情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
其方もか。
あの竜のいとし子はやはり良き主なのじゃな。
おそらくは其方と舞ったあの二彩も良き主なのじゃろう。
此度はほんに、良き縁と巡り逢えたものよ。
[>>*50見受けられる微笑みと耳を打つ同意の言葉に、浮かべるは闊達な笑み。
先の一戦を思い返せば、彼女と舞闘を交えた竜もまた、主に添い力尽し切っていた。
言葉は交わしておらずとも、見える絆は温かに伝わって。
だからこそ、後悔のない戦いを。本当はもっと力を出せるなど、心に浮かばぬように]
[ザ…ッ、と音立てて広がり生え伸びる矢竹はそのしなやかな頑丈さのみならず、豊かな葉が視界の邪魔をする。
振り上げられた鎌の柄は、当初の狙いのままには振り下ろさせずに済んだものだが]
他にもあるが、其方とは相性が悪いでのぅ!
潮は草木を枯らす故、其方に向けるは分が悪い。
[>>*51向けられた感嘆に返すのは、偽り無き答え。
多少なりと潮風にも耐え得るものを選んだが吉と出るか否かは読めない。
力比べにもどれ程敵うものかと視線はそらさぬまま、扇を咥えて空けた手を一つ、打ち鳴らし。
生んだ稲光で身近な矢竹を一本撃ち焦がすと、葉を落とし硬さは保ったままのそれを両手に持って。
そうしている間にも上がる水柱は、見る間に己を囲う矢竹の壁を乗り越える。
見上げた空に見えるは、水の揺らめきをそのまま刃と変えた大きな鎌と、潮香纏う蛇の竜]
……っ!!!!
[その鎌を受け大きな音を立てたは、両手で頭上へと撓ませた矢竹。
しなやかなそれが刃を滑らせたおかげで狙いは多少外せただろうが、その代償として受けた矢竹は刃に折り切られ。
勢いを殺し切れなかった刃は、翠の肩へとくい込んだ。
痛みに耐えきれぬ声が漏れ出るは、経験があろうと避けられぬこと]
[翠が一撃を受けたは事実。
だが、これは海蛇がこの手に届く距離まで近付いたともいうことで。
肩に食い込んだままの大鎌、その先の棒杖を右手で掴むと口端をにぃ、と上げ]
…よう来たのぅ、
儂の手中に!!
[空いた左手で咥えていた扇を取ると、ばっと開いた動きに合わせて雷光を奔らせた**]
[先達の言葉への同意>>*53に、掠めたのは笑み]
……まあ、確かに。
あんたの魔術は、存在そのもの、か……。
[ぽつり、と落ちたのはこんな呟き。
その在り方だからこそ、織りなせる力。
己には立ち入れぬ領域、故に、興味は尽きない]
…………。
[ふ、と紫苑色を移ろわせる。
先にあるのは、盟を結んだ蛇竜の姿。
対する巨躯が悪くない、と称するのは、ここで結んだ絆に基づくものか、と思いつつ。
そういう所は変わらんのかな、なんて思考は意識の底へ一時、沈めて]
そりゃあ、そこは誰だって変わらんだろ!
[同じ事、という言葉>>*54に、口の端が上がる。
矢の驟雨は大半が弾かれるものの、風の渦の一点を穿った矢が一筋、傷を与えたのは見て取れた]
あれだけ撃ち込んで、文字通りの一矢か……!
[本気でとんでもないな、と思いつつ。
ならば次の一手を、と思うより先、巨躯が地を蹴る]
……なにっ!?
[直線で来るか、と思った相手は途中で軌道を変え、側面から赤が迫る。>>*55
炎熱を帯びた風の拳──往なすか避けるかそれとも、の思考の果てに選んだのは]
……いや、逐一名付けにゃならんのか!?
