情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[ 徹の魔法によって成長した枝が『混沌の王』の動きを止め>>69玲緒の紡いだ水の魔法が紗幕となって、勇者達を護る>>72 ]
は、あ...
[ 優しい流水の力に触れて、息をつく。黒い稲妻に打たれた両足は、痛みと痺れを強めているが、地に降り切らずにいれば、耐えられると ]
立ち去れ...
[ 燃え上がる黒い羽根の魔王に、その声は*届いたか* ]
[玲緒の想いに呼応するかのように、
藍晶石の指輪に瑠璃色の輝きが灯る。
水精に与えられた祝福を解き放つと、
命を育み潤す流水の魔力が、
始まりの風に乗り世界を巡っていく]
――どういたしまして。
何しろ私、勇者ですから。
[助かったぜと、破顔する徹>>73に悪戯っぽく笑いかけながら、
自分たちの力が導いた結果を見届けようとする**]
― 世界樹 ―
[世界樹全域に神殿からの指令が轟く。>>19>>20
同時に、激しい衝撃と振動が襲う。
梢の間に羽を休めていた鳥たちは一斉に飛び立ち、
『勇者』を物珍しげに遠巻きに眺めて忍び笑いを立てていた
ちいさな住人たちも、逃げるように姿を隠した。]
―――っ!!
気を付けて!!
[もう言うまでもないだろう、それでも、つい、
振り落とされぬようにと鋭く注意を喚起して
『それ』が姿を現す位置、大きさを慎重に測る。
渦を巻くように漆黒の気配が集まりつつある場所に、
巨体が姿を現せば思わず眉をきつく寄せた。]
[目測では成人男性の1,5倍を超える程度かと思われたが、
漆黒の四翼を広げたその姿、身に纏う闇色の混沌は、
見たものの瞳へと、酷くその巨躯を強大に映す。]
[それは正しく、
[かつて、己がこの地に生を受けるよりも遥かの昔
世界を混沌に落とし入れんとした強大なる『禍』。
その威容ゆえか「神」に形容されることもあると聞くが、
己に言わせれば、あれは似て非なるモノ、魔の王、だ。
姿を現した王の咆哮で瞬間的に連想したモノ、それはまるで、
深淵を統べる無形の悪意の凝縮、極小サイズの…地獄。
―――背筋が凍るような恐怖すら覚えた。]
[しかし、四人の表情に浮かぶ表情はどうだろう。]
とーるくん……かでぃ、
みりーちゃん、 … れおちゃん。
[勇者としての覚醒を果たした彼らのかおは、
己の知るそれよりも、ずっと大人びて見える。
四対の瞳には既にあの巨躯に立ち向かう意思を宿し、いっそ不敵なほどに。]
[ウェルシュカーディの声>>38に頷き、一旦は退く態を見せる。
混沌の王の注意から逃れる為と、彼ら4人の邪魔をせぬよう。
だがしかし、隣の枝に退避するかのように下がりつつも、
己の魔力を導具へと緩やかに流し込んでゆく。]
不思議なもの だね……。
(数年とか、数ヶ月とか、
そういう長い間じゃないとはいえ、
それなりの期間、彼らを見てきたつもりだった。
任務の一環として「観察」もしてきた。
それでも、短い試練の間に、こんなにも違ってゆく。
変わってゆく。成長してゆく。)
[一際体躯と力に恵まれながら、その生かしどころに悩み
相棒の厳しさに圧されがちに見えた徹は、
いまや、同胞を鼓舞し牽引する大地。>>24>>26
マイペースでほやっとした性質が美徳であり
一方で懸念でもあったミリアムは、
暖かな灯火から敵を排す力持つ強き火炎へ。>>30
少女らしい繊細な心の動きと、頑なさの共存。
突然の使命への困惑が垣間見えた玲緒は、
押し流す強き意志でしなやかに流れ導く流水。>>37>>50
そして、昔から知る風の大魔法使いの末裔は
風妖精の加護を手にし、絆得て意志宿せば
優しいそよ風を越え鋭き疾風へと――]
にしても、「下がってて」……か。
ははっ、かでぃも言うようになったな〜。
[小さな弟が手を離れてしまったようで、
嬉しいやら、寂しいやら、悔しいやら、
兄というより父親のような心境だ。]
………でも!
[ぎ、と右手指先に喰らい付き、
片手覆うグローブを引き剥がす。
双眸を細め、王と相対するかれらを睨み、見据える。]
るぅとサンから、言われてるからね。
全力を持って、『四大の勇者』たちを支えるように、と!!!
[右手薬指の
凝縮し詰め込まれた魔力ではち切れんばかりの
いっそ眩しいほどの輝きを湛えている。]
[魔法には属性の相性というものが付き纏う。
また、それでなくとも、勇者の力持たぬ己の魔力では
混沌の王に通ることはないと推察する。
打撃武器を主体とする勇者とその血脈が集い、
連携の下電光石火の連撃で畳み掛けるこの場では、
自身の魔力は逆効果に…却って邪魔になりかねない。
では、どうするかといえば。]
……補助、しかできないんだけどっ!
