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世界軸の神子 シェットラント は 電気石の赤鬼 キアラ に投票した
蛍石の技師 クラリッサ は 電気石の赤鬼 キアラ に投票した
紫黄水晶の占師 メレディス は 電気石の赤鬼 キアラ に投票した
電気石の赤鬼 キアラ は 電気石の赤鬼 キアラ に投票した
日長石の鍛冶師 シルキー は 電気石の赤鬼 キアラ に投票した
曹灰長石の治癒士 ミリアム は 電気石の赤鬼 キアラ に投票した
黄玉の皇龍 オズワルド は 電気石の赤鬼 キアラ に投票した
紅玉髄の氷女 ユーリエ は 電気石の赤鬼 キアラ に投票した
月長石亭の元店長 トーマス は 電気石の赤鬼 キアラ に投票した
電気石の赤鬼 キアラ に 9人が投票した
電気石の赤鬼 キアラ は村人の手により処刑された。
次の日の朝、曹灰長石の治癒士 ミリアム が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、世界軸の神子 シェットラント、蛍石の技師 クラリッサ、紫黄水晶の占師 メレディス、日長石の鍛冶師 シルキー、黄玉の皇龍 オズワルド、紅玉髄の氷女 ユーリエ、月長石亭の元店長 トーマスの7名。
/*
今日のデフォはばらけてますねぇ……。
現在の投票先は以下の通りです。(委任している人は含まれません)
世界軸の神子 シェットラント : 1
蛍石の技師 クラリッサ : 1
日長石の鍛冶師 シルキー : 2
黄玉の皇龍 オズワルド : 1
紅玉髄の氷女 ユーリエ : 2
ぼくのデフォはユーリエ殿でした。
─ 『世界軸』中層 ─
うん、ありがとう。
気をつけるよ。
[忠告のような言葉>>2:248には素直に頷いて感謝を告げる。
無愛想を見ながらだと声音の変化は気付けにくいが、声自体に突き放すような雰囲気はなかったため、好意的に受け止めた]
良い予感はしない、かぁ。
試練って言うくらいだから、簡単なわけはないだろうしね。
[オズワルドの言葉は端的だが、思慮の上の言葉のように思う。
続く言葉>>2:255も、言葉の奥に自負と信念のようなものが表れているようだった]
そっか、オズワルドは護りたいものがあるんだね。
[そのために乗り越える、と言っているように聞こえて、そこに意志の強さを見る]
そうだね……必要なら乗り越えるしかない。
それが先に繋がると言うなら、尚更。
お互い頑張ろう。
[記憶を封じられたままのメレディスに、オズワルドが抱くような信条は持ち得ないけれど。
為すべきを為す、と言うのは理解出来たから。
彼の言葉を肯定して、エールを一つ、贈った*]
─ 『世界軸』中層 ─
[中層に戻ると、まずはメレディスの治癒が終わるのを待つ。
神子からの癒しの風があったから、こちらはそこまで休息を必要としていなかったけれど]
じゃ、俺もちょっと休んでくるな。
兄ちゃんも、傷が塞がっても血は減ってんだから無理しないで休んできなよ。
[神殿の者の治癒を受けてきたメレディスにそう言うと、自分も部屋へと戻ってまずは着替えを済ませた後。
首から提げていた天命石のネックレスを外すと、右手の絆石に重なる様に巻きつけて]
…さっきはありがとな。
御陰で助かった。
[緋色の隣で輝く乳白色へと、改めて礼を言った]
─ 『世界軸』中層 ─
[ずっと、個人的な感情で拒否し続け頼ることすらしなかった、出来なかったのに。
それでも絆石は、こちらの声に応えてくれた。
きっとまだ、その全てを引き出すことは出来ないけれど]
…これからは、もっと頑張るから。
よろしくな、相棒。
[天命とは違う、けれど自分と繋がる石に。
今までちゃんと言えたことの無かった、言葉を向けた後]
/*
囁きを見て来たら、魔界人ネタが拾われていた、だと……!
(ただ戦争を起こしただけだったら一族失墜にはならないだろうなと思っていたので、魔界人ネタを取り入れていたという裏事情)
─ 『世界軸』中層 ─
…なんか、良い匂い?
[>>2:246部屋の外から香る匂いに気付き、そちらへとお邪魔して]
トーマスさんも、戻ってきてたんですね。
試練って大変でした?
[そうやって声をかけた後、並んでいる料理の中に見覚えある野菜を見つけて顔を綻ばせ]
早速使ってくれたんですね、ありがとうございます!
[郷とは違う味付けの煮物に変わったそれのお礼を言って、ご相伴にあがれるなら言葉に甘え。
その最中かその後か、メレディスと合流して次の試練へと向かう事になるだろう**]
―― 『世界軸』上層・『月闇の間』 ――
[バチッ、という音が一際大きく聞こえる。>>2:243
キアラの手に生み出されたのは雷の球体。
あの時、という言葉に、そのまばゆい光に、
出会った時のことを思い出す。
二人を引き合わせた雷撃が、今は、純然たる力として振るわれようとしている]
……わかったわ。
私ももっと先へ進む。そのために――
受けて立とうじゃないの!
[そうはいったが大波をもうひとつ出していては間に合わない。
なんとか身体の中心への直撃を避けようと回避に動く中、
迫りくる雷撃の光が視界を埋め尽くしていた。
大波に相対するキアラがどうなったか、確認する間もなく*]
― 『世界軸』中層・奥の院 ―
[儀式の間に残した光の輪。>>2:216
それに触れて訪れた者たちに、神子は笑みを向ける。
もっとも、その笑みはどことなく疲れているようにも見えるだろうが]
……試練、お疲れ様……というのも、どうかな、とは思うけれど。
良き形で乗り越えてくれた事に、心から感謝する。
[最初に告げるのは、礼の言葉。
それからひとつ、息を吐いて]
色々と、言いたい事もあるだろうけれど……まずは、状況を正す事を優先させてほしい。
残る八竜の一、心の『深奥』が、下層にいる。
……彼の竜の討伐、それをきみたちに託したい。
八竜の全てを退けたなら、『世界軸』は安定する。
……もっとも、そこで安心するわけにはいかないけれどね。
[その先にまだ何かある、と。
そう言いだけな口調で告げた後、神子は一度は閉ざした門を再び開封して]
この門を通れば、下層に辿りつく。
こちらとの行き来は、基本的にぼくと、ぼくの承認を受けたものにしか赦されていない。
上に比べると妖魔の数も多いが、先ほど軽く掃除をしておいたから、少しは進みやすいと思うよ。
……どうか、気をつけて。
[静かに告げる最後に、祈るような口調でそう付け加える。
瞳にあるのは、進むものを案ずるいろ。**]
休息の時を経て、三度、上層へ赴く者。
影の絆石を持つ者たちを出迎えるのは、薄紫の仔竜。
天の絆石を持つ者たちを待っていたのは、薄碧の仔竜。
仔竜たちは先と同じ神子の言葉を彼らに伝える。
『全力でぶつかり合う事で、互いの力を相手に示せ』と。
そして覚醒せし光の『柱』の進む先には、命の虚竜が待ち受ける。
対して、下層へ向かうもの。
闇の『柱』の進む先には、心の虚竜が静かに佇む。
☆3dイベントその一:覚醒の試練・そのに
ペア同士での対戦バトルです。
バトル勝敗の決定は、『更新2時間前までの任意のタイミングで、actで1d20を振り、出目が大きかった方が勝ち』とします。
※いつダイスを振るかは、対戦者同士の合意の元、いつでもOK
※ダイスを振らず、事前にメモ相談などで勝敗を決めるのもあり
影組バトルフィールド:『影輝の間』。薄紫色の霧のようなものの漂う五角形の部屋。天井一面に、星を思わせる宝石細工が散りばめられている。
天組バトルフィールド:『天聖の間』。真珠色の布で壁を飾り建てた六角形の部屋。
☆3dイベントその二:『虚無の八竜』討伐・そのさん
NPCボス戦です。
詳細なルールは、1d・2dと同様です。
光組ボス:『幽冥(ゆうめい)』。琥珀色の羽毛と鳥形翼を持った命の竜。西洋竜体型。
闇組ボス:『深奥(しんおう)』。瑠璃色の鱗と皮膜翼を持った心の龍。東洋龍体型。
☆4d墓落ち決定ダイス
次に振るダイス目が奇数だった場合は影組、偶数だった場合は天組が下層移動(=墓落ち)します。
※ペアバトルの結果は、ここには関わりません。
判定ダイス→4(6x1)
/*
あれ?
落ちなかった、だと……?
[※何気に、GM的には落ちた方がラク……なんでもない]
ペア形式のバトルで墓落ちしなかったの、初めてじゃないかい、ボク?
― 『世界軸』上層・『月闇の間』 ―
[背中に受けた強い衝撃、そして大波が全身を飲み込んでいく。
息が詰まり、目も開けられない状況をどれだけ耐えただろうか。
いつの間にか、体を押し潰すような奔流は消え、水浸しの床に座り込んでいた]
――げほっ
[咳き込んで多少飲んでいた水を吐き出し、呼吸を戻す。
この状況では勝ち負けも定かではなかったが、大技を相手へ投げ付けたことを思い出せば、はっと息を呑んで立ち上がった]
ミリアムっ!!
無事かい!?
[相手の姿が見えれば慌てて駆け寄るが、状態は果たして*]
世界軸の神子 シェットラントは、紫黄水晶の占師 メレディス を投票先に選びました。
世界軸の神子 シェットラントは、紅玉髄の氷女 ユーリエ を能力(襲う)の対象に選びました。
紫黄水晶の占師 メレディスは、紫黄水晶の占師 メレディス を投票先に選びました。
黄玉の皇龍 オズワルドは、紫黄水晶の占師 メレディス を投票先に選びました。
/*
投げ返しを考えていたのだけれどね、まとまらなかったんで大人しくひいておくのだよ……!
しかし、やってくれやがるな、こんにゃろうwww
どー返してくれようか、まったく。
[…………そうして気がつけば床に倒れ伏していた。
ダメもとで雷の球に向かい杖を振ったのは覚えている。
その直後に吹っ飛ばされたのも。
水の力で精査しなくともわかる。
火傷は両腕に集中しているが吹っ飛ばされた衝撃で全身が痛い。
キアラが駆け寄る声を聞いてもまだ起き上がることはできず、>>+1]
まあ、………なんとか、ね。
[それだけを応える。
ぐったりと倒れ伏したままだが意識はある模様]
― 『世界軸』上層・時の広間 ―
[ 安心する>>2:252と告げられた言葉に、男は笑みを深くする ]
ああ、任せろ。
[ 翳り無い笑顔に、満足気に応じて、しっかりと頷く。
ちなみに産まれてこのかた、父母以外には、若だの、次代殿だの、名前以外の呼称で呼ばれつけていたので、クラリッサに、名を未だ呼ばれていないことは、全く気にしていなかった* ]
…………私を信じるんじゃなかったのかな?
[安心させようするつもりで紡いだ言葉だったが、
効果のほどは果たして]
─ 『天聖の間』 ─
[中層で休息と腹ごしらえをした後、ユーリエと共に三度上層へと向かう。
試練の間は二度目の討伐を行った広間の先。
現れていた階段を進むと、広い空間へと出た]
へぇ……これが試練の間か。
[壁を真珠色の布で飾られた、六角形の部屋。
その中にちょこん、と薄碧の仔竜が佇んでいる。
確かこの仔竜に聞けと言っていたか、と思い出し、耳を傾けると]
─── 全力でぶつかり合って力を示せ?
[予想外の言葉にメレディスは幾度か瞳を瞬いた]
……まさか強制的に「拳で語れ」をやらされるとは思わなかったな。
女性を相手にするのは占いだけにしたいんだけどー?
[言いながら、ぷにぷにと仔竜を突くが、やらなければいけない、と言うのは理解している。
直ぐに仔竜を解放し、ユーリエへと向き直って]
全く見事な試練だよね。
肉体的にも、精神的にも。
──── でも、やらなきゃ先に進めない。
僕はいつでも良いよ。
[右手を腰に当てた自然体で立ち、ユーリエの準備が整うまで待つ旨を伝えた**]
ちょっ、アンタ……。
[駆け寄ってみればすぐにわかった。
その両腕に火傷を負っていることは。
それに、倒れているところからして、体を打ってもいるかもしれない>>+2]
す、すぐに手当てを……。
ああ、冷やした方がいいのかい!?
[肩の下に腕を差し入れて身を起こしつつ、対処法に困っておろおろと呟く。
そこに、音ならぬ声が届いてぴたりと動きを止めた]
そうは言っても、傷を負ってるのは確かじゃないか……。
[いくら防御や治療の術があると言っても、今痛みが生じているという事実を消せる訳ではない。
案ずる眼差しで、ミリアムを見詰め]
何かして欲しいことがあったら、ちゃんと言うんだよ?
[癒しの術を持たない娘にはそう言うことしか出来なかった。
そうこうしている内に、仔竜の伝言>>2:215と共に、癒しの力が届くかもしれないが**]
― 『世界軸』中層 ―
簡単じゃ、確かに試練にはならないな。
[ 試練に対する男の姿勢はどうやらメレディスに理解されたらしい>>0 ]
ああ、護りたいものはある。
お前さんにも、あるんじゃないのか?
