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……まい、った、なぁ。
なんで、きみは、そう。
ボクにとっての『あり得ない』を容易くやってくれるのさ。
[間を置いて、ため息と共に零れ落ちたのは、ぼやくような言葉]
大体、きみはボクを持ち上げ過ぎだ。
ボクよりも遥かに大きくて、力強くて。
物凄く、強い意志を持ってて……そも、ボクが並び立てるような存在じゃないだろうに。
……知っての通り、ボクの身体は自然なものじゃない。
『機』の力を直接身に宿した……ある意味では、摂理を捻じ曲げた異端の存在だよ。
自然を象徴するような存在の……龍の命を預けられるに足るとは、自分ではちょっと思えないんだけど。
[僅かに目を伏せ、ぽつりと告げる様子は、珍しくも自信なさげで。
何事か、迷うような気配も色濃く漂う。
命を預ける、魂と共に在る。
そんな言葉に安易に応じてはならない、と思ってしまうのは、そこに籠もるものの重さを知るが故。*]
……そもそも、だね。
ボクは、きみにとって、『何』なんだい?
[絆石の縁が関わりないと言うならば。
余計にそこがわからない。*]
― 『世界軸』上層・天聖の間の仔竜 ―
『……きゃう?』
[試練の成り行きを見守っていた薄碧の仔竜は、不意の呼びかけ>>122に惚けた声を上げた]
『きゃう……きゃうう』
[基本的に、石の化身たる仔竜たちは食を必要としない。
ついでにいうと、自分だけもらうのはちょっと、ちょっと、とか。
色々と、思う所があるから、ふるる、と首を横に振る]
『……きゃう』
[それから、小さく付け加えた鳴き声は。
『せっかくだけど、ごめんね?』と伝えたい、そんな気持ちを響きに滲ませていた。**]
[ミリアムが名を呼ぶ声>>+30は意識を引き戻す手助けにはなれど、龍からの回避には間に合わず。
キアラの身は龍に巻き取られ、その足は宙に浮いた。
息苦しさに暗転しかける意識を、こちらに届く声なき声で必死に保つ]
そ、うだ……心が……
心の、龍、だから……
[ミリアムの声にどうにか答えようとするけれど、明滅する意識によりその思考は散り散りになる]
も、少しで……掴めそう、なのに……。
[抜け出そうともがいているのは、体か、心か。
――キアラの左耳の黒曜石が、光を吸い込んだようにその昏さを増したのは、その時だった]
[体が訴える苦痛から切り離されたように、一瞬思考がクリアになる。
それは月闇の絆石――感情と静けさを司る石の恩恵か。
何者にも干渉されない、心の龍すら入り込めない会話が、その一瞬の内に交わされる]
その通りだ。
でもこのデカブツの鱗を通すには、アタシ一人の力じゃ足りない。
――雷が何処で生まれるかは知っているね?
うん!がんばったよー!
[にこー、と笑顔で答えた後、トーマスの謝罪>>125に]
あ!あれね!
びっくりしたよー。
飛べるあたしだったからよかったけど、他の人にやったらダメだからね?
[怒るよりも注意が先に来るあたり、なんともはやである*]
― 『世界軸』上層・影輝の間 ―
有り得ない...か?
[ クラリッサの零したぼやくような声に>>129頭を上げてオズワルドは首を傾げる ]
容易いわけじゃなかったぞ。これでも結構勇気を振り絞ってる。
[ そんなことを全くの真顔で言うのは、相変わらずと思われたか ]
持ち上げ過ぎも何も、正直に感じたままを言っただけだ。
それは確かに、お前は俺より小さくて、膂力は弱い。
だが意志の強さでは負けてないだろうに。
それに、俺に傷をつけたのは、この世の生き物の中でお前だけだ。
[ 男としては、虚竜は生き物に数えていないから、そう言って ]
そんなお前が、俺と並び立てないなんてことは、それこそ『有り得ない』
[ 更に、きっぱりと言い切ってから、普段は見せないクラリッサの表情>>130に、目を瞬かせた ]
『機』の力が自然じゃないなんてことはないだろう?
お前の足も、その銃も、自然の中から産まれた鉱石や、火薬のエネルギーを練り上げ、組み上げたものだ。
自然の中から、力を取り出し、その力を借りる...精霊術や魔法と、やり方は違っても、同じ術だと俺には見える。
[ どこまでも素直な声音は、詭弁でも何でも無く、男が、本気でそう思っている証拠とは伝わるか ]
龍は確かに、生まれつきの力が強いから、それ以上を求める事の少ない種だ。だが、それは停滞と、命の澱みにも繋がる。
そんな古き種の対極に、お前やお前の故郷の者達のような、現状に留まる事を良しとしない、常に新しい可能性を探し、産み出し続ける新しき種が居る事こそが自然の摂理そのものじゃないか?
[ そして、対極であるからこそ、尚強く、惹かれたのだろう、と、男は、そうも感じている* ]
わかっているぞ。ただなんというか…相当キラキラしておったからな。
なかなかに格好良かったぞ!
