろ!
レントナー! セイジ! ベルティルデ!
誰か…誰か起きないのか!?
[然し倒れ伏す人達の手前で、無色の硝子に遮られた様に身体が進まなくなる。
伸ばす手が動かない。倒れ伏す仲間達の身体も動かない。
目に見える景色が、そこで一気に暗転する]
[次の光景をみたとき、アイルリートの息が詰まるもの。
フラクシヌスが滅んでいく姿がみえた。
フラクシヌスの空まで高く聳える世界樹は黒く干乾びた様に朽ち果てて。
大地の、疾風の、火炎の、流水の、すべての精霊が死に絶えて混沌へ回帰していく世界で。
至る所の人々が魔物や混沌に襲われ死に絶えていく世界の光景。
そしてアイルリートは何も手を出す事もできない。
誰を護る事もできず、ただその光景を見る事だけしか赦されていない]
[その光景は、アイルリートには何を差し引いても許容できる物じゃない。
人を死なせない為に力をつけた。
人を守りたいが為に大地の勇者であろうとした。
そんな自分が、仲間を守る事も人々を助ける事もできず
ただ世界が滅んでいく光景をみせられる。
例えそれが、白昼夢の様な幻覚と理解していても。
その光景は、アイルリートの根幹にある弱い部分を揺さぶる景色だった]
『所詮はそれがヒトの限界だ』
[何処かで妙に聴きなれた声が聞こえた]
『神にヒトは逆らえない
なのにヒトは愚かに神に逆らう』
[それは他でもないアイルリートの声をしていた]
『身の丈をこえてでも
なんでも守ろうと欲張ってしまう』
『すべてのヒトを守るなんて不可能だ』
『仲間と力をあわせるなんて
お前には無理だ』
『盾の後ろを越えて隣や前にくるヒトを
どうして守れるというんだ?』
『お前も覚悟しているだろう?
どこで誰が死んでも不思議ではないと』
『だけどお前ひとりで守り続けた方が
誰も傷つかなくて心は安らぐ』
『誰かといたいのにひとりでいたい』
『ひとりでいなきゃ守れないからひとりでいる』
『仲間が隣にきたら
もう守りきれないかもしれない』
『力が足りなければ誰も守りきれない』
『また皆 両親の様に死んでしまう』
『 だが 僕は違う 』
[その時天井を見上げると
夜空とも呼べない暗い虚空の中で、アイルリートと全く瓜二つの何かが此方を見下ろしていた。
その背に大地のマントを羽織り、彼は何でもひとりでできそうだった。
人々を守る事も、敵をなぎ払う事も、世界を思い通りにする事さえ]
[三つの力によって、淀んだ魔力の幾分かは相殺させる事が出来た。
けれど巨神が怯む様子はなく、また淀んだ魔力を生み出そうとしてさえいる。
今はアイルリートとセイジから受けた加護の魔法で防げてはいるが――
早く決着を付けねば、と少女は表情を引き締める。]
ステファン!
もう一度二人で同時攻撃を!