[ 護るべきものがこの世にひとつもないなら、柱としての意志を維持するのは難しいだろうとも、男は思っていたから、メレディスが記憶を失っているとは知らずに、そう言った ]
[ そして、最後に贈られたエールに、ここに来てから、クラリッサ以外には初めて見せるかもしれない笑みを浮かべる ]
ああ、試練だけじゃなく、この先もな。
[ その先で、恐らくは更に大きな敵ともぶつかることになるだろうとの予測は今も変わっていない* ]
― 『世界軸』上層・影輝の間 ―
[ メレディスと別れた後は、個室へと戻り、先と同じように、岩肌を通して、気の回復に務めた。
そして、クラリッサの休息が終わるのを待って、三度、上層へと向かう ]
全力で、か?
[ 薄紫の漂う空間で、待っていた同じ色の仔竜に告げられた説明に、オズワルドは、驚くではなく、ただ困ったように僅か首を捻る ]
確かに簡単な試練じゃないな。
[ 先のメレディスとの会話を思い出して、そうぼやくが、心は既に、決まっているようだった ]
クラリッサ。知っての通り、俺の表皮は硬い。お前の銃弾も、恐らく弾ける。
だから...遠慮せずに撃てよ?
[ クラリッサは、どんな顔をしていたか...男は動じた様子は見せず、静かに笑みを浮かべて、そう告げる ]
俺も、今の俺の全力を見せてやる。
[ ウインクするように、右目だけで瞬きすれば、現れるのは銀の龍眼 ]
皇龍としてではなく、俺自身の、個としての力を、だ。
[ ひゅん、と右手で頭上に掲げた長槍を一閃させて、オズワルドは、真っすぐな視線を、最も大切と思う者に向けた** ]
/*
そういえば案外影組がもだもだしいのでどうなるんだろうと思っているのと
今さらだけどこぶしで語り合うのが似合う男同士ペアがいなかったよねーっていう
私はこう普段からおにゃのこつかいなのに加えて
コンセプト曲のおかげで男キャラやる選択肢がなかtt
/*
早く名前を呼び合おうぜ
今回ナカノヒトの趣味の呼び名変化ギミックは入れられなかったかー というか継承戦争でもそうだったか
[熱を出すのは、子供の頃からよくあった。
義体の影響が身体に返り易い、というのも散々言われていた。
それだけに、旅に出てからもそれへの対策だけは怠らなかったつもり、だった。
にも関わらず、あの時はそれがどこかに飛んでいた。
理由は物凄く単純で──そんな事をつい忘れるくらいに、楽しかったから。
初めて踏み込んだ場所への好奇心もあったけれど。
初めて会ったはずの相手から感じる安心感──絆石を手にした時に感じたのと同じものが、警戒をどこかに飛ばしていた、というのも理由の一つ]
[無事に回復して、状況を把握して。
色々知られた、と気づいた時にも、何故か、焦りのようなものは感じなかった]
……まあ……いいかぁ。
[なんでそんな風に思ったのかは、わからない。
旅に出てからの諸々で、『根拠なく他者を信用するのダメ、絶対』という持論を積んでいたはずなのに。
絆石の縁の作用、と言ってしまえば、それまでなのだろうけれど。
でも、それだけじゃないような、よくわからないような。
そんな気持ちを抱えていて、それが別れ際の『またくるねー』に繋がっていた]
[少し時間をおけば、抱えたものが何かわかるかな、と思ったけれど。
結局、わからないまま、思わぬ形での再会を果たして。
安心と、わからない事の不安、両方が大きくなる矛盾を抱えた状態は。
個人的最終ラインである『名前呼び』を超えるのを妨げる要因のひとつ。
それが不自然でないのはある意味、救い、かもしれない。**]
― 『世界軸』上層・影輝の間 ―
[次に与えられる『試練』がどんなものか。
わからないけれど、いい予感はしなかったから、全力で挑める準備はしておいた。
多少なりとも反動を抑えるカスタマイズとか、今できる事はやるだけやって、向かった上層の試練の間]
……ふにぇぃ?
[薄紫色の仔竜が告げる、試練の内容。
うっかり、妙な声が上がったのは許されてほしい]
いやまあ……ある意味、最強の相手ともいえる、けれど……。
[それってありなのか。
そんな思いは隠しようもなく声音に滲んで。
はっきりそれとわかる困惑を宿した空色を向けた先は──静か、だった]
……いやまあ、それは知ってるけれど。
[動じた様子はない。迷いも見えない。>>11
うわあ、これは割り切ってるな、と一目でわかった]
そうもあっさり、弾ける、って言われるとちょーっと悔しいんだけどなぁ。
[だからこそ、口にするのはこんな言葉。
迷う余裕がないのは、届いた神子の声音からも察している。
そして、これが先に進むために必要なのだというならば]
……おーけいおーけい、そこまで言ってくれるんなら、ボクも全力で応えようじゃないか。
[全力を、それも、個としての力を見せる。
そこまで言ってくれているのに、こちらが逃げ腰になるなどあり得ない。
割り切りがどうの、というよりは、負けず嫌いの作用がそんな風に意識を切り換えて。
愛銃を手に取り、向けられた視線を真っ向から見返した後、音を立てて安全装置を解除する。
薄紫に包まれた五角の広間に、金属音がひとつ、甲高く響いて]
それ、じゃ。
……行くよっ!
[宣言と共に銃口あげて、単射一発。
反動に乗って飛びずさり、着地と同時にモードを切り替え低い位置からの3連射。
初手は牽制、次の連射は足止め狙い。
その状態で床を蹴り、高く跳び上がりながらもう一度単射一発撃ちこみ、宙返りからの着地で距離を取ろうと試みる。
近づかれればこちらが不利。
そこは向こうもわかっているだろうから。
重点射撃をできる期を伺い、今はとにかく駆け回る。**]
紅玉髄の氷女 ユーリエは、紫黄水晶の占師 メレディス を投票先に選びました。
日長石の鍛冶師 シルキーは、紫黄水晶の占師 メレディス を投票先に選びました。
― 『世界軸』中層・トーマスの部屋 ―
だってぇ。
[もふもふふかふかも正義のうちではあるけれど、ご飯は大正義である。
そこのところ>>2:256は、似た者同士である。]
あ、いらっしゃーい
[自分の部屋ではないけれど、来訪者>>4に声をかけ、何らかの会話をしただろうか。
充分な休息のあと、竜討伐へと向かう。**]
─ 『世界軸』中層 ─
[トーマスの部屋にお邪魔して、まずは差し入れ野菜を使ってくれた事のお礼を言って。
それから>>16同じく出迎えてくれたシルキーへと向き直り]
お邪魔します。
シルキーさんも試練お疲れさまでした、怪我とかされてませんか?
[太陽みたいなにこにこ笑顔でトーマスの料理を頬張っている彼女に、こんだけ美味しそうに食べてくれるなら料理人冥利に尽きるだろうなぁなんて思いを抱きながら。
ご相伴にあずかれるなら、しっかり食べるのは試練の後でメレディスと一緒にと願ってこの場は少量だけ分けてもらっただろう。
試練については詳しい内容までは聞かず、トーマスとシルキーに再度礼を言った後部屋を後にしてメレディスと合流した**]
─ 『世界軸』上層 ─
[これまでと同様、光の門を通って階段を上り。
二つの広間を越えて、更にその先を進みながら>>2:242神子の言葉を思い返し]
…本当、試練って何なんだろうね。
八竜二匹だって充分大変だったと思うんだけど。
[この先に何が待ち受けているんだろうと考えながら話す、その脳裏に何か引っかかるものを感じたけれど。
それが、神子が口にしていた言葉の変化だとまでは気付くには至らぬまま、目的の場所に辿り着いた]
─ 『天聖の間』 ─
[階段を上り開けた場所に出るのは今までと同じ、けれど着いた場所は今までとは毛色が違った]
すごい…
全面囲ってあるのか、これ。
[六角形の部屋の壁一面に揺らぐ真珠色の布が仄か眩しく目を細める。
それに気を取られていたから、ちょこんと佇む薄碧の仔竜に気付くのが一寸遅れ。
>>6メレディスが確認した>>#0その言葉は、最初聞き間違いかと思った。
>>7ぷにぷにと仔竜を突く青年の話し振りで、そうではないとすぐに解ったけれど]
─ 『天聖の間』 ─
…それっ、て。
兄ちゃんと戦えってことか?
[そんなこと出来ない、と。
戸惑いを含めた声で問うこちらに向き直ったその顔は、酷く穏やかで。
>>8先に進めないと言い切るその声に戸惑いは感じられず。
目の前のその姿を映す瞳を、瞼の下に一度隠して]
─ 『天聖の間』 ─
……本当に、試練だな。
[絞り出すような、小さな呟きを落とした後、深く息を吸って、吐く。
そして、開いた瞳に再度、青年の姿を映して]
─ 『天聖の間』 ─
──…兄ちゃん。
俺も、忘れてたことがあったんだ。
兄ちゃんとの約束を、そのまま叶えられないってことが、悲しくて、悔しくて。
それ以外にも、俺じゃどうしようも出来ない事が、あったから。
…だから、一番大事なことを、忘れてた。
[言いながら、腰紐を2本共しゅるり、解いて。
纏めて掴む右の手首には、焔を閉じ込めた氷の様な煌きと、この部屋全体を纏うと同じ輝き]
─ 『天聖の間』 ─
あの時望んだ、そのままの俺になることは出来なくなったけど。
郷の皆を、皆が住む郷を、俺の──皆の。
大事な人を、護れる俺にはなれたんだ、って。
兄ちゃんに…貴方にちゃんと、見せなきゃいけなかったんだ。
─ 『天聖の間』 ─
[あの日明かした夢を全て叶えることは不可能になった、けれど一番に願ったことは男も女も関係ない事だった。
こんな簡単なことにずっと気付けなかったのは、足掻くことも出来ず取り残された想いに目を塞がれていたからが大きくて。
でも。
右手の絆がその靄を取り除いてくれたから、ようやく一歩、前に進むことが出来たのだと微笑んでから]
我は氷人族が長の子、氷女のユーリエ!
全力を以て、お相手願います!!
[天命と絆を併せた右手を前に翳して、同じ絆石を持つその人へと戦いの宣を向けた**]
/*
さて。
とりあえず約束のことを伝えただけで半分位のお仕事はできたと思ってるんだがどうか。
まぁ、記憶戻らなかったら先に言った通り試練終わった後で俺男だと思ってたんだーって告白するからいいんだけどね。
実は男として育てられてたんだって告白するより、記憶取り戻した兄ちゃんに俺だよユウだよって言えたら美味しいなと思うので何とか小出しにしていくスタイル(
あとはあれだな。
兄ちゃんの戻す力って、記憶を戻すっていうよりも文字通り失くす前に戻る力だろうからやりたくないんだろうとかもこの戦闘中に出せると良いんだけど出来るかなぁ。
─ 『世界軸』中層 ─
僕?
うーん……どうなんだろう、分からないんだ。
僕は1年前から記憶喪失でね。
[護りたいものがあるんじゃないのかと問われ>>9、困ったような表情で首を傾げる。
記憶を失う前なら即答出来たことも、今は曖昧なままで]
──── でも、
きっと、あったんじゃないかな。
そんな風には思うよ。
[漠然としたものではあったけれど、ここに来てから、大切なものがあったんじゃないかと思える時があったから。
胸の内に温かいものを抱きながら、そう答える]
[エールに対して笑みが返ると、笑った!と心の中で驚いたりしつつ]
そうだね。
試練を越えてからが本番とも言ってたし。
試練が終わっても、気を抜き過ぎないようにしなきゃ。
[そう言って、に、とオズワルドに笑い返した*]
― 『世界軸』自室 ―
いや、もしかしたらそういう感情が力になるのかもしれんな。と、ふと思ってな。
[シルキー>>16は本気食いしてるのかもしれない?まあうれしい限りだ]
おう、いらっしゃい。
[相方と同じく店のノリでユーリエ>>4を出迎える]
ああ、先ほど戻った。試練は食事がとれずに大変だったな。
[それは討伐の後、すぐ試練にいったからであるが大変だったという。
そして野菜については気付いたようで]
おう、せっかくもらったのだから使わないとな。ひとまず教わった通り肉と煮込んでみたんで、できれば感想を頼むな。
[喜ぶのは食べてからだ。と勧める。同じようにといいつつ食べたことはないので味付けの差などを聞きだすように話しつつ、しっかり食べるのは後で>>17とのことなので、味見程度の量を盛り付ける]
メレディスとか。よし、わかった。土産にもっていけ。
[大根と筋肉の煮込みと、氷結果実ジュースを小鍋と竹の水筒にいれて土産として渡し]
試練がんばれよ!