[ちょっとだけ気になっていた事への突っ込みと共に繰り出す、右手の竜爪。
それは真珠色の光を帯びた風を纏うもの。*]
[ やがてメルヒオルの口にした問いと願い。 ]
いいぜ。
[ それに返る答えは、常のようにあっさりと軽い。 ]
俺たちはほんとに似た者同士だ。
竜郷の隅っこしか知らない俺と、生まれて間もないお前…きっと、世界の事も殆ど何も知らねえ。
― 回想/個別領域 ―
ああ、まだ子供と言える頃にな。
[瞬きの後に上がる疑問の声に声すのは首肯。
その時と、その後の葛藤を経て、今ここにいるのだと。
言葉にて語らずとも、その意図は伝わるか]
[告げた言の葉が齎したもの。
目元が潤む様には紫苑色を瞬いたものの]
いや、それはこちらこそ、だ。
[告げられた礼の言葉に静かに返しつつ、ふわ、と樹上から舞い降りて]
迷いながらも至らないも、人の事は全く言えん
きみが共に戦ってくれるのならば、最後の瞬間まで、全力で翔け行こう。
と、いうわけで。
改めて、よろしく、だな……ベルティルデ。
[屈託ない笑みにのせるのは、初めて言の葉なした、蛇竜の名。**]
ええ、本当に――強く美しい御方でした。
[二彩の名に頷きを返し、良き縁への感謝の念を抱く。
必死に食らいつくのみの蛇竜には、雷鳥竜>>*56の思う所までは至れなかったけれど]
ふふ……そうでしたわね。
[潮は草木を枯らす>>*57。
聞こえた言葉に僅かに自嘲を浮かばせるけれど、今この場においては強みであることに違いはなかった。
跳躍からの上昇、目まぐるしく変化する視界の中で、雷鳥竜が何を為そうとしているかまでは判断つかぬまま]
[見下ろす視界の中、矢竹構える雷鳥竜向け、構わず大鎌を振り抜く。
刃が滑る感触こそあったものの、その先の手応えは、確かに雷鳥竜へ届いたことを伝えていた。
痛みに呻く声が聞こえた――その直後]
ああっ!?
[大鎌の柄を掴む手、奔る雷光>>*59。
それは雷鳥竜の手中にあった蛇竜を、過たず撃った。
反射的に得物から手を離し、地に落ちる]
さす、がに……効きますわ……。
[海水は雷電を通すものだ。
当然の理を突き付けられて呻きを漏らす]
でも……。
[じりじりと地を這い、手を探る体で雷鳥竜を睨みながら。
蛇竜は水の気を背後にて高めていく。
不利を打ち崩す一手へ、手を届かせるために*]
そうさな。
ここは鍛えたとしても活かし様が無さそうじゃしのぅ。
[主の言葉を受けた竜は、詠うように笑う。
本来不安定な体勢を危なげなく支える手の主が、何を考えているかなど知る由もなく。
けれど流石に現状の危うさ恥ずかしさを自覚すれば、そろそろ離れようと思考は動いた訳だが]
?
どうしたの、じゃ?
[竜の言葉に同意を返したはずの男の手が、離れるでなく逆の動きで己を抱き寄せるのに目を瞠る。
先までも近かった顔はより間近に見上げる形に、触れていた肌はよりその硬さ厚さを教えられて。
気付いたという主が続けたその言葉に、浮かべた表情はきょとりとしたまぁるい眼。
それが緩く、仄かな色づきを広げていく様は間近で見ている男の眼が見逃すはずもないだろう。
一度、二度。
唇を開きかけては閉じるを繰り返した後]
そりゃまぁ、確かに、無いとは言わぬ、言わぬけれどもな。
[我ながら、今の己はらしくなく。
言わぬというよりも言えぬ、としか言えない訳だが]
主ももっと言い様があるというか、その、なんだ。
口説いておるような言い方だと、自分でも思わぬか?
[主の性質を考えれば、これを素で言っているのも有り得るが。
流石にこの状況、この体勢で言って良い事では無いのではないかと告げた後]
ははっ!だな!