[声を張り上げて同時攻撃を仕掛ける要請を投げかけた。]
『 僕を崇めろ 僕に委ねろ 』
『 たったひとりで何でも出来る力がある 』
『 "僕"がいままでずっと欲しがってきた力だ 』
『 僕だけが"僕"の望みを叶えてやる事ができる 』
『 "僕"の安息できる居場所は この手をとればある 』
『 失くした人々をとりもどす力も 』
『 どうせ最後にはいなくなってしまうのを知って 』
『 友人でありたいとおもったやつらも 』
『 すべて "僕"の望みどおりにできる 』
『 望みも安息も居場所も すべて"僕"の願うままに… 』
『 さあ 大地の勇者 』
[天上からまるで蜘蛛の糸を齎す様にして
アイルリートへ向けて、アイルリートの姿をした『混沌の王』が、その手を差し延べていた]
…… …… 僕は …… …… ……っ。
[言葉を失くしてその手を見つめて立ち尽くしていた様に見えた
アイルリートは確かに… 笑みを浮かべて]
[…… ……黒い霧に包まれたアイルリートが見たのは滅びの光景。
仲間が倒れ、世界が滅び、混沌に回帰されていく光景。
何も守れずにただその光景を見せられたアイルリートに声が聞こえた。
混沌の王が、アイルリートのその心に干渉する。
ひとりですべてを守れる力も
世界をのぞむ様に操る魔力も
すべてが思い通りになるその誘いで]
[ 崇めろ 委ねろ
何でも守れる力を手に入れれば
はじめて安らげる居場所はつかめる
そんな混沌の王の誘い、やつの声に。
アイルリートが立ち尽くして長い沈黙の間を挟んだ後に。
くす、と笑みを浮かべた瞬間、黒い霧は霧散する]
/*
うーん、返って混乱させちまうかな?>メモ
描写の権利はミリアムのものだし、変に口出ししない方が良かったかな。
[セイジが>>+168、ベルティルデが>>+174、巨神に攻撃するのと同時。
黒い霧が効力をなしていたのは、唯その程度の時間でしかなかった]
…… …… ……そんなもの……
僕のなかには とっくにあるんだよ ばーか。
[澱みを見せる大地の魔力が、急速に生命を取り戻していく。
罅割れて枯れていく大地が息吹を取り戻す。
疾風が、流水が、火炎が、混沌の王が齎した澱んだ魔力を相殺していく最後に。
生命を溢れる大地の祈りが、最後の四つ目の澱んだ魔力を相殺した。
その癒えていく大地の中央に、アイルリートが穏やかに笑みも浮かべて]
[大地の魔力がアイルリートに激しく収束していく。
拳甲に備わる大地の魔石も、その魔力の残る全てをかき集める様に、大地の力があたりに満ち溢れていく]
大地よ……誇りの中に歌え。
その息吹を鳴らし緑を支える力は強く、硬く、優しく。
生命を育み闇よりすべてを守る……祈りの盾。
[大地が走る、世界樹の根が育ち、守りの障壁が励起する。
先程よりも大きく、精霊達の力により織り成される
すべてを支える大地を起点とする、封印術式が混沌の王を覆いだしていた]
/*
闇堕ちの危機かと思ったけどアイルリートさんなら大丈夫だろうと思ってました。
そろそろ終わりのターンかな?
Yeah!
[ベルティルデからの要請>>+177に短く了承の意を発す。
現身が再び淀んだ魔力を生み出そうとしているなら、それを正しながら攻撃すれば良い]
Flame……!
[詠唱の間にアイルリートが黒い霧を跳ね除け>>+180、大地の魔力を掻き集めていく>>+181。
やがて生み出され行く、大地の封印術式。
同時攻撃を仕掛ける時は、近い]
[世界樹の根が急激に伸び、巨神の足に、腕に絡みつきだした。
大地を支えに成長する世界樹の根は、まるで大地の楔の様に巨神を戒めはじめる]
ステフ! セイジ! ベルティルデ!!
残る魔力を全部つかうから!
後の攻撃は……信じているぞ!!
オルキスの聖樹の元に励起しろ、ガイアの封印!
[次の瞬間、大地から競りあがる石槍が、守りの障壁が、巨神を囲みだす。
魔力を湯水の様に扱う風にして、巨神の行動を封じ、仲間達の全力を出させる為にその全霊を傾けだした]
[疾風の一閃は巨神の注意をこちらへと引きつけ、銀の杖が一閃する。
そこに生じた隙を突いて炸裂する水の流れ。>>+174
更に重なる紅炎>>+175に重ねるようにもう一撃、疾風の刃を叩き込み。
上空に逃れた所で、大地の力の高まりを感じた。>>+180]
さっすがぁ……!
[屈する様子もなく、封印術式を編み上げて行く姿>>+181に、にぃ、と笑い]
……おうよ!
[信じている、というアイルリートに一声、返し、風の流れを制する]
力の廻りは、こっちでなんとかすっから!
でかいの頼むぜ、ステファン、ベルティルデ!