[応援の言葉を送り見送った]
─ 『世界軸』上層 ─
[ユーリエと共に二つの広間を進む間、彼女が零した言葉>>18に小さく唸った]
八竜は倒すべき相手、だったからねぇ。
試練と言うからにはただ倒すだけの相手が居る、とは考え難いかな。
[試練と言う言葉のイメージからそんな風に言う]
─ 『天聖の間』 ─
[試練の間に着き、その内容を聞いたユーリエは戸惑ったようだった>>20。
メレディスも驚きはしたものの、試練としては納得し得るものであったため、戸惑いは無い。
ここに来る前、オズワルドと話をしたのが切り替えの早さに繋がったのもあった]
─── 僕とは戦えない?
[瞼を落とす様子>>21に挑発するように言う。
それに返ったのは、彼女が抱えていたらしい後悔めいた言葉>>22]
僕に ───……
[かつて約束したらしいこと>>23を示してみせるとユーリエは言う。
その言葉はメレディスの胸を打ち、熱を灯した。
今度はメレディスが瞳を瞼に隠す]
(─── あぁ、そうだ)
(僕は、これが見たかったんだ)
[過去の記憶はまだ靄の中。
けれど、ユーリエが示すような成長を見ることを望んでいたと。
己が望むものと在り方を取り戻す]
[右手首に煌きと輝きを宿し、技の媒体となる腰紐を握るユーリエを改めて見遣る]
──── 時とは人に添い、流れに沿い、全てを見守りゆくもの。
僕は
君との約束を果たすため、その想い、全力で受け止めよう!
[取り戻した在り方を高らかに宣する]
[腰に当てていた手でカードホルダーからカードを引き抜き、素早く両手に装填]
……行くよ。
[一言紡ぐと、メレディスは手首のスナップだけで右手のカード ─── フルハウスの役に揃えたトランプをユーリエへと投げつける]
─── speedup
[ひらりと舞うかに思われたトランプは術の発動と同時に弾丸の如き速度で宙を駆けた。
追撃せんと左手のトランプも最小限の動きで放つ。
5連弾の連撃がユーリエへと迫っていった*]
月長石亭の元店長 トーマスは、紫黄水晶の占師 メレディス を投票先に選びました。
― 『世界軸』上層・『月闇の間』 ―
[仔竜>>2:215が声を発したのは、ミリアムとのやりとりが一段落ついた頃か]
『奥の院』?
……ここから更に上へ向かうわけではないようだねぇ。
[どうやらその場所へは、中層の『儀式の間』を通って向かうらしい。
ミリアムの用意が整えば、共に階段を下りることになるだろう*]
[その後も他にも来客はいれば、もてなしていく。
その中に奥の間にいくという、キアラがいれば、オニカラシについては食べてみての試行錯誤中というだろう。主にペーストかスープを目指していることなど伝える。
そしてシルキーには白玉のデザートまで差し出して腹ごしらえを終えると]
準備がよければいくか。
[体も先の試練の後にとどく癒しによって治っている。シルキーは自室に戻るだろうか。シルキーの用意もできれば先ほどの道をたどって討伐へと向かう]
― 『世界軸』上層・幽冥の間への移動中 ―
[中層から門をくぐり、試練の間の先にできた階段を上る。この先にいる命の虚竜がいるのだろう]
特に作戦がなければ前と同じように盾となって戦おうと思うが、何か案はあるか?
[相方と戦う前の相談をした*]
― 『世界軸』中層 ―
記憶喪失?そうだったのか、そうは見えなかったが.........
[ 記憶を失くすというのは、相当に不安なものではないか?というのは、人の身ならずとも想像出来たから、最初から笑顔を絶やさず、何事にも落ち着いた対処を見せていたメレディスが記憶喪失者だったというのは、男にとっては意外に思えた ]
そうか。
[ しかし、続いた言葉に>>26漠然とだが納得する。記憶は失っているとしても、魂に刻まれた想いは残るものかもしれない、と。
きっと、辿って来た道や、心そのものはメレディスの中に、今も生きている。
別れ際、笑い返した彼の表情に>>27そんな想いを抱いていた** ]
― 『世界軸』上層・影輝の間 ―
[ 聞かされた試練の内容に、案の定クラリッサは戸惑ったようだった。
ある意味最強の相手、と、言う言葉には内心で同意を抱く。最も戦い辛い相手という意味で、実にこれ以上手強い相手は無い ]
(だが、だからこそ)
[ 他者とぶつかるのでは判らない事が、この試練によって掴めるのではないか、と、そんな気がしていた ]
俺の一番の特性は硬さだからな。そこに自信を持たないでどうする。
[ あっさり言うなといわんばかりのクラリッサには>>13笑みを浮かべて、そう応じた。
その硬さに頼って来たが故に、先には不覚を取りもしたし、別の弱点もある。
しかし今は ]
自信があるからこそ、お互い全力を出せるだろう?
[ クラリッサの故郷の技術の粋を体現しているであろう銃の威力、それを受け止めると断言出来る事に喜びすら感じる ]
おう。思い切り、来い。
[ 全力で応えるという言葉を聞けば>>14強く頷いて ]
はっ!!
[ 続いて薄紫の中、響いた甲高い金属音...続いた宣言と銃声を耳にすれば>>15間髪入れず手にした長槍を、横薙ぎに揮う ]
[ しかし、クラリッサは、その槍が届く前に、射撃の反動を利用して、槍の間合いの遥か後方に一気に飛び下がり、すぐに足元を狙って連射を浴びせてきた ]
っ......!
[ 当たっても傷は受けまい、だが、連続して集中する弾丸をまともに受けたのではさすがに足元が危うくなる。
たまらず、後ろに下がれば、更に距離は空き、同時に跳躍からの一発が、飛んできた ]
うおおっ!
[ 武器狙いなのか偶然か、手元に当たった弾丸は表皮に弾かれたが、跳躍したクラリッサに追いすがろうと突き出した槍の狙いはぶれて、更に宙返りで距離を稼がれてしまう ]
やはり、身軽だ、なっ!
[ そのまま駆け出すクラリッサの後を追うように、オズワルドの足も地を蹴った ]
[ 身軽さと小回りでは、絶対に敵わないだろうが、全力で駆ければ、大柄な身体はそれなりの速力を出せる ]
はあっ!
[ そして、まだ長槍の間合いには届かぬ位置で、男は、気合と共に、槍をクラリッサに向かって投げつける ]
[ 当たらずとも、足止めさえ出来ればいい、反撃の連射が飛ぶことも覚悟のうえで、男は一気に距離を詰めようと、試みる* ]
[助け起こされながらこくこくと頷いた。>>+3
こんなところに水場などありそうもないけれど。
ああ、でも、いざって時のために、
魔法によらない応急手当のやり方を教えておくのはいいかもしれないとぼんやり思う。
ぴたりと動きを止めたキアラをそっと見つめて]
確かに派手にやられちゃったし、
これ、けっこう、……辛い……けど。
きっと……“先”に進むためには必要なことだと思うのよねえ。
― 『世界軸』上層・影輝の間 ―
そーだね、そこは間違いない。
[特性に自信を持つのも、それ故に全力を出せるのもその通りだと思うから。>>40
返したのは短い肯定。
そして、そこまで言われたなら、後は全力を出すしかないわけで。
バックファイアへの懸念とか、細かい事は全部、すっ飛ばす事に決めた──決められた]
……やっぱ、かったいなぁ、もう!
[跳躍からの単射が弾かれた様子>>42に、口をつくのはこんな言葉。
わかっているが、リミッター解除なしでは打撃を与えるのも覚束ないらしい]
それが、ボクの取り得の一つだからね!
[身軽、という評にはさらりとこう返す。
成長不全気味の身体、その軽さを利点として生かそうとした結果、ともいうが。
……なお、それを生かそうとする反動で少年のような装いを好むようになり、女物を全く着なくなった事で、秘かに父を嘆かせていたのは余談である]
……っ……とは、いうもののっ!
[体躯を生かした全力疾走で来られると、さすがに辛いものがある。
持久力もあっちが上だよなあ、なんて計算を過らせつつ、とにかく再装填の時間を稼ごう、と足を止め、残っていた一発を撃ち出すのと、槍が投げられる>>43のはほぼ同時]
にぇぃっ!!!
そう、くるかいっ!!!!
[とっさのサイドステップで直撃は避けたものの、完全に足が止まった。
弾倉は空、このままでは次に繋がらない……ならば、と再装填に意識を向ける。
当然と言うか、その間に接近を許す事になるが。
至近戦、全くできないわけじゃない。*]
ふむー
なるほどー。
[頬袋が出来るほどは、まだ食べてはいないが、時間の問題だろう。>>28]
あい!
ちょっと痺れたけど、怪我はなかったですよー!
[ユーリエ>>17に元気よく答えながらトーマスとのやり取りを見る。
試練へと向かう銀糸の彼女を、元気いっぱいに見送り。]
けぷっ♪ごちそーさま!
[白玉のデザートを完食>>36後、準備を整えると]
ん、いきましょー!
[トーマスの促しに頷き、上層へと。]
一旦戻った方が良さそうかな?
……どっちにしろ『奥の院』とやらは、中層からしか行けないようだしねぇ。
[この場では手当に必要なものは見つかりそうもない。
幸い神子の力のお蔭である程度は動けそうだ]
――よし、ちょっと揺れるけど我慢しておくれ。
[と言うが早いか、ミリアムを横抱きに抱き上げる。
小柄とはいえ鬼族の力があれば、造作もないことである。
そのまま、階段を下り中層まで引き返す心算]
そうかい。
……ミリアムがそう感じてくれているなら、全力を出して良かった、と思うよ。
[ミリアムと違い、壊すことしか出来ない力に歯痒さはあれど。
傷を負ってなお前向きなミリアムに安堵する*]
とはいえ、まだ竜との戦いが残ってる。
しっかり治しておかないとね。
……ありがとう。
動けないままだったら、その、運んでもらう……の、お願いするかもしれないわねえ。
[できることを探してこなそうとする、その気持ちだけでもじゅうぶん嬉しかったから。>>+4
笑みを見せて応えた。
そうこうしているうちに仔竜からの伝言とともに癒しの風が届き。>>2:215
自力で起き上がれるようになったミリアムは、
自分とキアラ、双方の負傷を治癒しにかかった]
― 『世界軸』上層・幽冥の間への移動中 ―
うん?
[戦う前の相談>>37に、代案がないかと考えて考えて――]
……それでいいと思う!
[結論がこれであった。]
― 『世界軸』上層・幽冥の間 ―
[良くも悪くも「考えるな、感じろ」系。
それが、相棒に何を思わせたかはわからないけれど、命の虚竜・幽冥が待ち受ける場へと辿り着けば]
これも食べられないんだろうなー、ちぇー。
[琥珀色の羽毛と鳥形翼を持った虚竜を見て、そんな一言をポツリと呟くが]
…………でも――頑張るしかないんだけどね!
[さぁ、自分にできる事を行おう。
幽冥の間へ現れたモノに警戒の咆哮を上げる琥珀色の羽毛と鳥形翼を持つ竜へと、少女は駆け出していく*]
─ 回想/『世界軸』中層 ─
[>>28休憩中にお邪魔した部屋の主は、豪快な笑顔で出迎えてくれて。
そのパートナーであるシルキーも屈託ない笑顔で迎え入れてくれるのを見て、素敵な二人だなぁと思う。
試練について大変だった、とか痺れたけど、とか聞けばどんな内容だったんだろうと気にはなったけれどそれを聞くのは公平じゃないと思い黙して]
私の郷だと、寒い分もっと濃い味付けにするんです。
でも、此処みたいに過ごしやすい所だと、多分濃過ぎて食べられないんじゃないかな。
トーマスさんの味付け、すごく美味しいです。
─ 回想/『世界軸』中層 ─
[少量に盛り付けられた料理を口に運んで、地元の味付けの理由を話した後。
そろそろ試練に向かわないと、と失礼する旨を伝えると、お土産まで持たせてくれたトーマスに目を丸くして]
良いんですか?
ありがとうございます、頑張ってきます!
トーマスさんとシルキーさんも、討伐頑張って下さいね!
[二人にも応援の言葉を返した後、部屋を後にして。
世界軸の上層、先へと伸びる階段の途中零した疑問に返ったメレディスの言葉>>30は、そんなものかなぁ、と首を傾げるもまだこの時は呑気なもので。
手に持つ籠の中身についてメレディスから聞かれたら、良いものだよなんて答えたりしながら歩を進めていった]
─ 『天聖の間』 ─
[一面真珠色の部屋の中、仔竜から聞かされた言葉は戸惑うものだった。
>>31戦えない?という言葉に頷きたい気持ちも有る。
メレディスと戦うなんて嫌だ。
でも、先に進まなきゃいけない所で逃げるのは、もっと嫌だ。
それに、何時かのあの日誓った事を。俺はまだ、示せていないから]
緋色は火色にして氷色
相反するもの 秘めし天命
[前に差し出した右手に掴んだ腰紐に、己の呪を施しながら視線の先、>>33瞑目するメレディスの答えを待って。
返された高らかな宣に、今までと違う何かを感じて目を瞠った。
けれど、今はそれに意識を割く余裕は無い]
我が意志によって解き放たん!
