情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
――ぐっ!
[ビリ、と腕へ響く衝撃に、思わず声が漏れる。
力比べと嘯いたが、長身の自分を遥かに超える巨体、更に翼による勢いを加えた一撃に対し、魔力強化があるとはいえこちらは圧倒的に不利だ。
こうしている間に、少しでもダメージを蓄積させられればいいが]
(こんな単純な攻撃だけで、終わるとも思えねえ……)
[如何なる動作も見逃さぬようにと、巨神を睨む*]
[攻撃を届かせることには成功したものの、大爆発の後に見えた姿にステファンは眉根を寄せた]
shit! 焦げただけカ!
[4枚の翼、そのどれもが朽ちることなく現身の背に座している。
ダメージは与えられているはずだが、目的の機動力を削ぐことが出来ずステファンは舌打ちをした]
ワ!
[遠隔での攻撃を煩わしいと思われたか、現身の掌がこちらへと向けられる。
放たれるのは現れた渦と同じ色をした、混沌の波動。
慌てて防御壁を張ろうと長杖を縦に構えた]
[アイルリートの予感を裏付ける様に、それは訪れる。
飾る物言いもなく、真実強くも緊張を何処か孕んでる神官長の言葉>>20]
……ちっ やはりそういう事か。
余りに時間が無さすぎたからこそ
ココまで強引な手段に出たというわけか。
あの馬鹿者が!
この僕に対して調和とか強調とかいうクセに
お前もひとりでデカいのを溜め込んでいるではないか!
これが終われば一発なぐってやる!
[混沌の王、相手が伝説に語られる程の存在という事に驚きはするが。
然しアイルリートはどちらかと云えば、ひとりで溜め込んでいた彼に少し憤慨していた。
だがそれを怒るも殴るも、まずはこのフラクシヌスを『混沌』の手から守らなければ始まらない]
[神官長の声が終われば、『世界樹』全体を震わせる歪みが現れた]
……くっ。
[精霊と相容れない歪んだ空気、不快感を禁じえない混沌。
震動の中、体勢をたもち立つアイルリートは、やがて奴をみる]
あれが、混沌の王……。
そうだ、セイジ、ステフ。
お前達にもわかりやすい表現でいうならば……。
遠い昔の時代、勇者により撃ち果たされた『魔王』、という所だ。
[漆黒の四枚翼を広げる、影の巨神がそこには進み出てきていた。
その存在感と違和感、嫌悪感に、冷たい汗が滲み出る。だが]
[大地の光が輝いて、両拳のナックルに大地の魔石が煌いた。
大地の精霊が、大地の震動を抑えだし、同時にアイルリートが走る]
だが、関係ない!
魔王だろうが闇の神だろうが関係はない!
大切な人々とフラクシヌスを護るためなら、どんな敵でも!
[そして一度だけ振り返り、仲間の顔を見る。
今ここで共にやつと戦う、仲間達の顔]
最後までキッチリとやり通すぞ……!
[大丈夫。トオルだけでない。隣には仲間がいるから。
それは例え危険に晒す心配が付きまとうとしても。
その怖さを補い余りあるほどに、たしかに、ひとりの時よりもずっと強くなれる気がしていた]
― 世界樹・根の混沌 ―
[アイルリートが真正面から突撃した。銀の長杖構える混沌の王へと]
過去の先祖にも適わずにいた三下魔王が!
この僕達を前に、分身して現れるなど良いご身分だな!
[その挑発が届いた故かは知らないが、アイルリートの倍ある混沌の巨神は、その大地も穿ちそうな銀杖の一撃をアイルリートへ振り落とす。
銀の杖が、その瞬間、大地の障壁と激突し、障壁はただの一撃で破砕するが]
その程度っ、予想してるに決まってるだろう!
[跳躍と同時に、混沌の胴に鋭く蹴りを放つ、同時に横なぎに振り払われる銀杖。
大地の魔石が輝き障壁を為すと、中空で激突した障壁。アイルリートに到らない。
三撃目。今度こそ中空から自由落下するアイルリートの障壁が間に合うか危うく思われたが]
甘いぞデカブツ。僕を見すぎだ。
[ステフから放たれた焔の不死鳥が、混沌の背で大爆発を起こした>>+52。
爆発の余波で、安全圏まで飛び怪我もなく着地するアイルリートの姿]
障壁が一撃で割れるのは流石だな……。
だがこの程度、トオルの方がもっと重かった!
やつの攻撃を防ぐのは僕がやる!
この僕を抜けるものなら……抜いてみろ!
[間違いなく自分に、この怪物染みた巨悪を倒す力は無い。
いっそ攻撃に扱う大地の魔力は使うだけ無駄かもしれない。
だが僕はひとりではない。だから僕がヤツを殴る必要などない。
必要なのはただ……
大地の盾として、ヤツの攻撃をことごとく防いでやる。それだけだ]
[ 休む事が出来たのはどれほどの間だったか、再び響いた神官長の、常に無い声音>>20に束の間の平穏は破られる ]
...神官長様、キレた?