[二人の魔力が正しく流れるように。
この自由なる始まりの風であれば、それが叶うはず]
……澱みを、霧を、吹き払って。
未来導く光、呼び込めぇぇぇっ!!!
[言霊紡いで、双剣を高く差し上げる。
翠の光が、輝きを増して風と共に舞い散った]
/*
あ、『未来導く光』は、うん。
ちょーどね、そこのとこがかかってたから、つい……ついw
[現在のBGMは企画イメ曲とキャライメ曲の交互りぴーとです]
任せテ!
[アイルリート>>+183とセージ>>+185の声に是を張り上げて。
長杖を両手で握り、柄頭を前方へと傾ける]
Holy, Holy, Holy.
Pierces, Burn out, And connected to the future.
Purification flame lance!
[宣と共に長杖を高く掲げれば、柄頭の結晶が一際大きく煌いた。
流れを正す清らなる風を受け、結晶より具現された巨大な聖焔の槍は更に燃え上がる]
いっけぇぇぇぇぇッ!!!
[高く掲げた長杖を、封に絡められた現身目掛け振り下した。
ベルティルデと合わせ放たれた聖焔の槍が現身の左半身へと襲い掛かる*]
/*
ミリアムが寝落ちてないか、ちょっと心配になってきたあるね...まあ、最悪エピにかかっても大丈夫、なのかな?
[魔力を全部使って、放った魔法>>66がウェルシュの魔法>>67によって強まり、トールの魔法>>69によって確実に『混沌の王』へと当たる。
そして。
レオの魔法>>72によって、自分を含む人達や世界樹を守る水の紗幕が張られる。
『混沌の王』はと言えば、大分弱ってはいたけれど、まだそこにあって。]
[>>+182ステファンの応じる声を受けて、指を滑らせて扇を開き魔力を集め始める。
そうしている内に>>+180黒い霧が晴れており、アイルリートの姿が現れていた。
信じてはいたものの、幼馴染の、今まで勇者達の支えに徹してきた彼の目に見える無事は少女の心を勇気づけてくれる。
大地の力が作用した事で、急速に淀んだ魔力の浄化が早まっていくのを感じる。
そうして大地の力が守護者の元に集い、地に根を張る世界樹すらも助力して、強固な封印術式が混沌の王の身体を覆いだす。
その力強さは一度破られた障壁の比ではなかった。]
畏まりました!
[>>+183>>+185アイルリートとセイジの声には声を張り上げて応じる。]
蒼き精霊よ、命に恵みをもたらすその力を凍てつく無数の氷刃へと変え
我の前に立ちはだかる敵を切り裂け
フリーレン・シュベルト!
[呼び出した氷刃はセイジの呼び出した風の助力を受け、ステファンの聖焔の槍と共に混沌の王の右半身に突き刺さる。]
…ッ…。
[少女は其処では止まらない。
確実に混沌の王を打ち砕くべく、更に一手を仕掛けるべく。
ふらつきそうになるブーツの足で地面を踏みしめ、扇を掲げて精神を研ぎ澄ませた。]
蒼き魂よ、その荒ぶる力を以て、
悪しき魂を在るべき場所へと誘い給え
[少女は指輪に嵌った藍晶石に意識を向ける。
枝組は――相棒達は今も自分達と同じように現身と戦い続けているのだろうか。
自分達は此処で負けるわけにはいかない。
生命を温かく育む愛しいこの世界を、愛しい人達を。
異界の友人達と新たな縁を結んでくれたこの世界を――絶対に失わせたりなどしない。
その強い意志でもって魔力を縒り、魔法を紡ぐ。]
[大地が混沌の王を戒め、
疾風が巨神の力を散らし、
火炎は流水と共に、混沌の王に更なる傷を加えてくれた。
――もう一歩のところまで来ている。
流水の守護者たる少女は氷刃の魔法を経て、戦いの最中で作ったばかりの魔法を形成する。
いつのまにか、領巾を纏っていないのに白花色のヴェールが少女の身体を包んでいた。
それは氷となった清らな水の気が形成した羽衣。]
勇ましき戦乙女よ、我に世界の敵を打ち砕く力を!