[>>35カードが投げつけられたと同時、力込めた言の葉を唱え一方の腰紐を氷の槍へと変えて。
もう一方には鎖の様に数珠繋ぎの氷を纏わせたものを左手に持ち変えると、即座前方へと駆け出した。
その勢いのまま、カードのみならずメレディスの胴をも薙ぎ払おうと振り翳した**]
― 『世界軸』上層・影輝の間 ―
っとおっ!
[ 槍を放つとほぼ同時に撃ち込まれた弾丸は、顔面に迫ったため、身を捻って、すれすれ避けた。実は頭部と顔面は、表皮が薄く、銃弾を受ければ無傷とはいかないかもしれない部分なのだ。
もう一カ所、銃弾が当たると少々まずい場所があるが ]
ははっ!驚いたか?
[ 投じた槍に目を見張ったクラリッサの様子に>>47男は笑う。不思議な高揚感は、これまでに感じた事のないものだ ]
[ 足の止まった相手に向かって、そのまま速度を上げて駆ける。
避けられて落ちた槍を拾う暇は無いから、とれる手段は肉弾戦のみ ]
はっ!
[ 鋭い気合と共に、クラリッサの右の胴を狙った回し蹴りを仕掛ける* ]
ううん……。
[――が、派手に大技とも言える魔法を行使した後だったためか、
治癒魔法の効果は万全には及ばなかった。手は動かせるようになったものの。
休息は必要だろう。どのみち戻らなければならないし]
そうねえ、さすがに疲れちゃったみたいだし。
戻って……… って、え?
[戻ることを了承した直後。
かけられた言葉にやや首を傾げている間に、
キアラに抱きあげられていた、横抱きに。>>+7
運ばれる体勢としてそれは予想の範囲外だったわけで]
わ、ねえっだいじょうぶ? 重くない?
[鬼族だから腕力に不足はないだろうということを忘れ思わずびっくり顔で問いながらも、
その体勢のまま中層まで降りていった*]
― 『世界軸』上層・幽冥の間への移動中 ―
よし、ならしっかり盾になるから派手に頼んだぞ。
[たいして案もないのは変わらない。今回もシルキー>>49の盾となろう。
ある意味特化してるから役割分担は明確だったともいえたかもしれない。]
― 『世界軸』上層・幽冥の間 ―
[色合いと醸し出す雰囲気こそ違うが、先に見たのと同じような羽毛竜]
駄目だろうな。食っても腹を壊しそうだ。
[負の感情とかいうものらしいからな。とはあるなか。虚竜が発する警戒の咆哮が肌を震わせる。]
よし、存分にいけ!シルキー!
[駆け出していくシルキーに並走するように盾を掲げながら走る。竜の次の動きをみて、体が横にそれるのをみる]
シルキー。ちょっとしつれいする……ぞっ!
[ぐるんと体を横回転させるように動く虚竜をみて、傍らで走るシルキーの腰のあたりに手をまわすようにして持ち上げ、上へと投げ飛ばし。薙ぎ払う尾っぽへと相対し、盾で受け]
ぐ…っが…っ!
[鈍い音を響かせる。だが守るといったのだ、ユーリエから応援>>52ももらったのだ。男としては奮起したいところだ。あえて踏ん張ることはせず、脚を滑らせるように横に反らし、盾とともに体を横に反らしながら受け止めた*]
[どうやらミリアムは予想以上に消耗していたようで、治癒魔法だけでは回復は不十分なようだった。>>+9
一度中層に戻る流れになった所で、徐にミリアムを抱き上げる]
アハハ、このくらい軽い軽い!
[驚いた様子のミリアムに笑って答えつつ、そのまま中層まで下りていく]
― 『世界軸』中層 ―
[中層には他の面々も戻ってきたようで、特にトーマスの部屋>>2:246からは良い香りが漂っていた。
誘われるままに部屋へ向かえば、もてなしと共に、島の特産品に関する進捗>>36も聞くことが出来たのだった]
なるほどねぇ。完成したら是非アタシにも試食させとくれ。
[鬼だから辛さへの耐性はあるが、それでも他種族向けの味付けというのは気になるのだった]
[そうしてその場の面々と言葉を交わしつつ、十分に体力が回復した所で『奥の院』へ向かう*]
─ 『天聖の間』 ─
─── speeddown
[加速は維持したままに、カードホルダーから大アルカナを13枚引き抜き、前方へと翳した右手の前にそれぞれを広げ、減速の術をかける]
horoscope
[トランプの連弾を物ともせず前へと出てくるユーリエ>>54が得物を振るうのに合わせ、タロットの盾でその切先を往なしつつメレディスは後方へと飛んだ。
トランプの連弾は薙ぎ払いによりほとんどが打ち落とされる]
この程度じゃ止められないか。
[後方へと飛んだ直後、更に踏み切って身を宙へと躍らせ、「硬貨」のアルカナを3枚、足場としてユーリエの頭上を飛び越えようとした。
その際、足場にしたそれぞれタロットの裏に加速を付与したトランプを沿わせておく]
Forth rain!
[ユーリエの頭上を通過せんとした時、宙返りをして逆さまになった状態で加速を付与したトランプのクイーン4枚をユーリエへと放った。
降り注ぐ雨と言うには鋭い連弾が僅かな時間差でユーリエに襲い掛かる*]
― 『世界軸』上層・影輝の間 ―
ふつーに、驚くっての!
[笑う声に突っ込み返し。
けれど、何となくそんなやり取りも楽しい、と思ってしまう。
思いも寄らない手とか、普通に見れるもんじゃない、と思えばそれはそれで、生来の好奇心を疼かせる。
次は何を見れる、違うもの引き出すためにはどうすればいい。
そんな思考は、作ったものをカスタマイズする時のそれとも似て、高揚感を与えてくれた]
うにゃ、っと、とっ!
[距離を詰めてきたオズワルドが放ってきたのは回し蹴り。>>56
これはちょっと喰らいたくない、と回避を試みるものの、ほんの僅かに反応が遅れた。
完全に避けきる事はできず、掠めた蹴りが少なくない衝撃を伝え、息を詰める。
基本軽装当たれば落ちる、いわゆる『当たらなければどうと言う事もない』タイプには、結構厳しかった、が]
このっくらいで、音ぇ上げてちゃね。
女の一人旅なんて、できないんだよっ!
[きぱっと言いつつ、距離を開けるのではなく、逆に詰める。
低い姿勢から近づいて、跳ね上がりながらの後方回転蹴り。
なお、蹴り脚は義体の右脚。
基本フレームにレアメタルを使っているから、当たるとかなり痛い。
もっとも、はっきり狙いを定めているわけではなく、奇をてらって隙を作り、距離を開けるのが主目的。
故に、当たる当たらないに関わらず、着地した後、大きく後ろへ飛びずさる。*]
― 『天聖の間』 ―
…くそっ!
[>>60弾丸さながらに飛んでくるトランプは弾き落とせたものの、狙った胴は盾にいなされてしまった。
後方へと距離をとられたと見ると、またカードが飛んでくるかと一瞬身構え。
それが隙となったと悟ったのは、>>61頭上を取られたと解ったと同時]
させるかぁ!!
[何が来る、まで察知したわけではないが。
何かが来る、と確信して右の氷槍を頭上へ向けて横薙ぎし。
時間差で撃ち貫かんとするカードは全て弾くことはできず、腕に2、3掠めたが致命傷は避けられた]
(時間をかけたらダメだ。)
[最中に考えるのは、どうやって仕掛けていくか。
メレディスから聞いた彼の能力を考えれば、攻撃の間隔が空けば即座に対処されてしまうだろう。
距離を取らせず、足を止めさせることは出来ないかと考え浮かんだことを即、試そうと槍を構え]
てえぇぇぇえい!
[そのまま、棒高跳びよろしく地を突いて飛び上がり、メレディスとの距離を詰めながら両の手で氷鎖を振り下ろさんと**]
―― ちょっと前 ――
も、もちろんしっかり治すわ。
だから心配しないで、キアラはその全力を今度は竜にぶつければいいと思うわ。
私も全力で手助けするから。
[声なき声にも驚きの余韻と、
ついつい好意に甘えることを選んでしまった歯痒さが滲むものの。
先を見据えた思いに切り替えはっきり告げていた*]
― 『世界軸』上層・影輝の間 ―
[ 手加減無しの回し蹴りは、クラリッサの胴を掠めたが>>63勢いが乗っていただけに、振り抜いた後は、少しばかり体勢が崩れることになった ]
ほんとに、元気な奴だな...
[ 軽くはない衝撃を喰らったはずだというのに、怯む気配もないクラリッサの様子に、思わず漏らした声には呆れたような響きが籠もった ]
ぬおっ!?
[ そのまま距離をとるかと思われたクラリッサが、逆に詰めて来た事には、今度は男の方が驚かされた。
何をする気だ?と、思う間に、小柄な身体は全身バネのように低い姿勢から見事に跳ね上がり、義体の右足による蹴りが襲ってくる ]
[ 咄嗟に身を引いたが、レアメタルの重い一撃は、顎に届き ]
くあっ!
[ 一瞬、脳味噌を揺すられるような感覚に陥って、後ろへよろめく ]
くっそ...やってくれる......
[ 目論見通り距離を取ったクラリッサは、どう動いたか、男の視線は、右手の少し離れた場所に落ちている長槍に向き ]
...!
[ 咄嗟、そのまま、身を転がして槍を手にしようと動いた。手が届いたなら、低い姿勢のまま、クラリッサの足を薙ぎ払うように右から左へと地面すれすれの位置で槍を揮う* ]
― 『世界軸』中層・奥の院 ―
[休憩や準備を終えれば、ミリアムと二人儀式の間へ向かうことになるだろう。
光の輪へと触れれば、目の前には今までと異なる空間。
そしてそこに立つ神子の姿があった>>*0]
なんだい、アンタも随分と疲れているみたいじゃないか。
[『世界軸』に初めて迎えられた時と比べ、明らかに消耗している様子。
見えない所で行われていることを思えば、それも当然か]
―― 『世界軸』・中層 ――
[このくらい軽い、と笑みとともに言われ、>>+10
キアラの凄さを再確認などしつつ戻ってきた中層。
気疲れもあったため、今回ばかりは神殿の者に治癒を任せることにした後]
腹が減っては戦はできない……、お?
[美味しそうな匂いを嗅ぎつけ再びミリアムの身はトーマスの部屋にあった。>>2:246
色合いも材料も様々なメニューが並ぶ中、
シーフードカレーに懐かしさを感じて思わずおかわりまでしてしまった。
なにせ故郷においてはめったにたべられないごちそうであったために]
ああっ、そのお料理私も是非試食してみたい!
なんというか人間代表として?
[と、トーマスとキアラのやりとりに横から乗っかったりもした。>>36>>+11
なお辛いのはあまり得意ではない]
そうだね、のんびりお話している場合ではないか。
[残る八竜の名を挙げる神子>>*1に頷く。
しかしその口振りには、どこか引っ掛かるものがあった]
八竜以外にも、何かあるのかい……?
[疑問に思いはすれど、追究は今はせず]
/*
まあなんというか、割と通常営業なダイス目というか。くろねこさんが相手なので、結果はまったくわかりませんし、想定もしてないぜ(まて
――下層、ねぇ。
[神子が告げた言葉>>*2には思う所があった。
伝承が正しければ、下層の更に下には魔界が在り、鬼族の祖先はそこから現れたというのだから。
そう思考に沈んでいた所で、神子の思わぬ言葉に瞬いた]
妖魔の掃除って……アンタそんなことまでしていたのかい?
ああ、いいさ、後はアタシらの力でなんとかするから。
[ね、と、力強い眼差しを相棒へ向ける。
それからこちらを案ずる神子へ]
アンタもね。
無理するな、と言ってられる状況でもないけど……八竜でもなんでも、相手できるものなら引き受けてやるさ。
[少しでも神子の背負うものを減らせれば、と努めて声を張り。
ひらりと手を振って、下層へ繋がる門を潜った*]
― 『世界軸』上層・影輝の間 ―
[距離を詰めての蹴りは狙い通り意表をついて、蹴り上げた足には相手を捉えた事を示す衝撃が伝わる]
(……あ、ちょっときつ)
[ほんの一瞬、過ったのはそんな思い。
戦闘用に調整されているわけではない以上、こんな使い方をすれば思わぬダメージを被る事にもなり得るのだが]
使えるものは、なんでも使わないとねー。
[文字通り、全部の力を使わないと、ここを超える事はできないから、と。
自身を鼓舞して距離を取る]
……っと!
[先の蹴りで受けた痛みと、自身の攻撃で残った衝撃は次の行動への反応を幾らか鈍らせる。
その間に落ちた槍が拾われるのは見ていたが、今は、狙いを定める事に意識を向ける]
……あんまり長引かせると、辛いから、ねっ……!
[元より、こちらは短期決戦型なのだから、と。
思いながら引き金を引いた。*]
― 『世界軸』上層・幽冥の間 ―
お腹壊すのはやだぁ。
[正直な反応を返しながら、駆けていく。
虚竜の様子は分かっていたけれど。
そのまま突っ込もうとした所で、
相棒に上空へと投げ飛ばされる。]
――でりゃぁぁ!
