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[氷刃と焔槍に貫かれる現身。
封は未だ溶けず、清浄なる風は澱みを散らす。
同時攻撃を終えて尚、動き出すベルティルデ>>+190を見て、ステファンは柄頭の結晶に送る魔力を維持し続けた。
ダメ押しの一手が放たれることを察したが故]
continuation……!
[現身へと突き刺さった聖焔の槍が煌々と燃え上がる]
[現身を挟んで正対するベルティルデが術を紡ぐ中、その身に現れる変化>>+192にステファンは見張った。
白花色のヴェールは神聖さを示すよう。
ベルティルデの美しい髪にその色は良く映えた。
常ならば出る感想は飲み込まれ、固唾を呑んで術の完成を待つ]
[現れたのは先にも見た戦乙女>>+193。
ベルティルデと共に戦う
魔力切れで息が上がる中、神聖の槍が現身の胸へと吸い込まれるのを見た**]
/*
もうじきエピ入りで離れてた皆とも会えるのですね。
無事に走りきれたーと言えるのかな。
至らないところ沢山あったかと思いますが、どうもありがとうございました。
トオルさんとお話し出来なかったの残念。アイルリートさんとこでちょい触れたくらいだ…。
[火炎の勇者が力を振り絞って『混沌の王』に向かって駆ける>>94]
ミリアム…!
[張り上げた声と同時に、風がミリアムの背を押し、跳躍を助けようとするかのように、その身を包んだ]
[やがて、ミリアムの渾身の一撃に貫かれた『混沌の王』の姿は消え果て、静寂が世界樹の上に降りる>>95]
やった…!うん、やったね!
[吹き抜ける風が、完全に混沌の気配が去ったのを報せると、徹に頷き返すようにして>>96ウェルシュは歓声を上げ]
メル兄さん!
[ミリアムに向かって駆け出すトオルの背を見送って、振り返った]
やったよ!ボク達みんなで!
[満面の笑顔で、そう告げたのは、地の底で戦う星司達も、決して負ける筈がない、と信じていたから*]
[最後のあがきのように地面を揺るがしていた重低音が消えたのは、
時を同じくして枝の上でミリアムが止めを刺し、現身を保てなくなったからか。
深い傷を負った混沌の王が、出現した時と同じ渦の中に消えていくのを目に収め、少女はぺしゃりとその場に座り込む。
少女の身を覆っていた白花のヴェールは、戦乙女と同じように空気に溶けて消えた。]
[大地の楔に巨神の現身は固く戒められ
疾風の清涼とした流れが澱みを打ち払う]
――…… いけっ !!!
[業火の槍が巨神の半身を撃ち貫いた時
遂に巨神の銀杖がその手から弾き飛ばされて、融け消えた。
そして混沌の王へ最後の一撃を加える。
流水のによる聖乙女の槍が、混沌の王に突き刺さり……]
……った…
やりました、のね…。
――あぁ…。
[少女は目頭が熱くなるのを感じながら、口元で両手の指を組み、そっと息を吐き出した。*]
[大地を揺るがす重低音の断末魔が、根の領域に響き渡り。
『混沌の王』は、再び出現した虚無の渦に呑まれ、このフラクシヌスではない何処かへと再び放逐されたのだ>>95]
…… …… ……ああっ……
おわった……んだな……。
[役目を終えたと、ナックルが精霊石へと戻り、足元に転がる。
全身の魔力を絞りつくした身体が、勢いよく地面へとぶっ倒れる。
同時に世界樹の根もまた、元の均衡取れた姿へと戻って云った]
― 世界樹 ―
[世界樹一際激しく振動する。
世界樹の要とも言える根側でも、
星司、ステファン、アイルリート、ベルティルデ。
バルタザール、タチアナ、先遣隊の面々……
彼らが彼らの持ち得る限りの力で奮闘しているのだろう。
やがて、断末魔の咆哮が轟いた。
怨嗟の如くに混沌の黒を四散させながら、
ミリアムの一閃により、崩れるように消滅した巨神――
それを見届けて、長く長く息を吐く。]
[ウェルシュカーディの歓声、
振り返っての満面の笑み。>>98]
…………見えてる、よ。
本当に、強くなったね……
[片腕を挙げて、応じるように手を振り返せば、
固く寄せた眉が漸くと、緩んだ。]
[内ポケットに仕舞った言霊石を片手で探り出す。
心が急いて、取り出す手間すら惜しいくらいだ。
爪弾いて神殿と根側とに声を繋ぎ、深呼吸ひとつ。]
……報告します。
世界樹上方……、
混沌王、恙無く撃破!
