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どうでもいいんだけど、エンジンっていうのは機関部の通称というかそんな感じでした。機械本体のことじゃなかったんだ、わかりにくかったかなあと度々思うことがあったので、今このタイミングでここに埋めておきます。ゴメンネ。
― 記録・ディーク ―
アイツ、いくつなんだ。
「あー…えっと――。」
[大まかな年齢を誰かに聞いたなら、は?と間抜けな声が出ただろう。
確かに、そんな小さな体つきではなかったように思うけれど、言動は子供のそれだったから。あまりにもちぐはぐで、テオドールは何度か聞き返したけれど、回答が変わることはなかっただろう。
それでも、彼のなに、なぜ、どうしてを無下にすることもできなくて。
自分が兄や姉にしてもらったように、律義に答えてしまう自分がいて。
確かに騒ぐ子ではなかった。暴れたりするわけでも。
心臓部として重要性は理解していたんだと思っていたけれど。
まさか、その心臓部に氷をぶっかけられる>>2:464とは思いもせず。
目を離したことをエンジン全員がテオドールから怒られたし、テオドールは当時の機関長にこっぴどく叱られた。
機械部分は見事に台無しであったし、ある意味、エラー音が鳴りやんだのは言うまでもない。]
「ここにセイザしてなさい。」
[そう言ったのは、当時の機関長だっただろうか。]
[続けざまにかけられた問い>>465にテオドールが口籠れば、気まずくなったのか彼も口を噤んだ。
ディークが今までどんな生活をしてきたのか、テオドールは知らない。
だけど、彼のおおよその年齢を知れば、劣悪な環境であったであろうことは予想がつく。
別に、哀れむわけではない。
その劣悪な環境を、テオドールは想像しきれないし、共感してやることも出来ない。さらに言えば、同情すら難しいかもしれない。]
[人は、テオドールの歩んだ数年を、不幸だと言うだろう。
だけど、彼の本当に不幸な部分はそこではなく。風習と伝承に絡めとられた、その生そのものである。]
[かの子供は祝福された。]
[かの子供は選ばれた。]
[それは太陽への贄であり、]
[誇り高き騎士である。]
[あの太陽は私たちを守ってくれる。]
[だけど、守ってくれるだけで、護ってはくれない。]
[護るのは、私たちの仕事だよ。]
[その言葉の意味を、理解して。]
[あの頃は、まだわからなかった。]
[もし、神がテオドールにも欠点を与えたのだとしたら。]
[それは共感の欠如。]
[テオドールには他人の気持ちがわからない。]
[彼は王には向かない。]
[だけど、彼は選ばれた。*]
/*メモ
― 現行・??? ―
[ドーン!と船体が唸った気がして、顔を顰める。
何が起きたのか。バイザーを操作して、身内の現在地を確認する。]
(…みんな生きてる。)
[停止していたり、動いていたり様々だが、名前の表記が消えていないということは、生きている。
テオドールは、身内に何もなかったらいいか、と思いながら、ふと、視界に入った表札に足を止める。]
――機関室、ね。
[がちゃ、と無遠慮に扉を開けて、そのまま誰もいない中へずけずけと入っていくと、少し奥にある機関長室も無遠慮に開けて。また無遠慮に入室すると、質のいい椅子にぼすっと座った。]
あーーーーー……。
[椅子に身体を沈めながら、唸る。
義手を開いて、葉巻を取り出すと、吸うときの処理を行って、口に咥えて火をつける。
ふぅ、と一口目を吐き出して、紫煙が空中に溶けるのを、テオドールはぼーっと見つめていた。]
[裏切り者を探して。]
[見つけたら正解を問おう。]
[問うて、どうするのだ。]
[仇討ち?一体、誰の?]*
― 現行・機関室 ―
[ぬっと白猫が現れて、内心「どこにいても出るのか」と思いながら、提案に耳を傾けて、頷く。断る理由はない。テオドールは座り心地のいい椅子から腰を擡げて、言われたメイン・サロンの位置をバイザーに取り込んだ地図で確認する。
葉巻を咥えたまま、銀羊号の廊下を歩く。
急ぐわけでもなく、しかし、ちんたらしているわけでもない。
テオドールはそれなりのスピードで歩く。
道中、誰かと出会うことはあっただろうか。
相手によってはドンパチを始めそうな空気に一瞬は陥るだろうが、テオドール自身も子供ではないので、実際に行動に移ることはないだろうが。
メイン・サロンに到着すれば、そこにはすでに誰かいただろうか。
しかめっ面で葉巻を咥えている義手の男は、口を開けば意外と気さくだっただろうけれど。それもきっと、相手による。*]
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もうちょっとゆっくりロルできたらいいんだが、そういうわけにもいかなくてな。今日行って明日からは日曜日までは暇だからしっかりロルできるはず
お前サンにこんなこと言ってもしょうがないのはわかってるんだが、
中年のどうしようもない独り言だと思って聞き流してくれ。
――誰が人狼でも、おれたちは元通りになれるのか?
[ほんの一掴みの不安。
自分は、ラグナロクが手に入ったら、それでアースガルドを消し飛ばして、取り戻した母星に帰るつもりだった。だから、自分に元通りは必要ない。
だけど、他はそうじゃないかもしれない。
テオドールは、仲間だろうがなんだろうが、自分の生に不要ならば切り捨てると、32年前に決めた。
募った憎しみは、アースガルドから伝染したようなものだ。
あるいは、愚かな自身の押し付けた偶像のせいだ。]
おれはいいんだ。おれは…。
ただ、他の奴らはまた、笑ってられるか?