[響く鈍い音に心配になるが、虚竜の柔らかな場所へと、大槌を振るい。
痛みの咆哮を聞きながら、もう一度、大槌を振るう。
反撃?覚悟の上ですよ**]
─ 『天聖の間』 ─
[降らせたトランプがユーリエに襲い掛かる間に伸身宙返りの要領で着地をするはずだったのだが]
うわっ!!
[それよりも速くユーリエが槍を踏み台に宙へと飛び上がってくる>>66。
驚きの声をあげ、逃げ場の無い空中で振り下ろされる氷鎖に対し、タロットの盾を翳した]
ぐっ ───
[盾もろとも叩き落とされる形となったメレディスは、そのまま床へと衝突する。
肺腑から空気が全て抜けるような感覚に襲われ、軽く何度か咳き込んだ]
けほっ……まさか、そんな方法で飛んでくるとは。
[呟きながら起き上がり、痛めた背をぐっと伸ばす]
なかなかやるじゃないか。
─── でも、近付かれるとこっちが不利なんでね。
[言って、空中のあちこちにまた「硬貨」のカードを固定させた。
傍目から見れば飛び回るために設置されたように見えるそれ。
その裏側にはやはり同じ数だけ、加速の付与をされたトランプが沿わされた]
Alternative
[大アルカナから7枚のタロットを引き抜き、広めのV字の形で減速の術をかけた後、更に加速の術をかけてユーリエへと放つ。
鋭さを伴うブーメランは往路ではユーリエの左腕を、復路では右腕を掠める軌道を駆け行くが、弾かれるならその時点でメレディスへと戻って来るもの。
それを放った後、メレディスは再び宙へと飛び上がらんとする*]
― 『世界軸』上層・影輝の間 ―
[ イレギュラーな攻撃法は、放った方にも相応のダメージをもたらしたようで>>69その隙が、男の手に長槍を取り戻させる ]
はっ!!
[ 狙い澄まされた銃弾は>>70男の首の付け根の表皮の薄い部分を掠め、朱を散らしたが、揮った槍の動きを止めるには至らず、狙い通りに、射撃体勢をとったクラリッサの足を払って、転倒させる。
男は、そのまま、長槍を頭上でぐるりと回しながら、穂先を正面に向け直し、転んだクラリッサの前に踏み込んだ*]
/*
ちまちまと大技用の布石。
こう言うのやってみたかったんだよねw
搦め手タイプのキャラってあんまりやらないからなぁ。
[トーマスとニアミスしたかどうかについては、>>2:4
お店の名前を聞くことができていれば思い出せただろう。
とある街に滞在した時に話を聞いて、
珍しい食材を用いた食堂兼酒場というものに興味を抱いたものの、
なんとなく漢くさいイメージを抱いて入店に踏み切れなかった、記憶。
それが今こうして食事にありつき言葉も交わしているのだから、
縁とは奇なるものである。
やがては休息の時は過ぎ、中層に新たに現れた光の輪>>2:216を通って向かうは『奥の院』]
―― 『世界軸』中層・奥の院 ――
[そこにいた神子は、どこか疲れたような笑みを向けて二人を迎え入れた。>>*0]
良き形……ええ、そうねえ。
[結果は上々だ。
とはいえどのような心積もりであの試練を課したのか気になりはしたが、
のんびり話している場合ではないのも確か。>>*1>>+14]
下層ねえ……素直に上に行けって言われなかったからもしや、とは思っていたけど。
ともかく安定まであともう少しってワケね。
[神子の口ぶりからするとまだ安心できない要因がありそうだが。>>*1
まずは目前に迫る敵をどうにかすることを優先しよう、と思いつつ]
掃除? 私達が戻ってきた時いなかったのってそのせい?
[何というか至れり尽くせりだが。>>*2
それで神子が疲弊してしまっては本末転倒なのではないか。
相棒が向ける力強い視線に頷きを返した後、>>+15
こちらを案ずるいろを眼差しに浮かべる神子にまっすぐなまなざしを向け、]
キアラの言う通りよ、確かに状況はまだよろしくないけれど。
今の『柱』である私達の代わりは誰にもできないように、
貴方にだって代えはいないはずよ、だから……、
[無理するな、と言いかけたのをそのまま飲み込んで、]
― 『世界軸』上層・幽冥の間 ―
[防いでいる間に、シルキー>>71が上空から痛撃を当てたようだ。]
ぬぉぉぉぉおおお!!
[気を引き反らすようにこちらは痛みによるものではない咆哮をあげ、蔦が這う右腕を振るうと、赤い実がはなたれ、虚竜の腹部の羽毛にとりつくと、ボンと音をたて破裂し、そこから蔦が伸び地面へと繋ぐ鎖になり動きを邪魔しようとするが、シルキーからこちらへとどれだけ気を反らさせれたか**]
― 『世界軸』上層・影輝の間 ―
うにゃうっ!?
[放った一撃はオズワルドの首筋を掠めるものの、動きを止めるには至らない。
やば、と思った時には時既に遅し、槍の一閃が足を払っていた]
わ、と、にゃっ!
[どうにか受け身は取れたものの、すぐに立ち上がるには至らない。
やばい、と重ねて思いつつ、それでも離さずにいた銃のグリップを握り直して]
……ん、のっ……。
[槍がぐるりと回り、穂先が正面を向く。
立て続けの衝撃がまずかったのか、右脚が上手く動かない。
それでも、ただやられるか、との意思は下がるを是とせずに。
空色は、踏み込む姿を真っ向見据えて揺らがない。**]
― 『世界軸』下層・心の広間 ―
[下層へと下った先には、『深淵』の時と同様広間があった。
しかしその中に待つものは、闇竜とは異なる姿をしていた]
こいつが心の龍かい。
なるほどね――アタシの故郷でいう"龍"と、同じ形のヤツもいるわけか。
[瑠璃色の鱗に覆われた胴は長い。一見蛇のようでもあるが、背には皮膜の翼があり、地を這うだけではないと示していた]
ま、形なんてものは関係ない。
どんな相手でも、雷で焼くだけさ!
[引き抜いた苦無を、翼の付け根辺りを狙い"真っ直ぐに"飛ばす。
図体が大きい分、咄嗟には飛べず対処が難しいと判断してのこと。
しかし――龍はキアラが苦無を投げるのと"ほとんど同時"に、翼を打ち下ろし苦無を弾いた]
なっ――速い!?
[単純な反応速度だけではない。
まるで、こちらの狙いが初めから読めていたかのような動きであった**]
─ 『天聖の間』 ─
[防御も槍も手放して跳んだのは、対処の間を取らせない為。
振り上げた自分の腕から朱が散るのが見えても、それに構う事無く振り下ろした氷鎖はやはり>>72カードの盾に防がれてしまったけれど]
っりゃああああああ!!!
[構うもんかと言わんばかり、盾ごと力任せに地面へと叩き落し。
>>73起き上がる人に対峙する様に自分も体勢を立て直し]
なりふり構って全力なんて、言えないだろ…!
[返す言葉はぶっきらぼうだが、>>74なかなかやるという一言で嬉しさを感じてしまうのは不可抗力。
でも、それで喜んでいられる様な時間は無い]
…っ
[見る間にカードが宙に固定されていく。
メレディスの足場であり、鉾であり盾であるそれがあちらこちらに配置されるのはこちらの不利でしか無く]
…やっぱ、厄介だよな。
[共に闘うならこの上無く頼もしい相手だからこそ、対峙する困難さを痛感する。
だからといって愚痴っていても始まらないし、今この瞬間にも>>75更なるカードが放たれてきて]
っ、緋色は氷色 氷は表!!
[咄嗟に氷を前面に張り出して壁を作り、ブーメランを弾くも急造の壁は一撃で砕かれた。
狙いは多少外れてくれたが、返る挙動で先のカードで出来た右腕の傷を更に掠められ。
痛みに顔を歪めながらも瞳はメレディスを追いかけ続け]
……行かせる、かぁ!!!!
[再度宙へと飛ぼうとするその姿に、時間をかければかけるだけ自分が不利になると考えて。
即座駆け出すと、その足を絡めとろうと氷鎖を投げ打った*]
― 『世界軸』上層・影輝の間 ―
[ 揺らがぬ瞳が男を見据える>>79龍の牙の前に身を曝しても尚、一歩も退かぬ意志の光 ]
(綺麗だな)
[ その瞳を見つめる男の胸に浮かんだのは、そんな想い ]
惜しかったな、クラリッサ...
[ ぴたりと、槍の穂先をクラリッサの胸元へ向けたまま、最後の一歩は踏み込まず、男は笑みを浮かべた ]
もう、2センチばかり中心にずれていたら、俺の逆鱗に当たっていた。
[ その言葉が示すのは銃弾の掠めた首元の傷。彼女が手にした銃を再び放つなら、狙う事は容易い筈だ** ]
─ 『天聖の間』 ─
[メレディスの言葉を受けて返る言葉>>80に、そりゃそうだ、と思いながら肩を揺らす。
こちらも余裕を装ってはいるが、追い縋っての一撃は少なからずの動揺を生んだ。
ここまでとは、の想いは口にしたものと同じ]
(これが僕が見たかったもの……彼女の成長)
[背の痛みすら噛み締めるようにして、口端に笑みを載せる]
[放ったブーメランはユーリエが作り上げた壁を打ち砕いたようだが、軌道のズレが生じたよう>>82。
復路へと入るにはそれなりのタイムラグが生じる。
その合間を抜いて、ユーリエは飛び上がるメレディスに対し妨害を仕掛けてきた]
っとぉ!?
[一つ目の足場へと着地したその時、左足に投げられた氷鎖が巻きつく。
その勢いに振られ、着地したはずのその足は足場からずれ]
たっ、とっ、と!
[落下する途中、咄嗟、それまで足場にしていたタロットを手で掴み。
ぐるん、と鉄棒の要領で足場を中心に2回転。
回転の勢いがついたところで、ユーリエ側に身体が振れたところで手を離した]
せぇいっ!!
[空中で屈伸宙返りをした後、氷鎖が絡みついた左足を突き出し、ユーリエに向かって蹴り降りていく。
これまでカードを使っていたのに反した肉弾戦の一撃だった*]
─ 『天聖の間』 ─
[文字通り全力で立ち向かっていたから、>>84メレディスのその表情も見逃すことは無かった。
自分が嬉しさを感じている様に、メレディスも何か感じてくれているのだろうか。
闘いの宣に際した名乗りも含めて、記憶に何か触れるものがあっただろうか。
自分がメレディスから色んなものを受け取った様に、メレディスが自分から、受け取っているものがあるのなら]
(──嬉しい、けど)
[ほんの少しだけ、寂しいと感じるのは。
きっと、目の前のメレディスがあの頃と変わっていないからだ。
記憶を失っても変わらないからこそ、あの郷での暮らしを覚えているメレディスとこうなりたかったと、願ってしまうから]
[今はこの気持ちに引き摺られてはいけないと気を取り直し。
投げ放した氷鎖は、狙い通りとは行かずも>>85体勢を崩させることには成功した。
落下してくるだろうその場を狙う為、槍を拾ってこようとしたのだが]
っ!?
[>>86これまで空中で回転するのは体勢を整えるだったから、ここで攻められるとは思っていなかった。
それもカードを使わないで、直接攻撃してくるなんて想定もしていなかった。
でも]
───…負けるもんか!
[術を唱えようと咄嗟翳した右手の、緋石を照らす乳白色の輝きが、仄か増した様に感じたのは気のせいか]
緋色を包みし 白の輝き
[ここまで動き回って、結構の疲労がたまってきているのが解るが迷う時間は無い。
詠唱を紡ぐ声は、急ぎ早口になり]
全てを覆い 埋め尽くさん!!!
/*
大技布石あるのでラ○ダーキックは受けるなり躱すなりして欲しかったところなんだよなー。
ネタだし(
どうやって繋げようかな。
―― 『世界軸』下層・心の広間 ――
これが……?
[広間で待ち受けていた八竜が一体、その姿を見てミリアムは驚きに目を見開いていた。
闇の竜とは明らかに違う。巨大な蛇に翼が生えた姿、と表現するのが近い]
へえ、つまりは東の方の“龍”ってワケね……。
[傍らのキアラに万全の状態での強化の魔法をかけつつ、>>+20]
そうねえ、ちゃっちゃとやっつけてあの神子様に、
元気な姿をお見せしてあげないと。
─ 『天聖の間』 ─
[郷の記憶は断片的に戻ってきているが、大事な部分はまだ取り戻せずにいて。
ユーリエが願うもの>>87も知る由が無いメレディスは、叶えてやれないことを悔やむことも出来ない。
今はただ、彼女の全力を受け止めるために戦う。
自分自身が攻撃に出ることに意表は突けた>>88ようだが、それに怯むユーリエではなく。
緋色の煌きと乳白色の輝きをメレディスへと突き出してくる]
真っ向から、か。
[くっ、と思わず喉奥で笑ってしまう。
侮るのではなく、正面から、文字通りの全力で向かって来るのを清々しく思ったため]
(手癖悪く行く心算だったんだけどなー…)
[ふふふ、とつい笑いが出て止まらない]
─── 受けて立つ!!