[女性に対してどうなのかというほめ言葉だが気にせずに、親指を立てて見せる]
俺にとっての、お前、か?
[ 心に落とされた問いに、男は暫し、言葉を選ぶように、沈黙して ]
この世で一番大切なもの、だな。
[ 返したのはやはり、素直な答え、と、 ]
俗に言っていいなら、惚れた女だ。
[ するりと、そんな台詞を付け加えたのは、そろそろ色々誤摩化し辛くなってきたからに他ならない* ]
悪い悪い。だがシルキーだからこそ投げ飛ばしただけで、他の奴ならば突き飛ばしていたぞ
[それはそれでどうなのか。っていう返答で注意されたことについては一応の言い訳を一つ。]
だが、無事に勝ててよかったな。食事と筋肉の勝利だ!
…と、…今までの流れだと、このあたりでまた門ができたり、休憩に入ったりだろうが…今回はどちらだろうな。ひとまず戻るか?
[連絡も来れば方針も決まるが、ひとまずの提案を口にした*]
─ 『天聖の間』 ─
ま、これで渡り歩いて来たからねぇ。
[厄介>>118と言われて小さく肩を竦める。
商売道具であり、命を預けてきたもの。
一番手に馴染んでいるものでもあった]
[問いの答えを聞いて、表情を少し曇らせるユーリエ>>119を見て、緩く瞳を瞬く。
彼女が間を整えるのを黙って見詰めた後、こちらを真っ直ぐ見遣る瞳を正面から受け止めた]
───── え?
[思い出せない部分の理由は自分だと、『ユウ』と言う名を出して来たユーリエ>>120に目を丸くする。
それを聞いた途端、頭の中でカチリとピースが嵌り、判然としない記憶にかかっていた靄がさぁっと溶けていった。
記憶に現れたのは、ユーリエに似た顔立ちの男の子]
………ん? …あれ?
[記憶にある『ユウ』は男の子であり、『ユーリエ』は女性。
けれどどちらも氷人族の長の子で、と。
記憶が戻ったはずなのにぐるぐると頭の中が混乱している。
それを見かねてか、それとも別の理由でか。
ユーリエが話は試練を終えた後に、と提案して来たのにひとまず乗ることにした。
このままでは頭が混乱したまま使い物にならなくなる]
そりゃあ疲れてるさ。
滅多にやらないこともしたしね。
[問いかけ>>121に返すのは笑い混じりの肩竦め。
ユーリエのように横になってはいないが、結構、立っているのがやっとだった。
単にそれを表に出さないだけのこと。
対決した時についた氷だってまだ残っている]
さっき言ってたのはそれか。
そりゃあ良い、ありがたく頂くとしよう。
[トーマス謹製の料理とあれば、断る理由等ない。
身を起こすユーリエ>>122に、必要ならば手を貸し、傷の手当をしている間にその籠を拾いに行く。
仔竜とユーリエのやり取りは口を挟まず見守って、遠慮するような仔竜の様子>>131には、ぽふぽふと頭を撫でておいた]
そうだね、休憩してから戻ろう。
僕も背中が結構……。
[切り傷は無いが、打撲その他が多い。
休憩するのだから、と料理はここで食べていくのを提案し、体力を回復させてから戻ることに*]
[女子として見られてないな、と思いながら]
ご飯と連携のしょーり!
一回、戻ろ?
何かあったら怖いしさ。
[と、提案>>137に返して中層へ向かおうと*]
― 『世界軸』上層・影輝の間 ―
……あり得ないんだよ、ボクにとっては。
今まで、そんな事言われた事一度もないんだから……。
[首を傾げながらの返答>>133に、はふ、とひとつ息を吐く。
真顔で言われた言葉には、どこまでも素だよね、なんて逃避込みの思考が過ったりもしたが]
……ふぇ?
そー……なの?
[自分の中でも虚竜は生物カウントされてないから、傷をつけた事がない、という言葉に惚けた声を上げる。
更にきっぱり言い切られ>>134、伏していた目を僅かに上げた]
…………。
[『機』の属と、それを宿す者が創り出すものを自然、と認める言葉。
素直な声音が綴るそれは、すとん、と内に落ちる。
古き種と新しき種、対極にあるもの。
対極だからこそ、対となった、と言われると、それはそれで納得できて。
そこに、更にひとつ、密やかに要素が積み上げられ]
……ふぇ?
[ぽそりと投げた問い。
それに返ったのは、物凄く素直な答え]
あ、え、と。
…………え?
[今何聞いた、何言われた!?
そんな困惑を宿したコエが零れて落ちる]
大切、って…………ていうか、惚れた……て。
……ぁぅ。
[一生言われる事はない、と思っていた類の言葉をさらっと言われて、困惑が先に立つ]
ぁー……もう。
だからなんでそーやって。
こっちの予想を簡単に踏み越えてくるのっ……!
[想定外だ。色々想定外過ぎる。
言われた事も想定外だけれど]
……嬉しいじゃないか、ばぁか。
[そんな言葉がするっと出てきた自分にもちょっと──いや、かなり驚いた]
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