[未だ聖なる焔の槍に苦しむ巨神に向かって凛と響く声で呼び出したのは、槍持つ聖なる乙女――混沌の王とは逆の性質を持った魔法。
力強い力で戒められた巨神の胸に、少女に呼び出された銀の戦乙女が渾身の一撃を加える。
混沌の王の断末魔、大地を揺るがすような重低音が根の領域全体に響き渡った。*]
[魔力を全部使って、放った魔法>>66がウェルシュの魔法>>67によって強まり、トールの魔法>>69によって確実に『混沌の王』へと当たる。
そして。
レオの魔法>>72によって、自分を含む人達や世界樹を守る水の紗幕が張られる。
『混沌の王』はと言えば、大分弱ってはいたけれど、まだそこにあって。
正直魔力切れで意識が飛びそうではある。あるけれど――。]
(此処で頑張らないでいつ頑張るの!)
[内心で叱咤しながら世界樹の枝を駆け、『混沌の王』の近くの枝まで行けば跳躍し――]
ハァァァァァ…………!!!!
[『混沌の王』、その頭上から渾身の力を持って大剣を振り下ろし、止めを刺した。*]
/*
あ、色コードは青背景でもちゃんと見えてますね。
良かったー。
大地=中黄
疾風=白緑(翡翠と迷いましたが、緑濃いと青背景に紛れてしまうので)
火炎=紅
流水=瑠璃紺(墓下では空色)
色を決めた理由は――パッションです。
/*
聖焔の槍に対して、こちらは聖なる氷の槍、ですかね。
最後はこれで来ると思って合わせて下さったのかな。
戦乙女の槍はラスト向けに作ってたんですが、
セイジくんが格好良く止めを刺してくれると思っていたので先出ししてしまったのでした。
まさか、順調だったダイスが狂うとは思いませんでしt
/*
今の内に埋めとこう。
今回、美人扱いされて、チップ補正って怖いなと思ってました。
異世界の住民っぽくしたかったんでいいのですが。
短縮呪文を使うようになってから、舞踊要素が殆ど消えてしまったのが残念過ぎる。
浄化の泡の魔法のリズムは、禹歩みたいなイメージでした。
― 世界樹・梢 ―
[ミリアムの全力籠めた魔法が、『混沌の王』を燃え盛る火炎で包み。
渾身の一刀が、巨神を完全に沈黙させる]
[動かなくなった『混沌の王』。
その身は再び出現した渦に呑まれるようにして、ここではない何処かへ、消えた]
た、倒した……。
[手にしていた戦鎚が、役目を終えたとばかりに精霊石へ変わり。
巨神を押さえるべく成長した枝も、元の均整とれた世界樹の姿へ戻っていく]
や――
やったあ!
やったな、みんな!!
[真っ直ぐな喜びを露わに、ミリアムへ向けて駆け出す。
根側の戦いはどうなったか、その他懸念すべきことも残ってはいるが。
まずは目の前の勝利の喜びを分かち合おうと、声を上げた*]
[氷刃と焔槍に貫かれる現身。
封は未だ溶けず、清浄なる風は澱みを散らす。
同時攻撃を終えて尚、動き出すベルティルデ>>+190を見て、ステファンは柄頭の結晶に送る魔力を維持し続けた。
ダメ押しの一手が放たれることを察したが故]
continuation……!
[現身へと突き刺さった聖焔の槍が煌々と燃え上がる]
[現身を挟んで正対するベルティルデが術を紡ぐ中、その身に現れる変化>>+192にステファンは見張った。
白花色のヴェールは神聖さを示すよう。
ベルティルデの美しい髪にその色は良く映えた。
常ならば出る感想は飲み込まれ、固唾を呑んで術の完成を待つ]
[現れたのは先にも見た戦乙女>>+193。
ベルティルデと共に戦う
魔力切れで息が上がる中、神聖の槍が現身の胸へと吸い込まれるのを見た**]
/*
もうじきエピ入りで離れてた皆とも会えるのですね。
無事に走りきれたーと言えるのかな。
至らないところ沢山あったかと思いますが、どうもありがとうございました。
トオルさんとお話し出来なかったの残念。アイルリートさんとこでちょい触れたくらいだ…。
[火炎の勇者が力を振り絞って『混沌の王』に向かって駆ける>>94]
ミリアム…!