[不意を突くために配置した足場の仕掛けを発動させることは無く、放たれる氷雪吹雪に真っ向から立ち向かう。
胸元からふわり浮く乳白色が淡い輝きを帯びた]
topspeed!
[自らに加速をかけ、蹴りの威力を上げる]
/*
深夜に腹筋崩壊さすなやラああああああ!!!
仕掛け発動させると熱くない、とか思って止めたらこれですよ!!
[初撃――翼の付け根辺りを狙って投擲された苦無は、しかし、
心の龍の翼に打ち落された。>>+21]
えっ、……ええっ!?
[いくらなんでも速すぎる。そう思った]
……もしかしたらこの龍、最初からこういう攻撃が来るって分かってたんじゃ。
[その可能性を確かめるために、『深淵』の時も用いた探査の水球を放ってみたが、
これもまた放たれたのとほぼ同時に対応が完了していた。
つまりは尾の一振りによって弾かれてしまったのだ**]
─ 『天聖の間』 ─
[渦巻くように吹き荒れる乳白色の氷雪吹雪。
美しい煌きも、それを楽しむ余裕は今は無く。
氷鎖を纏う蹴りがその中心へと突き刺さる]
はああぁあああぁああ!!
[真っ向からぶつかったことで身体に氷雪が付着し、それらはメレディスを凍りつかせんと体温を奪う。
けれどそれよりも先に、速さと重さを備えたメレディスの蹴りが吹雪の中心を打ち破った]
せいっ!!
[勢いのままに蹴り飛ばしたのはユーリエの右手。
外に弾くように蹴り出した後、メレディスはその下を潜るようにして僅かに地面を滑り]
─────………
[振り返り様、大アルカナ ── 「運命の輪」を引き抜いた右手をユーリエの首元へナイフを当てるように添えた。
左手では戻って来たタロットブーメランを受け止める]
/*
今回のラ神、素敵に遊んでるなw
……いや、今回も、かw
そしてペアバトル村でダイスランダムに勝てない記録を着々と更新しているボクである(
狙撃結果死亡記録とどっちが伸びるだろうか……w
蛍石の技師 クラリッサは、紫黄水晶の占師 メレディス を投票先に選びました。
― 『世界軸』上層・影輝の間 ―
[鋭い牙が間近に迫っても尚、空色は揺らぐ事はない。
この辺りは意地張り気質と──立つべき時には最後まで毅然としてあれ、という母の教えによるもの。
国を離れて流離う身となっても、一国の公女である事、その矜持は持ち続けなさい、と。
他国の王家から、変人の集う技術公国に嫁いできた母に言われた事は、旅に出てからも守り通して来た]
……逆鱗?
[傷を示しながらの言葉>>83に、小さく首を傾ぐ。
それの意味する所を教えられたなら僅かに目を伏せ、は、と小さく息を吐いて]
……そーだね、それは大分惜しかった。
銃身のブレ、もう少し補正しとけば良かったかなあ。
まだまだ、技術屋としても銃士としても甘いなあ、ボクは。
[ため息に続いて、こんな言葉を落として肩を竦め。
伏した目を再び上げる]
……しかしだね、相方殿。
この状況で、それを懇切丁寧に説明するってどうなんだい?
これでも、早撃ちには自信があるんだよ、ボクは。
[にっこり笑う、その右手には銃が確り握られたまま]
ここからきみが踏み込むのと、ボクが撃つのと。
どっちが早いか、試そうとでもいうのかな?
[こてり、と首を傾いで問う。
この場で求められているのが殺し合いでないのはわかっているが、突っ込みたくなったんだから仕方ない。**]
/*
☆拾うもの
・トーマス殿の林檎
・闇組の青ログ
☆GMのお仕事
・天組移動関連
・虚無さん登場エフェクト
一番最後のは、明日の夜に食いこんでも問題ありませんね。
上三つのは、仕事の合間合間に考えますか。
/*
俺の兄ちゃん本当にかっこ良過ぎだな!
と、自重しない独り言を置きつつ。
ダイス最大値で負けるのはぼんやり予感してたよね…本当にそうなってるの見るとおぉうってなるけど。なってるけど。
てかろこさん遅くまで頑張ってくれてたな、俺落とすの遅かったし夜更かしさせて申し訳ない。
ちゃんと寝れてたらいいんだけど、寝不足させてごめんね。
こっちで言ってもエピ入りしないと見えないけど(
ふう、……今回は正面突破とは行きづらい相手のようねえ。
[考える。相対する心の龍の能力はいかほどか、と。
狙われている箇所や攻撃の軌道が最初から分かる――言い換えるなら“読める”なら、
“読みにくい”攻撃を放てばどうなるか]
キアラ、……真っ直ぐじゃなくてジグザグ軌道で苦無を投げつけるの行けるかしらねえ。試練の時みたいに。
アレをたくさん放てば少しは効き目があるかもしれない。
[全く効き目がなかった場合もはやお手上げかもしれないが、
まずは思いついた手をとにかく打って見るに限ると思いキアラに提案を。
相棒の方にも考えがあって、そちらの方がよさそうなら乗り換えるつもり**]
/*
朝独り言落とした後すぐに呼ばれて今まで戻って来れなかったとか本当申し訳ない…!
疲れてるのと眠いのとでちょっと頭まわってないけど早くお返ししなくては。
でも今日は早く寝よう流石にねむい。
─ 『天聖の間』 ─
[ここまで、記憶が戻って欲しいと思ってもそれを急かす言葉は口にした事が無かった。
メレディスにはユウしか知らないままで居て欲しい、記憶が戻らないで欲しい気持ちも残っていたからもあるけれど。
一番は、あの時メレディスの部屋で聞こえた、あの言葉。
自分が駄々をこねたら、この人がしたくないと思ってる事をさせてしまうかもしれないと、思ったから。
だからユーリエは、今この瞬間も決して、願いは口にしない。
>>91>>92今真っ向から対峙してくれているこの人だって、間違い無く俺の知っている『兄ちゃん』だから]
ああああああああああああああああああ!!!
[突きだした右手に全力を込めて、氷雪を放った]
[のだ、が]
(足りない…!)
[右手にかかる負荷の軽さに、自分の余力が少ないことを悟る。
生み出した吹雪で凍えさせるまでは出来るだろう。
でも、真っすぐに、スピードを増して突き進んでくるメレディスを止めるには、至らない]
……っ!!!
[蹴り飛ばされた右手の反動で、体も大きく後ろに揺らぐ。
何とか倒れない様にと踏み止まるも体勢は崩れたまま、手には得物も何も無い。
形成を立て直すには、時間も力も足りなかった]
[首元にぴたりと当てられたカードの感触と、耳に届いた音は恐らくは先ほど弾いたブーメランを受け止めたもの。
自分の手数を消費しても、メレディスの手札を失くすことが出来なかった以上]
……うん。
でも、まだ足りなかったな。
[>>95聞こえた声に返す言葉は、力不足を悔やむものだが決着はついたと認めるもの]
…参りました。
[この言葉で、戦いは終了となるか。
カードが首元から離れると、そのまま仰向けに倒れ込んで]
あー…疲れた。
[まず零したのは、素直な呟き。
それから今まで戦っていた相手を見上げて]
簡単に勝たせてはくれないだろうなって思ってたけど。
まさか兄ちゃんが直接来るなんて思ってなかった。
術も体術も敵わないんだって見せられたら、まだまだだなって思うしか無いじゃん。
[口に出す言葉は少し拗ねた響きだが、表情に浮かぶのは諦めじゃなく、闘争心]
記憶が戻った兄ちゃんに見て貰う時までに、今よりもっと強くなってみせるから。
その時はまた、全力で相手してくれる?
[今すぐにとは、言わないけれど。
あの約束をしたメレディスにも、自分を見て貰いたいと願った後]
…あれ?
そういやさっき、言ってたのって…
…兄ちゃん、俺のこと思い出したの?
[先ほど向けられた言葉を思い返して、疑問に浮かんだ事を問いかけた**]
― 『世界軸』下層・心の広間 ―
そうだね。
[奥の院で交わした会話を思い、決意を新たにし>>+22。
『深奥』に対する初撃を放つも]
ちっ……そのようだねぇ。
[ミリアムの予想>>+23に頷く。
狙いを隠したつもりはないが、それは動きを見た所で避けられまいと踏んでのこと。
しかし『深奥』は、恐らくこちらが動き出すよりも早く、攻撃を見切っていた。
ミリアムの術に対する反応もまた、それを裏付ける]
まったく……やり辛いったらありゃしないよ。
[直情的なのは鬼の性、それでも力で押し通るのが鬼族流のやり方である。
しかし、どうやら八竜は、それが通るほど甘い相手ではないようだ]
なるほどね。やってみよう。
[ミリアムの提案に頷き、両の手に2本ずつの苦無を構える。
手から離れた物を操るにはそれなりの集中力がいる。
"読まれにくい"不規則な動きを実現するには、この数が限界だった]
いくよ!
[投擲した4本の苦無を電撃が追う。
それらは上下左右に紫電の尾を引きながら、ジグザグに飛行し『深奥』へ迫る。
しかし――]
ダメだ!
[先のように一瞬で叩き落とされはしないものの、ここだ、と鱗の隙間や皮膜を狙い加速すれば、僅かな身動ぎで急所を逸らされる。
多少の傷や電撃は通れど、効果は薄いようだ]
――苦無は手から離れているから、動きそのものを読まれているわけではないはずだ。
[苦無を飛ばして竜を牽制しつつ、心の中で独り言めいた思案をする]
見てからかわせる距離でもない……。
心の龍……読まれているのは――
[縦横無尽に苦無を飛ばしながら、思案に耽る。
或いはそれすらも、心の龍には『読まれ』ていたのか。
不意に龍は咆哮と共に、翼を強く羽搏かせた。
そして鱗に当たる苦無をものともせず、急激に上昇する]
しまった!
[娘らしからぬ深い思索のせいか、一瞬反応が遅れた。
身を翻し円を描くように飛んだ『深奥』は、咄嗟に上方へ跳んだキアラの身をその動きの中で掻っ攫い、胴に巻き付いて締め上げようとする]
ああ……っ!
[呼吸もままならない状況に、浮かびかけていた答えはあっけなく霧散した*]
─ 『天聖の間』 ─
[「参りました」と、ユーリエが紡ぐ声>>102を聞いた後、彼女の首元に当てていたタロットを引き戻す。
ブーメランにしていたタロットも術を解き、カードホルダーへと戻していると、ユーリエが仰向けに倒れ込んでいた>>103]
はは、普段はやらないんだけどねー。
[メレディス自身が向かって来るとはやはり思っていなかったらしく、こちらを見上げてくるユーリエに苦笑めいた笑みを返す]
体術だなんて呼べるようなものでもないし。
[強いて言うなら、面倒な相手を往なして躱して姿を晦ますための小技と言ったところ。
今回は加速で足りない威力を補ったのだ]
僕は手癖が悪くてね。
本当は、これ使う予定だったんだけどねぇ。
[そう言ってパチンと指を鳴らすと、空中に固定していたタロットがはらりと落ち、その陰に添わせてあったトランプが高速の動きで一斉に降り下りてくる。
13枚のトランプが誰も居ない床へと鋭く突き刺さった。
遅れて「硬貨」のタロットがひらりと舞い落ちる]
君の真っ直ぐさを見てたら、
僕も正面切ってぶつかってみたくなったんだ。
[それが、仕掛けた隠し弾を使わなかった理由]
[また全力で>>104、と言われると口端を持ち上げて]
─── もちろん。
いつだって全力で受け止めてあげるよ。
[それがメレディスの望むことでもあるから。
否と言う理由はどこにもなかった]
うん?
[あれ、と疑問を抱いたユーリエ>>105が問いを投げかけてくる]
あー……思い出した、と言うか。
氷人族の郷で君が言うような約束をした、って言うのは思い出したんだけど…。
約束した相手がまだ靄がかってるような感じなんだ。
今までの話から君と約束した、って言うのは確実なはずなのに繋がらないと言うか。
ピースが上手く嵌らない感じ、って言うのかなぁ…。
[自分の状態が上手く表現出来なくて、どうにか伝えようと言葉を重ねる。
それを表すように、表情には困惑した色が浮かんでいた*]
― 『世界軸』上層・幽冥の間 ―
[命の虚竜は、自身を地面を繋ぎとめる蔦>>77に、いらだつ声を上げ、抜け出そうと身悶える。
キラキラとした光を纏いながら、少女は大槌を振りかぶり]
――沈めぇぇ!
