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― 『世界軸』中層・奥の院 ―
[儀式の間に残した光の輪。>>2:216
それに触れて訪れた者たちに、神子は笑みを向ける。
もっとも、その笑みはどことなく疲れているようにも見えるだろうが]
……試練、お疲れ様……というのも、どうかな、とは思うけれど。
良き形で乗り越えてくれた事に、心から感謝する。
[最初に告げるのは、礼の言葉。
それからひとつ、息を吐いて]
色々と、言いたい事もあるだろうけれど……まずは、状況を正す事を優先させてほしい。
残る八竜の一、心の『深奥』が、下層にいる。
……彼の竜の討伐、それをきみたちに託したい。
八竜の全てを退けたなら、『世界軸』は安定する。
……もっとも、そこで安心するわけにはいかないけれどね。
[その先にまだ何かある、と。
そう言いだけな口調で告げた後、神子は一度は閉ざした門を再び開封して]
この門を通れば、下層に辿りつく。
こちらとの行き来は、基本的にぼくと、ぼくの承認を受けたものにしか赦されていない。
上に比べると妖魔の数も多いが、先ほど軽く掃除をしておいたから、少しは進みやすいと思うよ。
……どうか、気をつけて。
[静かに告げる最後に、祈るような口調でそう付け加える。
瞳にあるのは、進むものを案ずるいろ。**]
― 『世界軸』中層・奥の院 ―
疲れている……というか。
まあ、そういうのが一番正しいのだろうね。
とはいえ、これはこれで、いつもの事なんだ。
『柱』の交代の時期は、負荷が増えてしまうから……もう、慣れてしまったよ。
[疲れを指摘する言葉>>+12に、滲むのは苦笑]
ああ、八竜を全て退け、『柱』が再び揃えば一先ずの安定は保たれる。
そうすれば、今ぼくが受けている負荷は消えるから……そこは、大丈夫だよ。
今は、本来九人で分散するべきものを、一人で引き受けているから、色々と重いだけなんだ。
[安定が保たれた後も、もう一つなすべきはある。
言葉にせずともそれと察してくれた二人の様子>>+14 >>+17に、浮かぶのは笑み]
あはは……たまには身体を動かして発散しないとならない、というのもあるんだ。
普段は、『柱』の皆に実働を任せて、ぼくはここに残る事が多いからね。
均衡を保つためにも、大事な事なんだよ。
[下層の掃除に対する二人の反応>>+15 >>+18にも、軽く返す。
それでも、代えはいない、というミリアムの指摘は痛いほどによくわかっているから]
大丈夫。
……ぼくは、決してぼく自身を損なうような事はしないよ。
それは、大事な約束だからね。
[静かな、静かな声音でそう告げて。
下層へ向かう二人を送り出した。**]
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