[張り上げた声と同時に、風がミリアムの背を押し、跳躍を助けようとするかのように、その身を包んだ]
[やがて、ミリアムの渾身の一撃に貫かれた『混沌の王』の姿は消え果て、静寂が世界樹の上に降りる>>95]
やった…!うん、やったね!
[吹き抜ける風が、完全に混沌の気配が去ったのを報せると、徹に頷き返すようにして>>96ウェルシュは歓声を上げ]
メル兄さん!
[ミリアムに向かって駆け出すトオルの背を見送って、振り返った]
やったよ!ボク達みんなで!
[満面の笑顔で、そう告げたのは、地の底で戦う星司達も、決して負ける筈がない、と信じていたから*]
[最後のあがきのように地面を揺るがしていた重低音が消えたのは、
時を同じくして枝の上でミリアムが止めを刺し、現身を保てなくなったからか。
深い傷を負った混沌の王が、出現した時と同じ渦の中に消えていくのを目に収め、少女はぺしゃりとその場に座り込む。
少女の身を覆っていた白花のヴェールは、戦乙女と同じように空気に溶けて消えた。]
[大地の楔に巨神の現身は固く戒められ
疾風の清涼とした流れが澱みを打ち払う]
――…… いけっ !!!
[業火の槍が巨神の半身を撃ち貫いた時
遂に巨神の銀杖がその手から弾き飛ばされて、融け消えた。
そして混沌の王へ最後の一撃を加える。
流水のによる聖乙女の槍が、混沌の王に突き刺さり……]
……った…
やりました、のね…。
――あぁ…。
[少女は目頭が熱くなるのを感じながら、口元で両手の指を組み、そっと息を吐き出した。*]
[大地を揺るがす重低音の断末魔が、根の領域に響き渡り。
『混沌の王』は、再び出現した虚無の渦に呑まれ、このフラクシヌスではない何処かへと再び放逐されたのだ>>95]
…… …… ……ああっ……
おわった……んだな……。
[役目を終えたと、ナックルが精霊石へと戻り、足元に転がる。
全身の魔力を絞りつくした身体が、勢いよく地面へとぶっ倒れる。
同時に世界樹の根もまた、元の均衡取れた姿へと戻って云った]
― 世界樹 ―
[世界樹一際激しく振動する。
世界樹の要とも言える根側でも、
星司、ステファン、アイルリート、ベルティルデ。
バルタザール、タチアナ、先遣隊の面々……
彼らが彼らの持ち得る限りの力で奮闘しているのだろう。
やがて、断末魔の咆哮が轟いた。
怨嗟の如くに混沌の黒を四散させながら、
ミリアムの一閃により、崩れるように消滅した巨神――
それを見届けて、長く長く息を吐く。]
[ウェルシュカーディの歓声、
振り返っての満面の笑み。>>98]
…………見えてる、よ。
本当に、強くなったね……
[片腕を挙げて、応じるように手を振り返せば、
固く寄せた眉が漸くと、緩んだ。]
[内ポケットに仕舞った言霊石を片手で探り出す。
心が急いて、取り出す手間すら惜しいくらいだ。
爪弾いて神殿と根側とに声を繋ぎ、深呼吸ひとつ。]
……報告します。
世界樹上方……、
混沌王、恙無く撃破!