[虚竜の柔らかい部分を打ち抜いた。
命の虚竜・幽冥は、こうして沈んだのであった*]
― 『世界軸』中層・奥の院 ―
疲れている……というか。
まあ、そういうのが一番正しいのだろうね。
とはいえ、これはこれで、いつもの事なんだ。
『柱』の交代の時期は、負荷が増えてしまうから……もう、慣れてしまったよ。
[疲れを指摘する言葉>>+12に、滲むのは苦笑]
ああ、八竜を全て退け、『柱』が再び揃えば一先ずの安定は保たれる。
そうすれば、今ぼくが受けている負荷は消えるから……そこは、大丈夫だよ。
今は、本来九人で分散するべきものを、一人で引き受けているから、色々と重いだけなんだ。
[安定が保たれた後も、もう一つなすべきはある。
言葉にせずともそれと察してくれた二人の様子>>+14 >>+17に、浮かぶのは笑み]
あはは……たまには身体を動かして発散しないとならない、というのもあるんだ。
普段は、『柱』の皆に実働を任せて、ぼくはここに残る事が多いからね。
均衡を保つためにも、大事な事なんだよ。
[下層の掃除に対する二人の反応>>+15 >>+18にも、軽く返す。
それでも、代えはいない、というミリアムの指摘は痛いほどによくわかっているから]
大丈夫。
……ぼくは、決してぼく自身を損なうような事はしないよ。
それは、大事な約束だからね。
[静かな、静かな声音でそう告げて。
下層へ向かう二人を送り出した。**]
― ちょっと前/『世界軸』上層・陽光の間 ―
『……きゅう』
[試練を終えた新たなる光に黄林檎を渡された仔竜は、何気に困っていた。>>2:245
持って帰るのは構わない。
言われた事の意味もわかる──まあ、自分は石の化身なので、食は必要なかったりするのだけれどそれはちょっと置いて]
『……きゅきゅー』
[どうやって持ちかえればいいの、とか。
そんな、ある意味単純な事で悩む事しばし。
仔竜はちょっとした裏技を使う事に決めた。
薄紫の光が散り、仔竜の体躯が少しだけ大きくなる。
命の属を持つが故の技──一時的な成長促進を利用して林檎を三つ、無事その手にした薄紫の竜は、その背の翼をひとつ羽ばたかせた後、その場から消え失せた。**]
― 『世界軸』上層・影輝の間 ―
逆鱗は不可蝕の龍鱗...お前が影の龍を撃った時、あいつが急に暴れ出したのは、弾丸がその逆鱗に当たったからだ。
龍族にとっては、時に命に関わる弱点でもある。
[ 首を傾げるクラリッサにそう説明する声は淡々と静かで、大分惜しかった、という言葉にも素直に頷く ]
[ やがて伏していた視線を上げて、空色の瞳が、再び男を捉え、笑みを浮かべる>>97]
(折れない、曲がらない、決して諦めない...誰よりも自由な......)
そうだな、やってみてもいいが...
[ どちらが速いか、やってみるか、と、負けん気も露わに投げられた言葉に、今度は男の方が目を伏せると、クラリッサの胸に向けていた穂先を下げ、くるりと半回転させて右脇に柄を挟む ]
だが、俺が逆鱗の事を教えた理由は、別だ。
[ 穂先を背後に向けて、攻撃の意図の無いことを示しながら、男は銃持つ娘の前に、片膝をついた ]
クラリッサ・パルティトウール、俺は、地の龍オズワルドは、お前にこの命を預ける。
[ 瞬時、銀の龍眼と、黄褐色の宝玉の煌めきが、空色を真っすぐに見つめ]
絆石の縁の為でも、世界を護る為でもない...
お前の折れない意志の輝きと、曇る事無い誇りの美しさ、その自由な魂と、共に在る事を、俺自身が望むから。
[ やがて、その瞼を、再びゆっくりと閉じ、龍は、静かに頭を下げた* ]
─ 『天聖の間』 ─
うわぁ…
やっぱ兄ちゃんのカードって、敵にすると厄介だな。
[全力注いだ結果の疲労で仰向けに倒れたまま、>>106その苦笑を見上げる。
普段はやらないんだけど、という前置きから続いた>>107種明かしは中々物騒で。
それを使われてたらもっと早く決着つけられてたろうな、と思うと同時。
>>108ぶつかってみたくなった、という言葉に嬉しさを感じたのは認めてくれたのかなと思うから。
>>109続けた願いにも、否無く頷いてくれたからその嬉しさはより深まった]
…そっか。
[でも、>>110次いで問いかけた答えを聞けば、思い当たる節に表情を少し曇らせる。
瞑目し、少しだけ呼吸を深く、繰り返した後開いた瞳を真っすぐメレディスへと向けて]
その理由は、多分俺だ。
あの時約束したのは、『俺』じゃなかったから。
『ユーリエ』じゃ、なくて。
『ユウ』なら、思い出せないか?
[今まで言えなかった名前を聞いて、記憶に触れるかどうか問いかけたその答えは、どんなものだったか。
答えが何であれ、深い話は試練を終えた後にしないかと願った後]
なぁ、兄ちゃん。
兄ちゃんは疲れてないか?
[問いかけの言葉は、自分より余裕に見えてはいたけれどメレディスも全力をかけて応じてくれたと思うから。
己程では無くても、疲れはあるだろうと見越してのもの]
ここまで持ってきた良いものって、トーマスさんが作ってくれた煮物と氷結水なんだけどさ。
二人で食べろってくれたから、移動する前にここで食べてっちゃおう。
郷の味付けとは違うから懐かしさは無いかもだけど、美味しいのは間違いないよ。
[正直まだ起き上がるのもきついけれど、いつまでも寝てる訳にもいかないしと身体を起こし。
半ば切れた右袖を引き割いて切傷の包帯代わりにしながら、戦闘に巻き込まない様階段手前に置いてきた籠を指さした後]
そこの竜っ仔も見届けてくれてありがとうな。
お前は煮物って食べれるか?
駄目なら、こっちの水飲んでいきなよ。
果汁の甘みだから飲ませちゃダメってのはないと思うし、冷たくて美味しいからさ。
[この場に控えて試練を見守っていた薄碧の仔竜にも一緒に食べないかと誘いをかけた]
[ここで食事をとるかどうかはともかく]
治癒も受けないとだけど。
一度下に戻らないと、服がやばいな。
[右袖は既に引き裂いた後だし、左袖もカードを受けてあちこち裂けてる状況だしと苦笑しながらメレディスを見上げた**]
― 『世界軸』上層・幽冥の間 ―
シルキー!?
[キラキラした光を身にまとい虚の竜へときつい一撃を食らわせるシルキー>>111]
天の使いのようだな。
[しらず感想のようなものを述べながら、のたうつように動く虚竜を締め上げるように蔦が絡み、次第に動かなくなり、幽冥は黒の滴となって消えた]
シルキー見事だったな。
[討伐を終えた余韻に浸り、相方をたたえるが]
投げ飛ばしてしまったが大丈夫か?
[咄嗟にやってしまったことに今更謝るのであった*]
[やはりキアラもやり難さを感じている模様。>>+26
だからと言って引き下がる、なんて選択肢は初めからないのだけれど。
4本の苦無がジグザグ軌道で心の龍へと迫る。
一瞬で叩き落されはしないものの、急所を狙ったと取れる一撃はことごとく最小限のダメージに抑えられてしまう。>>+27
息を呑んだ]
[思索にふける声が流れ込んでくる。
声は状況を分析し、一つの結論を導きだそうとしていた]
そっか、心の龍ってことが最初から答えに―――
! キアラ!
[ふいに心の龍が咆哮あげて両翼をはばたかせたのを見てとっさに名を呼んだ。>>+28
その声も、しかし、
彼女らしからぬ深い思索――その声は絆の石を通じて聞こえてきていた――から一瞬で引き戻すには至らず。
視界の先でキアラが動きだした心の龍から逃げきれず身をかっさらわれるのを見る]
キアラっ! そいつは―――
[言いかけた声を途中で飲み込んで胸元に手を当てる。
せめてもの対抗策にと声なき声に切り替える]
そいつは私達の心を読んでる!
簡単な話だったみたいだねえ、何せ心の龍だし。
だったらいっそ読めようと関係ないすっごく近い距離から一撃喰らわせた方が……
[だが、危険にさらされている状態のキアラにそれが可能なのか]
― 『世界軸』上層・影輝の間 ―
……別の、理由?
[思わず投げた突っ込みに返されたのは、予想外の言葉。>>115
勿論、理由もなく己が弱点を教えるはずはないから、何かしらあるんだろう、とは思っていたが。
槍の穂先を返す様子に戸惑いつつ、膝をつく動きを空色で追って]
……ふにぇぃ?
[命を預ける、と。
告げられた言葉>>116に、最初に上がったのは惚けた声だった]
え……え?
ちょ、ちょとちょっと???
[ちょっと待て何言いだすんだ、と。
言いかけた突っ込みは、続けられた言葉>>117に途切れて。
空色はしばしぽかん、と頭を下げたオズワルドを見つめていた]
……まい、った、なぁ。
なんで、きみは、そう。
ボクにとっての『あり得ない』を容易くやってくれるのさ。
[間を置いて、ため息と共に零れ落ちたのは、ぼやくような言葉]
大体、きみはボクを持ち上げ過ぎだ。
ボクよりも遥かに大きくて、力強くて。
物凄く、強い意志を持ってて……そも、ボクが並び立てるような存在じゃないだろうに。
……知っての通り、ボクの身体は自然なものじゃない。
『機』の力を直接身に宿した……ある意味では、摂理を捻じ曲げた異端の存在だよ。
自然を象徴するような存在の……龍の命を預けられるに足るとは、自分ではちょっと思えないんだけど。
[僅かに目を伏せ、ぽつりと告げる様子は、珍しくも自信なさげで。
何事か、迷うような気配も色濃く漂う。
命を預ける、魂と共に在る。
そんな言葉に安易に応じてはならない、と思ってしまうのは、そこに籠もるものの重さを知るが故。*]
……そもそも、だね。
ボクは、きみにとって、『何』なんだい?
[絆石の縁が関わりないと言うならば。
余計にそこがわからない。*]
― 『世界軸』上層・天聖の間の仔竜 ―
『……きゃう?』
[試練の成り行きを見守っていた薄碧の仔竜は、不意の呼びかけ>>122に惚けた声を上げた]
『きゃう……きゃうう』
[基本的に、石の化身たる仔竜たちは食を必要としない。
ついでにいうと、自分だけもらうのはちょっと、ちょっと、とか。
色々と、思う所があるから、ふるる、と首を横に振る]
『……きゃう』
[それから、小さく付け加えた鳴き声は。
『せっかくだけど、ごめんね?』と伝えたい、そんな気持ちを響きに滲ませていた。**]
[ミリアムが名を呼ぶ声>>+30は意識を引き戻す手助けにはなれど、龍からの回避には間に合わず。
キアラの身は龍に巻き取られ、その足は宙に浮いた。
息苦しさに暗転しかける意識を、こちらに届く声なき声で必死に保つ]
そ、うだ……心が……
心の、龍、だから……
[ミリアムの声にどうにか答えようとするけれど、明滅する意識によりその思考は散り散りになる]
も、少しで……掴めそう、なのに……。
[抜け出そうともがいているのは、体か、心か。
――キアラの左耳の黒曜石が、光を吸い込んだようにその昏さを増したのは、その時だった]
[体が訴える苦痛から切り離されたように、一瞬思考がクリアになる。
それは月闇の絆石――感情と静けさを司る石の恩恵か。
何者にも干渉されない、心の龍すら入り込めない会話が、その一瞬の内に交わされる]
その通りだ。
でもこのデカブツの鱗を通すには、アタシ一人の力じゃ足りない。
――雷が何処で生まれるかは知っているね?
うん!がんばったよー!
[にこー、と笑顔で答えた後、トーマスの謝罪>>125に]
あ!あれね!
びっくりしたよー。
飛べるあたしだったからよかったけど、他の人にやったらダメだからね?
[怒るよりも注意が先に来るあたり、なんともはやである*]
― 『世界軸』上層・影輝の間 ―
有り得ない...か?
[ クラリッサの零したぼやくような声に>>129頭を上げてオズワルドは首を傾げる ]
容易いわけじゃなかったぞ。これでも結構勇気を振り絞ってる。
[ そんなことを全くの真顔で言うのは、相変わらずと思われたか ]
持ち上げ過ぎも何も、正直に感じたままを言っただけだ。
それは確かに、お前は俺より小さくて、膂力は弱い。
だが意志の強さでは負けてないだろうに。
それに、俺に傷をつけたのは、この世の生き物の中でお前だけだ。
[ 男としては、虚竜は生き物に数えていないから、そう言って ]
そんなお前が、俺と並び立てないなんてことは、それこそ『有り得ない』
[ 更に、きっぱりと言い切ってから、普段は見せないクラリッサの表情>>130に、目を瞬かせた ]
『機』の力が自然じゃないなんてことはないだろう?
お前の足も、その銃も、自然の中から産まれた鉱石や、火薬のエネルギーを練り上げ、組み上げたものだ。
自然の中から、力を取り出し、その力を借りる...精霊術や魔法と、やり方は違っても、同じ術だと俺には見える。
[ どこまでも素直な声音は、詭弁でも何でも無く、男が、本気でそう思っている証拠とは伝わるか ]
龍は確かに、生まれつきの力が強いから、それ以上を求める事の少ない種だ。だが、それは停滞と、命の澱みにも繋がる。
そんな古き種の対極に、お前やお前の故郷の者達のような、現状に留まる事を良しとしない、常に新しい可能性を探し、産み出し続ける新しき種が居る事こそが自然の摂理そのものじゃないか?