[ ぽそり、呟いてしまったのは、普段の笑顔魔人を、他の勇者よりは多少知っている身故、として許して欲しい ]
[今の攻撃で、奴の狙いがステフに逸れた、掌を向けている>>+54]
遠隔障壁…いや…
...Viridi Cant...!!
[長杖を構え防護姿勢をとるステフに向けて、魔法を詠唱して放つ。
障壁魔法は恐らく間に合わない。だから選んだのは、ステフ自身が防御した上から彼を傷つける負傷を癒す回復魔法。大地の恵む緑の癒し]
ステフ!そう簡単に落とせるなら『混沌の王』は名乗ってない!
時間をかけてでも確実にいこう!
[少し悔しそうな様子を見せてるが、まだ戦端は開かれたばかり。
余計な目を向けている巨神に、再び徒手空拳で間近から挑みかかった]
[ その名を知らぬ勇者の血脈は居ない。世界を混沌に還し数多の命を滅ぼすもの...勇者達が最後に立ち向かうべき魔王、とも呼ぶべきもの ]
……とーおぜん。
魔王だか何だか知らねぇけど、俺は、負けねぇって決めてんだ……!
[最後までキッチリとやり通す。
そう、宣するアイルリート>>+57に返し、呼吸を整える。
真っ向から突撃するその動きを見つつ、自身は、ステファンの沿わせてくれた炎>>+48と共に、巨神の側面へ向けて音もなく駆けた。
大地と火炎、二人それぞれが『混沌の王』へと自らの力を向ける中、少年は呼吸を整えて]
……いっくぜ!
[全力で踏み切り、宙へと駆け上がる。
混沌の王よりも更に上、その頭上へと一気に駆けて]
……っせい!
[直後、繰り出すのは急降下攻撃。
気配に気づいた巨神が防御するべく杖を翳すのは想定内、振り上げられたそれを掻い潜りつつ腕を交差させ]
―世界樹・待機所―
[世界を滅ぼすと言われる『混沌の王』の出現。
立ち向かう仲間たちを励ますように、声を掛ける徹>>24にゆるり視線を向けて]
そうですね。
私たちなら、きっと出来ますよ。
[そうして答える声は気負いのないもの。
相棒と相食む試練に比べれば、何も怖くはない。
それに、右の人差し指を飾る、藍晶石の指輪に触れれば
ベルティルデと心が繋がっているのを感じることが出来る]
[ 神官長の言葉に応じ「俺達なら出来る」と宣する徹の顔は自信と力に満ちている>>24
皆の心を支え護る大地の勇者そのものの笑顔 ]
うん、大丈夫。
だって、二つに別れて出てくるならその力も半分だ。
だけど、ボクらは違う。
ボクの中には星司が居て、星司の中にもボクがいる。そして、仲間と一緒なら、それはもっと大きな力になる。
[ 戦う場所は違えど、相棒と認めた相手との絆はそのまま二人分以上の力となり、四つの属性それぞれが互いを補えば、それは数倍に膨れ上がる筈、と、そう口にしてウェルシュもまた微笑んだ ]
Shed bulwark!
[縦に構えた長杖に沿って立ち上がる炎の障壁。
攻撃が障壁にぶつかると炎が弾け、その衝撃によって威力を減じる構造の魔法。
障壁に混沌の波動が届けば目論見通り炎が弾けたものの、全てを打ち消すことは出来ず]
ゥワ!
[通った波動を受け、後方へと弾き飛ばされた。
威力が減じていたため直ぐ後ろへ倒れるだけで済んだが、全身を打ち据える羽目になった]
ッタタ………ァれ?
[痛みに耐えながら身を起こした矢先、暖かいものを感じ瞳を瞬かせる。
すぅ、と身体が軽くなるのを感じ、伝わる大地の力に傷を癒されたことに気付いた]
thanks、アイルー!
分かっタ、持久戦だネ!
[かけられる声>>+60に感謝を返し、作戦の切り替えに応じる。
深呼吸をして、少しだけ距離の離れた現身に向き直った]
[巨神の胸を狙った横一閃は、風の力を纏うもの。
刃が斬り裂いた後、更に追撃の風刃がそこに重なる]
……通った!
[確かな手応えに歓声あげる間もあらばこそ、巨神はその翼を羽ばたかせて乱気流を引き起こすが]
そんな澱んだ風で、この俺を堕とせるわきゃねぇだろっ!