悪い夢だったんだと、流せるのか…?
[呻くように、或いは悪夢に魘されるような声で、ラヴィの毛並みで声をくぐもらせながら、ぽろぽろと零す。どうして、こんな心配をしているのかわからなかったけれど。
あの空気がぎこちなく錆びつきはじめているのを、船内の空気で感じ取っていたのかもしれない。]
[With the ignorance with which darkness cries.
[男は自分の心を知らない。]
[知ることもきっとないだろう。]
[ラヴィの毛並みに顔をうずめたまま一度、深呼吸をして。
ラヴィからゆっくり離れると、「
悪かったな、お前だって、感情がないわけじゃないだろうに。
[そう言って、テオドールはようやく立ち上がると、機関長室を後にした。*]
― 現行・メイン・サロン ―
[男は、誰よりも遅くそこへ辿りつくことになっただろう。
入り口やらで出ていく誰かとすれ違いもしたかもしれないけれど。
そこには、誰が残っていただろう。]
[テオドール 生存]
[と一番後ろに記録したなら。
自分が来るまでの間の記録が見たい、と誰かに告げるだろう。
誰も反応しなくても、誰もいなくても。最終的には自分で操作して記録を確認するだろう。*]
― 現行・メインサロン ―
[テオドールは議事録を見ながら、ぼんやりと葉巻の煙をふかしていた。
全部確認し終わると、しかめっ面で紫煙と共に息を吐く。]
…嘘くさ。
[銀羊号の人物だけではない。身内の金馬号もだ。
特有の疑心暗鬼だろう、と自分でも安易に予想できる。
人とは呪われた思考を持っているな、と思わざるを得ない。
テオドールには、信じたい、という思考がない。
終わって帰った後の自分の穴は、エディにでも埋めさせればいいだろう。―いや、機関長だと不満が出るだろうか。指揮関係が意外とややこしい。
――そうだ、これだ。こうやって、終わったあとのことしか考えていない。]
[誰が嘘を言っていて、誰が本当のことを言っているのかわからない。
順番に冷却装置に放り込めばいいのでは?――残るのは自分一人だけ。]
…エディは、ワタシといたから少なくともカシムは襲っていない。
[誰も確認する者などいないだろうと思いながら、それだけ残して。
テオドールはメイン・サロンを出ていく。]
(――気分が。)
[メイン・サロンを出て少し歩いたところで、壁伝いにしゃがみ込んだ。
胸の辺りが酷くむかむかする。何も入っていないお腹から何か出てきそうだ。
――そうだ、この数日、何も口にしていないのでは?
たぶん、そのせいだ。だけど、この場から動ける気がしない。]
(…カレン、カレンだ…。)
[バイザーを操作して、無線を起動する。
ノーラは無線に出てくれただろうか。無線が繋がれば、たった一言。]
……腹が、減って、死にそう…。
[視界が回って、ぱたりと倒れる。
空腹だけでこうなるのは変だと、テオドールだってわかっていた。
気持ちが詰まりすぎて、さらには焦っている。
いろいろ重なりすぎた。
空腹で気絶なんて笑えないけれど。
テオドールは降りてくる瞼に抗うことなく、そのまま目を閉じた。*]
― 現行・メインサロン付近 ―
―――、
[自分を呼ぶ声>>291がして、緩く意識が浮上する。
栄養ドリンクを、と揺れる視界に差し出されて>>292、訳もわからないまま受け取ろうとするけれど。
テオドールはそれを掴んでいられなかった。
反射的に下に手を差し出したけれど、受け止められたかどうか。]
肩を…肩を貸してくれないか。
[マヌケ過ぎて他の誰にも見られたくないし、知られたくない。
人は飯を食わなくても死なないとは言うけれど。ある意味、精神的に極限の状態で食わずにいたらたぶん死ぬ。
三大欲求は満たされた方がいい。
そういえば、ろくすっぽ睡眠も取っていないわけで、人間の三大欲求がほとんど満たされていない。そりゃ倒れるわ。
と浮上し始めた頭で考えながら。
ノーラに助けて貰って、なんとか自分で歩こうとするだろう。*]
機関長 テオドールは、【金馬】通信士 ハーラン を投票先に選びました。
― 起こりうる現象の予測 ―
[今のテオドールには、知らないことが多すぎる。
わからないことも多すぎる。空腹で浮かんだ顔がノーラだったから、彼に助けを求めたけれど、肩を貸してくれた彼が狼ではないとは限らない。
もし、狼が一匹でないのなら。
カシムが死んだときに一緒にいたエディだって狼じゃないとは限らない。どうして、こうも仲間の顔ばかり浮かぶのか。]
[――信じたいから?]
[――否。]
[信じていないわけじゃない。
ただ、今は信用できても信頼できない。]
[
[後者にばかり忠実に生きてしまった。
スノウが伝えにきた事柄>>358を聞いて、素っ気なく「そうか。」と言うだろう。]
もし、複数人狼がいると仮定したとき、
実は、金馬号の仲間が全ての人狼だったりしてな。
[冗談のつもりだったけれど。
それが冗談では済まないことを、今はまだ、知ることはない。*]
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