[無邪気に嬉しそうに笑った。
まったくだ。同じことだろう。意志をもって戦いを挑み。
互いをぶつけ合う。主という肩書を持ち、背負い育んだものもこめてゆく。
同じ時間を共有したものという感覚>>*59 >>*60での笑みだ]
― 回想/個別領域 ―
[樹上より舞い降りる姿に、自身もまた小島へと這い上がる。
羽毛竜の血を引く召喚者と、海蛇の竜神。
姿は違えど、ようやく同じ高さを得た気がした]
はい。よろしく、お願いします。
――ヴィンセント様。
[言の葉に乗せられた自身の名に、沁み入るような喜びを感じ。
そしてこちらからも彼の名を呼び、深く頭を下げる]
[そして再び、月の舞台へ赴く時。
蛇竜の瞳から、懼れはもう消えていた**]
[ただそんな中でもアデルが竜の力であるともいっていた、腕>>*62が現れ、熱を纏った風の拳に対抗するように繰り出されのは、竜の爪。ヴィンセントを象徴する輝きにも見える真珠色の風。
んむ、慣れない絡め手を選んだ甲斐があった。
飛び上がった空中で、足甲のCの文字を輝かせたまま、大地を得るように空気の上に着地してみせ、熱風と真珠の風が、せめぎ合う余波を防ぐように片腕で顔の辺りを覆わせて、荒ぶ風の嵐と、自分の動きや熱に、マントも上着も破け、下帯だけの姿となりはてながら、渇望する勝利を目指し笑みを浮かべる]
全てをだし、決着をつけようか。
[もうこれ以上出すといけない。とかいう姿でいうがその意味ではない。]
……まったく。
主は、儂をどうしたいのじゃ。
[小さく零した言の葉は、老獪な竜には似つかわしくない声音であったろう*]
[真珠色の風の元凶。竜の力。それにむしろ打ち克つべく。傷を負った左目さえ見開き、見据え、静かに息を吐き出し、その力の奔流へと突き進むように空を駆けて]
勝負!!!!
[言葉に放たされた気合はその意志に乗るように、衝撃破を大気にまき散らす。
己の体こそ最も信頼と自信をもつ力。
直進愚直な拳一つにて勝負を賭けた*]
― 個別領域 ―
[ 体の方は元気に見える竜だったが、剥がれ落ちた鱗が、ほとんど再生しないのは、やはりそれだけ、力を使ったということだろう ]
大丈夫だよ。
[ それでも傷を案じるメルヒオルに>>+21竜はそう答えて笑う ]
あー、でもお前の血は魅力的だな。
いや刺すなよ?
[ 自分に血を与えようとメルヒオルがランスの切っ先を指に向けると、慌てて止める ]
時間はあるんだから、今はいい。
それより、舞闘会のフィナーレ、見に行こうぜ。
[ ある程度回復すると、決戦の様子を見に行こうとメルヒオルを誘った* ]
[無邪気な笑み>>*66は、見ている方も気持ちいいもの。
こういう感覚も悪くないな、と。
そう、思わせるのは対する相手の気質なのか、と。
そんな事を考えたのは一刹那]
……って、大事なのかよ!?
[異様な力を込めた声量で断言>>*67されて、つい、突っ込みを重ねてしまったのも、感化されての事……としておくべきかも知れない]
[二種の風の交差が引き起こす乱舞。
荒ぶる嵐が引き起こした事態への突っ込みは入れなかった。
そろそろ、突っ込み自体が品切れしているかも知れないが、それよりも]
……全力勝負は、望むところ……!
[全てを出し切る、というのは吝かではない。
故に、竜爪の間に力を──魔力を、溜める。
人と竜の狭間にある者としての、全力を見せるために。*]
[>>*63返された頷き、向ける笑みは穏やかなもの。
舞闘においては不釣り合いなそれは、すぐに不敵なものへと取って代わるが]
じゃからこその此奴らよ。
これらは潮水に浸かっても早々朽ちぬでのぅ!
[少なくとも、即座枯らされたり強度を案じる不安は無いと。
海蛇が浮かべた自嘲には触れず、潮に強い種を選んだと笑う竜を伸び生える矢竹が囲う。
跳躍上昇に激しく動く海蛇から、けして視線を外さずに。
だからこそ、その鎌の軌道も確と見止めることが叶ったのだ]
[バキリと大きく音を立てて折り切られた矢竹は足元に。
己が右手に在るは大鎌の柄、左手に在るは翠の扇。
肩から流れる血は身に纏う洋装を赤に染めていくも、竜は揺らぐ事無く立ちはだかる]
主は海の者じゃからな。
流石に距離を取られては、儂の力も薄れてしまうと思うてのぅ。
…今の雷をよぅ耐えた。
[>>*65得物を落とし、けれど地に伏す事無く水の気配を強める竜に。
こちらも笑って、開いたままの扇を己が前へとつい、と動かし。
人の身を覆うように奔る雷が竜の形を成し行くと、海蛇の一手が成るはどちらが早いか*]
[戦いの中、他のことを考えるのは、無駄な余裕の表れとして、思考していなかった。
でも今は、二人で戦っている。だからこれは違うのだ。と思うのは言い訳なのかどうかだが]
雷華
[どうしたいのか。それは、一区切りしてからだ。ただ、彼女を輝かせるように、その真名をつぶやく声は、柔らかかった]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新