俺の魔力全て、今、この場で混沌の王討たんとする
勇者たちの回復と体力補填に充てる!!!
―――оЧЪёЖ МвжШха!!!!
[彼らの元へ届けと両腕を伸ばす。
開放に焦れて揺らめく光は刹那、動きを止め。
宣により、直後、全てを解き放つように霧散した。
蛍のような、雪のような、淡い光が降り注いでゆく――]
[方法は癒者の数ほどあれど、
自身が癒者として用いる治癒魔法は通常、治療対象に近接して行うもので、近距離ゆえに消耗も微々たるもの。
しかし、遠隔回復魔法の魔力精神力の消耗はその比ではなく、]
……ッ、 はは。
流石に、きっつい。欲張るんじゃあなかった。
[混沌に覆われつつある不利なフィールドでの
全体回復魔法ともなれば、現状、一度きりが限度。
損傷した枝葉の回復をも同時に行おうとしたものだから、
視界の端が少々霞み、近くの枝に背を預けた。]
どの程度足しになるかは分からないけど…
とーるくん、れおちゃん、みりーちゃん、かでぃ。
…頼んだよ。
[彼らの名を、確かめるように一つ一つ紡ぎ。
決着を見届けるべく、其処に。**]
― 回想/世界樹・梢 ―
[『混沌の王』へ、4人が渾身の一撃を繰り出す少し前]
ぐっ……!?
[大技のため一度敵と距離を離した男は、呻き声と共に膝を着いた。
混沌の波動による毒が、全身へ回り始めていたのだ。
激しい攻撃の応酬に、ダメージの蓄積は意識の外に追いやられていた]
くそ、こんな時に……。
[無理はするなと皆に言われたけれど、肝心な時に手をこまねいていられる性分ではない。
どうにか立ち上がろうとしたその時、雪や蛍を思わせるやさしい光が、男や他の勇者たちへ降り注いだ>>83]
これ……メレディスの回復魔法か?
[熱にも似た痛みがすっと和らいでいき、動きを止めるほどの息苦しさもなくなった。
――アイリの使う回復魔法を間近で見た自分にはわかる。
これだけの回復魔法を、遠隔で、しかも複数人にかけるのが、どれだけの負担となるか]
ありがてえ……。
[痛みの引いた身を起こす。
見れば、『混沌の王』の攻撃により損傷した枝葉へも、彼の回復魔法は行き渡っていた]
もう、負ける理由はなくなったな。
さあ、いくか!
[力強い笑みと声を他3人へ向け、決着のための力を紡ぎ始める*]
― 回想・了 ―
― 聖神神殿・儀式の間 ―
[自身の力を高めつつ、同時、拾い集めるのは祈りの力。
各所で高まり、集うそれを集中し、『混沌の王』へと挑む勇者たちへと向ける]
…………。
[戦っているのは、彼らだけではない。
そんな事は、改めて言わずとも理解しているだろうから今更は言う事はなく。
ただ、己が為すべき事を粛々と果たしていた……のだが]
……別に、一人で背負ってるわけじゃあねぇんだがな。
[ふ、とぼやくような声が漏れる。
根側に指示を出した時にタチアナに言われた事がふと、過って消えた。
あの時はこちらも余裕なく、なにも返す事は出来なかったのだけれど]
そも、一人で背負えるもんでも、背負っていいもんでもない……そのくらいは、わかってる心算なんだがねぇ。
[それが伝わりにくい原因は、何となくわかっているから。
零れ落ちる言葉には、その原因に対してぼやくような響きが混じる]
……天は全てによって支えられ、天は全てを包み、護る。
[小さく呟くのは、天の英霊の魂に刻まれし言葉]
どれか一つが欠けても、どれか一つが特化しても……成り立たん。
[だからこそ、勇者たちの覚醒を急ぎ、協調を、と繰り返した。
その成果は確実に現れている──だから。
自らの意思でその道を拓いた彼らに応ずるべく、再び、力の制御に意識を向ける。*]
― 風が巡り始めた時 ―
[ 始まりの風が世界樹の周囲を巡り始めた、丁度その時、淡く光りながら降り注ぐ癒しの力に触れ>>83、ウェルシュは目を細める ]
『ウェル、メレディスが...』
知ってる...
[ 知っている、逃げろと言っても彼は逃げない、だから下がってとだけ願った。黙って後ろに居るだけではない人である事も解っていた。
きっとこの魔法も限界までの力を振り絞ってのものだ ]
知ってるから...
[ だからこそ、振り向かない。前だけを見て、怯まず、戦い続ける ]
[ メレディスだけではない、地の底で戦う仲間も、彼等の傍に在るバルタザールやタチアナ、そして神殿のルートヴィヒ...皆が『勇者』を支え、共に戦っている、と、知っているから ]
ボクらは、みんなを護る。
必ず...