大地、流水、火炎、疾風、
四名の勇者すべて、無事な顔をお見せできそうです。
[世界樹を包んでいた振動は微動となり、やがて止むか。
根側に現れた転身の消滅も感覚として掴んでいたが
矢張り直接の声を聞かなければ安堵は出来ずに]
根側の状況は……
[暫く、応答を待って―――
それが確かなものと知ることが出来たなら。]
帰還指示あらば、即座に対応します。
……やりましたね。
[声色に喜色滲ませ、それでも努めて明瞭に響かせる。*]
も……もう二度とごめんだぞあの様な相手……
何が悲しくて封印術式の三重励起などやらねばならんのだ……
ああ……
僕はもう動けん、死んでも動かんぞ……
誰か菓子でももってないか……粉砂糖ふんだんのべたっべたに甘い菓子だ……
[貴族や勇者という肩書きにはとても似つかわしく無い様に。
年相応の少年みたいに、地面に頬をはりつけながらそうぼやいたアイルリートの声は。
今度こそ、本当に終わったことを実感できるものだった]
/*
ばるたくんとちあちゃんが地下に居られるか分からないので
撃破報告受けたものとしてキリつけてしまっていてごめんね。
何かあればあとで補完します。
[四大の力が廻り、重なる。
巡らせる疾風を介し、少年はそれをはっきりと感じていた]
……いける……!
[確信を込めた呟きに応えるように、聖乙女の槍が混沌の王を打ち貫く。
響く断末魔を経て、巨神の姿は渦の向こうに消えて行き。
澱みのない、柔らかな風が、根の領域を吹き抜けた]
……はっ……。
[その感触にひとつ、息を吐き]
……や、った……やりきったああああああ!!!!!
[響くのは、元気いっぱいの歓声。
少年はくるり、空中で一回転してから根に着地して。
それから、その場に大の字にひっくり返った]
……疲れた、けど、でも。
最後まで、やりきったんだな、俺たち。
みんなの、ちから、で。
[その状態のまま、浮かぶ思いを言葉に変える。
疲労は色濃く滲むものの、その表情には一片の翳りもなかった。*]
― 世界樹 ―
おわっ……た……
[『混沌の王』がいなくなったのが確認がとれれば、そのことに安堵し。
ふつ、と意識が途切れ、大剣も消え失せる。
途切れた後の表情は、何処かホッとした穏やかな物*]
[大気を、大地を揺るがす重低音。
それが止むまでは現身から目が離せなかった。
音が消えるのと、現身が渦に姿を消すのは同時。
緊張の続いていた身体は、その後もしばらく動かずにいた]
…………ッハ、
YHEAAAAAAAAAAAAAH!!!!
Mission completed!!
[両の拳を天へと突き上げ、喜びの声を上げる。
その状態のまま、天を仰ぐようにして後ろへと倒れて行った]
終わったーーーァ。
[疲労は濃いが、達成感が尋常じゃない。
緊張が解けたのもあって、表情はしばらく緩みっぱなしだった]
[他の3人も倒れたりへたり込んだりしてしまっているらしい。
無理もない、それだけのモノを相手にしていたのだ]
ウン、やり切っタ。
皆でチカラを合わせテ。
[セージの声>>+204に確認するように声を返す]
アハハー、今回ばかりはボクもお菓子食べたいヨー。
デモ持ってない!!
[アイリの声>>+201にも笑いながら返していた]
[ ふわり、風の力を借りて、メレディスの傍まで移動する>>100黒い稲妻に打たれた足は、まだ痺れを残していたが痛みはもう気にならない ]
ボク達が強くなれたのは、メル兄さんやみんなのおかげだよ。ありがとう。
...メル兄さんは、大丈夫?さっき、無理したでしょう?
[ 笑顔でもう一度礼を告げた後、案じる顔でじっと見つめた* ]
あ、あれ、ミリアム!?
[駆け寄った先、ミリアムが意識手放すのが見えた>>101。
慌てて受け止めれば穏やかな表情が見え安堵はするけれど、ひとまずはメレディスの所まで運ぶことになるだろう]
[なお、女の子なので一応はお姫様抱っこをした*]
/*
合体魔法を提案していて、参考になるの無いかとペ〇ソナ2の魔法表を昨夜見ていたんですが、水と火はなくてね。
幻〇シリーズもなくって。
相剋属性だとやっぱり難しいのでしょうかね。
タワーインフェルノは元ネタ?が「そびえ立つ地獄」らしいし、
ハイドロブーストは訳してみたけどうーんとなってしまい。
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