[ そして、対極であるからこそ、尚強く、惹かれたのだろう、と、男は、そうも感じている* ]
わかっているぞ。ただなんというか…相当キラキラしておったからな。
なかなかに格好良かったぞ!
[女性に対してどうなのかというほめ言葉だが気にせずに、親指を立てて見せる]
俺にとっての、お前、か?
[ 心に落とされた問いに、男は暫し、言葉を選ぶように、沈黙して ]
この世で一番大切なもの、だな。
[ 返したのはやはり、素直な答え、と、 ]
俗に言っていいなら、惚れた女だ。
[ するりと、そんな台詞を付け加えたのは、そろそろ色々誤摩化し辛くなってきたからに他ならない* ]
悪い悪い。だがシルキーだからこそ投げ飛ばしただけで、他の奴ならば突き飛ばしていたぞ
[それはそれでどうなのか。っていう返答で注意されたことについては一応の言い訳を一つ。]
だが、無事に勝ててよかったな。食事と筋肉の勝利だ!
…と、…今までの流れだと、このあたりでまた門ができたり、休憩に入ったりだろうが…今回はどちらだろうな。ひとまず戻るか?
[連絡も来れば方針も決まるが、ひとまずの提案を口にした*]
─ 『天聖の間』 ─
ま、これで渡り歩いて来たからねぇ。
[厄介>>118と言われて小さく肩を竦める。
商売道具であり、命を預けてきたもの。
一番手に馴染んでいるものでもあった]
[問いの答えを聞いて、表情を少し曇らせるユーリエ>>119を見て、緩く瞳を瞬く。
彼女が間を整えるのを黙って見詰めた後、こちらを真っ直ぐ見遣る瞳を正面から受け止めた]
───── え?
[思い出せない部分の理由は自分だと、『ユウ』と言う名を出して来たユーリエ>>120に目を丸くする。
それを聞いた途端、頭の中でカチリとピースが嵌り、判然としない記憶にかかっていた靄がさぁっと溶けていった。
記憶に現れたのは、ユーリエに似た顔立ちの男の子]
………ん? …あれ?
[記憶にある『ユウ』は男の子であり、『ユーリエ』は女性。
けれどどちらも氷人族の長の子で、と。
記憶が戻ったはずなのにぐるぐると頭の中が混乱している。
それを見かねてか、それとも別の理由でか。
ユーリエが話は試練を終えた後に、と提案して来たのにひとまず乗ることにした。
このままでは頭が混乱したまま使い物にならなくなる]
そりゃあ疲れてるさ。
滅多にやらないこともしたしね。
[問いかけ>>121に返すのは笑い混じりの肩竦め。
ユーリエのように横になってはいないが、結構、立っているのがやっとだった。
単にそれを表に出さないだけのこと。
対決した時についた氷だってまだ残っている]
さっき言ってたのはそれか。
そりゃあ良い、ありがたく頂くとしよう。
[トーマス謹製の料理とあれば、断る理由等ない。
身を起こすユーリエ>>122に、必要ならば手を貸し、傷の手当をしている間にその籠を拾いに行く。
仔竜とユーリエのやり取りは口を挟まず見守って、遠慮するような仔竜の様子>>131には、ぽふぽふと頭を撫でておいた]
そうだね、休憩してから戻ろう。
僕も背中が結構……。
[切り傷は無いが、打撲その他が多い。
休憩するのだから、と料理はここで食べていくのを提案し、体力を回復させてから戻ることに*]
[女子として見られてないな、と思いながら]
ご飯と連携のしょーり!
一回、戻ろ?
何かあったら怖いしさ。
[と、提案>>137に返して中層へ向かおうと*]
― 『世界軸』上層・影輝の間 ―
……あり得ないんだよ、ボクにとっては。
今まで、そんな事言われた事一度もないんだから……。
[首を傾げながらの返答>>133に、はふ、とひとつ息を吐く。
真顔で言われた言葉には、どこまでも素だよね、なんて逃避込みの思考が過ったりもしたが]
……ふぇ?
そー……なの?
[自分の中でも虚竜は生物カウントされてないから、傷をつけた事がない、という言葉に惚けた声を上げる。
更にきっぱり言い切られ>>134、伏していた目を僅かに上げた]
…………。
[『機』の属と、それを宿す者が創り出すものを自然、と認める言葉。
素直な声音が綴るそれは、すとん、と内に落ちる。
古き種と新しき種、対極にあるもの。
対極だからこそ、対となった、と言われると、それはそれで納得できて。
そこに、更にひとつ、密やかに要素が積み上げられ]
……ふぇ?
[ぽそりと投げた問い。
それに返ったのは、物凄く素直な答え]
あ、え、と。
…………え?
[今何聞いた、何言われた!?
そんな困惑を宿したコエが零れて落ちる]
大切、って…………ていうか、惚れた……て。
……ぁぅ。
[一生言われる事はない、と思っていた類の言葉をさらっと言われて、困惑が先に立つ]
ぁー……もう。
だからなんでそーやって。
こっちの予想を簡単に踏み越えてくるのっ……!
[想定外だ。色々想定外過ぎる。
言われた事も想定外だけれど]
……嬉しいじゃないか、ばぁか。
[そんな言葉がするっと出てきた自分にもちょっと──いや、かなり驚いた]
……あー……ちょ、ごめ。
真面目な話なのに、ごめん……。
頭、オーバーヒートしてきた。
[それだけ告げて、ば、と膝に顔を伏せた。
ちょっとこれ無理、言葉が出せない。
そうやっていると、オーバーヒートしているのが頭だけじゃないのもわかって。
あ、なんかもうこれ色々ダメだ、と。
過ったのは、そんな思考。*]
お、おう
[ほんのりとジト目>>138で見られて気まずくなった。親指をたてた手を彷徨わせて、まいったなと後頭部をかく。女性の心は難しい。世代の差以外のものだろう。]
そうだな。戻るか
[気まずい空気を追い払うためにも!さていこう。とシルキー>>145と中層へと向かった*]
[龍の胴体に巻きつかれもがくキアラに手は届かない。>>+31
ただ、途切れそうな意識を保とうとしているのが声なき声によってわかるばかり。
祈るような気持ちでこの状況を抜け出す手立てについて思いをめぐらせる最中、
キアラの左耳で揺れる絆石が、その昏さを増したのを見た。>>+32
目を落とせばミリアムの胸元でも同じ現象が起こっていた]
……!
[急に淀みないものとして聞こえ始めたキアラの声。
絆石――黒曜石の色合いを思わせるように静かに、静かに、
二人の心の裡だけに響いていく]
そりゃあもちろん知ってるけれど……、
[できるんだろうか、という心の葛藤は、
続く言葉によってあっさりと吹き飛んだ]
[絆石が力を発揮した、その一瞬に手立ては決まった]
―――力をここに。
[杖を振っていくたびに広間の天井辺り、龍の頭上付近をほぼ中心として、
ミリアムが水を元に生みだそうとしているものが形を為していく。
それは雲。雨を降らせる灰色の雲。
時に雷をも降らせることのできる代物。
いくら心が読めたところで、広間全部を雲に覆ってしまえば、
逃げ場なんてどこにもあるまい]
― 『世界軸』中層・奥の院 ―
……ん。
[それは、残る二つの試練と、八竜の討伐が終わった頃。
奥の院で気を正していた神子は小さく声を上げた]
……影輝と天聖も新たとなり、虚無の八竜も退けられた、か。
[漏らす呟きには、僅かながらの安堵が混じる。
神子はひとつ息を吐くと、風を揺らして声を運んだ]
[これだけの――大波よりもさらに大規模な魔法を可能にしたのも絆石のおかげだろうか。
感情の乱れをしずめて、その結果集中力を高めてくれたか。
ともあれ、十分な雲の展開を見た直後、
杖を真っ直ぐに心の龍に向けて、叫ぶ]
―――今よ、やっちゃってっ!!
……『柱』たる皆へ。
試練の完了と、八竜の討伐を確認した……これで、一先ずの安定は保たれる。
[静かな口調でそこまで告げた所で、神子は一度、言葉を切る]
だが……これで全てが終了するわけじゃないんだ。
最後の最後に、一番大事な仕上げが待っている。
それを果たすために……休息を取ったら、メレディス殿とユーリエ殿……天聖の『柱』たる二人も、下層へ向かってほしい。
残る四人は、上層へ。
そこで、安定を揺るがす最後の障害を──『虚無』を、討伐してほしい。
……『虚無』を祓い、その浸食を押し止める事が、『柱』の最も重要なる役目。
それを為して初めて、『継承』はなされる。
……最初の務めが最難関、というのも何だけど……どうか、皆の力を貸してほしい。
この世界を保ち、新たなる螺旋を築くために……!
[真摯な声音の言葉と共に、ふわりと巡るは、癒しの風。*]
[ 男はどこまでも、自分に正直に心を伝えた。...が、本人もとい龍としても、これは初めての経験だった ]
(......親父の気持ちがようやく解ったな......)
[ 龍の身で、人の娘を妻にするために『命懸けで求婚した』と言った先代に、しみじみと共感したのも、仕方がないところ ]
......嫌がられたらどうしようかと思ったぜ。
[ どうやら、気持ちは違わず受け止められ、受け入れもされたらしいと、解って、心底から安堵の吐息をついた ]
/*
雨降らすは村中だっけちらっと考えてたけど
その前提の雲湧かすまでには至らねえ私の馬鹿ー!
(相棒の発言見てめっちゃ納得したやつ)
しかしあかつきさん的認識では反動来るほど無茶い
― 『天聖の間』 ―
[>>140こちらが明かした名前に返る表情は一瞬。
>>141すぐに困惑に変わったのを見て、やっぱり混乱するよな、と内心で謝った後]
兄ちゃんに言ってないことがあるって言ってただろ、俺。
後でちゃんと理由も説明するから、今はこれだけで終わらせてくんないかな。
[いきなり言われても理解が追い付かないのは、身をもって解っているから。
一旦仕切り直して、落ち着いた所で話をしようと提案した後]
― 『天聖の間』 ―
[>>140こちらが明かした名前に返る表情は一瞬。
>>141すぐに困惑に変わったのを見て、やっぱり混乱するよな、と内心で謝った後]
兄ちゃんに言ってないことがあるって言ってただろ、俺。
後でちゃんと理由も説明するから、今はこれだけで終わらせてくんないかな。
[いきなり言われても理解が追い付かないのは、身をもって解っているから。
一旦仕切り直して、落ち着いた所で話をしようと提案した後]
/*
しかしこう、なんというか……うん。
あっちでああいうやり取りしながらこういう業務連絡淡々と落としてると、KY感が物凄いんですけどwwwwww
― 『世界軸』上層・影輝の間 ―
...て、おい、大丈夫か?
[ いろんな意味でオーバーヒートしたらしい、クラリッサの様子に>>148男が慌てて立ち上がり、歩み寄ったのと相前後して、神子の声と癒やしの風が煌めく宝石の星空の下に届く>>152 ]
やっぱりな...
[ 最後の難関、と、神子の言った『虚』との戦いは、男には予測済のものだったから、そこに動じる事は無く ]
早く戻ってメンテナンスした方がいいな。
運ぶぞ?
[ そう宣言すると、拒否権など無いと言わんばかりに、さっさとクラリッサの小柄な身体を横抱きにする ]
見届け御苦労だったな。神子殿には、全力もって『虚』は防いでみせる、と伝えてくれ。
[ そのまま歩き出しながら、その場に控えていた薄紫の仔竜に声をかけて、中層へと続く階段に向かう* ]
[心すら覆いつくす闇の裡に、二人の絆という確かなものが存在する。
今やその感覚だけが、キアラの意識を保つ最後の一点だった]
――すごいよ、ミリアム。
[杖の一振りごとに龍の頭上を、灰色の雲が覆っていく。
出来るかどうかもわからない、ただ信じて託すしか出来なかったことを、相手はやってのけた。
治癒術を主体とするミリアムには、未知の領域の術だったろうに]
ありがとう。これでやれなきゃ――
赤鬼の名が廃るってもんよ!!
[鬼は畏れられる者、いつだって破壊と恐怖の化身だった。
時折は疎ましく思ったその汚名を、今は龍を倒す力に変えてみせる]
轟け、積乱の雷鳴!!
[絆がくれた力を全身に籠めて、力の限り叫ぶ。
それに応えるように頭上の雲は目映く輝き、そして轟音と共に幾筋もの雷を、『深奥』へ向けて降らせた*]
[>>142疲れていると肯定が返った後、食事と休憩の申し出にも是が返り。
申し訳ないが籠は取ってきてもらうのに甘え、簡易な手当てを済ませ。
仔竜に呼び掛けたのは、こっちだけ食べるのは悪いなと思ったから。
仲間への遠慮とか、そもそも食を必要としないなど思わず、ただ申し訳なさそうな様子に食べられないのかな、と判断して]
ううん、こっちこそ困らせちゃってごめんな。
[そう言って謝った後、食事を取って。
神子の声は、その最中に届いたか*]
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