[ 淡い光が琥珀の瞳を過り、頬を撫でる。満ちる力の暖かさに、唇を噛んだ* ]
― 世界樹・梢 ―
[4つの力が巡り、絡み合い、『混沌の王』を押し返していく。
それは勇者自身の、そして精霊たちの力。
そしてもう一つ――地上から世界樹の幹を伝うように、樹上へ届いた力が、4つの煌めきをより一層強くした>>88]
――こいつは……!
[護り、支える大地の勇者は――そして生粋の野球少年は、その力をよく知っている。
それがこんなにも自分に力を与えてくれたのは、初めてだと思ったけれど]
みんな、応援してくれてるんだな……。
[この力は、根へ向かった勇者たちへも届いているのだろうか?
アイリがその盾で護ると誓った人々が、今は自分たちの力となっている。
そのことが、無性に嬉しかった*]
[魔力を全部使って、放った魔法>>66がウェルシュの魔法>>67によって強まり、トールの魔法>>69によって確実に『混沌の王』へと当たる。
そして。
レオの魔法>>72によって、自分を含む人達や世界樹を守る水の紗幕が張られる。
『混沌の王』はと言えば、大分弱ってはいたけれど、まだそこにあって。
正直魔力切れで意識が飛びそうではある。あるけれど――。]
(此処で頑張らないでいつ頑張るの!)
[内心で叱咤しながら世界樹の枝を駆け、『混沌の王』の近くの枝まで行けば跳躍し――]
ハァァァァァ…………!!!!
[『混沌の王』、その頭上から渾身の力を持って大剣を振り下ろし、止めを刺した。*]
― 世界樹・梢 ―
[ミリアムの全力籠めた魔法が、『混沌の王』を燃え盛る火炎で包み。
渾身の一刀が、巨神を完全に沈黙させる]
[動かなくなった『混沌の王』。
その身は再び出現した渦に呑まれるようにして、ここではない何処かへ、消えた]
た、倒した……。
[手にしていた戦鎚が、役目を終えたとばかりに精霊石へ変わり。
巨神を押さえるべく成長した枝も、元の均整とれた世界樹の姿へ戻っていく]
や――
やったあ!
やったな、みんな!!
[真っ直ぐな喜びを露わに、ミリアムへ向けて駆け出す。
根側の戦いはどうなったか、その他懸念すべきことも残ってはいるが。
まずは目の前の勝利の喜びを分かち合おうと、声を上げた*]
[火炎の勇者が力を振り絞って『混沌の王』に向かって駆ける>>94]
ミリアム…!
[張り上げた声と同時に、風がミリアムの背を押し、跳躍を助けようとするかのように、その身を包んだ]
[やがて、ミリアムの渾身の一撃に貫かれた『混沌の王』の姿は消え果て、静寂が世界樹の上に降りる>>95]
やった…!うん、やったね!
[吹き抜ける風が、完全に混沌の気配が去ったのを報せると、徹に頷き返すようにして>>96ウェルシュは歓声を上げ]
メル兄さん!
[ミリアムに向かって駆け出すトオルの背を見送って、振り返った]
やったよ!ボク達みんなで!
[満面の笑顔で、そう告げたのは、地の底で戦う星司達も、決して負ける筈がない、と信じていたから*]
― 世界樹 ―
[世界樹一際激しく振動する。
世界樹の要とも言える根側でも、
星司、ステファン、アイルリート、ベルティルデ。
バルタザール、タチアナ、先遣隊の面々……
彼らが彼らの持ち得る限りの力で奮闘しているのだろう。
やがて、断末魔の咆哮が轟いた。
怨嗟の如くに混沌の黒を四散させながら、
ミリアムの一閃により、崩れるように消滅した巨神――
それを見届けて、長く長く息を吐く。]
[ウェルシュカーディの歓声、
振り返っての満面の笑み。>>98]
…………見えてる、よ。
本当に、強くなったね……
[片腕を挙げて、応じるように手を振り返せば、
固く寄せた眉が漸くと、緩んだ。]
― 世界樹 ―
おわっ……た……
[『混沌の王』がいなくなったのが確認がとれれば、そのことに安堵し。
ふつ、と意識が途切れ、大剣も消え失せる。
途切れた後の表情は、何処かホッとした穏やかな物*]
[ ふわり、風の力を借りて、メレディスの傍まで移動する>>100黒い稲妻に打たれた足は、まだ痺れを残していたが痛みはもう気にならない ]
ボク達が強くなれたのは、メル兄さんやみんなのおかげだよ。ありがとう。
...メル兄さんは、大丈夫?さっき、無理したでしょう?
[ 笑顔でもう一度礼を告げた後、案じる顔でじっと見つめた* ]
あ、あれ、ミリアム!?
[駆け寄った先、ミリアムが意識手放すのが見えた>>101。
慌てて受け止めれば穏やかな表情が見え安堵はするけれど、ひとまずはメレディスの所まで運ぶことになるだろう]
[なお、女の子なので一応はお姫様抱っこをした*]
[1] [2] [3] [4] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新