[右手首の腕輪に意識を向ける。
応じて零れる煌きが気流の干渉を弾き、少年は巨神からほど近い位置に着地した。*]
[先程までの少し身体を動かしただけで
泣きたくなるような痛みはもうなかった。
メレディスの治療のおかげで、身体の方はどうやら万全らしい。
ならば――後は如何に心を強く持ち続けられるかだけだ]
それじゃあ、やっつけに行きましょうか。
[『剣の百合』を構えると、唇を引き結び。
仲間たちに続き、戦場へと駆け出した]
[ 徹と玲緒が、異世界の住人だということは、最早欠片も関係なかった。大事なもの、護りたいもの、それは、世界の境界を越えて互いの心の内にある ]
『ウェル、来たわ!』
[ 風の妖精の声に頷き、現れた巨大な悪魔然とした姿を見上げても、その想いに揺るぎはなく ]
〜It est notum ventus clipeo!〜
[ 風の盾を纏う間に、徹が先頭に立ち挑みかかっていく。>>26
それは常に皆の前に立ち、護りの壁とならんとするアイルリートの姿をウェルシュに思い出させた ]
メル兄さん!出来るだけ下がってて!
[ そしてメレディスに声をかけると、ミリアムとほぼ同時に、ウェルシュも世界樹の枝を蹴って駆け出した ]
[強襲から手痛い一撃を加えて行った疾風に対し、巨神が向けるのははっきりそれとわかる憤り込めた視線。
少年は、それを臆する事無く見返す]
相手がどんだけでかかろーがなんだろーが。
……やるって決めてんだよ。
俺たち、みんなで、やり遂げるって……!
[ひとりだったら、とても対せるとは思えない。
けれど、ここには同じ想いを持つ仲間がいる。
そして、霧を隔てた先の枝にも仲間たちが、相棒がいる。
彼らを信じているから、疾風に迷いはなく。
次の一撃の期を計って、一つ、息を吐いた。*]
[風を纏うセイジの刃が巨神を切り裂く、攻防の後に敵にほど近い場所で着地する>>+66]
流石だセイジ。任せろ!
[なれば次の巨神の行動は易く予測できる。セイジに見舞う杖撃だ。
だから、セイジと入れ替える様に現れて、拳甲の魔石を振るう。
予め構築された障壁が詠唱もなく展開されて、銀杖との激突を起こす。破砕の代わりに銀杖の勢いが衰える]
……よっと。
せああっ!!
[アイルリートの拳が、銀の杖を掴んだ。ぞわりと嫌な感じを掌に感じるが。
杖を支点に、中空で身を翻す様にして、杖担う、肉か骨かも判らない巨神の腕へ向けて鋭い蹴りを突きはなった、それは確かに激突したが]
[足りない。多少不意をついた程度では、銀杖を取りこぼす処か揺れもしない]
うおっ わあっ!?
[次の瞬間、巨神が、その銀杖に張り付くアイルリートごと凄まじい速度で振り回し、横なぎに振るう。
咄嗟に杖から掌を離した瞬間、凄まじい物理法則で遠方の地面まで身体が吹き飛ばされる]
とっ……
やはり、変に挑みかかる真似まではしない方がいいな。
[無理な着地で、身体の反動が痛みを訴える。少しばかりは悔しい表情を浮かべてから、再び巨神に接敵する]
―少し前―
[>>+23里の者が卒倒する、と聞けば、少女はきょとりと目を瞬かせ。]
あら、そうでしょうか?
[少女当人は首を傾げているが、実際にそうなれば里総出で頭を抱える案件だろう。
里には女児には男名を、男児に女名を付けて育てる、といった風習がある。
先生からそれを聞いていた少女は、初対面時に中性的な顔立ちをした彼を見て正にそれだと思ったのだ。
「おなじおんなのこどうし、なかよくいたしましょうね」と満面の笑顔で言った少女は両親に窘められ、真っ青になった。
――なんて失礼な事を。
これでは嫌われてしまう。
そんな想いが爆発して、少女は突然泣き出す騒ぎになってしまった。
幼少時のその一件が、彼の奥底に未だに残っているとは知らず。]
[>>+24アイルリートに余裕だな、と言われれば]
まぁ、本当の事を言っただけですのに。
トオル様とアイルリート様も試練を経て、よい絆を結ぶ事が出来たのですね。
[少女は動じず、ころころと笑っている。
>>+25因みに婚約者の件については、勿論少女の家でもあちこちで打診はされていた。
アイルリートの他にウェルシュカーディもその候補に入っていた。
結局は嫁に出すなどとんでもない、との結論になり、結婚関係の話は停滞している。
箱入り少女はその事情を知らされず、のほほんと過ごしてきたのだ。]
[もしも女性陣で女子会なるものをしていたなら、
薄藤色の瞳を輝かせ「伯母様のように情熱的な恋愛の末に結婚したい」などと言っただろう。
――それを里の者が聞けば、両親や伯母を除いて全員が上に下にの大騒動になるだろうが。
少女にとって結婚は遠いものであり―比較対象が少ない為に婚期についても疎い―恋に恋するお年頃であった。]
…そういえば、そうですわね。
[>>+20枝に残った面子に術者がいない、と聞けば、少女は目を瞬かせる。
けれど共に試練を乗り越えてきた所為か、相棒や他の仲間達への信の方が勝った。
治癒の術が不安ではあるが、レントナーがいるから問題はないだろうと。]
えぇ、レオも強くなりましたし。
根の側に不安のないように頑張りましょう。
[こちらを無事に切り抜ける事を考える。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新