大地、流水、火炎、疾風、
四名の勇者すべて、無事な顔をお見せできそうです。
[世界樹を包んでいた振動は微動となり、やがて止むか。
根側に現れた転身の消滅も感覚として掴んでいたが
矢張り直接の声を聞かなければ安堵は出来ずに]
根側の状況は……
[暫く、応答を待って―――
それが確かなものと知ることが出来たなら。]
帰還指示あらば、即座に対応します。
……やりましたね。
[声色に喜色滲ませ、それでも努めて明瞭に響かせる。*]
も……もう二度とごめんだぞあの様な相手……
何が悲しくて封印術式の三重励起などやらねばならんのだ……
ああ……
僕はもう動けん、死んでも動かんぞ……
誰か菓子でももってないか……粉砂糖ふんだんのべたっべたに甘い菓子だ……
[貴族や勇者という肩書きにはとても似つかわしく無い様に。
年相応の少年みたいに、地面に頬をはりつけながらそうぼやいたアイルリートの声は。
今度こそ、本当に終わったことを実感できるものだった]
/*
ばるたくんとちあちゃんが地下に居られるか分からないので
撃破報告受けたものとしてキリつけてしまっていてごめんね。
何かあればあとで補完します。
[四大の力が廻り、重なる。
巡らせる疾風を介し、少年はそれをはっきりと感じていた]
……いける……!
[確信を込めた呟きに応えるように、聖乙女の槍が混沌の王を打ち貫く。
響く断末魔を経て、巨神の姿は渦の向こうに消えて行き。
澱みのない、柔らかな風が、根の領域を吹き抜けた]
……はっ……。
[その感触にひとつ、息を吐き]
……や、った……やりきったああああああ!!!!!
[響くのは、元気いっぱいの歓声。
少年はくるり、空中で一回転してから根に着地して。
それから、その場に大の字にひっくり返った]
……疲れた、けど、でも。
最後まで、やりきったんだな、俺たち。
みんなの、ちから、で。
[その状態のまま、浮かぶ思いを言葉に変える。
疲労は色濃く滲むものの、その表情には一片の翳りもなかった。*]
― 世界樹 ―
おわっ……た……
[『混沌の王』がいなくなったのが確認がとれれば、そのことに安堵し。
ふつ、と意識が途切れ、大剣も消え失せる。
途切れた後の表情は、何処かホッとした穏やかな物*]
[大気を、大地を揺るがす重低音。
それが止むまでは現身から目が離せなかった。
音が消えるのと、現身が渦に姿を消すのは同時。
緊張の続いていた身体は、その後もしばらく動かずにいた]
…………ッハ、
YHEAAAAAAAAAAAAAH!!!!
Mission completed!!
[両の拳を天へと突き上げ、喜びの声を上げる。
その状態のまま、天を仰ぐようにして後ろへと倒れて行った]
終わったーーーァ。
[疲労は濃いが、達成感が尋常じゃない。
緊張が解けたのもあって、表情はしばらく緩みっぱなしだった]
[他の3人も倒れたりへたり込んだりしてしまっているらしい。
無理もない、それだけのモノを相手にしていたのだ]
ウン、やり切っタ。
皆でチカラを合わせテ。
[セージの声>>+204に確認するように声を返す]
アハハー、今回ばかりはボクもお菓子食べたいヨー。
デモ持ってない!!
[アイリの声>>+201にも笑いながら返していた]
[ ふわり、風の力を借りて、メレディスの傍まで移動する>>100黒い稲妻に打たれた足は、まだ痺れを残していたが痛みはもう気にならない ]
ボク達が強くなれたのは、メル兄さんやみんなのおかげだよ。ありがとう。
...メル兄さんは、大丈夫?さっき、無理したでしょう?
[ 笑顔でもう一度礼を告げた後、案じる顔でじっと見つめた* ]
あ、あれ、ミリアム!?
[駆け寄った先、ミリアムが意識手放すのが見えた>>101。
慌てて受け止めれば穏やかな表情が見え安堵はするけれど、ひとまずはメレディスの所まで運ぶことになるだろう]
[なお、女の子なので一応はお姫様抱っこをした*]
/*
合体魔法を提案していて、参考になるの無いかとペ〇ソナ2の魔法表を昨夜見ていたんですが、水と火はなくてね。
幻〇シリーズもなくって。
相剋属性だとやっぱり難しいのでしょうかね。
タワーインフェルノは元ネタ?が「そびえ立つ地獄」らしいし、
ハイドロブーストは訳してみたけどうーんとなってしまい。
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